佐天「ほら前さ、レベル0が第一位を倒した、って噂あったじゃない」
- 2012年12月14日 17:00
- SS、とある魔術の禁書目録
- 98 コメント
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- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 19:48:06.09 ID:0/gkCRFA0
初春「あー。そういえばありましたね、そんな噂」
佐天「本当だったらすごいよね。なんの能力も無いのに最強の超能力者(レベル5)を倒すなんてさ」
初春「たしかにすごいですけどどうやって勝ったのかが全然想像できませんね」
佐天「つまんないこと気にしないのよ初春! どうやって勝ったかなんてのは問題じゃないの!
勝てるはずがないのに勝つ! そこにこそロマンがあるのよ!!」
初春「ろ、ロマンですかー」
佐天「ロマン、ロマンよ! 無能力者が勝てるはずの無い超能力者に勝つ!
それってつまりあたしたち無能力者(レベル0)には無限の可能性があるってことでしょ!」
初春「そ、そうかもしれませんね! おお、なんだか私もロマンを感じてきましたよ!」
佐天「でしょでしょ!? 感じなさい感じなさいどんどん感じなさいそして旅立つの無限の宇宙へ!」
初春「お、おー! なんだか燃えてきました! レベルとか関係ないですよね! 私たちには無限の可能性が
佐天「ま、所詮噂は噂なんだけどね」
初春「燃えてきたのにいきなり元のテンションにもどらないでくださいよ!」
- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 19:54:05.73 ID:0/gkCRFA0
佐天「簡単につられちゃって初春はかわいいなーもう!」
初春「佐天さんひどいですよう。私はちょっと本気で燃え始めてたのにー」
佐天「あははごめんごめん。
でもさ、そんな都合のいい話あるわけないじゃん」
初春「ろ、ロマンがないですね。もしかしたらあるかもしれないじゃないですか」
佐天「ないない。レベル0がレベル5にどうやって勝つって言うのよ。
素手で戦車に挑むようなものじゃない」
初春「まあ、その通りですけど…」
佐天「あったら面白いけど、現実はそんなに都合よくはいかないものでしょ」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 20:00:44.76 ID:0/gkCRFA0
初春「でも、なんであんな噂が流れたんでしょうね。
やけにいきなりな話でしたし、どうも信憑性が高かった、っていうか…」
佐天「噂が突拍子もないのはごく普通でしょ。
結局第一位が健在だってことですぐ消えちゃったし。
しょせんは低レベル能力者の願望だったのよ」
初春「…うーん……今思うとあの噂、消え方も不自然だったような…」
佐天「初春夢見すぎよー」
初春「ですかねー」
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 20:11:53.60 ID:0/gkCRFA0
そんな話で、盛り上がって。
いつも通り、ふざけたおしゃべり。
少しの夢と大半の諦めや自嘲。
そんな日常のなかで。
佐天「……あれ、御坂さんだ」
初春「ほんとですねー、って、なんだかすごくびりびりしてますね」
佐天「うん、なんかびりびりしてるわね」
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 20:12:38.07 ID:0/gkCRFA0
その光景は、何か、
佐天「ちょ、御坂さん、それは…!?」
初春「確実に殺人クラスの電流ですよ!? ああ!? 撃っちゃ!?」
あたしのくすんだ世界を、突き破るかのような。
佐天「……え?」
初春「あ、あれ?」
そんな、衝撃だった。
佐天「………消え、た? ううん、消した…?」
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 20:21:17.12 ID:0/gkCRFA0
美琴「くそ、あんにゃろ。逃げ足の速さは本当に驚異的ね…。
…あ、しまった。アイツ追いかけてたせいでまた見慣れない場所に…」
初春「こ、こんにちわ、御坂さん」
美琴「あら、初春さん。佐天さんも。奇遇ね」
佐天「そ、そうですね…」
美琴「あ、ちょっと悪いんだけど、一番近いバス停ってどこかしら。
私ここあんまり知らないのよね」
初春「あ、それなら…」
佐天「あ、あの! 御坂さん!」
美琴「え、なに?」
佐天「その、さっきの、って…」
美琴「あ……み、見てた?」
佐天「そりゃーこんな道の真ん中であんな能力使ってれば…」
美琴「あ、あははは」
- 33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 20:24:52.78 ID:0/gkCRFA0
美琴「いや、そのね? 別にいつもあんな風にやってるわけじゃないのよ?
いつもはもっと…」
佐天「そ、そうじゃなくてですね」
美琴「え?」
佐天「さっき…御坂さんの電撃、防がれてましたよね?」
- 40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 20:31:40.63 ID:0/gkCRFA0
美琴「…あー……そうね。いつものことだけど思い返すと腹立たしいわ。
そう、そうなのよいつもアイツは私のこと相手にしようともせずこっちの攻撃なんてものともしないのよね」
佐天「い、いつものことなんですか?」
美琴「そうね。むかつくけどいつものことだわ」
佐天「レベル5の御坂さんの能力をそんな簡単に防ぐなんて……
あの、さっきのツンツン頭の人もやっぱりレベル5、なんですか?」
美琴「……違うわ」
佐天「え、じゃあ…」
美琴「4でもないわ。3でも2でも1でもね」
佐天「……え?」
美琴「……ふざけたことにね。アイツあれで、レベル0の無能力者なのよ。
本当、ふざけてるわ」
- 73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 21:42:17.69 ID:0/gkCRFA0
佐天「レベル0って…そんな。能力もなしで御坂さんの電撃が防げるはずが…」
御坂「あー、詳しいことは知らないけどあいつはなんていうか…『違う』のよ」
佐天「違う?」
御坂「私たち…能力開発で能力を得た、学園都市の一般的な生徒のカテゴリーじゃないみたいなのよね」
能力開発で能力を得た、一般的な生徒。
それじゃあ、能力開発でもなんの能力も得られなかった、あたしは。
- 77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 21:47:53.42 ID:0/gkCRFA0
初春「一般的じゃない、ですか…? じゃあ、あの人はどういう…?」
学園都市最高クラスの優等生の何気ない言葉で劣等感を引きずり出され、
動けなくなったあたしのかわりに、初春が質問を続ける。
御坂「私にもよくわかんないのよ。アイツが詳しく話したこともないし。
ただまあ、はっきりしてるのは…」
初春「はっきりしてるのは?」
御坂「アイツが…あらゆる意味でイレギュラーなやつ、ってことね」
- 81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 21:51:51.07 ID:0/gkCRFA0
イレギュラー。それはつまり、特別。
佐天「です、よね……」
美琴「…佐天さん?」
納得だ。
当たり前の話だ。
佐天「特別じゃなかったら、レベル5の御坂さんと、張り合えるわけないですもんね」
笑おうとする。
どこまでも、卑屈な気分。
- 83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 21:56:45.82 ID:0/gkCRFA0
美琴「佐天さん? 大丈夫?」
目の前の『違う』存在が、あたしを心配している。
きっと、この人たちとあたしじゃあ、見えてる世界も違うんだろうな。
初春「佐天さん? あの、」
佐天「ごめん、初春。帰るね。用事あったの忘れてたっ、あは。
御坂さんも、ごめんなさい」
初春「あ、」
佐天「じゃねっ! また明日っ!」
耐えられない。
そんなにあたしは、強くないんだ。
- 86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:04:06.58 ID:0/gkCRFA0
・・・・・・・・・・・
初春「……佐天さん……」
美琴「……何か、悪いことしちゃった、ぽいね」
初春「あ、いえっ! そんな」
美琴「だめだなあ……何しちゃったのかしら。初春さん、分かる?」
初春「ええと、その…」
美琴「……言いにくい?」
初春「いえ、ええと……はい」
美琴「そっか。ごめんね。……うん、なんとなく予想ついた。
…ごめんなさい」
初春「そんな、御坂さんが悪いってわけじゃないですし」
美琴「悪いのよ、私が。まだまだだわ、私」
- 87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:07:01.91 ID:0/gkCRFA0
美琴「でも、そういうことなら、最後のはちょっと……違うわね」
初春「え?」
美琴「伝えておいてもらえないかしら」
美琴「アイツは別に、特別だから、レベル5の…特別な存在の前に立つわけじゃない、って」
- 90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:12:00.02 ID:0/gkCRFA0
・・・・・・・・・・・・
佐天「……あー……やっちゃった……」
自室のベッドで、丸くなる。
自分の情けなさに耐え切れず、逃げ出してしまった。
佐天「…でも無理だって……無理なんだもん……」
友達の初春、初春の同僚の白井さんから、学園都市第三位の御坂美琴さんと知り合ったわけだけど。
知り合うべきじゃなかったし、知り合いたくもなかった。
こんな気持ちになるのなら。
- 91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:14:39.91 ID:0/gkCRFA0
・・・・・・・・・・・・
日付は変わった。
気分も変わった!
佐天「よっし! 忘れろあたし! 寝て食って忘れたぞあたし!」
- 96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:18:09.00 ID:0/gkCRFA0
佐天「う・い・は~るっ! おはよっ!」 ペロンッ
初春「わあっ!」
佐天「おっ! 今日はお気に入りの水色ですか~、ノリノリだねっ!」
初春「佐天さん!」
佐天「ごめんごめん。てへっ」
初春「も~…」
- 99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:22:07.94 ID:0/gkCRFA0
初春「………」
佐天「でさー、結局今日もパン食だったんだけど……って、なによ初春」
初春「えっ!? あ、いえ、その…」
佐天「なによなによ。そんな熱い視線向けられてもあたしにはそういう趣味は…」
初春「そんなのじゃないですよっ」
佐天「あははっ」
初春(……御坂さんの伝言……伝えたら昨日のこと思い出しちゃいますよね…)
- 103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:28:05.59 ID:0/gkCRFA0
佐天「ああああっ!!!」
初春「ひぇっ!? な、なんですか佐天さん!?」
佐天「忘れてた……気分変えようとハイテンションになってたけど…
今日能力テストじゃん……」
初春「わ、忘れてたんですか?」
佐天「覚えていたくもないじゃない」
無理矢理テンションあげようとしてたから頭の中から抜けてたんだけど。
-
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:31:34.25 ID:K+mRWB0EP
-
どうでもいいけど佐天と初春って部屋同じだったよな
-
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:33:46.59 ID:0/gkCRFA0
-
>>105
しまったw
そこらへんはまあなんとか…脳内補完で
-
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:35:10.48 ID:nkgoM4h20
-
こまけぇこたぁいいんだよ!
- 107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:33:03.46 ID:0/gkCRFA0
佐天「うわー、テンションさがるわー」
初春「そんなに気にしなくても」
佐天「テストのたびに自分の才能のなさが浮き彫りにされるんだよー
落ち込まないでいられるわけないでしょ」
初春「そこまでもことじゃないと思いますけど…」
佐天「…初春はレベル1だし。情報処理は天才的だもんね」
初春「さ、佐天さん…」
佐天「……ごめん」
だめだ。初春にもひがみを向けてしまう。
やっぱりそう簡単には気分はかえようもないか。
- 113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:39:28.56 ID:0/gkCRFA0
忘れよう、忘れよう。
とにかく、昨日なんて日はなかった。
なにもなかったのようんうん。
初春「あっ! そういえばですね」
佐天「え、なになに?」
初春「いい話がありますよ!」
佐天「いい話? なになに? 儲け話?」
初春「違いますよー、ロマンのある話です」
佐天「ロマン?」
初春「昨日調べてみたんですけど、昨日話してたレベル0が第一位を倒したって噂がですね、
どうやら本当にあった事実みたいなんですよ!」
佐天「クリティカルに嫌がらせか初春」
初春「えぇっ!?」
- 117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:49:22.38 ID:0/gkCRFA0
佐天「まあいいわ…
でもあんなの実際にあるわけないじゃない。昨日も言ったけどさ」
初春「ところがそうでもないんですよ。
ネット上の記録とか、風紀委員(ジャッジメント)が把握してる情報とか
私の手の届く範囲の情報をすり合わせてみたんですけど、
あの噂のあった時期に、第一位が、『あの』第一位がですよ? 負傷してるんです」
佐天「負傷? …事故じゃないの? あたしはその第一位のことよく知らないけど、怪我ぐらいするでしょ」
初春「しませんよ! 第一位は怪我どころか紫外線すらとどかないっていう無敵の超能力者なんですよ!
その人が怪我したなんて記録はそのときの一度だけなんです!
まあ、怪我っていっても仔細は分からなくて、負傷して病院に搬送された記録があるだけなんですけど」
- 120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 22:56:56.55 ID:0/gkCRFA0
佐天「うらやましい体質してるわねその第一位。
まあ記録があるっていうならそうなんでしょうけど、それがレベル0に負けた、って話につながるの?」
初春「そこは、まあ…微妙なんですけど。
第一位の負傷の様子が、「殴られて倒された」って感じだったらしくて。
第一位が倒れていた周囲の学区の記録から、その第一位を倒した容疑者が絞り込まれたりしててですね」
佐天「誰が調べてたのよそれ…」
初春「さあ…? 色んな人が調べてたみたいですよ。
それで、一人の無能力者が第一位のいたところに向かっていた、ってのがわかって…」
佐天「そのレベル0が第一位を倒したんだろう、って? 無茶苦茶な話じゃない…」
- 123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 23:04:46.57 ID:0/gkCRFA0
初春「確かに無茶な話ですけど、状況的にはそうだったんですよ。
そういうわけで、その調べてた人たちはそのレベル0を襲撃しようとしたらしいんですが…」
佐天「大変ね。 ……何よ、その『ここからが面白いんですよ』的な笑いは」
初春「ふふふ、その通りです。ここからが大事なんですよ。
その危険な人たちは無力な一学生を襲撃するはずだったんですが…
……そのレベル0はですね、学園都市理事会の権限で学園都市外に外出してました」
佐天「……は?」
初春「これは、確実な記録です。たしかに学園都市理事会の権限行使によって、外出を許可された記録があります」
- 125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 23:12:58.24 ID:0/gkCRFA0
学園都市は、機密に満ちている。
街中にあるあらゆるものが最先端の技術を使われており、街の外には流出させまいと様々な手段を講じられている。
さらに学園都市のカリキュラムを受けた学生となれば、紛れもない機密の塊。
簡単には学園都市から出られない。それなりの理由と面倒な手続きで許可を取らなければならない。
初春「レベル0の学生からの申請はなかったにも関わらず、学園都市からの許可がおりたわけです。
普通なら、こんなことはありえません」
佐天「……なるほどね。確かにワクワクしてくる話だわ」
初春「ですよね! しかもそのレベル0っていうのは」
佐天「でもさー」
初春「はい?」
佐天「そんな無敵のレベル5に勝ってる時点で、あたしたちみたいな無能なレベル0とは別の存在よね」
- 128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 23:17:14.28 ID:0/gkCRFA0
初春「え…」
佐天「昨日のあの人もレベル0らしいけどさ、なんかすごい力もってたじゃん。
その第一位に勝ったっていうレベル0も、同じなんじゃない? 同一人物だったりするかもね」
初春「あ、その、」
佐天「そんな、さ。普通とは違う人が普通とは違うことをしてもさ。
別にロマンとかないような気がするのよね」
初春「………」
佐天「ごめんね、初春。せっかく面白い話持って来てくれたのに」
- 131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/17(火) 23:22:27.09 ID:0/gkCRFA0
佐天「あ、やばい。もう始まるよ。早く…」
初春「伝言、です」
佐天「え?」
初春「御坂さんから、伝えておいて欲しい、って」
佐天「……御坂さんから?」
初春「あの人は。あの、レベル0なのに、レベル5の前に立つあの人は」
初春「 自分が特別だから、特別な人の前に立つわけじゃない、って」
- 267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/18(水) 23:41:14.50 ID:K6NtBFQj0
・・・・・・・・・・
佐天「………はぁぁ……」
傘から滴る雨水を見るだけでも憂鬱になれるぐらい憂鬱な気分。
いつも通り、能力テストの結果は虚しくなるものだった。
結果を見て落ち込んでしまうのはいつものことなのだが、やっぱり昨日のこともあって今日はいつも以上だ。
朝は晴れてたのに、テストの最中に降りだして、今はどしゃ降り。
あたしの気分とリンクでもしてんのかこのやろう。
初春はジャッジメントの仕事とかで先に行っちゃったし、もう憂鬱に向かう以外どこに行けというのか。
佐天「………あたしってこんなキャラだったかなあ…」
- 270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/18(水) 23:47:40.97 ID:K6NtBFQj0
佐天「やっぱり、御坂さんと知り合ったのが一番の原因だよね……」
自分とは全く違う、才能と力にあふれてて、しかも才色兼備という完璧超人。
普通ならあたしなんかと関わるはずもないような人。
友達の同僚の知り合いとかいう近いのか遠いのか分からない関係だったせいで、知り合ってしまった。
すごい人だと思う。レベル1から学園都市第三位までのぼりつめたという、一種の伝説の人。
憧れているのは間違いないし、かっこいいし綺麗なお姉さんだと思う。
でも、あの人を見るたびに自分の情けなさを自覚しちゃうのも確かなんだ。
- 272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/18(水) 23:50:39.31 ID:K6NtBFQj0
佐天「………忘れる。忘れたほうがいい、んだけど」
そう簡単には忘れられない。
佐天「……ううん。なめてもらっちゃ困るよ? あたしは佐天さんだよ?」
だから何かっていえば。
佐天「何が何でも忘れてやるわ!!!」
我ながら変な方向に情熱が。
- 273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/18(水) 23:54:50.53 ID:K6NtBFQj0
佐天「はっ。女々しい女々しい。佐天さんともあろう者が一体何をうじうじと」
これは、だめじゃないかなあ。
佐天「変なことにこだわっちゃって。まけるな佐天涙子。前を見て生きるのよ!」
いや、絶対後ろ向いてるわあたし。
佐天「よっし! まずはおいしいものを食べて気分転換! 先に行っちゃった初春を悔しがらせてやるわ!
初春のかわいい泣き顔が目に浮かぶっ」
ああ、本格的に、あたしは―――
- 276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:08:09.84 ID:TaKpEQr80
―――少年が、駆け抜ける。
佐天「うんうん、じゃあまずは第6学区の…」
―――傘を差していない、小学生の男の子。
佐天「おっ、元気だねえ。やっぱ男の子は」
―――雨から顔を守りながら、早く帰るためだろう、見向きもせずに突っ走って。
佐天「ちょ、」
―――車道、へ。
佐天「だ、め」
―――赤い、スポーツカー。
佐天「だめ―――!」
- 277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:08:51.25 ID:TaKpEQr80
一歩、踏み出す。
間に合わない。
―――――追い抜いていく、ブレザーの背中。
佐天「、」
―――――叫びながら飛び込む、男の人。
佐天「きゃ――」
―――――男の子を抱きしめて、その人は。
佐天「、…あ」
―――――泥水で濡れた、ツンツン頭の少年は。 向かいの歩道に、転がり込んだ。
-
283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:12:40.09 ID:/LHI4u/J0
-
上やんは学ランですが
-
285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:15:34.24 ID:TaKpEQr80
-
あれ?俺のイメージブレザーだった。
そか。じゃあ借りたってことで。むしろ見なかったことで。
-
286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:16:29.09 ID:IuuQV6mn0
-
こまけぇこたぁいいんだよ!
- 284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:14:52.31 ID:TaKpEQr80
上条「し、ししし、死ぬかと思ったマジでさすがに今のは死ぬかと思った」
雨に降られながら、その人は息を切らしていた。
上条「ってっか、大丈夫か? 怪我とかは?」
固まっている男の子に、心配の声をかける。
上条「つーか、あぶねーだろ! 今のは本当に死ぬとこだったんだぞお前!」
怒っている。いや、叱っている。
上条「……おい。大丈夫…」
反応しない男の子を、また心配して。
いきなり大声で泣き出した男の子に、慌てはじめた。
- 290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:22:27.79 ID:TaKpEQr80
上条「……ったく…。
そうだよな、恐かったよな。でももう大丈夫だ。だから泣くなって」
上条「あああ、いやだから、泣くなって! 男だろ!?」
上条「ああくそ、こんな雨の中じゃカゼひくぞ。とりあえず雨宿りできるところに……」
男の子とその人の上に、傘を差し出す。
佐天「大丈夫、ですか?」
- 292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:26:29.26 ID:TaKpEQr80
上条「あ、ああ。さんきゅ。怪我はないみたいだ。だよな?」
佐天「いえ、あの…その子もですけど…あなたは?」
上条「へ?」
佐天「………いえ、大丈夫なら、いいです」
- 294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:31:21.00 ID:TaKpEQr80
佐天「……ね、少年。名前は?」
佐天「泣いてちゃわかんないぞー、名前だよ、名前」
佐天「へえ、タクヤくんか。よろしくタクヤくん。あたしは佐天さんだっ。お姉ちゃんと呼ぶがいいっ」
佐天「かーっ! いいねぇこの響き。遠い弟を思い出すねっ」
佐天「そうそう、あたし弟いるのよ。タクヤくんぐらいのやつなんだけど…」
上条「……おお、泣き止んだ」
- 298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:40:02.16 ID:TaKpEQr80
男の子と話して、男の子の家という施設まで送っていった。
施設の人は感謝の言葉を繰り返しながら、あたしたち、特にずぶ濡れの彼を引きとめようとしたけど、
この人は大したことじゃない、と言わんばかりにさっさとその場を去った。
あたしも、ひとつの傘の下で、一緒に歩く。
上条「でもすごかったな。佐天…だっけ? 簡単に泣きやませちゃってさ」
佐天「いえ、あたし弟がいるので、あれくらいの子の扱いに慣れてるだけですよ」
- 299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:42:58.54 ID:TaKpEQr80
佐天「……でも本当に、大丈夫なんですか?」
上条「へ? なにが?」
佐天「あなたですよ。あんなことして。怪我とか……」
上条「ああ、いや。全然大丈夫だ」
佐天「そう、ですか……」
- 300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:49:06.77 ID:TaKpEQr80
佐天「……やっぱり、すごいですね」
上条「? …なにが?」
佐天「いえ、なんていうか、全部というか。
やっぱり、違う人は違うんですよね」
上条「………?」
佐天「あ、ごめんなさい。
でも、あなたがいてくれてよかったです。
あたしじゃ、何もできなかったから」
- 301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:51:41.26 ID:TaKpEQr80
上条「いや、俺はそんな大したことしてないけど」
佐天「…それ、さっきも言ってましたけど、十分大したことですよ。
あなたがいなかったら、タクヤくん、死んじゃってたかもしれないんですから」
上条「……そうか?」
上条「俺がやったことなんて、誰でもできることだろ」
- 304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:55:56.54 ID:TaKpEQr80
馬鹿にしてるんですか。
そう言葉にできなかったのは、あまりに急激に怒りが沸点に達してしまったからだと思う。
ずれているような気はしていた。
なにかが違うのは分かっていた。
でもまあ、当たり前だと思っていた。
この人と、あたしが違うのは、当たり前。
特別なこの人と、無能なあたしが違うなんて、分かりきったこと。
だから、その違いを気にするのは、抑えていた。
だけど、いくらなんでもふざけすぎだと思う。
- 305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 00:58:46.94 ID:TaKpEQr80
佐天「……誰でも、できることじゃないと思いますよ」
一度詰まった言葉は、もう出てこない。
勢いで言えなかったから、怒りは抑えて、会話の言葉を返す。
上条「いやいや、普通っつーか、当たり前のことだろ」
どこまで馬鹿にしてるんですか。
- 307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:05:47.99 ID:TaKpEQr80
いくらなんでもずれすぎだ。
どういうふうにずれてるのかもよく分からない。
佐天「……できませんって。
普通の人は、あんなことできません。
できるのは、ヒーローみたいな人だけですよ」
上条「そんなことはないだろ。
危ないところ見たら、助けるのは普通だろ」
佐天「助ける、助けないじゃなくてですね、」
あ。
佐天「あ。」
分かった。
ここがずれてるんだ。
- 309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:08:52.52 ID:TaKpEQr80
上条「?」
この人は、助けるのが普通なんだ。
助けられるのが普通だから、「助けられない」なんて考えはないんだ。
……やっぱり、違いすぎる。
佐天「……普通の人は、あそこで、助けようと思っても助けられないものなんですよ。
あなたみたいな特別な人と違って」
完璧に嫌味だけど。
でも、言わないと気がすまない。
- 313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:14:06.06 ID:TaKpEQr80
上条「……? 特別って」
佐天「普通の人はですね、あそこでとっさに走り出したりできないですし、
走っても間に合わないんですよ」
この人に。
気づかずにあたしたちを無能と言っているこの人に。
あたしたちがおかしいんじゃないって。
お前がおかしいんだって、言ってやる。
佐天「あなただからできるんです。
普通じゃないあなただから。
普通じゃないから……あんたはあれができたんだ」
- 317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:19:14.68 ID:TaKpEQr80
上条「…………」
あたしが怒っているのにやっと気づいたんだろう。
はじめて真剣な顔になった。
佐天「あたしたちみたいな普通の人間はですね、できませんから。
しないんじゃなくって、できないんですよ。
あなたにはわからないかもしれませんけど」
……今さらだけど、これって八つ当たりもいいとこよね
言いたいことを言いきったせいで、少し冷静になってしまった。
なんか悪いことしちゃったな。
- 318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:21:26.64 ID:TaKpEQr80
やばい。なんか気まずい。そりゃあたしのせいだけど。
よし。謝って帰ろう。てか逃げよう。
佐天「……あー、ごめんなさい。ちょっと変なこと言っちゃ」
上条「俺は、普通なつもりだけどな」
挑発された。
- 320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:23:45.87 ID:TaKpEQr80
佐天「……そーですか?」
挑発に乗っちゃだめよ、あたし。
もう暴走しすぎちゃってるからこれ以上は…
上条「っつーか、さ。俺とお前でなんか違うのか」
何を。
- 324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:28:44.57 ID:TaKpEQr80
上条「俺は別にスーパーマンみたいなすごい身体能力持つわけでもないし、
超能力なんか使えないしな。
ごく普通の高校生だぞ。そりゃ、男と女とか、高校生と中学生の違いはあるだろうけど…」
そんなウソ。
佐天「なに言ってるんですか。あなたは何か、すごい力持ってるんでしょ?」
上条「……?」
佐天「とぼけないでください。御坂さんが言ってましたよ。
あなたは、普通と『違う』って」
- 325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:31:18.04 ID:TaKpEQr80
上条「お前、御坂の知り合いか」
佐天「それにあたし見ました。あなたが御坂さんの能力を防いでるところ。
あんなの、普通の人にできることなんですか」
反論できるなら、してみなさいよ。うそつき。
上条「……………」
佐天「どうなんですか」
- 329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:34:50.47 ID:TaKpEQr80
上条「………確かに、俺は普通と違う能力を持ってる」
やっぱり。
上条「それが異能の力なら、神の奇跡も魔術ももちろん超能力だって消せる力だ」
佐天「……なんかすごそうですね」
レベル5に匹敵するすごい力。
そんな力の持ち主が、普通だなんてふざけるにも程が…
上条「だけど、それだけだ」
佐天「……は?」
- 335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:39:23.53 ID:TaKpEQr80
上条「だから、それだけなんだよ」
何を、この人は。
佐天「それだけって…なんですかそれ。
そんな力を持ってるくせに、『ただそんな力を持ってるだけの普通の人間』とか言うんですか」
本当に、本当に……!ふざけるにも程がある!
佐天「そんなすごい力を持ってる時点で、普通なわけ…!」
上条「そういう意味じゃない」
佐天「、じゃあ、どういう」
上条「俺の能力は、『異能の力を消す』。それだけの力だ」
佐天「………え?」
- 338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:43:54.31 ID:TaKpEQr80
それは、どういう。
上条「俺の能力は、『幻想殺し』っていうんだけどな。
俺の右手が触れた異能の力を打ち消す。そういう能力だ。
そう、それだけの能力だ」
それは、どういう意味を。
上条「だから、すごいって言えばすごいのかもしれない。
だけどさ、速く動けるようになるわけでもないし、身体が頑丈になるわけでもない」
だったら、……え?
上条「そういう意味で、俺は普通の人間だ」
- 346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:50:02.50 ID:TaKpEQr80
普通の力の、普通の身体の、普通の人間。
それはたしかに、普通だ。
でも、だったら。
佐天「、だったら、なんで、そんなに『違う』んですか…っ!」
普通なら、普通のことをするはずだ。
でも、この人は。
佐天「普通の人は、踏み出さないっ!
普通の人は、踏み切れないっ!
なのになんであなたは、あそこで…っ!」
上条「……お前の言う、『普通』ってのが、よくわかんないけどさ」
その人は。
困ったように、言う。
上条「でもさ。
……お前も、踏み出してただろ」
- 349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:55:48.89 ID:TaKpEQr80
佐天「……え…?」
上条「俺はお前の後ろにいたけどさ。あの時お前も走り出しかけてたじゃねえか」
それは、
佐天「……違いますよ。あたしは勝手に足が一歩進んだだけです。
走り出したわけじゃ」
上条「でも、踏み出したんだろ?
それが、普通じゃないのか」
- 351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 01:58:29.62 ID:TaKpEQr80
無茶な、話。
一歩前に出るのと、走るのとは、違う。
その、はず。
上条「踏み出したんなら、もう少し頑張れば踏み切れるだろ。
踏み切ったなら、後は走るだけじゃねえか」
佐天「簡単に、言いますね。すごく難しいと思いますよ、それ」
上条「でも、できないことじゃない」
ああ、だめだ。
なにを無茶苦茶なこと言ってるんだ、この人。
そんなこと言われたら、できるような気がしてきちゃうじゃない。
- 359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 02:03:17.33 ID:TaKpEQr80
佐天「無理、です。無理ですよ。無理なんです」
認めたくないのか、あたしは。
この、胸の内に、芽生えた気持ちを。
上条「なんでだよ。できない理由こそないだろ」
やめてください。やめてくださいよ。
さっきまで、あたしは完っ璧うつむいて生きてたのに。
なんで今、前を見そうになってる気がしてるんですか。
上条「やってみりゃ、できると思うぞ」
無責任だなあ、この人は。
勝手に、人の背中を押さないで下さい。
前を見るように、顔を上げさせないでくださいよ。
- 365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 02:08:12.78 ID:TaKpEQr80
その人は、あたしの答えを待っている。
あたしはなんだかもう、笑うしかない。
佐天「……降参です。こりゃ完璧にあたしの負けですね」
あきれてしまう。
こんなバカみたいにまっすぐなこの人に。
そして、そんな人にまいってしまったバカなあたしに。
佐天「そうですね。普通になれてなかったのは……あたしです」
心の底から、笑う。
その人も、笑った。
- 372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 02:16:56.90 ID:TaKpEQr80
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「う・い・は~るっ!」 ピランッ
「わあっ!?」
「あはははは! なになに、ニューカラーじゃないの!
気分一新? なにか面白いことでもあった?」
「もうっ! 佐天さん!」
「あははっ! ごめんごめん」
- 374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 02:27:18.59 ID:TaKpEQr80
「あれ? 髪形変えたんですか?」
「ん? うん、ちょっとねー。似合う?」
「なんだか新鮮ですねー。佐天さんといえばロングでしたし。
あ、でもすっごく似合ってますよ」
「でしょでしょ。あたしにはどんな髪型でも似合うのだ。なんせ元がいいからっ」
- 375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 02:29:02.54 ID:TaKpEQr80
「あははっ。
でも結構大胆なイメチェンですねー」
「イメチェンっていうか、ちょっと実用性にこだわっただけなんだけどね」
「実用性ですか?」
「ほら、髪長いと走るとき邪魔じゃない」
「そうみたいですねー。あれ、ということは佐天さん、スポーツとか始めたんですか?」
「ん。体鍛えよっかなーと思ってさ。
それに、踏み切るのに邪魔なものは少しでもどかしとこうかな、ってのもあったり」
「踏み切る??」
「あとはまあ……誓いみたいなものかな」
- 377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 02:30:59.71 ID:TaKpEQr80
「……佐天さん?」
「ん?」
「何かあったんですか?」
「あったよ」
「……なんか、よかったです」
「ん? なにが?」
「佐天さんが、楽しそうで」
「あははっ! あたしはいつだって楽しんでるよ」
- 380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 02:36:19.76 ID:TaKpEQr80
「ね、初春」
「はい?」
「あたしさ、自分が普通だと思ってたんだ」
「え?」
「でもさ、全然だった。全然普通になんか届いてなかった」
「そう、なんですか?」
「そう。だからあたしは、これからちゃんと、普通になる」
「普通になる、ですか」
「あたしってやっぱり、超能力の才能とかないわけよ」
「え、そ、それは」
「でもさ、」
「でも?」
「普通にぐらい、なれると思うのよ」
- 382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 02:43:21.88 ID:TaKpEQr80
「超能力者になんかなれなくていい。
スーパーマンにだって、なる必要なんかない。
あたしはただ、普通になるの」
「当たり前のことを、当たり前にやれるように。
できるできないじゃなくて、やれることをやれるように。
バカみたいにまっすぐに。バカみたいに前を見て」
「簡単じゃない普通になって。ヒーローみたいな普通になって」
広く広い、青く青い、空を見て。
佐天涙子は、楽しげに、宣言する。
「――― あたしはいつか、あの人に届いてやる 」
~ fin ~
- 384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 02:44:43.88 ID:c0TZCs+j0
いやあ、ええ話やで
- 385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 02:44:52.31 ID:I4paiUKB0
よかった、乙
- 392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 02:48:48.08 ID:XJnB+mpGO
乙ですの!
転載元
佐天「ほら前さ、レベル0が第一位を倒した、って噂あったじゃない」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1258454886/
佐天「ほら前さ、レベル0が第一位を倒した、って噂あったじゃない」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1258454886/
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コメント一覧 (98)
-
- 2012年12月14日 17:31
- いいね
-
- 2012年12月14日 17:31
- 3年前のスレじゃねえか
-
- 2012年12月14日 17:36
- 昔のだからどうだってことはない
ただ良いものは良い
-
- 2012年12月14日 17:43
- 上条さんが簡潔に説教している。それだけで素晴らしい
-
- 2012年12月14日 17:48
- レベルの話になるとすぐヘコむサテンさんペロペロ
-
- 2012年12月14日 17:55
- いや、上条は某fateの「人間のフリをしている何か別の生き物」主人公張りに
「普通じゃない」から
人を救おうとするのが普通なんてありえない。
-
- 2012年12月14日 18:03
- 上ヤンの一番ヤバイところは、明らかに普通じゃない自分を『普通』だと思いきってるところだからな
-
- 2012年12月14日 18:03
- やだ...この上条さんイケメン
-
- 2012年12月14日 18:05
- 上条さんは見た目が作中一平々凡々
-
- 2012年12月14日 18:14
- かみやんの言ってることもわかるけど、サテンさんの正論すげえな…。
確かに普通の人間じゃあんなこと出来ないわ。
-
- 2012年12月14日 18:31
- 佐天は、表の世界に帰った方が幸せなのでは…
-
- 2012年12月14日 18:31
- 懐かしいな、禁書SSで初めて読んだやつだ
-
- 2012年12月14日 18:32
- 以前他のまとめで見たことあるな
上条の場合仮に自分が無惨に死ぬような状況でも突っ込めるからね。その点が一般人と違う気がする
-
- 2012年12月14日 18:34
- 懐かしSSラッシュ
-
- 2012年12月14日 18:35
- ???「その結果毎回毎回病院のお世話になられるこっちの身にもなって欲しいんだよっ!」プンスカ
-
- 2012年12月14日 18:35
- ええ話や
-
- 2012年12月14日 18:39
- 天18巻のアカギがヒロユキに言ったことを思い出した。普通ってなんだってあれな。
この上条さんはやるかやらないかの極論言ってるだけで普通とか関係ないよね
-
- 2012年12月14日 18:41
- いいね。
上条さんの上条さんらしさが良く出てた。
最近は原作でも迷いまくってるからなぁ……
-
- 2012年12月14日 18:44
- でも力のない一般人が最強を倒したわけじゃなくて
単なるチートキャラがご都合主義でやっつけただけなんですけどね
-
- 2012年12月14日 18:50
- 禁書キャラは脳筋というか基本頭悪いのがデフォだからな
敵が悪手連発してくれなきゃ勝目ないし
-
- 2012年12月14日 19:20
- 木原くんは無能力者の希望だよな
-
- 2012年12月14日 19:27
- 駒場が一方通行を追い込んだ事も忘れないで、
木原一族は一般人と呼ぶには抵抗が。
-
- 2012年12月14日 19:30
- 部屋は別でござるよwwドゥフフwww
-
- 2012年12月14日 19:58
-
※6、※7の言う通りだが、気持ちのぶれやすい(仕方ないことだが)佐天サンにはこれぐらい揺るぎない芯を持って接するのが丁度良いのかもね
最近の原作の上条さんが迷ってぶれて敵にそこを突っ込まれてたのは良い変化
-
- 2012年12月14日 20:11
- てっきり佐天さんが「あのレベル5倒したの私なんですよー」とかホラ吹くのかと
-
- 2012年12月14日 20:22
- 上条さんは自分の真似した普通人が惨殺でもされないと
自覚出来ないくらい自分を捨ててるからな
-
- 2012年12月14日 20:22
- 佐天さんはそんなきゃら イライラするキャラ
-
- 2012年12月14日 20:38
- 神条さんには大型トラックに轢かれても一週間ほど入院すれば退院できるくらい人間離れした体の頑丈さがあるけどな
性格的にも壊れていると言われた某士郎さんと似たようなもんだし
普通とは言いがたい
ただこのSSは記憶に残る良作
-
- 2012年12月14日 20:42
- いや、このSSで言われてる「普通」は超能力や魔術を使えないって事だろ?
あと上条がすぐ退院できるのは冥土返しの力で上条関係なくね?
-
- 2012年12月14日 20:54
- 普通の人が子供助ける→子供の代わりに事故死フラグ
上条さん→その事故死フラグすらパキーンして子供共々助かる
-
- 2012年12月14日 21:01
- 29
超能力と魔術が使えないのが「普通」なら佐天さんはすでに普通じゃね?
上条さんはどんな攻撃を受けても即死しない
冥土返しの力があってのものというのもたしかだけど
そもそも普通の人なら病院につく前に死んでるw
-
- 2012年12月14日 21:40
- おいおい…そんなこと言い出したら上条に限らず大抵の漫画アニメのキャラが異常になってしまうぞ
ご都合主義とか言うのは極論どの作品にもあるわけで、その作品の好き嫌いで使われるゴミ単語でしかない
-
- 2012年12月14日 22:00
- また懐かしいな
実際アニメの佐天さんは終盤御坂さんに説教かましたり金属バット一本でキャパシティダウンぶっ壊したり勇敢に成長してるし、後々ちょっと体鍛えて女版上条さんみたいになってても何ら不思議ではないと思う
-
- 2012年12月14日 22:01
- たとえ原作がご都合主義であろうとなかろうと
このSSが良作である事は間違いない
-
- 2012年12月14日 22:06
- 他のアニメや漫画はこの際どうでもいいけど
主人公補正のありまくりの上条さんが自分は普通だと言ってることに違和感があるって言ってるだけ
あと好き嫌いの話なんて一度もしてない
自分はこのSSも原作も好きだぞ
まぁSSと関係なくなってきたからこの辺でやめておこうか
-
- 2012年12月14日 22:35
- Lv4肉体再生
Lv3身体強化
Lv5打撃洗脳
Lv3力場感知
Lv2痛覚遮断
これくらいは持ってるだろ。
-
- 2012年12月14日 22:39
- ※31
だから上条と佐天は「普通」に対する認識が同じで意識が違うっていう話なんだろ?
そもそも上条は自分が生き残れてるのが主人公補正のおかげだなんて思ってないわけだから、
自分を「いつ死んでもおかしくない普通の人間」だと思うのは当たり前なわけで
あ、あと※32は別人な
-
- 2012年12月14日 23:16
- ※36
打撃洗脳わろた
-
- 2012年12月15日 00:53
- ※32
漫画の登場人物な時点で普通じゃねーんだよ
佐天さんもある意味「レベル5の友達」という異常を持ってる
-
- 2012年12月15日 01:22
- 禁書って面白い?面白いなら買おうと思ってるんだけど
-
- 2012年12月15日 01:26
- ※29
左腕切断されても翌日には動かせる程度まで回復して接合した冥土返しが呆れてたんだがな
ギアスのC.C.並の肉体再生能力でもなきゃ数週間リハビリだろうよ
-
- 2012年12月15日 01:43
- 上条さんは50cp位の普通人
でも、その能力の内訳は
幻想殺し:+150cp
危険察知:+30cp
頑健な肉体:+20cp
不幸体質(重度):-100cp
女難の相:-50cp
で、トータル50cpってところだからなぁw
-
- 2012年12月15日 01:49
- でもイザと言う時には幸運が発揮されるし、女難は言い換えればモテてるだけでしょ
-
- 2012年12月15日 02:15
- 上条は神の加護も打ち消すけど悪魔の手招きも打ち消すからしぶといと解釈してる
女は……不可抗力とはいえラッキースケベで嫌われても不思議じゃないけど、功績が功績だけに許される
というか不幸そうな顔せず戦闘時の真面目顔ならイケメンなんだろ
-
- 2012年12月15日 02:29
- 読みやすいし引き込まれやすいし内容もいい
上手いな~
-
- 2012年12月15日 03:35
- >>40
めっちゃ面白いよ~
キャラが脇役まで魅力的なのがよい
ただ、中ニ病、ご都合主義、謎理論が許せないって人には向かないかも
-
- 2012年12月15日 04:05
-
※40
個人的には、良くも悪くも一昔前のジャンプ的な作品だと思う。だがそこが良い!w
そういえば上条さんって20巻ぐらいで、攻撃とか危機に対してある程度は前知出来るって言われて無かったっけ?
-
- 2012年12月15日 04:35
- 久しぶりに読んだが禁書短編SSの中じゃ一番好きだ。名作
-
- 2012年12月15日 06:39
- そりゃ上条さんは運良い方でしょ かなり
佐天さん八極拳でもやったらどーよ
-
- 2012年12月15日 07:45
- やるやらない、と、できるできない、は別物ですよね~
才能のある人にはそれが解らんのです、踏み出しても子供を助けられないのです・・・
頑張って勉強しても志望校に受からないのです・・・
-
- 2012年12月15日 08:10
- キミら勘違いしてるけど、また上条さんがフラグを建てた、ただそれだけの話なんだよ
-
- 2012年12月15日 10:00
- ってか右腕ちぎれても勝手にはえてきますしね^ ^
-
- 2012年12月15日 10:22
- 上条は相手の攻撃を周囲のわずかな動きから先読みできる設定あるしな
もはや公式お墨付きの主人公補正www
-
- 2012年12月15日 12:12
- ビリビリの中の人の苦手なキャラが上条さんってのがまたね
-
- 2012年12月15日 12:38
- ※44
公式で上条さんはイケメン設定、インタープリターさんは超絶美少女設定だよ
でなきゃあんなデリカシーのない振る舞いが許されてフラグが乱立するわけがない
-
- 2012年12月15日 13:36
- 結局、イケメンに命救われたら誰だって惚れるわけよ
-
- 2012年12月15日 13:45
- ※56
あんたも救われたらよかったのにね
-
- 2012年12月15日 14:31
- これは名作だわ。
流石だぜ上条サン!
-
- 2012年12月15日 17:31
- 作品の対する意見がほぼないのはそれだけ的を射て出来がいいからってことでおkなの?
1つ2つの事なら『普通』の人でも遭遇して解決に導くこともできるんだと思う。
でも生死の境を幾度となくくぐり抜けて事を解決に導くのはやっぱ普通じゃ無理だわな。途中で死ぬ
その意味でいったらやっぱ普通じゃないわ上条さん。運で済ますにも無理あるレベルだし。
-
- 2012年12月15日 18:17
- ※59
運じゃなくて成功するように☆が裏で手を引いてるだけの話
-
- 2012年12月15日 23:54
- ご都合主義批判の9割型は
「なんでお前ら接近戦に付き合うんだよ!!」って心の叫びだろ。
距離とってりゃ何も出来ない奴相手(移動速度も普通)に殴られすぎだ。
(これが初出かとかは曖昧だけど)十数巻でようやく一方が引き撃ちしようとしてたけど
爆風だか利用されてあっさり殴られて終わってるし。
-
- 2012年12月16日 02:51
- 上条さんは運は良くない(幻想殺しのせい)
でも大体上手く行くのは紛う事なき実力
ただ、周りが化け物過ぎてその「実力」がカスになってるだけ
だからこそ能力っていう実力を消せる上条さんは事実上かなりのハイスペックになる。
-
- 2012年12月16日 03:55
- 一方その頃アメコミでは何の特殊能力もないパニッシャーが、特殊能力のバーゲンセールなヒーローとヴィランを皆殺しにしていた。
いやまあ、パニッシャーは銃火器の扱いに優れてるし、戦闘スキルはピカイチなんだけどね?(言い換えれば、それしかないただの人間)
何が言いたいかって、上条も何かしら武器持ってたらいいんでね?
-
- 2012年12月16日 15:15
- ※63
キモ
-
- 2012年12月17日 00:09
- 厨ニ能力なんて要らないでしょう...
-
- 2012年12月17日 11:32
- 普段の運は酷いもんだか、こと問題につっこませれば運はピカイチだろ。わざわざ敵が土俵に入ってくるわ、突発的な発想が大体うまくいくわで。
-
- 2012年12月17日 20:39
- ※63
それただの浜面じゃね?
-
- 2012年12月22日 01:57
- 浜面こそ純粋なレベル0でレベル5(麦野)を倒したよな
-
- 2012年12月24日 16:08
- ※68
あれはまあ、麦野が悪い
-
- 2013年01月02日 13:15
- なんか共感するssだった
-
- 2013年01月09日 00:17
- 目の前で困ってる人間を助けるのは普通だろって話じゃないの。
サテンさんは※欄の言うように、上条さんは特殊な力を持ってて死をも恐れない心を持ってるから普通じゃないって言ってて。
でも上条さんは自分にできることをやってるだけ、死ぬつもりで誰かを助けたことなんて一度もない、ただ目の前で助けを求める人に手を出しただけって言ってて。
死にそうな人が前にいたら、救急車を呼んで助けようとする、そんな格好いい普通になりたいって話だろ。
-
- 2013年01月17日 00:33
- ※10
そうか?
俺は近い状況に出くわした時とっさに体が動いてたけどな。
まぁその時は助ける助けない以前に事故にすらならんかったが。
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- 2013年02月12日 13:08
- まーたフラグ建てたのか
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- 2013年02月21日 06:19
- まぁ上条さんは正義の味方なつもりないし、こんなもんじゃね?
光が強ければ陰が濃くなるってのは原作的にも表現されてるし、ある意味この作品の主人公としては正しい立ち位置。
ヒーローって勧善懲悪の世界でもない限りは、一方の弱いものを力持つ者が主観でねじ伏せる話だからね。
天使と神という光眩いものが一番弱い立場の弱者を虐げるようにさ。
綺麗事なしに弱いものに寄り添ってくれるのって悪魔か怪異くらいのもんだから。
まぁそれ相応の代償を支払わされるけど、不当で理不尽なりに善人気取り達よりは公平ではあるよね。
皆を助けるヒーローは弱い者の味方であり、最大の敵なんだよね。だからヒーローは苦悩する。
そんな苦労のない上条さんははっきり言ってかなりイラッってくるけどさww
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- 2013年03月17日 23:16
- アレイ☆の法の書が「自分の意思に従え」みたいな思想を主軸にしてて、上条さんは作中でそれを最も実行しているキャラ。
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- 2013年04月02日 03:07
- 自分が惚れた上条さんがここにいた。
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- 2013年04月13日 22:04
- ※42
まさかこんなところでその表現が見れるとはおもわなんだ
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- 2013年05月04日 12:51
- 浜面もランボーに近い何かだろw
ロシア軍相手に単体で戦った辺り
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- 2013年05月10日 22:20
- 良かった。一乙。
てか※62天才だろ
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- 2013年06月05日 03:30
- ※43.
お前は何も分かってないな。
日常的に死なない程度のどん底を味わい続けていざというときに死なない運と、日常的に天に昇るような幸福を味わい続けて死ぬときはサクッと死ぬ運、さあどっちが良い?
少なくとも俺は後者だなあ・・・
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- 2013年07月14日 01:02
- ※62は成る程と思った。
作中の強キャラの殆どは魔術師なら魔力で能力者は能力の応用で身体能力を異能でブーストしてる訳だし。
異能なしでも身体能力が高いのって聖人や体術を学んでる奴らで上条さんはこいつ等には負けてるし
美琴も能力で身体能力をブーストしてるから麦のんも似た事をやってるのだろうか?
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- 2013年08月02日 11:48
- 美琴「アイツは別に、特別だから、レベル5の…特別な存在の前に立つわけじゃない、って」
上条「俺がやったことなんて、誰でもできることだろ」
なにこの矛盾に満ち溢れた綺麗事ww
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- 2013年08月17日 12:41
- さすが上やん煽り上手
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- 2013年08月17日 23:32
- 音速で動くサイボーグ殴り飛ばせる上条さんが『普通』とかふざけてるのか
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- 2013年08月28日 00:04
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人によっては賛否両論だけど俺は大好きよ上条さん!!!
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- 2014年03月19日 02:16
- これぞ禁書だよな
そらテーマを見抜けないアホにはご都合に映るよ
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- 2014年10月13日 20:44
- 主人公だから補正がかかるんじゃない。そういう存在だから主人公なんだよ。
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- 2015年01月02日 14:13
- レベルゼロでも能力持ってるからなぁ
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- 2015年01月15日 00:25
- 禁書の世界では「似たような物には似たような性質が宿る」っていう偶像崇拝もどきな力が働いているから主人公みたいな考え方になれれば、もれなく主人公補正がついてくる
轢かれそうな子供を助けたいと思うのは普通のことで、そこから一歩踏み出した時点で主人公補正がついてるから普通は助けられる
と、そんな気がした
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- 2015年01月20日 09:39
- ※4
俺もここが良いと思った。
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- 2015年02月03日 23:57
- 上条には一生同意できないな
自分の常識っていうか正常な思考すら無効化してるんじゃないかってぐらいおかしい
普通の人間はここまで自分を普通だっていいきらないと思う。多少ぶれるし
普通じゃないって言われたら、あっはいで済ませる
他人に対して説教してかんがえかたを
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- 2015年02月04日 00:01
- ↑変えさせるなんて普通の人にはできない。
やろうとも思わんしできるとも思わない
人の考え方ってのはそう変わらんからな
考えの頑固さっていうか一本道っていうか
こうときめたらこう、お前が間違ってて俺が正しい。
俺は普通、お前も普通、俺が言うから絶対正しいみたいな
もう少し上条も考えたら人間らしさがでてよかった。
話のでき自体はよかったけどね
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- 2015年06月04日 14:32
- 上条と佐天の言い合いおもしろかったな
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- 2015年06月20日 21:21
- ブレザーと学ランの間違いはこまかくないだろ
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- 2016年07月04日 00:44
- 思いのほか面白かった(コナミ感)
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- 2016年07月26日 05:42
- ん?サテンさんと初春って同じ部屋だったか?
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- 2016年09月21日 03:28
- 佐天さんのスピンオフ作ったら絶対人気出ると思うんだ
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- 2020年05月28日 11:43
- 上条は右手よりメンタルがスゴイ。