手寅「今日も社会科見学ですか?」 望「いえ 個人的に落語鑑賞を」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:01:52.71 ID:tnZG3+P+0

木胡桃「おあとがよろしいようで」

パチパチパチパチ



ガラッ

木胡桃「ねぇみんな!きな粉とあんこどっちが好ハックショイ!!」ズズッ

魔梨威「つまんねー事聞ックショイ!!」ズビズバ

丸京「ホコリ舞い過ぎだックショイ!!」ズルズルッ

苦来「目が……目が…!!ックション…!」ジュルルル

木胡桃「なんですかコレは!?」ズルズル

手寅「あーゴメンねー……」

手寅「キグちゃんが行った後 みんなで掃除始めたんだけど…かなーり汚れてたみたい…」

魔梨威「だばら何べおばえば平気ばんばよ!!」ズビズバー



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:02:24.97 ID:tnZG3+P+0

木胡桃「どーして窓開けてないんですかー!!」ガラッ

丸京「や…やめろ!キグ!!!」ズルズル

もわっさぁぁぁああああ

苦来「花粉が!花粉がー!!!」ジュルルル

木胡桃「ひぃー!!」ズズッ

魔梨威「ダーッショイ!!ダーッショイ!!!!」ズビズバ

手寅「今年は特に酷いわねぇ」

魔梨威「ぼんびばぼぼ びっべんばべぇびょ!!!」ズビズバ

ガラッ

望「『呑気なこと 言ってんじゃねぇよ』ですかね」ますくっ

手寅「貴方はいつぞやの」

望「お久しぶりです」

苦来「やけに早い登場ですね」ジュルルル



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:03:03.68 ID:tnZG3+P+0

手寅「今日も社会科見学ですか?」

望「いえ 個人的に落語鑑賞を」

魔梨威「うばびばべでばなびぶぶべゔぇんばびょ!!」ズビズバ

ガラッ

あびる「『二人だけで話進めんなよ』ですかね」ますくっ

手寅「あら 貴女もいつぞやの」

あびる「はい 私も個人的に」

丸京「もうそのくだり良いだろ!!」ズルズル

魔梨威「ばんべぼばべばバスクびべんばぼ!!!」ズビズバ

ガラッ

奈美「『なんでお前らマスクして」

丸京「もう喋るな!!」ずばきっ

魔梨威「びゃー!!!」

奈美「あぁ…私のセリフ……」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:03:36.23 ID:tnZG3+P+0

望「それにしても困りましたねぇ…」

魔梨威「ダーッショイ!!!!」ズビズバ

手寅「これじゃ話が……」

苦来「チーンッ!!」ズズッ

まとい「進みませんねぇ…」

望「居たんですか」

まとい「ずっと……」

ガラッ

晴美「大変です先生!!」

望「藤吉さん どうしたんですか慌てて」

晴美「千里が……千里が大掃除に来ます!!!」

あびる「ナイスタイミング」

望「これで話を進められそうですね」

ガラッ

千里「お掃除に参りましたー。」



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:04:14.63 ID:tnZG3+P+0

テキパキ テキパキ 

丸京「おぉ…!!こいつぁ凄い!」ズルズル

ブオーー ブオーー

苦来「無駄の無い掃除機操作…!!」ジュルルル

ポイッ ポイッ ギュッギュッ

木胡桃「完璧なゴミの分別…!!」ズズッ

千里「ハイ、お終い。」

しゃらんら~

魔梨威「あっという間に楽屋が清潔空間に!!………ハッ!!」

木胡桃「鼻水が止まってるー!!」

手寅「わぁ…凄いわね!」

苦来「こんな素晴らしい掃除テクニック初めて見た…」

千里「え?そ、そんな、私はいつも通りに掃除をしただけで……」てれり

丸京「いやいや これは凄い!よっ!救世主!!」

晴美「……千里が珍しく褒められている」



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:04:44.22 ID:tnZG3+P+0

スゴーイ ヤルゥー カッコイー

千里「えっ、ちょ、ちょっと…」ドキドキ

魔梨威「どうすればそんな風に出来るのか 教えておくれよ!」

手寅「今後の参考に ぜひ!」

千里「え、あの、私はいつも通り…」

ワイノ ワイノ キャッキャ キャー

晴美「らしくないなぁ……」

望「………」

奈美「あれ?千里ちゃん見つめてどうしたんですか?」

奈美「もしかして先生……ホの字?」

あびる「奈美ちゃん古い」

望「今の木津さんを見ていて思ったのですが………」


望「皆さんも カバー力を上げてみたら如何ですか?」



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:05:20.17 ID:tnZG3+P+0

苦来「かばーりょく?」

魔梨威「なんだい?そりゃ」

望「自分の短所を長所でカバーする力の事です」

手寅「でも…それって普通の事じゃない?」

望「確かに…人間みな一長一短……短所をカバーした所で大した評価は受けません」

望「しかし先ほどの木津さんの持ち上げられっぷりを見たでしょう!!」

望「あれはたんなる長所ではありません!!」

望「長所を超えた長所……つまり!!」


望「【超所】です!!」


魔梨威「つまんねーこと言うなよ!!」べべん

奈美「おー伝統芸」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:05:54.88 ID:tnZG3+P+0

まとい「つまりさっきの木津さんを例に挙げると…」

まとい「【短所:行き過ぎた几帳面】を【超所:掃除テクニック】でカバーした…って事ですか?」

望「そう言う事です」

魔梨威「なんかややこしいな」

望「そんな事はありません 少し周りを見回せばカバー力の高い人が沢山います」

望「あれとか」

手寅「サッカー中継?」

丸京「あぁ 仲間のミスをカバーしてやるって事か」

望「いえ……」

テレビ『おぉーっと!!ファール!選手が倒れて動かない!!これは相当痛そうだー!!』

苦来「……」

テレビ『担架で運び出されて行きます!!この苦悶の表情!!まさに地獄の痛みを……』

望「【短所:能力の低さ】を【超所:演技力】でカバー!! これで観客からは叩かれません」

丸京「そっちかよ!!」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:06:25.51 ID:tnZG3+P+0

望「そうそう……貴女も素晴らしいカバー力をお持ちですよ 木胡桃さん」

木胡桃「えっ?わ…私?なんの事です?」

望「さっき演じていた「反対俥」の事です」

~宿直室~

交「反対俥ってなんだ?」

霧「反対俥ってのは落語の演目でね……

主人公の男は終電に間に合うよう人力車を探して駅まで頼むの

だけどこの人力車の車夫、曲がった事が大嫌いな性格で障害物があっても真っ直ぐ突っ切ってしまうの

だから男はぶつからない様に何度もジャンプをするんだけど……

実際にそのシーン落語家は正座のまま飛び跳ね続けなければいけなくて凄く体力を使う話なの

ちなみにEDでキグちゃんが演じてるわ」

交「へぇー ハードな落語もあるんだな」

~楽屋~


手寅「すごーい!まるで落語マンガのSSみたいね!」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:07:15.89 ID:tnZG3+P+0

魔梨威「ありゃ大変だけど……短所ってのは?」

望「伝統文化である落語の世界では 若いという事自体が充分短所になり得るのです」

望「しかし それをカバーする木胡桃さんの躍動感溢れる演技…素晴らしいカバー力です」にこっ

木胡桃「えへへ…なんだか恥ずかしいな……」

奈美「出たよジゴロ」

カエレ「ホント訴えてやろうかしら」

丸京「いつもの事なのか?」

あびる「私達はみんな先生のお手付きです」

手寅「まぁ」

望「滅多な事を言わないでください!!」

木胡桃「はぁぁ……すごくモテるんですね…」

木胡桃「えと……素敵です………望さん…」ほれっ

丸京・苦来・手寅・魔梨威
(ホの字だ……!!)

あびる「……」

カエレ「……」



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:07:59.92 ID:tnZG3+P+0

まとい「……」

奈美「………あれ?」

魔梨威「どうしたんだ?」

奈美「いえ…いつもならここ等で千里ちゃんが」

『海の浮きぐるみにしてやろうか!』ぬざーん

奈美「とか言ってオチなんだけど…」

望「恐ろしい事言わないで下さい!!それにまだ始まったばかりでしょう!!」

晴美「千里ならさっき帰ったよ……相当調子狂ってたみたい…」

あびる「凄い褒められてたもんね」

魔梨威「褒められて体調崩すってなんだよ……」

奈美「慣れてないからねぇ」

ガラッ

愛「ずびばぜん!!ずびばぜん!!私の様な者がお邪魔します!!」ずじゅるる



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:08:33.61 ID:tnZG3+P+0

苦来「 」ビクッ

手寅「別に気構えなくて良いんじゃない?」

木胡桃「?」

望「どうしたのですか加賀さん」

愛「はい…私とした事が……」

愛「この間は素晴らしい落語を見せて戴いたのに お礼の一つもしないで帰るという無礼な真似を……」

魔梨威「い…いや良いよそんな」

愛「すいません!すいません!あんな可愛いらしくて面白い落語を見せて下さったのに!!」

奈美「……たしかに みんな可愛いよね…私達に比べると……」

あびる「…髪の毛カラフルだし万人受けしそうだよね……私達に比べると…」

手寅「そんな…照れるなぁ…」

めるめるめるめる

芽留「………」ズイッ

『ハンコ絵じゃねぇーしな。俺らに比べると』

魔梨威「な…なんだい!?褒めても何もでねぇよ?」ニヤニヤ



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:09:23.07 ID:tnZG3+P+0

苦来「……あんまりです…」

丸京「ん?どうした苦来」

苦来「あんまりです!!そんなに褒められたら……」

苦来「【短所:内容の薄っぺらさ】を【超所:可愛さ】でカバーしてるみたいじゃないの!!!」

あびる「可愛いのは自覚してるんだ」

望「中身一緒で絵がアレな分こっちの方がゴニョゴニョ……」

望「とにかく!!カバー力の高い人が身の回りに沢山いるのです!!」

望「【短所:残念な顔立ち】を【超所:巧みな話術】でカバーするホストとか!!」

望「【短所:足の遅さ】を【超所:バッティング力】でカバーする野球選手とか!!」

望「【短所:歌わない】代わりに【超所:沢山歴史を教えて】カバーしてる教師とか!!!」

手寅「【短所:大した事言ってない】のを【超所:滑舌の悪さ】でカバーする政治家とか?」

テレビ『トレモロス!!』

望「そうです」

木胡桃「えー!?どっちも短所なんじゃないんですか!?」

望「CMなんて記憶に残ったもん勝ちですよ!!実際勝ちましたし!!」



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:10:24.81 ID:tnZG3+P+0

20130106001

・【短所:中途半端な可愛さ】→【超所:おバカキャラ】でカバー
・【短所:抵抗のある独特な絵柄】→【超所:凄み】でカバー
・【短所:セクハラ行為】→【超所:ルックス】でカバー
・【短所:前科】→【超所:事務所の力】でカバー
・【短所:爆発する】→【超所:安さ】でカバー
・【短所:ハゲ、チビ、デブ、ブサイク】→【超所:貯金額】でカバー
・【短所:話のつまらなさ】→【超所:人気漫画のSS】でカバー

奈美「カバーできてないのもあるんですけど……」

丸京「最近みんな厳しいからな」

ガラッ

男「私のカバー力もなかなかですよ」

木胡桃「だれ!?」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:11:04.75 ID:tnZG3+P+0

男「実は私…そんなに大きくないうえに 先っぽカバー被ってるんですけど……」

男「テクニックでカバーしてます」にやっ

望「やめろー!!!」

すず「短小を超所でカバーしてるのね」しれっ

改蔵「ま、どうせ相手も演技だと思いますけどね。」

男「そ、そんな」がーん

望「そういうのもう置いてきたから!!」

奈美「ん?」

あびる「どうしたの奈美ちゃん」

奈美「い…いや……今なんかおかしな事なかった?」

あびる「そう?」


まとい「そういえば先生…大変申し上げにくいのですが……」

望「なんでしょうか」



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:11:39.16 ID:tnZG3+P+0

まとい「今回の話 以前やった「急場しのぎ力」の回と若干被ってます」

奈美「あー!そういえば!!」

晴美「なーんか既視感あったのはそのせいか」

魔梨威「なんだい?ネタ被りかい?」

丸京「それは良くないな……よし!今から違う話にしよう!!」

あびる「テーマ変えるには 少し遅過ぎるんじゃない」

羽美「任せて!私が肉奉行様にお願いして来てあげるわ!」

カエレ「一つのネタで引っ張ろうとするからこんな事になるんだよ」

手寅「反省回開いてる場合じゃないわ!!」

木胡桃「どうするんですか!?望さん!!」

望「えーっと……ここは……」


望「セルフカバーという事で……」

ガラッ

千里「二次創作にセルフも無いでしょ!!」

苦来「あら 復活したみたいね」



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:12:12.95 ID:tnZG3+P+0

千里「だいたい、セルフカバーって音楽CDで使う言葉でしょう!!」

望「ま…まぁそうですけど…」

千里「勝手に本来と違う使い方して!!キッチリしなさいよイライラする!!」

奈美「うわぁいつもよりグイグイくるなぁ」

晴美「まだ空回ってるみたいね…」

可符香「待って千里ちゃん!」

可符香「世の中にはカバー力の高いCDもあるのです!!」ぴらっ

千里「!」

魔梨威「ん?なんだ普通のCDじゃないか」

苦来「これは中高生に大人気の…」

可符香「はい!【短所:薄っぺらな内容】を【超所:奇をてらった歌詞】でカバーしてるカバー曲です!!」

奈美「えぇー!前衛的かつ革新的に恋心を歌い上げている名曲じゃない!!私大ファンなんだけど!」

あびる「奈美ちゃんはそうでしょう」

可符香「悪い事じゃありませんよ?
わざと回りくどくして オンリーワンの地位を得た素晴らしい音楽です」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:12:45.21 ID:tnZG3+P+0

可符香「他にもこんなカバー曲が!」

丸京「いつの間にラジカセを!」

可符香「【短所:歌唱力の低さ】を【超所:歌詞の世界観と表現力】でカバーしてるカバー曲!!」かちっ

ショクブーツエンデタオレー

可符香「【短所:他国での売上低迷】を【超所:国ぐるみの工作活動】でカバーしてるカバー曲!!」かちっ

ナナナ ナナナ~ナナナ ナナナ~

可符香「【短所:音声合成ソフトの機械声】を【超所:萌えキャラ】でカバーしてるカバー曲!!」かちっ

ミックミックニシーテアゲルー

可符香「【短所:曲作れない】から【超所:最高の一曲】だけをカバーアレンジしたカバーアルバム!!」かちっ

サーンバディトゥーナーイ

可符香「みーんな!カバー上手!!」

・【短所:月並みな歌詞】→【超所:関西弁】で歌ってカバー
・【短所:無名】→【超所:事務所】のカバーで紅白に
・【短所:英語の歌詞が分からない洋楽】→【超所:空耳アワーで放送】してカバー
・【短所:複数枚買わなければ握手券貰えない】→【超所:信者】でカバー

望「某所を気にせず曲を挙げられるのっていいですねぇ」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:13:20.22 ID:tnZG3+P+0

千里「あれ?これって普通のカバー曲じゃない。」ぴらっ

可符香「あぁ…それは…」

可符香「本人のオリジナル曲よりも売れてしまったので…」

可符香「【短所:作曲能力の無さ】を【超所:他人の曲】でカバーしてしまった形に…」

奈美「せつね」ずーん

手寅「亜麻色の 望「いやー!結構あるもんですねぇ!」 乙女とかね」

丸京「うわっ…チキン……」

地丹「某所気にしてないんじゃねぇのかよ。」カーッ ペッ

望「ま…まぁ念には念をという言葉もありますし……」

奈美「んんん?」

あびる「どうしたの?」

奈美「え?いや 今……」

羽美「なにかあったの?」

改蔵「顔色悪いぞ。」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:14:00.17 ID:tnZG3+P+0

亜留美「少し休んだ方がいいんじゃないですか?」

奈美「え?いや…ダイジョブ……だけど……」

ガラッ

そあら「遅刻遅刻ーー!!!ってあれ?」

望「おやおや ここは学校じゃありませんよ」

丸京「ハハハ そそっかしいなぁもう」

ドッ! ハハハハ ワッハハー キャッキャ

奈美「え…ちょっと……みんな」

ガラッ

詩絵・パティ「お菓子いかがですかー!?」

望「おお!美味しそうですねぇ!」

手寅「オヤツにしましょう!」

木胡桃「わーい!賛成ー!!」

魔梨威「お!こいつぁ上手いな!」

キャッキャ ウフフ スウィーツ オン!



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:14:33.34 ID:tnZG3+P+0

奈美「……」

ガラッ

ドリアンムケ皮「ボークたちはー!叫び続けるー!!」

丸京「出たな変態!!」ぺきっ

ドリアンムケ皮「ぎゃぁぁぁ!!!!」ごろごろ

メイド「財産どこーー!?」ガサゴソ

木胡桃「それは私のカバン!!」

地丹「さっき俺の事無視しただろ!そんなに俺が憎いか!!詫びにパンツ見せろ!」キョーッキョーッ

カエレ「小さ過ぎて気付かないんだよ!ウサギ小屋にでも入ってな!」

苦来「このお腹の子は……あなたの子供なのよ!!」

改蔵「他に心当たりあるんじゃないですか?……糸色先生と・か。」

望「えぇー!?私ですかー!!?」

苦来「……貴方を殺して私も死ぬ!!」

ギャーウオー ギャーサオー ドンガラ ガッシャーン

奈美「な…なにが起こってるの……」



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:15:03.46 ID:tnZG3+P+0

山田さん「あー!?私の焼きそばパン!!」

魔梨威「え?こりゃお前のだったのかぶべら!!」ごぎゃす

ウザンヌ「堂々登場でウザる!!」きらっ

地丹「うぜぇぇぇぇぇぇぇ」

カエレ「お前が言うな下っぱ!!」

亜留美「最近歯ブラシが無くなったりするんですよ…。」

まとい「あぁ…それは……」

苦来「御覚悟!!!」ひゅん

望「ひぃー!!落ち着いて!!包丁をしまってください!」

木胡桃「望さん……苦来ちゃんにまで手を出してたなんて……」ごごごご

改蔵「はっはっは。いやー、教職員というのも大変ですなぁ。」

すず「そうねぇ…。」

めるめるめるめる

芽留「………」ずいっ

『テメェが原因だろ!!』



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:15:48.72 ID:tnZG3+P+0

羽美「ねぇ…本当に大丈夫?」ぬぅっ

奈美「大丈夫じゃ……ないかな…なんか凄い事になってるし……」

ザイサンー!!!キョーッキョーッ!!ハハハハ!!!シンダラドースル!!ギャー!!ギャー!!!

羽美「みんな騒いじゃって、やぁねぇ。」

奈美(マトモなのはこの子だけだ…!)

羽美「ねぇナーミン。そういえばこないだ観た映画面白かったわね。」

奈美「……へ?」

カバンガー!!!アタラシーシビンデス!!ウッタエルヨ!!!!!ギャーギャー!!!!!

羽美「でもちょっと意外だったな。ナーミンって沢山食べる方なのね。ポップコーンあっという間に食べ終わっちゃうし、あれLサイズだったわよね?太らないか心配だななんて杞憂なのか…」

奈美「ちょっ!ちょっと待って!なんで映画行った事知ってるの!?」

ギャーコッチクンナ!!デタワネ!!マズウィートダン!!!アアッ!ヤキソバパンガ!!ギャーギャー!!

羽美「……なんでって、」

キョキョキョキョキョーッ!!!ウワッ!!ナンダソノスーツハ!!オサイフカエシテー!!!!ギャーギャー!!!!!

羽美「トモダチじゃない、私たち。」にこっ

奈美「ヒィッ!!!!」



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:16:18.40 ID:tnZG3+P+0

羽美「トーモーダーチー」がしっ

奈美「だっ…誰かー!!」

羽美「一緒に逆打ちに行くのよ……土の底にいる、かつての友達を蘇らせる為に!!」

奈美「助けてー!!」

すず「あら、友達できたの?良かったわね羽美ちゃん。」

手寅「おめでとう」

改蔵「友達できたのか羽美。おめでとう。」

あびる「おめでとう羽美ちゃん」

千里「おめでとう。」

木胡桃「おめでとー!」

望「おめでとうございます」

亜留美「おめでとう!」

魔梨威「普通にめでたいねぇ」

奈美「普通っていうなぁぁぁぁああああああ………────────



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:17:01.10 ID:tnZG3+P+0

─────………


奈美「ハッ!!」がばっ

あびる「あ 起きた」

手寅「大丈夫?急に倒れるもんだからびっくりしたわ…」

奈美「………」きょろきょろ

望「どうしました?」

奈美「ハァー……夢かぁ……よかった……」

千里「どうやら、よっぽど酷い悪夢を見ていたようね。」

奈美「酷いなんてモンじゃないわよ!」

木胡桃「えー!どんな夢だったんですか?」

奈美「うぅー思い出したくもない…」

丸京「そう言われると気になるな」

羽美「私も気になるー!」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:18:00.70 ID:tnZG3+P+0

奈美「うう……えーと…知らない人が沢山出てきて……」

羽美「うんうん。」

奈美「その内の一人の女の子が私の事を「トモダチー!」とか言うの」

すず「厄介なコねぇ。」

奈美「で、私は嫌なのにみんなが「おめでとー!」って……え?」

羽美「どうしたの?大丈夫?顔色悪いわよ……」

羽美「……ナーミン………」にたぁ

いいいいやぁぁぁぁぁぁ……


可符香「こうして奈美ちゃんは終わらない悪夢に落ちてしまいました」

望「【短所:ネタ不足】を【超所:キャラ数】でカバーするオチ……まさに…」

改蔵「カバーエンディングストーリー。」

手寅「お後がよろしいようで」

マ太郎「ダジャレカヨ」

おわり



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:18:43.81 ID:tnZG3+P+0

あびる「映画のネバーエンディングストーリーって原作者の指示ガン無視だったんだってね」

愛「ラストシーンの改変に大層お怒りになられたとか……」

カエレ「裁判起こしたり結構激しく講義してたらしいよ」

改蔵「まさしくハードカバーですね。」ぷぷぷ

望「………」どよんど

魔梨威「つまんねーこと言うなよ!!」

改蔵「ハードなカバーと、本のハードカバーを掛けてるんですよ。
ネバーエンディングストーリーだけに。」ぷぷぷぷぷぷ

魔梨威「ギャグを説明すんな!!!」

おわり



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 22:25:44.36 ID:YF/3+Bww0

普通に面白かった。
不思議な事にじょしらくも久米田絵で脳内補完されるな。



転載元
手寅「今日も社会科見学ですか?」 望「いえ 個人的に落語鑑賞を」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1355922112/
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          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月06日 03:23
          • うぅむこのネタといい色んなところへの喧嘩の売りっぷりといい実に久米田先生だ
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月06日 03:40
          • 早く新作をジャンプから出してください、久米田先生
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月06日 03:54
          • まあ最近では【内容が短い】SSを【密度が濃い】という解釈でカバーしてる……気になってるのがあるからねえ。
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月06日 06:59
          • まさかメイドさんもカバーしてくれるとは…
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月06日 15:14
          • 作者の久米田好きが伝わってくるな
            ニヤニヤできたし面白かった!
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月06日 16:51
          • 大槻ケンヂ出すにしても他にもっとメジャーな曲があるだろうwww
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月06日 18:05
          • どうしても「カバー力」が「かばーか」にしか見えない。
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月09日 03:01
          • ちゃんと改蔵キャラの台詞に句読点打ってる辺り芸が細かいな
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月22日 21:33
          • 超所ってところで「久米田が来た!」って思ったわ
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月12日 04:04
          • じょしらく×絶望先生巡回中
            おもすれー

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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