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男「モテ期が来たのですがひどいことになりました」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 00:35:22.15 ID:bgz2y0tY0

男「はぁぁ……今日もバイト疲れた……彼女もできないし……家もギクシャクしてるし……もういやだ……」トボトボ

婆さん「そこな人……」

男「……はぁ、なんですか」

婆さん「珍しい相が出ておる……占っていきませんかね?」

男「えー……」

婆さん「実は貴方の今後が変わる……」

男「占ってください」

婆さん「2000円」

男「(うわあリアル……でも漫画とかだとこの後超ハッピーな展開になるんだよな)」

男「はい」

婆さん「……ふむふむ、どうやら貴方、これからいわゆる『モテ期』というものに突入しまくるようですな」

男「マジで!?」

婆さん「しかもたくさんの美少女から超アプローチされまくると出ておる……これは今世紀最高のモテっぷりではないかと」

男「マジで!?ひゃああああああっほおおおおおおお!!!」



2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 00:36:07.17 ID:Uh3vhfWR0

そう思っていた頃が私にもありました


俺の子供を産んでくれ!



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 00:37:44.67 ID:bgz2y0tY0

男「ありがとう!これお代!!」

バン!

タッタッタッタ

ヒャアアアアアアアアアッホオオオオオオオオ

婆さん「……ちょ」

婆さん「……運勢自体はむしろ悪化しておるのですが」

婆さん「……まあいいか」



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 00:42:53.70 ID:UjAI+3jH0

俺も占ってほしい
モテ期はいつ来るのか



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 00:43:04.45 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
男「(ついに俺にもモテ期が!!)」

男「(なんかあの映画みたいな感じだろどうせ!)」

男「(ヒャッホ!ヒャッホヒャッホ!!!)」

ガチャ

男「たっだい……」

ズン!

男「う!!」

男「(……な、なんだ!?この超重い空気は!?)」

男「(いるだけで息が張り詰めて死にそうな……)」

母「……」シク……シクシク

男「(うわああ母さんすっげぇ泣いてるし!!なにこれどうすんの!?)」

父「……たかし」

男「な、なんだよ!」

父「父さん達これから離婚することになったんだ、どっちに行きたい?」

男「えっ」



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 00:43:44.92 ID:UjAI+3jH0

たかしwwwwww



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 00:44:06.03 ID:i/NMc+gp0

またたかしか



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 00:45:19.20 ID:bgz2y0tY0

母「……」シクシク

男「(ええええええええ!?何この究極の選択!?つらっ!こっちは久々にいいことあったから
超意気揚々と帰ってきたのに!?何これ!何これ!?)」

男「えーと……」

父「すぐには決めなくていい、明日母さんは実家に帰るけど……」

男「早急じゃねーか!」

男「……えっちょっと待って?」

父「なんだ?」

男「母さんの実家って鹿児島よな?」

父「そうだな」

男「大学から尋常じゃないくらい遠くね?」

父「そうだな、アルバイト先と大学に連絡しないといけないな」

男「明日までに?」

父「明日までに」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 00:45:22.30 ID:6gHCzGFj0

たかしはやめろ

やめて



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 00:48:14.08 ID:TwT1UJhl0

今のトレンドはたかしよりゆうすけらしい



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 00:49:08.76 ID:UjAI+3jH0

しょうたの時代はいつ来るのやら



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 00:50:25.65 ID:bgz2y0tY0

男「今何時?」

父「午前1時35分だな」

男「今日じゃねーか!!」

父「おお」

男「明日明日言いながらすでにトゥディじゃねーか!どーすんの!?俺母さん側に行く場合どうすればいいの!?」

父「明日鹿児島から電話で連絡か、明日帰りながら電話で連絡の二択だな」

男「いやいやいや!そんなあっさりいかないから!制服も返してないから!無茶振りにも程があるからーっ!!」

父「すばらしいツッコミだな。父さんお前を芸人に育てなかったこと後悔してるよ」

男「後悔するとこそこじゃねーよ!ていうかなんで急に離婚なんだよ!何があったんだよ!」

父「実は父さんものすごい勢いで浮気してな」

男「ものすごい勢いって何!?」

父「浮気先の女性を孕ませてきてしまった」

男「駄目だー!こいつ真正のクズだ!こいつについてく価値ねーわ!!でもここにいなきゃ色々問題があるのも事実だわー!」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 00:56:34.67 ID:bgz2y0tY0

父「じゃあとりあえず大学とかバイトのことが片付くまでここに残って、それから鹿児島帰る方針でいい?」

男「うわー実際使えそうな具体案くれたわー流石父だわー真正クズなのは変わらないけど」

父「安心しろ、お前たちの生活費、養育費はちゃんと出す。俺稼いでるからな」

男「そこで甲斐性発揮してんじゃねーよクズ……わかったよその方針で行くよクズ」

父「はっはっは。らしいぞ母さん」

母「……待ってるねたかし」シクシク

男「はいはい……」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:01:14.26 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「……というわけで、バイト辞めさせていただきます。すみません」

店長「……ふむ、君も大変だな。ここまでの給料は振り込んでおくから」

男「ありがとうございます」

店長「向こうに行っても、頑張れよ」

男「はい」

ガチャ

男「ふー」

後輩「先輩」

男「どした」

後輩「バイト辞めるって本当ですか」

男「うん。家庭の事情でねー……」

後輩「そうですか。残念です」



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:04:26.09 ID:bgz2y0tY0

男「もうしわ……え?」

後輩「か……ひぐっ、がごじまいっでも、が、がんばっ……ひっ、う、うぇぇ……」ポロポロ

男「ええ!?ちょ、ちょっと!?」

後輩「なんででずかぁ……なんで行っちゃうんですかぁ……」ボロボロ

男「ボロ泣き!?ちょ、わかった!説明するから!!」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:09:00.31 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
後輩「そんな大変なことが……」

男「うん、それで親父クズだからさ……」

後輩「そうですか……じゃあこっちに残るんですよね」

男「うん。うん?話聞いてた?」

後輩「いやだって、先輩がこっちに残れば全て解決する話じゃないですか!!」

男「いやだから、親父クズで」

後輩「一人暮らし!」

男「大学からチャリで20分の優良物件なのに!?」

後輩「今の優良っぷりはそうありませんよ!!ほら!ほら!!」

男「確かになぁ……転学するとなると、いろいろ面倒なんだろうし……」

後輩「気持ちはお母さんの方に寄せて、体だけお父さんの所にあればいいんです」

男「言い方がすごく嫌だな」

後輩「とにかく、考え直してください。私ここ離れたくないんです」

男「え?」

後輩「え?」



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:12:19.93 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
男「転学って言ってもそう簡単な話じゃないだろうし」

男「向こうに行ったら行ったで……大学のために一人暮らしとかもありえるんだよなぁ」

男「それはもう完全に意味がないし……」

ガチャ

父「たっだいまぁ~~!!おお!どうした我が息子よ!!暗い顔をしているな!!んん!」

男「出た悩みの種!10割アンタのせいだよ!てかテンション高いな!!」

父「当たり前だ!今日は記念すべき日だからな」

「おじゃまします……?」

「こういう場合って、ただいまじゃないの?母さん」

男「え」

父「紹介しよう!今日からお前の義母さんになる人と、お前の義妹になる人だ!!」

男「(ちゃんと『かあさん』『いもうと』って発音してたけど……絶対漢字あっちだよな)」

義母「あ、よ、よろしく……ね?」

義妹「……」

男「あ……ども」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:14:37.23 ID:bgz2y0tY0

男「(ていうかこれ完全に『ボク母んとこ行くんですよ~ハハ』って言える空気じゃねぇえええ!!)」

義母「ほら、貴方もあいさ……ん?」

義妹「……お兄ちゃん?」

男「え?まぁそうなるな。義理だけど」

義妹「ぎ、義理の兄?お、お、お義兄ちゃん?」

男「ど、どうしたの?」

義妹「わあああああああ!!本当!?本当に義兄ちゃんなの!?ねぇ!お兄ちゃんって呼んでもいい!?」

男「文字で見ないとわかんないよ!……あ、あの実は」

義妹「え……もしかして、愛の告白?キャー早いよお兄ちゃんったら!!」

男「すみませんこいつなんとかしてもらえませんか?」

義母「ごめんなさいね……?この子重度のブラコンで」

男「ええ!?俺初対面ですよ!?」

義母「実はね……話すと長くなるんだけど」



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:16:50.67 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

回想シーン。


義妹「まってよ~」タッタッタ

義妹友「こっちだよ~!」タッタッタ

キャッキャ

ドン

義妹友「あ、ごめんなさい……」

上級生「てめーなんだよ、下級生のくせになまいきなんだよ」

上級生2「こいつなぐってやろーぜ!」

上級生3「そーだそーだ!」

義妹「そ、そんなのひどいよ!」

上級生「ああ!?なんだこら!!」

義妹「ひっ」

「こらあああああああああああああ!!」

上級生「な、なんだ!?」



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:18:59.26 ID:bgz2y0tY0

義妹友兄「俺の妹に何をする!!」

ドカバキグシャー

上級生たち「ぎゃあああ!!」

義妹友兄「大丈夫か」

義妹友「うん……ありがとお兄ちゃん!」

義妹「……ほへー(かっこいいなぁ)」



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:19:26.97 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「……その程度で!?(名前が長いな!!)」

義母「いえ、これはささいなきっかけにすぎず……」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:19:54.77 ID:UjAI+3jH0

義母ともなにかありそうだ・・・



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:23:34.93 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

回想シーン2。

義妹「ねーおかーさん」

義母「なぁに?」

義妹「なんでうちにはお兄ちゃんがいないの?」

義母「……母さんその質問は予想してなかったな」

義妹「ねぇ、なんで?」

義母「えーと、あ、貴方が一番最初に生まれたからね」

義妹「なんで?」

義母「さ、さぁ……」

義妹「私ねー」

義母「うん、なぁに」

義妹「生まれてこなければよかった」



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:26:25.77 ID:bgz2y0tY0

義母「ええええええ!?な、なんでそう思うのかな!?」

義妹「どうせ私にはお兄ちゃんがいないんだし」

義母「お、弟なら……」

義妹「いみない」

義母「……母さんが、貴方より年上の男の子のいるところの人と結婚すれば」

義妹「……!!!」パァァァ

義母「む、無理よ!?すぐには無理よ!?」

義妹「いつ?」

義母「あ、貴方がいい子にしてたら……」

義妹「わかった!私いい子にする!!」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:29:02.63 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「それで何年ごまかしてたんですか」

義母「つい最近まで……」

男「うわぁ……」

義母「『お兄ちゃんお兄ちゃん言う悪い子のところにはお兄ちゃんこないよ』って言ってて……」

男「あくどいですねぇ……」

義妹「お兄ちゃん、私体洗ってくるね!!」タッタッタ……

男「う、うん……」

義母「あ、大丈夫ですよ、あの子から手を出すことはないかと……」

男「え、ちょ、何の話!?」



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:33:36.82 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

回想シーン3

義母「……(どうしましょう)」

義母「……(眉目秀麗スポーツ万能成績優秀)」

義母「……(炊事洗濯掃除に育児……なんでもできる子に)」※育児は、親戚の子の面倒見てるだけです

義母「……(勧められて読んだ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のキリノちゃんを素直にしたような子に育ってしまったわ)」

義母「……(まぁいいか!!)」

義妹「おかあさーん、晩御飯できたよー」

義母「はーい♪」



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:37:10.51 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「アンタもクズだとは思いませんでした」

義母「ごめんなさい」

男「それからずっと……?」

義母「はい。あの子はいい子にしてればお兄ちゃんができると5歳の時から信じ続けて……今日やっと」

男「親父は言ってなかったんですか」

父「いやー、その場のノリでセ○クスしちゃってさ」

義母「その後なんかおかしいなって確かめたら、できちゃったんですよね~」

男「あれ?想像以上にクズすぎるんだけど。この二人」

義母「だから、貴方に相当甘えてしまうかもしれませんが……すみません」

男「いや、そのことなんですけど」

義母「はい?」

男「俺母方の方につく予定なんですが」



54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:39:53.23 ID:bgz2y0tY0

義母「というと?」

男「鹿児島に帰るかもしれないんですよ」

義母「……え?」

パサッ

義妹「……え?」

男「(あ、やばい、聞かれてた)」

義母「あ、あのね!?違うの!!これはね!?」

義妹「そーなんだぁ」

男「……え?」

義妹「なぁんだ、お兄ちゃん鹿児島帰っちゃうの?もー。それならそうと早く言ってよ」

義母「……(よ、よかった……この数年で、寛大な子に成長してくれたのね!?)」

義妹「荷造りだってあるんだからね?もー。まったく……お母さん、私のドライヤーどこかやった?」

男「え」

父「え」

義母「え」



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:41:46.16 ID:bgz2y0tY0

義妹「どうしたの?私お兄ちゃんと一緒に行くけど?」

男「いやいやいや!?それはおかしくない!?」

義母「そうよ!?貴方実質完全な他人よ!?」

義妹「血はつながってなくとも、心でつながってるの!!」

男「そのセリフは今ここで使うべきじゃない!」

義母「と、とにかく!貴方はお兄ちゃんと一緒にいけないの!!」

義妹「えー……そうなの?」

男「(ふぅ……ようやく納得したか)」

義母「そうなのよ、だから貴方は……」

義妹「そっかぁ。お兄ちゃんと一緒にいられないんだね。舌噛んで死ぬよ☆」

男「ちょ、ちょっと待ったあああああああああああああ!!!」



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:46:23.96 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

サークルにて。

男「はぁあぁあ~……」

部長「さぁ今日も元気に……おりょ?どうしたの?元気ないねー。悩み事?」

男「あ、部長……それがですね……」

部長「おお、君から話してくれるなんて珍しい」

男「そうでしたっけ」

部長「ちょっと、二人きりになれるとこ行こっか」

男「言い方が」



58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:47:39.44 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「……ということなんです」

部長「はぁ……君も意外と波乱万丈なんだねー」

男「いやそれほんの数日だけですから」

部長「君も大変だね。ま、これからはそのクズなお父さんと仲良くしなさいな」

男「いや俺鹿児島帰ろうかなって」

部長「え?」

男「もう学校もやめて、向こうで職探そうかなって思ってまして」

部長「は?何言ってんの?」

男「義妹は死なないようになんとか説得します。最悪連れて帰ってもいいかなって」

部長「え?え?」

男「だから今日はそのことを……」

部長「冗談じゃないよ」

男「え?」



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:48:03.77 ID:bgz2y0tY0

部長「ポっと出のくせにかっさらってく気?ありえないよ。私たちの絆がどれほど深いものか思い知らせてやらないと」

男「部長?」

部長「ようし決めた!!今日は君ん家行くよ!!」

男「はああああああ!?」



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:52:00.64 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

部長「お、お、おじゃ、おじゃましまひゅ……」

男「ちょ、昨日の威勢はどうしたんですか……」

部長「うるさいな!異性の家に行くと緊張するもんなの!」

男「(は、これは異性と威勢をかけたダジャレ!?)」

部長「ど、どーかしたの?」

男「なんでもありません。どうぞ」

スタスタ

義妹「……あ、お帰りお兄ちゃん!」

部長「あ、おじゃましてます……じゃなくて、あの子が例の義妹ね!?可愛い……じゃなくて、
とっちめてやるわ!」

義妹「……と、彼女さんですか?」

部長「ひゅえっ!?」

男「あ、いや違うっていうか」

義妹「わぁ~、お兄ちゃんったらもう彼女つれてきてる~!大胆~!」

部長「ああああののののねねね?きききみみ、わわわわたしたちはそそそんな関係では」



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:54:58.84 ID:bgz2y0tY0

義妹「お姉ちゃんって呼んでいいですか!?」

部長「いいよ!!」ニコッ!!

男「懐柔されとる!!



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:55:35.22 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

オネーチャーンオネーチャンキャッキャ

男「どういうことなんですか……?もっと大変な事になると思ったんですが」

義母「あの子はどうしてか『妹』にこだわりまして」

男「はぁ」

義母「おそらく心では嫉妬もあるのでしょうが、それよりも様々な感情が勝っているようです」

男「や、ややこしいですねぇ……」

義母「まずは、お姉ちゃんができてうれしかったこと……」

男「ああ……」

義母「続いて、『お兄ちゃんに彼女ができたと冷やかす』ことが嬉しくてしょうがなかったんでしょうね……」

男「(めんどくさい子……)」

義母「セリフの練習までしてましたし」

男「ええ!?」



68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 01:59:56.81 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ガチャ

男「すみません、ちょっと義母さんと話してまし……」

部長「やっほー!この子いいこだねぇ~」ナデナデ

妹「おねーちゃんくすぐったい~♪」

キャッキャ

男「……(超仲良くなっとるーーー!!)」



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:02:17.43 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

部長「すみません、今日は晩御飯までごちそうになっちゃって」

義母「いいのいいの!食事は多い方が楽しいし!」

義妹「お姉ちゃんまたきてね!それとも、泊まってく?」

部長「ええ!?え、えとそのあの!ま、また今度!?」

義母「うふふ。今度は勝負下着をつけてこないとね」

キャッキャウフフ

男「あははー……なんだろうな凄い疎外感。なんでだろーなーあはは」

インコ「ドン、マイッ!」

男「ありがとう……ほんと、ありがとう……」

インコ「ドン、マイシスター!!」

男「首領、マイシスター……!?」



71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:04:53.78 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

チュンチュン……

男「……ふぁ」

男「あ、制服返しにいかないとな……」

義妹「んぅ……」ゴロン

男「……えー?若干予想は着いたけども」

義妹「……むにぅ。お兄ちゃん?起きた?」

男「起きてるよ。全くべったべたな事しやがって……」

義妹「えへへ~明日は何しよっかなぁ~♪」

男「ほらさっさと布団から出なさい(パターンあるんだ)」バッ

義妹「お兄ちゃん、寒い……」

男「……何故服を着ていないのですか?」

義妹「そっちの方がドキドキすると思ったからです!」

男「服を着ないとお兄ちゃんいなくなっちゃうぞ。なーんて……」

義妹「ひっ、い、いやああああ!!すみません!ごめんなさい!
もう二度としません!!今すぐ着てきます!!うえええええん!!!」ダッ ガチャッ タッタッタ……



72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:05:58.39 ID:z3HAJ9y+0

怯え過ぎwwwwww



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:08:16.16 ID:bgz2y0tY0

男「こ、効果絶大すぎだろ……」

ガサガサ、ゴソ

男「よしと」

男「ここでの生活も楽しかったけどな……。うーん、やっぱ悩むな」

男「でもバイトは……辞めとくか。これじゃ迷惑かけるし。残ることになったら、また、探そう」スッ……

ガチャ

後輩「させません」

男「なんで!?」

後輩「今日はシフト入ってませんからね!」

男「知ってるよ!学校行け!!」

後輩「自主休校ってやつです!」

男「それが許されるのは大学からだ!」

後輩「今は非常事態なんです!」

男「俺にとってはそうだろうけどな……」



75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:11:08.73 ID:bgz2y0tY0

後輩「先輩の非常事態は、私の非常事態でもあります!」

男「ええ!?」

後輩「とにかく……バイトを辞めたいのなら、私を倒してからにしてください」

男「(意味分からん)というか店長にはこの前言ったっていうか……」

後輩「甘いですね」

男「え?」

後輩「先輩は今交代という形になっているだけです。私が二人分働いています」

男「はああああ!?」

後輩「私が泣きながら土下座して店長に頼みました。『二人分働くから、時間をくれ』と……
私が過労死するのが先か、先輩が戻ってくるのが先か、勝負ですね!!」

男「ちょ、お前、何やってんの!?」

後輩「これは聖戦なんです!私にとっての……あうっ」フラッ

男「おい!」

バタッ



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:15:11.69 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

後輩「……ここは」

男「俺ん家だよ」

後輩「え?」

男「お前が寝てるのが俺の布団だ」

後輩「(え、え、ええ!?じゃあ私が持っているかけ布団は先輩のいつも使っているかけ布団で
この枕は先輩がいつも使っているまくらでこの本棚は先輩がいつも使う本を置いてある本棚で
この女の子は先輩がいつも使う女……の……子?)」

義妹「……」ニコニコ」

後輩「先輩がそんな人だったなんて……失望しました」

男「ええ!?なんで!?」

義妹「お兄ちゃんったら何したのー?」

男「いや何もしてないよ!」



78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:17:34.86 ID:bgz2y0tY0

義妹「(昨日の事は言わないであげるね!キャー!私ったら妹の鑑!)」パチッ

男「(ウィンク?なんで?)」

後輩「先輩、その女の子は……いったい、誰なんですか!」

男「義妹」

後輩「へ?先輩……いもうとさんなんて、いましたっけ……」

男「ああ、説明が遅れたな……実は」



79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:21:10.66 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

後輩「なるほどー……」

男「わかった?」

後輩「はい。先輩にモテ期が来て……あ!なんでもないです!!」

男「え、なんで知ってんだ」

後輩「やだなー先輩!!私盗聴なんて!!」

ピーピー

義妹「お兄ちゃん、ケータイ貸して?」

男「はい」

後輩「あ、ちょ、いやああああああああ!!」



82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:25:00.97 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「何故こんなことをしたのですか?」

後輩「すみません」

義妹「謝ってるだけじゃ解決しないよ?お兄ちゃんは法的手段に出る事だって可能なんだから」

後輩「ひっ……そ、その」

男「いやそこまではしないけどさ、何でこんなことしたのさ」

後輩「いや、その……」

男「……誰かに脅されてたのか?うちに金目のものなんて」

義妹「大外れだよお兄ちゃん」

男「え?だって今こんな事言うのもおかしいとおもうけど、こいつは真面目で、義理堅くて、素直で……
とてもじゃないが盗聴なんてするようなヤツじゃ」

義妹「『だからこそ』だよ?お兄ちゃん」

後輩「……」ビクッ!



85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:28:39.52 ID:bgz2y0tY0

男「おい、どうしたんだ?理由があるなら言ってくれ!相談になら、乗るし……!」

義妹「早く言わないと、私が言っちゃいますよ?」

男「え?お前わかって……」

義妹「うん、実はね、この人ねぇ……」

後輩「わかった!言う!言いますから!」

義妹「うんうん」

男「……」

後輩「実は私、先輩の事が好きなんです!!」

義妹「うんうん」

男「……へ?」

義妹「うん……ええ!?あそこまでされて気が付いてなかったの!?」

男「初耳です」

後輩「あひゅあっ」カァッ

義妹「ああ!顔が真っ赤に!が、頑張ってください!」

後輩「う……うん!じ、実は私そもそもこのバイトに入ったのも先輩が原因で」



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:31:53.25 ID:bgz2y0tY0

後輩「飲み会でお酒が飲めない私のために、こっそり度数を弱くしてくれたり」

義妹「わぁお」

後輩「吐いたときの掃除もやってもらって……それから、一緒に仕事していくうちに、どんどん好きになっちゃって……」

男「……(恥ずかしいなこれ)」

後輩「そ、そのうちどんどんエスカレートしていって!!つ、つい!」

男「この前くれたストラップが盗聴器入りとはなぁ……」

後輩「手作りなんですよ」

男「ええ!?」

後輩「太陽光発電を取り入れるシステムでして」

男「……あ!ほんとだ!すげぇ!!お前これ特許とれるんじゃねーの!?」



88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:37:16.69 ID:bgz2y0tY0

後輩「あ、あはは……」

義妹「でもあなたのしたことは犯罪ですよ?」

後輩「……はい」ジワッ

男「……いいよ。俺の事を想ってやったことなんだろ。だったら責めることはできねーわ」

後輩「……!!」

義妹「……さ」

男「さ?」

義妹「さっすがお兄ちゃん!!かぁあぁっこいいい!!!」

ガバッ

男「こら!抱きつくな!」

後輩「わ、私も!!」

ガバッ!!

男「お前はこいつを止める役割だろーー!?」



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:40:13.29 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『へ、へへへ返事!ま、まま待ってますから!!』

男「……変な質問だけどさ」

義妹「なぁに?」

男「お前は俺の事が好きってわけじゃないんだよな」

義妹「大好きだよ?」

男「そうじゃなくて」

義妹「異性としてってこと?」

男「そ」

義妹「そういうのがお好みなら、今すぐにでもらぶらぶモードになるけど?」

男「それはやめてくれ」

義妹「ふふ。やっぱお兄ちゃんって面白い」

男「お前も珍しいよな。いろいろ」

義妹「ん……そーかもね」

男「かもじゃないな。確実に珍しいよな」



91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:46:13.94 ID:bgz2y0tY0

義妹「さっきの質問の答えだけどね」

男「おう」

義妹「今私は、最高に幸せなの」

男「……」

義妹「十年以上憧れ続けてきた『お兄ちゃん』とこうして兄妹みたいなことしてるんだもの」

男「……」

義妹「それだけで夢みたいだよ」

男「でもさ」

義妹「ん?」

男「理想とは違ったろ?」

義妹「なんで?」

男「なんでってそりゃ……もっとこう、かっこよかったり、頭良かったり」

義妹「……はぁ」

男「え?」

義妹「駄目。お兄ちゃんってばホント駄目」



93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:49:41.41 ID:bgz2y0tY0

男「ええ!?なんで駄目出し!?」

義妹「お兄ちゃんってばお兄ちゃんの事何もわかってないんだから」

男「え、ちょっと意味わかんない」

義妹「あーもう……とにかくお兄ちゃんは、私が探してた理想のお兄ちゃんそのものだったの!」

男「ええ!?でも全然頼りにならないっていうか」

義妹「ええいもう面倒くさい!ここに兄妹関連書籍があるから読んでおいて!」

男「ダンボール7箱!?」

義妹「これでも厳選したんだから!」

男「お前は何者なんだ!?」

義妹「決まってるでしょ?ちょっとブラコン気味な、お兄ちゃんの妹♪」

男「……そーか」



94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 02:53:18.90 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「ぴりりりりー!ぴりりりりー!」

男「……う」

「ぴりりりりー!ぴりりりりー!」

男「うるせーな……うちこんな目覚ましだっけ……」

フニッ

男「……カチ、じゃなくて、フニ?」

義妹「朝から大胆だね。お兄ちゃん?妹目覚ましだよ!」

男「……おはよ」

義妹「あ、も、もしかして嫌だった?きょ、今日はちゃんと服着てるよ!?
だ、だから、いなくならないでっ……」

ガッ

義妹「にゃっ!?」

ズルッ

ストン

義妹「(……お、お兄ちゃんに引っ張られて、いつのまにか目覚めたお兄ちゃんのひざの上に……!?)」



97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:01:11.15 ID:bgz2y0tY0

男「んー……」ナデナデ

義妹「みゃあああああ!?お、お兄ちゃん、何!?」

男「あ、悪い、嫌だったか?」

義妹「い、嫌じゃないよ!た、ただどうしたの!?急に積極的になられると、私びっくりしちゃうよ!」

男「いや、可愛いな、と……」

義妹「ふぇぇっ!?」

男「妹がいるってのも、悪くないかなー……と」

義妹「……え」

男「……俺も一人っ子だったんだ。両親がいなかったら、いつも一人」

義妹「……」

男「慣れてたつもりだった。でも、違ったんだな」

義妹「……」

男「こうしてお前といると、ひどく安心できるんだよ。心地よいんだよ。
やっぱり俺、ここに残ろうかな……」



98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:02:25.08 ID:bgz2y0tY0

義妹「……お兄ちゃん」

男「……なんだ?」

義妹「ずるい」

男「へ?」

スッ

スタスタスタ

男「お、おい?何か俺お前の気に入らない事でも……」

義妹「その逆!!」

ガチャ バタン!

男「お、女の子って、わからん……」



99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:06:48.40 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「というわけで、俺やっぱこっちに残ろうかなって……」

父「おお!そうかそうか!!流石我が息子!モテるなぁ!!」

男「いやそういうわけじゃ……」

義妹「昨日も別の女の子連れ込んでたもんねー?」

父「それはすごいな!逸材だ!!」

男「やめてくれ!!俺にその才能があるみたいじゃねーか!」

義母「あらぁ?ありますよ?貴方には」

男「え」

義母「なんというか、オーラというか……私も危うくひっかかるところでしたし」

男「(なんだと……義母さんのムチムチボディを……じゃない、俺から、オーラが……!?)」



101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:08:08.26 ID:bgz2y0tY0

父「それは困るなぁwwwwwwwww」

男「草生やすな!どーでもいいのか!?」

父「サイフ落とすくらいの辛さ」

男「ううん……結構つらい!!」


アハハハ……



102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:11:36.71 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「絶対に……」

「絶対に、連れ戻してやるんだから……」



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:14:47.11 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「さて、今日も学校行くかな」

義妹「私もいくー!」

男「……そういえばさ、俺に合わせてて平気なの?」

義妹「大丈夫、遅刻ってカウントされてるよ!」

男「それ大丈夫って言わない。覚えておこうな?」

義妹「いいよぉ。私にとってはお兄ちゃんと登校することのほうが大切なの!」

男「遅刻が多い家からはお兄ちゃんいなくなっちゃうんだぞー……なんて」

義妹「いやああああああああ!!ごめんなさい!もう二度と遅刻しません!
じゃあねお兄ちゃん! ヘイ、タクシーッ!!!」

男「ごめん嘘!嘘だから!!タクシーはダメ!!」



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:18:39.05 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「ねぇ」

「ねぇってば」

「どーしたの?」

義妹「……はっ!?」

義妹友「どーしたの?最近変だけど、今日はそれに輪をかけて変だよー?」

義妹「あ、うん。朝起きたらね?お兄ちゃんがかっこよくて、ナデナデしてくれて、
優しくて、本当かっこいいの。大好きなの」

義妹友「それはさっきも聞いたよ?」

義妹「あ、ごめん……うん。なんかね?嫌な予感がするの」

義妹友「それは……お兄ちゃんの事?」

義妹「もちろんだよ」

義妹友「……だったら、何がなんでも解決しないとね」

義妹「うん」



106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:23:37.84 ID:bgz2y0tY0

義妹友「……我ら」

義妹「兄を愛する者たちの集い」

義妹友「ブラコン・シスターズ!」
義妹 「ブラコン・シスターズ!」

義妹友「さぁ、活動開始だよ!」

義妹「うん!」



107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:27:10.80 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「今日は午前で終わりなんだよな~」

男「バイト、やっぱ入れようかな……」

男「そうだよ、今晩俺が入らなかったら、また一人で……」

『実は私、先輩の事が好きなんです!!』

男「……」

男「告白、かぁ……」

男「生まれて初めてされたなぁ」

男「これで、俺がオーケーだせば……」

男「は、晴れて、ゆ夢のカッポー……」

男「リア充に……!」

部長「リアじゅう?」

男「どうわああああああ!?」

部長「ひゅあっ!?な、なに!?」



109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:32:12.79 ID:bgz2y0tY0

部長「どうしてって、私も自転車通学……」

男「あ」

部長「……なんか、ひどい」

男「すみません。忘れていたわけではなく、なんというか……」

部長「ねぇ、さっきのリア充ってなに?まさか君……」

男「ああ、それはですねぇ……」


「見つけた」


男「え?」



110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:36:24.27 ID:bgz2y0tY0

男「え?」

従妹(同い年)「ようやく見つけた……たっくん」

男「たっくん言うな恥ずかしい。おす久しぶり」

従妹「久しぶり……じゃないわよ!今どうなってるかわかってんの!?」

男「え?どうって……?」

部長「え?え?」←完全に置いてけぼりな人

従妹「離婚したんだって……?どうしてアンタはあのクソ親父のところにいるのよ!!」

男「お前だって昔は世話になったろー?」

従妹「うるさい!浮気して、あまつさえその女の人を孕ませて、乗り換えるですって!?
人間の所業じゃないわよ!」

男「よくしってんなぁ」

従妹「おばさんが泣きながらはなしてくれたわよ!『たかしがこない』って言いながら……!」

男「……あ」

従妹「大学が何!?バイトがなに!?そんなことよりも、お母さんの方が大切じゃないの!?」

男「でも……」

部長「……ねぇ」



113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:39:56.06 ID:bgz2y0tY0

従妹「なに!?部外者はだまっ……うっ」

部長「……どういうことなのか、そろそろはなしてほしいんだけどなー?」ゴゴゴゴゴゴ

男「すみません部長。この前話したと思うんですが?というかなんでそんなに怒ってるんですか?」

部長「やだな怒ってない怒ってない……。ただね?君の事を『たっくん』なんて呼ぶような厚かましい輩と
君の関係性だけ聞きたいなーって」

従妹「全裸でお互いの体を隅々まで洗いあうような仲です」

男「昔の話な!?」

部長「はーん……そうなんだぁ……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

男「ねぇ部長!ゴゴゴってなんですか!?ゴゴゴって!?
もしかして怒ってます!?」

部長「おこってない、怒ってないよー……?ただこいついらないよねって思っただけで」

男「部長ーーーー!?」

従妹「へぇ……やる気ですか?私空手有段持ってますよ?」

男「馬鹿!そんなんじゃこの人にはかなわない!にげっ……」

部長「……コロス」ユラァ

男「(畜生……!この手しかないのかっ……!!)」



114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:43:09.81 ID:bgz2y0tY0

部長「この世界に生まれてきたことを、後悔させてあげる!!」

男「部長!!!」

部長「へ!?なっ……」

ポフー

男「ああ、部長の胸って……ふかふかですね。枕にしたい」

部長「……ッ!!」

従妹「……は?」

部長「ふふ……?甘えんぼさんね?よしよし……」

男「あはは……(良かった……部長の『胸に顔をうずめて抱きつかれるとつい母性本能を発揮してしまう癖』
が出て……)」

従妹「何やってんの」

男「今のうちだ!にげごぼふ」

部長「こーら。暴れちゃだーめ」ギュー



115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:44:48.91 ID:bgz2y0tY0

男「(ああ感触が気持ちいい)」

従妹「……そう。そんなにその女と仲がいいんだ。小さいころあんなに遊んだ私よりも」

部長「あたりまえでしょー?この子は私のなんだから」

従妹「……ッ!」バッ

ガッ

従妹「へ」

男「部長!また今度~!!」

タッタッタッタ……

部長「……あ、あれ?」



116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:50:10.54 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

従妹「いーかげんに、降ろしなさいっ!!」

男「あ、ごめん」

スト

従妹「(あ、ちょっと名残惜しい……じゃなくて!)
どういう事?こっちに残りたいのは学校じゃなくて、あの女が原因だったってわけ!?」

男「あーいやそういうわけじゃないんだけどさ?」

従妹「じゃあどういうわけなのよ!」

男「話すと長くなるんだがな……」

従妹「話しなさい!」



119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 03:55:05.12 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「ということなんだが……」

従妹「……あんたさ」

男「なに?」

従妹「何人女たらしこんでんの?」

男「ブフッ!?」

従妹「どう聞いてもそうなるわよ。なんなの?ハーレムでも作る気?どんなトラブルがあったらそうなるのよ」

男「いくらなんでもたらしこんでるは人聞き悪い!」

従妹「ええ!?こればっかりは私正論言ってるわよ!?どうみてもたらしこんでるじゃない!」

男「いやいや、何言ってんだ!?俺が女の子たらしこむわけないだろ!」

従妹「いや少なくとも一人はたらしこまれた例を知ってるわよ!」

男「ええ!?(あいつの告白に関しては言ってないはずなのに)」

従妹「(ま、私なんだけどね……)それで、どうなの?
……本当に、戻らないつもり?」

男「……ま、今の所は」

従妹「わかった」



120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 04:02:26.63 ID:bgz2y0tY0

男「あの、一つだけ言っておくけど」

従妹「私も住む」

男「私も住む、とか言わな……あー遅かった」

従妹「とーぜんでしょ。アンタが誰もたらしこんでないって言うなら、まずはその証拠からよ」

男「おいおい……」

ガチャ

義妹「お帰りー!お兄ちゃん!」

ガバー!!

男「抱きつくなー!」

義妹「……およ?そっちのお姉ちゃんは」

従妹「……い、妹さん?い、いたっけ」

男「……義妹だ」

義妹「えーと……お兄ちゃん?」

男「言いたいことはわかってる」



122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 04:05:58.97 ID:bgz2y0tY0

従妹「ねぇ妹ちゃん」

義妹「なんです?」

従妹「こいつって女ったらし?」

義妹「今日確信しました!」

従妹「アンタねええええええええ!!」

男「ええええええええええええ!?」



123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 04:07:44.28 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「……(なんだろうか?)」

男「……(ほんの、ほんのちょっとだが)」

男「……(よくわからんが……確実な敵意を感じるような)」

義妹「んー!このお煮つけおいしー!」

男「……(気のせいか)」

義母「久々に腕をふるったもの!」

父「それにしても大きくなったな!わはは!」

従妹「あ、あはは……」

義母「ねぇ」

従妹「はい?」

義母「なにか……言いたいことがあってきたんでしょ?」

従妹「……はい」

父「……たかしを連れ戻す気だろ?ははっ」



125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 04:19:08.56 ID:mo9YUdhoO

ここまでの登場人物まとめ
男 本名たかし。モテない大学生。非リア充

父 すごい勢いで浮気しまくって義妹の母を孕ませた腐れ外道

母 父に愛想を尽かして離婚。鹿児島の実家に男を連れて戻ることに

義妹 男の父の浮気相手にして再婚相手の娘。極度のブラコン。変態

義母 男の父の浮気相手。義妹に変な教育を行った変態。男のモテ期オーラの干渉を受けつつある模様。

後輩 男のバイト先の後輩。実は男をストーカーしてる変態。すごい技術力を持つ

部長 男が属するサークルの部長。ふくよかな胸。男に気がある模様

従妹 空手の有段者。男をたっくんと呼ぶ。

占いババ 男にモテ期が到来したことを告げる。料金2000円

義妹友 義妹とブラコンシスターズを結成しているお兄ちゃん大好きな変態

義妹友兄 義妹友の兄。善いお兄ちゃん。名前が長い。



127:>>1:2012/02/20(月) 04:24:31.45 ID:JYm/2IXa0

さるった



132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 04:38:29.57 ID:o8K5ohFs0

別のスレにレスしてこい



133:レスしてきた:2012/02/20(月) 04:41:48.88 ID:bgz2y0tY0

従妹「最初はそのつもりでした」

男「……(たかしたかし言わないでくれ)」

父「ってことは」

従妹「はい。私もここに住んでいいですか?」

男「……そーいや、学校どうするんだよ」

従妹「アンタが戻るっていうまで自主休講でもするわよ」

男「はぁ!?俺が戻らなかったらどうするんだよ!」

従妹「私とアンタの、根競べってやつね」

男「お前……留年するかもしれねーんだぞ……?」

従妹「かもね?」

義妹「愛されてるねぇお兄ちゃん」

男「ええ!?」



134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 04:43:57.49 ID:bgz2y0tY0

従妹「ちょっ!?」

父「こんなにモテるとは、お父さん嬉しい」

義母「やっぱり才能あったんですよ」

男「ちょ、ちょ!何の話!?」



135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 04:45:27.70 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

義母「じゃあ『二人は一緒の部屋』ね!」

義妹「はぁい!『私たちは一緒の部屋で寝る』よ!」

従妹「そうね。『私たちは一緒の部屋で寝ましょう』か」

男「……なんだろう。言い方変じゃない?」



136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 04:46:27.46 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「一番風呂もらっていいか?」

義妹「お兄ちゃんのぞいてもくれないし偶然を装って私が裸の時に脱衣所に来たりしないもんね。
いいよ、最初で」

男「その言い方はどうなんだ?」

従妹「(たっくんの残り湯ハァハァ!!)ふん。別にいいわよ。好きにしたら?」

男「せんきゅ」

スタスタスタ……

義妹「おねーさん、こっちへ」

従妹「……」コクン



137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 04:47:33.36 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

義妹「気づいておられるとは思いますが」

従妹「うん」

義妹「私はお兄ちゃんが大好きです。義兄としても、異性としても」

従妹「知ってたよ」

義妹「流石ですね」

従妹「でも、アンタも知ってるんでしょ?」

義妹「はい。というかあんなに全力ラブコールしてるところを見れば」

従妹「あれでも気づかないのよアイツ。どう思う?」

義妹「最近いろいろありましたからねぇ。動揺しているのでは?」

従妹「あ、そっか……」

義妹「そこで」

従妹「なに?」

義妹「停戦協定といきませんか」

従妹「……賛成。むしろありがたいよ」



139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 04:52:47.53 ID:bgz2y0tY0

義妹「……ありがとうございます。これは友好の証です」

スッ

従妹「……これは」

義妹「脱ぎたてホカホカ、お兄ちゃんパンツです」

従妹「……こんなもの!」

バッ

義妹「……」

従妹「嗅いだのは何年振りかな!?ああ!いい匂い!いい匂いぃ~!!」スーハークンカクンカ

義妹「……うふふ」



140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 04:58:14.30 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

カポーン……

ブルッ

男「今一瞬寒気がした」

男「いや、風呂場内で放尿はしないよ」



143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 05:02:03.87 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

従妹「あー堪能した、肺の中が潤った」

義妹「それにしても」

従妹「ん?」

義妹「単位を犠牲にしてでもお兄ちゃんをとる、流石ですね」

従妹「そういうアンタも命くらいかけそうには見えるけど?」

義妹「てへ☆」

従妹「ぶっちゃけさ」

義妹「はい」

従妹「あれの、どこがいいの?」

義妹「?それは、おねーさんが一番知ってることでは?」

従妹「そうだけどさ。アンタはたぶん……あいつと出会って、ひと月もたってないでしょ?」

義妹「それどころか、一週間くらいでしょうか」

従妹「短っ。私はね?あいつと何度も何度も顔を突き合わせて、何度も遊んで、何度も喧嘩して……
何度も、守ってもらって……それでようやく惚れたのよ。たった一週間って、不思議だな、って思ってさ」

義妹「なるほど」



144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 05:04:37.07 ID:bgz2y0tY0

従妹「『お兄ちゃん』に妙なこだわりがあるのは、見ててわかるけどね」

義妹「おお、そこまでわかるんですか」

従妹「女の勘」

義妹「大正解です。お兄ちゃんは……私にとって、完璧なんです」

従妹「どこが?あいつ頭もそこまでよくないし、スポーツも下手っぴ。お洒落さなんて皆無だし、
なんていうか全体的にへちょいよ?」

義妹「そこです」

従妹「ほう?」

義妹「頼りなくて、カッコ悪くて、ダサくて……みっともない」

従妹「……」

義妹「でも時々、びっくりするくらいカッコよくて、心を読んでるかのように的確な事を言い、
依存してしまうほどに優しい」

従妹「それが……」

義妹「私の『理想のお兄ちゃん』です」

従妹「……ふぅん。まさにアイツじゃん」

義妹「おねーさんなら、わかってくれると思いました」



145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 05:07:22.37 ID:bgz2y0tY0

従妹「アイツはなんだろーね。ドラッグみたいだよね。はたから見てる分には避けようとするのに、
一度ハマってしまったら、もう抜けられないよね」

義妹「そのたとえ、最低ですけど、すごく合ってますねぇ」

従妹「『存在が非合法』とか言ってやろーか」

義妹「あははっ!」

ガチャ

男「なんだお前ら、俺の部屋にいたのか」

従妹「ぴっ!!」

義妹「みゃっ!」

男「風呂空いたから、次入れよ」

義妹「はひっ!」



149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 05:12:21.66 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

従妹「パパパ、パンツ一丁で出てくるとか、アイツ、何考えてんの!?」

義妹「本当です!心臓止まるかと思いました!」

従妹「ひ、久々に見たけど……」

義妹「いい体してますよねぇ……お兄ちゃん」

従妹「昔は空手もやってたしね。途中で辞めたけど……」

義妹「……どーしてですか?お兄ちゃんなら、きっと」

従妹「練習中に、女の子に怪我させちゃったの」

義妹「あら……」

従妹「その時もフラグたってたのかは知らないけど。その女の子は気にも留めてないし、
実際受け身失敗して足くじいただけなんだけど、激しく自分をせめて」

義妹「……」

従妹「それから空手には、手を出さなくなったよ」



150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 05:15:51.27 ID:bgz2y0tY0

義妹「……痛いです」

従妹「いたい?」

義妹「痛いくらいの優しさって、いうか……」

従妹「……ロマンチックな事言うね」

義妹「妹ですから」

従妹「妹がみんなロマンチックみたいな言い方だね」

義妹「もちろんですよ」

従妹「変な子」

義妹「知ってます」

アハハ……

コンコン ガチャ

男「お前ら、早く入れ」

従妹「ぴっ!」

義妹「みっ!」



151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 05:22:57.43 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

義妹「最初はぐー!!」

従妹「じゃんけんぽん!!」

アイコデショ! アイコデショ!!

男「あいつらなんであんな激しい戦いを……

義妹「……あいこでしょ!!(残り湯!!!)」

従妹「……あいこでしょ!!(残り湯!!!)」

父「なんだ入らないのか?じゃあ父さん先に」

義妹「でりゃあ!」

ドグッ!

男「クズ父さーーーーん!!!」



153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 05:25:26.78 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

後輩「……(眠い)」

後輩「……(先輩のシフトも入ってるからかな)」

後輩「……(なんだろ、今日とっても、眠いな)」

キキキィーーッ!!!


ガシッ

バッ

「あぶねーな!!このヤロー!!」

ブロロロロロ……」

男「おい!大丈夫か!?」

後輩「せん……ぱい……?」

男「そうだ。お前はもう、無理に俺の分まで働くことはない。
それよりも体を、ちょっとは休めてくれ……。俺のせいだけどさ」

後輩「せんぱーいっ!!」



154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 05:26:39.82 ID:bgz2y0tY0

ガバッ!!

男「ちょ!普通の道で抱きつかないでくれ!」

後輩「戻ってきてくれると信じてました!愛してます!
貴方を好きでよかった!」

男「止めて照れる!」

後輩「……へんじ」

男「その……」

後輩「……」

男「……あの」

後輩「……わかってますよ」

男「え?」

後輩「先輩はこう言おうとしてるんでしょ?
『とりあえず、保留とかってなし?』とか」

男「……っ!!なんで!」

後輩「もう盗聴はしてませんけど、それでも先輩の……
大好きな人のことくらいわかります」



155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 05:33:57.37 ID:bgz2y0tY0

男「……」

後輩「『私の気持ちは裏切りたくない、ただ、ほかにも気になる子がいる……そうですよね?」

男「……ああ、完璧だよ。正直なんて言っていーか……」

後輩「こんなの女の子なら全員わかります。で、誰を選ぶんですか?」

男「誰か……」

後輩「……はぁ、決められないんですよね?」

男「……ぎく」

後輩「それもわかってますよ。ただ……」

男「……ただ?」

後輩「これは、私からでなく、一人の女の子としてのアドバイスなんですけど……」

男「……え?」

後輩「早めに決めるか、なんとかしたほうがいいと思います。
なんだか……嫌な予感がします」



156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 05:35:21.38 ID:bgz2y0tY0

男「嫌な予感……?」

後輩「あふ」フラッ

男「お、おい!」

後輩「あ、だいじょーぶです……私仮眠室で休んでますね」

男「おう」

テクテク……

男「嫌な予感……ねぇ」



164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 06:32:16.26 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

義妹「……何故でしょう」

義妹「わかってたはずなんです」

義妹「知っていたはずなんです」

義妹「……でも」

義妹「何故か……もやもやする……」



165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 06:36:53.38 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


男「ある日突然、同じ景色のはずなのに、まったく違うところに来てしまったような感覚を覚える」


男「理由はよく、わからなかった」



166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 06:38:09.78 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


後輩「(大好きな先輩が……他の女の人と道を歩いている)」


後輩「(先輩はモテるって知ってるし、また妹さんかもしれない)」


後輩「(でも、なんとなく、どうしようもなく不安になります)」


後輩「(どうやら、私は私の事を、抑えきれないみたいです)」



169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 07:07:08.30 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


部長「(私のものにしたいけど)」


部長「(無理に私のものになってもらわなくてもいい)」


部長「(ただ、私が、安心できれば……それで)」



172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 07:38:10.75 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


従妹「(ずっとずっと抑えてきた)」


従妹「(毎日毎日、襲いかかりたくてしょうがなかった)」


従妹「(逆レ○プっていうのかな?毎日妄想してた)」


従妹「(我慢の限界が来そうだった)」


従妹「(だからその前に『なんとかした』)」



173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 07:39:01.94 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「なぁ我が愛しの妹よ」

義妹「なぁに?私の大好きなお兄ちゃん♪」

男「……何をしたんだ?」

義妹「質問があいまいだねー。お兄ちゃん。私はね?というか私たちはね?」

『貴方と一緒にいたかっただけ』

男「あはは……どうやら俺にも本当にモテ期が来たみたいだ。嬉しいなぁ。だからさ」

義妹「手錠は外さないよ?お兄ちゃん?」

男「……いや、それは」

義妹「大丈夫!トイレもお風呂も、みーんな、私たちがお世話してあげるから!
お兄ちゃんは、ずっとそこにいて?」

男「……おい、いい加減にしろよ」

義妹「え?」

男「こんなことするようなところからはな!お兄ちゃんはいなくなっちゃうんだぞ!?」

義妹「ありえないよ」

男「え?」



177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 08:09:51.68 ID:bgz2y0tY0

妹「両手両足を鎖でつなぎ、ここは24時間体制でカメラがおかれ、かつ常に誰か一人が必ずいるようにしてるんだよ?
ありえないよ。そんなこと」

男「……いったい、どうしちまったんだよ」

義妹「どうもしてないよ?……少なくとも私は、出会った時から何も変わってない」

男「……」

義妹「ちょっと……ブラコンなだけの、普通の妹だよ♪」

男「普通の妹は、兄を拉致監禁したりはしねーけどな……」

義妹「ちょっと愛情表現が過剰なの!もう、お兄ちゃんったら」

男「親父たちはどうやってごまかす?俺が帰ってこないのを、不審がる……」

義妹「大丈夫だよ?」

男「なんでそんな事が言える」

義妹「大丈夫。お母さんたちには何もしてない。
ただ、私たちで『愛の巣で一緒に暮らします』って言いに行っただけ」

男「わーお」

義妹「お義父さんは『一気に複数とかwww流石我が息子www』って言ってたよ?良かったね、
自慢の息子だね!」

男「そんなところが自慢でも何一つ嬉しくないな」



185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 09:09:08.95 ID:bgz2y0tY0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

数日後

後輩「先輩、あーん」

男「あーん……」

モグモグ

後輩「先輩、おいしいですか?」

男「ああ」

後輩「きゃー!先輩がおいしいって!」

従妹「良かったじゃん」

男「(俺はいつまでこうしているのだろうか?)」

男「(時間の感覚さえ曖昧になってきた。今何時だ?今は、何曜日……)」

チュ

男「……っ」

後輩「愛してます、先輩」

男「……ああ」



186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 09:13:12.53 ID:bgz2y0tY0

部長「ここにいれば、誰にも邪魔されない」

男「……」

従妹「ずっと、ずーーーっと、皆でここで暮らしましょう?」

男「……」

男「(悪くないかもしれない)」

男「(ここにいれば、何もしなくても、生きていられる。何も、何もしなくても……)」

男「(……どうして、こうなったんだろうな)」

ギュ

義妹「お兄ちゃん……愛してるよ?」

男「……俺もだ」

男「(……モテ期って、こんなもんだっけ)」

男「(もっと明るくて、華々しいもんだと思ってたけど……)」

男「こんなモテ期も、あるもんなんだな……」

義妹「……そだね」

―― バタン
                            HAPPY END



187: ◆ZWAJnJ4q9E :2012/02/20(月) 09:14:44.33 ID:bgz2y0tY0

はい終わり!
駄目だ収集つかなくなった。最初からこの展開は予測してたというのに……

皆さんもモテ期には気を付けましょう。
拉致監禁されて衰弱死するので、モテ期なんてこなくていいんです!!ええ!!ちげーよ強がりじゃねーし!!



190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/20(月) 09:17:59.57 ID:NhWu9MBu0

乙だが
欲を言えばどんでん返し見たかったな



※このあとバッドエンド(?)が書かれて一旦記載もしたんですが
再考した結果、このブログでは割愛することといたしました。誠に申し訳ありません。
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    コメント一覧

      • 1. あ
      • 2012年02月21日 00:28
      • 感動した
      • 2. あ
      • 2012年02月21日 00:43
      • タイトルに閲覧注意の注意書きをした別の記事にBADENDをまとめて欲しい
      • 3. 名無し
      • 2012年02月21日 00:50
      • ※2元スレも少し覗いてたけどそういう理由ではないと思う
      • 4. 名無し
      • 2012年02月21日 02:07
      • 酷いどころじゃないw

        まあスレタイ的にハーレムエンドしかなかったし
        良かった
      • 5. 名無し
      • 2012年02月21日 02:29
      • グロ的な意味じゃないバッドエンド……気になるぜ……
      • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2012年02月21日 02:47
      • もう(ハッピーエンドじゃ)ないじゃん・・・
      • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2012年02月21日 02:48
      • 元スレ少し見てたけど普通のエロ展開だったよ
        ここは最近、今後さらにきつくなるかもしれない規制対策に力入れてるようだからそのためかと
        長くSSを書いたり読んだりするにはある程度モラルや線引きは必要だと思うし
        仕方ないんじゃないかな割愛も 
      • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2012年02月21日 03:04
      • バッドエンドはスクールデイズ的な感じだろ?読んでないけどそんな気するぜ
      • 9. 名無し
      • 2012年02月21日 04:21
      • ちょっと人生のリセットボタン探してくるわ…
      • 10. あ
      • 2012年02月21日 05:12
      • 何か最近元スレ元スレうるさいオタクがいるが、初めて読んだ俺が違和感無く読めたまとめ方だからいいんだよアホ
      • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2012年02月21日 06:08
      • モテナイ期っていうのはないのか?
        早くそこに突入しないと身が持たない
      • 12. 名無し
      • 2012年02月21日 06:09
      • 続編で一転攻勢期待
      • 13.
      • 2012年02月21日 06:13
      • 母…
      • 14. あ
      • 2012年02月21日 07:21
      • 義理の妹より義理の母を攻略だろJK
      • 15. あ
      • 2012年02月21日 07:29
      • 掲載見合わせってんだから精神的ブラクラレベルの超鬱展開のBADENDだと思ったら
        ただセクロスしてただけっていう。。
      • 16. にゃーん
      • 2012年02月21日 07:32
      • >※10
      • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2012年02月21日 08:06
      • 元スレまで見て思ったのはクロスチャンネルの曜子ちゃんのアレと未来にキスを足したみたいだなってこと
      • 18. ソランザム!
      • 2012年02月21日 08:22
      • モテ期なんてな~いさっ↑♪
        モテ期なんてな~いさ↓♪
      • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2012年02月21日 11:47
      • 続き見てきたけど、まぁバッドエンドだな
      • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2012年02月21日 12:18
      • こんなもんか
      • 21. 名無し
      • 2012年02月21日 13:25
      • こういうタイプのヤンデレはよくわからん
        好きな人を不幸にして自分だけ幸せになるとか、それは本当に好きと言えるのかと
        主人公に恋してる自分が好きなだけなんじゃないかと
      • 22. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2012年02月21日 19:01
      • 所詮この程度だな
      • 23. 名無しさん
      • 2012年02月21日 21:19
      • 実母が気の毒過ぎて最後まで読めなかった
      • 24. OMJ
      • 2012年02月22日 11:53
      • もう一山欲しかったな。面白かった
      • 25. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2012年02月22日 12:08
      • >>21
        それはヤンデレじゃなくてメンヘラって言うんだよ
      • 26. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2012年02月28日 22:16
      • まぁタイトルに「ひどいことになりました」って書いてるから結末はそういう事なんだろうね
        少し無理矢理にぶつ切ったっぽい印象はあるけど

        割愛はまとめ人がそう判断したからそうしたんでしょう
        今回は特に続きみたいほど面白かったってワケではないので自分は見ないけど
        別に続き見たけりゃ元スレや他のまとめサイト探してでも見るし
      • 27. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2012年03月02日 21:33
      • 確かにモテ期が来れば幸せになれるとは限らないけど、大抵の奴は幸せになってるし、
        逆にモテ期が来ない多くの人は色々と苦しんでるんだぜ…
      • 28. 名無し
      • 2012年03月03日 21:01
      • こんなもんか キリッ


        だっておwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwバンバン
      • 29. 名無し
      • 2012年03月09日 00:14
      • 3 全然ひどくないし超リア充だったけど、義妹が可愛かったから無問題。
      • 30. ソランザム!
      • 2012年03月25日 12:46
      • モテキ 久保ミツロウ で検索してみよう
      • 31. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2012年09月19日 00:24
      • 『ボク母んとこ行くん ですよ~ハハ』
        ミッキーマウスで脳内再生されたwww
      • 32. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月20日 10:58
      • 寒気しかしねーわww

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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