女戦士「勇者様に会いに行くよ」
- 前々作:女勇者「強くてニューゲームっ♪」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 19:28:45.59 ID:tAu7/VWVO
女戦士「ねぇパパ。パパは昔、勇者様と一緒に魔王をやっつけたんだよね?ね?」
父「うん?ああ…ずいぶん昔の話だ」
女戦士「良いなぁー。ボクも男の子に生まれて、一緒に戦いたかったよ」
父「平和が一番だ。それに、女の子だから戦えない事なんてはない」
女戦士「そうなの?」
父「そうさ。勇者殿も女の子だったんだ」
女戦士「そうだったんだ!勇者様もやっぱり強かった!?」
父「ああ、それは強い人だった。お前よりもずいぶん小さかったのにな」
女戦士「え!?勇者様が魔王をやっつけたのって、いくつの時なの!?」
父「旅立ちの日が、ちょうど8つの誕生日だったな」
⇒あの樹に会いに行く- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 19:29:56.00 ID:tAu7/VWVO
女戦士「そうなんだ…。やっぱり凄いなぁ、勇者様。憧れちゃうよ」
父「…そうだな。俺も、未だに尊敬しているよ」
女戦士「良いなぁ。ボクも会ってみたいなぁ、勇者様に」
父「…」
女戦士「ねぇパパ、ボクも頑張ったら勇者様みたいに強くなれるかな?」
父「お前も十分強いじゃないか」
女戦士「えへへ、そうかな?パパが剣を教えてくれたら、もっともっと強くなれるのになぁ」
父「…言っただろう。俺は剣をやめたんだ」
- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 19:32:39.68 ID:tAu7/VWVO
女戦士「どうしてやめちゃったの?パパ、うんと強かったんでしょ?」
父「どうだろうな?」
女戦士「だって魔王をやっつけたんだから!強いに決まってるよぉ」
父「剣はな、倒す為だけのものじゃないんだよ」
女戦士「?」
父「お前もじきにわかる。…いや、わからなくて良いのかも知れんが」
女戦士「よくわかんない…」
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 19:34:58.46 ID:tAu7/VWVO
女戦士「パパ、あのね?お願いがあるんだけど…ダメ?」
父「うん?言ってみなさい」
女戦士「ボクも、旅に出てみたいなぁ…ダメ?」
父「旅に?」
女戦士「うん。ボクも世界の色んな場所を見たいんだよ…。パパや勇者様みたいに」
父「…」
女戦士「平和な世界だけど、ボクも…正義の味方になりたいんだよ」
父「……ダメだ」
女戦士「!」
父「と言うのが本音だが、お前も俺の子だ。…昔、俺もそう思って旅に出た」
女戦士「じゃあ…!」
- 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 19:37:39.97 ID:tAu7/VWVO
父「止めても行くんだろう?」
女戦士「え?えへへ……うん」
父「…お前は言ったら曲げぬ子だからな。いつかは出ていきたがるとは思っていたよ」
女戦士「パパ、淋しい?」
父「……少しな」
女戦士「そっかぁ。やっぱり、家に居てあげようか?」
父「行って来るといい。黙って行かれるよりはマシだ」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 19:42:11.37 ID:tAu7/VWVO
女戦士「えへへ、やっぱりパパは優しいなぁ」
父「!」
父「昔、勇者殿もそんな事を言っていたな」
女戦士「そうなんだ。ボク、勇者様に会いたいな」
父「……それは無理だが、世界を見てくると良い。きっと成長できるだろう」
女戦士「…なんで会えないの?」
父「それは、自分の目で見て来るといい」
女戦士「…うん、わかった!」
父「これを持って行きなさい。少しだが、足しになるだろう」
女戦士「わぁ!ありがと、パパ!」
女戦士は500Gを手に入れた。▼
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 19:43:36.13 ID:tAu7/VWVO
父「気をつけてな。1番近くの町でも、丸一日はかかる」
女戦士「はい、パパ。どうやって行ったら良いの?」
父「東にまっすぐだ。森を一つ抜けなければならん」
女戦士「そうなんだ。わかった、じゃあパパ…ボク、行くね?」
父「うむ。世界を見て、色んな人に会って…俺に見つけられなかったものを、見つけて来い」
女戦士「…?」
父「さぁ、行っておいで」
女戦士「うん!パパ、行ってきます!」
ガチャ
バタン
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 19:46:36.92 ID:tAu7/VWVO
父「…」
父「…行ってしまったな」
父「正義の味方になりたい…か。昔を思い出す…」
父「…」ギリ…
父「…世界を見れば、俺が正義の味方などではなかった事もわかるだろう」
父「あの子なら、見つけてくれるかも知れんしな」
父「…」
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 19:51:30.87 ID:tAu7/VWVO
【フィールド】
トテトテ
トテトテ
女戦士「ボクも、いよいよ旅に出ちゃったな!」
女戦士「昔はフィールドを歩いてたら魔物が出たんだっけ」
トテトテ
女戦士「魔物を倒して、強くなって…」
女戦士「仲間達と色んな冒険をして。あーあ、ボクも冒険したかったなぁ」
トテトテ
女戦士「パパは全然冒険の話をしてくれなかったし…。ボクは自分の目で確かめよう」
女戦士「パパや勇者様達がどんな冒険をしたのか」
女戦士「そして、いつか勇者様に会って、お話を聞かせてもらおう!」
トテトテ
・
・
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 19:54:56.02 ID:tAu7/VWVO
【森】
女戦士「うーん…だんだん薄暗くなって来ちゃったな」
女戦士「夜の森は危ないって言ってたけど、それは昔の話だよね」
トテトテ
女戦士「ふぅ、疲れたあ…。今日はこの辺で野宿になりそうだな…」
女戦士「あ!なんだろうあれ…?焚火の後?」
女戦士「ちょうど良いや、あそこで寝ようかな」
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 19:58:07.98 ID:tAu7/VWVO
女戦士「…む…火ってどうやって起こすんだろ」
女戦士「木とか使うんだっけ?うーん…」
女戦士「…火の使い方も、パパに聞いてくればよかったなぁ」
女戦士「もう真っ暗だし…早く火を起こさないと。寒くなってきた」
ガササッ
女戦士「っ!」ビクッ
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 20:02:04.86 ID:tAu7/VWVO
女戦士「…何だろう、今の音…。野性の動物かな…」
女戦士「…」ドキドキ
ガササッ
女戦士「う…!近づいてくる…?」
ガササッ
ガササッ
女戦士「だ、大丈夫大丈夫。剣もあるんだから、動物なんかに負けないよ…!」
女戦士「…」チャキ
女戦士(人…!?)
ガサッ
女戦士「だ、誰っ!?」
「ひゃあ!?」
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 20:21:43.15 ID:tAu7/VWVO
女戦士「うわっ!?」
「すす、すみませぇん!失礼しました!」
女戦士「び、びっくりしたぁ…。こんな所で人に会うなんて思わなかったよ…」
「あ、あの…」
女戦士「あ、ごめんなさい。びっくりしちゃってて…あなたは?」
「私は…えっと、魔法使い…………見習いです」
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 20:28:33.68 ID:tAu7/VWVO
女戦士「魔法使いさん?うわぁ、ボク初めて見た…!」
魔法使い「…ボク……?」
女戦士「ん?ああ、ごめんなさい。癖なの」
魔法使い「……そうですか。…あなたは?」
女戦士「ボクは戦士だよ。今日旅に出たばっかりなの」
魔法使い「私も一緒です…。…私、魔法が下手だから、修業してきなさいって言われて…」
- 20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 20:32:10.58 ID:tAu7/VWVO
女戦士「そうなんだ。魔法使えないの?」
魔法使い「えと、ちょびっとだけ……」
女戦士「本当!?見せて見せて!ね?」
魔法使い「…あ…」
女戦士「ん?」
魔法使い「……恥ずかしい…」
女戦士「恥ずかしいって、魔法が?」
魔法使い「…」コク
女戦士「そっかぁ…残念だなぁ。ボク魔法見た事ないんだ」
魔法使い「……ごめんなさい」
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 20:37:13.76 ID:tAu7/VWVO
女戦士「ねぇねぇ」
魔法使い「?」
女戦士「せっかくボク達戦士と魔法使いなのに、もっと昔に会いたかったねぇ」
魔法使い「えっと…」
女戦士「だって、今は平和じゃない?昔だったら正義のために戦えたのにね」
魔法使い「出来るなら…戦いたくない…かな」
女戦士「ええ?そうかなぁ…。ボクも魔王をやっつけたかった」
魔法使い「怖いもん…」
女戦士「えへへ、大丈夫大丈夫!その時はボクが守ってあげるからね」ニコ
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 20:42:30.88 ID:tAu7/VWVO
女戦士「ねぇ、知ってる?」
魔法使い「?」
女戦士「あのね、魔王をやっつけた英雄のパーティって勇者様と、戦士、僧侶、魔法使いだったんだよ」
魔法使い「あ、知ってます…」
女戦士「えへへ、でね?ここでたまたま会ったボクとあなた。なんか縁がありそうだよね」
魔法使い「…」クス
女戦士「あ、初めて笑った!うわぁ…かわいいね!」
魔法使い「え…」ビクッ
女戦士「良いなぁ。ボクってこんなだから、可愛いなんて言われた事ないの」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 20:45:51.88 ID:tAu7/VWVO
魔法使い「戦士さんも、かわいいです…すごく」
女戦士「お世辞ばっかり!」
魔法使い「本当です。髪も…短いけど、とても綺麗な髪…」
女戦士「髪だけは自慢なんだ。そう言ってくれたら嬉しいな」
魔法使い「…」クス
女戦士「ねぇ?ここで会ったのも何かの縁だし、一緒に旅しない?」
- 26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 20:54:27.07 ID:tAu7/VWVO
魔法使い「え…!」
女戦士「ボク、これから東の町に向かうの。一人じゃ心細かったから…ダメ?」
魔法使い「私も、怖かったから…嬉しいです」
女戦士「決まりだね!魔法使いさん、よろしくね」
魔法使い「魔法使いと呼んで下さい。よろしくお願いします…」ペコ
- 28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 21:02:28.04 ID:tAu7/VWVO
女戦士「うん!じゃあ、魔法使いはいくつ?」
魔法使い「私は…今年17になります」
女戦士「え!年上!?」
魔法使い「!」ビクッ
女戦士「どう見たってボクより2つは年下なのに…。へぇ、びっくりしちゃった」
魔法使い「…」
女戦士「あ、ごめんなさい。気にしてた…?」
魔法使い「…ううん。お母様も、小柄な人でしたから」
女戦士「ふぅん、そうなんだ。さて、と」
魔法使い「…何してるんですか?」
女戦士「えっとねぇ、火を起こそうと思ってがんばってるんだけど、なかなか」
魔法使い「あ、じゃあ…私がつけます」
- 29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 21:07:23.37 ID:tAu7/VWVO
女戦士「え?どうやって?」
魔法使い「あの…」もじもじ
女戦士「ん?」
魔法使い「ま、魔法で……下手ですけど…」
女戦士「わぁ!見たい見たい!」
魔法使い「……ダメです。恥ずかしい…」
女戦士「どうして?魔法、カッコイイじゃない!」
魔法使い「わ、私はまだ見習いだから…カッコ悪いんです…」
女戦士「えー、見たい!ね?お願い、良いでしょ?」
魔法使い「……」もじもじ
女戦士「お願い!」
魔法使い「……」コク
女戦士「やったぁ!」
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 21:11:20.44 ID:tAu7/VWVO
魔法使い「じゃあ、いきますね…?」
女戦士「うん!」
魔法使い「…ブツブツ」
女戦士「…」ワクワク
魔法使い「…ブツブツブツブツ」
女戦士「…」ワクワク
魔法使い「…ブツブツ」
女戦士「…」わくわく
魔法使い「…ブツブツブツブツ」
女戦士「…」
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 21:15:31.50 ID:tAu7/VWVO
女戦士「ねぇ、まだ?」
魔法使い「あっ!」
女戦士「え?」
魔法使い「あ、あ、あ…危ないです…」
女戦士「え?何なに?」
魔法使い「きゃっ!」
ぽんっ!
女戦士「熱っ!」
魔法使い「ごご、ごめんなさい…!私、本当に下手で…やけどしてませんか?」
女戦士「え…えへへ、大丈夫。びっくりしたけど」
魔法使い「…ごめんなさい」
女戦士「良いよ良いよ!ほら、焚火も付いた事だし!今日はここで休もう?」
- 43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 23:28:21.46 ID:tAu7/VWVO
パチ…パチ…
女戦士「うん、あったかい。ありがとう魔法使い」
魔法使い「いえ…。下手で申し訳ありません…」
女戦士「ううん。ねぇ魔法使い」
魔法使い「…?」
女戦士「魔法使いは、どうして魔法の修業してるの?こんなに平和な世界なのにさ」
魔法使い「私は…お母さんが、すごく優秀な大魔使いだから…」
女戦士「へぇ…そうなんだ」
魔法使い「…私もがんばったけど…なかなかお母様の言う通り出来なくって、それで…」
女戦士「旅に出たんだね。…ボクとは真逆だな」
- 44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 23:33:50.22 ID:tAu7/VWVO
魔法使い「え…?」
女戦士「ボクのパパも戦士だったんだけど、もう剣をやめちゃったんだ」
魔法使い「…」
女戦士「だから、ボクにも全然剣を教えてくれなくて…」
女戦士「もっと強くなりたいし、パパが旅した世界を見たくて、それで旅に出たの」
魔法使い「戦士さんは…偉いですね」
女戦士「そうかな?どうして?」
魔法使い「誰にも習わず強くなりたいだなんて…私は、そんな事思えないです…」
女戦士「だってさ、パパがどんな冒険して、どんな戦いをしてたか知りたいんだもん」
- 45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 23:39:24.41 ID:tAu7/VWVO
女戦士「パパみたいに強くって、世界を救う英雄に憧れてるんだ」
魔法使い「…凄いなぁ…」
女戦士「でね?ボク、勇者様に会いたいんだ」
魔法使い「え?でも…」
女戦士「会って、色んな話聞きたいなぁ。どんな冒険したのか、魔王ってやっぱり強かったのか」
魔法使い「…」
女戦士「えへへ、やっぱりちょっと恥ずかしいかな」
魔法使い「えっと、ちがくって…」
女戦士「?」
魔法使い「勇者様は、旅が終わった時に…お亡くなりになったんでは…」
女戦士「え?」
- 46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 23:45:44.15 ID:tAu7/VWVO
魔法使い「私は…そうお聞きしました…」
女戦士「…そう……なんだ」
魔法使い「伝説では、魔王と相打ちになったって…」
女戦士「…本当?」
魔法使い「……わかりません…けど…」
女戦士「知らなかった…」
魔法使い「私も話に聞いただけだから…」
女戦士「…そうだよね。そうだったとしても、ボクは確かめたいな…」
魔法使い「…」
女戦士「どんな戦いだったんだろう。魔王と相打ちって、きっと凄いんだろうな」
- 47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 23:50:45.05 ID:tAu7/VWVO
女戦士「これから世界中を旅して、色んな人から話を聞いて、それを確かめるよ!」
女戦士「それに、勇者様だってもしかしたら生きてるかも知れないんだし」
女戦士「ボクは勇者様を探す!良いでしょ?」
魔法使い「…わかりました。お供します…」
女戦士「うん!旅の目的は決まったね!じゃあ明日も早いし…」
魔法使い「そろそろ、お休みになられますか…?」
女戦士「そうしようか。じゃ…お休みなさい、魔法使い」
- 49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 23:54:17.19 ID:tAu7/VWVO
魔法使い「はい…お休みなさい…」
女戦士「おやすみー…」
魔法使い「…」
女戦士「…」
魔法使い「あの…戦士さん…」
女戦士「ん?」
魔法使い「…もう少し…近くで寝て良いですか…?」
女戦士「良いよ?どうしたの?」
魔法使い「えっと……」
女戦士「?」
魔法使い「……野宿、怖いです…」
女戦士「えへへ、ボクもだけどね。どうぞ」
魔法使い「…ありがとう」すすっ
- 50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 23:57:39.48 ID:tAu7/VWVO
【翌朝】
魔法使い「…すぅ……すぅ……」
女戦士「ん…」パチ
女戦士「あ、もう朝だ。ん~~…よく寝たなぁ」
女戦士「魔法使いはまだ寝てる…。よし、今のうちに稽古しとこうかな」がばっ
女戦士「んっしょ、んっしょ」ぐいっ ぐいっ
女戦士「…よし、と」
- 52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/08(水) 00:01:54.43 ID:EzvqCY/pO
ブン!ブン!
女戦士「ふっ!ていっ!」
ブンッ!ブン!
女戦士「やぁ!たぁぁ!」
女戦士「ふぅ…。こんなもんかなぁ」
女戦士「素振りばっかりじゃ、強くなってるのかわかんないや…」
女戦士「やっぱり、戦ってみたいなぁ…。パパは褒めてくれたけど、ボクちゃんと強くなってるのかな…」
女戦士「さてと。そろそろ魔法使いも起きたかな?」
- 91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/08(水) 15:55:41.45 ID:BeQtOS3AO
トテトテ
女戦士「魔法使い、起きて」ぺちぺち
魔法使い「…やぁ……」
女戦士「もう、魔法使い!ボクよりお姉さんなんだから、シャキッとしてよ」
魔法使い「…ふぇ?え…あ…」ぱち
女戦士「起きた?」
魔法使い「…すす、すみません…!起きました…」
女戦士「えへへ、ごめんね起こしちゃって。そろそろ出発しよ?」
魔法使い「はい……あの、すみません…」
女戦士「良いよ良いよ!今日は多分お昼ごろ町に着くよね?」
魔法使い「…そうですね。多分…」
女戦士「よかった。ボクお腹減っちゃったよ。もうペコペコ」
魔法使い「クス…そうですね。私も…」
- 92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/08(水) 16:01:34.58 ID:BeQtOS3AO
トテトテ
トテトテ
魔法使い「戦士さん……」
女戦士「ん?どうかした?」
魔法使い「これ、何の足跡でしょう……?」
女戦士「わ、おっきい足跡。なんだろうね?野性の動物かな」
魔法使い「こんなに…おっきな足の動物、居るかな…?」
女戦士「…なんだろね。ま、気にしなくても良いんじゃない?」
魔法使い「…」
トテトテ
トテトテ
- 95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/08(水) 16:06:31.69 ID:BeQtOS3AO
【東の町】
魔法使い「…やっと着きましたね」
女戦士「うん!あぁ、疲れちゃったぁ」
魔法使い「そうですね。…お食事にしましょうか…?」
女戦士「そうしようか!宿屋さんにも行かなくちゃね」
魔法使い「はい…。あ、あのお店…」
女戦士「ん?あ、美味しそう。あそこにする?」
魔法使い「…」コク
- 96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/08(水) 16:10:01.62 ID:BeQtOS3AO
・
・
・
魔法使い「…美味しいですね。すごく」
女戦士「んっ!おかわりっ!」
店員「かしこまりました」
魔法使い「…」
女戦士「はぁ、本当に美味しいね。つい食べすぎちゃう」
魔法使い「…」クス
女戦士「ん?」
客1「なぁ、占い聞いたか?」
客2「ああ…なんだかよくないような事言われたけど」
客1「あの婆さんももう随分な歳だからなぁ。心配する事もないさ」
客2「それもそうか。昔は有名な占い師だったらしいがなぁ」
客1「らしいなぁ。あの勇者様一行も占ってもらいに来たらしいしな」
- 97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/08(水) 16:13:53.52 ID:BeQtOS3AO
女戦士「ねぇ、聞いた?勇者様が占ってもらったんだって」
魔法使い「…はい。占って貰いたい…かな」
女戦士「だよね!後で行ってみようか?」
魔法使い「…」コク
女戦士「じゃ、宿を取りに行こうか!」
魔法使い「…え…でも…」
店員「お待たせしました。新しい注文の品をお持ちしました」
女戦士「あ…えへへ、忘れてた」
魔法使い「もう…」クス
- 99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/08(水) 16:24:37.47 ID:BeQtOS3AO
・
・
・
女戦士「わぁ…立派だけど、なんだか古いお館だね」
魔法使い「…」
女戦士「じゃ、入ろうか?」
魔法使い「…えっと…」
女戦士「ん?」
魔法使い「…………怖い」
女戦士「へ?なんて?」
魔法使い「……えっと、怖いです…」
女戦士「あはは、大丈夫大丈夫!食べられはしないよ。魔物相手じゃないんだから」
魔法使い「…怖いもん」
女戦士「ほら、行こう?怖くないよ!」ぐいっ
魔法使い「きゃ…!?」
ガチャ
ギイィィ…
- 100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/08(水) 16:32:01.49 ID:BeQtOS3AO
【占いの館】
婆「……おやおや……どんな屈強な男が来るのかと思ったら…」
婆「………何の因果か…またかわいらしいお嬢さんじゃな……」
女戦士「こんにちは。占って貰いに来ました」
魔法使い「…」びくびく
婆「儂の最後の仕事じゃな……待っておったよ。ゆっくりしてお行き……」
女戦士「?」
- 102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/08(水) 16:40:23.83 ID:BeQtOS3AO
女戦士「ボク達が来るの、知ってたの?」
婆「ふぉっふぉ……儂はもう80年以上占い師を続けて来たからのう…」
魔法使い「すごい…」
婆「かつて勇者様を占った時に…儂の占いは終わりじゃと思ったが…。どうやらもう一仕事残っておった…」
女戦士「ねぇ、お婆ちゃん。勇者様達はどんな事を占ってもらったの?教えてくれる?」
婆「さて……なんじゃったかの…。もうずっと…ずっと昔の事じゃ……とうに忘れてしまったよ…」
女戦士「嘘!意地悪言わないで、教えてよぅ!」
- 103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/08(水) 16:46:23.29 ID:BeQtOS3AO
魔法使い「……私も、知りたいなぁ…」
婆「おやおや。困った子達じゃ…」
女戦士「ね?お願い!良いでしょ?ね?」
婆「………ちょうど、嬢ちゃん達のように……元気のよい子じゃった」
女戦士「うんうん!それで?」
婆「…『魔王を倒すの!』じゃったかのう……?まさしく勇者に相応しい、強き心を持った子…」
魔法使い「…8歳ですもんね…。凄いなぁ…」
- 105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/08(水) 16:53:24.00 ID:BeQtOS3AO
女戦士「それで?それから、どんなお話したの?」
婆「…昔話はこのへんにしておくよ……お嬢ちゃんには自分の道がある……」
女戦士「えぇ!?ボク、勇者様みたいになりたいの!聞かせて?」
婆「ふぉっふぉっ…当たったかどうかもわからん占いじゃよ。占いなど所詮占いでしか…ないんじゃからのう…」
女戦士「むぅ…。じゃ、勇者様がどんな人だったかだけでも聞かせて?ね?」
婆「勇者様は……不思議な色を持った子じゃった……」
魔法使い「……色?」
- 108: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 17:03:06.12 ID:YxOU0q0Y0
女戦士「色ってどういうこと?変な色だったの?」
魔法使い「…?」
婆「ふぉっふぉ…。そう、人は誰しも、色を持っておる…」
婆「その時の仲間じゃった3人にも、強い色が見えたものじゃ……」
魔法使い「!」
女戦士「そうなの?!その色、教えて!何色だったの…?」
婆「勇猛なる戦士は、燃えるような紅……じゃったな……」
女戦士「赤色…」
婆「聡明な魔法使いは、凛とした蒼…」
魔法使い「……」
婆「慈愛に満ちた僧侶は、柔らかな桃色…」
女戦士「勇者様は?勇者様の色は、どんなだったの?」
婆「不思議な色じゃよ……透明のようにも見え、幾色も塗り重ねられた色にも見える…」
婆「本当に……不思議な色じゃったのう…」
- 109: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 17:12:22.12 ID:YxOU0q0Y0
女戦士「そっかぁ…色なんてあるんだね。じゃあ、ボクは何色?」
婆「……おやおや。なんの巡り合わせだろうねぇ…」
女戦士「え?」
婆「ふぉっふぉっ……正義は受け継がれるのじゃな…。勇者様や仲間たちの意志は…」
魔法使い「あの……私、何色ですか……?」
婆「……ふむ。ワシはどうやら…今日の為に生まれてきたのやも知れん…」
魔法使い「へ?」
婆「再び手繰り寄せられる……彼の者達の絆は、それほどに強かった……」
婆「……甦りつつある悪もまた……手繰り寄せられるかのように……」
婆「……お嬢ちゃん達…南へ向かいなさい。…そこにも、彼の者達の遺した正義がある」
魔法使い「えっと…どういう事ですか……?よくわかんなくて…」
女戦士「ボクも……」
- 111: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 17:21:39.78 ID:YxOU0q0Y0
パキィン……!
魔法使い「きゃっっ…!?」ビクッ
女戦士「うわっ!?す、水晶が…?」
魔法使い「割れ…ちゃったぁ……」
婆「…ふぉっふぉっ…神様も言っておられるようじゃ…もう終わって良いと……」
女戦士「…お婆ちゃん、もう占いできないの?」
婆「そうじゃよ……100年…思えばよく生きたのう…。それもすべて、今日ここでお嬢ちゃん達に会うためじゃった…」
女戦士「…」
魔法使い「あの…甦りつつある悪って…いったい何…ですか…?」びくびく
婆「……どうだろうねぇ。ワシにももう、わからなくなっちゃったねぇ…」
魔法使い「そんな……」
- 112: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 17:22:49.20 ID:YxOU0q0Y0
婆「さて……お嬢ちゃん、お行きなさい…。今日はもう店じまいじゃな……」
魔法使い「……悪って何……怖いよ…」
婆「…ひどく眠いのう……ふふ、さぁ、お嬢ちゃん…」
女戦士「わかった!南だよね?ありがとうお婆ちゃん!行こう、魔法使い!」
魔法使い「あ、はい……。ありがとうございました…」ペコリ
婆「ふぉっふぉ…。頑張っておいで……」
ガチャ
バタン!
- 114: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 17:31:59.87 ID:YxOU0q0Y0
ガチャ……
スタ…スタ…
婆「おや…どちらさまかのう……?今日はもう店じまいなんじゃよ……」
婆「…すまないねぇ…。もう目も見えなくなってしもうたよ…」
婆「誰じゃかわからんが…わしはひどく眠いんじゃ……そっとしておいておくれ……」
『お疲れ様』
婆「……?」
『…久しぶりだね。ありがとう…おかげで、私は……』
婆「………ふぉっふぉっ……占いは…………当たった……かのう……?」
『えへへ…。うん』
婆「……よか………っ………」
『おやすみなさい……』
婆「………」
『……おばあちゃん』
婆「……」
婆「…」
- 118: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 17:38:38.75 ID:YxOU0q0Y0
【宿屋】
女戦士「ねぇ、魔法使い」
魔法使い「…はい?」
女戦士「ボク達、結局何色だったんだろうね?」
魔法使い「うーん……。わかんない…です」
女戦士「…じゃあさ、魔法使いは何色が良かった?」
魔法使い「えっと……蒼、かな」
女戦士「えへへ、だよねぇ」
魔法使い「戦士さんは…?」
女戦士「ボクは紅が良いな。…うん、紅がいい」
- 119: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 17:41:35.81 ID:YxOU0q0Y0
魔法使い「そういえば……」
女戦士「うん?」
魔法使い「…昔、聞いたことのある詩に、今日のお話に似た……なんだったっけ…?」
女戦士「なになに?聞きたいな」
魔法使い「えっと…私も全然、覚えてないんですけど……」
女戦士「頑張って思い出して!ほら、頑張れ魔法使い!」
魔法使い「…………忘れちゃった」
女勇者「えー…」
- 121: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 17:46:31.02 ID:YxOU0q0Y0
魔法使い「……あふ…」
女戦士「ん?眠い?」
魔法使い「あ…ご、ごめんなさ…」
女戦士「もう、魔法使いはすぐ謝りすぎだよ」
魔法使い「ごめ………あ、えっと……」
女戦士「あはは、まぁ良いけどね。ボクよりも年上なのに、なんだか変な感じ!」
魔法使い「………ごめんなさい」
女戦士「ほらまた。じゃ、寝ようか!」
魔法使い「…」コク
女戦士「明日は南だね。彼の者達が遺した正義…かぁ。なんだろうね」
魔法使い「えっと…」
女戦士「えへへ、なんだか楽しいね。ボク、ワクワクしてる。勇者様たちも、こんな感じだったのかな」
魔法使い「……違うと思います…」
女戦士「そうかな?ま、いいや。じゃあおやすみなさい、魔法使い!」
魔法使い「…おやすみなさい…」
- 123: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 17:53:58.64 ID:YxOU0q0Y0
【翌朝】
女戦士「魔法使いー。起きてよ」
ぺちぺち
魔法使い「……むぅぅ……」もぞもぞ
女戦士「ねぇ、南に行くんでしょ?早く起きて」
ぺちぺち
魔法使い「やぁ……」もぞもぞ
女戦士「こうなったら…おりゃ!」
ぽこっ
魔法使い「…!?」がばっ
女戦士「起きた?おはよ、魔法使い」ニコ
魔法使い「あ…?おはよ……ございます……。ふあぁ……」
- 126: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 17:58:05.05 ID:YxOU0q0Y0
女戦士「さて、今日は南に向かうんだよ?覚えてる?」
魔法使い「……」コク
女戦士「もう、本当に朝弱いんだから。じゃ、出発しようか!」
魔法使い「……ごめんなさい…」
ガチャ
バタン!
女戦士「ん~~…気持ちいい朝!平和だね」
魔法使い「…はい」
トテトテ
トテトテ
女戦士「ん?なんだろあれ…?」
魔法使い「占いの館…。人がいっぱいですね…」
女戦士「やっぱり流行ってるんだね。すごいなぁ…」
魔法使い「…」コク
女戦士「さ、ボク達は先を急ごうか!」
魔法使い「…そうですね。南に…」
- 129: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 18:02:37.27 ID:YxOU0q0Y0
【フィールド】
トテトテ
トテトテ
女戦士「そういえば、南の目的地まではどれくらいかかるんだろうね?」
魔法使い「…確か、半日くらいだたと思います」
女戦士「そうなんだ!意外に近いんだね」
魔法使い「はい…。昨日は疲れたから…助かります…」
女戦士「…昔はこの道のりを、魔物と戦いながら進んだんだもんね。すごいな」
魔法使い「私は…戦いなんて無理です…」
女戦士「えへへ、そんなことないよ!大丈夫!」
魔法使い「…どうしてですか」
女戦士「だってボクは戦士だよ?危ないときは、ボクが必ず守ってあげるよ」ニコ
魔法使い「…ありがとうございます」
- 130: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 18:07:36.57 ID:YxOU0q0Y0
女戦士「あれ…分かれ道だ」
魔法使い「本当ですね……。どうしますか…?」
女戦士「…うーん。どうしよっか?」
魔法使い「じゃあ…ジャンケンで…」
女戦士「ジャンケン?」
魔法使い「あ、えっと…だめですか?」
女戦士「ううん、良いけど。勝ったほうが決めるの?」
魔法使い「えと…じゃあ、私が勝ったら…右に」
女戦士「よし、ボクが勝ったら左だね?いくよっ!ジャーンケンポン!」
魔法使い「…ぽいっ」
女戦士「……悔しい」
- 132: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 18:10:02.65 ID:YxOU0q0Y0
・
・
・
トテトテ
トテトテ
女戦士「…森だね」
魔法使い「……」コク
女戦士「もうすぐ暗くなりそうだねぇ。朝出発したのに…」
魔法使い「…」
女戦士「半日で着くはずなのに。……おなか減ったね」
魔法使い「…ごめんなさい」
女戦士「迷ったね…。今日はこのあたりで野宿かな」
魔法使い「…野宿……ですか」
- 133: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 18:15:48.54 ID:YxOU0q0Y0
カラカラカラ…
女戦士「薪、これくらいで良いかな?」
魔法使い「…はい。たぶん…」
女戦士「食料もちょびっとだけど買っておいてよかったねぇ。今日は大丈夫そう」
魔法使い「…」きゅるる…
女戦士「!…ボクもお腹減ったな。ご飯にしよっか」
魔法使い「…す、すみません」
女戦士「じゃあ魔法使い、また魔法で火をつけてよ!ね?」
魔法使い「……また……ですか……?」
女戦士「うん!ボク、今日は離れて、静かに見てるから。ね?良いでしょ?」
魔法使い「………わかりました……」
魔法使い「…ブツブツブツブツ」
ガサガサ…
女戦士「?」
『ぐるるるるる…!』ガサ…
- 135: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 18:20:30.12 ID:YxOU0q0Y0
魔法使い「…ブツブツブツ」
女戦士「なんだろう?また何か居るな…」
『グルルルル…!!』
女戦士「え?」
『グガァァ!!!!!』ばっ
魔物が現れた!▼
女戦士「きゃあああっ!!!?」
魔物は鋭く尖った爪で女戦士に襲い掛かった!
ズバッ!
女戦士「きゃうっ…!!」
女戦士に12のダメージ!▼
魔法使い「え?え…?」
- 136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/08(水) 18:25:20.56 ID:YxOU0q0Y0
女戦士「あっう…!!」ズキッ…
女戦士「痛い…!ち、血が出てる…!!お腹から血が出てる…!?」
女戦士「うぅぅぅ…!痛いよぅ…!」
魔法使い「戦士さん!助けて!!助けて…!」
魔物「ガゥゥゥ…!」
魔法使い「あ…あう…いやだ…!!」
魔物は少しずつ魔法使いににじみ寄る!▼
女戦士「魔法使いっ!」ばっ
女戦士の攻撃!
女戦士は背中の剣を抜き、魔物に斬りかかった!
ズバッ!
魔物に11のダメージ!▼
魔物「ぐがぁぅ…!」
- 137: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 18:29:54.36 ID:YxOU0q0Y0
魔法使い「あ…うああ…!!」じわ…
魔物「グル…グルル…」
魔物は鋭い爪で魔法使いに襲い掛かった!
魔法使い「うわぁああああん!!」
女戦士「はぁぁっ!!!!」だっ
女戦士は飛び掛った魔物に剣を振り下ろした!
ズバァッ!
魔物に20のダメージ!
魔物を倒した。▼
魔法使い「はっ…!はっ…!せ、戦士さん…!戦士さん!」ぽろぽろ
女戦士「う…うぅ…!だ、大丈夫…?魔法使いは…」
魔法使い「私は…!それより、戦士さん!お腹が…!!」
女戦士「ん…!痛い…うあ、血がこんなに…!…うぅぅぅ…痛いよぉ…!」
- 139: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 18:33:29.64 ID:YxOU0q0Y0
魔法使い「どうしたら…薬草、持ってますか…?!」
女戦士「…うぅぅ…!!」
魔法使い「ど、どうしたらいいの……?お母様…!」
女戦士「はぁ…はぁ…はぁ…」
ぽた…
ぽた…
魔法使い「どうしたら良いのぉ…!?」ぽろぽろ
女戦士「あ…」ぐら…
どさっ…!
魔法使い「戦士さん!戦士さん!!誰か…誰か助けてください…誰か…!」ぽろぽろ
・
・
- 142: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 18:37:14.97 ID:YxOU0q0Y0
・
・
・
『……きて』
女戦士「え?」
『…おきて。だいじょ……』
女戦士「…誰?」
『大丈夫?もう痛くないですよ…』
女戦士「あれ…ボク…?どこだろ、ここ?…話しかけてくるのは誰?」
『うーん。もうちょっとかかるかなぁ…?』
女戦士「!」がばっ!!
女性「あ、起きましたね。よかったぁ…。大丈夫ですか?」
- 145: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 18:47:56.51 ID:YxOU0q0Y0
女戦士「…ここは…どこ…?」
女性「ふふ、良かったぁ…気がついて。ここは大聖堂ですよ」ニコ
女戦士「大聖堂……?あれ、ボク…たしか、あれ?」
女性「びっくりしましたよぉ。たまたま裏手の森を歩いていたら、人が倒れてるんですもん…」
女戦士「へ?裏手?」
女性「ふふ、あなた達は、この町を目指してたんでしょう?あと500メートルも歩けば到着したのに」
女戦士「…そう…だったんだ…。あ!!」
女性「どうしました?」
女戦士「魔法使い!魔法使いは!?」
- 147: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 18:52:50.26 ID:YxOU0q0Y0
女性「お連れの女の子ですか?ふふ、安心してください。お隣の部屋で休んでますよ」
女戦士「そっか…良かった…」
女性「あなたは強いんですねぇ。びっくりしちゃいました」
女戦士「え?そうだ…!あのね!!裏手で、魔物が…!!」
女性「大丈夫、落ち着いて?大丈夫ですからね」ニコ
女戦士「うん…」
女性「見ましたよ、魔物も。あなたがやっつけちゃったんですね」
女戦士「そう…だけど、どうして魔物が居たの?ボク、あんなの初めて見た…!」
女性「…もしかしたら…。ううん、きっと、魔物が出たということは…」
女戦士「?」
女性「魔王が、生き返っちゃったのかも…。それとも、新しい悪が生まれちゃったのかなぁ…」
女戦士「そう…なんだ…!!」
- 148: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 18:59:34.35 ID:YxOU0q0Y0
女性「…今はそんな事よりも、ゆっくり休んでください。ね?」
女戦士「うん…。あれ、ボク、傷は…?」
女性「うふふ、私が治しちゃいましたぁ。あれくらいの傷なら、ちょいちょいっですよ」ニコ
女戦士「うわぁ…!」ぴら
女戦士「ホントだ!!跡も残ってない!!魔法?ねぇ、魔法?」
女性「そう、魔法ですよ。回復魔法は初めて?」
女戦士「うん。なんだか変な感じ…」さわさわ
女性「すぐに慣れますよぅ。それよりも、お怪我するような無茶は、できるだけしちゃダメですよ?」
女戦士「はぁい…。ありがとう!」
ガチャ
魔法使い「戦士さん…?お怪我…大丈夫ですか?」
女戦士「あ、魔法使い!」ぱぁっ
- 150: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/08(水) 19:05:00.50 ID:YxOU0q0Y0
女戦士「魔法使い、良かったぁ。無事だったんだね」
魔法使い「戦士さん…!」
トテトテ
魔法使い「よかったぁ…!心配しましたよぉ…」ぎゅう…
女戦士「ボクもだよ。良かったねぇ、怪我しなくて」ぎゅっ
魔法使い「…私より、戦士さんのお腹が…」ぽろぽろ
女性「ふふ…微笑ましいなぁ。昔を思い出しちゃう…」
女性「良かったね、妹ちゃんを守れて。よく頑張りましたねぇ」なでなで
女戦士「へ?妹じゃないよ?魔法使いの方が年上だしね」
女性「ふぇ?そうなんですか?」
- 151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/08(水) 19:13:03.37 ID:YxOU0q0Y0
魔法使い「戦士さん、お腹は…?大丈夫でしたか……?」
女戦士「うん、平気。このお姉ちゃんが治してくれたんだよ。ほら」ぴらっ
魔法使い「おね……せ、戦士さん…」
女性「ふふ、良いんですよぅ。お姉さんなんて呼ばれるの、嬉しいなぁ」ニコ
魔法使い「戦士さん…このお方は…」
女戦士「うん?」
魔法使い「大教母様なんです……お姉ちゃんなんて…」
女戦士「へ?」
魔法使い「昔、勇者様と一緒に魔王を倒した、僧侶様です…!」
女戦士「ええええええええぇっ!?」
- 187: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/09(木) 00:21:16.34 ID:XaR8X+ln0
女戦士「お姉ちゃん、勇者様と旅したんだ…すごい」
大教母「ふふ、そうですよぉ。懐かしいなぁ…」
魔法使い「戦士さん…だから…」
大教母「良いんですよ、お姉ちゃんで。この年でお姉ちゃんなんて呼んでくれる人、いないんですから」
魔法使い「…そうですか…?」
大教母「ええ。魔法使いちゃんも、お姉ちゃんって呼んでくれますか?」
魔法使い「え……」
大教母「うふふ、冗談ですよぅ。あなたは真面目そうだもんねぇ」ニコ
魔法使い「あ…」
- 188: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/09(木) 00:28:35.32 ID:XaR8X+ln0
女戦士「ねぇ、お姉ちゃん」
大教母「はぁい?」
女戦士「勇者様との旅のお話、聞かせて?ねぇ、お願い」
大教母「ふふ、そうですねぇ…」
魔法使い「?」
大教母「もうずいぶん経ちますからねぇ…」
魔法使い(大教母様、なんだか辛そうな顔してる…?)
女戦士「お姉ちゃんも、覚えてないの?」
大教母「も?」
女戦士「あのねぇ、占い師のお婆ちゃんにも覚えてないって言われた…みんな忘れちゃったのかな?」
大教母「占い師…って、もしかして北の町の占い師さんですか?」
女戦士「そうだよ!もうしわしわのお婆ちゃん!」
大教母「あの占い師さん、まだ元気だったんだぁ…ふふ、懐かしい。私、あの人にピンクって言われて喜んだなぁ」
女戦士「あ!それも言ってたよ!慈愛に満ち満ちた僧侶は、桃色だったって!」
大教母「そうそう…。そんな風に言われました。勇者様もピンクが言いって拗ねてたな…」クス
- 190: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/09(木) 00:35:54.75 ID:XaR8X+ln0
女戦士「へぇ…勇者様がそんな事言ってたんだ」
魔法使い「私は…青色っていわれました」
女戦士「ボクは赤だったよ!」
大教母「ふぇ?そうなんですかぁ…。偶然なのかなぁ」
女戦士「…」
大教母「あのときのパーティによく似てますね。真紅、蒼、桃…。勇者様は結局、何色だったんだろうな…」
魔法使い「たしか、無色って言われたんですよね…?」
大教母「そうですよ。…でも、色んな色が重なってるとも言ってました」
魔法使い「それ…どういう意味なんでしょうか…」
大教母「私にもよくわかんなかったなぁ…。えへへ、私、バカでしたから…」
魔法使い「そんな…大教母様は、人々の希望なんですから…バカだなんて…」
大教母「ふふ、私はそんなにすごくないですよぅ」
- 191: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/09(木) 00:40:20.19 ID:XaR8X+ln0
女戦士「ねぇ、お姉ちゃん」
大教母「はい、なんですか」ニコ
女戦士「…勇者様って、どんな人だったの?」
大教母「素敵な方でしたよ。本当に小さいのに、すごく強くって」
女戦士「やっぱり!勇者様は強かったんだ!」
大教母「でもね?戦って強かったじゃなかったんですよ?」
女戦士「え?」
大教母「ふふ、だって…勇者様は、魔王との決戦の直前まで剣も振れなかったんですから」
女戦士「そうなの?剣を…」
大教母「そう。勇者様が強かったのは、体じゃなくて心」
魔法使い「…こころ…」
- 192: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/09(木) 00:47:08.21 ID:XaR8X+ln0
大教母「…勇者様はねぇ。本当にやさしくて、強くって…勇者に相応しい人でしたよ」
女戦士「…」
魔法使い「…」
大教母「だから私達は、命を勇者様に預けてお供したんです」ニコ
女戦士「命を…」
魔法使い「…預ける」
大教母「そう。仲間だった戦士さんがよく言ってました」
女戦士「!」
大教母「『勇者殿を命に替えてもお守りする』ってね。かっこよかったなぁ。勇者様は命を賭けないでって言ってましたけど…」
女戦士「…そうなんだ。すごいね」
大教母「そうですね。戦士さんは、本当にすごい人でしたよ」
大教母「…私達は、命に替えても勇者様をお守りするって誓ったんです…」
魔法使い(また…大教母様、どうしてあんな顔するんだろう……)
大教母「!」はっ
大教母「ふふ、いけない。しゃべり過ぎちゃったかな?」ニコ
- 193: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/09(木) 00:51:16.08 ID:XaR8X+ln0
女戦士「ううん!全然そんな事ないよ!もっと聞かせて欲しい!」
大教母「そうですねぇ…また今度にしましょう。今日は私もお仕事があるんです」
女戦士「おしごと?」
大教母「そう。今日は礼拝の日ですからね」
女戦士「そうなんだぁ…」しゅん
大教母「…あ、そうだ。お二人とも、礼拝を見ていきますか?」
女戦士「え?良いの?」
魔法使い「あ……見てみたい……」
大教母「じゃあ一緒に行きましょうか?そこの扉から聖堂に行けるんですよ」
魔法使い「はい……」
トテトテ
トテトテ
ガチャ
- 195: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/09(木) 00:58:38.00 ID:XaR8X+ln0
トテトテ トテトテ
大教母「この扉を開けたら大聖堂です。二人とも、先に入っててください」
魔法使い「…はい」
女戦士「お姉ちゃんは?」
大教母「私は着替えなくちゃいけないんですよぅ…」
女戦士「そうなんだ。じゃ、先に入ってるね!」
トテトテ
ガチャ…
【大聖堂】
女戦士「うわぁ……。すっっごい綺麗……」
魔法使い「……すごいです…」
女戦士「天井高いね。あのガラスも綺麗…」
魔法使い「ステンドグラス……わぁ…」
女戦士「ボク、こんな綺麗な建物初めて見たよ…」ぽかーん…
魔法使い「…私も…」ぽー…
大教母「ふふ、二人とも。お口が開いてますよぅ」ニコ
- 197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:04:14.63 ID:XaR8X+ln0
女戦士「わ!お姉ちゃん…?」
魔法使い「うわぁ……すごく綺麗……それが法衣…ですか…?」
大教母「そうです。えへへ、法衣にしてはちょっと派手でしょう?」
魔法使い「…はい。なんだか、ドレスみたいです…。ドレスにしては質素だけど…」
女戦士「うん。でもすごい可愛いよ。良いなぁ」
大教母「これにはね、由来があるんですよ。…あ、もう始まっちゃう。じゃあ、また後でね」
女戦士「はぁい」
スタ…
スタ…
スタ…
女戦士「ねぇ、魔法使い。すごい人だねぇ…」
魔法使い「…世界中から集まってますから……。大教母様が皆から愛されてる証拠……ですよね」
女戦士「うん。なんだかおねえちゃんなら、何でも癒してくれそうな気がするもんね」
魔法使い「…はい。なんでも許してくれそう…」
- 200: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/09(木) 01:09:01.32 ID:XaR8X+ln0
・
・
・
女戦士「すごかったね、礼拝。いろんな人がいた」
魔法使い「はい…。ちょっと感動しました…」
女戦士「うん。ボクも…。お姉ちゃんって、すごい人なんだなぁ…」
魔法使い「じゃあ、戦士さん…。占い師さんの言ってたの…探しますか?」
女戦士「そうだね!その前に、お姉ちゃんに挨拶に行こうよ」
魔法使い「……はい」
トテトテ
トテトテ
『きゃぁああああああああ!!!!!』
女戦士「!!」
魔法使い「ひぁ…!?」ビクッ
- 201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:09:02.07 ID:WMb/RPL1P
!vip2:stop:
---
まほうつかいたんのつよめの攻撃
MP152使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは3回目のダメージを受けた (310/1000)
- 202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:09:02.70 ID:SLT4yJ6QP
!vip2:stop:
---
真の勇者のさすがの攻撃
MP386使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 310)
このスレは4回目のダメージを受けた (460/1000)
こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは5回目のダメージを受けた (610/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは6回目のダメージを受けた (760/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは7回目のダメージを受けた (780/1000)
- 203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:09:06.32 ID:Rfj8Xoa30
お疲れ様でしたー
!vip2:stop:
---
真の勇者のさすがの攻撃
MP185使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 780)
このスレは8回目のダメージを受けた (930/1000)
こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは9回目のダメージを受けた (1080/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは10回目のダメージを受けた (1230/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは11回目のダメージを受けた (1250/1000)
このスレは・・・
停止しました。
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:15:25.55 ID:PUDlNtbp0
スレストしねと言わざるを得ない
- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:16:12.55 ID:vYZTt46v0
何故落とされたのだ?
- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:16:44.89 ID:8RSUHVu/O
>>1乙
もどってくるかな?
- 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:22:26.19 ID:SCg7TYVg0
何で落とされた?
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:26:39.62 ID:LxBHSWaiO
スレストしね
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:30:39.89 ID:+pfsqyXLO
なんださっきのスレスト
意味がわからん
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:33:00.88 ID:r21wuzQY0
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1247066080/
こいつらのせいだ
- 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:35:45.40 ID:tDqPkZEy0
さて黙って作者待つか
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:57:09.78 ID:JfXgibop0
前スレ>>1はもう来ないのかね…
- 16: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/09(木) 01:58:27.38 ID:XaR8X+ln0
あ、新スレ立ててくれたのか。thxです
しかし今日は心が折れてしまった・・・
- 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:03:48.49 ID:+pfsqyXLO
>>16
災難だったね
復活したらまた書いてくれ
待ってるよ
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:58:29.66 ID:vYZTt46v0
今書いても落とされたら嫌だし書き溜めてるんじゃない?
ここみてるなら今後の流れを教えて欲しいなぁ。
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:58:46.97 ID:r21wuzQY0
おお!きてくれた
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:00:07.68 ID:PUDlNtbp0
いつでも好きなときに書いてくれ
あれはあんまりだ
- 20: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/09(木) 02:02:30.50 ID:XaR8X+ln0
とりあえず落としてくれて結構です。
さすがに今から続きを書く気にはなれません…
期待してくださった方には申し訳ありませんが
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:05:37.06 ID:tDqPkZEy0
お疲れさんです
また新たにスレが建ったら参加させてもらいます
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:07:03.44 ID:vYZTt46v0
お疲れ様。次の機会を楽しみにしてるよ。
- 25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:07:28.98 ID:JfXgibop0
おつです
続き楽しみにしてる!
- 26: ◆r3yksmPHg2 :2009/07/09(木) 02:09:07.33 ID:XaR8X+ln0
ほんとうに結構人居たんだな…
またよろしくです。
- 27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:15:43.52 ID:6yhF0iSz0
こっちに移動してたのに今気づいた
>>26乙です
また気が向いたら続きお願いします
1:女勇者「強くてニューゲームっ♪」
2:女勇者「勇者になんて、生まれたくなかったんだよ?」
3:女戦士「勇者様に会いに行くよ」
前作:女勇者「勇者になんて、生まれたくなかったんだよ?」
____
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ヽ__\) ;;;;) スレストなぁ。定期的にSSスレ潰されてるよね。てか何気に今年はまだないような…?
/ (─) (─ /;;/ シリーズ未完状態なので最初のSSのみまとめるつもりだったんですが
| (__人__) l;;,│ コメント欄に「続編あったような?」的な意見があったのでまとめてみました。
/ ∩ ノ)━・'/ 結構探したんですけど新スレは立っていないようです。もし新スレを知っていたら教えて下さい。
( \ / _ノ´.| | 消化不良の方もいると思うのでこのSSの作者◆r3yksmPHg2さんのおすすめを記事末に貼っておきました。
.\ " /__| |
\ /___ /
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/ _ノ ヽ__\) ;;;;) スレストなぁ。定期的にSSスレ潰されてるよね。てか何気に今年はまだないような…?
/ (─) (─ /;;/ シリーズ未完状態なので最初のSSのみまとめるつもりだったんですが
| (__人__) l;;,│ コメント欄に「続編あったような?」的な意見があったのでまとめてみました。
/ ∩ ノ)━・'/ 結構探したんですけど新スレは立っていないようです。もし新スレを知っていたら教えて下さい。
( \ / _ノ´.| | 消化不良の方もいると思うのでこのSSの作者◆r3yksmPHg2さんのおすすめを記事末に貼っておきました。
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コメント一覧 (76)
-
- 2011年11月11日 02:49
- こんな残念な気持ちになったのは久しぶりだわ。
-
- 2011年11月11日 03:09
- うわあああもったいねー
-
- 2011年11月11日 03:24
- 続きがめっちゃ気になる………。
-
- 2011年11月11日 03:30
- 残念だな…
てかどっかで見たことある酉だと思ってたらハルヒSSの人か
おすすめにあるこの人のSSはどれも面白いから見てみたほうがいい
間違いなくハルヒSSの人気を支えてた一人
-
- 2011年11月11日 04:35
- この不完全燃焼な状態が辛い
期待できるSSにスレストはあかんでぇ
-
- 2011年11月11日 08:32
- こんなにスレストが憎いと思ったことはない
10周目と1周目が良かっただけに本当に残念
2年前のSSだし続きは望めないだろうな
-
- 2011年11月11日 12:20
- 何この生殺しwww
癖になりそうwwww
-
- 2011年11月11日 15:25
- SS死滅しろの>>1は
ネットにもリアルにも敵しか居なさそうな可哀想なヤツだな
こんなイヌのウンコのような奴の為に心折ってあげた作者マジで優しい。勇者みたいだな
-
- 2011年11月11日 16:14
- 未完…だと…!?
なんという不完全燃焼
-
- 2011年11月11日 17:25
- この人の作品は本当に面白いのにな
番外編かもしれんが、未完なのは残念で仕方ない
-
- 2011年11月13日 15:52
- 一気に読んできたのに…こんな半端なんて…
おすすめ作品群がすごいなあ読んだことあるのもいくつかあった!
-
- 2011年11月13日 21:04
- スレストをこんなに憎んだのは久々だよ
-
- 2011年11月14日 21:18
- 続き読みたいなー
-
- 2011年11月23日 05:30
- 10週目のやつから一気に読んだのに・・・ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
-
- 2011年11月25日 17:13
- ふかんぜんねんしょう
-
- 2011年11月26日 22:14
- ええええええええええ工エエェェ(´д`)ェェエエ工
ここまで集中してじっくりゆっくり楽しんで読んでたのを台無しにされた…
ある意味ネタバレより酷い…
スレストェ…
-
- 2011年12月04日 19:24
- うわああああ・・・
-
- 2011年12月19日 19:46
- 誰か続き書いてくれよ
-
- 2012年01月23日 15:39
- アンチが沸くのは人気がある証拠なんだけどな。
批判してる輩には嫉妬乙と言わざるを得ない。
-
- 2012年02月21日 20:46
- スレストのせいで心の中が空虚で満たされていく…
-
- 2012年03月10日 18:10
- うああああああああああ
-
- 2012年03月19日 15:29
- おおおおうふ…ナンテコッタイそりゃないぜ!
-
- 2012年03月26日 21:36
- かなり面白かったし、ここには完結しかないと思ってから余計につらいわぁ…
-
- 2012年08月02日 22:32
- 折角良いシリーズに出会えたと思ったのに…!
ス レ ス ト め
-
- 2012年10月16日 07:36
- 久々に見たわ
何時見てもこのシリーズは素晴らしい
続きを何らかの形で見たいものです
-
- 2012年10月29日 18:46
- このスレスト今までネットで出会ったやつの中で一番憎いわ
-
- 2012年11月19日 19:10
- この続編は今後一生見ることはできないのか.....
-
- 2012年11月27日 21:41
- なん…だと。
かなり、
-
- 2012年11月27日 21:42
- 好きなのに
-
- 2012年11月28日 03:34
- 睡眠時間削って見てたのに・・・寝るか
-
- 2013年02月04日 11:57
- このスレストはデスノートに書いても良いレベル
-
- 2013年02月27日 01:46
- ちっくしょー!!
-
- 2013年03月07日 01:34
- アアアアアアアアアアア
スレスト タヒねええええええええええええ
-
- 2013年03月28日 06:47
- この荒しはタヒんでいい
-
- 2013年06月25日 17:40
- せっかく良シリーズに巡り会えたと思ったのに……!!
-
- 2013年06月27日 01:40
- 作者様へ
もしまだいらしたら、是非続きを書いて欲しいです。
何度も泣きました。
どうか、お願いします!
-
- 2013年06月27日 20:59
- 続きが気になって社会復帰ができません。
心にぽっかり穴が開いたままです・・・
どうか続きを書いて下さい!!!
-
- 2013年06月30日 11:06
- 気になって今更ながら辿ってみたら…すんごい残念な終わり方しているなぁ
作者の方には続きを本当に書いて欲しい
-
- 2013年07月22日 11:52
- 何年たってでもいいから続きを書いてほしい
-
- 2013年07月30日 17:10
- スレストしたやつは地獄に落ちていい
-
- 2013年08月06日 01:18
- スレストおおおおおおおおおお
-
- 2013年09月11日 19:36
- たまに見たくなるSSだったから久しぶりに全部読んでみたら
こんな終わり方だったか…
-
- 2013年11月07日 19:10
- くっそースレストしたやつふざけるなぁー(;;ω;)
-
- 2013年12月12日 10:10
- なんじゃこれ
面白いシリーズだけど最後のやつ半端で続き気になるからまとめてない方が良かった
-
- 2014年01月09日 05:16
- すぐに慣れますよぅ。
この一言で僧侶だって分かった
まぁそのあと普通に書いてあったが
-
- 2014年01月18日 04:41
- 何周目か忘れたけど、強くてニューゲームっ♪ってもう一作あったよね?
どちらにしろこれの続きが読めないのは残念
-
- 2014年02月21日 07:58
- 残念だが…なんかホッとした
どんな内容になろうとそこに女勇者はいないからな
蛇足になる気配あったからその前に強制終了でよかったのかもしれない
-
- 2014年04月12日 15:17
- ニューゲームと生まれたくなかった以外にこのシリーズあるの?
-
- 2014年05月26日 01:41
- 5年前のSSかぁ
-
- 2014年06月06日 20:20
- あああああああ!
気になりすぎる!
-
- 2014年08月18日 17:01
- ※47
でも、死ぬ直前の占い師の前に現れた人物はどう考えても…
-
- 2014年09月21日 00:22
- 久々にみたけどやっぱこれ面白いよなぁ
再開してほしい
-
- 2014年10月07日 01:39
- えええええええええええええ!!??
-
- 2014年10月12日 01:25
- スレスト絶許
-
- 2014年11月02日 22:47
- 続きが見たかったなぁ…
-
- 2014年12月27日 15:57
- 5年前のスレストに復讐する方法はよ
-
- 2015年01月17日 16:56
- はぁ・・・まじはぁ・・・
スレストって、何さ?なんか悪いことでもしたのかい?
そんなに悪いことなら、誰かを不快にしたんなら、何故私たちを不快な気持ちにするんだろうねぇ?
はぁ・・・まじ・・・はぁ・・・・・・。
-
- 2015年02月23日 04:02
- スレスト絶許
続きが気になる…
-
- 2015年05月13日 04:53
- いい話だったのに。
スレスト?って人は話を読まずに変な事したんだろうけど、勿体無さ過ぎる。
スレストのおかげ(?)で、コメントが好評価ばっかり…と思う人もいるだろうけど、それは間違い。
これは稀にみる良SSでした。
女戦士ちゃんが、戦士さんがさせられてしまった事を知ったらどうなっていたか…。ただただこれだけが気がかり。
面白かったです!
-
- 2015年05月26日 00:03
- スレストとかなんでこんな馬鹿みたいなふざけた機能があるの? 荒らしに悪用されるに決まってるじゃないか。作った奴何考えてるんだ?
本当に残念だ。
スレストした奴は、こうやって作者がやる気失くして応援していた人々が失望するのをほくそ笑みながら眺めてるんだろうな…。
なんつーか、作品の素晴らしさと荒らしに負けないメンタルの強さは別次元なんだなぁって痛感するね。
気が向いた時にでも完結させて欲しい。
-
- 2015年06月07日 23:27
- >>15.01.17 16:56
これが運営側の「正義」なんだろうよ
強い奴がすべてであると
魔王や魔王の側近が問いかけたものは、女勇者が10周かけて得たものは、時代の波により覆われてしまう時もある
しかし、それはどのような力でも流されず残るものだろう
人が獣にならない限りは
-
- 2015年06月20日 01:35
- ※45
気付くの遅すぎんだろ
-
- 2015年08月25日 00:13
- スレストェ…
-
- 2016年01月30日 10:22
- !?!?!?………何が起こった(困惑)
-
- 2016年03月26日 18:03
- 人が作り出すものを壊して平気なバカが多すぎるわ。
もったいない。
-
- 2016年04月14日 06:15
- 「アンチが湧くのは人気がある証拠」っていうか、このスレスト>>1はssスレなら何でもいい乱射魔だからな
とりあえずスレ主は気にせず休んでくれていいよ、今回は辛いよ
-
- 2016年04月17日 20:11
- だいたいこういう奴は読まないでランダムにやるからなぁ
それこそ自己満だわ
-
- 2016年08月25日 23:09
- この人の作品だったようなうろ覚えなんだが
女勇者が盗賊とか仲間にしてギルドかなんかに仲間を無理矢理入れさせて鍛えさせてその後冒険する
っていうような流れのssがあったんだがなんていうスレタイだったかな…
-
- 2016年08月28日 01:02
- こんな面白いのに残念すぎる
(´・д・`)
-
- 2017年03月01日 02:34
- 夜中にイッキ読みしたらこのザマよ
-
- 2017年03月30日 16:05
- 今からでも続き書いてくれんかな…
-
- 2017年10月08日 09:21
- 未完なのが本当に残念です(´・ω・`)
毎年1回は1作目から必ず読んでその度に未完となる原因を作ったクソスレスト野郎にシネと思い続けてます。本当に当時スレストしたやつシネばいい
-
- 2017年11月11日 23:43
- それにしてもこの作者はなぜ戻ってこなかったんだろうな
あれだけの名作を残した人なんだから、いくらモチベを削がれたとはいっても途中で投げるとは思えないんだが
この外伝と勇者シリーズが完結しなかったのは残念だけど、他のテーマに興味が移っただけで、この作者だと気づかれないまま他のSS等で名作を残されたものだと信じたい
-
- 2018年01月24日 20:31
- ※72
まったく同感。俺も定期的に最初から通しで読んで、いつも「あ~スレストで」って気付くんだよね。もしかしたら続きが出てるかもって毎回期待しちゃう。
-
- 2018年02月28日 18:14
- はぁ?
-
- 2020年02月26日 01:37
- もしかしてだけどー♪もしかしてだけどー♪死んだ?だとしたら世界中が悲しみに暮れるレベル