P「はぁ…レンタルですか?」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 16:24:11.01 ID:vDose5pJ0
P「おはようございます」
小鳥「おはようございます。プロデューサーさん、社長が少しお話ししたい事があると言ってましたよ」
何だろう?
最近は特に問題も無いはずなんだけど
P「わかりました」
俺は 社長室のドアをノックし、ドアを開いた
社長「やあ、おはよう」
P「おはようございます」
社長「早速なんだが君にこんな話があるんだ」
社長は俺に封筒を差し出してきた
それを受け取り中身を確認する
内容は
とあるプロダクションへの3ヶ月間のレンタル移籍と書いてあった
⇒レンタルマギカ 死線の魔法使いたち- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 16:30:36.52 ID:vDose5pJ0
P「レンタル…俺がですか?」
社長「知り合いに大手のプロダクションの社長がいてね。そこが人手不足だから君を貸して欲しいという事だ」
P「はあ…」
社長「どうするかは君に任せる。ウチだって暇では無いからね」
P「…」
社長「明後日までには返事をくれたまえ。以上だ」
P「はい、失礼します」
レンタルか…どうするかな?
ウチも最近は仕事が軌道に乗り、安定している
他の所で挑戦するのも悪くない
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 16:40:34.96 ID:vDose5pJ0
俺は自分の机で先ほどの書類とにらめっこをしている
小鳥「社長、何の話だったんですか?」
P「俺の移籍の話です」
小鳥「ええっ!?プロデューサーさん、辞めちゃうんですか!?」
P「3ヶ月間のレンタルらしいですよ」
小鳥「断りますよね?」
P「え?何でですか?」
小鳥「プロデューサーさんがいなくなっちゃったら皆はどうするんですか?」
P「その辺は社長がカバーしてくれるらしいです」
小鳥「そんな…そちらではどんなお仕事をするんですか?」
P「レコーディングスタジオでのディレクション業務みたいですね。だから特に誰かをプロデュースするわけではありません」
小鳥「プロデューサーさんはそれで良いんですか?」
P「音楽と深く関われるしとても魅力はありますね」
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 16:46:25.69 ID:vDose5pJ0
小鳥「この話…受けるんですね?」
P「かなり前向きに考えています」
音楽の仕事に専念できる…俺もたくさんの事が学べて良い事ばかりだ
今日一日考えて答えを出そう
決断は早い方がいい
春香「おはようございます」
小鳥「春香ちゃん、おはよう」
P「おはよう」
小鳥「春香ちゃん、プロデューサーさんがね…」
P「音無さん、ダメです」
小鳥「プロデューサーさん…」
春香「?」
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 16:52:29.21 ID:vDose5pJ0
765プロではプロデューサーをやっているが、実際は営業とアイドルのマネージメントが中心だ
人が少ないから仕方が無いが、俺のプロデューサー像と大きく離れてしまっている
皆とは当時はそれなりに仲良く過ごしてきたが、仕事が軌道に乗ってからは挨拶と最低限の会話くらいしかしていない
P「本当に…良い機会かもしれないな」
春香「何が良い機会なんですか?」
小鳥「…」
P「何でも無い、気にしないでくれ」
春香「はあ…」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 16:59:24.23 ID:vDose5pJ0
昼になった
アイドルの皆が昼食をとっている
俺は変わらず自分の席で座ったままだ
皆が俺に仕事の事以外で話しかけてくる事は無くなった
特に寂しくは無いが現実はこんなものだ
変な噂の種にならないし、これで良い
美希「ハニー、それ何?」
P「美希か、別に何もない」
星井美希…彼女だけは例外だ
何も無い時でも俺に話しかけてくる
美希「この紙……え?」
P「おい、勝手に読むなよ」
美希「ハニー、今すぐこの紙捨てて」
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 17:09:54.51 ID:vDose5pJ0
P「それは無理だ」
美希「ダメ!!ダメなの!!そんなの絶対にダメ!!」
美希が声を張りあげるから皆が俺の所に集まってくる
真「美希、どうしたの?」
雪歩「美希ちゃん、ちょっと怖いですぅ…」
響「ケンカはダメだぞ!!みんな仲良くだ」
美希「だって…ハニーが居なくなっちゃう!!」
P「美希、余計な事を言うな」
真「プロデューサーが居なくなる?」
響「え?辞めちゃうのか?」
P「辞めない。何でもないから皆は戻ってくれ」
俺は何とかその場を収めた
美希を除いた皆は戻って行った
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 17:16:27.62 ID:vDose5pJ0
美希「ねえ…美希はイヤだよ?ハニーと離れたくない…」
P「別に辞めるわけじゃない。出張みたいなもんだ」
美希「やだよ…お願い、断って…断って欲しいの」
P「俺は受けようと思っている」
美希「みんなは…みんなはどうなるの?」
P「社長と律子がバッチリフォローしてくれる。問題ない」
美希「ハニー…」
P「そろそろ仕事の時間だろ?行っておいで」
美希「わかった…ハニー、その紙ちゃんと捨ててね?」
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 17:21:09.94 ID:vDose5pJ0
昼食が終わると俺と音無さんの2人になった
小鳥「プロデューサーさん。美希ちゃんもあんなに止めてたんですから…この話はお断りにしませんか?」
P「いえ、気が変わりました。今すぐ返事をします」
小鳥「受けるんですか?」
P「はい、それが俺にとってベストな選択だと信じています」
小鳥「そうですか…」
P「社長に返事をしてきます」
俺は席を立ち社長室へ行く
そしてこの話を受ける事を伝えた
- 20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 17:26:35.38 ID:vDose5pJ0
夕方
美希「みんな!!どうしよう…ハニーが辞めちゃうの!!」
春香「プロデューサーさんが?まさか」
千早「そう言えば最近はまともに話もしていないわね」
やよい「私はあいさつくらいしかしてませんね~」
美希「みんな!!そんなのんきな事言ってる場合じゃないの!!」
春香「小鳥さん。今朝の事、ですよね?」
千早「今朝?何かあったの?」
美希「ハニー…やだよ…ミキ、死んじゃいそう…」
小鳥「ええ、実はね…」
- 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 17:27:20.25 ID:qmH7AxZ20
美希以外が冷めすぎだろ…
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 17:33:49.55 ID:vDose5pJ0
春香「何だ、レンタルだから辞めるわけじゃ無いんだ」
千早「そうよね、いくらなんでもそんな簡単に辞めたりはしないわ」
美希「みんな何もわかってないの!!」
春香「美希、3ヶ月くらいならプロデューサーさんが居なくても大丈夫だよ」
千早「最近は安定して仕事もあるし、あちらからのオファーも増えたから問題無いわ」
律子「私も居るわ。だから問題無いわよ」
春香「律子さん、何時の間に」
律子「さっきから居たわよ。失礼な」
美希「みんな…レンタルからの完全移籍って珍しく無いんだよ?」
- 27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 17:44:48.12 ID:vDose5pJ0
春香「まさか、プロデューサーさんが私達の事を置いて辞めたりなんかしないって」
千早「そうね、私もそう思うわ」
律子「私もプロデューサーなんだからみんなのサポートくらい余裕よ」
やよい「難しい話はよくわからないです」
美希「男の人は…やり甲斐のある仕事の方を優先するんだよ?ハニー…かなり前向きだった」
春香「まあまあ、今日はもう帰ろうよ」
千早「そうね」
やよい「帰りましょう」
美希「…ハニー」
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 17:47:54.87 ID:vDose5pJ0
翌日
俺は事務所には行かず、レンタル先のスタジオに向かった
中規模のレコーディングスタジオだがとても雰囲気の良いスタジオだ
スタッフやエンジニアに挨拶し、今日は色々と中を見させてもらった
久し振りに心が躍るような気分だ
明日からここで俺の仕事が始まる
楽しみだ
- 32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 17:50:58.79 ID:QRi16zBNO
楽しみですwktk
- 36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 17:55:11.93 ID:vDose5pJ0
社長「…と言うわけで、しばらくは律子君が全体のプロデューサーとなる。みんな、よろしく頼むよ」
律子「みんな、私も立派なプロデューサーよ。彼が帰って来ても居場所が無いくらい頑張るわ。よろしくね」
春香「本当に行っちゃったね。でも少しの間だし、全然問題無いよ」
真「最近は存在感も無かったし大丈夫。ボク達だけで十分やれるさ」
伊織「そうかしら…私はかなり不安よ」
亜美「いおりん、どったの?」
真美「だいじょぶだよ。真美たちお仕事いっぱいあるし」
響「そうそう、現場でもすぐに次の仕事の話が来るから大丈夫だぞ」
伊織(その仕事は…誰が取ってくるのよ)
美希「ハニー…ミキもそっち行きたいの…」
- 39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 17:57:47.17 ID:upN4OHfgO
真ヒデェwww
- 43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:01:22.41 ID:vDose5pJ0
俺は今日から新しい場所でのスタートを切った
歌の収録以外にもインストゥルメンタルのレコーディングやナレーションもあり、大変ながらも楽しい時間が過ぎた
P「はあ…疲れた」
エンジニア「その割には楽しそうに仕事しますね」
P「ええ、楽しいですよ。やりたかった仕事をやってるんですから」
エンジニア「ウチも人手不足だから助かりますよ。ずっと居れば良いのに」
P「そんなうまい話は無いですよ。ははは」
エンジニア「…そうでもないんですけどね」
- 45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:07:44.06 ID:vDose5pJ0
春香「今日も平和に終わったね」
千早「そうね、今の所はプロデューサーが居なくても大丈夫みたい」
真「ボク、今日も新しい仕事の話が来たんだよ。だからプロデューサーが居なくても大丈夫」
雪歩「そう、なのかなぁ…」
あずさ「でもやっぱり寂しいわ…」
亜美「今日も平和な一日であった…」
伊織(居なくなってすぐに影響が出るわけ無いじゃない…)
律子「今日一日みんなの管理をやってみたけど問題無いわ。いける」
春香「さすが律子さん」
伊織「そろそろ定例ライブの準備はしなくて良いのかしら?」
律子「おっと、いつもは彼がやってたから忘れてたわ」
伊織「…不安ね」
- 48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:12:37.13 ID:vDose5pJ0
1週間が過ぎた
俺は仕事にも慣れ、今ではしっかりとスタジオワークが出来るようになった
こちらの社長も喜んでくれ、俺もこの仕事に対する熱意が益々燃えあがる
P「お疲れ様でした」
エンジニア「お疲れ様です。今日は少しハードでしたね」
P「いえいえ 、まだまだいけますよ」
エンジニア「社長があなたを凄く気に入ってましたよ」
P「そうですか。それは光栄です」
エンジニア「もうウチでいいじゃ無いですか」
P「そんな上手くは行きませんって」
エンジニア「そうかなぁ?」
- 51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:17:58.98 ID:vDose5pJ0
俺はスタジオを出て街を歩く
今日も楽しかった
日高愛って言う子の収録の時は少し耳が痛かったが…
歩いていると春香が本屋から出て来た
プライベートな時間だ、そっとしておいてやろう
俺は春香の前をそのまま通り過ぎた
そしてしばらくすると…
春香「プロデューサーさん!!」
P「ああ、どうしたの?」
春香「何でそのまま通り過ぎたんですか!?」
- 54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:21:48.97 ID:vDose5pJ0
P「いや、気付かなかっただけだよ」
春香「ウソ!!目が合いました!!」
こいつ…こう言う所だけは鋭いな
これからは誰かに会ったらその道は通らないようにしよう
P「ごめん、プライベートの邪魔をしたく無かったんだ」
春香「プロデューサーさん、私服ですね」
P「スタジオワークだからな」
春香「そうですか」
P「じゃ、気を付けて帰れよ」
春香「はい…」
俺は春香と別れその場を去った
春香(いつもは…会ったら駅まで送ってくれたのに…)
- 58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:27:59.25 ID:vDose5pJ0
自宅に帰ってすぐに美希から電話があった
P「はい、なんか用か?」
美希「用が無いと電話しちゃダメって法律はないの」
P「そうだね。どうしたの?」
美希「ハニーに会いたいの…ミキ、もう1週間もハニーの顔見てない…」
P「まだ1週間だぞ?」
美希「やなの!!ハニーに会いたいの!!」
P「勘弁してくれ。明日は休みだからゆっくり寝て過ごすよ」
美希「律子が今日美希の仕事のスケジュールの調整が出来てなくて大変だったの」
P「すぐに慣れるよ」
美希「ハニー…帰って来てよ」
- 62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:32:48.33 ID:vDose5pJ0
P「それは無理だ」
美希「ハニー…美希、寂しくて死んじゃうよ?」
P「それくらいで死なないでくれ」
美希「やだ、やだ、ハニー…」
P「もう切るぞ…」
美希「ハニー!?…切れちゃった…ミキ、本当に死んじゃいそう…」
- 64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:36:52.75 ID:vDose5pJ0
俺は次の日、昼過ぎまで寝ていた
起きると身だしなみを整え街に出た
レコーディングの資料を買いに行くためだ
P「今日はゆっくりできるな~」
しばらく歩いていると
P「やばい…美希だ、回り道しよう」
まだかなり遠い距離だ。気付かれるはずも無い
俺は少し小走りで違う道を行った
そして本屋の前には
美希「ハニー、何で逃げたの?」
- 70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:42:50.96 ID:vDose5pJ0
P「何の話だ?俺は少し急いでいただけだ」
美希「お休みの日に走って本屋に行く事なんて滅多に無いと思うな」
P「お前は何してるんだよ、仕事は?」
美希「遅刻して怒られた。帰れって言われたからここに居るの」
P「お前、遅刻なんてした事無いじゃないか」
美希「律子が撮影の時間を勘違いしてこうなったの」
P「じゃあ、謝りに行かなきゃ…律子は?」
美希「竜宮小町の現場」
P「社長は?」
美希「春香の現場」
P「…」
- 71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:47:42.90 ID:vDose5pJ0
美希「美希…どうしたらいいの?」
P「謝るしか…無いだろ」
美希「でも、美希帰れって言われて…もう無理なの」
P「そんなわけにもいかないだろ、悪いのは全面的に765プロなんだから」
美希「ハニー…助けて…」
P「わかった…俺が一緒に謝りに行く。お前もちゃんと頭下げろよ?」
美希「うん、ミキ…ちゃんとする」
P「じゃあ、行くぞ」
美希「はいなの!!」
- 77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:52:33.73 ID:vDose5pJ0
俺は美希と一緒に現場の監督に謝った
意外にもそこまで腹が立ったわけでは無いらしく何とかこの場は収まりそうだ
P「本当に申し訳ありませんでした」
監督「いや、こっちも撮影中は気が立っちゃってね」
P「これ、差し入れです。みんなで食べてください」
監督「悪いね、後で頂くよ」
P「あの、美希の事…よろしくお願いします」
監督「大丈夫だよ。そろそろ始めようか」
P「はい!!美希、行ってこい」
美希「はいなの!!」
- 81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 18:57:12.15 ID:vDose5pJ0
収録は夕方を過ぎた
今日は働いたのと変わらない一日だった…
P「お疲れ様」
美希「ハニー、助かったの」
P「そう、じゃあ俺は帰るな」
美希「ダメ!!美希と一緒に居るの!!」
P「帰らせてくれよ…俺、疲れたよ…」
美希「ミキが癒してあげるから大丈夫なの」
P「お前といると疲れるよ…」
美希「そんなのってないの!!」
P「とにかく俺はもう帰る。じゃあな」
俺は足早にその場を去った
美希「ハニー…」
- 86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 19:05:28.07 ID:vDose5pJ0
俺は自宅に戻ってベッドに転がった
P「俺も最初はよくミスしたな…音無さんが一緒に謝りに行ってくれて…」
そう、律子もまだ駆け出しだ
竜宮小町はそれなりに売れているが律子はまだまだキャリアが浅い
P「人数が多くて大変だけどすぐに慣れるさ」
そして1時間後、電話に着信
画面を見ずに通話ボタンを押す
P「はい」
千早「あの、私です」
P「うん、何か用?」
千早「明日…歌の収録があるんです」
P「そう、頑張って」
千早「少し教えていただきたい所があって…今から良いですか?」
- 92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 19:10:58.11 ID:vDose5pJ0
P「そう言うのは律子に聞け」
千早「律子の携帯にかけたのですが…疲れて寝てしまってるみたいで…」
P「まあ、自分で曲の解釈をしてみろ。それも勉強だ」
千早「それが難しくて…お願いします」
P「俺は疲れた。もうダメ」
千早「お願いします…」
P「切るぞ?」
千早「お願い…します」
あ、やばい…少し涙声だ
P「ごめんなさい。駅前の喫茶店で会おう」
千早「はい…」
- 105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 19:16:25.19 ID:vDose5pJ0
俺は重い身体を引きずって待ち合わせの場所に行った
すでに千早は着いていたようだ
P「遅くなった」
千早「プロデューサー…お疲れの所すみません」
P「いいよ、早速やろうか」
千早「はい…お願いします」
俺は千早の持ってきた譜面にチェックすべき所を書き込み伝えた
作業自体はそんなに時間はかからず20分くらいで終わった
千早「助かりました」
P「そう、それなら良かったよ」
千早「プロデューサー、あの…」
P「じゃあ、俺帰るな」
俺は伝票を持ちレジへ向かった
千早「プロデューサー、何か冷たいわね…」
- 109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 19:19:58.79 ID:vDose5pJ0
俺は帰り道を歩いているとやよいに会った
プライベートだからな…と言うわけにはいかない
P「やよい、買い物?」
やよい「あ、プロデューサー」
P「こんな遅くに買い物なんだな?」
やよい「はい、半額セールなので」
P「そう、家まで送るよ」
やよい「はい!!お願いします!!」
やよいは放置出来ない
まだまだ子供だからな
やよい(プロデューサーはいつでも優しいな)
- 113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 19:22:50.38 ID:JPOg0T1U0
やよいはかわいいなぁ
- 119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 19:27:50.76 ID:vDose5pJ0
そしてさらに時間は流れ
レンタル移籍をしてから1ヶ月が過ぎた
俺はこの職場での信頼を得る事が出来、もっと深い所まで作品作りに関わらせてもらって居る
エンジニア「あの、これ…社長からです」
P「ん?…へえ」
エンジニア「何です?」
P「レンタル期間が1ヶ月延長らしいです」
エンジニア「おお、それはいい事だ」
P「俺も楽しいしちょうど良いですよ」
エンジニア「このままずっと延長が続きますよ」
P「まさか、そんな事は無いですよ」
エンジニア「それはどうかな?」
- 124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 19:34:44.66 ID:vDose5pJ0
そして次の日
俺は765プロに向かった
必要になった私物を取りに行くためだ
事務所に着きドアを開けた
小鳥「プロデューサーさん、お久しぶりですね」
P「そうですね。みんなはどうです?」
小鳥「ははは…まあ、何とか」
P「それを聞いて安心しました。取りにきたものがあるだけなのですぐに行きます」
小鳥「お茶くらい…」
P「お気遣いありがとうございます。お気持ちだけ受け取っておきます」
小鳥「はい…何かプロデューサーさんが遠いなぁ」
P「はい?」
小鳥「何でもありません…」
- 127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 19:39:37.33 ID:vDose5pJ0
亜美「あっ!?兄ちゃん!!」
あずさ「お久しぶりです」
伊織「あんた、ちょっとくらいは顔出しなさいよね」
P「あれ、律子は?」
伊織「打ち合わせでライブ会場に残ってるわ。少し準備が遅れててね」
P「そう、大変だね」
伊織「そんな事よりたまには顔出しなさいよね」
亜美「おやおやぁ~?いおりんは兄ちゃんが居なくなってさびしいのかにゃ~?」
伊織「そうよ。悪いの?」
亜美「あれ?…いおりん?」
伊織「とにかく、まだあんたはここの人間なんだからたまには来なさい。わかった?」
P「ああ、そうするよ」
伊織「ふん…」
- 136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 19:45:43.21 ID:vDose5pJ0
俺は事務所を出て駅に向かった
その途中の服屋で美希が服を広げて物色中だった
プライベートだからな…
俺はそのまま駅に向かった
そして駅前に着いた所で
美希「ハニー、何で声かけてくれないの?」
P「いや、買い物の邪魔したら悪いじゃないか…」
美希「ハニーより大事なものなんてないの」
P「はあ…俺行くわ」
美希「ハニー!!あと2ヶ月も我慢できないの!!死ぬの!!」
P「悪い、1ヶ月延びた」
美希「」
- 139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 19:46:59.82 ID:jRHzte270
美希……
- 147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 19:49:49.89 ID:vDose5pJ0
美希「いやあああああああああっ!!!!」
P「おい!?美希!?」
美希「ダメなの!!ハニー!!ハニー!!ハニー!!ダメダメダメダメダメダメ!!!!!」
P「おい!!叫ぶな!!」
やばい…こいつはもう有名人だ
このままだとワイドショーの美味しいエサだ
P「美希!!こっちこい!!」
美希「あ!?お姫様抱っこなの!!」
- 154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 19:57:53.53 ID:vDose5pJ0
俺は美希を近くの公園に連れて行った
そこに2人で座っている
美希「お姫様抱っこのままで良いのに」
P「お前、アイドル続けられなくなるぞ」
美希「ハニーのお嫁さんになるから問題ないの」
P「お前な…」
美希「何で延びたの?」
P「そりゃあ、俺があっちにいる間は765プロにも金が入るからな」
美希「でも、ミキはハニーと離ればなれはイヤなの」
P「あと3ヶ月の我慢だよ」
美希「ミキ…待てないよ…今でももう死にそうなの…」
美希は俺に抱きついてきた
P「おいおい…こんな所でダメだろ。離してくれ」
美希「や!!」
- 158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:03:11.18 ID:vDose5pJ0
P「美希、わがまま言うな」
美希「や!!」
P「仕方ないな…」
俺は美希を抱えたまま公園の人気のない茂みの方へ行った
P「ほら、美希…」
美希を抱きしめた
すると美希の身体が一瞬反応したが特に抵抗は無かっ
美希「ハニーから抱きしめてもらうの…初めて」
P「お前は本当に手がかかる子だ」
美希「ミキ、ちょっとだけ泣いてていい?」
P「いいよ」
美希「ありがとなの…」
- 164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:08:40.50 ID:vDose5pJ0
美希はその後2時間離してくれなかった
身体を離すとすぐに激しく泣き出してしまうからだ
P「もういいだろ?ほら」
美希「えへへ…お礼にミキの事、襲っていいよ?」
P「そんな事はしない」
美希「ミキ、ハニーとならどこでも良いよ?」
P「お前はまだ明るい時間に何をしようとしてるんだ」
美希「じゃあ暗くなってからまたここに来ようね」
P「だめだこいつ…何とかしないと」
美希「でも、やっぱり寂しいよ…」
- 168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:16:24.58 ID:vDose5pJ0
俺は美希を家まで送った
美希は家の前でも俺を抱きしめ離さなかったが何とか離れることが出来た
そして道を歩いていると
響「…」
真「…」
あれ?何か険悪な雰囲気だな
でもプライベートだからな…
俺は道を変えて駅に向かった
貴音「貴方様…」
P「貴音か、久しぶりだな」
貴音「はい…」
P「顔見れて良かったよ。気を付けて帰れよ」
- 169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:17:39.44 ID:vDose5pJ0
貴音「あの、貴方様」
P「ん?」
貴音「何でも…ありません」
P「そう、じゃあ」
貴音(心配をかけては…いけない)
貴音も何か元気が無かったな
まあ、何かあれば相談でもして来るさ
俺は特に気に留める事も無く自宅へ戻った
- 172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:22:46.22 ID:vDose5pJ0
帰るとすぐに着信があった
千早からだ
P「はい」
千早「お忙し所すみません、あの、歌の事で…」
P「律子に聞いてくれ」
千早「聞いたのですが…わからないって」
P「じゃあ一緒に考えろ。それも勉強だ」
千早「でも、収録は明日なんです」
P「悪い、仕事中なんだ。切るな」
千早「あっ…どうしよう…」
P「今日はもう疲れた…何もする気がおきない」
俺も人間だ。ずっと動き続ける事は出来ない
申し訳ないけどね
- 178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:28:07.15 ID:vDose5pJ0
そして1週間が過ぎた
定例ライブはどう言うわけか竜宮小町のワンマンライブに変更されたみたいだ
何らかの狙いがあるんだろう
P「終わった~」
エンジニア「お疲れ様です」
P「今日はストリングスのオケが良い感じで録れましたね」
エンジニア「はい、私は天才ですから」
P「ええ、本当にいい腕してますよ」
エンジニア「コンビも定着しましたね」
P「ええ、いい仕事が出来そうです」
エンジニア「社長があと2ヶ月延ばしたいって」
P「へぇ~」
エンジニア「いひひ…」
- 190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:35:17.58 ID:vDose5pJ0
そして当初の契約期間の3ヶ月が経過した
ただ、まだ3ヶ月残っている
俺としてもギャラが多くもらえるので特に問題はない。やり甲斐もある。
ただ、その後の定例ライブはまた竜宮小町のワンマンだった
大きく売り出すのか?
携帯が鳴った。春香からだ
P「はい」
春香「千早ちゃんが…引きこもってしまいました」
P「…は?」
- 193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:36:19.33 ID:WcSlxm6j0
ちはやん…
- 202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:40:03.24 ID:vDose5pJ0
春香「行ってあげてくれませんか?」
P「そうだな、心配だから様子を見てくる」
春香「お願いします…あの」
P「ん?まだ何かあるのか」
春香「いえ…失礼します」
春香からの電話を切り出掛ける準備をする
何か、元気が無かったな
春香「お仕事…減っちゃったな…」
- 205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:45:05.43 ID:vDose5pJ0
千早の住む部屋の前に来た
何と無く…黒いオーラが見えるような…
P「千早、俺だ。開けてくれ」
少しすると扉が静かに開いた
千早「プロデューサー…」
P「お前、どうしたんだよ?」
千早「私…もう歌えません」
P「何言ってるんだ…しっかりしろ」
千早「失敗ばかりでもう歌いたくないです…」
P「ひどいな…入らせてもらうぞ」
千早「あ…部屋、散らかってますから…」
- 214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:51:48.68 ID:vDose5pJ0
千早の部屋はものすごく荒れていた
俺は取り敢えず掃除を始めた
P「少し片付けたらメシ作るから待ってろ」
千早「あ…そっちは下着があるので…私が」
P「ん、わかった」
簡単に掃除をし、冷蔵庫の残り物で焼き飯を作り千早に食べさせる
千早「…おいし」
P「どうしたんだ?お前が歌えないだなんて」
千早「歌の収録…上手くいかないんです」
P「律子は?あいつがいるだろ」
千早「忙しそうで取り合ってくれません」
- 217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 20:56:13.43 ID:vDose5pJ0
P「お前、歌いたくないのか?」
千早「歌いたいです…けど…」
P「けど…」
千早「どうすればいいかわからない…相談できる人もいない…もう駄目です」
P「あ、そうだ」
千早「?」
P「ウチのスタジオに来いよ。それなら俺がアドバイス出来るし」
千早「良いんですか?」
P「ああ、明日話しておくよ」
千早「じゃあ、歌います」
P「よし、それで良い。俺は帰るぞ」
千早「あの…明日まで…そばに居てくれませんか?」
- 229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:02:11.08 ID:vDose5pJ0
俺はベッドで眠る千早のそばで座り手を握っている
P「千早、不安だったんだな…悪い事したな」
反省しないといけない
次からはみんなからの話はちゃんと聞こう
千早「プロデューサー…うふふ…」
P「明日、ちゃんとしておくからな」
俺は千早の手を握ったまま目を閉じた
そして深く眠りについた
千早「プロデューサー…す、き…」
- 236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:11:43.91 ID:vDose5pJ0
翌日
俺は千早の部屋を出てすぐにスタジオと765プロに千早の事について話をした
その結果千早のレコーディングは無事に完了し、千早の引きこもりも解決した
そして数日後
エンジニア「何か、1ヶ月だけ帰還命令が出てますよ?」
P「え?何でだろ?」
エンジニア「まあ、久しぶりにあちらの仕事でも楽しんで来ればいいじゃないですか」
P「そうですね。じゃあ、ちょっと行ってきます」
エンジニア「お早いお帰りを~」
P「はい」
エンジニア「最後の情けですよ…いひひ」
- 246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:17:47.02 ID:vDose5pJ0
俺は数日後765プロに戻った
少し雰囲気が暗いが特に変わった様子も無いようだ
P「おはようございます」
小鳥「おはようございます。お久しぶりです」
P「どうもです、じゃあ仕事しますか」
小鳥「お茶淹れてきますね♪」
P「ありがとうございます」
あれ?
ホワイトボードが真っ白じゃないか
ダメだな、面倒くさくてもちゃんと書かないと
- 247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:18:39.56 ID:vDose5pJ0
ごはん食べる
- 248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:18:58.80 ID:zrQWE7RD0
代行はよ
- 250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:19:34.55 ID:w9ODSy7U0
代行呼べ早く!
- 253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:20:15.13 ID:B1aQ+zyu0
- ★食事代行始めました★
食事したいけどその時間が無い、食事をしたいけど食べるものが無い、そんなときに!
フードファイトで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに食事をしてくれます!
モチロン食事を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くのラーメンを無差別に食い荒らします!
1時間\1200~ 24時間営業 年中無休!
/ヽ
/ s i
/ .|/\――ァ _ / ̄/ ̄:::''‐、. ら
. r―――くS / |―― ァ ./::/ /::::::::::::::::::::::\. お. あ
\__r――― '――― ァ_ノ /::::::/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ. か め
. r、{ ̄∽ \∽ ∽∽ ノ―ァ ア ./_/__i i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ わ. ん
r、! \ r――――― '‐―ァ/}. ../ | .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| り
!\ S. ` 、r‐` ――――――‐ァ―ァ /┃ ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
r――――.\______ ,ノ―ァ ( (7::::::::i:::::::::::::::::::::::::/
. \∽ { ̄∽ ∽∽ ,フ / .\ /::::::::::/:::::::::::::::::::::::(
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ヽ ) (/ / "/ / / /
食事代行では現在スタッフを募集していません
- 262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:37:08.86 ID:vDose5pJ0
P「ほら、お前らも早く仕事いけ」
春香「お仕事…ありません」
真「何かいきなり契約切られちゃいました…」
響「自分は1ヶ月仕事してないぞ…」
千早「プロデューサー!!ドラマの主題歌のお話を頂きました!!」
P「千早、空気を読もうな」
千早「はい!!」
P「とにかく…レッスンある奴は行ってこい。仕事は俺が適当に見つけておくから」
俺はみんなをレッスンに出してから営業の電話をした
ある程度の仕事の目処をつけた所で昼になった
小鳥「プロデューサーさん、お疲れ様です」
P「久し振りなんで疲れますね」
小鳥「ふふっ♪」
- 270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:40:41.14 ID:vDose5pJ0
P「あれ?律子は」
小鳥「体調を崩してて先週からお休みです」
P「そうですか。風邪かな?」
小鳥「午後からは竜宮小町のお仕事があるんですけど」
P「ああ、俺が行きますよ」
小鳥「良かった…社長も年で手が回らなかったんですよ」
P「社長も大変ですね。でもやり手の人ですから安心ですよ」
小鳥「はい…そうですね」
- 278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:45:49.78 ID:vDose5pJ0
P「はい、竜宮小町集合~」
伊織「顔出せって言ったでしょ」
P「ごめんな。でも忙しかったから」
伊織「行くわよ」
伊織は俺と手を繋いできた
お兄ちゃんっ子なんだろうな
亜美「もう~本当にいおりんは兄ちゃん大好きなんだね~」
伊織「そうよ、大好きよ。これで良い?」
亜美「あ…うん…いいよ」
あずさ「あらあら~」
そう言えば竜宮小町を連れて仕事って初めてだな
新鮮で面白い
伊織「~♪」
- 280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 21:46:37.28 ID:hIGVgqWR0
いおりんかわいすぎだろ・・・
- 305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:02:57.68 ID:vDose5pJ0
竜宮小町の仕事も無事に終わり事務所に帰る
皆には明日からの仕事の事について説明すると何か安心したのかの様な表情で帰って行った
P「何だ?明日の仕事の話をしたくらいで」
小鳥「…」
P「伊織、早く帰れよ。暗くなっちゃうぞ」
伊織「迎えが来るまでまってるの。それよりもこっち来なさい」
P「はいはい」
伊織は俺をソファに座らせた
伊織「…」
静かに俺の膝の上に腰をおろした
P「伊織はお兄ちゃんっ子なのか?」
伊織「そう言う事にしておくわ」
- 310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:08:01.71 ID:vDose5pJ0
美希「忘れ物なの」
伊織「あら、早く帰らないと暗くなるわよ?」
美希「伊織、何してるのかな?」
伊織「え?座ってるわよ」
美希「どこに?」
伊織「プロデューサーの膝の上だけど?」
美希「離れて」
伊織「迎えが来たら離れるわよ」
美希「ダメ!!今すぐ!!離れるの!!」
伊織「イヤよ」
小鳥「ぴよぴよ」
- 319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:12:43.20 ID:vDose5pJ0
俺はその後、伊織の迎えが来るまでそのまま座って居た
伊織は迎えが来ると素直に俺から離れて事務所を出たのだった
P「美希、帰るか」
美希「ミキもするの」
P「伊織乗せたままだったから痺れてる。無理」
美希「治るまで待つの。いつまでも待つの」
P「はあ…もういいよ。おいで」
美希「うん!!」
俺は足の痺れを残したまま帰宅した
美希は対抗心が強いんだな…
- 326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:18:57.88 ID:vDose5pJ0
1週間もすると仕事も安定して来て皆の暗い雰囲気も次第に薄れていった
女の子が大勢いるんだ。喧嘩だってあるだろう。
P「律子は…まだ治らないんですか?」
小鳥「ええ、過労らしいです」
P「へえ、そのうち治るでしょう」
小鳥「はい…」
P「俺があっちに戻るまでに定例ライブやりますよ」
小鳥「大丈夫ですか?…その、一人で準備とか…」
P「慣れてしまえばそんなに大変じゃないですよ」
小鳥「そうですか…」
小鳥(律子さんが定例ライブ放棄したって聞いたら…怒るだろうな)
- 337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:23:15.33 ID:vDose5pJ0
定例ライブの準備に取り掛かる
今まで使っていた会場は使えないと言う事らしいので、同じ様な規模の会場を押さえ、スタッフを準備する
一日あれば充分だ
あとはプロモーションと皆のレッスンだな
俺は夕方になるとみんなを集めた
P「いきなりだけど俺がやりたいから来週定例ライブやるよ」
そう言うと皆が嘘の様に喜び出した
何かあるのか?
いつもやってる事なのに
新鮮な気持ちを失わない良い子達だ
- 347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:29:53.15 ID:vDose5pJ0
次の日からはレッスンに仕事、皆はとても忙しそうだ
最近は少し仕事を入れ過ぎて恨みを買うかと不安だったが皆文句一つ言わずに取り組んでくれる
この子達にはもう俺の力は必要ないなと思えるくらいの働きぶりだった
P「俺が疲れた」
千早「プロデューサー、聞きたい事が…」
P「お前はいつもついて来て金魚のフンみたいになってるぞ」
千早「はい、それで良いです」
美希「ハニー!!ミキの事も無くちゃんと相手するの!!」
伊織「ダメよ、今から彼は竜宮小町のレッスンに付くんだから…」
俺は伊織に引きずられながらスタジオに入った
- 349: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/05(日) 22:31:36.60 ID:r/kP9/Gt0
やりたいからやるライブって定例じゃないよね
- 352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:36:14.47 ID:qqm+gkCZ0
予定を早めて定例ライブを行うってことじゃね
- 353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:37:41.12 ID:vDose5pJ0
夕方になると俺は真美を呼び出した
真美「兄ちゃん、何か話があるの?」
P「ああ、お前3ヶ月もCD出してないじゃないか」
真美「だって…りっちゃん…」
P「今日お前に合いそうな曲を制作会社から引っ張って来たから2日で覚えてすぐに録るぞ」
真美「うん…わかったよ!!」
P「ちゃんと練習しとけよ」
真美「わかった~!!」
これで良い
律子は音源にはあまり力を入れない方針なんだろうな
でも、真美は喜び過ぎだろ
大袈裟だな
- 364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:43:23.97 ID:vDose5pJ0
俺がこちらに来てから2週間後に竜宮小町をメインとした定例ライブを敢行した
短い期間のプロモーションだったが満員御礼でなかなか悪くない結果だった
律子も復帰していたので仕事は順調に進んだ
律子「終わりましたね…」
P「ああ、相変わらず竜宮小町はすごいな」
律子「私のユニットですから」
P「うん、さすが律子だ」
律子「はあ…」
P「あと2週間か…張り切って行こう」
律子「…」
- 370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:51:02.42 ID:vDose5pJ0
ライブの後は事務所で打ち上げをした
皆は笑顔で賑やかだ
律子も復帰したし一安心だな
特に誰にも話しかけられる事も無く打ち上げは終わった
P「さて、帰ろう」
伊織「待ちなさい」
P「早く帰って寝たいんだけど」
伊織「あんた、1ヶ月こっちに来てるけど契約期間はどうなってるの?」
P「ああ、だから1ヶ月延びるよ」
伊織「もう断りなさい」
P「大丈夫だよ。律子も復帰したし」
俺は伊織の頭を撫でてこの場を去った
伊織(来月から…大丈夫かしら)
- 383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 22:56:51.71 ID:vDose5pJ0
俺はその後も皆には申し訳ない量の仕事を押し付けてしまった。でも誰も文句を言わない
皆の力量と体力にはただただ頭が下がる思いだ
美希も千早も精神的に安定して来た様だ
毎日が楽しそうで安心した
そして765プロでの仕事の最終日の朝になった
- 396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:02:39.15 ID:vDose5pJ0
P「じゃあ明日からまたあっちだから」
春香「はい、わかりました」
真「心配しないでください」
やよい「お仕事忙しいけど頑張ります」
美希「ハニー…」
伊織「…」
小鳥「プロデューサーさん、やっぱり明日からはあちらなんですか?」
P「ええ、まだ契約が残ってますから」
皆元気そうだから大丈夫だろう
俺は早目に帰宅し、明日の準備をして寝た
- 404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:08:32.84 ID:vDose5pJ0
俺は再びスタジオで仕事を始めた
やはり色々な音楽に触れると刺激になる
夢中になって仕事をし、一日が終わった
エンジニア「久しぶりの仕事はどうですか?」
P「いやあ、やっぱり良いですね」
エンジニア「まだまだ先は長いですからじっくり行きましょう」
P「そうですね」
エンジニア「明日はかなり忙しいですよ?」
P「余計にやる気が出ますよ」
エンジニア「そうですね…ふひ」
- 411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:13:08.10 ID:vDose5pJ0
そして1週間が過ぎた
俺はオフなので適当に街を歩いている
前から春香、千早、真が歩いて来る
楽しそうに話している
女の子は笑顔が一番だ
プライベートだからな…
俺は声をかけずに通り過ぎた
- 418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:16:32.18 ID:vDose5pJ0
かなり遠目だがあれは恐らく美希だ
やはり服を物色していた
あいつはかなり遠い所でも人の事を感知出来るみたいだ
俺は踵を返し、公園でゆっくりする事にした
公園に入りベンチに向かう
美希「ハニー、何で避けるの?」
P「何の事?」
美希「目が合ったの」
合ってません
- 419: 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/02/05(日) 23:17:26.03 ID:XQqZS78UO
美希が流石過ぎる
- 425:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:25:04.59 ID:vDose5pJ0
美希「美希は見てたの。春香達の事も無視して行ったよね?」
P「あのさ、お互いオフの時にまで仕事関係の人間と関わるのってしんどいだろ?」
美希「わけがわからないの」
P「お前たちは10代の女の子なんだから一応気を使ってるんだよ」
美希「ミキには必要ないよ。あと寂しくて死にそうなの。死ぬの」
P「まだ1週間で何言ってるんだよ」
美希「律子は竜宮小町ばっかりで皆の事見てないよ?」
P「まさか、単に竜宮小町のプロモーション中なんだろう」
美希「そうなかぁ…」
- 430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:29:07.70 ID:vDose5pJ0
美希「美希ね、色々考えたんだ」
P「何を?」
美希「この寂しさを解消する方法」
P「ふ~ん」
美希「でもハニーのお仕事の邪魔はダメ」
P「理解してくれて嬉しいよ」
美希「一緒に住めば解決なの」
P「じゃあ、さようなら」
美希「ハニー…そんなのってないの」
俺は美希を公園に残して自宅に戻った
- 442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:33:04.86 ID:vDose5pJ0
俺は自宅へ帰り玄関のドアを開けた
伊織「どこ行ってたのよ」
P「いや、ちょっとぶらぶらと」
伊織「まあいいわ。別に怒ってないし」
P「ありがとう」
伊織「ふん…」
P「伊織…」
伊織「何?」
P「どうやって入ったの?」
伊織「それを聞いてどうするの?」
P「あ、そうだね…ごめん」
- 445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:34:40.52 ID:n84ZC2xt0
伊織が本気出してきた
- 458:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:42:05.22 ID:vDose5pJ0
P「伊織…何か話があるのかな?」
伊織「あるわ、かなり大事な話よ」
P「そうか、じゃあ聞くよ」
千早の時の事を考えると無視は出来ない
伊織は竜宮小町だ。何かあったら大変な事になる
伊織「あんた、あのスタジオ行くのやめなさいな」
P「何でだよ。せっかくの良い機会なのに」
伊織「あんたがいない時の765プロは大変な事になっていたのよ」
P「社長と律子がいるから大丈夫だよ」
伊織「社長はあんたみたいにタフじゃないの。律子はまだ19歳よ」
P「でも、皆の笑顔で送り出してくれたじゃないか」
伊織「私は皆みたいに平和ボケしてないの」
- 464:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:46:03.38 ID:w9ODSy7U0
人一人いなくなって総崩れする会社も会社だと思うよ
- 467:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:47:40.29 ID:OPBF2t9E0
>>464
中小なんてそんなもんだろ
- 466:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:47:20.31 ID:vDose5pJ0
P「でも、でもさ」
伊織「男がでもでもとか女々しく言わないの!!」
P「…ごめん」
伊織「何でそんなにあっちの仕事が良いの?皆の事が嫌いになったの?」
P「…」
伊織「私の事も…嫌いなの?」
P「…違うよ」
伊織「だったら…どうして…」
P「男が…夢を追うのはいけない事か?」
伊織「夢?」
P「プロデューサーの仕事って…アイドルのマネージャーじゃないと思うんだ」
- 469:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:48:06.44 ID:n84ZC2xt0
いきなりとんでもなく核心を突きやがった
- 480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:52:58.13 ID:VMAXMCIe0
これは会社に問題がある
- 485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 23:54:27.53 ID:vDose5pJ0
伊織「…ものすごく痛い所を突くわね」
P「もちろんいろんな経験は必要だ。だから今までやって来た事は意味があると思うんだ」
伊織「だったら…このままで良いじゃない」
P「でも、俺はもっと上に行きたい。ちゃんとしたプロデューサーを目指したいんだ」
伊織「…」
P「律子がプロデューサーになった時はこれでやっとプロデューサーらしい事が出来ると思ったら…勝手に竜宮小町作って…」
- 498:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:00:33.01 ID:5BjS+Cqv0
P「そして竜宮小町に予算を持っていかれたら俺はもう出来る事が限られて来るだろ?」
伊織「耳が痛いわ…」
P「来る日も来る日も営業とマネージャーの日々…あと3ヶ月くらい夢を見る事がそんなに悪い事か?俺はそんなに765プロに貢献出来ていなかったのか?」
伊織「そんな事は…無いわ」
P「だから、少しで良い…俺にプロデューサーの仕事をさせて欲しいんだ」
- 511:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:10:26.21 ID:5BjS+Cqv0
伊織「わかったわ…あんたの本音が聞けて良かった」
P「伊織…」
伊織「そうね、少しの間くらい私達で頑張れなくてどうするのよ」
P「うん、だからその間は皆で頑張って欲しい」
伊織「やっぱり男は大きい夢を持っている方が良いわ」
P「伊織 、ありがとう」
伊織「私が好きな男なんだからそれくらい野心があって当然だわ」
P「?」
伊織「私…あんたが好きよ」
- 512:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:10:50.56 ID:nj7mkfGt0
俺も好きだよ
- 520:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:14:27.29 ID:lYq0awaO0
いおりん可愛すぎ
- 531:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:23:38.08 ID:5BjS+Cqv0
P「伊織はお兄ちゃんっ子なんだな」
伊織「違うわ、一人の男としてよ」
P「そうか、ありがとう…」
伊織「どういたしまして」
P「でもな、俺たちは…その、ダメだろ?」
伊織「今は無理ね。でも、気持ちを伝える事くらいは良いでしょ?」
P「そうだね…でも意外だな」
伊織「何が?」
P「だってさ、アイドルの皆は仕事意外だと俺とはほとんど話が無いから…」
伊織「まあ、仕事も増えてきてありがたみが薄れたからじゃない?」
- 532:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:25:38.87 ID:HqlloKKX0
伊織と美希どうして差が付いたのか…
- 536:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:30:03.20 ID:5BjS+Cqv0
P「そうか、でも俺はそれでも良いかな」
伊織「何で?都合の良い様に使われて空気扱いなのよ?」
P「美希みたいに懐いてくれる子もいるし、伊織みたいに好きだと思ってくれている子もいる」
伊織「…」
P「そしてありがたみが無くても良いよ。俺は別に感謝されたいわけじゃないし、それが当たり前の日常であればそのままで良い」
伊織「私は…嫌よ」
P「皆が楽しくやっていけてたら良いじゃないか」
伊織「あんたが走り回って取ってきた仕事が当たり前の事だと思われるのは腹が立つわ」
- 544:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:39:15.05 ID:5BjS+Cqv0
P「伊織がそう思ってくれてるならそれだけで充分だ。ありがとう」
伊織「もう止めない。あんたもその間は皆の相談に乗る必要も無いわ」
P「でも、千早なんかは結構危なかったし…」
伊織「バカじゃないんだから自分でなんとかさせるわよ。あと携帯出しなさい」
俺は自分の携帯を伊織に差し出す
すると伊織はそれを取り上げ自分の持っている携帯を手渡してきた
伊織「それ、家族用だから皆からはかかってこないわ。両親にも話しておくから心配せずに使いなさい」
P「うん、ありがとう」
- 550:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:46:52.68 ID:5BjS+Cqv0
伊織「あと私、今日はここに泊まるわ」
P「それはまずいだろ」
伊織「しばらくは事務所に来ないんだから甘えさせなさいよ」
P「じゃあ俺はソファで寝るか…」
伊織「あんたはここの主でしょうが。ベッドで寝なさいよ」
P「伊織がソファ?」
伊織「私は客よ?そんなの嫌だわ」
P「…じゃんけん?」
伊織「一緒に寝れば良いじゃない」
- 555:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:49:33.07 ID:3ZpFNks40
いおりん積極的すぎだろ
- 557:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:53:39.43 ID:5BjS+Cqv0
P「だからそれは…」
伊織「好きな人に甘えるくらい別に良いでしょ?」
P「俺…男だよ?」
伊織「信じてるわ。別に何かされても裏切られたとは思わないけど」
P「でもなあ…」
伊織「もっと気楽に考えれば良いじゃない。一緒に寝れば話し相手も出来るし暖かいわよ?」
P「そう考える事にするよ」
伊織「そうそう、素直が一番よ。お風呂入ってくるわ」
P「…いってらっしゃい」
- 567:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:00:56.56 ID:5BjS+Cqv0
伊織が風呂から出たあと俺も引き続いて入った
そしてベッドに向かうと伊織はすでにベッドに潜っていた
P「あのさ」
伊織「どうしたの?」
P「何で何も着てないんだ?」
伊織「失礼ね、下着は着けてるじゃない」
P「パジャマは?」
伊織「私はいつも下着で寝るの」
P「はぁ…」
伊織「もっとくっつきなさいよ。一緒に寝る意味がないじゃない」
- 575:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:08:06.66 ID:5BjS+Cqv0
P「わかったよ。腕枕とかどうだ?」
伊織「良いわね、早速してちょうだい」
伊織を抱き寄せて腕に彼女の頭を乗せる。
空いた手を背中に回して密着させた
伊織「これは良いわね。とても幸せな気分よ」
P「そうか、良かった」
伊織「やっぱり今日はエッチな事しないでね」
P「最初からしないよ」
伊織「よく考えたら明日は早いのよ。だから次の時までお預け」
P「だからしないって」
伊織「あんたなんか伊織ちゃんが本気出したらすぐにでも襲いかかりたくなるはずよ」
P「そうだね」
伊織「そうよ…にひひっ」
- 580:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:17:56.49 ID:5BjS+Cqv0
俺たちは遅い時間まで話をして眠った
伊織は普段の気の強さとは裏腹にとても可愛い寝顔だった
伊織「そろそろ起きなさい」
P「ん…朝だな」
伊織「おはよう」
P「はい、おはよう」
伊織「男って本当に朝はそうなるのね」
P「何が?」
伊織は俺の股間を指差した
P「まあ、男だからね」
伊織「正常で安心したわ。これで次の時は問題無く出来そうね」
P「女の子がそんな事言うもんじゃありません」
- 584:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:23:46.58 ID:5BjS+Cqv0
伊織「好きな人と深く繋がりたいのは女も一緒よ」
P「そうだね…」
伊織「そうよ。私は顔洗って来るからあんたは朝ごはんの準備でもしてなさい」
P「わかりました」
朝食を食べた後
伊織は先に出るらしく準備をしていた
伊織「じゃあ、私は行くわ」
P「気を付けて」
伊織「いってらっしゃいのキスをしなさい」
P「え?でも伊織って…」
伊織「ファーストキスよ。ありがたいでしょ?」
P「…」
伊織「早くしなさい。怒るわよ?」
- 590:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:28:21.73 ID:5BjS+Cqv0
P「わかった…」
伊織の頬に手を添えると目を閉じた
そして互いの唇が軽く触れ合う
伊織「…ん…ふ…」
P「…」
伊織「…ちゅ…ふふ…良いものね、キスって」
P「…そうだね」
伊織「次は私からしてあげるわ。じゃあね」
P「いってらっしゃい」
伊織はとても上機嫌で迎えの車に乗って行った
P「俺も用意して行くか…」
- 599:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:40:28.17 ID:5BjS+Cqv0
そして1ヶ月が過ぎた
伊織から渡された携帯なので当然誰からも電話はかかって来ない
これだけでもかなり精神的には楽になった
P「皆も頑張ってるだろう…心配はいらないな…おっ?」
着信がある
俺は通話ボタンを押した
P「はい」
伊織「今日はどうだった?」
P「特に何も無かったよ」
伊織「そう…私も普通の日だったわ」
P「そう…」
伊織「もう寝るわ。おやすみ」
P「はい、おやすみ」
通話が切れる
この電話だけは毎日かかってくる
- 607:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:46:35.90 ID:5BjS+Cqv0
伊織の部屋
伊織「あら、今までかかって来なかったのに…1ヶ月で音を上げる奴は誰かしら?」
通話ボタンを押す
千早「プロデューサー…あの、明後日歌の収録があるんですが…」
伊織「…」
千早「どうすれば良いかわからなくなって…」
伊織「…」
千早「プロデューサー…何か言ってください…不安で死にそうです…」
伊織「あんた…流石に重すぎるわ…プロデューサーが胃ガンで死ぬわよ?」
千早「えっ!?えっ!?水瀬さん!?何で!?」
- 611:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:49:58.45 ID:5BjS+Cqv0
伊織「あんた歌手志望でしょ!!自分の歌くらいなんとかしなさい!!」
千早「でも、プロデューサーが…」
伊織「自分で勉強して解決しなさい!!アーティストが人に頼ってどうするのよ!!」
千早「水瀬さん…プロデューサーに…会わせて」
伊織「もう寝なさい!!」
電話を切る
伊織「ふう…千早ってあんなに重かったのね…」
- 620:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 01:55:33.51 ID:5BjS+Cqv0
伊織「また着信…真ね」
通話ボタンを押した
真「プロデューサー…仕事、来ないんですけど」
伊織「…」
真「忙しいとは思うんですけど…ちょっとお願いとか出来ませんか?」
伊織「…」
真「プロデューサー…」
伊織「ウチには営業は居ないんだから自分で仕事取ってきなさい」
真「え?…伊織!?何で!?」
伊織「芸能人は個人事業と変わらないから頑張ってね。おやすみ」
電話を切る
- 624:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:00:22.78 ID:5BjS+Cqv0
伊織「最後は…美希ね。おめでとう…これが3000回目の着信よ。記念に出てあげるわ」
通話ボタンを押した
美希「ハニー…やっと出てくれたの…ハニー…もうね、ミキはダメなの…死ぬの…溶けて死ぬの…」
伊織「…」
美希「ハニーがミキとラブラブしてくれたら生き返ると思うな」
伊織「…」
美希「だからハニー…声が聞きたいの…抱っこして欲しいの…キスして欲しいの…」
伊織「…」
伊織は電話を切ったあと電源を落とした
伊織「もはやただのストーカーね…ちょっとだけ怖かったわ」
- 628:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:02:01.92 ID:nxgliy9+0
もう美希だめだろ・・・
- 629:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:02:23.74 ID:Bj1gP/Fc0
アイドルって何なんでしょう
- 632:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:03:34.37 ID:5BjS+Cqv0
伊織「みんなつまらない事ばかりで電話して…しょうがないわね」
伊織は自分の携帯電話を手に取った
伊織「でも…」
メモリーを呼び出して発信する
伊織「…私は今からそのつまらない話をさせてもらうわ」
呼び出し音が途切れ相手に繋がった
伊織「もしもし…今日はどうだった?」
- 648:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:10:27.56 ID:5BjS+Cqv0
そして月日は流れ、3ヶ月が過ぎた
今日がこのスタジオでの最終日だ
楽しく仕事が出来た
あとはこの経験を生かして765プロにもっと貢献出来る様にしたい
エンジニア「最後の仕事、どうでした?」
P「楽しかったです。今までありがとうございました」
エンジニア「案外すぐに会えそうですけどね」
P「?」
エンジニア「いえいえ、それではまた…近いうちに」
P「はあ…それでは失礼します」
俺は最後にスタジオに頭を下げてから出て行った
とても良い経験になった
- 660:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:16:38.76 ID:5BjS+Cqv0
エンジニア「行ったね…」
電話をかける
エンジニア「…あ、パパ?あの人の契約、また更新しておいてくれる?うん…ありがと、じゃあ…」
エンジニア「これでまたすぐに…いひひ」
伊織「それは通らないわ」
エンジニア「どちら様?」
伊織「765プロの水瀬伊織よ」
エンジニア「そうなんだ…でも残念、もう更新が決まったわ」
伊織「あっそう…勝手にすれば。でもね…」
エンジニア「…」
伊織「お嬢様の力を思い知りなさい」
- 661:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:17:07.79 ID:3ZpFNks40
なん・・・だと・・・?
- 667:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:19:50.77 ID:5BjS+Cqv0
俺はまた765プロに帰ってきた
雰囲気はかなり重苦しかったが自分の家みたいなもんだ
さっさと明るくしてしまえばいい
P「おはようございます」
小鳥「おはようございます。プロデューサーさん」
P「今日から心機一転頑張りますよ!!」
小鳥「あちらからは…?」
P「流石に更新はありませんよ。良い経験になりました」
小鳥「そうですか。ふふっ」
- 672:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:25:32.17 ID:5BjS+Cqv0
早速何も書いてないホワイトボードに予定を書き込んでいく
美希がげっそりと痩せていたが無理なダイエットをしたのだろう。きちんと食べる様に言っておいた
千早が事務所の隅っこでうわ言を言いながらフラフラしていたが、話しかけるとすぐに治った
食事を毎日きちんと取るようにアドバイスしておいた
そして1週間もすると今までと変わらない765プロの日常の風景になった
皆のおかげで夢を見れた
ありがとう
- 682:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:31:09.28 ID:5BjS+Cqv0
俺は伊織を事務所の屋上に呼んだ
伊織「どうしたの?」
P「ありがとう…伊織のおかげで楽しく仕事が出来たよ」
伊織「そう…良かったわね」
P「伊織、俺はお前の事が好きだよ」
伊織「…そう」
P「あのさ…次の休みにデートでもしない?」
伊織「ええ、喜んで」
P「あと…キス、して良い?」
伊織「もちろん…喜んで」
伊織は優しく微笑んだ
その目には少し涙が滲んでいた…
- 689:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:36:19.65 ID:5BjS+Cqv0
数日後…
P「でもやっぱりスタジオは良いよな~」
伊織「ここで頑張って765プロのスタジオを作れば良いじゃない」
美希「ハニー…抱っこ」
伊織「はいはい、私がしてあげるわ」
美希「デコちゃんはいらないの」
伊織「あっそう。じゃあ向こういってなさい」
美希「そんなのってないの」
P「でもスタジオの夢は捨てきれないな……そうだ!!」
伊織「どうしたの?」
P「独立すれば良いんだ!!」
美希「」
伊織「良い話があるわよ?」
End
- 693:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:37:47.48 ID:V4qwl+dD0
おっつ
- 704:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:39:38.93 ID:99+qAyx00
乙乙
なかなか面白かった
- 729:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 02:53:59.07 ID:Tlrpj9p2O
乙
いつか独立偏にも期待
- 738:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 03:17:51.73 ID:03snqopJO
乙
因みに吉本では、ベテランマネージャー1人が売れっ子5組みぐらい担当して
若手マネージャーは、大して売れてないのを10~15組み担当するそうだ
- 739:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 03:19:56.16 ID:uMG0Gtc30
765は超絶ブラックかと思いきや現実そんなものなのね
- 744:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 04:54:11.53 ID:gxlkeKP40
終わってたか、次は美希の話を頼む乙
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コメント一覧 (158)
-
- 2012年07月06日 21:23
- これ、小鳥を除いた社長と律子の能力不足が原因か?
Pが優秀すぎてフォローしきれない状態になってた所でレンタルしたって事か
まぁ冷静に考えると一人で大人数見てたんだし化け物だよなw
10代の女の子集団だし、この結果もメンタル的に仕方ないね
-
- 2012年07月06日 22:05
- 結局Pがアイドル達のことを勘違いしっぱなしで終わっちゃったか……
これ途中で誰か死ぬよな、と思ってハラハラしながら読んだけど、
最終的に何とかなっちゃう辺りがむしろリアリティがあって怖かった
-
- 2012年08月22日 08:48
-
つまんねー
-
- 2012年08月29日 18:01
-
神SS
妙にリアルで良い雰囲気な話だった
-
- 2012年09月08日 03:59
-
全体的にリアリティがなくて読んでてssに集中できなかった
765が成り立っているのはPが有能だかというのはわかったが、その有能なPが自分が抜けていた間の765の状態に気付かないってのはおかしい
定例ライブの放棄や律子の過労による病欠、事務所内の空気を見れば、今までプロデューサー兼マネージャーとして全体を見ていたPなら尚更
そしてその状態を放置しておく社長も変
物語の土台が中途半端だったから、キャラたちの魅力も中途半端にしか伝わってこない
-
- 2012年09月08日 10:05
- 「キャラの魅力が~」「中小企業が云々」とか(苦笑)
便所の落書きに何を求めてんだよ、評論家気取りきもすぎワロタ
-
- 2012年09月11日 04:41
- いひひ・・・ってこのエンジニア1054んとこのツインテールか?
-
- 2012年09月18日 20:23
-
何が言いたいのか何を見せたいのかさっぱりだな
アイドルが屋敷からどんどん消えて行く駄ssがあったがそれに似てる
-
- 2012年09月29日 15:41
- 伊織と美希がヤンデレ化してて怖い
内容自体は面白かった
-
- 2012年10月31日 00:19
- 雪歩ェ…
それとりっちゃん最後どうなったんだろ
-
- 2012年11月01日 15:33
- 言い様の無い恐怖を感じた。
-
- 2012年11月21日 05:59
- 全てはエンジニアが男か女か……それだけだ
-
- 2012年11月22日 14:51
-
クズ共が一人の人間の夢を徹底的に邪魔する内容にしか見えない。
千早と美希はPに依存しすぎで人間としてクズレベルになってるし。
Pがいない3ヶ月でグダグダになるなら社長が契約延長を断るか1人ほど増員すればすべて解決するだろうに。
伊織はヤンデレしてて怖いけど、人に危害加えるでもなく(真や千早の電話は自業自得の部分もあるし)Pに独立と言う夢を叶える道を示しててすごいまともに見える。
そして何よりも怖いのがキャラクター全員、原作でも本当にこうなっても違和感なさそうなところ。ほんとキャラを良く見てるわ
-
- 2012年11月24日 08:01
-
ここまで賛否両論の激しいアイマスSSはなかなか無いんじゃないかw
-
- 2012年11月24日 23:30
- 美希には是非とも溶けていただきたい
-
- 2012年12月02日 18:24
-
やな奴しか出てこないので胸クソ悪くなる
だけども「プロデューサーはアイドルのマネージャーじゃない」のくだりは良かった
-
- 2012年12月16日 21:31
- こういうのは好みが分かれるだろうけど個人的にはかなり楽しめた。
他の人も言っているが原作でも一歩間違えたらこうなりそうだよね。
アイドル達はPのことを軽視しすぎだと思う。
-
- 2012年12月19日 16:14
- どうせならとことんまでって感じでいおりんがエンジニア女をマフィア使ってバラすところまでやって欲しかった
-
- 2012年12月23日 11:46
- プライベートだからな…でなぜか笑ってしまう
-
- 2012年12月28日 19:22
- なぜ高木たんが自社崩壊してんのに動かなかったのか 年とはいえ倒れる前に契約解消すりゃアイドル病むこともなかったろうに
-
- 2013年01月28日 15:18
- リアリティがなかったって、わざとだろ?
こういう内容が書きたかったからそんな設定にしたんじゃないのか?
冗談で書いたような金にもならない自己満足同人?ラノベ?みたいなもんだろ
それをまじめ腐って
りありてぃがない(きりッ とかさぁ…
中途半端に国語ができるけど道徳がわからない中学生
みたいな評論恥ずかしくないのかなぁ
-
- 2013年01月31日 00:32
- なにこの後味の悪さ
主人公の朴念仁を通り越して池沼レベルの察しの悪さにイライラした
物事を都合よく解釈し過ぎ
わざとやってるとしたら最低の性悪野郎
主人公が仕事をバリバリこなしてキャリアを積んで一流プロデューサーへの道を駆け上がり意中の女の子と結ばれるサクセスストーリーでもないし
意味もなくキャラクターを汚しただけ
なにがやりたくてこんなもの書いたんだろうか
-
- 2013年02月02日 01:22
- いおりんが気が狂う寸前まで追い詰められてばあそこまで自分勝手ともいえる対応するのも分からんでもない
あと律っちゃんが竜宮のみに特化してしまったのも理由があれば納得できるんじゃないかなあ
-
- 2013年02月25日 16:11
- 面白かった。
数十人の中小企業にいるけどマジでこんな感じだわ。
ほんの数人の精鋭がいなくなると会社が回らない。
-
- 2013年03月02日 22:19
- 高木社長が契約解消すればとか言ってる奴は会社員やったことない奴らだろうな
普通の会社でも大手からの契約を簡単に解消とかできるもんじゃない 芸能界なら特にじゃないか?
社長にしてもPの気持ちはわかるだろうし、小鳥も大人だからPの少しの夢を邪魔したくなかったんじゃないかね
「マネジャー業はプロデューサーの本来の仕事じゃない」ってのは社長も小鳥位の人間なら分かってただろうし
でもアイドルはその辺がよく分かってない子供達ばかりなのに大人が何も手を打たなかったのは失敗だよな その辺はPも一緒 いくら数ヶ月のレンタルとは言えそこが少々違和感あったな
それとも大人の数ヶ月と子供の数ヶ月は感じ方が違う事に気づかなかった故のことなのか
中途半端にリアリティのあるSSだった
-
- 2013年03月04日 10:26
-
まー吉本とかになるとみんな大人で
仕事は仕事でこなすだろ
思春期の女子見るのとは勝手が違うよな
途中のぐうの音の出ない程の正論にはワロタww
-
- 2013年03月10日 22:55
- 伊織はAC時代からぶれないな
-
- 2013年03月16日 01:46
- 532:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/06(月) 00:25:38.87 ID:HqlloKKX0
伊織と美希どうして差が付いたのか…
うざいかうざくないか、自分本位か相手のことも考えているか。
残当やね。
-
- 2013年04月29日 22:15
- >>83
最初3ヶ月の契約を結んでいるから、その途中で解消なんてできるわけないだろうけど、その後の契約延長・更新のタイミングで更新しないという選択肢なら取れるんじゃないのか?
-
- 2013年05月06日 16:17
- うん、たしかにプロデューサーの仕事はマネージャーではないよなw
そこすごく同意だわ
-
- 2013年05月11日 01:37
-
仕事が安定してきたが故に「自分の力で仕事が取れている」と軽視され、やりがいが薄れ、やる気が削げてきたところでタイミングよくもともとやりたかった仕事に短期で行ってみないか?って言われたんだろ?そりゃ一時的には完全に心が離れるわ。
プライベートに関しては、アイドルたちからそんなに好かれていると思っていないわけだから、彼女らのことを考えたら無視か、それ相当が順当。
出向期間中は社長と律子で何とかするといった以上、Pは関与する必要もないし、できるはずもない。誰か潰れるとしたら出向の判断を下した社長の責任に他ならない。
一時出向にもかかわらず、>>550あたりの貞操の緩さが気になる。あっさり泊まることを承諾して、そっからの流れが露骨に歪み過ぎ。
新天地で新しいことを楽しく学びつつ、ストーカー二人抱えてる精神的につらい状態の男に対して、うまく引きはがしてあげるといって精神的に軟禁するとはなかなか怖いよ、いおりん。
-
- 2013年05月17日 20:23
-
高木社長が契約を断ればいいとか思っている人は事務所をわかってない 断るのも色々めんどくさいっての
-
- 2013年05月23日 12:00
- 夢だったプロデューサーとしてスカウトされたのに実際はマネージャー業やらされうんざりだから転職を考えるのなんて一社会人として普通の判断だわな
レンタルとは言え移籍してる間は相手企業の人間だし、戻ってる間はしっかりするべき仕事はしてる
そしてその土壌を作って社員に提供したのは他ならぬ会社のトップである社長
-
- 2013年05月24日 12:20
-
周りを下げなきゃ伊織を上げられない駄文。律子や社長を無能にし過ぎ。雪歩を出さないなら出さないだけの説明をするべき。ゲームシステムに突っ込みたいんだろうけど、過程がご都合すぎて共感できない。このプロデューサーじゃ何やっても今回みたいなことになる未来しか想像できない。
-
- 2013年06月06日 13:10
- 前半はまあまあだけど後半は尻すぼみでつまらん
-
- 2013年06月07日 04:28
- まぁ、吉本は運転手は別にいるからマネージャーと言えども大人の芸人5人までならなんとか回るよな。プロデュースは他の社員だし。
他社にレンタル出向してたらプライベート使ってまで自社の仕事をサービス残業までしてパシリやホスト紛いな事やらされたくないよな。
伊織や春香のようにまだ気遣いながら連絡取ってくるならまだしも一方的にタダ働きさせようなんて…しかも765暇なんだろ?Pじゃなくてもなんなんだコイツ等とは思う。
社長も優秀な奴レンタルした金で新人か派遣なりで運転手や経理か税理士に委託なり雇えよ。経理から音無を解放させてアイドルの契約関係やスケジュール管理に回し、社長と律子のサポートなり秘書やらせたらいいのに。
リアルを追求したらこう感じるね。
-
- 2013年06月12日 07:30
- 伊織を上げたかったんだろうけど、他のアイドル同様ワガママさが鼻についただけだったわ
-
- 2013年07月15日 00:27
-
誰かとくっつくんならちゃんとタイトルで明示しとけゆとり
-
- 2013年08月26日 22:02
- 俺は、すきだぜ。
-
- 2013年08月26日 22:38
- 着眼点はいいのになんか展開的に事務所に無能と性悪と性格破綻者しかいないみたいだ
-
- 2013年08月27日 00:00
-
いや~美希伊織好きな俺としては発掘できてよかったとおもえるほど純粋に面白かった
後半の伊織展開はさすがに無理やり話し終わらせにきたなと感じたが最後まで楽しく見る事ができたよ
-
- 2013年08月27日 22:57
- 100get!
-
- 2013年08月28日 22:38
- 正直、今まで読んだ中で最も後味が悪い。
-
- 2013年09月11日 15:19
- 考えた展開の為にキャラクターを間抜けにして、都合の良いイベントだけ起こす典型的な駄作
-
- 2013年10月07日 22:29
- ストーリー成立のためにキャラをゲスくすんのはダメだろ
-
- 2013年10月07日 22:58
- 真がゴミすぎる……
-
- 2013年10月11日 09:53
-
まぁなかなかの出来でした。
-
- 2013年10月13日 10:43
- 内容は良かったけど便所の落書きに上から目線で評価してる※が気持ち悪い
-
- 2013年11月05日 08:14
- 水瀬母体の独立エンドですね
-
- 2013年12月02日 11:59
-
まあ大人になったら千早もミキも当時の自分がPに依存していたと自覚出来るだろうから最後には伊織とPを祝福してくれると思うよ
-
- 2013年12月04日 05:12
- 美希重すぎてうざい ファンには悪いけどこの一言に尽きる
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- 2013年12月06日 02:49
- 伊織が頑張らなければもっと面白くなりそうだったのに…
かわいいからいいけど
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- 2013年12月06日 10:56
- この書き手はいおりんのこと愛してないのがよくわかる
いおりんは「水瀬」に頼りたくないからアイドルとしてトップを目指してるのに、Pを手に入れるために「水瀬」を使う展開なんてあり得ない
そんなのいおりんのプライドが許すわけないわ
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- 2014年01月14日 22:26
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嫌いじゃないけど、伊織が違う方向に頑張って765プロとして皆が成長するーみたいな王道?っぽいものもみたかった。
この伊織は大人過ぎ。いろんな意味で。
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- 2014年01月14日 22:30
- この作者はアイマスを知っているのか?
文は読みやすかったがキャラがぶれ方がssしか読んだことがない人見たいに感じた。
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- 2014年01月15日 18:00
- 千早も美希も大好きだから読んでてムカつくところがあった
けど悔しいかな面白かった
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- 2014年02月15日 00:24
- なんか全員怖い
Pも含めて怖い
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- 2014年03月07日 04:45
- やっぱこのSS面白いわ
個人的にアイマスSSの中でも3本の指に入る
半年に一回ぐらいのペースで見返してるな
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- 2014年03月19日 23:56
- ※111
水瀬に頼りたくないが自分にとって大切なものや場所が壊されるという状況なら容赦なく行う性格だと思うぞ
もう時間たってるからこのコメント絶対見てないと思うがw
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- 2014年07月02日 03:37
- ギャグなのかシリアスなのか分からなくて面白い
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- 2014年07月10日 20:52
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後半の流れには違和感を感じたけど面白いSSだった。
まぁ、言われてみれば仕事が自分の望んでいたものじゃなく、かつ感謝もされなかったらレンタル先にベッタリなるよね。
「誰が悪い」とか考えるのは不毛だけど、レンタル先のエンジニアは自分勝手だったし、社長はフォローを何らかの形で(増員するとか)するべきだった。多分、律子はうつにでもなったんじゃないかな、と考えると不憫に思えてきた。そりゃ二十前の人にあれは重責過ぎるよ……。
伊織はある意味765プロをレンタル先から救ったけども、途中の美希や千早に対してひどいと思った。いずれ765プロに戻る時にプロデューサーが二人のフォローで大変だろうに。
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- 2014年07月28日 03:38
- 律子がクズなのは公式でしょ?仕事とれないマネなんていらない
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- 2014年07月30日 20:37
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このPは美希以外には普段からノーマルコミュしか取れていなかったPだな 十代の女の子のメンタルを楽観視しすぎ
途中1ヶ月戻った時も異常を察知することも出来ず、挙句ロリコンっていうね
律子も竜宮3人だけでいっぱいいっぱいなのに社長が多少見れるからってなんであそこまで自信満々になれたのか不思議
小鳥と貴音だけが事務所のこともPのことも分かってたような気がする 立場上一番葛藤したのは小鳥じゃないかな
961の妨害にも水瀬の力を使わなかった伊織がPの出向阻止程度のために社長への相談もなしに使ったのも違和感
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- 2014年08月06日 13:13
- ※121
アニメでは運動会回で脅しとして名前使っているのと豪邸紹介のテレビで乱入したぐらいかな
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- 2014年08月17日 18:30
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題材は良いと思う。ただ文章が単調だったな
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- 2014年08月18日 01:55
- アニメだと最初の頃はセルフプロデュースしてなかったっけ?
それで律子は一人でも回せてたはず
問題があるなら、ろくに自分の売り込みすらしない出来ないアイドルと、定例ライブの裏でPに自分の力量不足を伝えて帰還するよう言わなかった律子だろ?
人気商売で、あっという間に流行りが変わる業界なんだから、今までプロデューサーと仕事してて何を見てきたんだって気にさせる、引退したほうがいいようなの達がいたな
作者さんマジうめー
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- 2014年11月07日 08:35
- Pが有能過ぎたんだな
アイドル達の現状の当たり前が他所から見れば異常だって事に気がついてなかった。
そんな状況に慣れてしまった所でレンタル移籍がスタートって感じだろう。
同僚の働くメンツに一切変化無いと自分の力量って案外判らないもんだしね
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- 2014年11月13日 03:03
- たまに読み返したくなる妙なエネルギーがあるなこれ
作品全体の空気感は結構ダウナーな感じなのになんだろう。
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- 2014年11月16日 12:04
- 吉本みたいなのを基準にするのも
マネージャーとプロデューサーを一緒にするのもおかしいだろ
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- 2014年11月22日 10:51
- これだけ優秀なのに真っ白なホワイトボードとかみて異変に気付けないなんてありえねーよ!
あと、響空気じゃねーか!
あ、おもしろかったです。
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- 2014年11月28日 00:12
- 話してくれてたのミキだけじゃねーのかよ
伊織はどこから沸いてきた
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- 2014年12月02日 01:14
- エンジニアが男だと思ってたの俺だけ?
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- 2015年01月06日 16:17
- ※130
エンジニアは「私」って言い出したところからああ女なんだなって思ってよ
スクエニクラスの会社でもたった一人プログラマーが抜けたせいで
ゲームのプログラムがブラックボックス化してサービス終了するくらいだからな
そりゃ屋台骨張ってるメインのプロデューサーが外れたらそらそうなるよ
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- 2015年01月11日 04:38
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誰の立場に立って読むのかで感想が変わるいいSS
文章が無味乾燥なのと最後が無理やり感あると読むたびに思いはするけど、名作には違いないやね
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- 2015年02月09日 08:46
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薦められて読んでみたが…
Pは有能?このPの空気の読めなさは異常でしょ~
違和感しかない
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- 2015年02月22日 17:37
- 初めて読んだが、マネージャーとしてのアイドルのメンタルケアが本当に苦手だったんだろう、真とかにはnormalかbad出してたくらいビジネスライクなPだったと
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- 2015年03月19日 21:01
- アイドルとのコミュニケーションができてない割には美希の懐きっぷりがすごいことになってるよね
交通事故はきっちり食らったってことかねえ
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- 2015年05月17日 09:56
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展開が微妙
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- 2015年05月25日 00:16
- 仕事に関しての能力は物凄く高いけどコミュ能力が極端に欠如してる奴なんてザラだろ
逆に馬鹿の方がコミュ能力は高い
つまりこのPは前者だっただけ
仕事に関して有能だったが人間関係の能力は極端に欠如
ちなみにお前ら一般人でも調べてみると結構そういうの分かるぞ?
視界でとらえたものを覚える能力は極端に低いが聞いたものを覚える能力は極端に高かったりね
簡単に言えば理系教科は90とか取れるが文系教科は30とか40しか取れないみたいなね
小さな事でも得意不得意は誰しもあるだろう?
A「お前国語できなさすぎwwwwあんなもん文章の中から普通に抜き出せばいいんだよwwww」
B「でもお前数学できねえじゃん、あんなもん既存の数式当てはめて解答すりゃいいだけだが」
こんな感じ、別にこのPの空気の読めなさがヤバすぎたとは言え別に珍しい事でもなくね
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- 2015年08月16日 04:26
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またひと味違ったアイマスでした。確かにそこら辺のssとは違う雰囲気だったけど、そこも面白かった。
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- 2015年11月24日 01:36
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>>137 エグい長文だったから読んでみたら 一行で纏めれる内容で草。
あ、ぼくは内容好きでした。
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- 2015年11月30日 21:05
- とはいえ伊織と美希はともかく他のアイドルが結局更正してないんだよな…あれだけ仕事がなくなったとか嘆いててPが戻ってきた途端に仕事が増えたのに少しも反省する気もなく堪えてすらいないとかアイドル以前に人としてヤバい。
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- 2015年12月26日 00:17
- こういうネガティブなSSも悪くない
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- 2016年01月02日 10:31
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自分達だけ竜宮としてプロデュースしてもらいながら真へのあの発言は流石にこのいおりんクズ過ぎるやろ~、となったな
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- 2016年01月10日 07:03
- レンタルされる以前からアイドルに対して同じような感じだったと思うんだけど、そんなPにあそこまで惚れているアイドルに違和感を感じる。有能なんだろうしああいう人に惚れる人は現実でもいるけど、765プロのアイドルの皆の性格のイメージが公式作品で作られている俺からしたら違和感しかなかったな。
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- 2016年02月01日 19:44
- p性格悪すぎだろw
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- 2016年03月30日 19:20
- プロデューサーがいつの間にかマネージャーになってた何を言ってるかわからねぇと思うが俺も何を言ってるのかわからねぇ
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- 2016年04月06日 23:38
- このPのアイドルとのコミュニケーションの取り方見てると営業が上手いとはとても思えない
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- 2016年05月06日 08:50
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ストーリーのためにキャラがいることを示すお手本のようなSSだった。
最近のキャラが先行するSSの数倍良作。
こういうのがまた増えてくれればいいなあ。
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- 2016年05月17日 07:10
- ※147
このSSとは全く関係無いが
どう考えてもアイマスはキャラがメインだろと反論。
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- 2016年06月04日 17:45
- 久しぶりに読んだけど、アレだな
プロデューサーの仕事はアイドルのマネージャーじゃないけど、
SEもプロデューサーの仕事じゃねえよっていう
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- 2016年08月05日 15:35
- ※みてると前半Pに気使って黙ってた春香と貴音が他の奴と同列扱いされてて可哀想すぎる
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- 2016年08月09日 01:38
- 貴音が道で会っただけで退場とか…
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- 2016年08月24日 10:15
- そもそもプロデューサーとマネージャーの違いがよくわからない状態になっているのと
6ヶ月の間、マネージャーすら雇わない社長と
依存しすぎるアイドルがいるから
こうなるのは当たり前なんだよなあ
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- 2016年10月29日 11:02
- ※137みたいな擁護は的外れかと。
「仕事に関しての能力は物凄く高いけどコミュ能力が極端に欠如してる奴なんてザラだろ」
とあるが、こういう人は事務や秘書がサポートしていて、はじめて社会で機能する。
どんな業種でも単体では社会から排除されるのがオチ
おそらくPのコミュ力と好感度の差に、みんな違和感を感じてるんじゃ?
こんな対人スキルでこれだけの好感度が得られているのが変なんだと思う。
なんかあれだね、子供が考えた”超仕事の出来る男で女が勝手に寄ってくる”って理想像丸出しなPの話。
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- 2017年02月28日 19:56
- 伊織ageのために他をsageるやり方が厭らしい。
こんなあつかいで良いのか美希P?
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- 2017年08月14日 17:55
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内容は凄く面白いと感じた。
てかこの話で一番問題なのはPが抜けても何も対処をしなかった社長じゃね?
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- 2018年06月09日 00:38
- 黒井社長の言う孤独でなくてはならないって自分で考え自分で動けって事なんだろな
団結も大事だけどこのssの千早や他のアイドル見てたらそれが出来るのは伊織だけって話
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- 2019年10月29日 21:22
- これ、読みたかったヤツです!
ありがとうございます!
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- 2020年05月10日 23:16
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うーん全員性格が悪い
ファックだね
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