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まどか「なんだろこれ、メダル?」

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:20:29.65 ID:/lSdo+6Z0

○「……どこだ、ここは……。俺は、生きている……のか?」

○「ブラックホールに飲みこまれたが、なんとか意識のあるコアは無事だったようだな……」

○「しかし、またこのような姿に逆戻りしてしまうとは……」

○「くそ、Drめ……このままではすまさん!」コロコロ

○「とにかく、セルメダルを集めねば。人間の寄り代が必要だな……」コロコロ

○「む、あれは……?」



3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:25:15.34 ID:/lSdo+6Z0

まどか「さやかちゃん!早く行かないと学校に遅刻しちゃうよー!」

さやか「わーかってるって!さやかちゃん高速着替えしちゃいますよ!」

まどか「もぅ、さやかちゃんと一緒に通学してるといつも遅刻しそうだよ。」

まどか「あれ、なんだろうこの緑の……メダル?綺麗だなぁ。」

○(女々しい小娘だが……この際こいつでもいいか)



4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:26:12.68 ID:/lSdo+6Z0

○「俺を拾え……!俺を拾え……!」

まどか「ひっ……!?なんか怖い男の人の声がしたような……」

さやか「お待たせまどか!時間ヤバい!学校までダッシュするよ!」ダダダダダ



5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:26:47.63 ID:/lSdo+6Z0

まどか「あっ、待ってよさやかちゃーん!私そんなに早く走れないよー!」タッタッタッタッ

まどか(あのメダル、綺麗だったけど怖い声がしたし、拾わなくていいや)

○「…………………………………………………」

○「何ィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」



6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:28:03.31 ID:/lSdo+6Z0

杏子「あー、その辺に飯かさやか落ちてねーかなー」

○(なんということだ……完全に拾って貰えると思っていたのに……)

杏子「ん?なんだこれ。緑色のメダル?金の足しになりそうだし、拾っとくか。」ヒョイッ

○(ぬおっ。また小娘か。しかしこの際こいつでも構わん)

○「おい、聞こえるか小娘。」

杏子「どこからだ……このムカツク声は?」



7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:28:43.44 ID:/lSdo+6Z0

○「俺を見ろ……俺を見ろ……!」

杏子「周りに人影はない……魔女の使い魔か。コソコソしてないで出てきたらどうだい!」

○「俺を見ろと言っている!」

杏子「!?もしかして今の声は、このメダルから……?」

○「やっと気づいたか、愚鈍な人間め。」

杏子「おい、アンタが喋ってんだな?」

○「その通りだ。お前の欲望、解放してみろ!」

杏子「なにいってんだこいつ」



8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:29:47.80 ID:/lSdo+6Z0

○「かくかくしかじかで、俺達グリードは世界を喰らうために復活したのだ。どうだ、恐れ入ったか!」ドヤァ…

杏子「はぁ。つまりアンタ欲望の塊で、世界を喰らうために生きてると。」

杏子(なんかQBみたいな奴だな……めんどくせぇ……)

○「その通りだ……っておい!何故俺を下水道に落とそうとしている!」

杏子「だってアンタ世界の破滅が目的じゃん?そんなのアタシ嫌だし。邪魔だからここで消す。」

○「待て待て待て、話しを聞け!俺は世界を破滅させるためにいるんじゃない!」



9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:30:55.93 ID:/lSdo+6Z0

杏子「……じゃあ手短に聞くよ。世界を喰らうってのは、破滅じゃなけりゃどういう意味なんだい?」

○「それはその……なんというか概念的にというか……長期的目標というか……俺暴走したくないし……」

杏子「ハッキリ喋りな!」ドンッ!

○「具体的には、なにも考えてないです……。」ガクブル

杏子「ふーん……」



11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:32:06.75 ID:/lSdo+6Z0

○「やめて、落とさんといて。後生やから。お願い。」

杏子「……」ニィ

○「!?」

杏子「気に入った!世界を喰らうとかいう夢、アタシも一口乗らせてもらおうか!」

○(生き残りキターーーーーーー!)



12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:32:49.55 ID:/lSdo+6Z0

杏子「そういやアンタ、名前は?」

○(たすかった……)

○「俺の名前は、ウヴァだ。」

杏子「そうかい。アタシは佐倉杏子だ。よろしくね、ウヴァ。」

ウヴァ「ふふふ、共に世界を喰らうぞ杏子!」

ウヴァ(そして元の世界でDrにひと泡吹かせてやる!)

杏子「ちなみに主導権はアタシにあるから。そこんとこ……な?」ニラミ

ウヴァ「はい」



13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:33:22.64 ID:/lSdo+6Z0

杏子「で、アンタは具体的には何ができるんだい?」

ウヴァ「人の欲望を叶える事でセルメダルをもらうことができる!」

杏子「そのセルメダルとやらは取られた人間はどうなるんだい?」

ウヴァ「……特になにも」

杏子「は?」

ウヴァ「……特に何も不都合はない」



14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:34:45.04 ID:/lSdo+6Z0

杏子「ち、ちょっと待ってくれないかい。アンタ、確か金融業してたんだよね?もしかして……」

ウヴァ「金を渡す代わりにメダルをもらっていた。愚かな人間どもは気づかなかったようだがな!フハハハハ!」

杏子「それ、喜捨っていうんだよ。知ってるか?」

ウヴァ「……?」

杏子「いやだからさ、アンタ凄い世のため人のためになってる訳よ。」

ウヴァ「なん……だと……?」



15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:35:54.62 ID:/lSdo+6Z0

杏子「あっきれた!ホントに金渡してるだけかよ!もっと怪人らしいことすればいいのに!」

ウヴァ「お、俺だって序盤はヤミーを作ったりしていたんだぞ!でもメダル足りなくなるし……復活させたのに裏切られるし……」ウジウジ

杏子(中々悲惨だなぁコイツ)

ウヴァ「最近はセルメダル半分で出来るお得な屑ヤミーも開発した!」ドヤ!

杏子(怪人が節約自慢してどうすんだよ)

ウヴァ「まぁそういう訳で、だ!佐倉杏子よ、お前の欲望を解放しろ!」

杏子「しろ?」ギロッ

ウヴァ「してください!セル足りないんです!」ピョインピョイン



16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:36:45.82 ID:/lSdo+6Z0

杏子「そうだなぁ……」

杏子「イタリア料理のフルコースが食べたい!」

ウヴァ「……?」

杏子「アンタ言ってたろ、世界を喰らうってさ。じゃあ、世界中の料理を食べちまうのが手っ取り早いだろ!」

ウヴァ(なにいってんだこいつ……!?)

ウヴァ(しかし凄まじい欲望のエネルギーだ……これなら、1000枚は稼げる!)



17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:41:06.12 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「杏子。お前、普段ロクなもの食べてないな?ただの食欲にしては強すぎるエネルギーだ。」

杏子「いいじゃないか、そんなことはどうだって。で、出来るのかい、出来ないのかい?」

ウヴァ(なんとなく分かる。こいつも、生きるために何でもしてきたクチか。)

ウヴァ(まだ、メズールの人間態よりも小さい娘程度だというのに……)

ウヴァ「……任せろ。セルは先払いでもらうがな。」

杏子(あれ、意識が……)フッ…



18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:44:18.50 ID:/lSdo+6Z0

杏子(う……ここは……?)

???「やっと気づいたか」

杏子(誰だこの緑ジャケット……ってアイツか)

杏子「アンタなんで人間の姿してるんだよ。」

ウヴァ「お前から貰った1000枚のセルを糧に、適当な人間を寄り代にしたのだ。」

杏子「その服装は?」

ウヴァ「俺の趣味だ。」

杏子(蛍光緑のジャケットとか超ダサいのに異常に似合っている……)



19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:46:37.72 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「いつまでも寝ぼけてるんじゃない。折角おまえの欲望を叶えてやったんだ。」

杏子「って……なんだここ!足元絨毯じゃないか!うわ、椅子もふかふか……」

ウヴァ「高級イタリアンだ。あまり騒ぐな。」

クスクス……

杏子「……ッ!こ、高級いたりあんってことは、アタシの欲望は叶ったんだね?」カーッ

杏子(なんでコイツはこんな落ち着いてるんだよ!くそ、恥ずかしい!)



20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:50:43.81 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「セルメダルはもらったからな。思うがまま食べるがいい。」

杏子「ほんとか!」キラキラ

ウヴァ(ふん、凄んでみせても結局はまだ子供だな……)

ウヴァ「まぁコース料理だからな、好きなだけとはいかんかもしれんが。」

杏子「楽しみだなー!イタリアかー。スパゲッティとかかなー。」

ウヴァ「お前、食べた事無いのか。」



21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:51:31.86 ID:/lSdo+6Z0

杏子「……まぁ、色々あってね。ここ最近じゃ料理もまともに食っちゃいないけど。」

杏子「辛気臭い話しは置いといてさ、とりあえず食べようぜ!」

ウヴァ「……それもそうだな。」

杏子(お腹すいた……まだかなぁ)

ウヴァ(腹が減った……まだか)



22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:55:34.65 ID:/lSdo+6Z0

ウェイター「ハムとチーズの盛り合わせでございます。」

杏子「うおっ、すげっ……美味そう……」

ウヴァ「やっとantipastoが来たか。」

杏子「アンティーパンスト?」

ウヴァ「アンティパスト。イタリア語で前菜だな。次の料理が出来るまでの時間稼ぎだ。ハムやチーズ、カルパッチョなんかの作り置きものが主流、といわれている。」



23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 01:58:21.19 ID:/lSdo+6Z0

杏子(虫の癖にエライ詳しいなおい)

杏子「へぇー。食べていいのか?」

ウヴァ「好きにしろ……無論、俺も食うぞ。」

杏子「いただきまーす!」パンッ

ウヴァ「いただきます。」パン



24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 02:11:58.75 ID:/lSdo+6Z0

杏子「あ、ちょっと疑問なんだけど。」

ウヴァ「なんだ?」

杏子「このいただきます、ってのはマナー違反にならない?外国ではやらないって聞いたよ?」

ウヴァ「ルール的には違反だが、慣例的にOKだな。」

杏子「なんでさ?」

ウヴァ「カトリック系キリスト教の信者が神に祈るように、日本人が食材に感謝するのも宗教的儀式である、という見解があるからだ。」



25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 02:13:58.08 ID:/lSdo+6Z0

杏子「食材に感謝する宗教的儀式、か。そんな大した考えもってないけどな。」

ウヴァ「確かに形骸化しつつあると言われているな。だが、世界中で唯一の食文化だ。誇っていい。」

ウヴァ「それにしても、食前の儀式だけで世界には数十個存在するんだ。」

ウヴァ「全く人間の文化に対する欲望は凄まじい物があるな。」

杏子「そっか。よし、じゃあ今度こそ……!」シャキーン!



26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 02:21:51.86 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「ちょっとまて、杏子。ナイフとフォークは外側にあるものから使うんだ。」

杏子「そ、そうなのか……ごめん、アタシこういう店来た事ないから……。」

杏子(うう、さっきから失敗してばっかりだ……)

ウヴァ「気にするな。おまえはまだ小娘なのだ。これから覚えればいい。」

杏子(普段ヘタレのくせに、こういう時は……)

杏子「……ありがと。」テレテレ



27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 02:26:10.25 ID:/lSdo+6Z0

杏子「塩味が濃いのに、しっかりハム本来の味がする!」モグモグ

杏子「チーズもすげぇ香ばしい、そしてとろける!」ウマウマ

杏子「うん、美味しい!」

ウヴァ「そうか。欲望が満たされて何よりだが、そろそろお前について話してもらおう。」

杏子「いいじゃないか、そんなことは……」



28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 02:26:43.22 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「いや、良くない。本人が一番求めている欲望を知るためには、そいつをよく知らねばならない。」

杏子「……ッ」

ウヴァ「もしかすると、俺の力で解決できるかもしれん。」

杏子「あんまり、面白い話じゃないよ……?」

ウヴァ「構わん。曝け出してみろ。」



29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 02:37:27.58 ID:/lSdo+6Z0

杏子「アタシの親父は牧師でさ、一家で教会に住んでたんだ。」

杏子「親父は「もっと人に寄り添った宗教を作る!」なんて言って、古かった教会の体質を改革していった。」

杏子「アタシも色々手伝ったりしたんだ。家族一丸となって、みたいな感じでさ。」

杏子「貧しかったけど、楽しかった。」

杏子「でも、教義に含まれないことも独自に説いちゃったから、それを嫌った教会関係者や、信者に見放されて……」

杏子「……ッ。ごめん、今はこれ以上無理。」

ウヴァ「そうか……無理はするな。少しずつ話してくれればいい。」



30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 02:44:57.26 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「どうやら次の皿が来るようだな。」

杏子「次の奴にもなんか名前ついてるのか?」

ウヴァ「primo piatto。プリモ・ピアットだな。日本語でいうなら主菜だ。」

杏子「へー……」

ウェイター「海老とアボカドのサラダでございます。」

杏子「うわぁ……!」



31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 02:51:39.30 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「中々美味そうだな。」

杏子「なぁウヴァ。アボカドってなんだ?」

ウヴァ「畑のバターと言われるほどにジューシーな野菜だ。食べてみれば分かる。」

パクッ

杏子(凄い、ソースだけでこんなにおいしいなんて!くそっ、パンに付けたい!)



32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 02:52:35.69 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「フッ、余りの驚きに目が見開いているぞ杏子。更に良い事を教えてやろう。」

杏子「?」モグモグ

ウヴァ「一緒に置かれたパンだが、おかわり自由だ!」ドヤァ…

杏子(な、なんだってー!)ヒョイパクモグモグ

ウヴァ「さらにさらに!ソースに付けて食べるのはマナー違反ではない!むしろ常識だ!」ドドドヤァ…

杏子(なん……だと……?)ヒョイヒョイモグモグ



38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:20:42.10 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「おい、ちょっと待て」

杏子「?」モグモグモグゴックン!

ア・ン・コチャンノヒッサーツ

ウヴァ(なんだ今の音……)

ウヴァ「器の中の海老が全て消えてるんだが。」

杏子「あ」

ウヴァ「小娘ぇ……」自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/



39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:21:53.59 ID:/lSdo+6Z0

杏子「ごめんごめん、ついパクパクとさ。」

ウヴァ「ふん、まぁいいだろう。俺はソースの方が好きなのだ。」

杏子「この美味しさは反則的っ……!あまりにもっ……!」ヌリヌリパクパク

ウヴァ「待てコラァ!」



40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:22:34.10 ID:/lSdo+6Z0

ウェイター「お待たせしました、イカスミのパスタディス!」

杏子(活舌悪っ)

ウヴァ「ほう、イカスミか。」

杏子「うわぁ、真っ黒だなコレ。食べれるのか?」

ウヴァ「イカスミスパゲッティの美味しさは外見のそれを覆すに余りある。つべこべ言わずに食べるがいい。」

杏子「うん……」オソルオソル



41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:23:50.74 ID:/lSdo+6Z0

パクッ

杏子「美味い!魚介類と麺の味がして両方美味い!」モグモグ

ウヴァ(えらく語彙が少ないな……まぁいいが)

ウヴァ「ヴェネツィアの代表的パスタであるイカスミスパゲッティ、正式にはスパゲッティ・ネーロだが」

ウヴァ「水の町と言われるヴェネツィアだからこそ、魚介類との完全調和をなによりも重視しているそうだ。」

ウヴァ「より美味しい物を食べようとする欲望に己の町の特色を利用するとは、人間どもの欲望の叶え方は興味深い限りだな。」モグモグ



42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:24:36.64 ID:/lSdo+6Z0

杏子「ところでさぁ、アンタなんでそんなに世界の料理について知ってるわけ?」

ウヴァ「……いつかグリードの皆で海外にでも、と考えていた時期があってな。」

ウヴァ(メズール、カザリ、ガメル、アンク……)

杏子「……そうかい。悪い事聞いちまったね。」モグモグ

ウヴァ「気にするな。今は欲望を満たす事に専念するがいい。」モグモグ



43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:25:31.55 ID:/lSdo+6Z0

ウェイター「子牛のカツレツディス!」

ウヴァ「ほう、セコンド・ピアットはミラノ風カツレツか。」

杏子「第二皿って意味だよね?プリモ・ピアットとは何か違うのかい?」

ウヴァ「セコンド・ピアットは所謂メインディッシュだ。肉または魚料理が供されるのが一般的だな。」

杏子「で、今回はこのカツレツと。しっかしまぁ、おいしそうだねぇ……」ヨダレ



44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:26:28.67 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「お前の欲望の産物だからな。好きなだけ食べるがいい。」

杏子「言われなくても!」シャキーン

杏子「……」モグモグ

杏子「美味い……本当にこれが、カツレツなのかよ……」モグモグ

ウヴァ「……だろ?」ドヤァ



45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:27:37.39 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「イタリア料理は素材本来の味を活かす料理が多い。このカツレツもまた然りだ。」モグモグ

ウヴァ「カツレツの美味しさは素材そのものの質と、揚げ方によって決まると言われているな。」モグモグ

ウヴァ「外はカリっと。中はしっとりと。言うのは簡単だが、実践するのは難しい。」ゴックン

ウヴァ(マジ美味い)

ウヴァ「シンプルな事ほど極めにくいものだ。しかしそのシンプルな事をやり続けてきたシェフのみが、この味に辿りつけるのだろう。」モグモグ

杏子「すげーんだな、料理人って……」ゴックン

杏子「ふぅ、かなり腹一杯になってきたな。」ケプ

ウヴァ「イタリアンは量が多いからな。」



46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:28:18.92 ID:/lSdo+6Z0

ウェイター「お待たせしました、ドルチェディス!」

杏子「お、来た来た。これは……デザートかい。」

ウヴァ「その通りだ。ジェラートと言って、シャーベットやアイスと風味は一緒だが、味の濃さで変化をつけてあるものだな。」

ウヴァ「さぁ食ってみろ。そのジェラートをどう思う?」

杏子「凄く……ジューシーです……」モグモグ

ウヴァ「密度が違うからな。しっかりと舌の雑味を取り去ってくれる。」モグモグ



47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:29:01.51 ID:/lSdo+6Z0

杏子「ふぅ、食った食った。」

ウヴァ「ボリュームのあるコースだったな。」

杏子「パンおかわりしまくったしね。」

杏子「さて、帰りはどうするんだい?」

ウヴァ「同じ事をする。目を閉じるがいい。」

杏子「なるほど……ね……」




48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:30:46.81 ID:/lSdo+6Z0

杏子「んぅ……ここは……さっきの場所か。」ゴシゴシ

ウヴァ「その通りだ。とりあえず、寝る場所に案内しろ。」

杏子「寝る場所、ねぇ。アタシがいつも行ってるとこでいいかい?」

ウヴァ「構わん。」

杏子「んじゃ、変身!っと。」

ウヴァ「!……小娘、お前何者だ?」

杏子「こっちにも色々あるのさ。まぁついてきなよ。」



49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:34:03.30 ID:/lSdo+6Z0

ウェイター「ふぅ、疲れた……バイトも大変だなぁ。」

ココロミツルギーカガヤクユウキー

ウェイター「ウェイ!?って、電話か。非通知……誰だろう。」ピッ

ウェイター「ダリナンダアンタイッタイ」

橘『俺だ。聞こえるかケンジャキ。』

剣崎「ダディーヤナサァン!?いまどこにいるんディス!」



50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:36:27.26 ID:/lSdo+6Z0

橘『心配をかけてすまないと思っている。』

剣崎「せめて借金だけでも返してから失踪してくださいよダディーヤナサァン!ナンナンディス宛てにBOARDに300億の借金って!」

剣崎「おかげで今月はほとんどタダ働きになって、ライダー以外にもバイトいくつかしないと生活できないんですよ!?」

剣崎「せめて何に使ったのか教えてくださいよダディーヤナサァン!」



51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:37:36.83 ID:/lSdo+6Z0

橘『……電波ジャック装置だ。世界中のTV、ラジオの電波をBOARDがジャック出来る』

剣崎「ヴェ!?何故ディス、何故なんディス!」

橘『なんかこう、カッコイイじゃないか。世界の危機に一斉放送みたいな事が出来たら。』

剣崎「ダディーヤナサァン!アンタは、なんでアンタはそうなんだ!」

剣崎「対新型脅威組織のBOARDは未だに世間からきな臭い目で見られて、ロクに予算もおりない貧乏組織だって知ってますよね?」



52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 20:55:54.41 ID:/lSdo+6Z0

橘『おっと謎の生態反応だ。場所は赤坂の天道ビル4Fのイタリア料理店。頑張れよ。』プツッ

剣崎「ソンナ……アァソンナ……ウソダ……ウソダドンドコドーン!」

剣崎「でもダディーヤナサン変になってなくてよかった……」

剣崎「変といえば、何年か前のダディーヤナサンは……」



55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 21:05:46.15 ID:/lSdo+6Z0

ー回想ー

橘「ケンジャキ、モズクだ!いいからモズクだ!」

剣崎「ダディーヤナサァン!ナズェモズクを求めるんディス!?」

橘「人が救われるにはモズクを食べて健康になるのが一番なんだ!」

剣崎「ヴェェェェェェェ!?ダディーヤナサン、変な宗教にでも騙されたんじゃ……」

ー回想終わりー

剣崎「あの時のダディーヤナサンはホントにおかしかった……いつの間にか戻ってたけど」

剣崎「とにかく現場に行かないと……」



56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 21:21:46.52 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「ここがお前の寝床か……」

杏子「……チンケなもんだろ?廃ホテルなんてこんなもんさ」

ウヴァ「水道電気シャワーが通ってるだけマシだ。」

杏子「アンタも大概な生活してるんだね……」

ウヴァ「それよりも小娘、早く寝ろ。もう夜も深まっている。」



57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 21:23:06.30 ID:/lSdo+6Z0

杏子「アンタはどこで寝るんだい?」

ウヴァ「これだけ広いベットなんだ、二人で使っても問題なかろう。」

杏子「っ!?」

ウヴァ「どうかしたか?」

杏子「い、いやその、アンタの寄り代はその男で、アタシは……」

ウヴァ「?」

杏子「い、いや。なんでもないよ。」



58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 21:28:47.49 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「そうか。では俺は先に寝させてもらう。眠いんでな……」ファァ…

杏子「あ、アタシも寝るよ。」

ウヴァ「なら早くベットに入ればいいだろう。」

杏子「う、うん……」イソイソ



59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 21:29:30.11 ID:/lSdo+6Z0

備え付けラジオ『天道ビル4Fに謎の生物が発生……空を飛び、皿に乗ったスパゲッティの体に昆虫の脚が生えたような姿を……』

備え付けラジオ『店内の料理を食いつくし……活舌の悪い職員が討伐に向かっている模様……』

杏子「魔女かな……」

ウヴァ「魔女?」

杏子「いや、こっちの話だから気にしないで。」

ウヴァ「そうか。」



60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 21:46:32.33 ID:/lSdo+6Z0

杏子(まだグリーフシードは必要ないし、それに……)

ウヴァ「…………」

杏子「…………」チラ

ウヴァ「…………」

杏子「…………」カァッ

ウヴァ「…………?」

杏子「!!」バッ



63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 21:53:07.76 ID:/lSdo+6Z0

杏子「ね、ねぇウヴァ。まだ起きてるかい?」

ウヴァ「ああ。どうした?」

杏子「アタシの昔の話し、まだ全部してなかったろ?」

ウヴァ「それはそうだが……無理はしなくて良いんだぞ?」

杏子「今なら、全部ぶちまけられそうなんだよ。」

ウヴァ「そうか……なら、話すがいい。」

杏子「アタシの親父はさ……キリスト教モズク派だったんだよ。」

ウヴァ「」



64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 21:59:30.77 ID:/lSdo+6Z0

杏子「モズクを食べて健康になれば人は皆平等に幸せになれる、そういう教えだった。」

ウヴァ「ブッ……グッ…………そ、そうか……」プルプル

ウヴァ(モズク派wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwモズク派てwwwwwwwwwwwww)

杏子「アタシも「モズク姫あんこちゃん」として信者にモズクを配ったりしていた…………」

ウヴァ「お前に……そんな過去があったとはな……」プルプル

ウヴァ(モズク姫wwwwwwwwwwwwあんこちゃんwwwwwwwwwwwwwwwwwなんだそれはwwwwwwwwww)



65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 22:02:40.38 ID:/lSdo+6Z0

杏子「実は「Anything Mozuku!」なんてCDを出したこともあったんだ……」

ウヴァ「…………っ!…………っ!ブッ、ゲホッ!ゲホッ!」

ウヴァ(勝てる気がしないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)

杏子「いらないどんなモズクも食べない、フリーな状態、それもいいけど~」

ウヴァ(歌wwwwwwwwwwwwうwwwwwwwwwwなwwwwwwwwwwww)



70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 22:40:40.92 ID:/lSdo+6Z0

杏子「でもあんまり信者集まんなくてね。アタシ達一家は、貧しさの限界になった。それ自体は別に良かったんだけどね」

ウヴァ(そりゃそうだろ)

杏子「辛かったんだ。親父の話しを聞いてくれる人がいないのが。」

ウヴァ「…………」

杏子「だから、QBと契約したんだ。『お父さんの話しを皆が聞いてくれますように』ってね。」



71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 22:41:37.09 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「そのQBというのは、グリードと似たようなものか。」

杏子「まぁそうだね。願いを1つだけ叶える代わりに、魔法少女になり、魔女と戦う宿命を与えられる。」

ウヴァ「つまりお前は……」

杏子「そう、アタシは魔法少女だ。これが中々やっかいでね。」

杏子「魂をこのソウルジェムに変えられ、魔女と戦ってグリーフシードを手に入れないととどんどんジェムの色が濁っていく。」

杏子「濁りきった奴がどうなるのかは……知らないけど、死に近いものだと思う。」



72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 22:43:42.27 ID:/lSdo+6Z0

杏子「さやかって奴がいてさ、そいつは魔女が生み出したもの全部倒そうとしてるんだ。バカだろ?」

杏子「グリーフシードを落とすのは魔女だけだってのに……」

ウヴァ「……杏子はそのさやかとかいう奴のような生き方がしたい。違うか?」

杏子「……」

ウヴァ「だが、生き残りたい本能を言い訳に魔女のみを狙っている。」

ウヴァ「そんな風に見えるがな。」

杏子「アンタに何が……!」ギリッ



73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 22:48:02.15 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「分かるさ。俺もそうだからな。」

杏子「え?」

ウヴァ「生きてさえいればいい、ずっとそう思いながらコソコソと逃げ続けてきた。」

ウヴァ「平和な今日が終わらなければいい。明日なんて来ない方がマシだ。」

ウヴァ「そう思っている内に、「世界を喰らう」という欲望を成就させようとする意志が薄らいでいったんだ。」

ウヴァ「いつしか生きるために生きるようになった俺は、いつの間にか、◇と化してあっけなく消滅した。」

杏子「……」

杏子(◇……?)



75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 22:50:19.03 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「だからお前には感謝している。世界の料理を食いつくすなんていうバカげた世界の喰らい方だが、生きる意味にはなった。」

杏子「アタシ、は……」

ウヴァ「杏子。そのさやかとかいう女を見上げて羨ましがるだけじゃ駄目だ。」

ウヴァ「顔を上げて、足を前に踏み出すんだ。そのためのエネルギーは、欲望という名の意志の力が与えてくれる。」

杏子「考えとくよ……」



77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 22:53:17.29 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「それでいい。しかし、このベットは堅いな。枕も無い。……ふむ。杏子、こっちに来い。」ダキッ

杏子「ふぇっ!?」

ウヴァ「腕枕だ。無いよりはマシだろう。」

杏子「あ……う、うん……」

杏子(あったかい……)



78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 23:02:34.64 ID:/lSdo+6Z0

スパモンヤミー「俺の天下だ……」ムッシャムッシャ

剣崎「コイツか!ヘシン!」

\ターンアップ/

ブレイド「ウェェェェェェェェェェ!」ズシャッ

スパモンヤミー「うわぁぁぁぁぁ!」チャリンチャリン

ブレイド「これは……メダル?こいつから出たのか!」

スパモンヤミー「ボンゴレェェェェェェェェ!」

ブレイド「爆散した!?弱くて助かった……」

剣崎「でもこのメダル、なんか気になる……BOARDに持って帰ろう。」



79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 23:08:05.25 ID:/lSdo+6Z0

橘「遅かったな、剣崎」

剣崎「ダディーヤナサァン!帰って来てたんですね!丁度聞きたい事があったんディス!」ガシッ

橘「ああ、心配かけたな……っておいやめろ首根っこ掴むなごめんマジごめん」

剣崎「お金は?」

橘「無い。だが俺は謝らない。」

剣崎「アンタって人はー!」グワングワン



80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 23:14:27.36 ID:/lSdo+6Z0

橘「ぐ、ぐおっ……剣崎、それよりも何か聞きたい事があるんじゃないのか……?」

剣崎「あ、そうだった。このメダルなんですけど、何か知りません?」

橘「これは……何か妙な感じがするな。魔女の魔力とも違う、もっと純粋なエネルギー……」

橘「調べてみよう。剣崎、今日はもう休め。」

剣崎「こんな時間まで働いてるのもダディーヤナサンのせいなんですよ!?」

橘「だが俺は謝らない」

剣崎「……」



81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 23:23:58.28 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「……ふん、朝か。」

杏子「Zzz……」スヤスヤ

ウヴァ(よくもまぁぐっすりと寝ているな。小娘相応といったところか。)

ウヴァ(昨日は話し過ぎたな……疲れが溜まったのかもしれん)



82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 23:25:41.77 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ(もずく姫☆あんこちゃん……)

ウヴァ「ブフッ!」

杏子「!?なんだぁ、どうしたのさウヴァ……」

ウヴァ「な、なんでもない……」プルプル

ウヴァ(しまったwwwwwwwwww思い出しただけでwwwwwwwwwwwwwwww)

杏子「そうなのか……?よし、アタシもそろそろ起きよう……」



83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 23:31:08.97 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「朝食は何が良い?」

杏子「ん……なんかテキトーに……」

ウヴァ「わかった。」

杏子「あ……」クラッ

ウヴァ(セルメダルが少ない……寝ぼけているなコイツ)

ウヴァ「よし、ならばこれだ。」



85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 23:35:48.05 ID:/lSdo+6Z0

ウヴァ「よし、ならばこれだ。」

ウヴァ「おい、起きろ。」

杏子「これは……?」

ウヴァ「日本の伝統的な朝食だ。焼魚、納豆、味噌汁とご飯、それにふうきみそだ。」

杏子「ふうきみそ?」

ウヴァ「まぁ食ってみろ。味が濃くて飯が進むぞ。」



86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 23:46:47.19 ID:/lSdo+6Z0

杏子「んー……」パクッ

杏子「…………!!!!!!!」

杏子「にっっっっっっが!何これ苦い!苦い!」

ウヴァ「フハハハハハハ!かかったな!そう、ふうきみそはもの凄く苦い!どうだ、目を覚まして飯を食わざるを得まい!」

杏子「うぅ~~~!」ガツガツガツガツ

ウヴァ「目を覚まして食べる、という事はとても大事だ。舌で味わいを楽しむ事が出来る人間の特権を活かさない手は無い。」

杏子(あ、この焼魚薄味だけど凄く美味しい……)



88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/30(火) 23:53:59.34 ID:/lSdo+6Z0

杏子「ふぅ、食った食った。そういやこの朝食はメダル何枚分なの?」

ウヴァ「40枚だな。どこぞの小娘が眠っていたせいで。」

杏子「う……これからは目を覚ましてから食べるよ。」

ウヴァ「そうしてくれ。さて、杏子は学校には行かないのか?」

杏子「……行ってないね。そんな暇ないし……。」

ウヴァ「そうか。ならば走るぞ!」

杏子「はぁ!?」



89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 08:02:39.68 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「食事を美味しくする一番の要素はエネルギーの消費だ。」

杏子「でもアタシ魔力で消費コントロールしてるんだけど?」

ウヴァ「そんな機能はOFFにしろ。ほら、さっさとこれに着替えるがいい。」

杏子「ライトグリーンのジャージ……だと?」

ウヴァ「どうかしたか?」

杏子「いや、なんでもない……」

杏子(ダサい……)



90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 08:03:11.99 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「ほらほらどうした!まだ3kmも走って無いぞ?」タッタッタッタッ

杏子「ぜぇ……ぜぇ……」タッタッタッ

ウヴァ「ふん、軟弱なものだな小娘。所詮この程度かぁ!」

杏子「ぐ……くそ、調子に乗りやがって……」

ウヴァ「ん?あれは……」



91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 08:04:12.46 ID:mipHwZZi0

さやか「でさー恭介ったらアタシが手足全部切るぞっていったら本気でビビっちゃってさー」

まどか「それはあんまりだよー。さやかちゃん実際できちゃうんだし。」

さやか「あれ?向こうから走ってくるのってあんこじゃない?」

まどか「あ、ホントだー。おーい」

杏子(げぇ、さやかだ!)



92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 08:06:33.08 ID:mipHwZZi0

さやか「どうしたの杏子、急にランニングなんかしちゃって」

さやか(ジャージダサいなぁ)

まどか(酷いよ、こんなジャージあんまりだよ)

杏子「まぁ、色々あってな。食後の運動中なのさ。」

さやか「へぇー、なんか意外……アンタってそういう事するタイプじゃないと思ってたわ。」



95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 13:15:43.39 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「ほぅ、お前がさやかか。」

さやか「えーと、こちらの方は……お父上?な訳ないし……」

さやか「まさか恋人!?」

杏子「んな訳あるか!」

まどか「でも杏子ちゃん顔がリンゴになってるよ」クスクス



96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 13:16:21.68 ID:mipHwZZi0

杏子「っ!こいつはその、あれだ!保護者だ!」

ウヴァ「ふん、まぁそういう事にしておいてやろう。ところでさやかとそっちのピンクいの。今日の夜は空いているか?」

まどか(えっ)

さやか(なにこのナンパ新しい。そしてジャージださい)

ウヴァ「杏子の友人のようだし共にフランス料理を味あわせてやろうと思ったが、予定でも入っていたか?」



97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 13:19:29.75 ID:mipHwZZi0

杏子(!!)

まどさや「「空いてます!余裕です!」」

ウヴァ「そうか。ならば今晩、そこの公園に来るがいい。恥ずかしくない格好でな。」

???(そろそろね)

???(えっと、右人差し指を胸元からゆっくりと天にかざして……)

???「その必要は、ないわ」キリッ

???(決まった……)



98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 13:20:14.97 ID:mipHwZZi0

まどか「いいの?杏子ちゃん」

まどか(杏子ちゃんなんかちょっと不機嫌になってる……)

杏子「あいつにとっちゃそっちの方が好都合だろうからね……いいんじゃないのかい?」フンッ

さやか「そういう事ならゴチにならざるを得ませんなぁ。」



99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 13:21:26.42 ID:mipHwZZi0

さやか「うへへへへ、おフランス料理たぁまたとない機会だねぇ!」

まどか「もぅ、さやかちゃんったら。それじゃあまた夜に会おうね。」

???(あ、あれ?)

???「だから、その必要は」

さやか「んじゃねー!」

???「……」ジワ



100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 13:22:28.38 ID:mipHwZZi0

???「人の話しを聞きなさいよ!」

さやか「ん?どこからか声が……」

まどか「あ、ほむらちゃんだ。ほら電柱の上で変なポーズとってるし。ほむらちゃーん、なんで電柱の上でジョジョ立ちしてるの?」

ほむら「これはその、アレよ。演出よ。」

ほむら(変なポーズ……鏡の前で3時間悩んだのに……)



101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 13:24:53.44 ID:mipHwZZi0

ほむら「佐倉杏子。今宵、あなたの夜が来る。」

さやか(今のアイツ、マミさんと同じ感じがする……間違いなく、関わっちゃいけないタイプの厨二に覚醒してる……!)ガタガタ

まどか(掲げた指がプルプルして凄くダサいよほむらちゃん……)

杏子「夜?……まさか!」

ほむら「その通りよ。私はもう動き始めている。」



102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 13:30:39.54 ID:mipHwZZi0

さやか(厨二がシンクロを始めた!?)

まどか(うわぁ……)

ほむら「呑気にフランス料理に舌鼓を打っている場合じゃないことは分かったかしら?」

杏子「……っ!行こう、ウヴァ。」

ウヴァ「?……あ、ああ。」



103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 13:39:23.96 ID:mipHwZZi0

杏子「…………」タッタッタッタッ

ウヴァ「小娘、説明してもらおうか。夜とは何だ?アイツとなんの関係がある?」タッタッタッタッ

杏子「分かってる、後で話すさ……」

ウヴァ「ふん、ならばいい。」

杏子(くそっ……)




104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 13:41:10.75 ID:mipHwZZi0

ほむら(ここまでは上手くいってる。厨二がマミったのと美樹さやかの魔法少女化は止められなかったけど、まどかには納得してもらえた。)

ほむら(この世界のまどかは割とドライみたいだし)

ほむら(ワルプルギスが来るのが1週間早まったお陰で美樹さやかが魔女化する前に戦うことができる!)

ほむら(後は私と佐倉杏子、美樹さやかの3人でワルプルギスを倒せるかどうか……)

ほむら(いや、一応アイツらも戦力に数えていいか。)

ほむら(しかし現代の科学力って凄いわね……)



105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 14:00:08.28 ID:mipHwZZi0

ほむら(ん?)

携帯ニュース『パック入りの味噌にカブトムシの角が生えたような怪物が次々と地域密着型スーパーの味噌を取り込み巨大化中』

携帯ニュース『「全ての味噌を合わせ味噌にして職人の至芸を台無しにしてやる」などと訳の分からないことを……』

ほむら「なんだこれ」



106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 14:01:11.53 ID:mipHwZZi0

プルルルル

『はい、こちら夏休み子供相談室です。』

ほむら「クウガァアギトゥリュウキィファイズブレィドヒビキィカブトォデンオゥキバァ」

『ファイナルカメンライドゥ』ボソッ

ほむら「ディディディディケーイド!」

ほむら(恥ずかしい……)カァーッ



107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 14:01:51.44 ID:mipHwZZi0

『はい、こちらBOARD本部……ってこの声は』

『所長ですか。どうしたんですか昼休みに』

ほむら「アンタニュース見てないの?脅威よ、さっさと出動する!」

『俺の今日の昼飯辛味噌ラーメンなんすよwwwwwwwwww』ズズズ

ほむら「やかましい、さっさと行きなさい!」



108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 14:07:54.52 ID:mipHwZZi0

ほむら「後この合言葉恥ずかしいわ……しかも何故合言葉が必要なのよ。一応公的機関なのだけれど」

『カッコいいからにきまってるじゃないですか。わかりやすいようにタウンページにも合言葉乗せてますよ』

ほむら「いちいちこんな顔から火が出るような合言葉言うやついないわよ……」

『だからウチ貧乏なんですかねー。電話一回も来ないし』

ほむら「アンタの借金が一番の原因よ。」ハァー

『だが私は』

ほむら「謝らない、とかのたまったらクビね。」

『すみませんでした。行ってきます!』



109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 14:12:20.47 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「やっと公園まで来たか……3時間とはな」ゼイゼイ

杏子「ふん、なんだかんだでアンタも疲れてるじゃないか。」ハァハァ

ウヴァ「やかましい!……まぁいい、飯にしよう。」

杏子「折角公園に来たんだし、ボリュームのあるサンドイッチとかがいいねぇ。」

ウヴァ「ほぅ……ならばこれだな!」

杏子「う……」クラッ



110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 14:20:59.94 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「ほら、出来てるぞ。起きろ」

杏子「熱っ!これは……」

ウヴァ「通称B・L・Tサンド。イギリスで誕生した昼食におけるサンドイッチの代表格だ。今はアメリカの学食なんかでよく食べられるな。」

杏子「B・L・Tってなんの略なんだい?」

ウヴァ「それぞれベーコン、レタス、トマトだな。熱々のトーストにしてあるから早めに食ってみろ。」



111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 14:26:39.05 ID:mipHwZZi0

杏子「それじゃあ、いただきます!」ハムッ

ウヴァ「いただきます。」モクモク

杏子「おお!ベーコンの油っぽさを上手に野菜が中和して、全部の美味しいとこどりな味がする!」

ウヴァ「これも思想はイタリアンと一緒だ。素材そのものの味を活かしてやれば、食材はどこまでも輝ける。」

杏子「んまい!なるほどなー。余計な物は少ない方が美味しいのか。」ゴックン



112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 14:28:45.19 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「その「余計な物」を極めた者が欲望の先に見つけた一つの結論と言えるだろう。」

ウヴァ「逆に言えば余計な物を十分知らなければこの結論にもたどり着けない。」ムシャムシャ

ウヴァ「何百年もの間脈々と受け継がれてきた料理人の工夫の極地が「余計な工夫はせず、素材の味に任せる」ことだった、という訳だ。」

ウヴァ「もちろん、別の形の極地もあるがな。」ゴクン



113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 14:53:14.74 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「さぁ、今度はお前の話を聞かせてもらおうか。」

杏子「そりゃ、アタシの口からより分かりやすい奴に聞いた方がいい。いるんだろ?QB」

QB「やれやれ、やっと呼んでくれたね、杏子。」

杏子「そんなことはいい。それよりコイツにワルプルギスの夜について聞かせてやってくれ。」

QB「僕としては魔法少女以外に情報はあんまりあげたくないんだけど……」

QB(なにか妙な組織が動いてるしね)



114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 15:00:14.52 ID:mipHwZZi0

QB「まぁいい。魔女については知ってるね?」

ウヴァ「杏子のような魔法少女が倒すべきものだな?」

QB「その通りさ。ワルプルギスの夜というのは、要は最強の魔女なんだよ。」

ウヴァ(それだけにしてはあの奇行女と杏子の様子が変だった……)

ウヴァ「それだけではないだろう?」

QB「それだけさ。ただ最強、というのが本当に桁違いの強さなだけでね。」



115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 15:00:42.31 ID:mipHwZZi0

QB「しかも魔女は強さを増すほど多くの範囲に被害をもたらす。ワルプルギスの夜なら、この町全体が壊滅といったところかな。」

ウヴァ(なにそれすごい)

ウヴァ「なるほどな。つまり……」

杏子「そう。アタシはその魔女を倒さなきゃいけないんだ、アタシ自身の生活のためにね。」

杏子(さやかとアンタがいる、この町がアタシの生きる場所そのものなんだから……)



116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 15:02:07.25 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「確かに、それはフランス料理をがっついている暇は無いな。」

QB「フランス料理?」

ウヴァ「いや、こっちの話だ。それより、もう帰っていいぞ。」

QB「そうさせてもらうよ。こっちとしても今夜は大仕事になりそうだからね。」

QB(この世界のまどかはホントに手ごわいしね……)



117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 15:10:49.02 ID:mipHwZZi0

ーー回想ーー

QB「僕と契約して、魔法少女になってよ!」

まどか「そんなことよりQB、一緒に金融商品取引法について勉強しよっ!」

QB「あ、はい」

翌日

QB「昨日は厨二がマミって散々だったね!だから僕と契約してよ!」

まどか「そんなことよりQB、一緒にベンチャービジネスのプランを考えようよ!」

QB「……うん、いいよ。」



118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 15:11:36.91 ID:mipHwZZi0

翌々日

QB「昨日はとうとう美樹さやかが契約したね!実はJCの間で今契約が密かなブームなんだよ!流行の波に乗り遅れないように契約しようよ!」

まどか「QB、一緒に公認会計士の資格を取るために勉強しようよ!」

QB「まどかにはまだちょっと早いんじゃないかな?そんな現実味溢れる資格試験の勉強なんて……」

まどか「私、もっと経営の勉強していつか会社立ち上げるんだ!」

QB「そ、そうかい。頑張ってねまどか……」

ーー回想終わりーー



119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 15:22:27.38 ID:mipHwZZi0

QB(まったく、わけがわからないよ。母星からもらった「ファンシーな物が好きな夢見る乙女」という情報に1ミリたりとも合ってないよ。)

QB「さて、僕はそろそろ行くよ。それじゃあね。」

ウヴァ「ああ。情報感謝するぞ。」

杏子「……さて、大体分かったかい?これから起こる事が。」

ウヴァ「大方はな。さて、そうなると俺も準備をせねばな……」



120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 15:22:59.79 ID:mipHwZZi0

杏子「何言ってんのさ。今1個しかコアが無いアンタじゃ到底勝てないよ。」

ウヴァ「やってみなければわからん!俺の本当の力を見せてやる……!」

杏子「やめときなって」

ウヴァ「断る。この町に渦巻いている欲望を消されるのは困るからな。」

杏子「やめろよ……」



121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 15:30:24.98 ID:mipHwZZi0

杏子「やめてよぉ!」

ウヴァ「!?」

杏子「アタシは……もう嫌なんだよ!アタシと親しい人が死ぬのが……」ポロポロ

杏子「お願いだよウヴァ……死にに行くような事しないで……」

杏子「アンタに死なれたら、アタシは……どうすればいいんだよ!」



122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 15:32:05.55 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「ふん、杏子。お前は一つ勘違いしているようだな。」

杏子「え……?」

ウヴァ「俺は臆病だ、自分の命が一番大事だ。死にに行くような事などしない。」

ウヴァ「そして俺は、……これからも、お前と共に世界を喰らいたいと思っている。だからお前に死なれても困る。」

ウヴァ「危なくなったらすぐに逃げる。安心しろ。」

杏子「ウヴァ……」

ウヴァ「だから一緒に戦うぞ杏子。ワルプルギスにひと泡吹かせてやろうぜ。」

杏子「……うん。」



123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 15:40:32.15 ID:mipHwZZi0

橘「着いた……地域密着型スーパー、「猛士」。ここに妙なのがいるのか……?」

カブトミソヤミー「お前も合わせ味噌にしてやろうか!」ドバァー

橘「うわっ、喰らった!……ってこれは……」ペロ

橘「マイルド味噌じゃないか……!」メラメラ

カブトミソヤミー(なんか急に銃構えだしたんだけどアイツ)



124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 15:41:05.91 ID:mipHwZZi0

橘「マイルド味噌じゃないかーーーーー!」

橘「貴様は全辛味噌ファンを侮辱した……!」

橘「クサムだけは俺がムッコロス!」

橘「ヘシン!」

\サランラップ/

ギャレン「この距離なら味噌はかけられないな!」ダダダダダ

カブトミソヤミー(ちょ、顔近い顔近い)

ギャレン「ザヨコーーーーーーーーーーー!!」バキュンバキュン

カブトミソヤミー「ぎゃあああああああああ!」チャリンチャリン



125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 15:44:31.26 ID:mipHwZZi0

橘(弱っ)

橘「こいつもメダルを落とした……いよいよアレの研究が最終段階になりそうだな!」

橘「しかしここ……味噌臭くなったな。」

店主「アンタも味噌臭いからさっさと出て行ってくれ。」

橘「あ、はい」



127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 15:54:40.50 ID:mipHwZZi0

ほむら(いよいよ夜が来る……)

ほむら(まどかは大丈夫。経営学でリスクマネージメントを教え込んだから、よっぽどの事がないと契約はしないはず)

ほむら(美樹さやかや私が死にそうになったら契約する恐れがあるから、犠牲者を出さないように戦わないと……)

ほむら(わざわざ脅迫紛いのことまでして政府に存在を認めさせたBOARDもやっと役に立ちそうね。)

ほむら(とは言っても橘は元々ただの優秀な研究員だし、剣崎もどこまでやれるか……)

ほむら(あんまり期待しないほうがいいわね。)

ほむら(ここ最近魔女以外の脅威が出て来てるけど、まぁ使い魔の一種でしょう。)




129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:10:26.01 ID:mipHwZZi0

QB「まどか、なんか町がヤバめだよ?外に出なくていいのかい?」

まどか「自分の主観的な判断だけじゃだめだよ。情報を集めないとね。」

QB「でもほら、ニュースにも正体不明の災害、なんて出てるよ?」

まどか「多分魔女じゃないかな?ほむらちゃん達がなんとかしてくれるよ。」

QB「それはどうかな。今来てるのは最強の魔女だよ?ほむらじゃとても……」



130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:12:46.92 ID:mipHwZZi0

まどか「最強の魔女だって知っているのになんでQBは災害、なんて言い方したの?」

まどか「QB、知らないふりをして相手に計約させるのは金融商品取引法違反だよ?」

QB「いや僕金融マンじゃないし」

まどか「それにしたってやり口が汚ないよQB。悪質な契約だよ。」

QB「う……」

まどか「悪質業者の口車になんか乗りませーん!ほらQBも、TVで一緒にほむらちゃん達を応援しようよ!」ギュッ

QB「ハァ……僕はもう大人しく見守ることにするよ。もう疲れた。」

まどか(私信じてるよ、ほむらちゃん、さやかちゃん、杏子ちゃん……)



131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:14:04.35 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「……杏子、来るぞ!」

ワルプル「アッハハハハハハハハハハ!」

杏子「分かってるよ!」

ほむら「行くわよ、美樹さやか、剣崎。」

さやか「なーんかさやかちゃん凄い場違い感が……」

剣崎「ヘシン!」

\サランラップ/



132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:15:00.94 ID:mipHwZZi0

ブレイド「ところで所長。」

ほむら「何かしら?」

ブレイド「ダディーヤナサンは何故居ないんディス?」

ほむら「もの凄くマイルド味噌臭かったから研究室に閉じ込めてきたわ。あれはもはや公害よ。」

ブレイド「ヴェェェェェェ!?」

ほむら「今ごろ体育座りで研究でもしてるんじゃないかしら。ほら、さっさと行くわよ!」

ブレイド「ウェーイ!」



134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:45:34.71 ID:mipHwZZi0

ブレイド「ヴェェェェェェェェェ!」ブンッ

ワルプル「キャハハハハハハハハハ!」カーン

ワルプル「キャッハハハハハハハハハハハハ!」ズドン

ブレイド「ぐあぁぁぁぁぁぁ!」

さやか「さやかちゃんも頑張っちゃいますよ……ってきゃああああああ!」

ほむら「RPG、2万発……!これで!」ズドドドドド

ワルプル「アハハハハハハハハハッアハハハハハハハハハッキャハハハ!」



135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:46:10.79 ID:mipHwZZi0

ほむら「怯む程度か……!」

ウヴァ「喰らえ!」ウヴァサンダー

ワルプル「キャハ?」

杏子「もういっちょ!」ザシュッ

ワルプル「キャアアアア!」

杏子「よし、効いた!」



136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:47:00.76 ID:mipHwZZi0

ワルプル「……キャハハハハハハ!キャハハハハハハ!」シュオン

さやか「傷口が……!」

杏子「再生能力!?厄介だな!」

ウヴァ「杏子!避けろ!」

杏子「……チッ!」ヒュン



137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:48:14.39 ID:mipHwZZi0

TV『あれから約2時間が経過、BOARDの職員が奮闘していますが未知の脅威はとどまることを知りません。』

TV『BOARDは必要な組織だったんですねぇ。』

TV『ええ、ただの税金泥棒という見方を変えなければいけませんね……職員の方には頑張ってもらいたいです。』

TV『職員は疲弊しており、奇跡的に死者は出ていないものの状況は大変厳しいものとなっています。』



138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:49:04.94 ID:mipHwZZi0

まどか「……」ギュッ

QB「まどか、心配なんじゃないのかい?」

まどか「……」

QB「まどか。」

まどか「……うん、心配だよ。でも信じなきゃ、ほむらちゃん達を。それが私に出来る事だから。信じなきゃ……」

QB(手の震えからして不安は最高潮に達している。なのに、まだ強がれるなんてね……)

QB(まったく人間はわけがわからないよ。)



139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:50:50.55 ID:mipHwZZi0

杏子「くそっ……魔力が底をついてきやがった。」

さやか「アタシも、ちょっとキツいかな……。」

剣崎「変身が解けた……?俺は、まだ、戦う……!」

ほむら(私の魔力ももうほとんど残っていない……)

ほむら(……ここまでなの……?)

ほむら(ここまで準備してもなお、勝てないというの?)



140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:51:20.70 ID:mipHwZZi0

ほむら(ごめんね、まどか……)

ウヴァ「おい、奇行女」

ほむら「!?」

ウヴァ「さやかを連れて逃げろ。そっちの活舌が悪いのは杏子だ。」

杏子「ウヴァ!お前何言ってんだ!」



141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:51:49.53 ID:mipHwZZi0

ほむら「その通りよ。全員でやって勝てないのに、一人で勝てるわけがないじゃない。」

ウヴァ「……いいか、お前らは魔力がなければただの小娘だ。役に立たん。」

ウヴァ「だが、生きていてもらわなければ困る。何故ならお前達は人類の希望、即ち人間の欲望の源なのだからな。」

さやか「でもアンタは!」



142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:55:44.24 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「なにも捨て駒になるというわけではない。殿を務めるだけだ。」

ウヴァ「お前らは公的組織なんだろう?なら本部に蓄えくらいあるはずだ。」

ほむら「……その通りよ。BOARDまで行けば体制を立て直せる。でも、その間町は……」

ウヴァ「俺が食い止める。お前らにはそれだけの価値があるからな。」



143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:56:12.82 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「それに……俺は死なん。叶えていない欲望があるからな。そうだろ、杏子。」

杏子「……」

ほむら「行きましょう、美樹さやか。」

さやか「……うん」

剣崎「……杏子ちゃん、行こう。」



144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 16:56:48.13 ID:mipHwZZi0

杏子「ウヴァ!」

ウヴァ「何だ。」

杏子「フランス料理、忘れてないだろうな!」

杏子「それだけじゃない!アタシとアンタで世界中の料理を食べつくすまで、勝手に……」ポロポロ

杏子「勝手に、死ぬな!」

ウヴァ「……ふっ、わかっている。」



145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 17:01:04.01 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「行ったか……さて」

ワルプル「キャハハハハハハハハ!」

ウヴァ「ワルプルギスの夜、だったか。人間の欲望のなれの果てよ。」

ウヴァ「自分の欲望が叶わなかったから世界を壊す。一見合理的に見える。」

ウヴァ「だが貴様は勘違いしている。欲望とは破滅ではない、誕生だ!人の、生物の進歩のエネルギーだ!」

ウヴァ「それを俺が証明してやる!」




147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 17:21:25.59 ID:mipHwZZi0

剣崎「杏子ちゃん!もう少しだ、しっかり掴まってて!」

杏子(ウヴァ……!)

杏子(何か、何かできないのか、アタシは!)

剣崎「よし、着いた……とりあえずベルトのエネルギーを補給しないと!ダディーヤナサン!」

橘「大丈夫かケンジャキ……って、その、横の女の子は……」



148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 17:21:53.58 ID:mipHwZZi0

剣崎「俺たちと同じ稼業の杏子ちゃんです。って、杏子ちゃん?」

杏子「嘘……橘!?アンタモズク騎士の橘かい!?」

橘「やっぱり見間違えじゃなかった!姫!モズク姫あんこ様!よかった、こんなに大きくなられて……父上の事は……」

杏子「もう、いいんだそれは……それより橘、今すぐグリーフシードの補給を!」

橘「姫の頼みとあらば!」

ほむら(……モズク姫?)

さやか(モズク騎士?)



149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 17:22:36.15 ID:mipHwZZi0

TV『いよいよ町が破壊されはじめました!巨大なエネルギーが、ビルを崩していきます。』

TV『そんな中孤軍奮闘している……あれは?』

TV『虫ですねぇ。』

TV『虫です!人間の大きさほどの虫が、たった一人で立ち向かっています!』

TV『しかし、もう疲労困憊です。このままでは……!ああっ!足を消し飛ばされました!』



150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 17:24:12.76 ID:mipHwZZi0

杏子「……っウヴァ!お前、グリードなんだろ!?まだなにも叶えてないじゃないか!」

剣崎「杏子ちゃん……」

杏子(グリード……そうか、ウヴァはグリードだった!)

杏子「橘、何でもいい!なるべく多くの人に伝えられるものを用意してくれ!」



151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 17:25:30.72 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「グッ……足がが持っていかれたか!」

ワルプル「アーッハハハハハハハハ!」

ウヴァ「チッ、そう長くは持たんな……」

ウヴァ(だが、俺は、杏子と約束したんだ……!)

ウヴァ「このままでは……済まさんっ!」



152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 17:38:49.02 ID:mipHwZZi0

橘「姫、それなら丁度いいものがあります!剣崎!」

剣崎「まさか、アレですか!?」

橘「そう、電波ジャック装置だ!」

ほむら「佐倉杏子、あなたは何を……」

橘「姫!準備出来ました!もう始まってます!3分しかハッキングは出来ません!」



153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 17:39:18.85 ID:mipHwZZi0

杏子「ありがとう、橘!」

『世界中の皆、急に電波ジャックしてごめん』

『でも……お願いだ。アタシの話を聞いてくれ!』キィーン

『今、日本で世界の破壊を食い止めるために戦ってる奴がいる。』

まどか「杏子ちゃん……」

QB(これは……魔力……?)



154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 17:39:51.72 ID:mipHwZZi0

『そいつは今、世界を守るために絶望的に強い敵とたった一人で戦ってるんだ。』

店主「……」

『口ばっか達者で、ヘタレだけど、それでも、アタシ達のために戦ってくれているんだ』

『だから皆、お願いだ。祈ってくれ。』

『アイツが、勝てますように、って……世界を、救って、くれますように、って……!』ボロボロ

『お願いだ……!』



155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 17:40:34.99 ID:mipHwZZi0

ワルプル「キャハハハハハハハハ!」グシャッ

ウヴァ「がはっ……!」

ウヴァ「腕まで持って行かれたか……」

ウヴァ(くそっ、ここまでか……)

ウヴァ(やっと、生きる欲望を、見つけたというのに……)

ウヴァ(この世界に来てからあれだけ青かった空が……灰色に変わっていく……俺は、死ぬのか……?)



156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 17:49:44.44 ID:mipHwZZi0

橘「所長、実は今拾ったメダルを使う高出力の武器を開発してるんです!」

ほむら「!!それは、完成しているの?」

橘「それが……メダルがまだ足りなくて、不完全なんです。」

ほむら「くっ……なんとかメダルを入手できれば……!」



157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 17:50:17.89 ID:mipHwZZi0

バッタサンドヤミー「」チョンチョン

ほむら「?」

バッタサンドヤミー「お前もサンドしてやるぁ!」

さやか「ナイス!」

ブレイド「タイミングディス!」

ズバァァァァッ



158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 17:51:30.15 ID:mipHwZZi0

バッタサンドヤミー「ぐぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」チャリンチャリン

杏子「橘、これで!」

橘「よし、出来た!」

ほむら「私が持っていくわ!」



159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:08:50.39 ID:mipHwZZi0

ウヴァ(なんだ……?空が、蠢いて……あれは……)

ウヴァ「セルメダル!?」

ウヴァ「…………フ、フハハハハハハハハハハ!人間の欲は本当に底が知れんなぁ!」チャリンチャリン

ウヴァ(とりあえず体は治ったか……しかし火力が足りない……暴走するしか……!)

ほむら「ウヴァ!これを使って!」

ウヴァ「奇行女!?これは……」

ウヴァ(オーズの奴が持っていた、セルを食べる斧……!)



160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:09:30.31 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「ふん、使わせてもらう!いくぞ、ワルプルギス!」

ワルプルギス「キャハハハハハハハ!」

ウヴァ「くっ、衝撃波か!これでは……!」

キィンッ、ギギギギギギギギギギ

ブレイド「ウヴァ、ここは任せるんディス!」

さやか「さやかちゃんの回復力を、嘗めるなあああああああ!」



161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:10:01.82 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「お前ら……」

ウヴァ「ならば、遠慮なく喰らわせてもらおう……!」

ウヴァ「世界中の、欲望を!」

ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ!

ウヴァ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

ほむら「凄い……空を埋め尽くすほどのメダルが、渦を巻くように斧に……」

ほむら「これが、人の欲望……希望。」



162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:10:37.63 ID:mipHwZZi0

ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ!!

ウヴァ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

まどか(負けないで……!)



163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:11:04.32 ID:mipHwZZi0

ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャジャラジャラジャラジャラ!!!

ウヴァ「おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

杏子「ウヴァ!負けるな!」

ウヴァ(杏子……!)

ウヴァ「俺は……」

ジャラジャラジャラジャラ……ゴックン!

ウヴァ「勝ぁつ!」



164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:12:17.88 ID:mipHwZZi0

ワルプル「キャ……キャハ……?」

ウヴァ「受け取れワルプルギス!これがお前が絶望した世界の人間の、希望の力だ!」

ウヴァ「オォォォォォォォォォォォォォォォォォ……!」

ワルプル「キャ…………」

ワルプル「キャアアアアアアア!」

ウヴァ「セイッヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」



165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:25:46.79 ID:mipHwZZi0

ウヴァ「ハァッ、ハァッ……」

TV『や、やりました!あれだけあったエネルギー体が、消えていきます!』

TV『我々人類は守られたのです!BOARDに、そしてあの救世主に!』

ほむら「やった……勝ったんだわ、ついに……!」

杏子「ウヴァっ!」タタタタタ

ウヴァ「杏子……心配をかけた。」ボロボロ

杏子「ウヴァ!お前、体が!」

ウヴァ「何……?う、うわぁーーーーーーーーーーー!」



166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:34:07.05 ID:mipHwZZi0

TV『そもそもこの電波ジャック装置は何の為に買ったのですか?』

橘「当然、こういった自体を予測して買いました!」ドヤァ

TV『BOARDは防衛省の上部組織になりましたが、それについては?』

橘「当然の措置ですね!やっと世間が我々を認めたということですから!」ドドドヤァ

TV『所長、BOARDが世界を救った事について何かコメントをお願いします。』

ほむら「…………」

ほむら「その必要はないわ。」ファサッ

ほむら「世界を救ってくれたのは、私ではなくあの人だもの。」クスッ



167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:34:56.33 ID:mipHwZZi0

TV『あの人とは、例の救世主ですか!?是非どんな人物だったのかを詳しく……』

橘「ショチョー!辛味噌ラーメン食べに行きましょう!」

ほむら「あら、いいわね。行きましょうか。」スタスタ

橘「行くぞケンジャキ!」

剣崎「ウェイ!」



168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:38:32.45 ID:mipHwZZi0

さやか「うーん、世間ではあんまりさやかちゃんの活躍を評価してないなぁ。」

QB「さやかも頑張ったんじゃないかな(棒)」

さやか「なにおぅこの淫獣!口で棒っていうな!」ギニニニ

QB「さやか、千切れる千切れる耳引っ張るの止めてマジでごめんごめんってば」

まどか「仕方ないよ、非公式なんだし。それより、杏子ちゃんは?」

さやか「ああ、それなら……」



170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:45:28.19 ID:mipHwZZi0

杏子「ウヴァ……」




杏子「ねぇ、どんな気持ち?ねぇねぇ今、どんな気持ち?」クスクス

○「くぅ……このままではすまさん!」

杏子「アハハハハハハ!まさかメダル1枚に逆戻りするとはね!」

杏子「つくづく器が小さいっていうか、詰めが甘いっていうか……プクク」

○「うるさいぞ小娘!笑うな!ええい、早くセルを集めねば!」



171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:49:14.34 ID:mipHwZZi0

杏子「……そうだね。」

杏子「その姿じゃ、添い寝も、できないし……」ゴニョゴニョ

○「何か言ったか?」

杏子「い、いや、なんでも!なんでもない!」カァッ



172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:49:56.74 ID:mipHwZZi0

○「最初の時のようだな……」

杏子「うん……」

○「杏子、俺はお前と一緒に居る事が出来て楽しかった。」

杏子「……アタシも、だよ。」

○「そして俺は、これからもお前と共に……」

杏子「アンタと一緒に……」

○杏子「「世界中の料理を喰らい尽くす!」」



173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 18:51:10.08 ID:mipHwZZi0

杏子「……でしょ?」

○「フッ、その通りだ。」

○「では杏子、お前の欲望、解放しろ!」

杏子「そうだねぇ。じゃあ……」

杏子「アンタと一緒に、フランス料理のフルコースが食べたい!」

ーーーーーーーーー終ーーーーーーーーーーー



174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 19:06:48.72 ID:mipHwZZi0

以上で本編は終了となります。

駄文を読んでいただきありがとうございました!

ウヴァさんマジ魅力あふれる敵



175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/31(水) 19:11:31.67 ID:TU47El1Ro

おつおつ
『本編』は終了なんだな、つまり番外編があるかも知れない訳だ
ウヴァさん1話でヤミー作ってから最終話で華々しく散るまで視聴者の心に残り続けた幹部だったと俺は思うよ



176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/08/31(水) 19:17:13.74 ID:mipHwZZi0

>>175
番外編は需要があれば書かせていただきます。



177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/08/31(水) 19:20:00.20 ID:OtdqDTlDO

めちゃくちゃ需要あるぞー



183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) 2011/09/01(木) 00:16:43.04 ID:YWgPOloho


ちょっとデレてる杏子が可愛かったので番外編期待してます

しかしウヴァがラスボス◇になるとは思わなかった



187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:40:34.68 ID:CyDpNHwh0

お待たせしました。
後日談的番外編『ほむら所長の少し長い夜』

始まります。



188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:42:37.74 ID:CyDpNHwh0

駅前

『間もなく、左側のドアが開きます。ご注意ください。』

ほむら「ふぅ……」

ほむら(仕事が多いのは嬉しいのだけど、あんまり多いと流石に疲れるわね。)

ほむら(魔女にももう少し間と言うか、空気の読み方を知って欲しいわ。)



189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:43:14.16 ID:CyDpNHwh0

ピリリリリリ

ほむら(あら、電話)

ほむら「はい。」

橘『ショチョー!頼まれてた書類片付きました!』

ほむら「あら、お疲れ様。」



190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:43:47.35 ID:CyDpNHwh0

橘『はい!所長もお疲れ様です!』

ほむら「新人二人の様子はどうかしら?」

橘『ケンジャキが教育していますが、中々骨が折れるみたいですね……』

ほむら「でしょうね。厄介そうな感じがするもの。」クスッ



191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:46:54.30 ID:CyDpNHwh0

睦月『俺が最強だー!』

剣崎『オッペケテンムッキー!』

さやか『いーや、この超絶無敵美少女さやかちゃんこそBOARD真のエースですよ!』

ギャーギャー



192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:47:38.13 ID:CyDpNHwh0

橘『五月蠅いぞお前ら!所長、失礼します。』

ほむら「はいはい。今日はもう皆上がっていいわよ。」

ピッ

ほむら(……フフッ、騒ぐ元気だけは人一倍みたいね。困った新人だわ……)

ほむら(あら、メールも来てる。)



193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:48:25.94 ID:CyDpNHwh0

『差出人:鹿目まどか
 件名:ホムラチャン!
 本文 最近急に寒くなってきたけど、ほむらちゃんは元気にしてますか?
     こっちでは毎日新しい事ばかりで戸惑うけど、とっても楽しい毎日です!
     ほむらちゃん達BOARDの活躍はTVでいっつも見てるよ!
     最近は魔女の被害も最小限に抑えられてるみたいで、私やっぱりほむらちゃんは凄いんだなって思った。
     私はキュウべぇをこき使って経営の勉強してます。
     キュウべぇのげっぷって「きゅっぷい。」なんだよ、知ってた!?
     私もいつか会社を立ち上げて、ほむらちゃんみたいに人の役に立つんだ!
     お互い頑張ろうね、ほむらちゃん!』



194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:49:07.90 ID:CyDpNHwh0

ほむら「フフッ、まどかったら……」

ほむら(そっか……もう、冬になるのね……)

ほむら(あれから、半年か。)

ほむら(まどかは、お母さんの仕事の都合でと一緒に東京に引っ越した。)



195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:50:38.96 ID:CyDpNHwh0

ほむら(お母さんが単身赴任するという手もあったが、まどかは前々からもっと専門的な事を学ぶために東京に行きたかったそうだ。)

ほむら(動揺しなかったといえば嘘になるけど、彼女の人生ですもの。好きにさせてあげなきゃね。)

ほむら「……今日はやけに冷えるわね。」

ほむら(なんだか、寒いな……)

ほむら「……」



196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:51:06.63 ID:CyDpNHwh0

杏子「ふぅ、今日も食った食った。」

ウヴァ「本来ヨーロッパの食事の量は日本の1.5倍と言われているからな。こんなものだ。」

杏子「にしたって、珍しいよなぁスイス料理なんて……」

ウヴァ「チーズフォンデュの栄えている地だけあって、フォンデュづくしだったな。」

杏子「パンから始まり、ニンジンブロッコリーにソーセージ……チーズを2鍋分は使い切ったねぇ。」



197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:51:37.08 ID:CyDpNHwh0

ウヴァ「パンに付け過ぎたのが原因だな。」

杏子「だねぇ……あのチーズはホント美味かったなぁ。」

ウヴァ「ほぅ、あのチーズの味の良さが分かるとは成長したな、杏子。」ナデナデ

杏子「っ!ま、まぁね。」テレ



198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:53:46.65 ID:CyDpNHwh0

ウヴァ「スイス料理店は民家的なところが多い。」

ウヴァ「これは各家庭に伝わるチーズの配合の比率を秘匿として、伝統の味を守り続けていくための措置だ。」

ウヴァ「安易に大量生産方式に迎合しない、スイスの各家庭の食文化の誇りとも言えるだろうな。」

杏子「相変わらず詳しいねぇ。」

ピリリリリリリ……



199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:54:35.04 ID:CyDpNHwh0

杏子「ん、電話?ほむらからか。」

杏子「なんだい?」

ほむら『今どこかしら?』

杏子「駅前ー。ウヴァとスイス料理食って来たんだー。」

ほむら『……そう』クスッ



200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:55:26.47 ID:CyDpNHwh0

ほむら『ウヴァに替わってもらえるかしら?』

杏子「ああ、分かったよ。ほらウヴァ、ほむらがアンタに電話。」

ウヴァ「俺にか?……ほむら、なんの用だ?」

ほむら『こんばんわ、ウヴァ。今から空いてるかしら?ちょっと話しがしたいのだけれど……』

ウヴァ「別に構わんが、どこで待ち合わせる?」

杏子(……?)



201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:56:29.46 ID:CyDpNHwh0

ほむら『その必要はないわ。』

ウヴァ「何?」

ほむら『だって今あなた達の真後ろだもの』クスクス

杏子「うわっ!!」

ウヴァ「今降りてきたのか?」



202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:57:29.61 ID:CyDpNHwh0

ほむら「そうよ。さっきまで仕事でね。」

杏子「14歳所長は大変だねぇ。」

ほむら「楽しい事も同じくらいあるのだから、文句を言う気はないわよ。それじゃ、行きましょうかウヴァ。」

ウヴァ「これからほむらと話しがある。すまない杏子、先に帰っててくれ。」

杏子「…………」ムスッ



203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:58:04.75 ID:CyDpNHwh0

ウヴァ「そんな顔をするな。明日の朝食までには必ず帰るから、朝食の献立でも考えているがいい。」

杏子「……絶対だよ?信じてるからな?」

ウヴァ「ああ。」

杏子「それじゃ……」



204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:58:55.15 ID:CyDpNHwh0

ほむら「行っちゃったわよ?」

ウヴァ「お前のせいだろうが。それで、話しとはなんだ。」

ほむら「ここじゃなんだし、私の家に行きましょう。歩いて五分よ。」

ウヴァ「まぁ、別に構わんが。」

ほむら「それじゃ、行きましょうか。」



205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 22:59:22.57 ID:CyDpNHwh0

ウヴァ「しかし、お前も随分と変わったものだな。」

ほむら「あら、どうして?」

ウヴァ「表情に余裕が出るようになった。前は常に切羽詰まっている顔をしていたからな。」

ほむら「……そうかしら?」

ウヴァ「前よりもよく笑うようになったしな。何かあったのか?」



206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:01:31.98 ID:CyDpNHwh0

ほむら「そうね……なんていうか、軽くなったのよ。気持ちが。好きにしていいんだ、もう縛られなくていいんだ、ってね。」

ウヴァ「軽くなった?」

ほむら「私がずっとため込んでいた欲望が消えたって事。」

ほむら「あなたが、佐倉杏子とつるんで、ワルプルギスを倒して。そのことで私は、他の人の何十倍も救われたのよ。」



207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:02:10.94 ID:CyDpNHwh0

ほむら「今まで私が幾度となく挑み、失敗し、諦めかけていた目標を、あなたは達成してくれた。」

ほむら「消えかけていた私の欲望を満たしてくれた。」

ほむら「だから私は、あなたに誰よりも深く感謝してるのよ、救世主さん?」

ウヴァ「ふん、余裕になった分生意気な口が増えたな。面倒だ。」



208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:03:11.91 ID:CyDpNHwh0

ほむら「着いたわね。ここよ。」ガチャ

ウヴァ「ほう……中々に凝った内装だな。」

ほむら「名付けてほむホーム。……ごめんなさい、今のは忘れて。」

ウヴァ(杏子に土産話が一つ出来たな。ほむホームwwww)

ウヴァ「センスのなさは相変わらずのようだな。安心したぞ。」



209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:04:19.96 ID:CyDpNHwh0

ほむら「……五月蠅いわね。んー、ウヴァ。あなたお酒の好みとかあるかしら?」

ウヴァ「特にないが、お前は飲めるのか?日本では20歳未満の飲酒は禁止のはずだが。」

ほむら「気にしない、気にしない。それも欲望、でしょ?」

ウヴァ「フッ……本当に変わったな、ほむら。かなり女らしくなった。」



210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:05:08.82 ID:CyDpNHwh0

ほむら「あら、それって綺麗になったって解釈でいいのかしら?」

ウヴァ「好きに解釈するがいい。」

ほむら「ふふ、ありがと。」

ほむら「えーっと、これで良いかしら。」

ウヴァ「これは……赤ワインか。」



211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:05:50.37 ID:CyDpNHwh0

ほむら「シャトー ラフィット・ロートシルト。まぁ、大したものじゃないわよ。」

ウヴァ「構わん。」

ほむら「おつまみのご注文は?」

ウヴァ「そうだな……チーズが入ったものなら何でも構わん。」

ほむら「あなた晩ご飯もチーズフォンデュだったんじゃないの?」クスクス

ウヴァ「別にいいだろう、好物なんだよ。」

ほむら「分かったわ。腕によりをかけて作らせてもらうから、TVでも見てて。」



212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:06:40.00 ID:CyDpNHwh0

『チーズかまぼこにカマキリの腕の生えた怪物が群馬県天道ビルのチーズ総合店を襲撃しました。』

『ひとしきり店内のチーズの包装紙を破き、チーズの香りを階層全体に臭わせ通行人を困らせましたが、』

『急きょ駆け付けたBOARD職員2名によって退治されました。続いては、謎の災害「魔女」のニュースです。』

ウヴァ「……ハァ。」

ほむら「どうしたの、頭抱えちゃって。」

ウヴァ「なんでもない。」



213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:07:12.04 ID:CyDpNHwh0

ほむら「出来たわよ。」

ウヴァ「これは……カプレーゼか。」

ほむら「流石に博識ね。」

ウヴァ「インサラータ・カプレーゼ。トマトと水牛のモッツァレラチーズを用いたイタリア南部のカンパニア地方のサラダだな。」

ほむら「ご名答。とオリーブオイルと塩で味付けしてあるからワインの肴くらいにはなるわ。」

ウヴァ「うむ、頂こう。」



214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:07:51.35 ID:CyDpNHwh0

ウヴァ「……美味いな。ワインにもよく合う。で、なんだ話しとは。」モグモグ

ほむら「まずは質問ね。」コクン

ほむら「ふぅ……今さっきニュースであってた怪物を作ったのって、あなたでしょ?」

ウヴァ「!?ブッ、ゲホッゲホッ!」

ほむら「あら、大丈夫?」クスクス



215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:08:23.10 ID:CyDpNHwh0

ウヴァ「……いつから気づいていた?」

ほむら「あれが終わった後、よくよく考えてみればすぐに察しがつくわ。」

ほむら「メダルで出来ていて、姿に昆虫の一部がとりこまれている。あなたとそっくりじゃない。」

ほむら「そして何よりも、あなた達が食べた料理と怪物の姿に共通点があった。」コポコポ

ほむら「推理の根拠としては、そんなところね。……」クイッ



216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:10:06.67 ID:CyDpNHwh0

ウヴァ「……俺を、殺す気か?」ギロッ

ほむら「怖い顔しないでよ。そんな訳無いじゃない。」

ウヴァ「なんだと?」

ほむら「考えてもみなさい、あなたが怪物をコンスタントに作ってくれるおかげで、BOARDは必要とされてるのよ?」

ウヴァ「……なるほどな。悪者あっての正義の味方、というわけだ。しかし、被害も出ているぞ?」

ほむら「魔女に比べればチーズの包装紙を破かれるなんて蚊に刺された程度のものよ。」



217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:11:37.89 ID:CyDpNHwh0

ウヴァ「しかし、BOARDの討伐対象は魔女もだろう。」モグモグ

ほむら「魔女は不定期なのよ。頻出もすれば、酷い時には三か月出てこない時もあるし、かなり遠くに出るときもある。」コポコポ

ほむら「その点あなたが作る怪物は基本的に群馬県内、遠くても栃木だから交通費が浮いてとっても助かってるわ。」クスッ

ウヴァ「微妙にバカにされている気がしてならんが……まぁいい。質問とはそのことか?」

ほむら「そうね、疑問は解消出来たわ。」コクン



218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:41:37.63 ID:CyDpNHwh0

ほむら「ふぅ……じゃあ次は、あなたの話しでもしてもらおうかしら?」

ほむら(少し、酔って来たわね……)

ウヴァ「俺の話だと?」

ほむら「佐倉杏子の話しでもいいわよ?とっておきの奴をお願いね。」クピクピ

ウヴァ「そうだな……」モグモグ



219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:42:45.51 ID:CyDpNHwh0

ウヴァ「ではアイツが「モズク姫☆あんこちゃん」だったころの話でもしようか。」

ほむら「ブッッッッッ!」

ウヴァ「どうしたんだほむら。急にむせたりして。」ニヤニヤ

ほむら「ちょ、ちょっと待って。モズク姫ってあの、橘が言ってた?」プルプル

ウヴァ「ああそうだ。俺も初めて聞いたときは自分の耳を疑ったが、事実だ。」

ほむら「く、詳しく聞かせてちょうだい……」プルプル



220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:44:27.03 ID:CyDpNHwh0

ほむら「アハハハハハハハハハハwwwwwなによキリスト教モズク派ってwwwww」

ほむら「そりゃ信者離れも加速付いて止められないわよwwwwwwwだってモズクってwwwwwwwwww」

ウヴァ「だよなあwwwwいや、アイツがあまりにも真剣に語るもんだから笑いをこらえるのが辛くて辛くてwwwww」

ほむら「しかも「Anything Mozuku!」ってwwwwwどんなセンスなのwwwwwww」

ウヴァ「だーいじょうぶーモーズクはーいつだってーうまーい(美声)」

ほむら「やめてwwwwwお願い歌わないでwwwwwお腹がwwwwwwwwお腹がwwwwwwww」



221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:45:13.29 ID:CyDpNHwh0

ウヴァ「モズークのー価値は自分でーきーめーるーもずっくー(裏声)」

ほむら「アッハハハハハハハハハハwwwwwwwwヤ、ヤバいわ。お腹、お腹がwwwwヒーッ、ヒーッ!」

ウヴァ「モズク!モズク!モズク!モズク!Yummy!(裏声)」

ほむら「もうwwwwやめてwwwwお腹がwwwwよじれてwwww痛いんだからwwwwwwwww」

ウヴァ「もずく(切なそうに)」

ほむら「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ゴロンゴロン





222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/01(木) 23:50:01.97 ID:CyDpNHwh0

ほむら「ハーッ、ハーッ……」ピクピク

ウヴァ「どうだ、とっておきだったろう?」

ほむら「ええ、確かに、とっておきだったわww……まだお腹痛い……」

ほむら(つ、次に佐倉杏子にあったらモズク姫と呼んであげましょうwwwwww)



223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 00:03:40.04 ID:JIjFJn7o0

コッ、コッ、コッ、コッ……

ウヴァ「……大分、時計の針も回って来たな。」

ほむら「そうね……でも、もう少しだけ。付き合ってもらえないかしら……?」

ウヴァ「俺は構わん。明日の朝食にさえ間に合えばな。」

ほむら「……優しいのね。」

ウヴァ「……どうだかな。美味い料理と酒がもっと欲しいだけかもしれん。」

ほむら「それでも、嬉しい……。」



227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 00:47:44.01 ID:JIjFJn7o0

コッ、コッ、コッ、コッ……

ウヴァ「…………」ゴクン

ほむら「…………」クピッ

TV『深夜の突撃インタビュー!今回は「魔女」の被害に遭われた方にインタビューをします!』

TV『急で申し訳ありません、お話聞かせてもらえますか?』

ほむら「……迷惑ね。」

ウヴァ「全くだな。」



228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 00:49:08.94 ID:JIjFJn7o0

TV『私達は「魔女」によって錯乱させられ、もう少しで自殺する所でした……』

TV『BOARDの方々が来てくれなかったらどうなっていたか……』

TV『でも、もう少し早く来てくれれば智子は……!』

TV『あなた!BOARDの人は精一杯いくつもの魔女に同時に対応しながら、私達のところまで来てくれたのよ!?』

TV『分かってる、分かってるけど……!なぜ、なぜ智子だけが……!』ボロボロ



229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 00:49:51.30 ID:JIjFJn7o0

TV『あなた……』

TV『智子ちゃんは、鉄棒と鬼ごっこが得意な、活発な女の子でした……』

ほむら「…………」

ウヴァ「…………」

ほむら「私は、もう慣れたわ……」

ウヴァ「…………」



230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 00:50:33.14 ID:JIjFJn7o0

ほむら「私が時間を巻き戻せる、っていう話しはしたわよね?」

ウヴァ「ああ……。」

ほむら「昔からそうだった。まどか一人を救うために、60億の命を何度も見捨ててきた。」

ほむら「私達は全てを救う神じゃない、ただの人間だもの。救える命と救えない命があるわ。」コポコポコポ

ほむら「それについていくら責められても、困るわ。実際に不可能なんだもの。」

ほむら「無理なものは、無理なのよ……。」グイッ

ウヴァ「ほむら……」



231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 00:51:32.41 ID:JIjFJn7o0

ウヴァ「…………では、なぜお前は泣いている?」

ほむら「…………え?」スーッ

ウヴァ「……辛いのなら、声をあげて泣けばいい。幸いここには俺しかいない。」

ほむら「…………っ」

ウヴァ「体面も気にしなくていいんなら、そのくらいの欲望すぐ叶えられるだろう?」

ウヴァ「ほら、来い。」



232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 00:52:06.75 ID:JIjFJn7o0

ほむら「っ……!ぅ、ぅ、うああああああああああああああああああああ!」ギュッ

ほむら「ごめんなざい……!ごめんなざいぃ……………」ボロボロ

ほむら「助けられながった……!ヒッ……!私、また救えながった……!」

ほむら「私が、わたじが弱がった、から……!」

ウヴァ「…………」ポンポン



233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 00:52:41.60 ID:JIjFJn7o0

ほむら「皆、幸せになる権利が、あるはずなのに……!私が、間に合わなかったから……!」

ほむら「なぜ、なぜこうなるの……なんで、誰かが死ななければいけないの?」ポロポロ

ほむら「どれだけ……どれだけ被害を食い止めようとしても……!結局は……!」

ほむら「結局私はまた、命を見殺しにしたんだわ……!」

ほむら「これまでと同じように、言い訳、しながら……!」



234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 00:53:24.63 ID:JIjFJn7o0

ウヴァ「……辛かったな。」ポンポン

ほむら「ぅ、うううううううううううううううう!」

ウヴァ「悔しかったな。救えない命が存在するのが。」

ほむら「………うっ、…………ぐすっ…………」コクッ

ウヴァ「そして何よりも、自分に言い訳をしてきた事が。」

ほむら「っ…………ひぐっ…………」コクッ

ウヴァ「だがな、ほむら。お前が居なければ、BOARDがなければ。」



235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 00:55:27.32 ID:JIjFJn7o0

ウヴァ「この世界だけじゃない。全ての世界の人間の数は限りなく0に近くなっていただろう。」

ウヴァ「お前は、0になる運命だった人類の内60億を救えたんだ。」

ほむら「でもっ!こうやって、また、命が失われていく……私は、耐えられない……!」

ウヴァ「……ならば欲望を持て。「自身の力で、世界中の魔女被害を0にする」とな。」

ウヴァ「その欲望を叶えることこそ、救えなかった者達への何よりの贖罪だ。」

ほむら「ぁ、ぁあああああああああああああああああああああああああ!」ボロボロボロボロ

ウヴァ「全く、お前はため込み過ぎだ。たまには、吐き出すことも覚えろ。」ポンポン



236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2011/09/02(金) 01:03:04.05 ID:PCPTZb0t0

ウヴァさんヤミーの良いところは欲望によっては何の問題もないところ。
ガメルとウヴァ以外はみんな暴走したり巣に閉じ込められたりするからな………
ガメルはアレだし。だからかわいいんだけど。



237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 01:23:20.54 ID:JIjFJn7o0

ほむら「…………ごめんなさい、みっともない所を見せちゃったわね。」ゴシゴシ

ウヴァ「本当にな。日本人にうつ病が多いのも真面目すぎるからだろう。」

ウヴァ「責任だけ被るな、権利だけ貪るな。どっちに傾きすぎても、良い事は無い。」

ほむら「…………うん、ありがと。」キュッ

ウヴァ「モ・ズ・ク!モズクモ・ズ・ク!(耳元で、弾むように)」ボソッ

ほむら「プッ……ククッ……や、やめなさいこの馬鹿っ!……っククッ……!」

ウヴァ「ふん、いつまでも辛気臭い雰囲気に浸ってられるか。」

ほむら「もう……いつも強引なんだから……」

ウヴァ「当然だ。俺はグリードだぞ?」



238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 01:23:47.21 ID:JIjFJn7o0

ほむら「フフッ、そうね。……ねぇウヴァ。私、眠くなってきちゃった。ベットまで運んでもらえないかしら?」

ウヴァ「そのくらい自分で……」

ほむら「お願い……」

ウヴァ「……ちっ!今回だけだぞ!」ダキ

ほむら「それで構わないわ……」クスッ

ほむら(別にお姫様だっこでなくてもいいんだけど……嬉しい誤算だから黙っておきましょう。)



239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 01:24:26.06 ID:JIjFJn7o0

ウヴァ「ほら、これでいいか?」

ほむら「うん、ありがと……」

ほむら「……ウヴァ。私、新しい欲望が出来たわ。」

ウヴァ「ほう、それはいい。言ってみろ、セルと交換できる願いかもしれんぞ?」

ほむら「それはね……」



240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 01:31:41.88 ID:JIjFJn7o0

ほむら「あなたを、私の旦那様にすること。」

ウヴァ「な、なな何ィ!?」

ほむら「私の辛さも、悲しさも全部受け止めてくれた……」

ほむら「あなたみたいな人が旦那様になってくれれば、私はきっと、幸せになれる……。」ポーッ

ウヴァ「お、俺は杏子と共に世界を喰らうという欲望が……」

ほむら「だからあなたが杏子に取られる前に、私の印をつけておくわ……」クスッ

チュッ

ウヴァ「き、貴様!」



241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 01:32:09.89 ID:JIjFJn7o0

ほむら「あら、いいじゃない。頬にしただけだし。それにこれこそが私の欲望なんだもの。」

ほむら「ねぇ、未来の私の旦那様?」クスクス

ウヴァ「お、俺は知らん!もう帰るぞ!」

ほむら「あなたが知らなくても、忘れても、私はずっとあなたの事を想ってるわ……」

ウヴァ「~~っ!邪魔をした!」バタン

ほむら「……佐倉杏子。私は、負けないわよ?」




242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 01:33:00.30 ID:JIjFJn7o0

翌朝

ほむら(うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!)バタバタバタバタ

ほむら(どうしてこうなった!どうしてこうなった!)ダバダバダバダバ

ほむら(頬にキスって!頬にキスって!)ジタバタジタバタ

ほむら(まどかにもしたことないのよー!?)バッタンバッタン

ほむら(だって、あの人かっこよかったんだもの……)ポーッ

ほむら(って!なんでこんなに乙女思考回路全開なのよー!?)ジタバタジタバタ

ほむら(ちょっと大胆になりすぎた……お酒なんて飲むんじゃなかった……)

ほむら「……しょうがない。私は吹っ切れるわ。」

ほむら「あの人を、ウヴァを、私に振り向かせて見せる!」

ーーーーーーーーーー終ーーーーーーーーーーーー




243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 01:33:32.07 ID:JIjFJn7o0

以上で番外編『ほむら所長の少し長い夜』終了です。

駄文を読んでいただきありがとうございました!



247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) 2011/09/02(金) 12:03:05.29 ID:qVoZ77yGo

ウヴァさんが活き活きしててなんだかうれしいぜ



249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:35:24.82 ID:JIjFJn7o0

突発外伝「巴マミの髪の毛がマカロニに見えて仕方ない」
(一応次の本編につながります)
始まります。
※○さんはちょっとしか出ません。



250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:36:59.88 ID:JIjFJn7o0

マミ「ティロ・フィナーレ!」ドヤッ

マミ(勝った!第三部完ッ!)

シャルロッテ「ところがどっこい……!」ダッピ

マミ「え……?」

シャルロッテ「現実です……!これが現実……!」ガパァ



251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:37:34.79 ID:JIjFJn7o0

マミ(えっちょっマジタンマタンマ。待ってってば!)

シャルロッテ「最近チェダーチーズに凝ってまして~♪」ガブッ

プラーン

まどさや「「キャァァァァァァァ厨二がマミッタァァァァァァァ!!」」



252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:38:13.84 ID:JIjFJn7o0

ーーシャルロッテ内

???「…………」

マミ首(まさか、生きてるとはね……自分でもビックリだわ。)

マミ首(首が取れても生きているって事は、魔法少女は死なないのかしら?)ドウシヨウ……

マミ首(でもソウルジェム割られたら死んじゃうし、別に不死って訳でもなさそう。)ヤバイヨコレ……

マミ首(自力で動けないし、声も出せない。そもそも肺も心臓も無いし。)ボクトケイヤクシテマホウショウジョニ……



253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:38:45.29 ID:JIjFJn7o0

マミ首(これじゃ、死んでるのとあんまり変わらないわね……)

マミ首(にしても、この魔女消化器系持ってないのかしら。)

マミ首(暇ねぇ……あら、何かしらこれ。)

マミ首(オレンジの……メダル?コブラ、カメにワニの絵柄ね……その周りに銀色のも……)

マミ首(実はこのメダルは高エネルギー体で、私の体の代わりになるのだ!)ドヤッ



254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:39:26.45 ID:JIjFJn7o0

マミ首(……なんちゃって。もうほとんど死んでるんだし、妄想も程々に……)ジャラジャラジャラ

マミ「って、ええええええええええええええええええええええええええええ!?」

マミ(嘘……)

マミ「私、喋れる!体がある!胸もある!服はなぜかパジャマだけど!」

マミ「やったわ皆!私生きて……」



255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:39:52.93 ID:JIjFJn7o0

ーー外

ほむら「その必要は無いわ!」ドーン

シャルロッテ「ギョワァァァァァァァァァァァァァァァァ!」

まどか「やっぱりほむらちゃんは凄いなぁ。私なんか足元にも及ばないや。」



256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:41:35.73 ID:JIjFJn7o0

ーーシャルロッテ内

マミ「キャァァァァァァァァァァァ!?」

マミ「ば、ばくはつした……!」

マミ(美樹さんか鹿目さんが契約したのかしら……それともあの転校生?)

マミ(首とれたあまりの衝撃で拘束魔法切れちゃったし。)

マミ「あ、穴があいてる。あそこから出ましょう。」

ほむら「必要無いったら無いわ!」ドーン



257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:42:25.20 ID:JIjFJn7o0

マミ「えええええええええええええええええええ!?」

マミ「ちょ、ちょっと仮にも先輩の首が入ってるのよ!?手加減なりなんなり……」

ほむら「まどかの事、嫌いじゃないわ!嫌いじゃないわ!」ドーンドーン

ほむら(楽しくなってきた……)ポイポイ

マミ「ちょっ!やりすぎ!もう魔女の体消えかかってるから!死んでるから!」

まどか「ホムラチャーン!魔法少女になっちゃいけないんだよねー?」

ほむら「おっしゃる通りだわーーーーーーーーーー!」ドーンドーンドーン

マミ「もう嫌ァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」



258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:43:03.98 ID:JIjFJn7o0

マミ「ぅ……うう。かなり吹き飛ばされちゃった……でも皆に会いに行かなきゃ!」

マミ(ふふ。死んだと思わせて、ってのはカッコイイ復活の仕方よね!)

マミ「皆!マミさん大復活よ!」

…………………

マミ「誰もいない……ですって?……あら、足跡があるわ。」



259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:45:19.80 ID:JIjFJn7o0

マミ「うわぁ、妙に迷いなき足取りで先に帰っちゃってる……ご丁寧に出入り口塞いで。」

マミ(皆結構ドライなのね)

マミ「はっ!ち、ちょっと待って、魔女が居ない結界って……」

スーッ

マミ「やっぱり消えかかってる!」

マミ(ですよねーーーーー!)

マミ「ヤバい、ヤバすぎるわ!どこでもいいから出口!出口ぃぃぃぃぃぃぃ!」オロオロ

マミ「あ、あった!もうどこへでも行きなさい!」ダッ



260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:47:07.84 ID:JIjFJn7o0

マミ「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ……?」

マミ「砂漠ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……?」

マミ(どこよここ)

マミ「うぅ、薄情な後輩達のせいで名もなき砂漠に投げ出されるなんて……ツイてないわ。」

???「Hy,girl!」ガシッ

マミ「はひゃい!?」ビクッ



261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:47:42.65 ID:JIjFJn7o0

マミ(英語!?お、落ち着くのよ。中間テスト用に作った翻訳魔法で……!)

マミ「は、はぁい。」ビクビク

男「やっぱりジェニーだ!オヤジ、よかったな!娘が帰って来たぞ!」

オヤジ「何っ!?」

マミ(へ?)



262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:51:32.63 ID:JIjFJn7o0

男「ったく、心配かけやがって!皆もう帰ってこないとばかり……!」ジワッ

男「いや、今はそんなことはいい。オヤジさんにコッテリ絞られてこい!」ドンッ

マミ「キャッ!」

男「じゃあなジェニー!今日はいい日だ!」パカラッパカラッ

マミ(う、馬?)

オヤジ「ジェニー!早く中に入れ!」

マミ「は、はい!」



263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:52:11.45 ID:JIjFJn7o0

ーーーー店内

オヤジ「……どこに行ってたんだ。」

マミ「え、えーと?」

オヤジ「どこに行ってたんだと聞いてるんだ!」ドンッ

マミ「日本の群馬県です……」ガクガクブルブル

オヤジ「ジャパンのグンマー!?なぜそんな所に!」

オヤジ「……それよりも、なぜ俺に黙って、夜に出て行ったんだ!」



264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:53:05.69 ID:JIjFJn7o0

マミ(話が全然見えてこない……全っ然見えてこない……泣きたい……)ジワッ

オヤジ「黙っていても話しは進まんぞ!」ドンッ

マミ「あ、あの、私、ジェニーさんじゃないです……」ビクビク

オヤジ「なんて下手な言い訳をするんだジェニー!」

マミ「だってジェニーさんは、こんな宝石もってないですよ……ね?」

オヤジ「!!…………」

マミ(持っててよかったソウルジェム!)



265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:53:45.59 ID:JIjFJn7o0

オヤジ「……ならばお前は何者だ。なぜこんなところに居る?」

マミ「……中学生の巴マミです。何故来たのかは……わかりません。」

オヤジ「……そうか。」

マミ「信じてくれるんですか?」

オヤジ「この街じゃ何が起こっても不思議じゃないからな。」



266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:55:19.92 ID:JIjFJn7o0

マミ「……?」

オヤジ「もうすぐ日が暮れる。リビングに来い。いいか、絶対に外には出るなよ。」

マミ「……分かりました」

マミ(なんだか妙な事になってきたわ……)



267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:56:38.90 ID:JIjFJn7o0

オヤジ「……食え。」

マミ「あ、どうも。って……」

マミ(oh……何よこの量。パンとサラダとお肉とお肉とお肉とお肉が並んでるわ……)

マミ「あの、この量は……」

オヤジ「なんだ、少なかったか?」



268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:57:23.15 ID:JIjFJn7o0

マミ「いや、そういう事では無くて、ちょっと、多いんじゃないかぁって。」

オヤジ「……そういえばお前は日本人だったな。」

マミ「あ、はい。」

オヤジ「アメリカではこれくらいが普通だ。」ムッシャムッシャ

マミ「そうなんですか……」パクッ

マミ(!?)



269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:58:16.68 ID:JIjFJn7o0

マミ(!?)

マミ(濃い、濃ゆすぎるソースと、噛み切れない上に味のないステーキが絶妙に混ざって……!)

マミ(すごく不味い!)

オヤジ「……どうだ。」

マミ「お、美味しいです。」ニ、ニコッ



270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 22:59:18.08 ID:JIjFJn7o0

オヤジ「世辞はいらん。この味は日本人の舌には合わんのは分かっているしな。」

マミ「ごめんなさい……」

オヤジ「……謝るな。食いきれる量だけ食べろ。……作りすぎちまった。」

マミ「…………」カチャカチャ



271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 23:00:15.78 ID:JIjFJn7o0

マミ「ごちそうさまでした……」

マミ(半分くらいしか食べきれなかった……)

オヤジ「…………」

マミ「…………あ、あの。」

オヤジ「……何だ。」



272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 23:02:36.61 ID:JIjFJn7o0

マミ「ジェニーって、どんな人なんですか?」

オヤジ「……俺の娘だ。丁度お前みたいにオレンジがかった金髪のな。」

オヤジ「……夜に外に出て行ったっきり、もう五ヶ月だ。帰ってくる気配もねぇ。」

マミ(オレンジがかった金髪……?私一応金髪には自身あるんだけど……)

マミ「そうだったんですか……」



273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 23:03:43.49 ID:JIjFJn7o0

オヤジ「お前には怖い思いをさせたな。すまなかった。」

マミ「いえ、それはいいんですけど……あの、夜になると何か起こるんですか?」

オヤジ「……人攫いだ。夜に外に出た人間は攫われる。……帰ってきた奴はいねぇ。」

マミ「人攫い……」

オヤジ「お前、住むところはあるのか?」



274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 23:05:21.73 ID:JIjFJn7o0

マミ「いえ、それどころかお金も食べるものもなくて……私家族もいないし……」

マミ(後輩達は薄情だし……)

オヤジ「……そうか。だったら、ウチの二階を使え。空き部屋がある。……怖い思いをさせた詫びだ。」

マミ「いいんですか!?」

オヤジ「……ああ。住む場所が見つかるまではウチに居ればいい。ただし、明日から店で働いてもらうぞ。」

マミ「ありがとうございます!」



275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 23:06:11.26 ID:JIjFJn7o0

ーーーーシャワー室

シャァァァァァァァァァァァ

マミ「……ふぅ。生き返るわ……」

マミ「髪の毛が、オレンジがかった金髪になってる……」

マミ(あのメダルの力かしら?自慢だったのに……)

マミ「でも、一度は死んだ身だもの。生きてるだけでもありがたいと思わなきゃね。」



276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 23:07:54.48 ID:JIjFJn7o0

『おい、聞こえるか。服は娘の服を使っていい。』

マミ「あ、はーい。ありがとうございます。」

マミ「それにしても、コンディショナーはともかくシャンプーもないのね。石鹸のみって……」

マミ「これじゃ、ロールのセットは無理ね……」

マミ(……体は首だけの動く死体なのに、必死に髪の毛の心配するのも滑稽か。)フフッ

マミ(いいや、降ろしちゃいましょう。)ファサッ

マミ「……うん、これでいいわ。」ニコッ



277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/02(金) 23:09:39.61 ID:JIjFJn7o0

ーーーー二階、空き部屋

マミ「部屋に案内してもらったはいいけど……」

マミ(ここ、ジェニーさんの部屋よね。)

マミ「……」

マミ「……今日はもう寝ましょう。なんだか疲れちゃった……」

マミ(ランプの明かりって……なんだか、ステキね……)




290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:25:19.15 ID:AFhXpyh40

『おい、起きてるか?』

マミ「あ、はい。」

『もう朝食できてるぞ。食うなら早くしろ。』

マミ「今降ります。」



291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:25:51.72 ID:AFhXpyh40

マミ「…………」モグモグ

オヤジ「…………」ムッシャムッシャ

マミ「そういえば、あなたの名前はなんなんでしょうか……?」

オヤジ「……モンコだ。」ゴクン

マミ「モンコさん、ですか……。」



292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:26:25.51 ID:AFhXpyh40

モンコ「……ああ。」

マミ「モンコさん、私は何をすればいいんでしょうか?」

モンコ「……ウェイターだ。客の注文をとってくれればいい。」

マミ(そのくらいなら……)

マミ「分かりました!頑張ります!」

モンコ「……よろしく頼む。」



293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:30:49.51 ID:AFhXpyh40

ガヤガヤガヤガヤ

客1「おぅモンコのじじい!やっと店を開けやがったな!記念に飲みに来たぜ!」

客2「ジェニーちゃんが帰って来たのか!お前の店にまた通わなきゃな!」

マミ(お酒臭い……まだ朝なのに)

マミ「私はジェニーさんではなくて……」

客2「ジェニーちゃん!いつものお願い!」



294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:31:20.37 ID:AFhXpyh40

マミ「あ、あの、いつものってなんですか?」

客2「またまたぁ!ジェニーちゃんも冗談が上手くなったなぁ!」

客2「あれだよあれ!ほら、早く!」

客1「じゃあ俺もいつもので。早くな!」

客3「おーい!こっちもいつものだ!」

マミ「ですからその……」



295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:32:08.69 ID:AFhXpyh40

客2「ジェニーちゃん?あんまり待たせないでくれるかな?」イライラ

客3「おい、遅いぞ!」ドンッ

マミ「ご、ごめん、ごめんなさい……」ポロポロ

マミ(どうしてこんなことに……)

客2「ジェ、ジェニーちゃん?どうしたの?」



296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:32:46.05 ID:AFhXpyh40

マミ「私……私は巴マミです。ジェニーさんじゃないんです……」

客1「おい、どういうことだよモンコ。」

モンコ「……さぁな。俺は昨日拾った奴を雇っただけだ。」

客3「なんだ、まだジェニーちゃんはいねぇのか。ちっ、帰ろうぜ皆。」

客1「そうだな。ジェニーちゃんがいないんならこんな店来ねぇよ!」

バタン!

マミ「あ、あ……」



297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:33:18.57 ID:AFhXpyh40

マミ(お客さんが、皆行っちゃった……私の、私のせいで……)

マミ(……また、一人ぼっち……)

モンコ「…………」

マミ「ごめんなさい……モンコさん……」ポロポロ

モンコ「……今日はもう部屋に帰れ。客も来ないだろう。」

マミ「はい……」トボトボ



298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:36:22.50 ID:AFhXpyh40

ーーーージェニーの部屋

マミ「私、何もできなかった……」グスッ

マミ(あの魔女に食べられた時も、自分を過信して、調子に乗って……)

マミ(不測の事態が起きたらただ呆然としてるだけだった……)

マミ(それくらいなら出来る、って楽観視してるから、後悔するって知ってたはずなのに……!)

マミ「……かっこ悪い……かっこ悪いよ、私……」



299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:37:02.03 ID:AFhXpyh40

マミ「ウェイターも出来ないのに、何が魔法少女の先輩よ。何が町を守るヒーローよ……!」

マミ「特別な努力もしてない癖に……!」

マミ「結局、私は誰かに認めてほしかっただけ……かっこ悪い自分を必死に隠そうとする、一番かっこ悪い人間なんだわ……」

マミ「どんなに肩書きを、見かけを良くしたって、かっこ悪い私自身が変わらないと意味ないのに……!」ボロボロ



300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:38:05.88 ID:AFhXpyh40

マミ(でも、あんなに頼りにされるなんて、ジェニーさんってどんな人なんだろう……)

マミ(机の上にあるアレは……日記帳?)

マミ「ジェニーさんのだ……」

ペラ



301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:38:52.71 ID:AFhXpyh40

『この町に来てから一日目。

 お父さんと一緒に酒場を始めた。

 お客さんから色んな注文を受ける。

 お酒の名前などがさっぱり分からず、お客さんを怒らせてしまった。

 たくさん怒られて辛かったけど、自分が未熟なことが分かった。

 もっと勉強しないと。

 ※メモ:テキーラを出す時は塩とライムを一緒に出す事!




302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:40:42.06 ID:AFhXpyh40

ペラ

『この町に来てから二日目。

 お客さんは昨日に比べると全然少なかった。
 
というか一人だった。
 
ウエイターが使えない、ということで嫌な評判になっているみたい。
 
……辛いけど、頑張る!
 
※メモ:「つまみ!」と言われたらタコチップにサルサソース』



303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:42:02.31 ID:AFhXpyh40

ペラ

『この町に来てから三日目。

 挨拶をしっかりすれば、店内に活気が出るのでは?

 そう考えて、やっと来てくれたお年寄りのお客さんに力いっぱい「いらっしゃい!」と言ってみた。

 お客さんが腰を抜かせてしまった。

 やりすぎはいけない。反省。

 ※メモ:お父さんが言うには、お客さんに下手に出過ぎるとつけこまれる。逆に多少強めに言っても大丈夫。らしい。』



304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:42:43.25 ID:AFhXpyh40

『この町に来てから三十日。

 1テーブル貸し切る常連さんが出来た。

 ものすごく嬉しい……』

『この町に来てから五十日。

 店の半分位にお客さんが来てくれた。

 私目当ての人も何人かいて、嬉しい半面、困ってしまう……』

『この町に来てから七十日。

 どうやらこの町には封印された過去があるみたい……』

『この町に来てから百日。

 店内はたくさんのお客さんでにぎわって……』



306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:45:05.86 ID:AFhXpyh40

マミ「…………!」ボロボロ

マミ(こんなにも、こんなにも頑張ってる人がいるのに……!)

マミ(無力な自分を、変えようとしてる人がいるのに……!)

マミ「私はっ……!」ポロ、ポロ

マミ「……変わらなきゃ。見かけじゃない、私自身が。」グシッ



307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:45:50.26 ID:AFhXpyh40

モンコ「……どうした?」

マミ「お願いします。私に、一からお酒を教えてください!」

モンコ「……急だな。」

マミ「お願いします!もう、何もできないのは嫌なんです!」

モンコ(……いい目だ。バカ娘を思い出すな。)フッ

モンコ「ついてこい。まずは店の掃除からだ。」

マミ「はいっ!」



308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:46:23.08 ID:AFhXpyh40

モンコ「掃除しながら覚えろ。ドン・フリオ。もっともポピュラーなテキーラで、「いつもの」の半分はこれだ。」

モンコ「次にサウザー。これも有名なテキーラで、ジジイより若いのに人気だ。軽そうな奴の「いつもの」はこれだ。」

モンコ「次にクルエボ。棺桶に片足突っ込んでもまだ飲み足りないジジイ共はこれしか飲まない。」

モンコ「二度は言わない。覚えたな?」

マミ「は、はい!」

モンコ「じゃあ、掃除しろ。隅々までな。」

マミ「はい!」



309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:47:29.44 ID:AFhXpyh40

マミ「お、終わりました……」

モンコ「ほぅ……」

モンコ(あれだけ綺麗な髪をグシャグシャにしてやったのか……)

モンコ(フッ、中々情熱はあるみたいだな。)

モンコ「よし、今日はもう終わりだ。シャワー浴びて飯食って寝るぞ。」



310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:48:31.76 ID:AFhXpyh40

マミ「あ、あの。」

モンコ「なんだ?」

マミ「紙と、書くものを貰えないでしょうか?」

モンコ「そんな事か。ほら。」

マミ「ありがとうございます!」

モンコ「……敬語は出来るだけ止めてくれ。こそばゆい。」

マミ「ご、ごめんなさい!努力します!」

モンコ「……頼むぞ。」



311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:49:24.27 ID:AFhXpyh40

マミの日記
『この町に来てから一日目。

 お客さんの前で大泣きしたため、

 お客さんが皆帰ってしまった。

 正直、とても悔しい……。自分の無力さを痛感した。

 ジェニーさん、あなたのようになれるよう、頑張ります。

 メモ:ドン・フリオが普通の人、サウザーが若者、クルエボがお年寄りの「いつもの」』



312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:50:35.57 ID:AFhXpyh40

カランカラン
老客「…………」

マミ「い、いらっしゃいませ!」

老客「フッ……いつもの」

マミ「はい!」

マミ「モンコさん、クルエボ一つ、ライムと塩もお願いします!」

モンコ「……了解。」



313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:51:08.73 ID:AFhXpyh40

マミ「お待たせしました!」

老客「嬢ちゃん」

マミ「はい!」

老客「俺ぁ穣ちゃんを見てると、この店が出来た直後のジェニーを思い出す。」

老客「目で分かるんだよ。昨日とは違う。下手で、なんにも知らねぇが、情熱がある。一番かっこよくなれる人間だよ。」

老客「ジェニーは看板娘になるまでに成長できた。嬢ちゃん、頑張れよぅ?」フッ

マミ「っ……ハイッ!」



314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:51:45.45 ID:AFhXpyh40

『この町に来てから二日目。

 今日は初めてお客さんにまともにお酒を出す事が出来た!

 一人ひとりのお客さんへの対応、ううん、たとえ店の掃除でも。

 全力でやれば、何かが、いい方向へ変わっていくと思う。

 ジェニーさんもこんな気持ちだったのかな?

 メモ:お客さんがテキーラを膝で叩いたら逃げる事。高確率で飲まされる。』




315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:52:24.99 ID:AFhXpyh40

『この町に来てから四日目。

 カップルのお客さんが来た。……』

『この町に来てから八日目。

 前の常連だった人が、一人戻って来てくれた……』

『この町に来てから二十日目。

 お客さんの笑顔が増えた。嬉しい……』



316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:53:25.38 ID:AFhXpyh40

『この街に来てから三十日目。

 モントさんは元銃の名手だったらしい。

 地面に頭をこすりつけて、稽古をつけてもらうことを承諾してもらった。
 
 私も、もっと強くならなきゃ。……』

『この町に来てから四十五日目。

 私目当てのお客さんがはじめてきた。

 嬉しいが、かなり恥ずかしい……』



317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:54:53.01 ID:AFhXpyh40

『この町に来てから四十五日目。

 私目当てのお客さんがはじめてきた。

 嬉しいが、口説かれるとかなり恥ずかしい……』

『この町に来てから六十九日目。

 お客さんで随分と店内が賑わってきた。……

 メモ:テーブルにワンバウンドさせたコインがグラスに入らなかったら一杯飲む、というゲームを受けてはいけない。アイツらプロだ。』

『この街に来てから七十五日目。

 モントさんから教わったリボルバーの撃ち方が大分安定してきた。……』

『この町に来てから七十九日目。

 日記を読んでいくと、ジェニーさんが失踪した理由が分かってきた。……』



318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:55:23.84 ID:AFhXpyh40

マミ「ねぇ、モンコさん。」

モンコ「なんだ。また酒の備蓄でも聞きたいのか?」

マミ「ううん。そうじゃないの。ジェニーさんについて、聞きたいの。」

モンコ「……その話か。」

マミ「ジェニーさんは、ここの歴史を勉強してたのよね?」

モンコ「……そうだな。」



319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:55:51.41 ID:AFhXpyh40

マミ「ここが奴隷市場の上に出来た町だって事、知ってる?」

モンコ「……なんだと?いや、それとこれとに何の関係が……」

マミ「あるのよ。そしてこの予想が正しいなら、ジェニーさんはまだ生きてる。」

モンコ「……話してくれ。」

マミ「私は、机の上にあったジェニーさんの日記を見たの。そこ書いてあった事をまとめるとね……」

マミ「まず、ジェニーさんは人攫いの起きる時間と過去の奴隷市場の開始時間が一緒だった事に気付いた。」



320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:57:22.68 ID:AFhXpyh40

マミ「ここでジェニーさんはこの二つに何らかの関係性があることを予想して、その時間に外にでた。」

マミ「これは、他の人を巻きこまないために自分が実験台になったんだろうけど……」

マミ「そこで件の人攫いに遭ったわけね。」

マミ「そしてここからは、私の知っている話し。」

マミ「この人攫いは、人間じゃない「魔女」の仕業よ。」

マミ「人間の呪いの集合体、それが魔女。」



321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:57:52.43 ID:AFhXpyh40

マミ「つまり過去の奴隷たちの怨念が魔女となり怪奇現象を起こしていた……」

マミ「あなたはこの街では何が起こってもおかしくないって言ったけど、それはここの立地に原因があった訳ね。」

モンコ「……なるほどな。だが、「魔女」なんて妙な物が存在する証拠はあるのか?」

マミ「…………」キュィィィィィ



322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:58:38.94 ID:AFhXpyh40

モンコ「!?」

マミ「証拠は、これ。私自身。」

マミ「私は、魔女を狩る正義の魔法少女なの。元、だけどね。」

モンコ「……!」



323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 11:59:46.71 ID:AFhXpyh40

マミ「モンコさん。私は、ジェニーさんを助けに行ってくるわ。」

モンコ「…………お前まで」

モンコ「お前まで俺を、置いていくのか!」

モンコ「お前は俺の娘も、同然なんだぞ!」

マミ「人間でもないのに?」

モンコ「当たり前だろうが!」



324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:00:13.30 ID:AFhXpyh40

モンコ「クソッ!なんでだ……なんでみんな……!」

モンコ「なんで余計な事に首を突っ込むんだ!死んじまうかもしれないんだぞ!」

マミ「なんででしょうね……わからないけど、少なくとも私は」

マミ「ただ言い訳をしながらかっこ悪く生きる位なら、死んだ方がマシ。ここで生活して、沢山挫折して、初めてそう思えたわ。」ニコッ



325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:00:49.54 ID:AFhXpyh40

マミ「だから。生きる喜びを教えてくれてありがとう、「お父さん」。」

モンコ「……マミ!」

マミ「心配しないで。絶対、帰ってくるから。」



326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:01:17.70 ID:AFhXpyh40

砂漠の魔女「ケヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」

マミ「アンタが、人攫いって訳ね……連れて行って貰おうじゃない、彼女の所に!」



327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:02:55.28 ID:AFhXpyh40

魔女「シャアアアアアアアアアアアアア!」

魔女「カカカカカカカカカカカカカカ!」

魔女「エヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!」

魔女「グギャギャギャギャギャギャギャ!」

マミ「これはまた、随分と大所帯ね。」



328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:04:44.60 ID:AFhXpyh40

マミ(……落ち着きなさい、巴マミ。私は、死なない。)

マミ(だって、帰らなきゃいけない場所があるもの!)

砂漠の魔女「ケヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」

マミ(魔女の足元に転がってるのは……ソウルジェム?気になるわね)



329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:05:25.91 ID:AFhXpyh40

マミ「……かかってきなさい。」キュイイィィ

マミ(モンコさんに習った事を、一つずつ……)

マミ(一つずつ全力でこなしていく!)

魔女「シャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」



330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:07:30.54 ID:AFhXpyh40

マミ(一番に襲いかかってくる奴は、一番臆病。一歩前にでると途端に目の色が変わる。)スタスタ

魔女「シャァッ!?」

マミ(その一瞬、目の色が変わった瞬間に、撃つ。)バン!

魔女「ギャッ……」バタッ



331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:08:06.08 ID:AFhXpyh40

魔女「エヒヒッエヒヒッ!」ヒュッッヒュッッ

マミ(ちょこまかと動き回る奴は、狙いに自信がない。)

マミ(だからこそ至近距離に来る。銃を動かさずにその一瞬を待って……)スッ

魔女「ヒヒッ!」ジャキ

マミ(撃つ)ダァン!

魔女「ヒ、ヒ……」ズズーン



332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:08:54.96 ID:AFhXpyh40

魔女「グギャギャギャギャギャギャギャ!」

マミ(一見狂っているような奴は一番冷静。油断させて殺すために狂ったフリをしてる。)

マミ(だからこそ、想定外に弱い)ヒュッ

魔女「ギッ!?」

マミ(攻撃される前に、零距離で確実に殺す)ダァンダァン!

魔女「ギッ、ギャァァァァァッァァァア!」グシャッ



333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:10:01.06 ID:AFhXpyh40

砂漠の魔女「ケヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」

マミ「あら、腰にガトリングなんて構えちゃって。虐殺シーンのつもりかしら?」

砂漠の魔女「ケヒヒッ!」ダダダダダダダ!

マミ「ちっ!」サッ

ダダダダダダダダダダ!

マミ(大火力の兵器になればなるほど、本人の気も大きくなる。)



334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:10:45.47 ID:AFhXpyh40

マミ(だからこっちは肩に一発もらう覚悟で……!)ダッ

砂漠の魔女「ケヒヒイヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!」ダダダダダダダダ!

マミ「がっ……!……っつぅ……じゃあね。」ダァン!ダァン!

マミ(隙をついて、撃つ。)

砂漠の魔女「ケヒャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!ア、ア、ア、ア、アァ……」バタッ

マミ(一発どころじゃなかったわね……左腕ハチの巣じゃない。)



335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:12:41.65 ID:AFhXpyh40

マミ「今回だけはこのメダル製の体に感謝、かしら?」ピカッ

マミ(体を再生する時にソウルジェムが光った!?これじゃ、弱点を教えてるようなものね……それにしても)シャコン、シャコン

マミ(リボルバーは使いやすくていいわね……マスケットからわざわざ変えた甲斐があったわ)ジャキッ

魔女「カカカカカカカカカ!モォトグリーンベレーノオレニハカナウモンカァ!」

マミ「あら、試してみる?私だって元正義の味方よ?」



336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:13:13.27 ID:AFhXpyh40

マミ(腰にリボルバー……スタイルは似てるみたいね。)

マミ「----------来なさい」

魔女「…………………」

マミ「……………………」

魔女「………………」

マミ「………………」



337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 12:13:40.22 ID:AFhXpyh40

魔女「カカッ!」ジャキッ

マミ「っ!」ジャッ

ダダァン!

魔女「…………………」

マミ「……………………」

魔女「………………」

マミ「………………」ゴロン



338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/03(土) 13:03:38.22 ID:/FLwJGyDO

マミさぁぁぁぁん?!



339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 13:07:50.92 ID:AFhXpyh40







魔女「カッカカカ……カカッ」バタッ

マミ「ふぅ……危なかったわね……」

マミ(正確にジェムを狙ってくるなんて……倒れ込み撃ちを教わってなかったら死んでたわ。)



340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/09/03(土) 13:09:11.44 ID:CvlLMTbvo

おっさんの名前はモンコかモントかどっちだ
日記の中だとトになってるような
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 13:16:15.76 ID:AFhXpyh40
>>340
なんと……モンコさんです。



341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 13:11:33.33 ID:AFhXpyh40

マミ(グリーフシードを回収して、と……)

マミ「ええっと、元収容所は……」

マミ「…………いた!」

ジェニー「あな……た……は……?」

マミ「あなたの後輩です、ジェニーさん。さぁ、帰りましょう。背負いますから。」

ジェニー「ありが……とう……。」



342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 13:16:15.76 ID:AFhXpyh40


モンコ「ジェニー……!」ギュッ

ジェニー「お父さん……ごめんなさい!」ポロポロ

モンコ「良いんだ……もう、良いんだよ……」

客1「おうおう、泣かせるじゃねえか!」

客2「こりゃ今日は祝杯だな!」

客3「それじゃあ、音頭は人攫いからこの子を救ったこの街の英雄にとってもらわないとな!」



343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 13:16:49.71 ID:AFhXpyh40

マミ「ええ!?私?……おだてても値段下がらないわよ?」

客4「いいからいいから!ほら、景気良く行こうぜ!今日は何本でも飲むからさ!」

マミ「じゃあ、そうね……」

マミ「この街の未来と」

マミ「大切な家族と」

マミ「素晴らしい私達の人生に!」

マミ「乾杯!」

皆「「「「「「「「「「「「「乾杯!」」」」」」」」」」」」」」」



344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 13:17:15.48 ID:AFhXpyh40

アッハハハハハハハハハ!


ラジオ『日本では魔女が異常頻出……』

ラジオ『職員が対応に追われています……』

マミ「……!」

マミ(あの子達、大丈夫かしら……)

ラジオ『ここまでの頻出は例がなく、何らかの前触れである可能性も……』

マミ(…………)



345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 13:18:14.44 ID:AFhXpyh40

ーー翌朝

モンコ「……どうしても、行くのか。」

ジェニー「もう少しゆっくりしていっても……。」

マミ「……ええ。私の友達が、ピンチになりそうだもの。」

モンコ「……こいつを持っていけ。」

マミ「……これは?」

モンコ「ピースメーカー、俺の昔の相棒だ。貸しといてやるから、必ず返しに来い。」



346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 13:20:45.38 ID:AFhXpyh40

マミ「……ありがとう。必ず、返し帰ってくるわ。だってここは……」

モンコ「ああ。ここはお前の家で、俺達は、お前の家族だ。」

ジェニー「たとえ地球の裏側にいたって、ずっとあなたの事を思ってるわ。」

マミ(これが……家族……)ウルッ

マミ「……うん。じゃあ私、もう、行くね?」グッ…

モンコ「……達者でな、マミ。」

マミ「っ……あなたもね、お父さん。」



347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 13:21:25.98 ID:AFhXpyh40

客の皆「「「「「「「「「「「「「「マミちゃーん!いつでも、帰ってこいよー!俺達、ずっーと待ってるからなー!」」」」」」」」」」」」」」」

マミ「皆っ……!」ブワッ

マミ「っ…………」グシグシ

マミ「皆、ありがとう!私、絶対、帰ってくるからねーーーーーーーーーーーーーーーー!」ボロボロ




349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 13:22:59.17 ID:AFhXpyh40

マミ「さぁ、行きましょうか!」

マミ(待っててね、皆!)

マミ「って、どっちに行けばいいのかしら……」

マミ「とりあえず、西ね!」シュッ

ーーーーーーー日本

ウヴァ「アメリカ料理だと!嫌だ!その欲望だけはいやだ!」

杏子「良いじゃないか!ほらさっさと叶えてくれよ!」

ウヴァ「俺は、嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーー終ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 13:23:29.98 ID:AFhXpyh40

以上で外伝「巴マミの髪がマカロニに見えて仕方ない」終了です!

駄文を読んでいただきありがとうございました!



351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/03(土) 13:31:09.70 ID:A3QhM9wDO

乙!
マミさん、生きててよかった……。
でもこれだと、爬虫類系グリードなんでない?
意志のあるコアメダルじゃないからいいのか?


ウヴァさん、アメリカ料理にも美味いものはある!……はずだ……。



352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 13:44:06.11 ID:AFhXpyh40

>>351
意志がなければ大丈夫なんじゃね、という適当な考えです。



355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) 2011/09/03(土) 17:24:13.79 ID:4kOfkyrPo


このマミさんはセルメダルで爬虫類系ヤミーが作れたりするんだろうかww



372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:05:41.80 ID:AFhXpyh40

まどか「なんだろこれ、メダル?」本編

「Life no limit!」

始まります。



373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:06:53.06 ID:AFhXpyh40

杏子「ふぅ、食った食った。インドは美味い!」

ウヴァ「そうだな。手で食べるという珍しい食文化だが、手で食べることによって深まる味がある。」

ウヴァ「一見時代遅れに見え、敬遠される文化にも意味はあるということだな。」

杏子「タンドゥーリ・ムルグだっけ?あれ美味かったなぁ。」



374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:08:51.43 ID:AFhXpyh40

ウヴァ「ヒンドゥー教にもイスラム教にも食べさせる事が出来る鶏肉の文化が発展したのは、ある意味必然化もな。」

杏子「宗教家は大変だねぇ。」

杏子(アタシも昔三食モズクだった時はキツかったなぁ)

杏子「にしても、「カレー」が無いのはびっくりだったねぇ。」

ウヴァ「インドの香辛料を使えば何でも「カレー」と呼べるからな。日本が醤油を使う料理を「醤油」と呼ばないのと一緒だ。」



375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:11:09.85 ID:AFhXpyh40

杏子「菜食主義者ですか?なんて聞かれたりしたしな。」

ウヴァ「インドでは菜食主義者とそれ以外を明確に区別するからな。」

ウヴァ「野菜メニューや乳製品のメニューが充実しているのも菜食主義者のためだ。」

杏子「色んな奴に気を使うって、インドも大変だな。」

ウヴァ「フッ、そうだな。」



376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:12:06.01 ID:AFhXpyh40

ピリリリリリリ

杏子「…………嫌な予感」

ウヴァ「杏子、電話だぞ?」

杏子「分かってるよ。」



377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:12:36.65 ID:AFhXpyh40

ピッ

杏子「…………」

???「こんばんわ佐倉杏子。ウヴァに変わってもらえるかしら?」

ピッ

ウヴァ「誰からだったんだ?」

杏子「さぁね。」



378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:17:50.30 ID:AFhXpyh40

???「ひどいじゃない、ガチャ切りなんて」

杏子(チッ……)

杏子「暁美ほむら。なんでアンタはいっつも真後ろから電話をかけるんだい?」

???「それは勿論、驚かせるためよ。」

杏子「驚くどころか興ざめだよ。」

???「それは残念ね。あなたは驚いてくれたかしら?」ダキッ

???「ねぇ、未来のだ・ん・な・さ・ま?」



379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:18:51.61 ID:AFhXpyh40

ウヴァ「うぉ!?ほむらか!?こら、やめろ!背中に抱きつくな!」

ほむら「いいじゃない、もう夜なんだし……」クスクス

ほむら「ねぇ、家に来ないかしら?なんだか、寒いのよ……」

ほむら「未来の旦那様に、ゆっくり温めて欲しいなぁ……?」ツツーッ

ウヴァ「!?きっ、貴様っ!」



380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:19:40.74 ID:AFhXpyh40

ほむら「美味しいお酒もおつまみもたーっくさん、あるわよ……?」クスクス

杏子「そんなの、あたしが許さない!」ゲシッ

ほむら「げふっ……良い蹴りね、佐倉杏子。」

杏子「アンタ最近どうしたんだよ!悪いもんでも食べたのかい!?」

ほむら「……そうかもね。一度食べただけで、病みつきになっちゃったもの……」クスッ



381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:20:41.27 ID:AFhXpyh40

杏子「」ギロッ

ウヴァ「俺はなにもしてない!」

ほむら「あら……あれだけ情熱的に抱きしめてくれたのに……旦那様ったら……。」

ウヴァ「ほむら貴様ぁ!」

杏子「この……ウヴァ気者ーーーーーーーーーーーーーーーー!」ドカーン

ウヴァ「ウボァーーーーーーーーーーーーー!?」



382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:21:13.43 ID:AFhXpyh40

ピリリリリリリ

ピッ

ほむら「……何かしら。」チッ

剣崎「所長!急いで本部に来て下さい!緊急事態です!」

ほむら「ふぅ……すぐに行くわ。」



383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:22:24.15 ID:AFhXpyh40

マミ「西に向かい続けてはや2ヶ月。」

マミ「海を渡って東京に来たはいいものの……」

マミ「これからどうしようかしら。……ん?鹿目製薬?」

マミ「鹿目って、まさか……」

マミ「行ってみるしかないわね。」



384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:22:53.65 ID:AFhXpyh40

マミ「すみません、巴マミというものですが、ここの社員に鹿目まどかさんは居ますか?彼女の友達なんですが……」

受付「鹿目まどかさん……少々お待ち下さい。」

ピッ

受付『社長、まどかちゃんのお友達がいらっしゃってるそうです。』

詢子『あらそう。適当に応接室にご案内しといて。おーい、まどかー』

受付「はい、はい。分かりました。では巴様、こちらへどうぞ。」

マミ「あ、はい。」




385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:23:29.48 ID:AFhXpyh40

QB「ねぇまどか。そろそろ一息つかないかい?」

まどか「……そうだね。QB、お茶。」

QB「なんていうか、キミも随分変わったよね……」

QB(まさか中学卒業前から、自分の母が立ち上げた会社でバイトをしだすとはね……)

まどか「何か言った、QB?」



386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:23:58.10 ID:AFhXpyh40

QB「いえいえ。若社長様は凄いなぁと。」

まどか「私は社長じゃないよQB。ただのバイト。」

QB「ただのバイトが会社の経理を出来るわけないじゃないか。君の能力なら、社長だって直ぐさ。」

まどか「フフッ、そうだといいね!」



387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:24:40.26 ID:AFhXpyh40

詢子「まどかー?お客さんが来てるわよー?応接室ー!」

まどか「はーい!私にお客さん……誰だろう?」

ガチャ

まどか「失礼します。」

???「ただいま……鹿目さん!」

まどか(誰?)



388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:25:07.85 ID:AFhXpyh40

まどか「あ、あのー。どちらさまでしょうか……?」

マミ「私よ!巴マミよ!」

まどか「からかわないで下さい……確かにちょっと似てますけど、厨……マミさんはもう、いないんです……」

まどか「厨二病を患って……」

マミ「えっ」



389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:26:38.18 ID:AFhXpyh40

まどか「マカロニ髪なのに先輩風吹かせてティロティロ五月蠅いなぁと思ってたら何時の間にかマミってたんです……」

まどか「厨二な格好もしてない、マカロニ髪でもないあなたが、マミさんな訳がないんです……」

マミ(私、そんなイメージだったのね……自覚してたけど、鹿目さんから言われると堪えるわ……)ズーン



390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:27:23.53 ID:AFhXpyh40

マミ「ふぅ、最初からこれ見せればよかったわね。」

まどか「えっ!?これは……マミさんのソウルジェム!?」

マミ「信じてもらえたかしら、か・な・め・さん?」ゴゴゴゴ

まどか「や、やだなぁ、私がマミさんの顔を間違えるはずないじゃないですか~」タラタラ



391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:28:18.53 ID:AFhXpyh40

マミ「悪かったわねぇ、厨二病で!」ガシッ

まどか「マミさん!痛い痛い!痛いですー!」イタタタ

マミ「ティロティロ五月蠅い厨二な先輩だなんて、鹿目さんが私にそんなイメージ持ってたなんてねぇー」グリグリ

まどか「ご、ごめんなさいー!」アイタタタタ

マミ「可愛い後輩がこんなにスレてたなんて、マミちゃんショックだわー」グリグリ



392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:28:55.13 ID:AFhXpyh40

マミ(まぁ、あの頃は自分で思い返しても正直痛かったけどもね。)

マミ「……ふぅ。」パッ

まどか「うう……痛いよ、頭グリグリだなんてあんまりだよ……」ジンジン

マミ「その様子だと、元気みたいね。何よりだわ。」フフッ

まどか「…………はいっ!」



393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:30:01.09 ID:AFhXpyh40

マミ「経営の勉強は、捗ってるの?」

まどか「まだ勉強中なんですけど……お母さんの会社でバイトさせてもらって、QBをこきつかって頑張ってます!」

マミ「そう……アレは好きなだけこき使うと良いわ。どうせQBだしね。」

QB「酷いよ、こんな扱いあんまりじゃないかな。」



394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:30:31.72 ID:AFhXpyh40

まどか「あっQB!お茶持って来てくれた?」

QB「もちろんさまどか。はい、ダージリンで良かったんだよね?」コト

まどか「うん、ありがと!」

マミ「そうそう鹿目さん。他の人はまだ群馬にいるのよね?」

まどか「あ、はい。皆頑張ってるみたいです。ほむらちゃんなんかBOARDっていう組織の所長さんになったんですよ!」

マミ「へぇ、あのBOARDの……」



395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:31:19.72 ID:AFhXpyh40

まどか「あ、そういえばマミさん、マミってからどうやって生き延びたんですか?」

マミ「不思議なメダルの力ってとこね。」

まどか「不思議なメダル……?マミさん、もしかしてそのメダル生き物の姿が……」

マミ「ああ、コブラとカメ、ワニの絵柄が書いてあったわねぇ。」

まどか「マミさん、それって……」



396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:32:06.22 ID:AFhXpyh40

マミ「まぁ、今の私の首から下はメダル製よ。……やっぱり引いちゃうわよね。」

まどか「いえ、マミさんと似たような性質の人がいるんです……その人は全身メダル製なんですけど……」

マミ「……!その人は、どこに?」

まどか「群馬で、杏子ちゃんと一緒に暮してます。」

マミ「そうなの。鹿目さん、わざわざ時間取らせてごめんなさいね。お邪魔したわ。」



397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:32:32.30 ID:AFhXpyh40

まどか「いえ、マミさんが生きてて本当によかったです!」

マミ「…………本音は?」

まどか「嬉しいより先にびっくりしちゃいました……エヘへ。」

マミ「フフッ、そう。じゃあ、私はもう行くわ。」

マミ「今度会うときは、ちゃんと覚えててよ?」

まどか「ティヒヒ……はい!」

マミ「それじゃあね。」ヒラヒラ



398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/03(土) 20:33:02.86 ID:AFhXpyh40

ほむら「これは…………」

橘「状況を報告します。月に超巨大な新型脅威発見。極々遅いスピードですが、月ごとこちらに向かって来ています!」

さやか「嘘、月ごと!?」

ほむら「なんてこと……これは……」

ほむら(クリームヒルト……!?)




416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/04(日) 11:51:41.41 ID:dpNJHEea0

ほむら(このまま奴が地球に来たとしたら、間違いなく地球が終わる……)

ほむら(どうすれば……)

ほむら(…………)

ほむら(……あっ!)

ほむら(アレをしてみるしか、無いわね……)



417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/04(日) 11:52:10.44 ID:dpNJHEea0

ウヴァ「…………」

ウヴァ(なんだ、この胸騒ぎは……)

杏子「Zzz…………」

ウヴァ「少し、歩くか……」



418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/04(日) 11:53:14.29 ID:dpNJHEea0

ウヴァ「…………」

ウヴァ(月が、いつもより白い?何かが貼りついているような……)

ほむら「待って」

ウヴァ「なんだ、またお前か。」ハァ

ほむら「もぅ……随分冷たいのね……」



419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/04(日) 11:53:40.97 ID:dpNJHEea0

ウヴァ「お前の視線が一々ネットリしすぎだからだろうが!」

ほむら「だって、あなたは私の……」ポーッ

ウヴァ「あーもういい黙れ黙れ!」

ほむら「まぁ、いいわ。一つ、話しておきたい事があるの。」



420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/04(日) 11:54:10.88 ID:dpNJHEea0

ほむら「月を見て、何か感じない?」

ウヴァ「ふん……気持ち悪いほどに……白いな。」

ほむら「そう、白いわね。……あの白いのが全部魔女、って言ったらどうする?」

ウヴァ「何……?月に、魔女だと!?」

ほむら「ええ……」

ウヴァ「魔女は結界の中に居るものではないのか?」



421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/04(日) 11:55:30.35 ID:dpNJHEea0

ほむら「普通の魔女ならね。でもあれは……」

ウヴァ「規格外、か?」

ほむら「……大陸一つ位なら簡単に消し飛ばせるほどにね。」

ウヴァ「そもそも、何故そんなものが月にあるんだ。」

ほむら「……その前に、あなたがどうやってこの世界に来たか、話してもらえる?」



422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/04(日) 11:56:15.87 ID:dpNJHEea0

ウヴァ「……と、言うわけだ。」

ほむら「……そう。なら、アレも同じかしらね……」

ウヴァ「どういう事だ?」

ほむら「ブラックホールに吸い込まれたという事は、凄まじい量のエネルギーがあったはず。」

ほむら「エネルギーは、一か所に膨大な量集中し過ぎた時、時間と空間、果ては世界そのものを捻じ曲げて発散しようとする性質があるの。」

ほむら(この世界では、だけどね)



423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/04(日) 11:57:23.54 ID:dpNJHEea0

ほむら「勿論普段使用しているエネルギー程度なら変化は極々微量だけど……」

ほむら「アレがもっているエネルギーを考えると、他の時間軸から来ても不思議じゃない。」

ウヴァ「つまり、アイツは俺と同じようにこの世界に迷い込んだ、という訳か。」

ほむら「そうよ。もっともアイツの場合は、もう世界を二つ三つ滅ぼして来たのかもしれないけどね……」



424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/04(日) 11:57:59.78 ID:dpNJHEea0

ウヴァ「……アイツがこのまま降りてきたら、どうなる。」

ほむら「月と衝突したとしたら?……間違いなく、地球は終わるでしょうね。」

ウヴァ「……止める手段は。」

ほむら「…………月と、あの魔女「クリームヒルト」を分離させる。」

ウヴァ「そんな事が出来るのか?」

ほむら「もしかしたら、だけどね。佐倉杏子を呼んできてもらえる?」

ほむら(成功確率は10%位かしら……)



425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/04(日) 12:02:59.97 ID:dpNJHEea0

ウヴァ「おい杏子、起きろ。」

杏子「んみゃ……なんだよぉウヴァ……」

ウヴァ「ちょっと外に来てくれ。」

杏子「うう……眠いのに……」



426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/04(日) 12:04:34.50 ID:dpNJHEea0

ほむら「こんばんわ、佐倉杏子。」

杏子「こんばんわぁ……」ウトウト

ほむら(寝ぼけている……チャンス!)

ほむら「佐倉杏子、お願いがあるの。「ウヴァのため」に、この書類にサインしてもらえないかしら?」キリッ

杏子「ウヴァの、ためぇ……?わかったぁ……」カキカキ



427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/04(日) 12:05:10.00 ID:dpNJHEea0

ほむら「ありがとう。」キリッ

ほむら(よっしゃあああああああああああああああ!)

ウヴァ「おい、ほむら?」

ほむら「もう遅いし、私帰るわね!じゃあねー!」






428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/04(日) 12:07:29.20 ID:dpNJHEea0

ーー翌朝

ウヴァ「む、朝か。」ファァ

杏子「ウヴァ……アタシまだ眠いよぉ……」ギュゥ

ウヴァ「…………おい杏子、それどころではないようだぞ」タラーリ

杏子「え?」

黒服×30「失礼します。攫わせていただきます。」プシュー

杏子「ええええええええええええええええええええええええええ!?」

杏子「ぇぇぇぇぇぇぇ…………Zzz」

ウヴァ「Zzz……」



437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:04:50.21 ID:l6nIuGch0

ーーーBOARD本部

杏子「どういうことだよ、おい!」

ほむら「どういう事って……攫わせてもらっただけよ。」

ウヴァ「何故こんな手荒な真似をしたんだ?」

ほむら「アナタには昨晩言ったわよね。」

杏子「ウヴァ、またアイツと会ったのか!」ギロッ

ウヴァ「は、話しただけだ!」

ほむら「佐倉杏子のために、もう一度説明するわね……」



438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:05:34.72 ID:l6nIuGch0

杏子「……月にでかい魔女がいる、ってのは分かった。でも、どうやって切り離すんだい?」

ほむら「…………魔女も元々は人間の呪い。感情はあるのは知ってるわね?」

ウヴァ「そうなのか?」

杏子「まぁ、そうだね。」

ほむら「杏子、あなたはおいしそうな料理の匂いがしたらどうするかしら?」

杏子「釣られてついつい店に入っちゃうなぁ。」



439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:06:28.62 ID:l6nIuGch0

ウヴァ「まったく、見境のない奴め。」ヤレヤレ

杏子「アンタも大して変わらないだろ!」

ほむら「要はそういうことよ。あの魔女の性質は「救済」。つまり、地球の人達が大変な状態になればいい。」

ほむら「そうすればアイツも急いでくるはずよ。「月持ってる場合じゃねえ!」って感じかしら。」

杏子「でもどうやって大変な状態にするんだ?まさか事件を起こす訳にもいかないし……」



440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:08:18.56 ID:l6nIuGch0

ほむら「そう、そこであなたの出番なのよ佐倉杏子。クッ、ククッ……」

さやか「しょ、所長。じ、準備できました……ブフッ」

橘「こちらも、大丈夫です。」

剣崎「装置、準備できました」



441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:08:59.14 ID:l6nIuGch0

ほむら「佐倉、杏子。あなたには……この電波ジャック装置を使って……」プルプル

ほむら「超時空モズク姫☆あんこちゃんエクストリーム」として、歌ってもらうわ!」プルプルプルプル

杏子「ハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

ウヴァ「ブッwwwwwwwwwwwwww」



442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:09:25.62 ID:l6nIuGch0

杏子「ちょ、ちょっと待てよ!なんでアタシが!」

ほむら「あなたが前に世界中に送ったメッセージに、魔力が込められていたわ……」プルプル

ほむら「だから多分、あなたの属性って「魅了」とかだと思うのよ……」プルプル

ほむら「世界中があなたの歌の元に一つになったら、それはある意味大変な状態だと言えないかしら?」ブフッ

杏子「い、いや、それでもだな……!」

ほむら「分かって頂戴、佐倉杏子。地球の、人類の危機なのよ。」キリッ

さやか「曲はこちら、あんこちゃんの十八番「Anything Mozuku!」を用意しております……ブフッww」



443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:09:53.59 ID:l6nIuGch0

杏子「嫌だ!嫌に決まってんだろ!帰る!アタシ帰るーーーーー!」

橘「地球の未来がかかってるんです、姫……どうか!」

杏子「そんな地球なんか滅びちまえ!」

ほむら「待ちなさい、佐倉杏子。これを見てもそう言えるのかしら?」



444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:11:04.51 ID:l6nIuGch0

ピラッ

『                誓約書

  私、佐倉杏子は、超時空モズク姫☆あんこちゃんエクストリームとして
  
  人類のために歌う事を誓います。私、歌います!

  ※もし歌う意志を見せなかったら、ウヴァの所有権をBOARD所長に譲渡します。

   ついでにに結婚式で仲人を務めます。

  本人署名:さくらきょうこ

  認証:日本国政府                                      』



445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:11:46.22 ID:l6nIuGch0

ウヴァ杏子「「何ィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!?」」

杏子「ちょっおまっ!お前!」ユッサユッサ

ほむら「フフフフ、いいのよ歌わなくても?私的には?」ニヤニヤ

ウヴァ「ちょっと待て、※の部分はどういうことだ!?」

ほむら「あら気が早いのね、旦那様。式はいつにする?」クスッ



446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:12:14.66 ID:l6nIuGch0

ウヴァ「オイ!」

杏子「テメェほむら!この外道!人でなし!」ユサユサユサユサ

ほむら「アッハハハハハ!なんとでも言うがいいわ!契約は成立したんですもの!アッハハハハハ!」ガックンガックン

杏子「クソッ……QBみたいな事しやがって!」



447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:12:54.84 ID:l6nIuGch0

杏子(どうしよう……歌いたくない……)

杏子(でも、歌わなかったらウヴァが、ウヴァがアイツにとられちゃう!)

杏子(それだけは……嫌だ。)

杏子(嫌だよ……)

杏子「うぅ……」

ウヴァ「…………」ポン



448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:13:42.92 ID:l6nIuGch0

杏子「ウヴァ……」

ウヴァ「杏子、歌ってくれ。俺はまだ、お前と一緒に居たい。」

ウヴァ(そしてFullが聞きたいwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)

杏子「………………うん、わかったよ。アタシ、歌う。」



449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:14:29.45 ID:l6nIuGch0

杏子「でもね?」ニタァ

杏子「あの曲にはもう一人必要なんだよ。アタシ一人じゃ完成しないんだ。」

杏子「やってくれるよね?人類の平和を守るBOARDの所長さん?」ニヤニヤ

ほむら「なっ……!?何故私が!」

杏子「あーあ、地球終わっちまうのかー。残念だなー。「歌う意思」は見せてるのになー。」ニヤニヤ



450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:15:13.61 ID:l6nIuGch0

ほむら「ぐっ……!」

ウヴァ「ほむら!」

さやか「所長!出番ですよ、バシッと決めちゃって下さい!」プルプル

橘「ショチョー!」

剣崎「所長、人類を守るためです!」キリッ



451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:15:59.20 ID:l6nIuGch0

ほむら「くっ…………分かったわよ、歌えばいいんでしょ、歌えば!」

ウヴァ「ほむら、それでこそ所長だ……wwwwww」

ほむら「…………それじゃあ明日の正午、お願いね。」

ほむら(練習しなきゃ……どうしてこんなことに……)



452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:16:44.10 ID:l6nIuGch0

さやか「おお、杏子!ちゃんと来たんだね!」

杏子「うう……」

ウヴァ「散々家の中を逃げ回ったがな。捕まえるのに苦労した。ほむらは?」

ほむら「ちゃんと来たわよ……」

ウヴァ「ほう、殊勝な心がけだな所長。」

ほむら「今は何も言わないで……」ズーン



453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:17:20.00 ID:l6nIuGch0

ウヴァ「それでは、始めていいのか?」

杏子「でもアタシ、格好が……」

さやか「二人の衣装はとっておきの奴用意してあるよー!さやかちゃん特製!」

杏子「うわ、フリフリだ……」

ほむら(そういうのいいから!恥ずかしいのよ!)カァッ



454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:18:40.26 ID:l6nIuGch0

さやか「ほら、髪も降ろしちゃいなよ。こっちのが綺麗っぽくなるよ!」

杏子「そ、そうかな……」

橘「電波ジャック装置のジャック出来る時間も5分に延びたから安心だな!」

剣崎「ステージも準備出来ました!」



455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:19:44.91 ID:l6nIuGch0

橘「30秒前ー!」

さやか「同時通訳魔法、起動!」

杏子(大丈夫、出来る……)

杏子(ウヴァのため、ウヴァのため……)

杏子(もう一度、歌うんだ!)

ほむら(生きてるのが辛いわ……うう、ソウルジェムが濁る……)



456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:21:26.43 ID:l6nIuGch0

剣崎「ジャック、開始します!」

杏子「…………」スゥーッ

杏子『世界中の皆ーーーーーーーーーーーー!おっ待たせーーーーーーーーーーーーーーーーー!』

ほむら(なっ……!?)

杏子『超時空モズク姫あんこちゃん☆エクストリームの世界同時中継ライブ、はっじめちゃうよーーーーーーーーーーー!』



457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:22:19.34 ID:l6nIuGch0

杏子『超時空モズク姫あんこちゃん☆エクストリームの世界同時中継ライブ、はっじめちゃうよーーーーーーーーーーー!』

杏子『今日はなんとー、お友達の超銀河モズク王女、ほむほむ☆エターナルちゃんも一緒に、歌っちゃいまーーーーーす!』

杏子『ほらほむほむ、自己紹介してっ!』

杏子(日頃の仕返しだ!ざまぁみろ!)ニヤッ

ほむら『ち、超銀河モズク王女、ほむほむ☆エターナル、ですっ……』カァァァァァッ

杏子『それじゃあ皆、今日はアタシと一緒に盛り上がろうねーーーーーーーーーーーーーーー!』



458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:23:11.79 ID:l6nIuGch0

ーー東京

まどか「何、コレ……杏子ちゃん、ほむらちゃんまで……wwwwwwwwwwwwwwww」プ、ププッ

QB「わけがわからないよwwwwwwwまったくわけがわからないよwwwwwwww」ゴロンゴロン

ーー群馬郊外

マミ「何よあの格好wwwwwwwwwwwwwwwwww超銀河モズク姫……アッハハハハハハハッwwwwwwwwwww」

ーー中央アメリカ

モンコ「ブッッッッ!っwwwwwww」

ジェニー「アハハハハハ!日本は狂ってるわねwwwwwwwww!」



459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:23:38.20 ID:l6nIuGch0

ウヴァ「ブッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

さやか「私もう限界……クククッwwwwww」

ほむら(後で殺す……)ギリッ



460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:24:08.49 ID:l6nIuGch0

杏子『それでは聞いて下さい。曲は、Anything Mozuku!』

杏子『いっくよーーーーーーー!、1、2、1,2,3,4!』

ほむら『You count the mozukus 1,2 and 3!』

ほむら『Life goes on Anything mozukus Coming up moz!』

ウヴァ「っwwwwwwwwwwwっwwwwwwwww」バタバタ



462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:25:00.86 ID:l6nIuGch0

杏子『いらないどんなモズクも食べない、フリーな状態…それもいいけど』

ほむら『こっから始まる The show we're waiting for Count the mozukus 1,2 and 3!』

さやか「あはははははははwwwwwwお腹が壊れるwwwwwwwwwwこれwwヤバいwwwwwww」



463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:25:49.30 ID:l6nIuGch0

杏子『体はモズク 放っとかない、結局は 食べるしかない』

ほむら『未知なる栄養 Give me fucoidan Count the mozukus 1,2 and 3!』

剣崎「ウェイwwwwwwwwウェイwwwwwwwww」

橘「これは……美しい……」



464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:26:23.26 ID:l6nIuGch0

杏子『大丈夫。モズクはいつだって美味(Bimi)』

杏子『モズクの価値は自分で 決めるモズックー!』

ほむら『モズク!モズク!モズク!モズク!Yummy!』

まどか「ひっどいよwwwwwwwこんなのwwwwwwwwあんまりwwwwwwwアッハハハハハwwwwww」

QB「まったくだねwwwwwwどうかwwwwwwwしてるよwwwwwww」



465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:26:51.76 ID:l6nIuGch0

杏子『Anything mozukus! そのモズクが熱くなるもの 満たされる料理探して』

杏子『Life goes on! モズク食べて戦うのなら 負ける気しないはず!』

マミ「ひーっ、ひーっwwwwwwwwwwwwwwwwwwもう、もう駄目だわwwwwwwwwwwwwww」



466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:27:19.50 ID:l6nIuGch0

杏子『外見に価値を 求めないで 内に秘める 栄養大事』

ほむら『食物繊維 mozuku no limit Count the mozukus 1,2 and 3!』

ジェニー「なんなの?日本ってなんなのwwwwwwwwwww?」

モンコ「わからんwwwwwwwww」



467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:27:49.30 ID:l6nIuGch0

杏子『サプリを食べ 健康って意味なくない? 一抜けしよう』

ほむら『You can be free from unhealthy  Count the mozukus 1,2 and 3!』

ウヴァ「駄目だwwwww笑い過ぎてwwwwwww」

さやか「なんか、楽しくなってきたwwwwww!」



468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:28:22.39 ID:l6nIuGch0

杏子『大丈夫。みんなと違ってもいい』

杏子『ぬるぬる ベトベト だから そう、モズク的!』

ほむら『モズク!モズク!モズク!モズク!Yummy!』

まどか「アッハハハハハハハハハハハwwwwwwwww!ハハハハハハハハハハwwwwwwwww!何やってるのホムラチャンwwwww」

QB「まどかwwwwwww笑い過ぎwwwwwww」



469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:28:50.92 ID:l6nIuGch0

杏子『Anything mozukus! その体が求めるモズク 正直になればなるほど』

杏子『Life goes on! 加速ついて止められなくて負ける気しないはず!』

マミ「でも、なんだか……楽しくなってきたわwwwwwwww!」




470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:29:27.27 ID:l6nIuGch0

ほむら『True mozuku of heart never give up Tell your mind and mozuku never to give up!!』

杏子『塩漬けスタート そこから 五日は寝かせて 食卓に駆け上がっていって』

杏子『Anything mozukus! Goes on...』

ウヴァ「モズク!」

まどか「モズク!」

マミ「モズク!」

ジェニー「モズク!」

ほむら『Count the mozukus 1,2 and 3!!!!!!!』



471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:29:57.90 ID:l6nIuGch0

杏子『Anything mozukus! そのモズクが熱くなるもの 満たされる料理探して』

杏子『Life goes on! モズク食べて戦うのなら 負ける気はない!』

杏子『Anything goes! 栄養ついて止められなくて 負ける気しないはず!!』





472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:30:27.61 ID:l6nIuGch0

杏子『はぁ、はぁ……皆、今日はありがとー!モズク、いっぱい食べてねーーーーーーー!』

ほむら(誰でもいい、私を殺して……)ズーン

世界中の人々「モーズーク!モーズーク!」

ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!



473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:31:25.67 ID:l6nIuGch0

クリームヒルト(………………………?)

地球「モーズーク!モーズーク!モーズーク!」

クリームヒルト(えっ、何アレヤバい、地球ヤバい)

クリームヒルト(早く救済しないと!月持ってる場合じゃない!)

ブチッ



474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:32:08.38 ID:l6nIuGch0

橘「所長!姫!やりました!クリームヒルトが月と分離、作戦は成功です!」

杏子「……終わったな。」フゥ

ほむら「私は人生を終わらせたいわ……」

ウヴァ「二人とも、よく歌ったな。」ナデナデ

杏子「えへへ……。」

ほむら「旦那様……」



475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:32:38.71 ID:l6nIuGch0

ウヴァ「お前らの歌で、世界が一つになった。簡単に出来る事ではない。誇れ。」

ウヴァ「っっっwwwwwwwwwwwwwwwwwwす、すまんwwwwww」

さやか「そうだよ所長wwwww落ち込む事ないよwwwwww」

ほむら(美樹……さやか……)ギリッ



476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:33:09.47 ID:l6nIuGch0

ほむら「……まぁ、いいわ。」

ほむら(旦那様に撫でてもらえたし、正直途中からかなり楽しかったしね。)

ほむら「それよりも、分離したクリームヒルトに対応しないと。橘、後何日で地球に来そうかしら?」

橘「8日ってとこですね……」



477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/05(月) 00:33:37.14 ID:l6nIuGch0

ほむら「十分。クリームヒルトの到着面にいる人を全員避難させるわよ。政府に指令を出して。そこ経由で国連にもね。」

剣崎「了解しました、所長!wwwww」

さやか「さやかちゃん、頑張っちゃいますよー!wwwwwwwwww」

ほむら(やっぱりやるんじゃなかった……)



486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:07:36.21 ID:4NkjSBaU0

杏子「夜なのに空、白いな……」

ウヴァ「ああ……。」

杏子「あれ全部魔女の体なのか……」

杏子「勝てるのかな、アタシ達。」

ウヴァ「やってみなければ分からんな。」

杏子「そっか……」



487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:09:27.73 ID:4NkjSBaU0

杏子「………………」

ウヴァ「………………」

杏子「………………」

ウヴァ「…………………」



488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:11:56.34 ID:4NkjSBaU0

杏子「なぁ、ウヴァ」

ウヴァ「何だ?」

杏子「……アタシ、アタシね……?」

杏子「アンタの、事が……」

ほむら「だ・ん・な・さ・まー♪」ギュッ




489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:12:34.55 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「ぬわぁ!?」

杏子「テメエどっから沸いてきやがった!」

ほむら「あら、妻たるもの夫の三歩後ろをしずしずと歩くのが日本の礼儀よ?」

杏子「アンタのはただのストーカーだろうが!」



490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:13:13.59 ID:4NkjSBaU0

ほむら「別にいいじゃないの、心が狭いわね。」ハァ

杏子「良くないよ!ぜんっぜん良くないよ!」

ウヴァ「……ったく、どうしたんだほむら。いつにも増して変だぞ?」

ほむら「……なんででしょうね。ただ、なんとなく不安になったのよ。」

ほむら「寂しい夜ってあるじゃない。そういう時ってついつい旦那様を頼っちゃうのよね。」クスッ

杏子(ほむらの奴、不安なんだ……アタシと一緒だ……)




491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:16:14.70 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「…………」

杏子「…………」ギュッ

ほむら「…………」ギュゥ

ウヴァ「ええい、離さんか動きづらい!」



492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:16:43.38 ID:4NkjSBaU0

杏子「やだ。ほむらが離すなら離すけど。」

ほむら「嫌ね。佐倉杏子が離すのなら検討するけど。」

ウヴァ「お前らなぁ……」

ほむら「…………」

杏子「……ウヴァ。」



493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:18:45.47 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「……今度は何だ?」

杏子「どこにも、行かないよな?」

杏子「勝手に、消えちゃったり、しないよな?」

ウヴァ「今日は随分とナイーブだな、杏子。」

杏子「なんか、アタシ怖いんだ。アンタが、どこか遠くに行っちゃいそうな気がして……」ギュッ



494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:19:27.63 ID:4NkjSBaU0

ほむら「…………」ギュゥ

ウヴァ「その様子だと、ほむらも同じか。フン、脆いもんだな人間のメンタルとは。」

ウヴァ「……安心しろ。俺はどこにもいかん。ここにいる。」ポンポン

杏子「…………うん、そうだよな!」

ほむら「私は、旦那様を、信じてるから…………。」



495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:22:17.82 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ(にしても、明日の正午か。いまいち実感が沸かんな。)

杏子「そういや橘と活下悪いのは?」

ほむら「避難民の護衛。なんだかんだで安全が最優先なのよ。」

ほむら「……あんまり頼りにならないしね。」

ウヴァ「……だな。」

杏子「だねぇ……。」



496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:24:38.36 ID:4NkjSBaU0

ーー翌日、正午

杏子「……来るッ!」

ほむら「…………!」

さやか「うわ、改めて見るとおっきいなぁ……」

ウヴァ「……来い、最悪の魔女!」



マミ(くっ……どこ、どこにいるの、皆!なんとか間に合わせないと……)

マミ(嫌な予感がするわ……)



497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:28:53.83 ID:4NkjSBaU0

クリームヒルト(助けに来たよ、皆!)ギュイッ

杏子「変形した!?」

杏子(くそっ!なんて圧力だ……)

さやか「小さくなったけど……あれってまるで……」

さやか(まどかじゃん……髪がかなり長いし、服の色も黒いけど)

ほむら「凝縮させたのね、いくつもの世界を喰らった自らの存在を……クリームヒルト!」

ウヴァ「チッ、デカイままの方がやりやすかったがな!」

クリームヒルト「お待たせ皆!私が、救済の魔女クリームヒルト!全員まとめて、救ってあげる!」



498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:29:23.77 ID:4NkjSBaU0

ビリビリビリビリッ

ウヴァ「何っ!?」

ほむら「なんて、力なの……!?」

さやか「うそっ……立ってるだけなのに、周りのビルが崩れてく……」

さやか「……っ!」



499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:38:49.75 ID:4NkjSBaU0

ほむら「美樹さやか、駄目っ!」

さやか「町を壊すな!このっ、化け物ぉぉぉぉぉぉぉぉ!」ザクッ

クリームヒルト「…………?救って欲しいの?」

さやか「効いてない……刺さったのに……!?」

クリームヒルト「うん、いいよ。私が、サヤカチャンヲスクッテアゲル」ニコッ

さやか「------え?」ボトッ



500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:39:18.48 ID:4NkjSBaU0

さやか(あれ、お腹から下が、私、……?)ドサッ

クリームヒルト「……分かるよ。生きてるの、辛いもんね。嫌なことばっかり。」

クリームヒルト「集団に依存しないと生きられない。役に立たないと罵倒され除け者にされて、役に立てば誰かを蹴落とす競争の繰り返し。」

クリームヒルト「……そして最後は誰も一人ぼっち。」

クリームヒルト「命なんてなければ、こんな不幸になることもなかったのにね。」

クリームヒルト「だからさやかちゃんは、ワタシノナカデ……シアワセニナッテネ♪」





501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:39:47.66 ID:4NkjSBaU0

杏子「さや、か……?おい、返事しろよ、さやか!さやかぁ!」

ほむら「…………!」

ほむら(一撃……?強すぎる…………何なのよ、コレ……?)

ほむら(こんなの……勝てるわけが、無い……)



502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:40:17.72 ID:4NkjSBaU0

クリームヒルト「あれ、でもこの辺りあんまり人いないね。」

クリームヒルト「もっと多くの人を救ってあげなくちゃ!よし、目指すは……」

ダァン!

クリームヒルト「…………?」ガクッ

マミ「……させないわよ。」

マミ「可愛い後輩を一人殺されて……これ以上やらせないわよ、化け物!」ギリッ

マミ(遅かった……!ごめんなさい、美樹さん……でも今は、コイツよ!)



503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:40:57.50 ID:4NkjSBaU0

クリームヒルト「…………」スクッ

クリームヒルト「あなたも、救って欲しいの?」

杏子「この、クソ野郎がぁあああああああああああああああ!」ドシュッ

クリームヒルト「……うん、地球には救わなきゃいけない人がいっぱいいるんだね!私頑張る!」ニコッ



504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:41:24.21 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「…………杏子!」バリバリ

クリームヒルト「……あなたは、大きな虫さん?スクッテアゲル……」

ウヴァ「がっ……!」ヒュンッ

クリームヒルト「もう、逃げないでよ。せっかく救ってあげてるのに。」

ウヴァ(掠ったか……攻撃の正体は分からんが、こいつ一瞬目の色が変わった……!)



505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:42:12.39 ID:4NkjSBaU0

ほむら(怖い…………怖い…………!)ガタガタ

クリームヒルト「んー?えーと、あなたは……誰でもいっか!怯えてるの?大丈夫、怖くないよ……」ソッ

ほむら「っ!」ガチッ

ほむら(体が……動かない……!)



506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:42:45.19 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「させるか!」ガシッ

ほむら「…………!?」ガタガタ

クリームヒルト「もう、またあなた?いい加減辛いんでしょ、スクッテアゲルヨ……?」

マミ「この距離なら!」ダダッ

クリームヒルト「え?」クルッ

マミ「…………!」ダァン!ダァン!ダァン!ダァン!ダァン!



507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:43:14.10 ID:4NkjSBaU0

クリームヒルト「もぅ、五月蠅いなぁ。でも、そんなあなたでも私はスクッテアゲル!だって、救済だもん!」

マミ(今ので無傷……ってヤバッ……!)

マミ「カハッ……!?」

マミ「胸に、大穴かぁ……痛いわね……っ!)




508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:44:43.02 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「……ほむら!」

ほむら「ハッ……ハッ……!」ガチガチガチガチ

ウヴァ「っ!……ほむら、時間を止めて逃げろ。」

ほむら「でっ、でも、あなた達が……!」

ウヴァ「五月蠅い!」



509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:45:11.11 ID:4NkjSBaU0

ほむら「っ!」ビクッ

ウヴァ「今のお前では、足手まといだ……さっさと行け!」

ほむら「…………あ、あ…………!待って、待って!私も……」カタカタ

ウヴァ「二度は言わんぞ……」ギロッ

ほむら「うぁ、あああああああああああああああ!」ヒュン




510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:46:00.00 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「さぁて……来い、クリームヒルトォ!」

クリームヒルト「アッハハハハハハハハハハハハハハ!皆等しく、天国に送ってあげる♪」



511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:46:39.40 ID:4NkjSBaU0

ほむら(怖い、怖い怖い怖い!怖い怖い怖い怖い怖い怖い!)

ほむら(勝てるわけない……あんなの……無理よ……束になったって……!)ガタガタガタガタ

ほむら(もう、嫌……折角、ここまで、此処まで来たのに……)ポロポロ

ほむら(死にたくない……死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない!)

ほむら「しにたく、ない……」



512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:47:09.53 ID:4NkjSBaU0

マミ「そこの虫っぽいのと佐倉さん、大丈夫!?」

ウヴァ「なんとか……なっ!」バッ

クリームヒルト「もう、あんまり腰の軽い男は嫌われちゃうよー?」

杏子「くそっ、避けるだけで精一杯かよ……!」

杏子(さやか……!)



513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:47:46.43 ID:4NkjSBaU0

まどか「…………ほむらちゃん?」

ほむら「まどか……!なんでここに!?避難したんじゃ……」

まどか「ほむらちゃん、気づいてないの……?」

まどか「ここ、避難所だよ……?」

ほむら「なっ……!?」



514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:48:16.16 ID:4NkjSBaU0

まどか「どうして、ほむらちゃんがここにいるのかな?」

ほむら「私っ……私はっ……!」

まどか「……他の皆は?」

ほむら「まだ、戦ってる……」



515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:48:45.90 ID:4NkjSBaU0

まどか「なのに、一人だけ逃げて来たんだ……」

ほむら「だって、ウヴァに戦力にならないから逃げろって言われたのよ!」ボロボロ

ほむら「私だって、戦おうとしたのに!」

まどか「それは、ほむらちゃんがそう思ってただけだよね?」



516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:49:41.79 ID:4NkjSBaU0

ほむら「……っ!それは……」

まどか「周りから見たら、とても戦う意思があるようには見えなかったんじゃないのかな?」

ほむら「……まどかは、アイツの怖さを知らないからそんな事が言えるのよっ!知ったふうな口きかないでよ!」

まどか「……相手の怖さなら分かるよ。あんなに強くて頼れるほむらちゃんが、こんなに怯えちゃってるんだもん。」



517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:50:15.27 ID:4NkjSBaU0

まどか「でもそれで逃げ帰って来る人に、BOARDの所長は務まるものなの……?」

ほむら「………………!止めてよ!BOARDなんて、所詮あなたのための捨て駒なの!」

ほむら「そう!私にはまどかだけ居ればいい!他は全部、全部要らないの!」

ほむら「私の人生のすべては、あなたを救うためにーーーーーーーーー」

バシッ



518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:52:33.04 ID:4NkjSBaU0

ほむら「まど………………か……………………?」

まどか「……やめてほむらちゃん。私を、自分の人生から逃げるための言い訳にしないで。」

ほむら「っそ……そんな…………まどか……私はっ……!」

まどか「私は十分、ほむらちゃんに助けてもらったよ。ほむらちゃんは、もう自分の事に一生懸命になっていいんだよ。」

まどか「ほむらちゃんの人生はね、ほむらちゃんのものなんだよ……?」ギュッ

ほむら「……まど…………かぁ……!」ボロボロ



519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:55:16.31 ID:4NkjSBaU0

まどか「だから、自分の欲望から目をそらさないで。」

まどか「そこに障害があるなら、叩き潰してでもほむらちゃんの欲望を……夢を、叶えて?」

ほむら「うん…………!ありがとう、まどか……」

まどか「……ぶっちゃってごめんね?」

ほむら「いいの。おかげで目が、覚めたわ……!」グシッ



520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 00:56:04.33 ID:4NkjSBaU0

まどか「じゃあほむらちゃん、行ってらっしゃい!」

ほむら「ええ、行ってくるわ……!」ヒュンッ

まどか(行ってらっしゃい……)

まどか(ーー私の、最高の友達。)



523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 22:55:52.66 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「ハッ……ハッ……!」

マミ「流石に……強いわね……。」

クリームヒルト「そこのお二人さん、随分めんどくさい体してるんだね……可哀想。」

クリームヒルト「だから先に杏子ちゃんをスクッテアゲル!」

杏子「何ッ!?」

ウヴァ「杏子!」



524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 22:56:18.41 ID:4NkjSBaU0

シュン!

クリームヒルト「……あれぇー?帰ってきちゃったの?」

杏子「お前……」

ほむら「あら、当たり前でしょう?妻たるものいついかなるときも……」

ほむら「夫の三歩後ろをついていくものなのよ!」



525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 22:57:28.19 ID:4NkjSBaU0

ほむら「全く……あなたにこんなとこで死なれては決着がつかないじゃない。……ただいま、みんな。」

杏子「ったく、手間かけさせやがって……でも、どうすればいい?アイツ、さやかの下半身を一瞬で持って行きやがったんだぞ……?」

ほむら「こういうときって、えてして下らない結論になるのよ。」

杏子「……どういう事だよ?」

ほむら「まぁ、見てなさい。今の私は、絶対に死なない……!」



526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 22:57:57.19 ID:4NkjSBaU0

クリームヒルト「じゃあ貴女からだね!えいっ!」

ほむら「ッ!」ヒュン

クリームヒルト「あれー?おかしいなぁ。」

ほむら「……やはり。」

ほむら「皆!アイツの能力は、意識を集中させた空間を自分の結界内に掬いあげる事よ!」




527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 22:58:32.57 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「何!?」

マミ「なるほど、ね……救うと掬うって……随分とお寒いわね。」

杏子「っていうか、センス0だな。」

クリームヒルト「残念……ネタばらしされちゃった……」

クリームヒルト「じゃあ、さやかちゃんの力、借りちゃおうかな!」シャキン



528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 22:59:10.45 ID:4NkjSBaU0

杏子「あれ、さやかの……!」

ほむら「そしてもう一つ。アイツは、結界内にとりこんだ人間の能力を自由に使える。」

ほむら「今までアイツにダメージが通らなかったのはあの魔女が個体ではなく、群体だから。」

ほむら「アイツの中には60億×あれが喰らった世界分の命があるって訳ね……」

ほむら「つまり、今傷つければ……」

ウヴァ「さやかの魔力で回復する、という事か……」

クリームヒルト「おしゃべりが、長いよっ!」ビュンッ



529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 22:59:41.97 ID:4NkjSBaU0

マミ「早いっ!これも、美樹さんの力!?」

ウヴァ「待っても駄目、攻めても駄目……か!」

杏子「ウヴァ!マミ!アタシに、考えがある!一瞬で良い、アイツの体に穴を空けてくれ!」

ウヴァ「……ふん、無茶を言う!」

マミ「ホントにね……チャンスは、一回限りよ……!」



530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:00:49.90 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「オラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」バリバリバリ

クリームヒルト「っ!?えい♪」ザクッ

ウヴァ「がっ…………!」ピシッ

マミ(動きが止まった……!)

マミ「もう使わないと思ってたけど……ティロ・フィナーレ!」ドォン!

マミ(私の魔力も、これで限界……。)

クリームヒルト「あ、あれ……穴があいちゃった……ごめんね皆……直ぐ治すからね。」シュゥゥゥゥゥ

杏子「ほむら!時間停止でアタシをアイツの正面まで持って行ってくれ!」



531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:01:24.89 ID:4NkjSBaU0

ほむら「……了解!」カチッ

シュンッ

杏子「さやかの魔力で再生なんざ、させるかあああああああああああああああああああああああ!」グシャッ

クリームヒルト「……痛いよ、キョウコチャン?……お腹に手を突っ込むなんて……。」

杏子「さやか、聞こえるか!アタシの声が!」キィィィィィン

杏子「戻ってこい、さやか!アンタはそっちに居る人間じゃないだろ!」

杏子「さやかあああああああああああああああああああああああああああああ!」



532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:02:11.24 ID:4NkjSBaU0


クリームヒルト「あ、あ?あああ、あ、ああああああああああああああああああああああああああ!」

ズボッ

杏子「ヘッ……お帰り、さやか。」ギュッ

クリームヒルト「な、何で?なんでそっちにいるの?結界内に確かに……。」

杏子「悪いが、アタシの魔法は「魅了」でね。さやかの魂を魅了してこっちに引き寄せた。それだけさ。」

杏子(もっとも、かなり魔力を使っちまったがね……)

クリームヒルト「……フフフ、ウフフフフフフフフフフフフ!酷い事するね、杏子ちゃん!わざわざ魂を天国から連れ戻すなんて!」

クリームヒルト「天国はあらゆる負の感情のない、快楽だけを感じ続ける理想郷なのに!」



533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:02:46.01 ID:4NkjSBaU0


杏子「天国だぁ?そんな薄っ気味悪い所、こっちから願い下げだよ!」

マミ「悲しみや苦しみを感じない命なんて、無いのと同じね。」

ほむら「旦那様がこっちに居る限り、私はどこへもいかないわ……」

ウヴァ「……貴様は少し空気を読め!」

クリームヒルト「……でも、どうするの?キョウコチャンもマミサンも魔力は残ってないよね?」

クリームヒルト「魂だけのサヤカチャンやそこの黒い人は私に有効な攻撃はできないみたいだし……」

クリームヒルト「力が無いって、可哀想だね……スクッテアゲル!」



534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:03:20.89 ID:4NkjSBaU0

ほむら「チッ!」

杏子(どうする……どうする……考えろ、考えろ!)

ウヴァ「……離れてろ。」

マミ「虫っぽい人!?」



535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:04:08.72 ID:4NkjSBaU0


杏子「ウヴァ!何する気なんだよ!?」

マミ(この人の目……)

ウヴァ「…………」

杏子「ウヴァ!」

ほむら「……佐倉杏子、離れましょう。」

マミ「……そうね。何か、策があるんでしょう。」

杏子「で、でも駄目だ!一人なんて……」

ほむら「……信じましょう、あの人を。」

杏子「……っ!」



536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:05:18.73 ID:4NkjSBaU0

ザッ

クリームヒルト「……やっと救われる気になってくれたんだね!私嬉しい!」

ウヴァ「フン、貴様の安っぽい救済など願い下げだ。」ピキッ

ウヴァ(ぐあっ…………!)

クリームヒルト「私には分かるよ。あなたの魂、割れちゃいそうだね。そうなる前に、スクッテアゲル!」

ウヴァ「ぐっ……はっ……!」ボトッ

杏子「ウヴァ!っ、やっぱりアタシも!」

マミ「駄目よ、佐倉さん。」ガシッ

杏子「離せよ!離してくれ!マミ!アタシ、怖いんだよ!アイツが、アイツが!」ポロポロ

ほむら「…………駄目よ。最後まで、信じるの。」



537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:06:07.78 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「どうした、まだ腕しか掬えて無いぞ?そんなものか、救済の魔女!」

クリームヒルト「五月蠅い虫ね……」

ウヴァ「それが救済者の本質か、自分自身の狂信者め。」

クリームヒルト「五月蠅い!」

ウヴァ「がぁっ!……はぁっ、はぁっ」ピシッ

ウヴァ(これは、そう長くは……無理だなっ……)

ほむら(………………)ギュッ



538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:07:36.88 ID:4NkjSBaU0

クリームヒルト「じゃあ、スクッテ……」

杏子「ウヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

ウヴァ(ここしか……無い!)

ウヴァ「おい、クリームヒルトの中に居る人間ども!聞け!」

クリームヒルト「無駄だよ、救われている人にここからの声なんて……」




539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:08:06.06 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「お前らの欲望………………………」

ウヴァ「解放しろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」




540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:09:37.04 ID:4NkjSBaU0


クリームヒルト「えっ……?」ザァァァァァッ

クリームヒルト「メダル……?くっ、あがっ……」

クリームヒルト「痛い、痛い痛い痛い痛イタイタイタイタイイタイ!」

クリームヒルト(私の中で、「人間じゃないモノ」が、暴れ回ってる!)

クリームヒルト「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」

ほむら「大量のメダルが……」

杏子「回転して、ドームみたいにウヴァと魔女を包んでいく……」

マミ「まさに欲望の渦、ね。」



541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:10:25.17 ID:4NkjSBaU0


ウヴァ「ハッ……ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」ジャラジャラ

クリームヒルト「な……に……が……?」ザァァァァッ

ウヴァ「嘲笑っちまうよな、クリームヒルト!」

ウヴァ「これが、お前が救った人間どもの欲望だ!どうやら奴ら、お前の救済じゃ不満らしい!」



542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:11:08.66 ID:4NkjSBaU0

クリームヒルト「そ……ん……な……」ザァァァァッッ

クリームヒルト「私はっ……完全な、救済を……した、のに……なぜ、欲望が……?」ザァァァァァァッ

ウヴァ「フッ、完全か……教えてやる、クリームヒルト。」

ウヴァ「完全など、永遠に存在しない!人が進化を求め続ける限りな!」



543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:26:27.56 ID:4NkjSBaU0

クリームヒルト「………………!?」

ウヴァ「命を持たんお前にはわからんだろうな。俺も分からなかったが……」

ウヴァ「命に触れることで、少しは学べた。」

ウヴァ(ありがとう……杏子、ほむら。)

クリームヒルト「……認め、無い!認めない!私は、救済の呪い!カンゼンナスクイアタエルモノダアアアアアアアアアアアアアア!」




544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:27:14.80 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「貴様が呪いの集合体なら、俺は人間の「欲」の集合体だ。」ジャララララララ

ウヴァ「たとえ貧しくとも……」

クリームヒルト「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」

ウヴァ「どんなに酷い目に遭おうとも……」ジャラララララ

クリームヒルト「消えろ!消えろ!消滅によって永遠にスクワレロヨオオオオオオオオオオオオオオ!」

ウヴァ「命の灯火が消えかけようとも……」ジャララララララ

クリームヒルト(コイツ……掬っても掬っても、際限なく再生する……!)

ウヴァ「人間の欲は増えていく。人間は常に未来を欲し、今日の現状に満足しない。」

ウヴァ「それこそが欲望であり、生命の、進化のエネルギーだ!」

クリームヒルト「黙れ、黙れ黙れェ!」



545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:28:07.41 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「貴様が、いくら人の不幸を取り除き快楽に導こうとも……」

ウヴァ「人の魂に、煌々と燃え盛る欲望の業火がある限り!」ジャララララララ

ウヴァ「人は不完全な中で呻き、苦しみ、這いつくばってもなお、前に進んでいく……。だからこそ!」

ウヴァ「人に、生命に!限界など、ない!」



546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:28:58.14 ID:4NkjSBaU0

クリームヒルト「やめて……私を、私を……」

ウヴァ「完全など、勝手に歩みを止めた負け犬の戯言にすぎん!」ジャララララララ

ウヴァ「あらゆる生命は、不完全だから生きているのだ!」

ウヴァ「故に……「完全」を自称するお前の救済に満足する人間など、おらん!」

ウヴァ(ふん、皮肉な物だな。逃げ回って手に入れた完全体の時よりも、力が漲るのがわかる……)

ウヴァ(人の欲望そのもの、セルメダルか。フッ、そっちの方が俺らしい!)

クリームヒルト「私を否定しないでエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!」



547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:30:14.95 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「今の俺は、完全を超えた……究極体だ……!」

クリームヒルト「私は、私は認めない!アナタの存在なんか、認めない!キエテヨオオオオオオオオオオオオオオオオ!」

ウヴァ「究極体を、人の欲望を、嘗めるなあああああああああああああああああああああああああああああああああ!」ピシピシピシピシッ

クリームヒルト「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

パリンッ……



548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:36:12.99 ID:4NkjSBaU0

ウヴァ「眠れ、クリームヒルト……!」

クリームヒルト(そっか……私、消えるんだ……)

クリームヒルト「あり……がと……う……」

クリームヒルト(この世界の私に、よろしくね……)

ウヴァ「……フン。」

ウヴァ(杏子……ほむら……)

ウヴァ(幸せ……に……な……)

…………………………………



550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/06(火) 23:43:40.98 ID:4NkjSBaU0

マミ「ドームが……消えていく……」

マミ(気のせいかしら……中に気配を感じない……)

杏子「ウヴァっ!……えっ……?」

ほむら「そんな……!?コアメダルが……真っ二つに……」

杏子「そん……な……」ドサッ

杏子「ハ、ハハ……なあ、冗談だろ、ウヴァ……また、いつもみたいに、情けなく出て来てくれよ……」

杏子「どこにも行かないって……言ったじゃないか」ボロボロ

杏子「アンタまで……アタシを置いていくのかよ、ウヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」



553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:05:00.35 ID:64EF6z/40

ほむら「…………」

杏子「なんで……なんでだよぉ……」ポロポロ

パシッ

杏子「!?」

ほむら「しっかりしなさい、佐倉杏子!」

ほむら「あの人が、私の未来の旦那様が、そうそう簡単に死ぬわけがないでしょう!」

ほむら「絶望するのは、方法を全て試してからにしなさい!」

ほむら「まだ、出来る事が、あるかもしれないじゃない……!」ポロポロ



554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:05:31.13 ID:64EF6z/40

杏子「ほむら……」グシッ

杏子「ごめん。勝手に諦めかけてた。」

杏子「アイツが、そう簡単に死ぬもんか!」

杏子(なぁ、そうだろ?ウヴァ……)





555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:06:39.47 ID:64EF6z/40

マミ「ふむ……二人とも、ちょっとその辺のメダル拾って来てくれる?」

ほむら「巴マミ……!?そういえば、あなたメダルを……」ゴシゴシ

マミ「ご想像通りよ。」

杏子「拾ってくれば、いいんだなっ!?」

マミ「ええ、出来るだけ多くね。」



556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:07:05.41 ID:64EF6z/40

マミ「うん、これだけあれば良いわね……。」

ほむら「どうする気なの……?」

マミ「一か八か、って奴よ。彼の所持品とかあるかしら?」

杏子「あいつの、ジャケット……」



557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:07:52.04 ID:64EF6z/40


マミ「それでいいわ。よし。……それじゃあ二人とも、祈りなさい。」

杏子(ウヴァ……!頼む、帰って来てくれ!)

ほむら(旦那、様……!お願い!私はまだ、あなたと生きていたいの!)

マミ「はあああああああああああああああああああああ!」

マミ(もう、こんなに女の子泣かせて……早く、帰ってっ、来なさいっ!)



558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:08:25.56 ID:64EF6z/40

???「こ……すま…………って、うおおおおおおおおおおお!?」ガバッ

ウヴァ「体……?まだ、体があるのか!?」

杏子「ウヴァ……っ!この馬鹿!心配かけやがって!アタシは、アタシはアンタがホントに死んじまったんじゃないかって……!」ギュッ

ほむら「旦那様っ……!」ギュゥ

ウヴァ「杏子、ほむら。すまなかったな……心配をかけた。だが、約束は守ったぞ。」ナデナデ

杏子「良かった……アンタが生きてて、ホントに良かった……!」ボロボロ

ほむら「っ……!もう、絶対に離れない……!」ポロポロ

ウヴァ「……フッ、好きにしろ。」



559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:09:01.32 ID:64EF6z/40

マミ「……やっぱり意志とメダルが残っていれば復活はできるのね。」

ウヴァ「の、ようだな。お前には感謝している。」

マミ「いえいえ、どういたしまして。」

マミ(良かったー。これで失敗したらまたマミらされても文句言えないからね……)ハァーッ

杏子「にしたって、どうやって意志を残したんだ……?コア、割れちまったのに……」

ウヴァ「お前には、一度話しただろう。あれと同じ原理だ。」

杏子「あれって……もしかして、屑ヤミー!?」

ほむら「何かしら、それ?」

杏子「屑ヤミーってのは、確かセル半分で出来るお得な怪人だったような……。」



560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:09:41.01 ID:64EF6z/40

マミ「あら、それじゃあ今の彼は……」プッ、ププッ

ほむら「屑ヤミーならぬ……」クスクス

杏子「屑…………グリード!?」

杏子「ア、アハハハハハハハハハハハハハハwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ほむら「つっwwwwwwwwwwwwwwwwwwつっwwwwwwwwwwwwwww」バンバン

マミ「これは……傑作だわwwwwwwwwwwwwwwwwwww屑wwwwwグリードwwwwwww」

ウヴァ「な、何だ貴様ら、侮辱する気か!」



561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:10:21.08 ID:64EF6z/40

マミ「だ、駄目だわ、笑い過ぎて、力がwwwwwwwwwwwwwwww」

ほむら「だ、大丈夫よ、旦那様wwwww私は、たとえアナタが……クッwwwww屑、グリードになってもwwwwww」

杏子「屑グリードwwwwwwwwwwww屑グリードってwwwwwwwwwwwwwwwwwヒャハハハハハハハwwwwwwww」」

ウヴァ「結局メダル一つ分持ってるんだからから違うと……お前ら、話を聞けっ!……くそっ」

ウヴァ「このままでは、すまさあああああああああああああああああん!」



562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:11:19.50 ID:64EF6z/40

ーーーーその後

さやか(あれから4カ月。なんとか町も復興してきたので、料亭で宴会を開くことになった……んだけど。)

さやか「あーあ、とうとうさやかちゃんもメダル製人外仲間入りかぁ。元々魔法少女だったけど。」

マミ「下半身消し飛ばされて生きてるだけ感謝しなさい。まったく、私がコア三つもってなかったらどうなってたか……。」

さやか「あーハイハイ。厨……マミさんには感謝してますよ。」

マミ「美・樹・さん?」ゴゴゴゴゴ

さやか「あっやめ、ごめんなさい!謝るから!謝りますからああああああああああああ!」ギャアアアア




563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:11:55.37 ID:64EF6z/40

まどか「ごめーん、遅くなっちゃった!もう、しょうもない事で執拗に契約を迫るQBのせいだよ!」

QB「服選びに一時間かけるまどかが悪いんじゃないかな!」

さやか「おお、まどかー久しぶり!随分たくましくなっちゃって……」コノコノォ

まどか「えへへ……久しぶり、さやかちゃん。……あ、ほむらちゃん!」

ほむら「こんにちは、まどか。元気だったかしら?」ニコッ

まどか「うん!ほむらちゃんも元気そうでよかった!」

ほむら「あなたのお陰で、私はここに立っていられる……感謝してもしきれないわ。」

まどか「ううん……ほむらちゃんが立ってるのは、ほむらちゃん自身が強くなったからだよ。そういえば、ウヴァって人は?」

ほむら「旦那様なら、あそこよ。」



564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:12:33.11 ID:64EF6z/40

ウヴァ「ええい杏子、あんまりまとわりつくな!折角の料亭の座敷の空気をもっと感じ取らんか!」

杏子「だってもうずっと一緒なんだし、いいじゃないか!ほれほれ、近う寄れ!」

ウヴァ「ええい暑苦しい!」

タタタタタッ

まどか「えーーーーーーーーーーいっ!」ダキッ

ウヴァ「うおっ!?」

ほむら「!?」

杏子「か、鹿目まどか!?」



565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:13:21.30 ID:64EF6z/40

まどか「なんだか、あなたを見てたら、こうしなくちゃって思っちゃって……」ポーッ

ウヴァ杏子「「何いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」」

ほむら「(絶句)」

まどか「ウヴァさぁん……」スリスリ

まどか「えへへ、あったかくて大きい……」スリスリ

杏子「ちょっ!流石に意味が分からないよ!?」オロオロ

ほむら「……まさか!」

ほむら(ウヴァはクリームヒルトを倒した……あれはまどかの魔女……)

ほむら(つまり……旦那様がクリームヒルトにフラグを建てたと仮定したとき、消滅したクリームヒルトの因果は……)

ほむら(この世界での同相の存在であるまどかに収束するっ!?)



566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:14:15.74 ID:64EF6z/40

ほむら「お、落ち着くのよ暁美ほむら。そんな馬鹿な事が……」チラッ

まどか「~♪」スリスリ

ウヴァ「くそっ、またうっとおしいのが!」

ほむら「…………そんな…………馬鹿な…………」ガクガクブルブル

ほむら(いえ、これはチャンス!まどかを嫁に、旦那様を夫にもらってほむほむ大勝利のコース……)

まどか「ウヴァさぁん。私と一緒に……東京に、来てくれないかな?いまよりもっと凄い欲望……あげられちゃうかも。」スリスリ

ほむら「それは駄目ええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」



567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:14:57.58 ID:64EF6z/40

剣崎「所長ー!お酒持ってきたんディスー!」

橘「辛味噌もばっちりだ!」

ほむら「ええい、皆!今日は飲むわよ!許可するから久々にハメを外しなさい!」

ほむら(こうなればまどかを酔いつぶして、一夜の夢で終わらせるしかない!)

まどか「でも私人間だし、未成年だし……」

ほむら「大丈夫よマドカァー!一回くらい飲んでも死にゃしないわ!そしてもう少し旦那様から離れてもらえない!?」

まどか(ほむらちゃん、必死すぎるよ……まぁでも)



568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:15:24.62 ID:64EF6z/40

まどか「えぇ~……それはちょっと嫌、かなぁ。気持ちいいんだもん……えへへ」スリスリ

ウヴァ「くっ……力づくだと怪我させそうでどかすにどかせん……!離れろ、暑苦しい!」

まどか「嫌でーす♪」スリスリ

杏子(この女……!)

ほむら(魔性……!流石……私の最高の好敵手(ともだち)!)

杏子「わた、私だって!」ギュッ

ほむら「ハァ……。それじゃあ、私も。乾杯の音頭はお願いしていいかしら、旦那様?」ギュゥ

ウヴァ「フン、今日くらいはいいか…………では。」

ウヴァ「人間の底知れない欲望に、乾杯!」

「「「「「「「「かんぱーい!」」」」」」」」



569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2011/09/07(水) 01:16:06.62 ID:64EF6z/40

ーーーーーーーーーーーーー完ーーーーーーーーーーーーーーーー


これにて、まどか「なんだろこれ、メダル?」は全て終わりです。

最後まで駄文を読んでいただき、本当にありがとうございました!



571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/07(水) 03:03:55.39 ID:OgYSdTUDO

おつ!
楽しませてもらったよ!
あんなにヘタレだったウヴァさんが幸せそうで何より……



574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/09/08(木) 00:31:46.07 ID:L7Kjpo5t0

オンドゥルの扱いが酷くて泣いた。
けど、ウヴァさんがカッコ良かったから許せた。

楽しい作品をどうも有り難うございます。
お疲れ様でした。



575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/08(木) 01:02:42.58 ID:1AKqyXsSO

>>1乙!

ヘタレ呼ばわりしててすいませんでしたウヴァさん!
昆虫の王は伊達じゃなかったんだね!
どうかお幸せに!



転載元
まどか「なんだろこれ、メダル?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314634829/
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          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 12:36
          • ウヴァさんってこんな博識紳士だったのか
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 12:37
          • 『回想終わり』って、いちいち書かんでいいと思う
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 12:46
          • まどマギもブームが完全に落ち着いたこともあってか、今は以前にまとめきれなかった人気SSを集めてきてる感じなんだろうな
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 12:56
          • ◆<ファー  ・・・>◆
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 13:03
          • 杏子がガタキリバ化して50人分身するカトオモッタ
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 13:34
          • ウヴァさんが杏子にダメ出しされてる所でレッドさんに説教されるヴァンプ将軍が頭に浮かんだ
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 15:23
          • 面白かった
            が、グリードって味覚ないよな
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 15:41
          • そ、そこはホラ、欲望の力ってことで一つ……ダメカナ?
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 16:07
          • 序盤の方で「適当な人間を寄り代にした」って言ってたから
            本編のアンクみたいに味覚があるんじゃないの
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 16:47
          • スレタイ見てメダロットだと思ったらライダーだったでござる
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 17:26
          • 4 ウヴァさん究極体はわりと見たかった分岐の一つかもしれん…
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 17:43
          • 料理の所は読んでて腹が減るな…
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 18:36
          • 素晴らしいSSだな
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 19:43
          • まどマギSSかと思ったら料理SSだった
            そしてウヴァさんハーレムルートだった…
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 20:57
          • 5 ○「このSSチョーイイネサイコー!!」
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 22:42
          • オーズ本編のウヴァさんは人間に擬態しているだけで人間に憑依しているわけじゃない。だから感覚が無いはず。
            でもアンクは温度感覚だけは実は元から持っていた(公式)し、グリード間でも差があるのかも。
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月05日 23:59
          • ウヴァ物知りすぎワロタ
          • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月06日 01:56
          • 子供に良い笑顔見せてたもんなぁウヴァさん
          • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月06日 07:26
          • 「このSSが人気なのも俺の実力だ!!」
          • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月06日 10:35
          • いいSSだった
          • 21. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月06日 13:13
          • クリームヒルトとまともに戦うSSはあまり見かけなかったかも
          • 22. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月06日 13:40
          • クリームヒルトの声が陰蜂で脳内再生された
          • 23. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月06日 13:59
          • 5 ウヴァさんは憎めないなぁ
          • 24. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月06日 13:59
          • 5 ウヴァさんは憎めないなぁ
          • 25. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月06日 15:03
          • ムッキーが…消えた?
          • 26. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月06日 15:26
          • 剣勢はMAD見ただけで書いてるように見えるなあ。そこら辺でちょっと違和感。
          • 27. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月06日 20:19
          • ウヴァ歓喜wwwwwwwww
          • 28. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月07日 00:07
          • 5 ハァッピーバースデェエイ!
            新しいウヴァの誕生だよ!!
          • 29. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月07日 07:18
          • ウヴァって誰かは分からんかったけど、面白い
          • 30. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月07日 15:10
          • 軽トラに乗って現れたウヴァさんが強烈に頭に残ってる
          • 31. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月09日 01:28
          • 5 ウヴァ愛されてるなwwwwww
          • 32. 涅マユリ
          • 2012年12月09日 20:40
          • 世界には完璧な物など存在しないのだヨ。
            陳腐な言い回しになるがネ、それは事実だ。
            なればこそ、凡人どもは完璧に憧れ、それを求める。
            だがネ、完璧に何の意味がある?
            何も無い。何も、何一つだ。

            私は完璧を嫌悪する!!
            完璧であれば、それ以上は無い。
            そこに創造の余地は無く、それは知恵も才能も立ち入る隙がないと言う事だ。

            解るかネ?

          • 33. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月16日 21:31
          • ウヴァさん役目代わってくれ!
            ほむほむが浮気SSみてるみたいだった…

            でもウマそうなSSだった
          • 34. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月19日 13:52
          • (ほむらの怯える声)
          • 35. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月19日 21:17
          • 1 なるほど
            これが二次創作名物自己投影と言う奴か
            素直に気持ち悪いな

            ほむらがクズ過ぎる
            仕事にかこつけて男自宅に連れ込んで酒出して掠奪しようとした泥棒猫を、杏子はどうやって信用しているんだろう?
            なにが酒のせいで乙女回路が、だよ
            明らかに最初から、その気だろ
          • 36. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月21日 13:49
          • 1 完全にウヴァの皮を被った1
            と言うか、原形皆無で皮を被れてすらいない

            粗暴で頭もいいとは言えないウヴァさんが一転博識紳士に変身、原作では全く見られない食通ぶりをひけらかすとか……

            うん。実に気持ち悪いな。
            1は何年かしたら読み返してみるといいよ。
          • 37. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月21日 13:55
          • 1 味覚が無いグリードがグルメですか……
          • 38. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月30日 23:22
          • 面白かったよ。
            本来の設定なんてどうでもいい俺は勝ち組でした。
            設定囚われてる奴ら可哀想。
          • 39. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月08日 02:01
          • 設定云々以前に性格がまるで違うから違和感だらけ。もはやこのSSの作者が考えたオリキャラレベル。
          • 40. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年08月24日 04:57
          • 普通に面白かったな
          • 41. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年10月27日 21:02
          • >>35~37
            いや、ネットのSSに何を求めてるの・・・そんなに本家がいいならノベライズでもどうぞ。
            俺は良かったと思うよ。知らなかった事いろいろ知れたし。作者が博識なのがわかるね。
          • 42. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年03月08日 22:24
          • 元ネタ何?
          • 43. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年03月09日 09:49
          • 元ネタ知らなくても光景が浮かぶ作品はいくらでもあるのにこれは全く訳がわからなかった、文章力無さ過ぎ。
          • 44. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年03月09日 10:11
          • 性格も役割も違うなら既存のキャラ使う必要ないな。
            これに肯定的な奴は適当な御都合主義のチート設定を良いと思うんだろうな。
          • 45. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年03月12日 22:52
          • 凄く面白かったでござる。
            杏子ちゃんが幸せで何よりでござる。
          • 46. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月14日 17:41
          • 5 イイネ!
          • 47. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年09月05日 20:30
          • 5 Greatすばらしいぃぃぃっっ!!!ssだ!
            続編を見てみたいねぇ、里中君!

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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