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響「ゴリ衛門」ゴリ「いい加減にしれよ?」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 12:34:56.75 ID:NnavmFhB0

川田「どうした、ゴリ?」

ゴリ「いや、こいつよー、なんか俺のことゴリラと思ってるみたいでさ」

響「ゴリ衛門の調教師かー?」

川田「違うわ!」

ゴリ「だろ? 失礼極まりないばーよ」

響「うちなー訛りのある動物ってすごいさー、なんかでぇじ親近感沸くぞ」

川田「マジだなこの子……」

ゴリ「あれやろうぜ、久しぶりに。俺達の事、思い出すかもしれん」

川田「よし、やるか」

響「芸でもみせてくれるのか!?」

ゴリ「ちゃんとみてろよ?」



2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 12:36:05.37 ID:NnavmFhB0

川田「エンダンス」

ゴリ「エンダンス」

響「おぉ……?」

川田「エンダンス、エンダンス」

ゴリ「エンダンス、ダンス、ダンス、ダンス」

川田ゴリ「「 エンジョイプレイ 」」ビシッ

響「あはははっははは!!!!」

川田「ウケたや……。おい、このギャグまだ通用するあんに?」

ゴリ「フラー(バカ)かヤー(おまえ)は……。この子はゴリラと調教師が変な踊りしてるとしか映ってないばーよ」

川田「ゆくしー(ウソ)だろ?」

響「なにかご褒美あげないとなー……そうだ! 楽屋にバナナがあったはず! 待ってろよゴリ衛門!」


タッタッタ



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 12:36:59.56 ID:NnavmFhB0

川田「ゆくしーだろ……」

ゴリ「だからよ、信じられんやっさ……」

川田「おまえ、自分でも気付かないうちに、本格的にゴリラになってるあんに?」

ゴリ「じゃあ、俺と対等に話をしてるお前はなんだば?」

「おう、おまえら何してんのや?」

川田「あ……」

ゴリ「紳助さん……ちっす」

紳助「おう」

神児「とーちゃん、今走っていったの765プロですよ」

紳助「なんやと……? ほぅ……ええこと聞いたわゆうすけ」

神児「へっへへ」

ゴリ「…………」

川田「行くぞ、ゴリ」

ゴリ「待て、バナナ貰ってない」

川田「そんなに好物だったか!?」



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 12:37:52.85 ID:NnavmFhB0

「おーい、ゴリ衛門~!」


タッタッタ


紳助「……」ニヤニヤ

響「はい、ご褒美だぞ~」

ゴリ「三房も持ってくるヤツがいるか!?」

響「そんなに喜んでくれると自分もうれしいさー」

ゴリ「喜んでなかっただろ!」

川田「喜ぶ守り神、うれシーサー」

紳助「おう、ちょっといいかいお嬢ちゃん」

響「あ……島田伸助」

神児「さんを付けないとダメだろ?」

紳助「ええから、ゆうすけ。俺はそんな小さいこと気にせんて」

神児「へい」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 12:38:53.14 ID:NnavmFhB0

響「あ、はい……島田伸助さん?」

紳助「最近、ようテレビに出とるなぁ」

響「プロデューサーと二人三脚で頑張ってるさー」

紳助「ほうかいほうかい」

ゴリ「……」

紳助「曲、書いてやろうか?」

響「ん……?」

紳助「俺が曲を作るだけで印税がっぽがっぽやで」

響「いやー、そこは重要じゃないって思うさー」

紳助「せやな、アイドルはステージで輝いてなんぼや。のう、ゆうすけ」

神児「まったくです」

紳助「テレビに出るチャンスも増える、強いては客の前で歌えるっちゅうこっちゃ」

響「でもなー、そういうのはプロデューサーと相談しないといけないさー」

神児「オイラもとーちゃんに書いてもらってんだぜ、おかげで人気急上昇さー」

川田「……」イラッ



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 12:41:31.00 ID:NnavmFhB0

紳助「そのプロデューサーも大喜びやでぇ?」

響「ほ、ほんとーか?」

紳助「ほんまや」

響「そうかぁ……プロデューサーが……」

紳助「それだけやない。事務所も大助かりや」

響「みんなも……」

紳助「正式な話はこれからやけど、どや? やってみたいと思わんか?」

響「う、うん――」

ゴリ「いやいやいやいや、紳助さん、ダメですよこいつ」

紳助「なんや?」

ゴリ「礼儀がなってませんから手を煩わせるだけですよ」

響「な、なにを言ってるんだ! 仕事の話なんて解らないだろゴリ衛門!」

ゴリ「いつになったら俺が人間って気付くば!?」



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 12:42:44.93 ID:NnavmFhB0

神児「ちょっといいかい、ゴリ」

ゴリ「……?」

川田「なんて?」

神児「ゴリ…さん……。礼儀ならオイラが仕込んでやりますから、ゴリさんの心配には及びません」

紳助「せやな」

ゴリ「……」

神児「そうだ、とーちゃん」

伸助「なんや?」

神児「この子だけじゃなく、765プロから他の子もプロデュースさせましょう」

伸助「ええな、それ。冴えとるやんけ、出来のええ子はこれだから手放せん」

響「みんなと……?」

伸助「せや。それなら歌いやすいやろ?」

響「そうかも……」

ゴリ「……」



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 12:54:59.06 ID:NnavmFhB0

神児「オイラが思うところ、萩原雪歩、星井美希、三浦あずさ、高槻やよいを入れた五人がいいかと」

伸助「バランス取れとるやんけ~」ニヨニヨ

響「な、なんか楽しそうだな」

ゴリ「いやいやいやいや、そのメンバーはどうですかね……」

伸助「なんや? うちの子が推奨する面子に文句でもあるんかい」

川田「おまえが考えるメンバーって?」

ゴリ「そうだなぁ、中性的な人物……とか」

神児「ヒィィ!」

響「真のこと知ってるのかゴリ衛門?」

ゴリ「あぁ、前に仕事したからな。通りがかった誰かが運悪く素振りに当てられて気絶させられてたが」

響「ふーん」

ゴリ「双子とか」

神児「ヒィィィッ!」

響「亜美真美も一緒に仕事したのかゴリ衛門!?」

ゴリ「あぁ、二人にギャグを求められて思いっきり滑ってた人もいたけどな」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 12:55:40.27 ID:NnavmFhB0

川田「俺じゃないぞ!?」

ゴリ「あとは、ミステリアスな」

神児「ぶくぶくぶく」

川田「うわっ!? 泡吹いたぞ!?」

響「貴音のことか、ゴリ衛門?」

ゴリ「あぁ。みての通り精神が追い込まれるほどの何かをしでかしたバカがいたが」

P「こっちにいたのか、響……」

響「なんだ、自分を探してたのかプロデューサー?」

伸助「ちっ」

P「……」

ゴリ「やったー事務所はなんだば? 教育どうなってるば? あぁ?」

P「……うちの響がなにか……?」

響「ご、ゴリ衛門がプロデューサーに話しかけてるぞ」

ゴリ「聞いただろ? 俺のことずっとゴリラって思い込んでるばーよ!」

P「ひ、響……?」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 12:56:21.39 ID:NnavmFhB0

響「あ、え、えぇ?」

ゴリ「ちょっと時間いいか? 許せんやっさ」

P「す、すいませんでした!」ペコリ

ゴリ「謝ってすむような……」

川田「ゴリ、もういいぜ」

ゴリ「……そうか」

P「?」

響「うぅ、ごめんなさい……」ションボリ

ゴリ「あー、いいよいいよ。そのバナナで許すさー」

響「ぇ?」

ゴリ「川ちゃん、ゆうすけさんを楽屋に連れて行くから、これもって行ってて」

川田「わかった。遅れるなよー」

ゴリ「わかとーさー」

神児「」ズルズル



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 12:57:12.88 ID:NnavmFhB0

P「あの……さっき、伸助さんがいましたよね……なにかあったんですか?」

川田「あぁ、765プロに曲を提供させようとしてたさー」

P「えぇぇッ!?」

川田「あー、大丈夫。ゴリが上手く茶々入れてたから、話は流れたよ」

P「ホッ……」

響「なんでホッとしてるんだ、プロデューサー」

P「契約で色々と問題があるからな。……響も遊んでないで楽屋に戻るんだ」

響「はーい。……面白そうな企画だったけどなー……」


スタスタスタ



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 12:57:58.22 ID:NnavmFhB0

P「ほんと、助かりました」

川田「同じ沖縄出身だからな、気にしないでいいよ」

P「いえ、本当に。口約束でも、曲を作られると半ば強制的に……ですから」

川田「目を付けられたみたいだから、注意しとけよ?」

P「はい。忠告感謝します。……でも、そっちは……」

川田「悪い意味で目を付けられてるから問題ないさ」

P「……今度、響の方からもちゃんとした形で謝らせます」

川田「そのことなんだけどさ」

P「?」

川田「ゴリは……昔、響ちゃんに似た子に初恋してるんだよな。……ちょうど同い年くらいか」

P「はぁ……」

川田「その子はもう……年を取ることができないけど」

P「っ!?」

川田「だから、ゴリは――」



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 12:59:06.18 ID:NnavmFhB0

ゴリ「やーは何の話してるば!?」

ゴスッ

川田「あがっ!?」

ゴリ「勝手に話つくるなよ?」

川田「いいやし、遊ばせれ」

ゴリ「言って良い嘘と悪い嘘があるだろ!」

P「ゴリさん……ありがとうございました」

ゴリ「同じ沖縄出身だから妹みたいなもんさ、じゃあやー」

スタスタスタ

「ゴリラの妹って可哀想だろ」

「やーはさっきからなんだば!」

ゴスッ

「あがぁー!」


P「……」



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:00:54.56 ID:NnavmFhB0

―――― 次の日


神児「ユニット組んでもらえば楽しいって」

響「その話はプロデューサーに止められてて……」

神児「大丈夫だって、伸助さんに一言やってみると言えば話は勝手に進むんだから」

響「で、でもさー」

神児「音楽番組に出られるチャンスなんだぞ?」

響「むむむ……」

神児「ついでに三浦あずさの……」

響「……? あずささんがどうしたさ?」

神児「俺ファンなんだよ」

響「ふーん……この話、絶対に受けるわけにはいかないさ…………あ」

神児「最近髪を切ってすげぇ可愛くなっててさぁ」

響「おーい! ゴリ衛門~!!」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:01:52.75 ID:NnavmFhB0

「あげっ!?」


タッタッタ


響「ちょうどよかった、話があって探していたんだぞ」

ゴリ「またおまえか……話?」

響「昨日、プロデューサーに叱られたさー。ゴリ衛門に失礼なことしていたって」

ゴリ「あぁ、そうだな、間違いない。おまえは俺に失礼なことをしてた」

響「だから、ごめんなさい」ペコリ

ゴリ「いいけどよ、別に。っていうか、そんなに真剣にならんでほしいけど」

響「でも、自分……」

川田「だいじょーぶ。これは毛深いからそんな簡単には傷つかない」

ゴリ「はぁ? 毛深かったら傷つかないってどういう意味か?」

響「そっかぁ……よかった」

ゴリ「おまえも納得して安心してるなよ?」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:07:09.95 ID:NnavmFhB0

神児「ちょっといいかい、ゴリ」

ゴリ「ん……?」

川田「は? 今、なんて?」

神児「ゴリさん。今、オイラと響ちゃんで話をしてたとこなんすよ」

ゴリ「あぁ、そうですか」

響「もう話すことなんてないはずだぞ?」

神児「とーちゃんに、ちゃんと話をつけてくるって約束したんだよ。オイラの立場を考えてくれ」

響「うぅ……」

ゴリ「曲を提供するって話ですか?」

神児「えぇ、とーちゃんと765プロのコラボは芸能界を更なる高みへ躍進させる事業に発展させる」

川田「どうでもいいからはやく太陽つかまえてこいよ」ボソッ

ゴリ「で、どうするば?」

響「じ、自分に話を通さないでほしいさ……」

ゴリ「だよな。プロデューサーはどこか、近くにいるんだろ?」

響「うん……電話する」ピッピッピ



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:08:41.47 ID:NnavmFhB0

ゴリ「……」

神児「音楽に関する話に首をつっこまないでくれません?」

川田「お……?」

ゴリ「いや、それはそうかもしれんけど……」

神児「オイラ、CDアルバムも数枚出してんすよ」

ゴリ「うん……」

川田「ゴリも出してるさ!」

ゴリ「やめれ! あれは俺が歌ってるわけじゃないばーよ!」

神児「松浦ゴリエ……でしたっけ、ぷぷっ」

川田「ペコリナイッ♪ ペコリナイッ♪」

ゴリ「おまえは俺を陥れて楽しいば?」

神児「ぺぺっぺこりない……ってっぶふふっ」

川田「女装楽しそうだったなぁ」

ゴリ「あー、あー、きこえなーい」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:10:25.76 ID:NnavmFhB0

響「耳おさえて…苦しそうな顔してるけど…どこか痛いのかゴリ衛門……?」

ゴリ「本気で心配するな。どこも悪くないから」

神児「セールスが物をいう時代ですから、ここは引っ込んでいてくれませんかねぇ?」

川田「なんて?」

神児「仕事の話なので、構わないでくれると助かります」

ゴリ「だからさ、その仕事の話をこいつにしてもしょうがないんじゃないのか?」

神児「しょうがなくなんてないすよ。歌って踊れる者同士、語れるものはたくさんあるんで」

ゴリ「いや、論点はそこじゃないだろ。で、プロデューサーは?」

響「さっきからゴリ衛門の後ろにいるぞ?」

ゴリ「は……? うぉ!?」

P「ど、どうも……」

ゴリ「しかまちひゃっ!」

神児「また沖縄方言かよ……」ボソッ

P「しかま……?」

響「びっくりしたーって意味さー」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:12:22.13 ID:NnavmFhB0

川田「しかまち、かんぱち、なかのまち!」

ゴリ「ローカルギャグを使うなフラー!」

P「は、はは……」

川田「しかまちはさっき説明したさ。かんぱちってのは魚のことなんだけど、
   頭の傷が残っててそこに毛が生えないことをさすんだ。なかのまちは地名だな」

ゴリ「プロデューサー、あんたの事務所は素晴らしいさー。俺は感心したよー」

P「え?」

ゴリ「こいつ、さっそく俺に謝りに来よった。素直でしっかりしてて偉いさ」

響「こいつじゃない、響だぞ!」

川田「10円禿げのことはかんぱちって言わないから、そこは注意するところ」

P「そうですか、そう言ってくださると、俺もなんだか嬉しいです」

ゴリ「はぁー! まさに好青年! 気に入ったさ! 今晩飲みに行かんか?」

P「あ、いいですね。予定が無ければお付き合いします」

ゴリ「どこか行きたいお店とかあるね?」

P「沖縄料理なんか興味あります。たまに響が作ってくれるので」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:13:30.90 ID:NnavmFhB0

ゴリ「ノリもいいし、話も分かる。なんて素晴らしい人材なんでしょ。765プロは安泰だねー」

響「沖縄料理だったら自分も行くぞ!」

ゴリ「ブブー、未成年の女、子供は立ち入り禁止ですぅー」

響「酷いさぁ……」

川田「しかまち、かんぱち、のあとに別の地名が入るのもこのギャグの特色があって面白いわけさ」

ゴリ「やーは、さっきから誰に説明してるば!?」

川田「あ……れ? 聞いてなかったのか、プロデューサー!?」

P「あ、俺に説明を……」

ゴリ「それじゃ、夕方ぐらいに事務所に電話でいいか?」

P「俺の番号教えますからそこにお願いします」

響「自分もー! 自分も行きたいー!」

ゴリ「子供は、帰って、寝なさい」ニコッ

川田「この笑顔、関係ない俺でもいらってする」

響「ずるいぞー!」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:15:50.01 ID:NnavmFhB0

P「それでは、俺達も仕事に戻ります」

ゴリ「そうだな。それじゃーなー」

川田「ばいばーい」


スタスタスタ



P「……あれ、話があって呼んだんじゃないのか、響?」

響「あ……そうだった。……えっと伸助さんの話がどうとかって」

P「な……!?」

響「あの人も居なくなってる……?」

P「……」



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:23:10.28 ID:NnavmFhB0

――…


ゴリ「おーい、こっちこっち!」

P「あ……すいません、お待たせしました」

川田「いいって、まだ時間じゃないからさ」

ゴリ「なんでやーまでいるば!?」

川田「問題あるば?」

ゴリ「やー、あらん。おまえのことだろ!」

響「いいさー。自分もたくさん食べて来いって律子に言われたんだぞ」

P「……いいですか?」

ゴリ「……まぁ、いいけど」

響「小鳥さんが変な店に入らないようにって」

ゴリ「あげ、バレてる!?」

P「聞いてたのか響!?」

響「うん」



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:23:51.96 ID:NnavmFhB0

P「ハァー、信用ないんだな俺……」

ゴリ「小鳥さんって誰か?」

P「765プロの事務員です」

ゴリ「やばい、俺らが怪しまれてるやっさ……その事務員さん鋭い」

川田「キャバクラに連れていこうとしたやし」

響「それはどこのお店?」

P「わー! わー!!!」

ゴリ「キャラメルバクラっていう高級店があるわけさ、そこに連れて行こうと思ってた」

響「ふーん……でも、高級店より沖縄料理だぞ!」

ゴリ「そうだよな! 川ちゃん、お前はもう少し考えれ!」

川田「すまん」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:31:43.01 ID:NnavmFhB0

―― 沖縄料理店


店主「いらっしゃーい」

ゴリ「おばちゃん、お客連れてきたぜ」

P「こんばんは」

響「このBGM……三線だ!」

川田「ちっす」

店主「あい、美男美女にゴリラと沖縄人さー」

ゴリ「そんな、美男って言われると照れるやし」

店主「頭の薬はどこかねー? ちょっと探してくるさー」

ゴリ「俺が悪かったから、注文聞くまで行かんで」

店主「はいはい」

響「プロデューサー! アオブダイだぞ!」

P「おー……すごい……」



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:32:57.52 ID:NnavmFhB0

響「あっちにあるのはグルクンって魚だ!」

P「へぇ~、詳しいんだな」

響「当然さ~!」

店主「仲がいいねこの二人、で、注文は?」

ゴリ「プロデューサー、ビールか? それとも島酒にするか?」

P「そうですね……その島酒ってお酒をお願いします」

店主「どうする? 残波の方が飲みやすいんじゃないか?」

ゴリ「いや、古酒でいいよ。あれ出して」

P「え……、でも高いんじゃ……?」

ゴリ「気にしないでいいよ、俺のオゴリだから」

川田「沖縄人って……なにか!?」

ゴリ「やーは突っ込み遅すぎだろ! 早く注文しれ!」

川田「オリオンで」

店主「はいよー」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:34:23.15 ID:NnavmFhB0

ゴリ「食べるの適当に注文していいぜ」

響「うーん……プロデューサーは何が食べたい?」

P「任せるよ」

響「わかった。ソーメンチャンプルーとふーチャンプルーと、野菜チャンプルーとゴーヤーチャンプルー」

川田「チャンプルーばっかりな!?」

響「だって、プロデューサーはチャンプルー好きなんだぞ」

店主「とりあえずこんなもんでいいね」

ゴリ「待ってぇ! 他にも食べるから! 島ラッキョウとラフテーね」

川田「沖縄そばを」

ゴリ「ビールの肴にそれ食べるば!?」

P「変ですか?」

ゴリ「飲んだ後にラーメン食べるやし? そんな感覚よ。あと、二日酔いにも効果的だからな」

P「へぇ……」



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:35:36.61 ID:NnavmFhB0

ゴリ「いや、酒を飲んでるのに汁物ってどうよ?」

P「変ですね」

店主「響ちゃん、飲み物は?」

響「オレンジにするさ」

店主「はいよ」

P「あの、響をご存知なんですか?」

店主「あたりまえさー、沖縄出身のタレントは全員覚えてるよ」

P「……」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:39:33.82 ID:NnavmFhB0

――…

「「「「 かんぱーい 」」」

カキン

ゴリ「ごくごく」

川田「くぁー! このために生きてるやっさぁ!」

響「あ、これエンダーのオレンジだぞ!」

P「……まろやかでおいしい」

ゴリ「だろ? 古酒はこれがいいばーよ」

P「でも、この一杯だけで……」

ゴリ「はぁっさ……やばいぜ、聞いたか? 川ちゃん」

川田「わったー自慢のオリオンビール♪」

ゴリ「やーは、フリータイムか!? 会話に参加しれ!」

響「どれどれ、どんな味?」スッ

P「あの、……すいません」

ゴリ「は?」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:40:38.74 ID:NnavmFhB0

P「酒の席で景気の悪いことを言って……」

ゴリ「こいつと一緒だから飲まないんだろ?」

P「……はい」

ゴリ「だけど付き合いだから、少しくらい飲まないといけないよな」
   
P「恐縮です」

ゴリ「あんたは本当に出来た人さぁ! 俺が女の子だったら放っておかないよー!」

P「はぁ……?」

響「ダメだぞ! ゴリ衛門には渡さないからな!」

ゴリ「女だったらって言ってるさー! 怒るな!」

響「絶対に渡さないからな! スーパーメーゴーサー!!!」

ドスッ

ゴリ「いたっ……くないけど。落ち着けっ」

P「ひ、響!」

響「フカーッ!」



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:41:59.67 ID:NnavmFhB0

ゴリ「あげ……? 触れてはいけないものに触れたか……?」

川田「アルコール入ってないよな……!?」

P「落ち着け~、落ち着くんだ響~」ナデナデ

響「フーッ! フー……ふー……ふ?」

P「どうしたんだ……そんな響、初めて見たぞ?」

響「なんか、沖縄の自然の中で遊んでたときのことが思い出されたさー」

ゴリ「おまえ野生化するば!?」

響「あははー」

P「酔ってるみたいだな……?」

川田「おばちゃーん! オレンジカクテルじゃないよなー!?」

「未成年に出すわけないだろ! 適当なこといってると営業妨害で出入り禁止にするよ!?」

川田「すいませんッ!!」

響「ぷろりゅーさーのコップからちょっとだけ飲んでみたさー」

P「ば、ばか!」



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:48:03.95 ID:NnavmFhB0

ゴリ「あぎじぇ……とりあえず水を飲ませておけ」

P「は、はい。ほら、響……」

響「ごくごくごく」

川田「おばちゃんに疑いの目を向けるなんてとんでもないさ」

ゴリ「おまえだろ!」

響「うぅ……頭痛い……沖縄そば食べたい……」ズキズキ

ゴリ「もう二日酔いな!?」

店主「チャンプルー、沖縄そばお待たせー」

響「くぁっちーさびらー!」

P「え?」

ゴリ「方言でいただきますって意味さ」

川田「よっしゃ! きたきた、最近食べてなかったから恋しかったさー」



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:48:45.99 ID:NnavmFhB0

響「ずるずる」

川田「俺の沖縄そば!?」

P「こ、こら、勝手に食べるな!」

ゴリ「まだ酔ってるみたいだな」

響「うーん、おいしいー! プロデューサーも食べるといいさ」

P「う、うん」

川田「いやいやいやいや!」

P「……ん! おいしい!」

川田「そんな素敵な笑顔見せられたら……何も言えんやし……」

ゴリ「もう諦めれ……」



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:49:49.38 ID:NnavmFhB0

P「響、めーごーさーって技の名前なのか?」

響「めーごーさーは拳骨のことだぞ」モグモグ

P「なるほどな」

響「めーごーさーって方言よく知ってたな、なんだか嬉しいさー」

ゴリ「自分が言ったの覚えてないば!?」

響「そんな単語、使う場面がないから自分が言うわけないぞ」

ゴリ「記憶飛んでるなー……」

P「未成年だからとか抜きにしても、これから先、絶対に飲ませません」

川田「そうしてくれ」

響「?」



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:51:28.57 ID:NnavmFhB0

――…

P「ごちそうさまでした」

川田「いいっていいって、これぐらい」

ゴリ「おまえ一銭も払ってないだろ!?」

響「春香と伊織も来たがってたから、今度また一緒に来ような!」

ゴリ「…………プロデューサー、ちょっといいか?」

P「は、はい……?」

ゴリ「765プロってあんな感じの子が多いだろ?」

P「……そうですね、はい。個性豊かです」

ゴリ「わかった……」

響「コソコソ話なんてゴリ衛門らしくないぞ」

ゴリ「俺とおまえそんなに付き合い長くないだろ! マブダチ風に言うな!」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:52:21.47 ID:NnavmFhB0

川田「二次会の話か?」

ゴリ「違う。なんていうかさ……もういいよ」

響「え……?」

ゴリ「プロデューサーはともかく、おまえみたいなのが増えると大変だからよ、俺は遠慮するさ」

響「自分たちと食事に行かないってことか……?」

ゴリ「……そういうことだ」

響「ひ、酷いぞ……」

P「ひ、響……?」

川田「……」

響「自分……楽しかったのに……っ……事務所のみんなと……来れたらもっと楽しいって思ったのに」

ゴリ「……」

P「……」

響「…………っ」



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:53:10.22 ID:NnavmFhB0

川田「ひっくしゅん!」

ゴリ「空気考えれ!」

ドスッ

川田「あがっ」

ゴリ「わかったよ、じゃあ、今度な」

響「絶対だぞ?」

ゴリ「今度な」

響「……なんか変だぞ?」

P「そ、それじゃ俺達帰りますから、ごちそうさまでした」

ゴリ「おう、気をつけて帰れよー」

響「またバナナ持っていくさー!」


バタン

ブロロロロロロロ



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:54:05.26 ID:NnavmFhB0

ゴリ「はぁ……でぇじ疲れた…」

川田「便利な言葉だな。また今度なって」

ゴリ「あぁ、次は無いけどな」

川田「純粋すぎて危ないな」

ゴリ「だからよ」



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:55:03.49 ID:NnavmFhB0

―――― 次の日


響「へぇー、それはすごいさー」

伸助「せやねん」

神児「オイラが今、この業界で輝いていられるのはとーちゃんのおかげなのさ」

伸助「やめえや、そんな話。人にする話やないでぇ?」

神児「へい」

響「あ、おーい! ゴリ衛門~!」


タッタッタ


「あげっ! 今日はなんか!?」



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:56:06.18 ID:NnavmFhB0

響「これ、プロデューサーが昨日のお礼にって」

ゴリ「期待通りバナナだな!? リンゴとか他にも果物あるだろ、なんでバナナオンリーか!?」

響「好きだと思うから持ってきたさ。好き……だよね……?」

ゴリ「う、うん……」

響「よかったさー!」

ゴリ「この袋の中にどれだけ入ってるば……?」

響「伊織が8房は必要だろうって言ってたぞ」

ゴリ「はぁ!? 食べきれるわけ無いだろ!」

伸助「ちょいまちぃや……」

ゴリ「あ……ちっす」

伸助「随分仲よぅなっとるやんけ~」

ゴリ「というか、遊ばれてるだけって気もしますけどね」

響「ゴリ衛門は嫌いじゃないさ~」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:57:12.18 ID:NnavmFhB0

神児「オイラは?」

響「……う~ん」

伸助「こら、ゆうすけ、女性にそないのこと聞くもんやあらへんで」

神児「ですね、てへっ」

ゴリ「おまえ、プロデューサーの所に戻れよ」

響「今日は一緒じゃないからなー。自分一人で来たんだぞ」

ゴリ「……ゆくしーだろ……?」

響「本当だぞ?」

神児「へっへへ、それは好都合」

伸助「……」ガシッ

神児「うぐっ」

伸助「ちょいと時間いいか、嬢ちゃん」

響「ちょっとだけならいいけど……」

伸助「こっちや」

響「え……?」



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:58:25.64 ID:NnavmFhB0

神児「こっちにおいでおいで」

伸助「聞いて欲しい曲があんねん。今朝できたばっかりの曲やでぇ」

響「その曲がどうかしたのか?」

伸助「ぜひ、765プロに歌ってほしくてなぁ」

神児「推奨の5人が俺の後ろで歌うんだぜ、これは売れる」

響「だから、その話はもういいって言ってるさ!」

伸助「ちゃうちゃう、聞いてもらうだけや」

神児「女子アナも居るから平気でしょ?」

響「い、いやだぞ……」

伸助「765プロ……最近頑張ってるみたいやな、ゆうすけ」

神児「へい。テレビだけじゃなく雑誌やラジオ、CDにライブとさまざまに活躍中です」

伸助「勉強しとるやんけ~」

神児「へっへへ、これくらいは頭に入れておかないと」



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:59:20.16 ID:NnavmFhB0

響「そ、それが……っ」

伸助「いやいや、確認しただけや。……ゆうすけ、待っとるで」

スタスタスタ

神児「……こんなこと言いたくないんだけどさ」

響「っ!?」

神児「とーちゃん……この業界では凄い顔が利くんだ」

響「……っ」

神児「チャンスと思えばいいんだよ」

響「いやだ……って、言ったら……?」

神児「さぁ……? オイラにはわからないや」

響「……っ」



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 13:59:58.00 ID:NnavmFhB0

神児「そんなに深く考えないでよ、ただ、曲を聞くだけだから。
   音楽は楽しむのが先でしょ?」

響「う……」

神児「ほら、行こう行こう」

響「うぅ……」


スタスタスタスタ


ゴリ「俺は眼中に無しか!?」



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:12:17.01 ID:NnavmFhB0

――…

伸助「なんでお前がここにおるんや?」

ゴリ「不都合でもあるんすか?」

神児「なんだ、その口の利き方はぁ!?」

ゴリ「……」

神児「ふ、ふん」

伸助「のぅ、ゴリ」

ゴリ「はい」

伸助「最近、仕事の方はどうや?」

ゴリ「地元で頑張らせていただいてます」

伸助「そうか、偉いで、ほんま」

ゴリ「ありっす」

伸助「全国区へ戻って来たいと思わへんか?」

ゴリ「そうっすね、機会があれば、頑張らせてほしいです」

伸助「そう思うんやったら……席を外してくれんかのぉ?」



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:13:04.27 ID:NnavmFhB0

ゴリ「……」

伸助「なんならウチのファミリーに入れてやってもええで?」

ゴリ「えっと」

伸助「おまえは秋刀魚寄りやったな、これを機にどうや?」

ゴリ「……すんません」

伸助「まぇ、ええ……。……ここまで話てもわからんか?」

ゴリ「ここに自分がいると不都合でも……?」

伸助「そうや。彼女が決断できへんやろ?」

ゴリ「……」



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:14:06.14 ID:NnavmFhB0

女子アナ「いい曲でしょう?」

響「う……ん……」

アナ「歌ってみたいと思わない? 踊ってみたいと思わない?」

響「…………」



ゴリ「どうして自分がここにいると、決断できないんすかね?」

伸助「せやなぁ……。どうしてやろなぁ……」

ゴリ「……」

伸助「…………で、いつまでおるんや?」

ゴリ「見学じゃ、ダメっすか?」

伸助「まだ世に出されとらん曲や、ギリギリやでぇ?」

ゴリ「……」

伸助「まぁ、不利益を出すようなバカちゃうっちゅうことは知っとる」



58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:15:21.22 ID:NnavmFhB0

アナ「やってみたいでしょ?」

響「……っ」チラッ


伸助「どうして、あの子はお前を見とるんや?」

ゴリ「さぁ? ゴリラがいるから珍しいんですかね?」

伸助「ちゃう。縋っとるんや」

ゴリ「……」

伸助「助けてくれ……なんとかしてくれ……ってな」

ゴリ「助ける? あいつは追い込まれてるんすか?」

伸助「多分なぁ……。知らない人ばかりの場所でプレッシャー感じとるんや」

ゴリ「へぇ……」

伸助「助けてやらへんのかい?」

ゴリ「いやいや、俺にそんな義務はないですから」



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:16:20.15 ID:NnavmFhB0

伸助「それやったらどうしてここにおるんや?」

ゴリ「……このバナナのお礼、まだ言ってないんで」

伸助「もうええわ。そこで突っ立ってろ」

ゴリ「……」

伸助「動くんやないで」


スタスタスタ


ゴリ「……助けるのはわーあらんて」



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:17:14.53 ID:NnavmFhB0

伸助「どうや、ええ曲やろ?」

響「……っ」

伸助「遠慮せんでええ、正直にゆうてや」

響「いいとは思わないぞ……」

伸助「ほぅ」

神児「とーちゃんの曲を……侮辱した!?」

伸助「ええから」

神児「だ、だって!」

伸助「ええから黙っとけやぁ!!」

響「ひゃっ……」

神児「すいませんでしたッ」



61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:18:28.62 ID:NnavmFhB0

珍助「おまえはちょっとしたことで熱くなるな。そこ、治さなあかんでぇ?」

神児「と、とーちゃん……ご、ごめん……オイラ……ついカッと……」

伸助「ええ曲に囲まれてる人物は才能が育まれる……。だからというて、今のはあかん」

神児「面白くないって……言われて……我慢できなくて……!」

伸助「最初は誰でもそう思うもんや。斬新なメロディに戸惑うもんや」

響「もう……帰っていいかな……?」


「ブフッ!」


神児「おいゴルァ! ゴリァ!!」


「すんませーん」



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:19:35.79 ID:NnavmFhB0

響「レッスンに間に合わなくなるから、自分、帰るぞ!」

伸助「まちぃやぁ」

ガシッ

響「は、離して……!」

伸助「ええんか? プロデューサーが困るでぇ?」

響「ど、どうしてだ……?」

神児「さっき教えたでしょう?」

伸助「なにを教えたんやゆうすけぇ」ニヤニヤ

神児「とーちゃんの偉大さについてですよ」

伸助「おまえは、ほんま……あることないことあることしか言わへんからなぁ……」

響「……っ!」

伸助「今すぐ決断しぃや……」

響「!!!」



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:21:04.46 ID:NnavmFhB0

伸助「輝く未来を駆け抜けるか」

神児「不埒な雑誌に駆け落ちるか」

伸助「その表現上手いわぁ……語彙力も備わってきたのぉ」

神児「へっへへ!」

女子アナ「さすがに引くわ」

響「うぅ……プロデューサー……ッ!」


「響ッ!」


響「あ――!」

伸助「なんでや……!?」

神児「鍵かけたのに……!」

伸助「問題はそこちゃうで! なぜこの部屋に、しかも一緒に来ていないはずのアレがおるんや!」

神児「あ、そっか!」



65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:22:12.81 ID:NnavmFhB0

響「プロデューサー!!」
 
P「なにをしてるんですか!?」

伸助「勘違いはあかんでぇ。ただ曲を聞いてもらっただけや」

P「聞いたのか、響?」

響「え、う、うん……」

P「じゃあ、感想をちゃんと言わなきゃダメだな」

響「え……?」

P「おまえが聞いて感じたことをちゃんと言葉にしてみろ」

響「で、でも……」

P「大丈夫だから」

響「うん……!」

神児「とーちゃんは世界一だ!」

響「全然面白くない曲だぞ!」

神児「んだとぉー!」



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:23:26.52 ID:NnavmFhB0

響「ダンスのイメージも沸いてこないし、歌詞が付いてこないぞ!」

伸助「ほぉ……!」

響「他の曲で、他の人とコラボするなら面白そうだけど、これは絶対に嫌だ!」

神児「久しぶりにむかついたよ、とーちゃん」

P「よく言った。ということで、絶対にこの企画は通しません!」

伸助「よぉ、わかったわ」

神児「と、とーちゃん!?」

P「行くぞ、響」

響「う、うん!」


タッタッタ


神児「ああぁ……三浦あずさとお友達になれるチャンスだったのにぃ」

女子アナ「神児ゆうすけ、高嶺の花に憧れ、勝手に散る、と」メモメモ

伸助「みとれよぉ、765プロぉ……!」ワナワナ



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:25:08.99 ID:NnavmFhB0

――…


P「ゴリさーん!」

ゴリ「……?」

P「あの、ありがとうございました!」ペコリ

ゴリ「しかし、この短時間でよく飛んできたな、プロデューサー、あんたは凄いさ~」

響「ゴリ衛門が呼んでくれたのか?」

ゴリ「違う」

P「なんでそこで否定するんですか……?」

ゴリ「なんか……あれだからよー」

P「あれ?」

ゴリ「縮こまってただけだからよ」

P「いえ、ゴリさんがあの場で響を助けても、きっとまた別の場所で付き纏われていました。
  この件に関しては765プロのプロデューサーである俺自身がけじめをつけることができたと思います。
  それが重要なんです」

ゴリ「……そうか。やっぱりあんたは偉いさ。バナナ、ありがとーやー」



68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:25:58.65 ID:NnavmFhB0

響「ゴリ衛門が居てくれて、自分、心強かったぞ!」

ゴリ「あのな、今更言うのもなんだけどさ」

響「?」

P「あ、危ない!」

ゴリ「? 後ろになにか――」

「「「 トリプルキーック!! 」」」


ドカッ


ゴリ「あがぁっ!?」


ゴロゴロゴロ ズサーッ


ゴリ「しかまちひゃ! なにか!? なにが起こったば!?」

「響にちょっかいを出してるのはおまえだな!?」

「あ、わたしたちがぁ~、カンカン!」

「あ、成敗してくれようぞぉ~」



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:27:28.03 ID:NnavmFhB0

P「真! 亜美、真美! 人違いだ!」

真亜美真美「「「 え? 」」」

「なんてことしてんのよ、あんたたち!?」

「うっうー! 凄い勢いで転がっていきましたねー!」

「それでも身の安全を保っていました。やはり、身体能力は人類とは比較にならないようです……面妖な」

「まぁまぁまぁ……華麗な受身を取られました~」

P「律子が連れて来たんだな……というかやよい、あずささん……感心するところじゃないです。貴音、失礼だぞ」

「うぅ……信じられない動きでしたぁ……」

「あふぅ」

「にひひっ、バナナ追加で持ってきたわよ!」

「わ、私も転んだときの受身として習いたいですっ」

P「雪歩、怖がる必要なんて無いんだぞ。美希はもうちょっと周りに関心を持とうな。
  伊織はファンなのか? 春香、その向上心はいつまでも持っているべきだ!」



70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:28:25.82 ID:NnavmFhB0

ゴリ「765プロ……もういやだ……!」

響「にふぇーでーびる。ゴリ衛門」

ゴリ「おまえよ、今更だけどさ、衛門じゃなくて、さん、だろ? 衛門ってなにか?」

響「つい、癖っていうか……語呂がいいっていうか」

ゴリ「ゴリさん。言ってみ」

響「ゴリ……ん」

ゴリ「呼び捨てでもいいよ。難しくないだろ?」

響「ゴリ衛門」

ゴリ「いい加減にしれよ?」



終わり



「くっ……! 私も行けばよかった……!」

「沖縄かぁ……」



71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:29:48.22 ID:NnavmFhB0

その後、伸助という人がヤの付く方々とどうのこうので、芸能界に激震が走り引退しましたとさ。


実在する人物と関係ありません。フィクションです。

関西弁の下手さはご容赦ください。すいません。

支援等ありがとうございました。



75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:32:34.28 ID:iaqwPDD10

乙!面白かった!



76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:34:40.68 ID:ATxe35+L0

ヒヤヒヤしたのも含めて面白かった。乙



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/12(月) 14:39:44.11 ID:aNU2QJil0





転載元
響「ゴリ衛門」ゴリ「いい加減にしれよ?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1352691296/
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         コメント一覧 (29)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 18:55
          • さすがに赤木部長ではなかったかw
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 18:55
          • ミラクルタイプ懐かしいな
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 18:56
          • 川ちゃん自由過ぎワロタ
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 19:05
          • >>>神児「セールスが物をいう時代ですから、ここは引っ込んでいてくれませんかねぇ?」

            お前が売れたのは羞恥心の1stとソロデビュー曲のみだろw威張るほどでもないのにいい加減にしろw
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 19:23
          • 嫌な予感でいっぱいだったけど893騒動前か
            なら安心だな
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 19:38
          • タイトル見て響の長友かと思ったらアニメだった
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 19:50
          • Ai ** Eu ** Pe*oの劣化コピーにイラついてた所にタイムリーだったぜ!
          • 8. モバマスP
          • 2012年11月12日 19:57
          • ガレッジかなと予想しながら開いたらホントにガレッジだった

            765には武田さんがついてるから紳助()とかいらへんし
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 19:59
          • 5 シンスケ懐かしいなw
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 20:00
          • エンダーのオレンジとは…貴様、分かっているな!
            A&Wで一番美味しく万人に愛されるのはアンサイクロペディアでシップ扱いされるルートビアじゃない、オレンジジュースだ!
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 20:11
          • 二次創作でフィクションだからな
            マジで噛み付くのは子供っぽくてナンセンスだからな
            「おとな」は分かってるだろうけどさ
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 20:55
          • でも響はファミリーの中で馴染みそう
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 21:50
          • 最後まで読んじまった
            ガレッジマジイケメン
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 21:50
          • 湘北じゃないのか……
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 21:58
          • やっぱりシンスケはくずだな
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 22:38
          • 久しぶりに良いSSに会った
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 22:40
          • 紳助でるまでずっとアイマスとスラダンのコラボだと……いや違和感はあったけどもww
          • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 22:55
          • 雪歩父「最近765プロにチョッカイ出してるみたいじゃのぉ?」
            チンスケ「」
          • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月12日 23:10
          • ゆくしーやあは言ってもゆくしーだろとは言わんw
          • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月13日 01:15
          • 紳助にちゃんだと嫌われてるなあ・・・

            好きなんだけど
          • 21. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月13日 01:24
          • 結局、紳助いなくなっても一部のタレントが割食っただけで大勢は別に変わらんかったしな
          • 22. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月13日 01:51
          • イメージ的には大体あってるな
            おじさんのオイラは創作でもぞっとする
            北野タケシのは個性的だがおじさんのはあざとい
            男であざといとか狂気の沙汰だな
          • 23. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月13日 02:01
          • これなら黒井社長をヒールにしなくて済むね(ニッコリ

            ガレッジセール最近見ねぇな・・・
            売れるとギャラ高くなるから使いにくくなるんか?
          • 24. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月13日 04:30
          • 面白かったさー

            リアルにありそうな話でちょっと怖かった。そこも含めて面白かった
          • 25. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月13日 09:38
          • あがっ=痛っ
          • 26. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月13日 10:33
          • 5 チンスケまだ死んでないのかよ
          • 27. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月13日 20:00
          • ただの上地&紳助アンチスレじゃないか

            まあ俺も嫌いだけどさ
          • 28. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月15日 01:30
          • ぶんしゃかよりゴリエの方が売れたんじゃないの?
          • 29. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月16日 16:34
          • おお……リアルとのコラボも結構面白いなw
            ガレッジセールもはや懐かしいな。ゴリエ好きだったよ

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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