杏子「さやかが消滅してもうひと月か…」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 17:21:30.34 ID:CXuVAYqr0

杏子「早いもんだな」

マミ「そうね…未だに、魔獣との戦いの時になるとどこからか美樹さんが現れるんじゃないかって思うことがあるわ」

ほむら「……」

杏子「こうして、形だけの墓は作ってやったけど…虚しいもんだな」

マミ「美樹さん…どうかゆっくり休んでね……」シュボッ

杏子「………」

マミ「………」

杏子「さ、お参りも終わったし、帰ろっか」

マミ「ええ、そうしましょう」


渡る世界は神仏ばかり―日日是お参りです。



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 17:25:51.84 ID:CXuVAYqr0

住宅街―――

杏子「そういや、さやかが魔法少女になった時に助けた男って、今はどうしてるんだ?」

ほむら「上条恭介のことね。彼なら、無事退院して今は学校に復帰しているわ」

杏子「恋人にはなれなかったとは言っても、そいつはさやかの親友だったんだろ?」

ほむら「そうみたいね。わたしも彼のことは詳しくないのだけれど」

杏子「そいつはさやかのこと、どう思ってんのかな……」

マミ「一応、世間的には美樹さんは行方不明ということになっているわ。上条さんも、心配しているんじゃないのかしら?」

ほむら「………」

杏子「そいつ、さやかが死んだって知ったらどう思うのかな……」

マミ「親友ですもの、やっぱり悲しむでしょうね」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 17:29:18.70 ID:CXuVAYqr0

杏子「……なぁ、ほむら」

ほむら「何?」

杏子「そいつにはさ、ちゃんと説明してやった方がいいんじゃねえのかな?」

ほむら「上条恭介に?」

杏子「ああ。」

ほむら「説明って……魔法少女のこととかも、全てってこと?」

杏子「ダメか?」

ほむら「信じてもらえないと思うわよ?」

杏子「そんときゃそん時だ」

マミ「そうね、わたしもそれには賛成よ」



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 17:32:13.22 ID:CXuVAYqr0

ほむら「……わかったわ。明日、学校で上条恭介に声を掛けてあげる。ただし」

杏子「なんだよ?」

ほむら「言い出したのはあなたなんだから、あなたが責任を持って彼に全てを説明してあげなさい」

杏子「ああ、わかった。明日の放課後、公園で待ってる。そこまで来てくれるように、伝えてくれ」

ほむら「ええ、わかったわ」



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 17:36:35.91 ID:CXuVAYqr0

翌日、学校―――

ほむら「上条恭介」

恭介「ん?あ、えーと……暁美さん、だったっけ」

ほむら「ええ、暁美ほむらよ。ほむら、」

恭介「うん、ほむらさん。それで、僕になにか用?」

仁美「………」ギュッ

ほむら「……ごめんなさい、志筑さん。上条くんと二人で話したいことがあるの。席をはずしてもらえないかしら?」

仁美「え、あ……」チラッ

恭介「僕なら大丈夫だよ」

仁美「……わかりましたわ」



9:>>8ミス 上から4行目は「ほむら、でいいわ」:2012/01/27(金) 17:41:19.44 ID:CXuVAYqr0

屋上―――

恭介「それで、話って何かな?」

ほむら「…美樹さやかが行方不明になっているのは知ってるわね?」

恭介「! ほむらさんはさやかのこと、何か知っているの?」

ほむら「ごめんなさい、わたしの口から説明は出来ないわ。今日の放課後、公園であなたのことを待っている人がいるわ。そこまで行ってあげてほしいの」

恭介「……どういう、こと?」

ほむら「あなたと話がしたいって人がいるの。大丈夫よ、あなたにはちゃんと彼女がいるってことも知っている人」

恭介「その人が……さやかのことを知ってるってこと?」

ほむら「ええ。美樹さんのことを知りたかったら、そこまで行ってあげて。悪いようにはしないから」

恭介「………」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 17:46:26.40 ID:CXuVAYqr0

放課後―――

仁美「さあ、恭介さん、帰りましょう?」

恭介「ごめん、仁美さん。この後、ちょっと用事があるんだ。先に帰っていてもらえるかな?」

仁美「……今朝、暁美さんと二人で話した事と、関係のあることですの?」

恭介「…うん。さやかのことを知りたかったら、放課後公園まで来てくれ、って」

仁美「さやかさん!?彼女、見つかりましたの!?」

恭介「そういうわけじゃないと思うんだけど……何かを知っている風だったから」

仁美「わたくしも一緒に行ってはダメなのでしょうか?」

恭介「僕にだけ話すってことは、何か意味があると思う。だから、僕一人で行くことにするよ」

仁美「わかりましたわ。それでは恭介さん、また明日」

恭介「ごめん、仁美さん」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 17:50:03.65 ID:CXuVAYqr0

公園―――

杏子(考えてみりゃ、さやかの惚れた男に直接会うのは初めてなんだな)モグモグ

杏子(どんな色男が来るんだ……?)モグモグ


恭介「……公園のどこに行けばいいのかがわからない……」

恭介「ん?ベンチに座ってる人がいる……。あの人、かな?」


杏子「……ん?」モグモグ

恭介「こ、こんにちは」

杏子「誰だ、お前?」モグモグ

恭介「えっと……上条恭介、です」(ちょっとガラが悪い……)



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 17:53:14.53 ID:CXuVAYqr0

杏子「! お前が上条恭介か!」

恭介「僕の名前を知ってるってことは……ほむらさんが言っていたのは、やっぱりあなたのことですね」

杏子「ああ、待ってた。っと、自己紹介しないとな。あたしは佐倉杏子。杏子でいい」

恭介「はい。僕のことも、恭介でいいですよ」

杏子「敬語なんか使わなくていいって。タメ口で話してくれ、こっちの肩がこっちまう」

恭介「はい…あ、いや、うん。隣、座ってもいい?」

杏子「ああ。」スッ

恭介「……」ストンッ



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 17:56:49.83 ID:CXuVAYqr0

ほむら(お膳立てはしてあげたわ、佐倉さん。あとはあなた次第よ)

マミ(とか言って、こうして木の陰に隠れてるってことは、あなたも少なからず心配してるってことじゃないの)

ほむら(あ、当たり前でしょ。一般人に魔法少女のことを話すなんて、心配じゃないわけないわ)

マミ(ふふ、そうね)


恭介「それで……さやかのことで、話したいことがあるって聞いて来たんだけど……何か、知ってるの?」

杏子「ん……まぁ、色々とな。あいつとは短い間だったけど、仲間だったし、友達だったから」

恭介(『だった』……?)

杏子(……さやかが魔法少女になる時に、こいつの手を治すよう願ったんだったか……)



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:00:11.61 ID:CXuVAYqr0

杏子「なぁ、恭介。」

恭介「なに?」

杏子「その……変なお願いかもしんねぇけどさ……ちょっと、手ぇ見せてもらってもいいかな?」

恭介「手?」

杏子「さやかからお前の話は聞いてるんだ。事故で怪我を負って、それから奇跡の復活をした……って」

恭介「ああ……うん、そうだね。さやかにもまた、僕のヴァイオリンを聞かせてあげたかったなぁ……。どこにいるんだろう」

杏子「………」(さやか…)



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:03:19.23 ID:CXuVAYqr0

杏子「見せてもらっても、いいか?」

恭介「うん、いいよ。はい」スッ

杏子(……)スッ

杏子(まだ……微かに、さやかの魔力が残って……っ)ポロポロ

恭介「っ!? え、ちょ、杏子さん!?」

杏子「あっ…ごめっ……」ポロポロ

杏子「さやかのことっ…思い出しちまってっ……!」ポロポロ

杏子「うぅっ……さやかぁっ……」ギュッ

恭介「………?」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:07:32.79 ID:CXuVAYqr0

杏子「……恥ずかしいとこ、見せちまったな」

恭介「いや……。」

杏子「んで、さやかのことだったな」

恭介「杏子さんは、何か知ってるんだよね?」

杏子「ああ……まぁ、知ってると言えば知ってるが……」

杏子(いざとなったらなんて言ったらいいのかわかんなくなっちまった……)

杏子「……今からする話を、信じるか信じないかはあんた次第だ。だが、他言だけは絶対にすんじゃねーぞ?」

恭介「う、うん」

杏子「ちっとばかしショックな話になっちまうが、構わないな?」

恭介「お、お手柔らかに……」



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:11:31.86 ID:CXuVAYqr0

マミ(佐倉さん……)

ほむら(やっぱり、あの手にはまだ美樹さんの魔力が残ってるのね)

マミ(ええ……そうみたいね)

ほむら(よかったじゃないの。美樹さんがこの世に確かに存在した証が残ってるってことよ)

マミ(佐倉さんにとってはつらいだろうけど、そう考えると確かによかったのかもしれないわね)

ほむら(あとは上条恭介が、それについてどう思うか、ってことね)

マミ(………)



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:15:08.40 ID:CXuVAYqr0

杏子「まぁ、いきなりこんな話をして、信じろって言う方が無理な話なんだが……。お前、魔法少女の存在って信じるか?」

恭介「まっ、魔法少女?」

杏子「ああ」

恭介(いきなり何を言い出すんだこの人は……)

杏子「………」

恭介(でも……すごい真剣な顔をしている……本気で言ってるのかな……?)

恭介「ごめん……にわかには信じられない」

杏子「ま、それが普通の答えだわな。あたしだって、いきなりこんなこと言われても信じられねぇし」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:19:12.39 ID:CXuVAYqr0

杏子「でもな、魔法少女って存在がこの世にいるってのは事実だ」

恭介「それが、さやかの行方不明と関係あるの?」

杏子「あぁ。関係あるってか、それそのものなんだけどな」

恭介「どういうこと?」

杏子「あたしにほむら、一個上の先輩のマミ、それにさやか……あたしらが、その魔法少女ってやつだ」

恭介「………さやか、も?」

杏子「ああ」



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:24:00.42 ID:CXuVAYqr0

恭介「……それで?」

杏子「魔法少女になる時に、どんな願いでもひとつだけ叶えてもらうことが出来るんだ」

杏子「さやかももちろん例外なく、願いを叶えてもらった」

恭介「………」

杏子「その願いの対象が、あんただ、恭介」

恭介「……え?」

杏子「身に覚えはないか?最近、自分の周りで起きた不思議なこと」

恭介「ごめん……特に、思い当たることはないよ」

杏子「…そっか。ま、これはあたしの口から言うようなことじゃねえな。あんたがこの先、生きてくうちに気付くべきことだ」



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:28:05.80 ID:CXuVAYqr0

杏子「話を戻すぞ」

杏子「魔法少女ってのはみんな、このソウルジェムってのを持ってるんだ」スッ

恭介「……」(綺麗な宝石にしか見えない…)

杏子「これに穢れがたまって……濁りきると、あたしたち魔法少女は消滅しちまうのさ」

恭介「………え?」

杏子「ここまで言えば、想像はつくだろ?」

恭介「ま……まさか、さやかは……?」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:32:34.29 ID:CXuVAYqr0

杏子「……ああ。さやかは、消滅しちまったよ。」

恭介「そんな……まさか………さや、か…が…?」

杏子「………」

恭介「う、嘘……だよね?」

杏子「言ったはずだ。信じるか信じないかは、あんた次第だ……って」

杏子「もし今の話を信じる気になれたなら……また、ここに来な」

恭介「………」スクッ フラフラ…


杏子「………さやか…」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:37:32.61 ID:CXuVAYqr0

マミ「お疲れ様、佐倉さん」

杏子「マミ、ほむら……。なんだよ、隠れて様子を窺ってたのかよ」

マミ「ええ、ごめんなさい」

ほむら「彼は大丈夫なの?酷くフラフラしながら歩いて行ったけれど」

杏子「さぁな……親友が死んだなんて話を聞きゃ、そりゃフラフラもするだろうさ」

マミ「彼…自棄にならないといいけれど」

杏子「それよりあたしはあいつに失望したよ。まさか、自分の身に起きたことに覚えがない、なんてな」

ほむら「魔法少女の願いって言うのは、文字通り奇跡だもの。余程のことじゃないかぎり、気が付くことはないと思うわよ」

杏子「でも……あまりにもさやかが可哀想じゃねえか……」ポロポロ



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:40:25.46 ID:CXuVAYqr0

恭介「………」フラフラ

恭介「さやかが……死んだ、なんて……」フラフラ

恭介「………」フラフラ



54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:43:13.94 ID:CXuVAYqr0

翌日、学校―――

ほむら(上条恭介は……今日は欠席…ね)

ほむら(無理もないかもしれないわね。ショックが大きすぎたのね)

仁美「あの、暁美さん」

ほむら「志筑さん?」

仁美「恭介さん、今日はお休みですの。昨日、何かありましたの?」

ほむら「ええ、色々と」

仁美「恭介さんをいじめたんじゃありませんの!?」バンッ!

ほむら「!」



58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:48:28.73 ID:CXuVAYqr0

仁美「昨日の夜、恭介さんと電話しましたの!恭介さん、酷く元気がありませんでしたのよ!」

ほむら(困ったわね……)

仁美「あなたが何かしたとしか考えられませんわ!」

ほむら「ごめんなさい、仁美さん。あなたには話せないの」

仁美「!」

ほむら「でも、信じて。わたしを、じゃない。上条くんを、信じてあげて」

ほむら「彼は、あなたの思うような弱い人ではないって」

仁美「ど、どういうことですの?」

ほむら「理由は言えないのだけれど、彼は今酷くショックを受けている」

ほむら「あなたは、彼の恋人なのでしょう?なら、彼を信じて、そして元気づけてあげてちょうだい」

ほむら「彼がショックから立ち直ったら……あなたにも、全てを話してあげる」



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:54:01.11 ID:CXuVAYqr0

仁美「な……なんですの、その言い草は」

ほむら「ごめんなさい。わたしからはそれくらいしか言えないわ」

仁美「っ……もういいですわ」

ほむら(………)


ほむら「はぁ……」

杏子「どうした、ほむら?珍しくため息なんてついて」

ほむら「いえ、なんでもないわ」

杏子「ふ~ん…?」モグモグ

ほむら「それより、今は上条恭介を待たなきゃダメでしょう?」

杏子「昨日の様子じゃ、すぐには立ち直れなさそうだけどな……」

マミ「美樹さんが好きになった人だもの、きっと立ち直ってくれるわよ」



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 18:59:05.61 ID:CXuVAYqr0

杏子(しかし次の日も、そのまた次の日も恭介は公園に姿を現すことはなかった)

杏子(ったく、軟弱な野郎だ。さやかはあんな男のどこを好きになったんだが)


一週間後、学校―――

早乙女「さて、それじゃ出席取るよー」

ガラッ

早乙女「はい、君は遅刻…って、上条くん!?」

恭介「す、すみません、遅くなりました……」

ほむら(一週間ぶりの登校ね……でも、見て取れるくらいに元気がない)

早乙女「い、いやそれはいいよ。ほら、席について」

恭介「はい……」

仁美(恭介さん…)



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:03:06.68 ID:CXuVAYqr0

休み時間―――

仁美「恭介さん、大丈夫ですの?」

恭介「うん、ごめんね仁美さん。心配かけて」

仁美「わたくしのことはいいんですの。恭介さんが元気になってくれさえすれば……」

恭介「ありがとう。……」チラッ

ほむら「…」ジッ

恭介「……」サッ

ほむら「!」(明らかに視線を逸らした…)

仁美「あ、そうそう!前に恭介さんが……」

ほむら(佐倉さん…これはダメかもしれないわよ)



68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:07:35.75 ID:CXuVAYqr0

放課後―――

仁美「それじゃ、恭介さん。帰りましょう」

恭介「う、うん。……」チラッ

ほむら「…」スクッ スタスタスタ

恭介「…そうだね、帰ろう」

仁美(……)


恭介「………」

仁美「あの、恭介さん?」

恭介「! え、ああ、何、仁美さん?」

仁美「いえ、なんだか上の空という感じでしたので…」

恭介「ああ、僕なら大丈夫だよ、僕なら……っ」ポロポロ



72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:11:11.19 ID:CXuVAYqr0

仁美「え!?あ、あの恭介さん!?どうかしたんですの!?」オロオロ

恭介「ごっ、ごめんっ…なんでもないんだ、なんでもっ…」ポロポロ

恭介「は、ははっ…僕は、欲張りだよね……」ポロポロ

仁美「何の話、ですの…?」

恭介「こうして無事に退院出来て、ヴァイオリンもまた弾けるようになって、更には仁美さんみたいな綺麗な恋人が出来たって言うのにっ……」ポロポロ

恭介「その上、僕の親友が帰ってきてほしい、なんて思うなんてっ……!」ポロポロ

仁美「……さやかさんのこと、ですの?」



74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:16:17.32 ID:CXuVAYqr0

恭介「そうだよっ…僕は、さやかがいなくなって寂しいんだっ……!」ポロポロ

仁美「………さやかさんは、相変わらず行方知れず、ですものね…」

恭介「違う、そうじゃないんだっ……」ポロポロ

仁美「え?そうじゃないってどういう意味ですの?」

恭介「さやかはっ・・・もう、帰ってくることはないんだってっ……思うと…っ」ポロポロ

仁美「……一週間前に暁美さんから聞いた話、ですの?」

恭介「っ…うん」

恭介「ある人に、他言無用って言われてるんだ……」



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:19:56.16 ID:CXuVAYqr0

仁美「……わたくしからは、何も聞きませんわ」

恭介「………」

仁美「さやかさんは……もう、二度と帰ってこないんですのね」

恭介「……そうみたいだ」

仁美「さやかさんとは、よきお友達だっただけに、残念ですわ…」

恭介「ごめん仁美さん……ちょっと、寄って行きたいところがあるんだけど、いいかな?」

仁美「ええ、もちろんですわ」



78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:22:07.91 ID:CXuVAYqr0

公園―――

マミ「やっぱり、今日も来ないみたいね……」

杏子「もう、待つだけ無駄じゃねぇのかな」

ほむら「わたしも佐倉さんの意見に同意ね」

マミ「……もう、手遅れなのかしら……」

杏子「……ん?おい、あいつ……」


恭介「……」

仁美「……」


ほむら「……上条、恭介……」



80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:25:38.75 ID:CXuVAYqr0

恭介「ごめん、杏子さん。……ここに来るの、ずいぶんと遅くなって」

杏子「全くだ。こっちはもう二度と現れねえんじゃねえかって思い始めてたところだよ」

仁美「………」

杏子「…今日は、彼女も同伴か」

恭介「うん……仁美さんも、さやかの友達だったから」

仁美「志筑仁美です、初めまして」

杏子「ああ。あたしは佐倉杏子だ」

杏子「んで、恭介。ここに来た…ってことは、あたしの話、信じる気になったってことでいいのか?」



81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:31:23.25 ID:CXuVAYqr0

恭介「……正直、全てを信じる気にはなれなかった」

恭介「でも、杏子さんは嘘をつくような人にも見えなかったんだ」

杏子「……」

恭介「だから……さやかが、僕たちの手の届かない所に行ってしまったんだってことだけは、なんとなく理解出来たよ」

杏子「……そっか。そっちの、志筑さん…だっけ?あんたは、さやかの話を知ってんのか?」

仁美「わたくしは、何も聞かされていませんわ」

杏子「あたしとの約束は、ちゃんと守ったみてぇだな」

杏子「いいぜ、連れて行ってやるよ……さやかの墓に、な」



83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:34:50.43 ID:CXuVAYqr0

マミ(ねぇ、なんだか私たちお邪魔みたいね)

ほむら(…ええ、そうね)

マミ「ごめんなさい佐倉さん、わたしと暁美さんは先に帰ってるわ」

杏子「ん、ああ。あたしも後でマミの家に行くからな)

マミ「ええ。……美樹さんにも、よろしく言っておいて」

杏子「了解。んじゃ、行くぞ、二人とも」

恭介「……うん」

仁美「……」



85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:38:43.18 ID:CXuVAYqr0

マミの家―――

マミ「ただいまー……っと」

QB「おかえり、マミ。どうだい?彼は姿を現したかい?」

マミ「キュゥべえ。ええ、後は佐倉さんに任せてきたわ」

QB「よかったじゃないか。でも、ちょっと残念だな」

ほむら「なにがかしら?」

QB「その志筑仁美、だっけ?その人も、契約してくれるかなってちょっと期待していたんだけど」

マミ「それはダメよ、キュゥべえ。魔法少女は、あたしたちだけで十分」

QB「まぁ、無理強いをするつもりはないさ」



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:42:52.78 ID:CXuVAYqr0

町外れ、さやかの墓―――

杏子「よぉ、さやか。連れて来たぜ、お前の親友……」

恭介「……」

杏子「ほら、恭介。さやかの墓だ。と言っても、遺体はねぇから形だけの、だけどな」

仁美「……あの、佐倉さん?」

杏子「ん、なんだ、志筑?」

仁美「ここは、恭介さんとさやかさんの二人きりにさせてあげたいのですけれど……」

杏子「…そうだな。恭介、あたしたち、ちょっと離れてるからな」

恭介「さやか……」

杏子「…聞こえてねぇか」



88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:46:47.82 ID:CXuVAYqr0

仁美「……佐倉さん」

杏子「ああ、あたしのことは杏子でいいよ」

仁美「そうですか。ならわたくしのことも、仁美、とお呼びください」

杏子「ん、わかった」

仁美「それで、杏子さん……」

杏子「なんだ?」

仁美「杏子さんは……さやかさんのこと、どこまで存じておりますの?」

杏子「………。そうだな、真っ直ぐな奴だった」

杏子「自分の信じたことを貫く様な、そんな奴だったよ」



93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:51:22.10 ID:CXuVAYqr0

仁美「さやかさんの想い人については…?」

杏子「ああ、それも知ってる。恭介のことが、好きだったんだろ」

杏子「ホントに……なんで、こんなことになっちまったんだろうな」ポロポロ

仁美「……」

杏子「自分が死んじまったら、どうにもなんねぇだろうが、さやかの馬鹿っ…!」ポロポロ

仁美「さやかさんは……亡くなられてしまったのですね」

杏子「っ……あぁ。自分の想いに殉じて、消滅して行ったよ」



95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:54:46.56 ID:CXuVAYqr0

仁美「……さやか、さんっ……!」

仁美「ごめんなさい、さやかさんっ……!」ポロポロ

杏子「仁美……」

仁美「うっ……ううぅぅっ……」ポロポロ

杏子「……さやかが消滅したのは、誰のせいでもねぇよ」

杏子「だから、謝るのは無しだ。な?」

仁美「はっ…はいっ……!」



99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 19:58:25.17 ID:CXuVAYqr0

恭介「さやか……」

恭介「こんなところにいたんだね、さやか……」

恭介「君が行方不明になって、僕も仁美さんも…それだけじゃない。クラスの人たち、みんな心配してたよ」

恭介「ねぇ、さやか……」

恭介「どうして、いなくなったのかな、さやかっ…」

恭介「君が毎日のようにお見舞いに来てくれて、すごくうれしかったんだっ…!」

恭介「もうっ…君に会うことは、出来ないのかなっ…?」

恭介「っ…っ、さやか…ぁっ……!」ポロポロ


杏子「…そろそろ、さやかと恭介のところに戻るか」

仁美「はい、そうですわね…」



102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 20:01:35.01 ID:CXuVAYqr0

恭介「………」

仁美「恭介さん……?」

杏子「……」

恭介「ねぇ、杏子さん…」

杏子「…なんだ?」

恭介「魔法少女のさやかの姿ってさ、どんなだったのかな……?」

杏子「……剣を持ってて、体はビスチェ風の服、それにマントをつけてたな」

恭介「っ……あぁ、やっぱり…」

杏子「?」



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 20:06:27.03 ID:CXuVAYqr0

恭介「思いだしたんだ……僕の手が、すごく調子がよくなった時のことを…」

杏子「どういうこと、だ?」

恭介「まだ僕が入院していた時の事だった…。なんだか、手に不思議な、あったかいような物が触れた感覚がしたんだ……」

杏子「………」

恭介「それと同時に、視界の端を白いマントがちらついたんだ……。最初は気のせいだと思ってた」

恭介「でも、今ようやくわかったよ。僕の手は、さやかが治してくれたんだね……」

仁美「さやかさん……」

恭介「はは……僕はホントに馬鹿だ。今更になってから気付くなんて……」



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 20:10:17.94 ID:CXuVAYqr0

杏子「恭介」

恭介「なに…?」

杏子「勘違いしないでほしいのは、さやかはただ単にお前を心配してたからってだけじゃねぇんだ」

恭介「………」

杏子「野暮なことを言うつもりはねぇけどさ……あんたも、それはなんとなくわかってんだろ?」

恭介「……そうだね…。さやかには、感謝してもし足りないよ」

杏子「ん、わかってんならいいんだ」

恭介「さやか……ありがとう、君に治してもらったこの手、大事にするよ」



107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 20:12:42.10 ID:CXuVAYqr0

杏子「もう、いいか?」

恭介「うん、ありがとう杏子さん。なんだか、すごくすっきりしたよ」

杏子「そっか。なら、帰ろうか」

恭介「それじゃあ、ね。さやか。また会いに来るよ」

仁美「わたくしも、また会いに来ますわ、さやかさん」

恭介「今度来る時は、ヴァイオリンも一緒に持ってくる。さやかに治してもらった手で、また僕の演奏を聞かせてあげる」

杏子「そうだな、そうしてくれ。さやかも、喜ぶと思う」



109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 20:16:30.81 ID:CXuVAYqr0

住宅街―――

仁美「あの、杏子さん」

杏子「ん、どうかしたか、仁美?」

仁美「えっと…暁美さんに、ひと言謝っておいてもらえませんか?わたくし、何も知らずに暁美さんに酷いことを言ってしまって……」

杏子「ああ、そんくらいおやすい御用だ。ほむらも、気にしちゃいねえと思うぜ?」

仁美「わたくしの口からも、謝らないといけませんわ。」

杏子「ま、それが一番かもしんねぇな。」

仁美「……はい」



112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 20:21:00.96 ID:CXuVAYqr0

マミの家―――

杏子「ただいまー…っと。ま、あたしの家じゃねえけどな」ガチャ

マミ「おかえり、佐倉さん。どうだった?」

杏子「ああ。二人とも、さやかとの別れをきっちり済ましてきたよ」

マミ「そう、よかったわね」ニコッ

ほむら「どうなるかと思ったけれど……丸く収まったみたいね」ズズッ

杏子「あ、ほむらてめぇマミのケーキ食ってやがんのか!?マミ、あたしの分は!?」

マミ「ふふ、心配しなくてもちゃんと残してあるわよ」

杏子「そ、そっか。よかった…」

ほむら「卑しいわね、佐倉杏子」モグモグ

杏子「うるせぇ!マミのケーキは別腹だ!」



114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 20:28:04.21 ID:CXuVAYqr0

杏子(ま、そんなこんなでさやかを巡る一連の話はこれでケリがついたわけだ。

    恭介と仁美は、あれ以降は頻繁にさやかの墓参りに行ってるみたいだ。

    円満解決ってわけにはいかねぇけど、これでよかったんじゃねぇのかな。

    そういや、恭介の奴が「さやかと仲の良かった人がもう一人いたような気がする」って言ってたけど、結局そいつのことはわからずじまいだ。

    仁美もそれについては何か思い当たる節があったみてぇだけど、やっぱり思いだせないらしかった。

    ……実を言うと、あたしにもなんだかそんな気がした。でも、例のごとく思い出せず。

    その事をほむらに話すと、ちょっとだけ泣きそうな顔をしてたけど、ありゃなんだったのかな。)

杏子「はぁ、さやかがいねぇとやっぱ寂しいな」モグモグ

杏子「でも、なんか妙に清々しい気分だな」

杏子「さって、今日も元気に魔獣狩りと行きますか!」


終わり



116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 20:31:26.16 ID:jH5VH8rB0

乙乙
ええはなしやった



117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 20:31:33.68 ID:X75CPLV30

乙とってもよかった



120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 20:33:56.51 ID:CXuVAYqr0

http://iup.2ch-library.com/i/i0546732-1327663965.jpg ※リンク切れ

一応参考画像。これを見て今回の話を思いついて書いた。
この画像については広いものなんで、詳細とかはわからぬ



122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 20:36:50.96 ID:rHRJVD8F0

>>120
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=18822206
これだな



123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 20:39:53.51 ID:CXuVAYqr0

>>122
サンクス、pixivだったんだな
これ見るとすごい泣きそうになる・・・



125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/27(金) 20:43:37.62 ID:L72Lb+hL0

おつおつ



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         コメント一覧 (24)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月19日 07:26
          • ( ;∀;) イイハナシダナー
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月19日 07:51
          • 最後さやかが仁美に恭介を託してるのと
            まどかに願いはあれで良かったと言ってるせいで杏子達の自己満にしか見えない俺は心が腐ってるな
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月19日 09:24
          • 米2
            うん
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月19日 09:58
          • やっぱり緑はクソだよな
            一見すると先手を譲ってるけど、その実1日という期限を付きつけただけだし
            今まで言い出せなかったことを1日で決心して告白しろってどんな悪魔だよw
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月19日 10:42
          • 結局さやかの自業自得じゃん
            救われなくていいんだよそれ相応のことしてたんだから
            恭介と仁美の性格ねじ曲げてまで気持ち悪すぎ
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月19日 15:09
          • さやかは先に頭で物事を決めつけちゃうから……それですぐ心に溜め込んじゃうんだ、だからそれが悲運に繋がった。
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月19日 15:22
          • 確かに告白しなかったのはさやかの落ち度なのに
            2人を悪者にする風潮には違和感を感じるな。
            「恭介と結ばれたかった」っていう報われない願望から「恭介の音楽が聞きたかった」っていう前向きな願いに解釈することで救われた。
            それでいいじゃん。
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月19日 16:21
          • なんか※欄がガチだったでござる
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月19日 20:58
          • 論理的に考えるべきじゃない問題を論理的に考えてしまうKYは、ガキなのかアスペなのか頭が悪いのかどれなんだろうな
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月19日 21:11

          • 逆に二人がさやかのこと忘れて生きてるSSも見てみたいな
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月19日 21:43
          • 4 安心のコメ欄の気持ち悪さ。マジレス乙


            本編は悪くないんじゃない。
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月19日 22:15
          • 死人に口無し
            さやかが棺桶まで秘密を持っていっても意味が無かったな
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月20日 01:22
          • 1 さやかが喜ぶとでも?
            これで恭介と仁美が気に病んで飛び降りでもしたらどうしよう、とか、登場人物誰も考えないし

            最後杏子がスッキリしてるのも、他人(恭介・仁美)を一方的にやり込めることが出来たからだろう
            ファミレスの店員を、『正しい日本語を使え!』『お前の為に言ってやってるんだ!』と虐める親父と一緒

            こういったことを美徳として書いたり、それを褒めたりする人は気持ち悪い
            大体、杏子は偽善とは対極のキャラなのに
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月20日 08:39
          • 杏子ならあえて語らなそうだよな
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月20日 12:16
          • 4 本編でも人の意思ガン無視で自分の意見押し付ける人ですおし
            虚てんてーのインタでもだけど
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月20日 13:30
          • レス番5のやり取りに違和感。
            そこは「恭介たちには何も言わない」を選ぶとこじゃないの。

            ※15
            意見の押し付けと偽善的かどうかは、別の話しでしょ。
            というか、本編に杏子が人の意思ガン無視してるとこあったっけ?
            最初にさやかとぶつかったのも、使い魔に対する考えが違かっただけだし。
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月20日 14:24
          • さやかが望むかと正しい正しくないを別にすれば、友達が命懸けて助けたやつがそれを知りもせず当然のようにのうのうと他の女とよろしくやってたら、追い詰めてやりたくなる気持ちは充分わかるな

            友達を追い詰めるだけでお見舞いにもいかなかったやつも、そんなやつをサクッと選ぶようなやつに情けをかける気にはならん

            が、さやかは望まないかもな
            ただ知ってほしいって気持ちがないとは思わんわ
            それは女か人間を美化し過ぎてる
            様々な要因があって言わなかったのか、言えなかったのか
          • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月20日 15:42
          • 杏子「さやかの為じゃない。あたしがしたいだけだ」
            ってスタンスなら、別に問題なかった
          • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月20日 18:53
          • 僕は佐倉杏子ちゃん!
          • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月20日 19:39
          • 杏子信者の俺だけど、
            この杏子ちゃんはあんまり好きじゃないな
          • 21. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年03月26日 11:18
          • コメ欄臭すぎ
            いつからここはこんなことになった
          • 22. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年08月29日 17:59
          • 前からだよ
            恭介も仁美も悪くはないけど全部知ってる側からすれば胸くそ悪いしムカつく
            SSは書き手の数だけあんこちゃんが居るし、これはこれでかな
            実際はあんこちゃんは言ったりしないと思うけど
            しかし※のさやかの自業自得っておかしいだろ
            さやかはなにひとつ悪い事をしていないのに何故悪業の報いを受けるんだ?
            何もしらない恭介からすれば突然腕が治り美少女に告白され毎日励ましてくれてた幼馴染が消えた、それだけ
            恭介の立場ならただただラッキーなだけだよね
          • 23. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年01月20日 20:55
          • 5 自業自得もクソも改変後なんてほのめかしてただけやんけ

            実際の立場にならんとわからんことをよく上から目線で語れるなあwwwちゃんと原作見たか?外伝読んだか?って言いたくなるね
          • 24. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年02月15日 11:39
          • 親友じゃなくて幼なじみだろ

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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