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うしおとシオン

関連記事:うしお「……聖杯戦争?」
1:1:2007/12/01(土) 21:31:35.07 ID:osTYgnRW0

うしお「オヤジ、電車ずっと駅に停まったままだけど何かあったのかな?」

紫 暮「ふむ、そのようだな」

うしお「まさか、また山魚みたいなのが!?」

と ら「ケッ、バカうしおが! 妖(バケモノ)のニオイがしたかよ!」

うしお「な、なにをーー!!」

紫 暮「とら殿の言うとおりだ、私も何も感じなかった。
    恐らく故障か何かだろう」

タッタッタッ

車 掌「す、すいません!通して下さい!」

紫 暮「車掌さん、何かあったんですか?」

車 掌「はい、この異常な暑さでトラブルが。
    今から車内放送を行ないますのでお待ち下さい」

うしお「そういや今日は本当に暑いなぁ」


      「うしおととら」×「MELTY BLOOD」

          『うしおとシオン』


MELTY BLOOD



2:1:2007/12/01(土) 21:33:37.57 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:00 三咲駅ホーム】

紫 暮「原因不明の故障で、復旧には時間がかかる、か」

うしお「あぁー! 月曜は学校なのにどうすればいいんだよぉー!」

紫 暮「ここは三咲町か、ふむ」

うしお「そうだオヤジ! 光覇明宗のヘリコプター!」

紫 暮「馬鹿者! 電車が故障しただけでヘリコプターを呼べるかよ!」

うしお「へへっ、オヤジ様あっしが悪かった」

紫 暮「私は今夜の宿の手配と、この土地の管理者に挨拶してくる」

うしお「オヤジはこの町に来たことあるのかよ?」

紫 暮「あぁ、何度かな」



3:1:2007/12/01(土) 21:36:48.23 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:15 交差点・昼】

と ら「なぁなぁうしおー、はんばっか喰いに行こうぜ~」

うしお「さっき電車の中でオレの駅弁食ったろ」

と ら「わしゃおめーがそのくそったれな槍で脅すから、
    人間をろくに喰うとらんのだ! ケチケチすんな!」

うしお「そんなことさせるかよー!」


ドンッ


うしお「うわぁ!?」

???「―――失礼」

うしお「あ、オ、オレのほうこそごめんよ!」



4:1:2007/12/01(土) 21:40:46.55 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:16 交差点・昼】

うしお「はぁ、外国人の綺麗なお姉さんだったなぁー」

と ら(なんだぁ? うしおに糸を付けたのか?)

うしお「とらー! お前のせいでぶつかったじゃないかー!」

と ら(このチビ何にも気付いちゃいねぇ。まぁ、わしにゃ関係ないか)

と ら「うしお、わしは他の場所に行くぞ」

うしお「あ、とら! あんまり遠くに行くなよー!」



5:1:2007/12/01(土) 21:44:52.19 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:30 遠野邸・接客室】

秋 葉「本当にお久し振りですね、紫暮様」

紫 暮「この街に来るのは何年振りになるかな」



紫 暮「秋葉くん、土地の管理者として立派にやっていると聞いているよ」

秋 葉「いえ、私などまだまだ」



秋 葉「…紫暮様。半年後の戦いの件、管理者として聞いております」

紫 暮「ふむ…」

コンコンッ

琥珀・翡翠「失礼します」



7:1:2007/12/01(土) 21:49:09.78 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:30 三咲町・上空】

と ら「なぁ~にが、遠くに行くなよ、だ!」

と ら「まったくアイツはわしを何だと思っとるんだ」



と ら「くっそ~、この街の人間もこーすひってのを使ってやがる」

と ら「お、おぉ!? あの空き地にいるガキはうまそうだなぁ!!」

と ら「一緒にいた白黒の変なヤツもどっか行きやがったぁ!!」

と ら「500年ぶりのわしの飯だー!いっただきー!!」

都 古「…!?」


*とらは普通の人には見えないが、子供には見える事がある。


都 古「きゅ、究極奥義っっ!!!」

ドゴーン!!



9:1:2007/12/01(土) 21:52:20.84 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:35 三咲町・上空】

と ら「しっかし最近はガキでも大陸の拳法が使えんのか~」


と ら「ん、誰だ。わしを呼ぶのは」


と ら「あの公園ってところか。ヘッ、行ってやらぁ」



10:1:2007/12/01(土) 21:58:59.65 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:35 公園内・ベンチ】

うしお「それにしても暑いなぁ」

うしお「この公園にいるのも、オレとこの黒猫だけだもんなー」

???「獣の槍伝承者、蒼月潮ですね」

うしお「わっ!? さっきの外国人の…」

シオン「―――抵抗するのならどうぞ。
    私の名はシオン・エルトナム・アトラシア。
    ここで貴方の自由を奪う者です」

うしお「え、何だよ、何でオレを襲うんだよっ!?」



11:1:2007/12/01(土) 22:04:19.24 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:40 公園内・ベンチ前】

シオン「つっ…!」

うしお「もうやめてくれよぉ!」

シオン「―――はい、私の敗北です。
    貴方のデータは揃っていたというのに読み切れなかった。
    昨夜の志貴との戦いのダメージなどいい訳にならない」

うしお「なんで、オレを襲ったんだよ」

シオン「貴方の、その獣の槍が必要なのです」

うしお「この槍が…?」

シオン「はい、この街に現れる吸血鬼を滅ぼす為に」



13:1:2007/12/01(土) 22:07:46.69 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:45 公園】

と ら「なんだ、真祖の女か。おうおう久し振りだな」

アルク「…長飛丸」

と ら「ん? ケッ、ガキのほうかよ」

アルク「500年も存在を見せていなかった貴方がこの街にいるなんて
    なんだか出来の悪い夢みたいだわ」

と ら「わしはもったいぶったのはキライだ、何か用かよ」

???「それでは答えていただきましょう。何故この街にいるのか、
    それと、この街にいる死徒と関係があるのかを」

アルク「いたのシエル」

と ら「人間のクセに、わしが見えるか」

シエル「この国の退魔組織・光覇明宗が何故、妖を許容しているのかは
    知りませんが、教会が異端を認める事はない」

と ら「ふん、ゴチャゴチャなにをぬかしてやがる…
    わしにケンカを売るなら買ってやらぁ!!」

シエル「この街を任された代行者として、異端は消去します…!」



14:1:2007/12/01(土) 22:12:09.84 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:50 公園内・ベンチ】

シオン「貴方も、私に協力してくれると言うのですか、蒼月潮」

うしお「オレは、吸血鬼の治療法は分からないけど、
    今夜出て来るヤツを倒すことには力を貸せると思うんだ」

シオン「はい、貴方の協力があれば成功率は飛躍的に上がります」

うしお「それに街の人達を皆殺しにするなんて聞いてだまってられないよ、
    こうなったら頼まれたからじゃないさ!」

シオン「―――貴方も、悪人ではない。再確認しました。
    蒼月潮にも、初めから事情を話しておくべきでした」



16:1:2007/12/01(土) 22:18:20.70 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:53 公園内・ベンチ】

シオン「うしお、獣の槍を見せてもらえますか」

うしお「これかい?」

シオン(これが、退魔の霊槍・獣の槍。
    人の魂を使用し、邪を滅ぼす、意思ある妖器物)

シオン(槍に意思があるというのなら、擬似神経のエーテライトを使えば
    知識を手に入れる事が出来るかもしれない)

シオン(どんな些細なことでも、吸血鬼の情報を手に入れなくては)

ドクンッ

シオン(これは…)

???(おのれぇぇ 白面の者ぉぉ!!)
???(憎い、憎いぞおおおおおおおおおお!!!!!)

シオン(っ!?)

カット!カットカット!
――――――三番停止、七番停止、二番停止、六番停止

うしお「シオン姉ちゃん!?」

シオン「ハァ…ハァ…い、今のは一体…」



17:1:2007/12/01(土) 22:22:48.12 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:55 公園内・ベンチ】

うしお「本当に大丈夫なのかい?」

シオン「はい。原因は不明ですが、問題ありません」


???「あれ、シオン。こんな所に居たのか」


シオン「志貴、何故貴方がここに?」

志 貴「アルクェイドを追ってたんだけど、こっちに来なかった?」

シオン「真祖が…?」

うしお「えっと」

シオン「あぁ、うしお。彼が先程話した協力者の遠野志貴です。それから」

ドーン!!!

と ら「ちっ、たかが人間のクセに…ここまでやるたぁ…」

うしお「とら!?」



18:1:2007/12/01(土) 22:25:39.02 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:55 公園】

シエル「もう逃がしません。懺悔は済みましたか?」

と ら「けっ!何血迷ってやがる!本番はこれからよっ!」

アルク「…シエル、本気で長飛丸を倒せるとでも思っているの」

と ら「わしとしたことが周りを気にしてたか…くそっ、雷よ!!」


ドーン!!!


シエル「くっ、やってくれますね」

と ら「ちっ、たかが人間のクセに…ここまでやるたぁ…」

うしお「とら!?」

と ら「うしおかよ!?」



19:1:2007/12/01(土) 22:30:01.25 ID:osTYgnRW0

【土曜日 15:55 遠野邸・接客室】

琥 珀「子供の頃に見せてもらった飛ばす玩具!
    今でも覚えてますよ~!」

紫 暮「ふふ、千宝輪のことか。あの使い方は妻に習ってね」

琥 珀「翡翠ちゃんなんてあの後ずーっとその話をしてたんですよ~?」

翡 翠「ね、姉さん!」

紫 暮「ハハハ」(…ん?この気配、とら殿か)

秋 葉「紫暮様?」

紫 暮「ふぅ、用事が出来たようだ。
    秋葉君、今夜の宿のことは本当に?」

秋 葉「えぇ、もちろんです。すぐにこの二人に用意させますわ」

琥 珀「任せて下さい♪」

翡 翠「かしこまりました」

紫 暮「琥珀君、翡翠君、本当にすまんのう。では、少し出て来よう」



20:1:2007/12/01(土) 22:35:47.80 ID:osTYgnRW0

【土曜日 16:00 公園】

うしお「とらぁ…まさか、まさかそこの姉ちゃん達を」

シオン(うしおの髪が伸びている、これが伝承者の証ですか)

と ら「おぉぉーと!待てうしお!わしは何もしとらんぞ!!」

志 貴「な、急に、頭痛が…」

なんだ、アイツは。

化け物?

アレは一体…ナンナンダ…

シオン「志貴、どうしたのですか?」

アレハ、イテハナラナイ、ソンザイダ

ソウダ、オレニ、コロサレル、ソンザイ


志 貴「―――仕留めるか…ふっ!」

と ら「うおっ!? なんだぁ!?」

志 貴「―――極彩と散れ―――」



21:1:2007/12/01(土) 22:39:05.04 ID:osTYgnRW0

【土曜日 16:03 公園】

志 貴「その首、俺が貰い受ける」

と ら「くっ、鎌鼬の鎌より鋭いかよ」

うしお「とら! 腕が! 兄ちゃんどうしたんだよっ!?」

アルク「止めなさい志貴!
    長飛丸の『死』を視ては人ではなくなってしまうわ!!」


と ら「次から次へとわしにケンカを売ってきやがる。
    へへっ、ここはタイクツしねぇなぁ!!!」


志 貴「ああ、飽きないな。
              さあ―――殺し合おう」



22:1:2007/12/01(土) 22:44:28.12 ID:osTYgnRW0

【土曜日 16:05 公園】

志 貴「―――斬る」

と ら「ケッ、やってみなぁ!!」


紫 暮「そこまでだ」


シオン「あの攻撃を同時に止めた…!?」

うしお「オ、オヤジ?」


シエル「光覇明宗…」

アルク「蒼月、紫暮…」


紫 暮「特殊な結界を張っているとはいえ、これ以上は人目につく。
    それとも人前でもやるなら、私が相手だ」



25:1:2007/12/01(土) 22:48:53.44 ID:osTYgnRW0

【土曜日 16:10 公園】

志 貴「ぐ…はぁ…」


ドサッ


シオン「志貴!」

シエル「遠野君!」


アルク「邪魔が入ったわ、長飛丸」

と ら「わしに用があったんじゃないのかよ、真祖のガキ。
    それとその長飛丸ってのはやめな、わしにとっちゃ嫌な呼び方よ」

アルク「どうせ今夜会うことになるわ。
    本物かニセモノかは別ににしてね、長飛丸」

と ら「チッ」


シオン「待って下さい真祖! 私は貴方に頼みたいことが…
    うしお、志貴のことを頼みます!」

うしお「あっ、シオン姉ちゃん!」



26:1:2007/12/01(土) 22:53:05.69 ID:osTYgnRW0

【土曜日 16:15 公園】

と ら「人間の女。お前はどうする」

シエル「確かにこれ以上は人目につきます。それに、遠野君を家に
    運ばなければいけませんし、今回は見逃します」

と ら「いつでも続きをやってやらぁ」

紫 暮「彼が、遠野志貴君か」

うしお「オヤジその兄ちゃんを知ってるのか?」

紫 暮「あぁ、今夜泊めてもらうことになった家の家主、
    遠野秋葉君の兄だ」

うしお「えっ」

紫 暮「うしお、行くぞ。彼女が去った事で結界が消えつつある」



27:1:2007/12/01(土) 22:59:30.60 ID:osTYgnRW0

【土曜日 16:30 遠野家への坂】

うしお「へぇ、それじゃシエル姉ちゃんは留学生なのか!かっくい~!」

シエル「いえいえ、そんなことは」

うしお「あれ、オヤジ、キツかったら兄ちゃん運ぶの変わるぜ?」

紫 暮「ハッハッハッ! 親父様をなめるなよ! …ウッ」

うしお「オ、オヤジ~!」


シエル(…この平凡な中学生の男子が、教会、いえ、全世界の退魔組織が
    最も警戒している『白面の者』と戦うと言うのですか…)



28:1:2007/12/01(土) 23:04:10.32 ID:osTYgnRW0

【土曜日 16:40 遠野邸・正門前】

うしお「すげえでっかい家だなー」

シエル「それでは私はこの辺で」

紫 暮「シエル君、付き添い感謝するよ」

シエル「近道を教えた程度ですので、感謝などは」



紫 暮「…失礼。確か、
    この街に外国の機関の者が滞在していると聞いた事がある。
    何かあるのなら、この国の光覇明宗の法力僧達は力を惜しまぬだろう」

シエル「とても嬉しいお話でしょうが。
    その人にも街を任された代行者として責任があると思うので、
    きっと遠慮するのではないでしょうか」

紫 暮「ふぅ、そうだな。そうかもしれない」



30:1:2007/12/01(土) 23:08:28.32 ID:osTYgnRW0

【土曜日 16:45 遠野邸・正門前】

うしお「シエル姉ちゃん! じゃあねー!」

と ら「ようやくどっか行ったか」

うしお「とら!どこに居たんだよ!」

と ら「かー、お前はノーテンキだね。あの女はめんどくせーのよ」

うしお「なんだとー!?」



翡 翠「お帰りなさいませ、紫暮さま」

紫 暮「ああ、翡翠君。この彼のことなんだが」

翡 翠「し、志貴さま…!」



31:1:2007/12/01(土) 23:12:06.69 ID:osTYgnRW0

【土曜日 17:00 三咲駅・男子トイレ】


???「血塗られた路地裏。そこで、私と同じ眼の少年に出会え、か…」


???「まったく、この国の少年とは何か縁があるように思えるな」


コツコツコツ





有 彦「ふぅ …ん? なんで水ためてあんだ」



32:1:2007/12/01(土) 23:15:54.90 ID:osTYgnRW0

【土曜日 17:30 遠野邸・リビング】

紫 暮「琥珀君、彼の容体は?」

琥 珀「はい、軽い貧血だったみたいです」


翡 翠「紫暮さま。うしおさま。今夜のお部屋へ案内させて頂きます」


うしお「あ、あの、翡翠さん。翡翠さんはオレより年上なんだしさ!
    その、うしおさまって言うのは恥ずかしいから他に何かないかな?」


翡 翠「申し訳ありません。お二人方はお客様ですので、それは出来ません」


うしお「あ、うん」(あちゃ~、こりゃ日輪より頑固そうだな~)



33:1:2007/12/01(土) 23:19:40.48 ID:osTYgnRW0

【土曜日 19:00 遠野邸・リビング】

うしお「兄ちゃんもう起き上がっていいのかい?」

志 貴「あぁ、貧血は昔からあってね。
    最近はなかったんだけど、もう大丈夫。
    そういえば自己紹介がまだだったかな?」


うしお「あ、オレは蒼月潮。中学生。よろしく!」

志 貴「俺は遠野志貴。あいにく貧血の多い高校生だ」


翡 翠「志貴さま、本当に大丈夫なのですか?」

志 貴「翡翠、大丈夫だよ。
    それに、琥珀さんが腕によりをかけて作った料理を
    食べないのはもったいないからね」


琥 珀「お待たせしました~!
    それでは、紫暮様うしおさんの歓迎会を始めましょう!!」



34:1:2007/12/01(土) 23:23:13.82 ID:osTYgnRW0

【土曜日 19:30 遠野邸・リビング】

紫 暮「ハハハ、うしお。麻子君みたいな活発な子もいいが、
    秋葉君達のような子もいいんじゃないか?」

うしお「オ、オヤジなに言ってんだ!!
    それになんで麻子が出て来るんだよ!!」





うしお「ごめん! あのオヤジちょっとおかしいんだ」

秋 葉「ふふ、本当に仲がいいのね」

うしお「えー、そうかなぁ。すぐオレのこと殴るんだぜ~?」



35:1:2007/12/01(土) 23:27:38.84 ID:osTYgnRW0

【土曜日 20:30 遠野邸・裏庭】

と ら「(=○Д○=)」

猫アルク「くっふっふっふっ。
     ついに出会ってしまったのぅ、我が最大のライバルよ!」


と ら「(=○Д○=)」

猫アルク「もはや避けられぬ運命の激突、ねこ対とら、
     地球最強の座をかけて、魔王と妖怪の一騎打ちですよ?」


と ら「(=○Д○=)」

猫アルク「メルブラとうしとらのコラボレーションも夢じゃない!
     みたいな?」


と ら「(=○Д○=)」

猫アルク「あっ、コラー!長飛丸ぅ!飛んで逃げるなぁー!」


と ら「あんな妖が今の世の中増えてんのかね~」



36:1:2007/12/01(土) 23:31:06.13 ID:osTYgnRW0

【土曜日 22:00 遠野邸・客室】

うしお「ふぅ~、ここは琥珀さんの料理は美味しいし、風呂はデカイし、
    ウチとは大違いだぜ」

と ら「なぁ、うしおー、ここおかしいぜー。
    森にはわしの知らん妖がいるし、地下は通り抜けできんしよー」

うしお「とら、どこに行ってたんだよ。
    オレは明日の朝一番の電車に乗るから、もう寝るからな」

と ら「ん? 屋敷から誰か出てくぞ」

うしお「えっ」

と ら「窓から外を見てみな」

うしお「あれは、志貴兄ちゃん。
    きっと約束があるって言ってたシオン姉ちゃんのところに行くんだ!
    とら、オレ達も行くぞ!」

と ら「なぁんでわしが行かにゃならんのだ。行きたきゃ一人で行きな」

うしお「そう言うと思ってたさ。 槍よ!来い!!」



37:1:2007/12/01(土) 23:37:36.01 ID:osTYgnRW0

【土曜日 22:05 遠野邸・玄関】

うしお「だ、だめだ、鍵がしてある。どうすりゃいいんだ…」



翡 翠「うしおさま、何かあったのでしょうか?」

うしお「うわっ!? あ、あぁ、翡翠さん、えっと…」

翡 翠「………」


うしお「そ、そう!トイレ、トイレを探してたんだ!!…どこ、かな~?」


翡 翠「うしおさま、こちらへ。裏口へご案内致します」



39:1:2007/12/01(土) 23:41:04.30 ID:osTYgnRW0

【土曜日 22:10 遠野邸・裏口】

うしお「こんな事をして本当にいいのかい?」

翡 翠「はい。差し出がましい事なのですが、
    うしおさまの力を志貴さまに貸して頂きたいのです」

うしお「あぁ、もちろん。任せてくれよ!」


タッタッタッタッ


翡 翠「お帰りを、お待ちしております」



琥 珀「秋葉さま志貴さん、紫暮さまうしおさん。
    みんな出て行ってしまいましたね~」

翡 翠「…姉さん」

琥 珀「大丈夫よ翡翠ちゃん。
    うしおさんは、太陽なんだから」

翡 翠「はい」



40:1:2007/12/01(土) 23:46:59.17 ID:osTYgnRW0

【土曜日 22:15 血塗られた路地裏】

ネ ロ「―――貴様。一度ならず二度までも私に刃向かうか」

志 貴「それはこっちの台詞だ。一度ならず二度まで現れやがって。
    この街に、お前が居ていい場所はない」

ネ ロ「邪魔だ人間。これから、食事の時間だ」

都 古「………」

志 貴「やっぱりさっきの悲鳴は都古ちゃんだったのか、
    都古ちゃん逃げろ!! くそっ、気絶してるのか…!?」

ネ ロ「ふむ……これはよい肉片になりそうだ」


???「 キサマ、子供を喰うのか? 」


ネ ロ「む…」

???「十五雷正法・一尖!!」

ネ ロ「ぐ……ほう、ただの人間ではないようだ」

ヒョウ「私の名はヒョウ。字名だ、本名は捨てた」



41:1:2007/12/01(土) 23:51:23.25 ID:osTYgnRW0

【土曜日 22:30 高層ビル・シュライン前】

うしお「あれ、シオン姉ちゃんしかいないのかい?」

シオン「うしお。はい、志貴が遅れることなど今までなかったのですが」

うしお「おかしいなぁ、オレより先に出たはずなのに…」

シオン「もしかしたら、志貴に何かあったのかもしれません」


ドゴーン!!!


うしお「あれは!?」

シオン「あの辺りは公園、行きましょう!うしお!」

うしお「あぁ!」



42:1:2007/12/01(土) 23:55:28.71 ID:osTYgnRW0

【土曜日 22:30 血塗られた路地裏】

ネ ロ「終わりにしてくれる……さあ、生を謳歌しろ!」

ヒョウ「はぁぁぁ、十五雷正法・十翼!」

ネ ロ「飛んで逃げるとは、さあ、後が無いぞ。喰らい尽くせ!!」


ヒョウ「私のことばかり気にしていていいのか?」


ネ ロ「む…」

志 貴「ネロ・カオス…もう一度教えてやる…!」

ネ ロ「それが、貴様達の狙いだったか」


ヒョウ「十五雷正法・四爆!!」

志 貴「これが、モノを殺すということだ……!!」



43:1:2007/12/02(日) 00:00:06.26 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 22:35 血塗られた路地裏】

ネ ロ「これで、貴様に貫かれたのは二度目か」

志 貴「薄れていく…? 倒した、のか?」

ネ ロ「まあよい。二十七祖になど成ったところで面白味に欠ける。
    我が終局体には、伝説の雷獣こそが相応しいからな」



ヒョウ「怪我はないようだな」

志 貴「都古ちゃん。はい、そうみたいです」

ヒョウ「その娘は、家族か?」

志 貴「はい。妹…家族です」

ヒョウ「そうか。遁甲板が私をここへ向かわせた理由が分かったよ」



44:1:2007/12/02(日) 00:02:14.35 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 22:40 路地裏】

ヒョウ「この街で何か起こっているようだな」

志 貴「はい」

ヒョウ「先程から遁甲板が、あの高層ビルを指し続けている」

志 貴「シュライン…」

ヒョウ「私はそこに行ってみようと思う。お前はどうする?」

志 貴「都古ちゃんを家に届けてから、俺も行こうと思います」

ヒョウ「わかった。その娘の為にも、あまり無理はするなよ」

志 貴「はい。ヒョウさん、ありがとうございました」



45:1:2007/12/02(日) 00:06:33.12 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 22:45 深夜の公園】

アルク「あら。誰かと思えば。いちおう訊いておくけど、本物?」

シエル「断言はできませんね。
    ここに来るまで何度か自分を蹴散らしてきましたから」

秋 葉「あのような偽者達、私の敵ではありません」

アルク「その物騒な物言いなら本物よ。はあい、元気だったシエルに妹」


うしお「あー! なんだ、シエル姉ちゃんに秋葉さんかぁ」

シオン「真祖…!」



46:1:2007/12/02(日) 00:11:11.48 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 22:50 深夜の公園】
アルク「そこの魔術師。私に何か用でもあるの?」

シオン「はい。私の名はシオン・エルトナム・アトラシア。
    錬金術師として、真祖の姫君に協力して頂きたく参上しました」

アルク「私に協力しろ?
    珍しいわね、教会の人間以外でそんな事を言ってくるなんて」

シオン「私は吸血鬼化について研究しています。
    真祖に血を吸われ死徒となった者。
    その死徒に血を吸われ吸血鬼になった者。
    この一方通行に手を加える為に」

アルク「ふうん。それはつまり」

シオン「はい、吸血鬼化の治療に他なりません。
    人間は貴方達の血によって異なる生物へと変貌した。
    ならばまた、人間へと変貌する事も道理の内でしょう。
    その為には真祖の血を」

アルク「なんだ、そんな事? 不可能ね。
    吸血種になった人間は、もう人間には戻れない」

シオン「なっ…! 何故です!? それでは、私は…」

アルク「時間は逆行しないのよ、シオン・エルトナム・アトラシア。
    だけど、そうね。
    もしも…それを可能にするなら…」
うしお「えっ、なんだい?」



48:1:2007/12/02(日) 00:17:29.54 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 23:00 深夜の公園】

志 貴「あぁ、みんなここに居たのか」

シオン「…志貴」

秋 葉「兄さん! やっぱり外に出ていたのね!」

志 貴「あ、秋葉!?」


???「おうおう、旨そうなのが全員揃ったかぁ」


アルク「こっちの予想通り、長飛丸になったのね」


タタリ「ヘッ、もっと弱ぇヤツでも良かったが、
    この街にゃわしを不安に思ってる奴がいたからなぁ」

うしお「コ、コイツが!?」

シオン「そうです、うしお。
    人が不安に思った事を起こす、現象の死徒・ワラキアの夜!」

タタリ「なぁ、うしお。思ったよなぁ?
    あの蔵の下で、わしを、怖いと、恐ろしいとよぉ!!」

うしお「くっ、くっそおおお!!」



49:1:2007/12/02(日) 00:21:16.20 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 23:15 深夜の公園】

うしお「はぁはぁ…」

タタリ「わしでは本物の三割程度しか力が出せんか」

シオン「戦闘、再…開…」

タタリ「まぁ、三割でこれだ」

志 貴「まだまだ…」

秋 葉「やり、ますね…」

タタリ「さすがは伝説の雷獣」

アルク「…甘く見てたわ」

シエル「…不覚、でした」


タタリ「時間もないことだ。とっとと喰っちまうか」


???「待ちな。そいつはわしの喰いもんだ」



51:1:2007/12/02(日) 00:27:04.74 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 23:20 深夜の公園】

ドゴーン!!!

タタリ「ぐ、ああぁぁぁぁぁ!!」

と ら「へっ、そういや昔いたっけな。
    お前みたいにわしの真似して手下を集めてたヤツが」

うしお「と、とら!!」

と ら「このウスラチビ!
    なんでお前はわし以外のヤツに喰われたがるんだ!!」

シエル「あの死徒を、雷の一撃で…」

アルク「まさか、長飛丸に助けられるなんてね」

志 貴「大丈夫か秋葉?」

秋 葉「はい、兄さん」

志 貴「シオン、これで」

シオン「……ええ、これで終わりです。
    志貴が捜していた吸血鬼は消滅しました」



52:1:2007/12/02(日) 00:32:20.63 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 23:25 深夜の公園】
志 貴「…それは、本当に?」

シオン「はい。犠牲者が出る前にタタリを無くせて良かったですね」

志 貴「…そうか、わかった」
うしお「街の人達は助かったんだ。良かった」

志 貴「で、シオンはどうするんだ? 
    タタリっていう死徒は、その、倒してしまったけど」

シオン「真祖に協力が得られなかった以上、この街に用はありません。
    すぐにでも立ち去ります」
志 貴「? アルクェイドの事はいいのか?」

シオン「ええ。
    交渉に時間をかけるより、治療法の研究をしたいと思います」
志 貴「そうか。それなら、いいけど」

シオン「……っ! 気分が悪いので帰ります。
    街を騒がせていた吸血鬼も消えたのですから、
    私達の協力関係もここまでですね」
志 貴「うん、まぁ、そうなるね」

シオン「既に二人のエーテライトは抜いています。
    それではここで。さようなら、志貴。それにうしお」
うしお「あっ、シオン姉ちゃん…」



54:1:2007/12/02(日) 00:43:13.47 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 23:30 交差点・夜】


シオン(…熱い。熱い。熱い)

シオン(もう吸わないで体を維持出来るレベルではなくなっている)

シオン(どのくらい、私は耐えているのだろう)

シオン(―――あの夜。タタリに噛まれたあの夏から)





シオン「嘘を、ついてしまいましたね」


シオン「―――行こう。今夜が、最後の夜だ」



55:1:2007/12/02(日) 00:51:56.93 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 23:40 高層ビル・シュライン前】

アルク「志貴は長飛丸を見ても大丈夫なの?」

志 貴「え、それは確かに驚いたけど、助けてくれたし、
    うしお君がいれば大丈夫って聞いたから」

アルク「そういう意味じゃなくて……へえ、なるほどね。
    魔眼殺しがいつもより数倍強くなってる。血を抑えるまでに」

志 貴「アルクェイド、何か言ったか?」


秋 葉「そうですか、なら翡翠が減給ですね」

うしお「ち、違うんだよ秋葉さん。オレが勝手に裏口から出たんだよ~!」


シエル「この騒ぎが終われば、必ず貴方を倒しますから」

と ら「けっ、勝手にしな」


志 貴「………あ、やっときた」


シオン「………………………志貴?」



56:1:2007/12/02(日) 00:57:20.27 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 23:45 高層ビル・シュライン前】

志 貴「なんだよ、そんなお化けでも見たような顔して」

シオン「だって―――その、どう、して?」

志 貴「どうしても何も、約束したじゃないか」

うしお「そうだよ、一緒に吸血鬼を倒してくれってさ!」


シオン「―――全て、見抜いていたのですね。ですが、これ以上は…」


志 貴「? 何か言った、シオン?」


うしお「とらー! 行くぞー!」

と ら「わしに命令すんじゃねー!うしお!!」


シオン「―――貴方達には、何を言っても無駄なようです」



57:1:2007/12/02(日) 01:02:17.86 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 23:50 高層ビル・シュライン内部】

志 貴「なあシオン。確かにタタリってヤツは倒した。
    けど、タタリはまだ残っている。
    それってつまり本物のタタリを倒さないとダメってことなのか?」

シオン「いいえ。タタリに本物も偽者もありません。
    タタリは永遠である事を他者に依存した死徒」

うしお「えっと、どういうこと?」

シオン「タタリは、人が不安に思った事を起こす一夜の現象。
    ワラキアの夜、と呼ばれる吸血鬼が仕組んだ駆動式です」


志 貴「死徒でさえ永遠ではないが故に永遠を求める、か」


シオン「ロアの言葉ですか。ええ、タタリも永遠を求めた結果の一つです」

うしお「永遠に生きる、か…」

シオン「志貴、うしお。貴方達に言わなければいけないことがあります」



58:1:2007/12/02(日) 01:07:13.55 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 23:55 高層ビル・シュライン前】

シエル「あの三人だけで行かせてよかったのですか、アルクェイド」

アルク「気にしなくていいわ、ブルーも来てるみたいだし。それに」

秋 葉「あのような場所にいては、
    何か起こった場合に対処が遅れる、ですか」


アルク「そういうこと。それより長飛丸は行かなくていいの?」

と ら「わしは見物でここにいるんだ。それと、わしを長飛丸と呼ぶな」


秋 葉「昔から遠野は敵対するモノを排除してきました。もちろん妖怪も。
    ですが、貴方のような強い妖怪は見たことがありません。
    その貴方が何故、私達を助けてくれたのですか?」


と ら「だからわしはお前等を助けた訳じゃ…!あー、もういいわい」


シエル「―――まったく、驚きですね」



60:1:2007/12/02(日) 01:12:28.95 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 23:55 高層ビル・シュライン内部】

シオン「私は三年前に、ワラキアの夜に噛まれました。
    シオン・エルトナムの体は、もう半分以上が吸血鬼化しているのです」

うしお「えっ!?」

シオン「だから私は、ワラキアの夜が発生する前に吸血鬼化を、
    治療しなければいけなかった。真祖や獣の槍を調べてでも」

志 貴「…すまない。もうその話はいい」

シオン「いえ、聞いて下さい。零時にワラキアの夜が完全に発生したら、
    私は死徒になるでしょう」

うしお「そんな…」

シオン「その時は躊躇わず私を殺して下さい」

うしお「そ、そんなこと出来ないよ!!」

志 貴「…一つ訊くけど。シオンは、ワラキアには負ける気はないんだろう」

シオン「当然です。負ける気であるのなら此処には訪れない」

志 貴「よし、それなら了解。
    うしおくん、シオンが変わる前にワラキアを倒せばいいんだ」

うしお「あぁ…!」



61:1:2007/12/02(日) 01:16:30.48 ID:jKJw6XOY0

【土曜日 23:58 高層ビル・シュライン屋上】


志 貴「着いたな。ここが最上階だ」

シオン「行きましょう。ワラキアの夜が始まる」

うしお「シオン姉ちゃん! アレ!」

シオン「…ワラキアの夜。零時を待たずにタタリに成りかけているなんて」





???「無粋な」

???「開演前に舞台裏に訪れるとはな。
    何百年経とうが、アトラスの者は優雅さに欠ける」



62:1:2007/12/02(日) 01:22:50.54 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 00:00 高層ビル・シュライン屋上】


志 貴「シオン。アイツと向き合うのは危険だ」
シオン「………っ」

???「解らぬか客人。そこの娘は、私に問わねばならぬ事があるのだ」
シオン「…その通りです、ワラキア」

???「よいぞ、聞こう。
    もはや何の繋がりもないとはいえ、お前は私の子孫だ」

シオン「何故ですか。三年前のあの夜、何故私を」

???「見逃したのか、か? なに、同類相哀れむというヤツだ」
シオン「な………」

???「お前が得てきた知識・法則・理念・思考。
    それは全て他者からエーテライトで読み取った借り物にすぎぬ」

シオン「合理性を求めたエルトナムのエーテライト…
    何を今更。そのような事、貴様に言われるまでもなく」

???「何が違う? 吸血鬼は血を、エルトナムは知識を。
    吸血鬼とエルトナム。何も違わない、同類だ」

シオン「………」
???「お前こそ、タタリを継がせるに相応しい役者だよシオン」



64:1:2007/12/02(日) 01:29:12.02 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 00:10 高層ビル・シュライン屋上】


シオン「…………………………やめ、て」

???「ようやく気が付いたな、シオン・エルトナム。
    お前は自らが最も嫌悪していた吸血鬼と、
    初めから同類だったのだよ」

志 貴「ふざけたことを…! 耳を貸すなシオン!!」

うしお「シオン姉ちゃん!!」


シオン「…………………………あぁ、あ」


???「それでよい。不必要な思考などカットすればいい」


志 貴「シオン!しっかりしろ、シオン!」


???「三年間もの乾き、自らが招き入れた人間で癒すがいい!」



65:1:2007/12/02(日) 01:35:38.79 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 00:30 高層ビル・シュライン屋上】


シオン(―――――――――重い)

シオン(―――私の体は以前より数倍の運動能力を持った筈なのに)

シオン(―――まるで、電気の通っていない機械を、
    外部の力で無理矢理動かすようだ)



「―――――――――!」



シオン(―――何か、聞こえる。血の通わない耳が音を聞く)



志 貴「シオン、しっかりしろ!!」

うしお「シオン姉ちゃん、負けるな!!」



???「どうした人間達。君達の勝利だろう?
    早くその哀れな娘に結末を与えてやれ」



66:1:2007/12/02(日) 01:40:47.54 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 01:00 高層ビル・シュライン屋上】

???「いまだ情けをかけるのか。
    放っておけばソレはすぐに傷を癒して君達に襲いかかるぞ」


志 貴「―――――――――黙れ」

シオン(―――了解、と言ったではないですか、志貴)


???「ほうら、娘に活力が戻り始めたぞ。優秀だ。
    切断された神経を即座にエーテライトで代用し始めた」

うしお「何か、何か方法があるはずだ!」

???「よもや君達、
    娘を落ち着かせれば元に戻るとでも思っているのかね?
    いや、愛すべき楽観さだがそれは無駄だよ」

???「少年達、娘の事を思うのであらば殺してやるしかないぞ?」


志 貴「こ、の―――うるせぇ!少しは黙ってろ!!」
うしお「く、そ―――うるせええ!!黙ってろよ!!」



67:1:2007/12/02(日) 01:45:28.70 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 01:30 高層ビル・シュライン屋上】


志 貴「それで、シオン。お前はそれでいいのかよ」

シオン「―――――――――」

志 貴「なら俺は、お前をやっつける。
    シオンが、弱い自分が嫌だって気付くまで、何度でもだ」

シオン「―――志貴、私は―――」

志 貴「シオン! 正気を取り戻したのか!?」

???「ほう。あの状態から戻ったか。だが吸血衝動には抗えまい」

シオン「―――うしお、私は―――」

うしお「くっそぉぉぉ!! どうにかできなのかよぉぉぉ!?」


と ら「あーぁ、このバカまだ気付いちゃいねぇ」


うしお「とら!?」



68:1:2007/12/02(日) 01:50:34.52 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 01:45 高層ビル・シュライン屋上】


と ら「このクソうしお。お前がその持っているもんは何なんだよ」

うしお「え…」


???「なるほど。さすが雷獣。その獣の槍で一思いに殺してやれと」


うしお「そうか、これは礼子さんを突き抜け妖怪を倒し、
    詩織ちゃんの母ちゃんの心の妖気を切り落とした獣の槍!!!」


と ら「血を飲まねえと生きていけねえ半端な妖怪のガキに
    わしが教えてやろう」



???「―――何を、する気だ」



と ら「あれを何だと思ってんだ。

    あれは、  獣  の  槍  なんだぜ?」



69:1:2007/12/02(日) 01:57:03.29 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 02:00 高層ビル・シュライン屋上】


うしお「志貴兄ちゃん!
    そのままシオン姉ちゃんを抑えといてくれ!!」

志 貴「うしお君!?」

うしお「槍が言ってるんだ、槍を信じろって」


シオン「―――うし、お?―――」

うしお「うおおおおおおおおおお!!!」

ザクッ!!


シオン「―――あ、あぁ―――」

志 貴「シオンの体から、黒い霧が…」


シオン「これは、吸血衝動が薄れて…。違う、吸血衝動が、消えた…?」

志 貴「シオン!!」
うしお「シオン姉ちゃん!!」



70:1:2007/12/02(日) 02:04:44.60 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 02:15 高層ビル・シュライン屋上】


???「な――――――に――――――?」

シオン「志貴、うしお、喜ぶのは後で。すでに零時を過ぎています。
    そろそろ姿を現したらどうですか、タタリ」

???「―――――――――カット」

シオン「!?」

???「カット、カット、カット、カット、カット、
    カット、カット、カット―――――――――!!!!!」

うしお「な、なんだよ!?」

???「興が削がれた。ああ、本当につまらない」

???「残ったものは我が手による殺戮のみか。
    それも早めに片づけなくてはならぬこの手落ち」

???「何者であろうと、我が舞台を汚した者に生存は許さん」


   「否。汝の祭りは今宵で終わりだ」



71:1:2007/12/02(日) 02:11:40.05 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 02:30 高層ビル・シュライン屋上】

???「何者―――!?」
アルク「この遊戯の審判者。朱い月と名乗れば良いか?」

???「ぬ!? なんだ、思考が――――――」

シオン「……アレは、ズェピア・エルトナム・オベローン。
    そんな、本当に…?」
志 貴「え…? そ、それじゃあアレがワラキアになる前の死徒…!?」

ワラキア「―――有り得ぬ。この身が私に戻るだと!?」
アルク「夢から覚めるがいい、死徒」
ワラキア「貴様、何をした」

アルク「解らぬか、下郎。ならば仰ぐがいい、汝の頭上に輝く朱い月を」

ワラキア「朱い、月。これは、私がワラキアの夜になった夜の…」

アルク「汝とアルトルージュが交わした契約の猶予は、
    再び朱い月が現れる刻であろう」

シオン「まさか、空想具現化で、千年後の月を作り上げたのか!?」

アルク「ここは私の世界だ。私に用意出来ぬ世界はない」
ワラキア「―――――――――なら、私の、望みは」



72:1:2007/12/02(日) 02:17:16.68 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 02:45 高層ビル・シュライン屋上】



アルク「久しいな、長飛丸。1000年前に共に白面とやりあって以来か」

と ら「けっ、相変わらず偉そうなしゃべり方だぜ」


志 貴「…シオン、アルクェイドのヤツ、何言ってるんだ」

シオン「私達の知っている真祖ではないようですが、
    要するに、彼女はワラキアに死ねと言っている」

志 貴「そりゃまたストレートな…って、今のアイツ殺せるのか!?」

シオン「間違いなく。今の彼はタタリではない」


ワラキア「ハハ、ハハハ、ハハハハハハハハハハ!
     そうか、私の駆動式は終わりか!朱い月よ!!」
ワラキア「だが私は滅びぬぞ。
     我が名はワラキアの夜、現象となった不滅の存在だ!!」
ワラキア「ここで貴様達を仕留め、次の手段を講じるとしよう!!」



73:1:2007/12/02(日) 02:21:42.36 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 03:00 高層ビル・シュライン屋上】

ワラキア「それにしても今回は客人が多いね、シオン。
     これでは私も本気で踊らないといけないよ」

シオン「なに…?」

うしお「…う、うわぁ!? ビルの下にたくさんの人が!?」

志 貴「あれは、死者か…!?」

ワラキア「舞台があり、名優があり、血肉がある。
     脚本は、筋書きのない意外性の方が愉しめる」


シオン「そんなことも出来たのですか、ワラキア」

ワラキア「タタリに終わりはないよ、シオン」


志 貴「アルクェイド!どうするんだ!?」

アルク「あ、わたし? 
    んー、悪いけどこの世界を維持するだけで精一杯なんだ。
    そういうワケで志貴達に任せるわ」

志 貴「ま、任せるってお前さっきの強気はどうしたんだよ!
    ええい、都合のいい時だけ能天気になりやがって!!」



75:1:2007/12/02(日) 02:28:44.11 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 03:15 高層ビル・シュライン屋上】


バチッ、バチバチッ


うしお「あれは…!?」

と ら「へっ、符か」


ワラキア「これは―――?」


???「一足先に符界を張らせてもらった」

ワラキア「何者だ―――!?」

ヒョウ「私の名はヒョウ。字名だ、本名は捨てた」


うしお「え、ヒョウさん!?」

ヒョウ「十二枚の符を張ったが、長くはもたんだろう」

志 貴「ヒョウさん…!」



76:1:2007/12/02(日) 02:35:03.99 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 03:30 高層ビル・シュライン屋上】


ヒョウ「下の娘達は戦える者だな?
    私も下りて、死者が街へ行くのを防ぐ。
    お前達はこの吸血鬼を倒せ」

と ら「…お前がそんな役を買ってでるなんてな」

ヒョウ「これも成り行き、仕方あるまい。
    お前は何故私について来る?」

と ら「へっ、あんな奴等にわしの喰いもん喰われてたまるかよぉぉ!!」



シオン「ワラキア風に言うのなら、舞台は整った。
    と言ったところでしょうか」

志 貴「後はワラキアを倒すだけ、それなら」

うしお「行くぞぉぉぉおおお!!!」

ワラキア「開幕と行こう…!!」



77:1:2007/12/02(日) 02:41:03.18 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 03:45 高層ビル・シュライン屋上】


志 貴「もらった!」

ワラキア「フッ、なかなか…だが、それでは無理だ。舞いたまえ」

志 貴「このっ! まだまだ!」


タッタッタッタッタッ


うしお「これならどうだぁぁ!!」


キィィィィィン


ワラキア「芸が無いな、君は」

うしお「オレは…地味さ!」


シオン「そこっ! 計算通りです。沈みなさい…!」

ワラキア「くっ、些か飽きたな!」

うしお「なにをーー!!」



78:1:2007/12/02(日) 02:47:07.44 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 04:00 高層ビル・シュライン屋上】




ワラキア「カット……カットカットカットカットカット
     カットカットカットカットカットォー!」



志 貴「そこだっ!くらえっ!」

うしお「シオン姉ちゃん!今だ!!」



シオン「最適戦略。ロック、解除。
    ガンバレル…フルオープン!!
    バレルレプリカ、フルトランス!!!」



ワラキア「ヒ…ヒヒッ…ヒヒヒヒヒヒヒ……!」



シオン「失せろタタリ。この世界に貴方の居場所などありません」



79:1:2007/12/02(日) 02:55:16.28 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 04:15 高層ビル・シュライン屋上】


シオン「幕は、落ちました」

ワラキア「キ―――キキ、キキキキキキキキキ……!!
     ツマらないツマラナイ、人間ナンテツマラナイ!
     自滅シロ自滅シロ、ツマラナイナラ自滅シロ……!」

うしお「血が、体からこぼれていく…」

ワラキア「ソウカ無駄カ! スベテ無駄カ!!」

アルク「…血の香りが強い。志貴、行きましょう」

志 貴「――――――あぁ、けど、その前に」

ワラキア「キキキキキキキキキ……!!」

シオン「ワラキア。貴方は、何故」

ワラキア「キキキキキキキキキキキキキキキキキキ!!」

シオン「―――バカだな、私は。
    ああなったワラキアに問いかけようなんて」

ワラキア「それはね、シオン。答えを見たからだよ」

シオン「え――――――」



80:1:2007/12/02(日) 03:01:34.81 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 04:30 高層ビル・シュライン屋上】



ワラキア「答えを見たんだ、シオン。私は答えを見た。
     そして君も、その果てに辿り着くだろう」

ワラキア「優れた錬金術師なら誰でも辿りつける。
     きちんと計算をすれば、未来には白面の者による避けられない
     滅びがあると知り、あらゆる手段をもって対抗策を作る」


ワラキア「けれど対抗策を作れば作るほど、
     白面の者のおぞましさに私達は打ちのめされた」


ワラキア「何をしようと救いなどない」

ワラキア「考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。
     考えた。考えた。考えた。考えた。考えた……!!」

ワラキア「そう、あらゆる方法をシミュレートした!」


ワラキア「それでも槍は砕け、白面は楽しそうに笑った!!」



82:1:2007/12/02(日) 03:06:04.66 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 04:44 高層ビル・シュライン屋上】



ワラキア「私は、それに挑んだんだ。
     不可能を可能にするのがアトラシアの称号だ」


ワラキア「結論として吸血種となり、自身の能力を強化させ、
     奇跡の力で白面の滅びから逃れようとした」


ワラキア「キ―――キキ、キキキキキキキキキ……!!」


シオン「ワラキア、貴方は…」


うしお「お前は、白面から逃げる為に人間をやめた。
    そしてまた逃げる為に吸血鬼をやめて現象になった。
    人間でもない、吸血鬼でもない」


ワラキア「キキキキキキキキキキキキキキキキキキ!!」


うしお「おまえは、そこで消えてゆけ」



83:1:2007/12/02(日) 03:13:06.86 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 04:45 草原・夜】


???「どうやら終わったみたいですね」

紫 暮「ふむ、そのようだ。
    君が高校生のとき以来かな? 青子君」

青 子「あの時は、本当にお世話になりました。紫暮さん」

紫 暮「いや、私は何もしておらんよ。少し手伝っただけだ。
    ところで、会わなくていいのかな? 馴染みの顔もいるようだが」

青 子「素敵な男の子になるのはもうちょっと先みたいなんで、
    どっかの片田舎で出会える日を楽しみにしています。
    それに、協会から白面について招待状がきていますから」

紫 暮「…半年後の件か」

青 子「…はい。あー、そうそう、紫暮さん。
    宝石のじいさん、白面との戦いが終わったら紫暮さんと
    決着つけるんだ~って言ってましたよ」

紫 暮「ふっ、あの人も相変わらずだな」

青 子「それじゃ、私は行きますね。
    あ、もしアイツに会ったら殴っといて下さい。
    人の名前で協会からお金引き出すなって」

紫 暮「ふふ、姉妹の仲も相変わらず、か。さて、帰ろう」



86:1:2007/12/02(日) 03:21:05.41 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 05:00 高層ビル・シュライン前】


シオン「志貴、うしお。これまでの協力、本当に感謝します」

志 貴「そう言ってもらえると嬉しいな。俺はただ付いてきただけだけど、
    シオンの役に立てたんなら良かった」

シオン「はい。この旅は、志貴とうしおがいなければ終わらなかった」

うしお「やーっ! 昨日電車が故障してくれて良かったよ!」


シオン「―――偶然というのも、悪くないですね」


志 貴「シオンは、これからどうするんだ?」

シオン「この街に残り、研究を続けようと思います。
    今までのように私一人ではなく、色々な人達と協力して」

志 貴「―――――――――」

シオン(まったく、そんなに喜ばなくても…)



88:1:2007/12/02(日) 03:24:21.14 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 05:00 高層ビル・シュライン前】


アルク「変わったわね」

と ら「おめぇもな」



アルク「本当に白面とやるの?」

と ら「わしは、白面とやり合うぜ。お前はどうする?
    またわしと一緒に白面をぶっ倒すか?」

アルク「足手まといにはなりたくないわ」

と ら「足手まといさ。わしにとっちゃわし以外全部の妖がな…
    でもおめぇはそうでもねぇ。マシなほうさ」

アルク「白面はまた全て滅ぼそうとするんでしょ。
    なら、やる事は決まってるわ。
    半年後はよろしくね、とら!」

と ら「けっ、少しは役に立てよ。
    真祖の、あ、あく、る、ある…ちっ、めんどくせー名前だぜ」



89:1:2007/12/02(日) 03:28:00.31 ID:jKJw6XOY0

支援ありがとうございます!
すいませんまだ少し続きますorz


【日曜日 05:10 高層ビル・シュライン前】


うしお「秋葉さん、ヒョウさんは?」

秋 葉「あの方でしたら、役目は終わったと駅の方へ」

志 貴「そうか。もう一度お礼言いたかったな」

うしお「志貴兄ちゃんヒョウさんを知ってるのかい?」

志 貴「さっき路地裏で助けてもらったんだ。また、会えればいいな」



シエル「貴方の監視はうしお君に任せる事にします。
    教会から正式に指令が下された以上、
    私は半年後の白面を優先しないといけませんから」

と ら「あー、もう何だっていいわい。好きにしな」



91:1:2007/12/02(日) 03:32:21.22 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 05:20 高層ビル・シュライン前】


シオン「うしお。私も半年後の戦いの話は知っています。
    私はこの街に残り、白面を研究しようと思います。
    本当の意味で、あの夜を越えるためにも」


うしお「うん、シオン姉ちゃんなら大丈夫さ」


シオン「―――貴方なら、白面の者を倒せる」


うしお「えっ」


シオン「貴方は、祟り打ち砕く者。本当に『TATARI BREAKER』なのだから」


うしお「ああ。オレ、負けたくないよ」



92:1:2007/12/02(日) 03:35:24.57 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 05:30 高層ビル・シュライン前】


うしお「あー! そうだ!!
    オヤジと朝一番の電車に乗るって約束してたんだ!」

志 貴「うしおくん?」

うしお「志貴兄ちゃんオレもう行くよ! えっと、また会えるよね?」
志 貴「あぁ、当たり前だよ」

うしお「秋葉さんまた! 琥珀さんや翡翠さんによろしく!」
秋 葉「えぇ、また紫暮様といらして下さいね」

うしお「シエル姉ちゃん。オレ外国のこととかよく分からないけど、
    とらのことは任せてくれよ!」
シエル「はい、うしお君に任せます。しっかり監督するんですよ」

うしお「アルクェイドさんは、とらの知り合いなんだよね?
    昔はどうだったか知らないけど、
    とらのことはオレに任せて欲しい」
アルク「そうするわ。頑張りなさい、白面は強いわよ」

うしお「えっ、あ、あぁ…!」

うしお「シオン姉ちゃん」
シオン「うしお」



93:1:2007/12/02(日) 03:37:17.77 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 05:30 高層ビル・シュライン前】


シオン「うしお。別れの前に、その、握手をしてもらえませんか」

うしお「ああ、もちろんさ!」

シオン「―――貴方は恩人であり友人だ。だから果てのない契約をしたい。
    貴方が私を必要とした時、私は必ず貴方の力になる。
    それを許してくれますか」

うしお「なに言ってるんだい! オレのほうこそ力になるよ!」

シオン「―――良かった。それでは、うしお」

うしお「うん、みんな、じゃあねーー!!」



うしお「行っくぜぇ、とらーっ!」

と ら「知るかようしおーっ!」



95:1:2007/12/02(日) 03:39:26.43 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 05:35 高層ビル・シュライン前】

シオン「うしお、また…」

志 貴「あのさ、さっきから気になってるんだけど…
    白面って、何?」


「―――――――――」


アルク「志貴には関係ないことよ」

シエル「遠野君には関係ありません」

秋 葉「兄さんには関係ないことです」

シオン「志貴に関係あることではありません」


志 貴「な、なんだよそれー!!」



100:1:2007/12/02(日) 04:01:27.94 ID:jKJw6XOY0

【日曜日 06:00 三咲駅・改札口】


紫 暮「おっ、あのバカ、やーっと来おった」


と ら「このバカガキ!
    その槍なんとかして絶対喰っちゃるからなっ!!」


うしお「おう!東京帰ったら反対に退治してやらぁ!!」



      「うしおととら」×「MELTY BLOOD」


          『うしおとシオン』


              END



103:1:2007/12/02(日) 04:09:24.31 ID:jKJw6XOY0

最後までお付き合い頂きありがとうございました~!

支援など本当に嬉しかったです。



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 04:12:03.98 ID:JvjgY7FkO

乙!
楽しませてもらった!



107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 07:39:17.76 ID:SrkywUfv0

うしとら好きにはたまらんな

>>1GJ

うしお「……聖杯戦争?」



転載元
うしおとシオン
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1196512295/
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         コメント一覧 (13)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年06月17日 10:10
          • すげ~。メルブラだ~
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年06月17日 10:17
          • うしとら面白かったな…最初に白面の者を見た時はこんな奴を倒せるのかよって思ったな。
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年06月17日 11:00
          • メルブラのSSなんか初めてみたな……
          • 4. 名無し文書で世界が
          • 2012年06月17日 12:31
          • あまりにも俺得すぎてつい奇声を
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年06月17日 15:35
          • 5 ひさしぶりに読んだけどやっぱ面白いわ
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年06月17日 15:54
          • 秋葉で一瞬迷ったのはおれだけではないはず
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年06月17日 17:53
          • 白面戦をみたいな
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年06月17日 17:57
          • ※6
            秋葉「私は・・・人生ってヤツを・・・・・・楽しんではいけないのよ」
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年06月17日 18:07
          • やべえメルブラだ
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年06月17日 23:06
          • 4 うしとらの世界観と型月の世界観の相性って結構良さげだな…。

            らっきょとうしおのコラボが個人的には一番見たい。
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年06月18日 12:19
          • おっもしれぇ!!!
            両方大好物な俺にはたまらんSSだわ
            しかもキャラ通しの絡みも世界観も違和感殆ど感じんかったぜ
            このクオリティで誰か白面戦も書いてくれんもんかね
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2016年05月20日 00:29
          • (=OДO=)
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年02月28日 08:46
          • 5 すごいおもしろかった

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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