女僧侶(9)「あ、あの勇者様・・・」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 10:03:59.65 ID:qu8aKw0w0
女僧侶「本当に、わたしたち馬車で遊んでていいんですか?」
勇者「ああ、俺一人で十分だ」
女魔法使い「・・・」
女僧侶「でも・・・」
勇者「まぁもし怪我したらそっからホイミでもかけてくれや」
女僧侶「分かりました、でも無茶はしないでくださいね?」
勇者「こんな雑魚しかいないとこで怪我なんかするかよ」
女魔法使い「おに・・・ちゃ」
勇者「ん?」
女魔法使い「わたしも・・・心配して」
勇者「大丈夫だって、お前は僧侶ちゃんと仲良く馬車にいな」
女魔法使い「ん・・・」
みたいな夢を昨日見て幸せだった
- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 10:04:46.90 ID:NkF+8qVf0
続きが読みたいです
⇒夢のまた夢のような話をしてもいいかい?- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 10:05:59.53 ID:IwEwdhkU0
お前は馬の役だったんだろ
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 10:06:51.91 ID:/38w/d7p0
お馬さん役とか胸熱
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 10:07:51.84 ID:5CQ5KtQ5i
>>1「ヒヒーン」
- 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 10:08:32.96 ID:UKwkGJx00
いまいちレスしにくいな
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 10:08:48.26 ID:D4OGBc1YO
ちょっと続きが読みたい
- 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 10:17:59.87 ID:dEkLR4qM0
続きはよ
- 34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 10:56:56.06 ID:wSX3PA0F0
―――ルイーダの酒場―――
勇者「ここで仲間を得られると聞いたのですが」
店員「え……」
勇者「魔王を倒すために屈強な兵士、或いは術師が欲しいのですが」
店員「え……」
勇者「いや……3人ほどで構いませんから」
「ちょっとー、それわたしのつえなんだけどー」
「いいでしょー、すこしかしてよー」
勇者(奥から子どもの声が……)
店員「あの……すいません。今はその……誰もいなくて……」
勇者「いない?そんなバカな」
店員「すいませんお引き取り―――」
「あ!ゆうしゃさまだー」
「あ、ほんとだー!」
勇者「なんだ?奥から女の子が……」
- 36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 10:58:41.81 ID:D4OGBc1YO
夢の続きが始まったか
- 41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:02:43.95 ID:wSX3PA0F0
女戦士(12)「すげー!本物だー」
勇者「お、おい……」
女武道家(10)「かっこいいー♪」
女魔法使い(9)「おにいちゃん、みてみてー……メラ!―――すごいでしょ?」
勇者「あ、ああ……」
女僧侶(9)「……かっこいい……」
女商人(5)「ふーん……ふーん……!!」
勇者「な、なにをもってきたんだ?重そうに引き摺っているが……」
女商人「やくそう、10こ!」
勇者「……」
女遊び人(4)「……(ニコニコ」
女盗賊(9)「そーっと……そーっと……」
勇者「なんですか、これは?」
店員「それが……昨日の夜、突然みんなが幼女化してしまって……」
勇者「は?」
- 45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:07:15.80 ID:wSX3PA0F0
盗賊「せいやっ!」
勇者「こら」
盗賊「あーん!」
勇者「人のお金を盗ろうとするな」
盗賊「うぅ……べーっだ!」
勇者「可愛げないな……」
店員「どうやら魔王の仕業みたいで」
勇者「魔王の?」
店員「はい。恐らく、勇者様の味方となるものを呪いかなにかで……」
勇者「おのれ……魔王……!!」
戦士「あ!わたしの剣、かえしてよー!」
武道家「ちょっとだけー」
僧侶「えい、えい」
魔法使い「それわたしのつえー!」
勇者「…………卑劣な」
- 47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:09:12.54 ID:2ljrioNd0
魔王ナイスだ
- 50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:12:46.29 ID:wSX3PA0F0
店員「どうされますか?」
勇者「彼女たちを連れていっても仕方ないですね。独りでいきます」
店員「そうですか。すいません」
勇者「いや。貴方が気にすることではない」
店員「ご武運を……」
勇者「ありがとう」
勇者(早速、大変なことになったな……)
遊び人「……(ニコニコ」
商人「おかねがいちまーい、にまーい……えっと……いちまーい……あれ?」
勇者(だが何故魔王は私ではなく、他の者を子どもに……?)
勇者(何かあるのか……)
勇者(はっ!――そうか。俺と一対一で勝負がしたい。そういうわけだな)
勇者(いいだろう、魔王。その挑戦、受けてやるぞ)
戦士「ゆうしゃー、なにひとりでガッツポーズしてんのー?」
盗賊「きもーい」
- 56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:17:54.79 ID:wSX3PA0F0
―――街―――
勇者「さてと、出発するか」
馬「バヒヒン」
勇者「王から立派な馬車を頂いたが、無駄になってしまったな」
馬「ヒヒン」
勇者「ああ、そうだ。色々と買い出しに行かなくてはな」
魔法使い「うまー」
僧侶「ひひん♪ひひん♪」
武道家「しっぽかわいいー」
商人「うんしょ……うんしょ……ふう、やくそう10こ、はこべたよ!」
遊び人「……(ニコニコ」
盗賊「わたし、こことったー!」
戦士「けっこうひろいなー」
僧侶「うん。みんなでおひるねもできるね♪」
- 58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:22:02.28 ID:wSX3PA0F0
勇者「――よし。準備も万全だ。いくか」
馬「ヒヒーン!!」
勇者「出発だ」
馬「バヒヒーン!!」
戦士「おおお!?」
魔法使い「ゆれてるー!!」
僧侶「あわわわわ……こ、こわいよー」
武道家「ねえねえ、どれだけ立ってられるかきょーそーしようよー」
商人「ぐぅ……ぐぅ……」
遊び人「……(ニコニコ」
盗賊「すっごーい!街からはなれてくよー!!」
戦士「わたし、そとってはじめてー」
魔法使い「ドキドキ……」
- 61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:25:32.05 ID:wSX3PA0F0
―――街道―――
勇者「……?」
勇者「馬車の中から声がしたような……?」
勇者「気の所為か……?」
戦士「えー、ではわたしがリーダーです」
盗賊「いきなりー」
魔法使い「なんでー?」
戦士「だって、一番おねえちゃんなんだもん」
僧侶「うんうん」
武道家「べつにどうでもいいけどー」
遊び人「……(ニコニコ」
商人「むにゃむにゃ……ぐぅ……」
戦士「じゃあ、戦闘になったらわたしのしじにしたがってね」
「「はーい」」
- 65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:29:14.68 ID:wSX3PA0F0
スライム「キュピー!!」
勇者「スライムか……は!!」
スライム「―――ギュピ……!?」
勇者「この辺りの魔物は弱くて助かるが……進めば進むほど辛くなるだろうな」
勇者「道中で仲間を得られればいいのだが……」
戦士「あ、せんとうだー!!」
武道家「よっしゃー」
戦士「わたしと僧侶ちゃんでいくぞー」
僧侶「は、はい!!」
戦士・僧侶「わー」
スライム「……キュピ……」
戦士「あれ?もう倒してる」
僧侶「かわいそう……」
戦士「よし、手当しよ。馬車の中にはやくはやく」
僧侶「は、はい」
- 68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:32:30.51 ID:wSX3PA0F0
勇者「ん!?」
勇者「―――気の所為か」
勇者「……なんだか人の気配がするんだが……」
勇者「誰かいるのか?」
馬「?」
勇者「馬に訊いても仕方ないか……進もう」
僧侶「ホイミ」
商人「やくそうを……こうやって……」
スライム「キュピィ……」
戦士「お、きがついた」
魔法使い「よかったね」
盗賊「この子、どうする?」
戦士「んー……飼う!!」
武道家「じゃあ、名前決めよう、名前」
僧侶「かっこいい名前がいいですよね」
- 72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:37:55.45 ID:wSX3PA0F0
勇者「―――はぁ!!」
おおがらす「ぐええ……!!」
勇者「よし」
盗賊「かいしゅー」
遊び人「……(ニコニコ」
魔法使い「えっほ、えっほ……」
戦士「ふう、結構溜まってきたね」
スライム「きゅぴー♪」
バブルスライム「ブルブルー♪」
フロッガー「ゲコゲコ♪」
まほうつかい「……」
武道家「これだけいれば大丈夫だね」
商人「うんうん」
僧侶「勇者様もきっとおおよろこびです」
おおがらす「くえくえ」
- 74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:41:12.52 ID:wSX3PA0F0
勇者「……こ、これは!」
馬「ヒヒン……」
魔物の群れ「グルルルルルル………!!!」
勇者「ちっ……一人では厳しいな……」
勇者「だが、負けるわけにはいかない!!」
「ゆうしゃのピンチだー。みんなとつげきー!!」
「「わー」」
勇者「?!」
魔物の群れ「!?」
ワラワラ……」
戦士「さあ、こい!」
武道家「おれが相手だ!」
魔法使い「メラ!メラ!」
僧侶「ホイミ!ホイミ!」
モンスター達「ガォォォ!!」
- 76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:45:27.98 ID:wSX3PA0F0
魔物「(逃げようぜ……)」
魔物「(ああ、数が違いすぎる……)」
魔物「(退却だ~!!)」
勇者「あ……逃げた」
戦士「おとといきやがれー」
遊び人「……(ニコニコ」
盗賊「いえーい、だいしょーりー!」
スライム「ピキー♪」
僧侶「ああん!カッキー、頭にのらないでー」
おおがらす「ガー♪」
魔法使い「うわっぷ……もうゲコゲコ、顔は舐めないでっていったでしょ、め」
フロッガー「ゲコ……」
勇者「………」
僧侶「勇者様、お役に立てましたか?」
商人「どうだった?ねね?どうだった?」
- 78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:49:01.24 ID:wSX3PA0F0
―――街―――
兵士「魔物を連れて街の中にはいられては困ります」
勇者「ですよね」
戦士「えー!?」
勇者「ほら、みんなを帰すんだ」
武道家「でもぉ」
勇者「ダメだ」
盗賊「いじわる」
勇者「そんな顔をしても許さない」
商人「バイバイ……まほーちゃん」
まほうつかい「……(コクッ」
僧侶「ごべんねー!!みんなー!!」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者「はぁ……」
兵士「随分と子沢山ですね。どうして旅を?」
- 80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:53:47.84 ID:wSX3PA0F0
―――宿屋―――
勇者「……集合」
「「はーい」」
勇者「どうして付いてきたんだ?」
戦士「ゆうしゃ一人じゃさびしいと思って」
武道家「うんうん」
魔法使い「ねー?」
盗賊「ねー?」
遊び人「……(ニコニコ」
商人「ぐぅ……ぐぅ……」
僧侶「……(ウトウト」
勇者「君達、この旅がどれだけ危険なのか分かっているのか!?」
戦士「へ?」
勇者「周辺の魔物がまだ大人しいから良かったものの、下手をしたら死んでいたかもしれないんだぞ!?」
魔法使い「そ、そんなにおこら、ないでよぉ……」
- 83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 11:57:57.29 ID:wSX3PA0F0
勇者「死んでいたらどうするんだ!!」
僧侶「ひゃ!?!……なんですか!?ねてませんよ?!」
武道家「……」
勇者「今すぐ、帰るんだ」
戦士「……」
勇者「キメラの翼を渡すから、みんなで帰るんだ。いいな?」
盗賊「なんだよー!!べつにいいじゃん!!」
勇者「よくない」
戦士「わ、わたしたち、めいわくかけないから!!」
勇者「もう十分にかかっている」
魔法使い「そ、そんな……」
僧侶「勇者様……す、すてないで……」
勇者「う……いや、ダメだ。君たちを危険な目に―――」
「勇者のくせに子ども数人も守れないとか、とんだ腰ぬけですねー」
勇者「!?」
- 87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 12:00:49.43 ID:wSX3PA0F0
戦士「え……?」
勇者「誰だ……?」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者「……」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者「君か?」
遊び人「……(ふるふる」
勇者「じゃあ、誰が?」
遊び人「……(こっちこっち」
商人「ぐぅ……」
勇者「商人が……?」
遊び人「……(コクッ」
勇者「……本当か?」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者(なんだこの子……すごい威圧感を感じる……)
- 91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 12:05:57.03 ID:wSX3PA0F0
勇者「はぁ……まあ、いい。とにかくだ。みんな帰るんだ」
「ふざけんな、このインポやろう。連れてけカス」
勇者「?!!」
遊び人「……(ニコニコ」
戦士「お願い!ゆうしゃ!!つれていって!!」
武道家「おねがい!おねがい!!」
勇者「だから……」
「勇者なのに守る自信がないのですかー。これは末代までの恥じゃないですかねー?」
勇者「!!?」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者「……」
魔法使い「わたしたちがんばるから!ちゃんとお勉強もして呪文も覚えるからー」
僧侶「すてないで!勇者様!すてないでー!!」
勇者「しかし……」
「この屑。はやく決断してくださいよー。そんな根性じゃあ、魔王にケツ穴掘られてしんじゃいますよー?」
- 96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 12:09:56.81 ID:wSX3PA0F0
勇者「……!!」
遊び人「……(ニコニコ」
盗賊「ゆうしゃー!たのむよー!!」
武道家「おれもがんばるからー!薪割りを素手でできるようになるからー」
「インポで甲斐性なしが勇者なんて務まるんですか?甚だ疑問ですね」
勇者「……!!」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者「………」
「早くしてくださいよ。それに私達の裸も拝み放題じゃないですかー。いいでしょー?」
勇者「………いや」
「はい、間があった。ロリコーン」
勇者「君だろ!!!」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者「全部、君が言ってるんだろ!!?」
遊び人「……(ニコニコ」
- 105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 12:15:09.01 ID:wSX3PA0F0
勇者「……はあ。もういい。みんな帰りたくないんだな?」
僧侶「は、はい!」
勇者「わかった。一緒に行こう」
戦士「やったー!」
武道家「やっほー!」
商人「ぐぅ……ぐぅ……」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者(考えてみれば魔王の呪いをかけられているんだったな……ということは呪いさえとければ……)
盗賊「レミラーマ!!」
魔法使い「わ!……なんか帽子が光った」
盗賊「……そこになんかあるの?」
魔法使い「な、なにもないよ!!」
勇者(呪いが解けたとき、すごい戦力になるんじゃないか……?)
勇者(そうだな。前向きに考えよう。まずは呪いを解く。そして魔王を倒せば!!)
戦士「ゆうしゃー、なに一人でガッツポーズしてんの?」
- 109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 12:21:32.17 ID:wSX3PA0F0
―――魔王城―――
側近「わーい♪」
幼ドラゴン「ぎゃおーん♪」
魔王「ふむ……」
キメラ「魔王さまー」
魔王「おかえり」
キメラ「魔王さまの計画通り、勇者の仲間はみな女の子になりました」
魔王「そうか……」
キメラ「勇者は幼女化させなくてよかったので?」
魔王「ああ。私の計画に勇者は必要不可欠だ」
キメラ「そうですか」
幼ドラゴン「とりだー♪」
キメラ「ぎゃあ!!餌じゃないって!!!」
魔王(ここまでたどり着けたその暁には……私は勇者を認めよう……そして……)
魔王「むふふふ……理想郷を築くのだ……むふふふ……」
- 111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 12:26:53.32 ID:wSX3PA0F0
―――街道―――
僧侶「え……私たちは馬車の中にいてもいいんですか?」
勇者「ああ。俺一人で十分だ」
魔法使い「いいの?」
勇者「危なくなったらそこから呪文で援護してくれればいい」
僧侶「わ、分かりました」
戦士「でも、なにかあったらすぐに出ていくから!!」
勇者「ああ、頼む」
商人「ぐぅ……ぐぅ……」
盗賊「おきろー」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者「じゃあ、出発だ」
「「おー」」
勇者(これでなんとか彼女たちを守れるな)
勇者(はぁ……魔王……余計なことをしてくれたな……!!)
- 114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 12:30:37.49 ID:wSX3PA0F0
―――村―――
「うわー!!!魔王が攻めてきたぁぁ!!!」
「逃げろぉぉぉぉ!!!!」
魔王「ふははははは!!!逃げ惑え、人間ども!!」
幼ドラゴン「きゃおーん♪」
子ども「かわいいー」
幼ドラゴン「ペロペロ」
子ども「きゃ、くすぐったーい」
魔王「回収」
子ども「え?」
父「か、かえしてください!!子どもだけは……!!!」
魔王「やかましい!!―――でい!!!」
父「あががががっが!!!!」
子ども「おとうさーん!!!」
魔王「ふははははは!!!!汚れた人間ども……私が清めてやるぞ!!ふははははは!!むふふふふ!!!」
- 118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 12:33:15.05 ID:gdun4cz60
お父さんまじかわいそす
- 121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 12:34:59.32 ID:irBv2t4Y0
お父さんが食らったのは
幼女化する魔法なので安心してください
- 124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 12:45:32.00 ID:OOBfSTAP0
お父さん…
- 125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 12:53:28.46 ID:wSX3PA0F0
―――数日後 街 宿屋―――
勇者「買い出しに行ってくる」
僧侶「お供します!」
戦士「わたしもー」
魔法使い「わたしもいくいくー」
盗賊「いってらっしゃーい」
武道家「は!は!はっは!!」
遊び人「この筋肉バカうるせえなぁ……(ニコニコ」
商人「……!?」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者「じゃあ、留守番よろしくな」
盗賊「あ、ゆうしゃー」
勇者「なんだ?」
盗賊「アイスクリーム、よろしくー♪」
勇者「はいはい……」
- 128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 12:58:58.08 ID:wSX3PA0F0
魔法使い「勇者ー♪」
勇者「……歩きにくいだろ。腕から離れろ」
魔法使い「やだー」
戦士「へへー」
僧侶「うぅ……えい」
勇者「腰にしがみつくのはやめてくれ」
僧侶「あ、す、すいません……」
勇者「……」
「おい、聞いたか?」
「ああ。あの話だろ?」
勇者「ん?」
「魔王のせいであの村は……」
「はぁ……対岸の火事じゃねえよな」
「全くだ」
勇者「あの、すいません。その話、詳しく聞かせてくれませんか?」
- 129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 13:05:22.92 ID:wSX3PA0F0
―――商店―――
魔法使い「あ、呪文の書‐初級‐編だ!勇者、これ買ってー」
戦士「ゆうしゃー、この鋼の剣、おもくてもてないんだけどー」
僧侶「勇者様……ア、アイス……いいですか?」
勇者「呪文の書な。はい、これで買ってこい」
魔法使い「あんがと!」
勇者「すいません。鋼のナイフにできませんか?」
店主「え、ええ。わかりました」
戦士「さすがー!」
勇者「バニラでいいのか?」
僧侶「は、はい!」
勇者「――はい」
僧侶「勇者様、これ家宝にしますね!」
勇者「溶けるから食べてくれ」
勇者(魔王に滅ぼされた村か……行ってみないとな……)
- 131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 13:09:29.43 ID:wSX3PA0F0
―――深夜 宿―――
勇者「……みんは寝ているな」
勇者「よし」
遊び人「……?」
盗賊「……」
―――宿屋前―――
勇者(ここからそう遠くもない。朝までには帰ってこれるだろう)
勇者(魔王によって壊滅したとなれば、どんなことがあるか分からない)
勇者(そんな危険な場所へ彼女たちを連れていくわけにはいかない)
勇者「……すまないな。頼むぞ?」
馬「ヒヒン!」
勇者「よし、いこうか」
馬「ヒヒーン!!」
勇者「はっ!!」
- 132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 13:12:38.08 ID:wSX3PA0F0
―――村―――
勇者「……なんて有様だ」
勇者「とにかく生存者がいるかどうか……」
盗賊「よっと」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者「な!?」
盗賊「勇者、みずくさいぞー」
勇者「ど、どうして付いてきたんだ!?」
盗賊「クンクン……クンクン……こっちからいい匂いがするー。なにかあるっぽい」
勇者「あ、勝手に動くな!!」
遊び人「……(ニコニコ」
―――民家―――
盗賊「やったー、タンスから10Gみっけ!」
勇者「こら、なに他人の家からお金を―――」
「だ、だれぇ?」
- 135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 13:17:18.93 ID:wSX3PA0F0
勇者「え?」
幼女「……」
勇者「君は、ここの生存者か?」
幼女「あ、あなたは……?」
勇者「俺は勇者だ。安心してくれ」
幼女「勇者様……?」
盗賊「壷から薬草はっけーん」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者「あれはちゃんと返すから」
幼女「あ、はい……」
勇者「魔王に襲撃されたと聞いたが」
幼女「はい……恐ろしかった……」
勇者「多くの人が犠牲になったのか?」
幼女「はい……みんな、魔王によって……子どもにされてしまったんです」
勇者「それは気の毒に……え?」
- 138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 13:23:07.62 ID:wSX3PA0F0
盗賊「遊び人、向こうの家にもなんかあるっぽい。行こう!!」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者「あ、おい!!―――まあいい。子どもにされたって……」
幼女「私も元は一児の父親だったのですが……魔王の呪いによってこのような姿に……」
勇者「なんだって……!?」
―――民家―――
盗賊「クンクン……ここだぁー♪」
遊び人「……」
盗賊「やったぜぇ!布の服だ!みてみて、遊び人……ん?どうかした?」
遊び人「何か、いる」
盗賊「え?」
ボストロール「ぐへへへへ」
盗賊「な……!?!」
ボストロール「なんだ、この村にはもう本物のガキはいないと思っていたのに、まだこんな上玉がいるじゃねーか」
遊び人「……」
- 140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 13:29:03.43 ID:wSX3PA0F0
ボストロール「魔王様の言いつけどおり、探しに来てよかったぜ」
盗賊「な……なんだよ……やるかぁ……!!」
ボストロール「ぐへへへ、かわいいあんよがふるえてるぞぉ……」
遊び人「何か?」
ボストロール「今、魔王様は世界中の子どもを回収し、15歳以上の人間は12歳以下にしているんだよぉ」
遊び人「何のためにそんなことを……?」
ボストロール「理想郷のためだよ。ぐへへへへ」
盗賊「り……りそうきょう……?」
ボストロール「さあ、一緒に来てもうぜぇ」
遊び人「……!?」
―――民家―――
幼女「それより勇者様、先ほどのお子さんを追ってください」
勇者「え……?」
幼女「この村には今、魔王の手下が……!!」
勇者「な……!!―――やばい!!」
- 143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 13:35:14.88 ID:wSX3PA0F0
ボストロール「ぐへへへへ!!」
遊び人「……く」
盗賊「ゆうしゃー!!ゆうしゃー!!!!」
勇者「貴様!!その子たちを離せ!!!」
ボストロール「おお?勇者様か」
勇者「……」
ボストロール「そう睨むな。別に魔王様は危害を加えるわけじゃねーんだからよ」
勇者「その言葉を信じろというのか?」
盗賊「たすけてー!!!ゆうしゃー!!!うわーん!!!」
遊び人「……」
勇者「今、助けるぞ!!―――うおぉぉぉ!!!」
ボストロール「やべえ」
勇者「でやぁぁぁぁ!!!」
魔王「―――そこまでだ」
勇者「……!?」
- 146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 13:39:25.01 ID:wSX3PA0F0
ボストロール「魔王様!」
魔王「その子たちを城へ」
ボストロール「はい!!」
勇者「逃がすか!!」
魔王「ふん!!」
勇者「が……!?からだ、が……うごかない……?!」
盗賊「ゆうしゃー!!たすけてよー!!ゆうしゃー!!!」
遊び人「……」
魔王「連れて行け」
ボストロール「はい!」
勇者「まて……!!まって、くれ……!!」
盗賊「ゆうしゃー!!!ゆうしゃぁぁぁぁ………―――――」
勇者「あ……そ、そんな……」
魔王「……ではな。城で待っているぞ」
勇者「くそぉ……くそぉぉぉぉ!!!!魔王ぉぉぉ!!!!」
- 148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 13:45:08.88 ID:wSX3PA0F0
―――魔王城―――
魔王「……はぁ」
盗賊「ひっく……ひっく……ゆうしゃぁ……ごめん、ごめんなさい……ひっく……」
遊び人「……泣かないで」
魔王「……」
ボストロール「魔王様、この子たちはどうしますか?」
魔王「いつもの部屋へ。丁重にな」
ボストロール「ははー。さあ、こっちですよー」
盗賊「ひっく……ぐすっ……」
遊び人「……」
魔王(勇者……怒ってたな……)
魔王(ここまで来る理由を強めようと思っただけなのだが……)
魔王(嫌われたかな……嫌われては少々、困るしなぁ……まあ、計画に支障が出るほどではないが)
魔王「なんとかなるか」
遊び人「……」
- 153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 13:51:06.82 ID:wSX3PA0F0
―――翌日 宿屋―――
勇者「……すまない。俺の力が及ばず、二人を……」
魔法使い「顔を上げて……」
僧侶「勇者様は何も悪くありません」
戦士「そうだそうだ。全部、魔王が悪い!」
武道家「俺もそう思う」
商人「ぐぅ……ぐぅ……」
勇者「だが……」
魔法使い「勇者、見て。―――ベギラマ!!」
勇者「おぉ……」
魔法使い「みんな強くなってるから……だから、きっと助けられるよ」
勇者「……そうか」
戦士「ゆうしゃが弱気じゃあだめだって!」
僧侶「勇者様、みんなで二人を助けましょう」
勇者「ああ……そうだ。助けないと……必ず……!!」
- 154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 13:58:06.25 ID:wSX3PA0F0
―――森―――
勇者「足元に気を付けるんだ。少しぬかるんでるからな」
馬「ヒヒーン」
勇者「む……!?」
魔物の群れ「ギャォォォォォォン!!!」
勇者「数が多いな……みんな!!出番だ!!」
「「わー」」
戦士「いくぞー!!」
ツルッ
戦士「うわぁぁ!!!」
僧侶「戦士さんだいじょ―――きゃふん!?」
魔法使い「みんなどんくさいなぁ……なんでそんなころんで―――きゃわ!?」
武道家「足腰を鍛えないから足をとられ―――ぶっ!?」
商人「ふわぁぁぁ、おはようご―――きゃ!?」
勇者「……みんな、転んだ……くそ!!俺がなんとかしなくては!!!」
- 156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 14:03:45.95 ID:wSX3PA0F0
戦士「うえぇ……ドロドロ……」
魔法使い「うわぁ……パンツまでしみこんできちゃったよぉ……」
僧侶「きもちわるいですね……」
武道家「あーん……泥がぁ……」
商人「でも、ひんやりしててきもちいいよ♪」
戦士「そうかなぁ」
馬「ヒヒン」
魔物「ギャァァァン!!!」
勇者「くそ!!―――ベギラマ!!」
魔物「ギャーッス!!」
勇者「メラミ!!」
魔物「グワァァァン!!!」
勇者「バギマ!!!」
勇者(魔法使いから借りた呪文の書‐初級‐編が役に立ったな……)
勇者「トドメだ!!でええい!!」
- 163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 14:09:53.85 ID:wSX3PA0F0
勇者「はぁ……はぁ……」
戦士「おつかれー」
魔法使い「大丈夫?」
勇者「なんとか……お前たちも泥だらけじゃないか」
僧侶「体を洗いたいです……」
勇者「そうだな……」
武道家「勇者、川とかないかなー?」
商人「きゃっきゃっ♪」
勇者「川か……そうだ」
馬「?」
―――川―――
馬「ヒヒーン!!」
勇者「流石は動物。やはり水の匂いも分かるんだな。偉いぞ」
馬「ブルルル」
戦士「やったー!!さっそく洗おうっと!!」
- 164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 14:15:12.76 ID:wSX3PA0F0
勇者「……」
戦士「……」
武道家「……」
勇者「え?なんだ?」
戦士「ゆうしゃは向こうむいてて!!」
勇者「あ、ああ。ごめん」
魔法使い「服も洗おうよ」
僧侶「そうですね」
商人「わーい!!」
勇者「戦士、深いところにはいくなよー!!」
戦士「わかってるよー!」
武道家「うーん。冷たくてきもちいー♪」
戦士「だねー」
勇者(火でもおこしておくか)
勇者(にしても……子どもとはいえ……出るとでてるな……戦士とか僧侶は……)
- 167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 14:23:01.70 ID:wSX3PA0F0
戦士「ちょっとおよごっかなー!」
武道家「俺もー」
僧侶「あの……裸であまり動きまわらないほうが……」
戦士「いいじゃないの。誰もいないし」
魔法使い「ほら、ちゃんと洗おうね」
商人「んにゅ……くすぐったい……」
僧侶「もう……ん……」
魔法使い「……だれもみてないし。しちゃえば?」
僧侶「で、でも……はしたない……」
魔法使い「我慢しておもらしするほうがはしたないって」
僧侶「……で、では……よいしょ……」
勇者「……ん?僧侶のやつ、座り込んで何を……」
僧侶「ん……♪」
勇者(あ……おしっこ……)
勇者(なんだ……この気持ち……は……?胸が苦しい……)
- 172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 14:29:21.55 ID:wSX3PA0F0
戦士「はぁーきもちよかったぁ♪」
僧侶「勇者様、タオルをもえらますか?」
勇者「あ、ああ……あそこに置いてある」
武道家「ありがとー」
勇者「……」
商人「どうかした?」
勇者「うわ……は、はやく拭いて……」
商人「勇者がふいてー♪」
勇者「い、いいのか……?」
商人「うん!」
勇者「じゃあ……」
商人「えへへ」
勇者(小さい体だけど……女の子なんだよな……)
勇者(綺麗……かもしれない……)
商人「ん?勇者、顔あかいよ?どこかわるいの?」
- 176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 14:35:09.01 ID:wSX3PA0F0
戦士「下着が乾くまで鎧を直につけとくしかないかなー?」
武道家「俺は布の服をきとく。大人用だから全部隠れるし」
魔法使い「そうですね。そうしましょう」
僧侶「へっくしゅん」
勇者「……」
商人「勇者、服ー」
勇者「あ、ああ。そうだな」
僧侶「あ、勇者様、火をおこしてくれたんですね」
勇者「ああ、早く温まったほうがいい」
戦士「はーい」
勇者「……」
武道家「な、なに……?」
勇者「あ、いや、なんでも……」
勇者(変だな……思わず見つめてしまう……)
勇者(どういうことだ……?)
- 181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 14:40:54.65 ID:wSX3PA0F0
―――魔王城―――
側近「まおー、おやつー」
魔王「そうかそうか。もうそんな時間だったな」
遊び人「……」
魔王「ん?どうかしたか?」
遊び人「……理想郷ってなに?」
魔王「何故知りたい?」
遊び人「アナタなんでしょう?私をこんな姿にしたのは」
魔王「その通りだ」
遊び人「どうして?」
魔王「人間は汚らわしい……だが、子ども……その中でもメスはどんな生物においても清い存在」
遊び人「……」
魔王「―――私は地上を清浄なる大地に変える。全てを少女以下にすることでな!むふふふふ!!!!」
遊び人「……きもい」
- 183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 14:46:44.72 ID:wSX3PA0F0
―――数日後 城下町―――
勇者「今日はここで一泊だな」
戦士「はぁ……疲れた」
武道家「早くやすみたい……」
勇者「そうだな。宿に向かおう」
―――宿屋―――
店主「ここに泊るのはやめたほうがいいですよ?」
勇者「え……?」
僧侶「どうしてですか?」
店主「……王の様子が変なんです」
勇者「王が?」
店主「人が変わったようになってしまって……もし少しでも王に盾突こうものなら……死刑になってしまうんです」
勇者「それは……」
魔法使い「こわ……」
商人「……(ウトウト」
- 186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 14:51:10.02 ID:wSX3PA0F0
―――宿 寝室―――
勇者「よし」
戦士「いくの?」
魔法使い「やめた方が……」
勇者「胸騒ぎがするんだ。……確かめてみないと」
僧侶「勇者様……」
商人「ぐぅ……ぐぅ……」
戦士「わ、わたし、一緒にいく!!」
勇者「危険だぞ?」
戦士「これでも少しは戦えるようになったんだ。大丈夫」
勇者「わかった。みんなはここにいてくれ。もし、朝になっても俺たちが戻ってこなかったら、すぐに故郷へ戻って王に報告してほしい」
魔法使い「う、うん……」
僧侶「お気をつけて……」
勇者「ああ。……いくぞ」
戦士「あいよ」
- 187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 14:55:52.61 ID:wSX3PA0F0
―――城内―――
兵士「何者だ!!」
勇者「我は勇者!!ここの王と謁見がしたい!!」
戦士「したい!」
兵士「許可がなければ謁見することはできん」
勇者「……どうすれば許可を得られる?」
兵士「正式な手続きを行え。早ければ1カ月で謁見ができる」
勇者「それでは遅い」
兵士「ならばできん。帰れ!!」
勇者「くっ……」
―――城門 前―――
勇者「どうするか……」
戦士「ゆうしゃ、こっちこっち」
勇者「え……?」
戦士「裏口がある。入れるんじゃないかな?」
- 189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 15:00:21.66 ID:wSX3PA0F0
―――城内―――
勇者「見張りがいないとは……」
戦士「しめしめ……」
勇者「こっちか」
―――謁見の間―――
王「ふははははは!!!」
幼女「王様ぁ」
王「ふはは、苦しゅうない。もっと近くにこい」
幼女「はぁい……」
勇者「(傍らに数十人の幼女を……!?)」
戦士「(ロリコンってやつか……許せない)」
勇者「(ああ、年端のいかぬ少女達をなんだと思っている……!!)」
戦士「(いこう、ゆうしゃ!)」
勇者「(ああ、あの蛮行をとめるぞ!!)」
勇者(なんて羨ま、いや下劣なことを……ゆるせん!!)
- 191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 15:04:51.10 ID:wSX3PA0F0
勇者「王よ!!それが民を統べる者がすることかぁ!!」
戦士「することかぁ!!」
王「ん?誰だ?」
勇者「我は勇者!!貴様の愚行をここで止める者だ!!」
王「ほぉ……我に盾突くか」
勇者「……!!」
戦士「くるならこい!!」
王「その隣の少女を我に献上するなら、許してやるぞ?」
勇者「するわけないだろ!!!」
戦士「そーだ!」
王「ふん。ならば……無理矢理にでも奪うまでだ!!―――捕えろ!!」
幼女の群れ「「わー!!」」
勇者「な!?」
戦士「ゆうしゃー!!!」
王「ふははははは!!!その者を地下牢に入れておけ!!死刑は明日、執り行う!!」
- 196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 15:11:51.95 ID:wSX3PA0F0
―――地下牢―――
勇者「くそ……油断した……」
勇者「戦士……」
勇者「……だが、幼女に取り囲まれた時……不思議と嫌な感じはしなかった……何故だ……?」
―――王の自室―――
王「ぐふふふ……」
戦士「や、やめて……近づかないで……!!」
王「安心しろ。我はロリコンだ」
戦士「は……?」
王「真のロリコンは少女に手を出すことはないのだよ……ぐふふふ」
戦士(ゆうしゃ……たすけてぇ……)
―――宿屋―――
魔法使い「……遅いね」
僧侶「勇者様……あの、私達にもなにかできることはないでしょうか?」
商人「ぐぅ……ぐぅ……」
- 198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 15:17:11.63 ID:wSX3PA0F0
魔法使い「できることか……王様の情報でも集めてみる?」
僧侶「ええ。そうしましょう」
魔法使い「商人、おきて。いくよ」
商人「ん……はい……?」
―――街―――
「王か……本当に変わられてしまったよ」
僧侶「どういうふうにでしょうか?」
「昔は本当に優しい方だった……だけど数ヶ月前から人が変わったんだよ」
魔法使い「そんなに急に?しかも分かりやすく?」
「ああ。一部の住民は魔物が化けたんじゃないかって噂しているぐらいだ」
僧侶「魔物が……」
「でも、それを証明する方法なんてないからな……俺たちはどうしたらいいかわからない……」
商人「あるよ!」
「え?」
商人「魔物が化けているかどうか確かめる方法、あるよ!私、知ってる!」
- 202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 15:27:06.62 ID:0skiXAU00
今日は風が強いから下半身がすぐに冷えるな
- 205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 15:28:28.31 ID:wSX3PA0F0
―――地下牢―――
勇者(そう言えば旅立ってから独りになるのは初めてだな)
勇者(いつも傍らに彼女たちがいたんだな……)
勇者(こうして瞼を閉じると……みんなの……裸が……)
勇者「はっ!?なにをしているんだ!!―――振り払え!!振り払え!!!」
勇者(瞼を閉じれば……みんなの笑顔が……僧侶のおしっこ……)
勇者「違う!!!そうじゃない!!!!」
「―――だ、だれか隣にいるのですか……?」
勇者「え……!?は、はい!!います!!」
「おぉ……話を聞いてください……」
勇者「なんでしょう?」
「王は魔物です……それも魔王の右腕とされる者なのです……」
勇者「なんですって!?」
「その魔物は魔王が目指している理想郷をこの街で試作しているのです……」
勇者「理想郷……?」
- 210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 15:34:27.93 ID:wSX3PA0F0
―――洞窟―――
商人「噂ではこの洞窟にラーの鏡があるはず……」
僧侶「そうなんですか」
魔法使い「その鏡さえあれば、正体が分かるって本当なの?」
商人「うん。間違いないよ」
僧侶「それを王に向ければ」
魔法使い「うん。化けの皮がはがせる」
商人「さー探そう!!」
―――王の自室―――
王「ふぅ……すっきりした」
戦士「……」
王「さてと、風呂にはいるか。わははははは!!!」
戦士「……うぅ……ぐす……ゆうしゃぁ……もうやだよぉ……」
戦士「うぅ……ひっく……もう、あんなのみたくないよぉ……」
戦士「たすけてぇ……ゆうしゃぁ……」
- 214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 15:42:38.27 ID:wSX3PA0F0
―――地下牢―――
勇者「全世界の人間、動物を幼女化……!?」
勇者(あの村の者が子どもにされていたのはそういうことだったのか……!!)
「このままではいつか街は少女と幼女だけになってしまいます」
勇者「全ての者が幼女……幼女……?」
「お願いです……もし逃げ出せるのでしたら、ここから逃げてください。そして、魔物の野望をとめてください!!」
勇者「そ、そんな……すばら、いや、りそうの、いや、恐ろしい計画を……」
「はい……城の者は大半が幼女になってしまいました……」
勇者「……なんとかして抜け出せればいいのですが」
兵士「……」
勇者「む……?誰だ?」
兵士「これは私がうっかり扉の鍵をあけてしまっただけだ。それとこれは独り言だ。―――奥の牢に外へ抜ける通路がある」
勇者「……ありがとう」
兵士「お願いします……幼女になんてなりたくない……」
勇者「わかりました……俺が……必ず……その、野望を、とめ……ます、よ……多分……」
- 215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 15:44:44.01 ID:IYDdkXZY0
多分wwwwwwwwwww
- 218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 15:45:19.01 ID:e6FVJH3D0
おい勇者wwwwwww
- 220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 15:50:04.77 ID:wSX3PA0F0
―――洞窟―――
商人「これだ!!間違いない!!商人の道具100選って本に載ってたのと同じ!!」
僧侶「では、地上に戻りましょう」
魔法使い「おっけー。―――リレミト!!」
―――街道―――
商人「馬さん、かえろ♪」
馬「ヒヒン!!」
僧侶「早く戻って勇者様と合流しなくては」
魔法使い「うん!急ごう!!」
―――城下町―――
勇者「……ここは墓地か」
勇者(さて、これからどうするか……野望をとめてほしいと言われてしまったしな……)
勇者(だが……止めてどうする……それは俺の……ひいては人間側のエゴじゃないか……?)
勇者(己の正義を相手に押し付けているだけじゃないのか……?)
商人「―――あ、勇者ー!!」
- 223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 15:55:12.70 ID:wSX3PA0F0
勇者「お前達!?」
商人「みてみてー!!」
勇者「それは……?」
僧侶「ラーの鏡という代物です」
勇者「ラーの鏡?」
魔法使い「それは真実を映し出す鏡なんだって」
商人「これがあれば王様が魔物かどうかすぐにわかるよ!!」
勇者「お前達……わざわざ危険を冒して……」
僧侶「ごめんなさい。でも、この街を救いたいんです!!」
魔法使い「うん……みんな本当に苦しそうだから……」
勇者「お前達……」
勇者(そうだ……俺は何を迷っていたんだ……!!)
勇者(魔物の野望を打ち砕いてこその勇者じゃないか!!)
勇者「よし、みんな行こう!!戦士が捕まっているんだ、助けよう!!」
「「おー!!」」
- 229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 16:00:03.40 ID:wSX3PA0F0
―――城内 王の自室―――
王「げへへへへ……」
戦士「いや……もう、やだ……」
王「嫌なら見なければいいだろぉ?げへへへへへ」
戦士「くっ……!!」
王「そうやって見てしまうというのは、お前が淫乱少女だからだ……げへへへへ」
戦士「やめて……お願いだから……やめてぇ……」
王「ほれほれ……」
戦士「いやぁ……ゆうしゃ……ゆうしゃぁ……」
勇者「―――そこまでだ!!!」
王「ぬぬ!?」
戦士「あ……♪」
勇者「それ以上、戦士にその卑猥なものを見せてみろ。根元から切断してやる!!」
王「こ、こわいこというんじゃねえ……!!」
戦士「ゆうしゃー!!!たすけてー!!!」
- 233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 16:07:38.24 ID:wSX3PA0F0
商人「おうさまー」
王「おお、めんこいな。なんだい♪」
商人「これみてー」
王「お?」
勇者「―――やはり、魔物か」
王「ちっ、ばれちまっちゃあ、仕方ねえ!!」
僧侶「!?」
ダークトロル「ぐへへへ!!魔王様の右腕、ダークトロルとは俺様のことよ!!!」
勇者「魔王の理想郷が出来るかどうか、この街で試していたそうだな」
ダークトロル「その通りよ!!俺様はそのロリコンぶりから魔王様に高く評価されててな!!」
勇者「どういうことだ?」
ダークトロル「ロリコンは少女や幼女に欲情しても手を出してはいけない。それが守れる奴じゃないと理想郷の試作など任せてもらえるわけないだろ?」
勇者「……な、んだと?手を出しては……??」
魔法使い「勇者?」
商人「どうしたのー?」
- 238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 16:15:23.78 ID:wSX3PA0F0
ダークトロル「ロリコンは少女のことを第一に考えるもんだ。手を出して不幸にさせたら本末転倒だろうが!!」
勇者「だが、互いに愛があればいいのでないのか!?」
僧侶「勇者様?」
戦士「ど、どうした?」
ダークトロル「何を言うか。年端もいかぬ少女は『愛』という概念を理解できん。少女に芽吹くのは幻の愛かもしれんのだぞ?」
勇者「……!?」
ダークトロル「本当の愛とはなにか、きちんと理解できるまで我々は少女に説き続けなければならない」
魔法使い「な、なにいってるの……?」
ダークトロル「そして少女たちがその愛を理解する頃には、我々の手から巣立っていく。そして、また次の幼女に愛を説く」
勇者「ま、まて……それだと永遠に……」
ダークトロル「だからだ!!我々ロリコンは少女や幼女に手を出すことなど、未来永劫ありえはしない!!!」
勇者「バ、バカな……手を出さないのに……全世界を幼女化するというのか……?」
ダークトロル「清浄なる世界のためだ。それぐらいの苦渋は舐めてみせよう」
勇者「……そ、そこまでの覚悟があったのか……!!」
戦士「ゆうしゃー、はやくたすけてよー」
- 244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 16:21:50.22 ID:wSX3PA0F0
勇者「……なるほど……」
ダークトロル「分かったか。我々は決して間違ってなどいないんだよぉ!!」
勇者「―――やはり、お前たちは相容れぬようだな」
ダークトロル「勇者……!!」
勇者「みんな、援護を頼むぞ!!」
僧侶「は、はい!!」
魔法使い「新呪文もためしちゃうよ!!」
商人「……(ウトウト」
戦士「はやくー!!」
ダークトロル「勇者……貴様には素質がある。魔王様はそれを見抜いてらっしゃるぞ?」
勇者「……苦しいだけだ。全てが幼女になってしまうなんて。苦しいだけじゃないか!!!」
僧侶「そ、そうです!!幼女化した人のことも考えてください!!」
ダークトロル「残念だ、勇者……。ならば、ここで殺してくれるわぁぁ!!!!」
勇者「くるぞ!!」
商人「ぐぅ……ぐぅ……」
- 249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 16:27:01.29 ID:wSX3PA0F0
ダークトロル「魔王……さま、に……栄光あれ……!!―――ぐふ!?」
勇者「はぁ……はぁ……勝った……」
僧侶「戦士さん、お怪我は!?」
戦士「大丈夫……なんともないから」
勇者「……ラーの鏡か」
勇者(これ、みんなに向けたらどうなるんだ?)
魔法使い「商人、ほら起きて!!」
勇者「……」
戦士「勇者?」
勇者「あ、いや。さあ、戻ろう」
魔法使い「うん。武道家も待ってるし」
僧侶「ですね」
勇者(後ろから……向けてみれば……)
勇者「……!?!?」
勇者(こ、これが彼女たちの本当の姿……!?あ、ありえない……ありえないぃ!!)
- 257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 16:31:14.71 ID:wSX3PA0F0
―――宿屋―――
武道家「あ、お帰り」
魔法使い「お留守番、ごめんね」
武道家「いーっていっーって」
勇者「……」
武道家「勇者?」
僧侶「どうかされましたか?」
勇者「ごめん……少し夜風に当たってくる……」
魔法使い「うん……」
戦士「どうしたんだろう……?」
商人「ぐぅ……ぐぅ……」
―――宿屋 屋上―――
勇者「……はぁ……」
勇者(彼女たちは……そうだよ……呪いで姿が変わっていただけで……本当の子どもじゃなかったんだ……)
勇者(なのに……俺は……俺は……!!!)
- 258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 16:35:42.92 ID:wSX3PA0F0
勇者「くそ!!くそ!!!なんてことだ!!!なんてことを!!!うわぁぁぁぁぁ!!!!!」
武道家「勇者!!」
勇者「武道家……!?」
武道家「何があったんだよ……?手から血が出てるじゃないか……」
勇者「は、はなせ!!!」
武道家「え……?」
勇者「……独りにしてくれ……」
武道家「何があったんだよ……俺でよかったら……」
勇者「お前も……同じだ……」
武道家「な、なにが……?」
勇者「お前も……同じなんだろ……?」
武道家「なんのことだよ?」
勇者「この鏡で見れば……それがわかるんだよ!!!」
武道家「あ……」
勇者「これが……君の本当の……え……?」
- 260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 16:42:11.86 ID:wSX3PA0F0
勇者「……」
武道家「……なんか久しぶりだな。自分の姿を見るのは」
勇者「君は……?」
武道家「俺は15歳の女の子だったから、魔王の呪いで10歳になっちゃったんだ」
勇者「そ、そうなのか……」
武道家「でも、あんまり変わってなくて、ちょっとやだなぁ。特に胸とか。―――早く元の姿に戻りたいよ」
勇者「……君たちは幼女のふりをしていたのか?」
武道家「いいや。呪いの所為で精神年齢が退化しちゃった人もいるよ?俺はそんなにかわってないけど」
勇者「……そうだったのか」
武道家「どうかしたの?」
勇者「いや……もう大丈夫だ……すぐにもどるよ」
武道家「そっか。じゃあ、おやすみ」
勇者「ああ……」
勇者(俺は……どうすればいい)
勇者(確かに……醜い……この世界は幼女たちで溢れている方が美しいかもしれない……でも……俺は勇者……どうしたらいいんだ……!!)
- 265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 16:47:25.47 ID:wSX3PA0F0
―――魔王城―――
魔王「べろべろばー」
幼ドラゴン「きゃっきゃ!!」
遊び人「魔王」
魔王「ん、なんだい?」
遊び人「おやつは?」
魔王「そこの冷蔵庫に入ってるよ」
盗賊「あーおなかすいたー」
遊び人「魔王……私たちは元の姿に戻れるの?」
魔王「戻りたいのか?」
遊び人「当たり前でしょ?」
魔王「何を馬鹿な事を……そなたはその方が美しいぞ?」
盗賊「……そういえばお姉ちゃん、もっとかっこよかったもんね」
遊び人「貴方はそのままだもんね」
盗賊「うん。私は最年少でルイーダの酒場に登録したからね、えっへん」
- 269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 16:51:52.27 ID:wSX3PA0F0
魔王「ぐふふふ」
遊び人「なに?」
盗賊「こわいぞー」
魔王「いや……別に」
遊び人「どうせ、この子にも呪いをかけたんでしょ?」
魔王「当然だ。15歳未満の少女には成長しない呪いをかけている」
盗賊「え……じゃあ、私はこれ以上大きくならないの!?」
魔王「その通りだ」
盗賊「そんなぁ……」
魔王「そのままがいいのだよ」
遊び人「勇者をここに呼んで、どうするつもりなの?勇者も幼女化しちゃえばいいじゃない」
魔王「それではダメなのだよ……勇者は必要なのだ」
遊び人「何故?」
魔王「何故?そんなもの簡単だ。全ての人間を幼女化してしまえば誰が種をまくのだ?」
遊び人「……まさか!?」
- 277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:00:42.17 ID:wSX3PA0F0
魔王「ここまでたどり着けるとなれば相当な能力を備えた勇者であることが証明される」
盗賊「……?」
魔王「その高等な種を残し、増やすために勇者は勇者のままでいなくてはならん。我ではお前たちを孕ますことはできんからなぁ」
遊び人「……魔王……あなた……狂ってる……」
魔王「ははは……私は世界のことを常に考えているのだ」
盗賊「それって、つまり……わたしも勇者と結婚?」
魔王「そして幼女、少女から生まれた勇者の子孫が種をまき、新たな子孫を繁栄していく」
遊び人「……なんてこと」
魔王「そして残るのは幼女と少女、そして優性種族の勇者、そして選ばれし魔族のみ!!これが私の理想郷だ!!!」
遊び人「勇者がそんな計画に賛同するとでも……?」
魔王「するな。そのための伏線はちゃんと張ってある」
遊び人「まさか……私たちを小さくしたのは!?!」
魔王「その通り。幼女や少女に長期間囲まれた者が目覚めないわけがないからな」
遊び人「外道……!!!」
魔王「ふはははははは!!!!私の計画は完璧なのだよ!!!むふふふふふ!!!!」
- 281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:05:20.32 ID:wSX3PA0F0
―――翌日 宿屋―――
戦士「よし、んじゃ出発しよう」
僧侶「はい」
魔法使い「ふわぁぁぁ」
商人「ぐぅ……ぐぅ……」
武道家「起きろ。商人、起きろ」
勇者「……」
戦士「ゆうしゃ?」
僧侶「どうかしたのですか?」
勇者「なんでもない……行こうか」
魔法使い「うん……」
武道家「……」
勇者(迷うな……!!)
勇者(これは偽りの姿……!!)
勇者(魔王を倒せば……解けてしまうのか……?―――くそ!!どうしたらいいんだ!!!)
- 283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:08:21.24 ID:wSX3PA0F0
―――街道―――
戦士「ゆうしゃー♪」
勇者「うわぁぁ!!!!抱きつくな!!!」
戦士「え……?」
魔法使い「勇者?!」
勇者「あ、ご、ごめん……」
武道家「勇者、どうしちゃったんだ?」
勇者「な、なんでもないんだ……なんでも……」
武道家「凄い汗だ……ちょっと待て、ふいてやるから」
勇者「あ、ありがとう……」
戦士「どうしたんだろう……?」
魔法使い「わかんない」
僧侶「勇者様……」
商人「あれ?ここ、どこ?」
- 285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:12:46.94 ID:wSX3PA0F0
勇者「ほ、ほら。みんなは馬車の中に」
戦士「う、うん……」
僧侶「分かりました」
武道家「じゃあ――」
勇者「あ、武道家」
武道家「え?」
勇者「お、おまえは隣にいてくれ……」
武道家「な、なんで?」
勇者「お、お前が傍にいると……心が落ち着くんだ」
武道家「わ、わかった……」
勇者「ありがとう……はぁ」
武道家「どうしたんだよ、昨日から本当に変だぞ?」
勇者「ごめん……でも気にしないでくれ……いずれ整理するから」
武道家「なら、いいんだ……」
勇者(武道家とならこうして落ち着いて喋ることができる……どうしてだ……もしかして……俺は武道家のことが……?)
- 286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:17:00.58 ID:wSX3PA0F0
―――数日後 夜―――
勇者「みんなは馬車の中で寝ててくれ。俺が見張りをするから」
戦士「うん……おねがいぃ」
魔法使い「おやすみぃ……」
商人「おやしゅみ……」
僧侶「いつもすいません」
勇者「……」
僧侶「あ……はぁ……」
勇者(あれからみんなとはまともに会話してないな……)
勇者(もう魔王の城も近いというのに……こんなことじゃあ、いつか命を……)
武道家「勇者」
勇者「武道家……」
武道家「少し、いい?」
勇者「ああ。武道家なら大歓迎だ」
武道家「……ありがと」
- 287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:21:22.64 ID:wSX3PA0F0
勇者「で、どうしたんだ?」
武道家「いや……あの偽王を倒してからみんなとまともに話してないなぁって思って」
勇者「それは……」
武道家「俺とはこうして話してくれるのに……どうして?」
勇者「……ごめん。言えない」
武道家「勇者……」
勇者「みんなが嫌いになったとか、そういうんじゃない。信頼もしてる。みんな旅立ったときよりも数倍強くなったし」
武道家「うん……」
勇者「魔法使いも僧侶も扱える呪文が15以上もあるし……」
武道家「勇者……」
勇者「ごめん……」
武道家「帰る?」
勇者「え……?」
武道家「辛かったらやめてもいいんじゃないか?―――どうせ、勇者が負ければ世界は終わるんだし」
勇者「武道家……」
- 290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:26:20.59 ID:wSX3PA0F0
武道家「どこかで静かに……暮らしてもいいんじゃないか?」
勇者「……そのときは、一緒にきてくれるか?」
武道家「え……と……う、ん……いい、けど?」
勇者「臆病者の勇者に付き従ってくれるのか?」
武道家「少なくとも俺の前にいる勇者様は臆病じゃない。みんなをいつも守ってくれてるすごい人だ」
勇者「……」
武道家「だから……一緒に逃げても……」
勇者「……ごめん。君は元の姿に戻りたんだろ?」
武道家「あ……」
勇者「なら……ここで逃げるわけにはいかない」
武道家「勇者……」
勇者「好きな人の願いも叶えられないで……君と一緒になるなんておこがましいから」
武道家「勇者……うん……がんばろう」
勇者「ああ。必ず、君を元の姿に戻してみせる!!」
勇者(もう迷わない……俺は魔王を倒すんだ!!!)
- 294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:29:07.35 ID:wSX3PA0F0
―――数週間後 魔王城―――
勇者「ここまで来たか……!!」
武道家「長かった……」
戦士「こわいな……」
魔法使い「ひぃぃ……」
僧侶「かみなりがぁ……」
商人「おしっこ……もれちゃった……」
戦士「うわぁぁぁ!!!!」
勇者「よし。みんなは馬車の中にいてくれ。俺が呼ぶまで絶対に出てきちゃだめだからな」
武道家「うん」
僧侶「お、おねがいします」
魔法使い「勇者、ふぁいとだー」
商人「おまた……きもちゅわるい……」
戦士「僧侶、ティッシュ!!」
勇者(魔王……待っていろ!!!)
- 297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:33:23.26 ID:wSX3PA0F0
―――魔王城内―――
側近「まおー!!」
魔王「わかっている……来たのだな……勇者が!!」
側近「ちがうー、おやつー」
魔王「おお、そうかそうか。ドーナツがテーブルの上にあるからなー」
側近「わーい♪」
魔王「ドラゴンちゃんとわけわけするんだぞー?」
側近「はーい」
魔王「……ふふふ。さあ、勇者よ。ここまで来て初めて貴様を優性種と認めてやろう……理想郷を実現させようではないか!!!」
盗賊「もぐもぐ……勇者きたのー?」
遊び人「みたい」
盗賊「がんばれー!!」
幼ドラゴン「もぎゅもぎゅ」
遊び人「あ!それ私のドーナツ!!返せ!!!」
魔王「こらこら、喧嘩はするな」
- 299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:37:20.26 ID:wSX3PA0F0
―――通路―――
勇者「でぁ!!!」
魔物「ぐおぉぉぉ!!!」
勇者「くらえ―――ギガデイン!!!!」
僧侶「きゃぁ!?かみなりー!!!!」
商人「ひゃ……!!」
戦士「ひぃ……すごいなぁ」
魔法使い「うん、勇者が使える最高の呪文だからね」
商人「あ……あぁ……」
武道家「勇者……」
勇者「よし……いくぞ」
馬「ヒヒン!!」
魔法使い「ん?なんか臭わない?」
戦士「かすかなアンモニア臭……うわぁぁ!!!また商人か!?」
商人「あぅ……びっくりしちゃった……ごめんなさい……」
- 302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:41:33.30 ID:wSX3PA0F0
―――謁見の間―――
勇者「―――魔王!!!」
魔王「―――来たか!!」
戦士「よっと……あ、あれが……」
武道家「おっきい……」
商人「こ、こわいよぉ……」
魔法使い「あ、あんなのに人間が勝てるの……?」
僧侶「勝たなくてはいけないんです……全人類のために!!」
盗賊「ゆうしゃー!!!ひさしぶりー!!!」
遊び人「……(ニコニコ」
勇者「二人を放せ!!!」
魔王「勇者……よくここまで来てくれたな」
勇者「……」
魔王「そう睨むな。―――勇者、私はお前の実力を認めた。故に私と手を組み、世界を理想郷へと変えようではないか」
勇者「―――断る!!貴様の野望はここで潰す!!」
- 305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:47:56.83 ID:wSX3PA0F0
魔王「何故だ?清浄なる世界を実現させようではないか」
勇者「全ての人間を幼女化する……確かにそれは美しい世界のあり方かもしれない」
魔王「そうだ。無垢な者たちがこの世を支配する。争いもない清き世界の誕生だ」
勇者「だが、多くの者はそんなこと願っていない!!」
魔王「それがどうした?お前は人類に世界を委ねられたのだろう?」
勇者「……!?」
魔王「ならば、貴様の決断に文句を言う者などいないはずだ」
勇者「そ、そんなことはない!!俺は全人類の願いを……平和を取り戻しにきたんだ!!」
魔王「ならば、尚更私と手を組め。我が理想郷は悠久の平和が約束されている」
勇者「多くの者が望まない平和など、平和ではない!!」
魔王「何を馬鹿な事を言っている?勇者よ、後ろの者たちを見ろ」
勇者「え……?」
魔王「そやつらも元は中年の男だったり、爺だったり、三十路の女だったりしたわけだ」
勇者「い、いうな!!!」
魔王「だが、そいつらは何か苦痛を訴えたか?それどころかその体で毎日を謳歌していたのではないか?」
- 306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:48:25.33 ID:fBNzcCXx0
みんな可愛いのぅ
- 308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:52:35.76 ID:wSX3PA0F0
戦士「……」
魔法使い「それは……」
武道家「勇者……」
商人「……(ウトウト」
勇者「だ、だが……」
魔王「勇者。お前は勘違いをしているな」
勇者「なんだと?」
魔王「私を倒すことで平和など訪れん。人間同士がまた下らぬ争いを始め、戦火に包まれることだろう」
勇者「……」
魔王「だが、全世界の人間が幼女になればどうだ!?幼女では武器も満足に扱えはしないだろう?」
勇者「あ……」
戦士「鋼の剣が持てなかった……」
魔王「争いが起こりようがないのだ。つまりそれは平和だ。違うか?」
勇者「それは……だが……俺は……」
魔王「勇者、お前は誰の為に私に刃向おうとしている?」
- 315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:59:45.97 ID:wSX3PA0F0
勇者「……」
武道家「……勇者」
魔王「なるほど……なるほど、なるほど……ふはははははは!!!!愛する者のためか!!!」
勇者「な、なにがおかしい!!」
魔王「勇者……その女は元は15歳の女のようだな」
勇者「そ、それがどうした?」
魔王「その姿に惚れたのだろう?」
勇者「ち、ちが……」
魔王「隠すな。だが、私を倒せばその者は元の姿に戻り、そしてやがては老いていく」
勇者「……!?!」
魔王「永遠の若さなど人間のままでは得られんよ。勇者、目を覚ませ。お前はただ欲しかっただけだろう?」
勇者「言うな……言うなぁぁ!!!」
武道家「勇者……?」
魔王「魔王を倒すだけの理由が。だが、そんなものはない。なぜなら、愛する者も永遠にその姿を維持し、世界からは争いがなくなるのだからな!!」
魔王「愛する者が私を倒せと望んだから、私を倒す。ちがうなぁ。自分を偽るな。お前は分かっていたはずだ。魔王を倒せば自分が損をすることにな!!」
- 324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:07:08.54 ID:wSX3PA0F0
勇者「……っ!!」
戦士「勇者……?」
魔法使い「魔王……それ以上、勇者を誑かさないで!!!」
魔王「誑かせているのは貴様たちだ。一欠けらの理性が勇者を偽善に押しとどめようとしている」
武道家「やめてぇ!!!」
魔王「勇者よ。お前は我が理想郷にはなくてはならぬ人物なのだ」
勇者「え……?」
魔王「お前という血統が新たな人類を誕生させる」
僧侶「血統……?」
魔王「この地からは15歳未満の幼女、少女だけとなり、男は勇者のみになる!!」
勇者「え……」
魔王「分かるか?お前だけが幼女を孕ませ、子孫を産ませることができるのだ」
勇者「……・そ、うなのか……?だが、少女や幼女には手を出しては……」
魔王「ははは!!この世に女は幼女と少女しかおらん。たった独りのアダムと幾億のイブなのだよ」
勇者「おぉ……そ、そうなのか……」
- 325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:07:54.69 ID:/L2m6rNF0
勇者負けるな
- 326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:07:58.12 ID:6Tw5ZL050
勇者がんば…いや、エロあるならがんばるな
- 328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:10:04.76 ID:bVAv9/010
今なら勇者負けてもいいかな
- 332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:13:18.28 ID:By4RO+XEO
どちらを応援すれば良いのやらwww
- 333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:13:27.66 ID:wSX3PA0F0
魔王「つまり、神だ」
勇者「神……」
盗賊「魔王!!やめてよ!!私だって、ナイスバディになりたんだ!!」
遊び人「魔王……!!」
魔王「さあ、勇者。何を迷う?世界の半分はお前の手の内だ」
勇者「世界の半分……」
魔王「そうだ……そして、世界の幼女はお前の、も、の、だ」
勇者「…………」
戦士「ゆうしゃ、目を覚ませ!!」
魔法使い「勇者、魔王の言葉にのせられちゃだめ!!」
僧侶「勇者様!!」
商人「ぐぅ……ぐぅ……」
魔王「さあ……勇者よ……何も迷わなくてよい。私と共に理想に生きようではないか」
勇者「理想に……」
魔王「そう……闘争も競争もない。花畑で戯れる蝶を眺めるだけの日々がお前を待っているのだぞ?」
- 335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:16:23.84 ID:gWJZyPFE0
魔王の主張の何が悪いのかわからん
- 339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:20:34.43 ID:wSX3PA0F0
勇者「ぬぅぅぅぅぅ………!!!!」
魔王「私を倒せば貴様が垣間見た後ろの者たちの醜態を見ることになるぞ?」
勇者「はぁ……はぁ……」
武道家「まさか……勇者……」
戦士「わたしたちの元の姿を……?」
僧侶「それで態度が……急に……」
魔王「元の生活に戻りたいと願う者もいるだろう。だが、人間として生きることが出来、そして勇者という優性種の種を分けてもらうことが出来る」
勇者「やめろ……やめてくれぇ……」
魔王「大多数の者は喜んでお前に抱かれることだろう」
勇者「はぁ……はぁ……世界の幼女が……俺に……?」
魔王「そうだ。ハーレムなどいう言葉では表現できん、浄土のような世界へと一変するのだ」
勇者「はぁ……はぁ……」
魔王「さあ、勇者。こちらへこい。共に理想へと歩んで行こう。お前とならすぐだ」
勇者「はぁ……はぁ……」
勇者「そ、そうだ……あんな醜い姿に戻るくらいなら……みんな、みんな幼女のままでいいじゃないか……」
- 342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:23:36.63 ID:e6FVJH3D0
幼女と合法的に…ゴクリ
- 345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:27:21.97 ID:wSX3PA0F0
盗賊「うそ!?ゆうしゃー!!!」
遊び人「このインポ野郎!!!何をしようとしてるのかわかってるの!?」
勇者「黙れ!!!」
戦士「……っ!?」
勇者「決めた……俺は……魔王と手を組む!!」
武道家「勇者……!!」
魔王「ふはははははは!!!!!それでいい!!!勇者、そうだ!!何もお前は間違ってなどいない!!!」
勇者「みんなだって醜い姿になるよりも、可愛い姿でいたほうがいいって思ってるだろ!?」
僧侶「……!?」
戦士「そ、れは……」
勇者「そうだ……そうだよ……元の生活が奪われるから……元の自分を失うから……そんなの嘘だ。誤魔化しだ!!」
魔王「そうだ!!永遠の若さを欲しぬ者などいない!!」
勇者「なら……みんなで幸せになろうじゃないか……!!!」
武道家「勇者……嘘……だろ?」
勇者「みんな幼女になればいい……そうしたら……みんな幸せじゃないか……そうだろ!?」
- 354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:33:19.86 ID:wSX3PA0F0
戦士「……」
魔法使い「……くそ……何かが違うのに……何も言葉が……」
僧侶「……うぅ……」
商人「ぐぅ……ぐぅ……」
盗賊「くっそー!!!」
遊び人「魔王……!!!」
勇者「魔王……俺はどうしたらいいんだ?」
魔王「ふふ……お前は気が向いたときだけ好きな女を抱いていればよい。衣食住、その他諸々全て保障しよう」
勇者「そうか……分かった」
魔王「さあ、新たな世界の幕開けだ!!!ふはははははは!!!!!」
勇者「ああ……そうだ……これで―――」
武道家「―――勇者!!!」
勇者「え……」
武道家「俺は……永遠の若さなんていらない……!!」
勇者「……なにを言ってるんだ?」
- 361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:38:51.57 ID:wSX3PA0F0
武道家「……いらないよ……勇者」
勇者「武道家……?」
魔王「耳を傾けるな、勇者。戯言だ」
武道家「確かにみんなはきっと永遠の若さが欲しいって思ってる……だけど……その……」
魔王「ふん。主張するならもっと自分の意思を明確にするのだな。いくぞ、勇者」
勇者「……」
武道家「でも……成長はしたい」
勇者「武道家……?」
魔王「小娘、黙れ」
武道家「子どものままじゃ、分からないことだってあるし、知らないままで終わることもある」
勇者「……」
武道家「みんなを見てよ。―――いい歳したひとが精神年齢を退化させて、物の道理すらよくわかんなくなってるんだぞ?」
魔王「黙れ!!」
武道家「……それじゃあ、きっと勇者のこと本当に……愛せない。――俺は勇者のことを本当に愛したい」
勇者「武道家……!!」
- 363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:47:16.15 ID:wSX3PA0F0
魔法使い「そ、そうだ……ダークトロルだって言ってじゃない!!」
僧侶「愛を説くことが大事だって言ってました!!それは少女のままじゃ分からないって!!」
勇者「あ……」
魔王「黙れ!!貴様ら!!何が愛だ!!!そんなもの永遠の若さに比べれば!!!」
武道家「違う……!!違う!!」
魔王「下らぬ競争で無駄な死人を重ね、まだ愛が必要だとぬかすか!!!」
武道家「そうだ!!!」
魔王「……?!」
勇者「武道家……」
武道家「戦うから分かることもある。相手のことを知らないまま、何もしないままただ時を過ぎるのを待つなんて、俺は絶対に嫌だ!!」
魔王「下らん!!ただの自己満足だ!!」
武道家「構わない……俺は……それでも勇者を本当に愛したい」
魔王「その愛が世界を滅ぼすのだ!!!」
勇者「……」
武道家「勇者……俺、頭悪いからこれぐらいしか言えない……俺は勇者のことをもっと愛せるようになりたい……だから、戻ってきて」
- 365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:52:00.91 ID:wSX3PA0F0
魔王「勇者……聡明なお前のことだ。よもや情に流されることはあるまいな?」
勇者「ああ。そんなことはないよ」
武道家「勇者……」
戦士「そ、んな……」
僧侶「……でも、魔王のいうことも……」
商人「ぐぅ……ぐぅ……んあ?……あれ?どうしたの?」
魔王「そうだ、勇者。それでいい」
勇者「……魔王、一つ訊きたい」
魔王「なんだ?」
勇者「気が向いたときにだけ女を抱けばいいっていったな?」
魔王「ああ、そうだ。主導権は全て勇者にある」
勇者「でも、何人か孕ませないといけないんだろ?」
魔王「それはそうだ。お前の子を繁栄させねばならん」
勇者「―――じゃあ、いいや。俺、そんなに体力もたないし」
魔王「勇者……!?!」
- 367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:53:28.22 ID:RPqcRBKS0
勇者め裏切りおって
- 371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:56:53.72 ID:wSX3PA0F0
勇者「一人の女性を抱ければ、それでいいかなって思えた」
魔王「勇者……!!!おのれ!!!」
商人「ゆうしゃー、どうしたのー」
武道家「ああ、商人、それをもってどこにいくんだ!?」
勇者「悪いな、魔王。その理想郷は、俺が疲れるだけだ」
魔王「悠久の平和を手放すのか?」
勇者「……ダークトロルが言ってた。愛を説き終わると、少女は大人になるって」
魔王「勇者……!!」
勇者「愛もしらない女の子を抱けるほど……俺は鬼畜になれないんだ。ごめん」
魔王「勇者!!おのれ!!」
勇者「……ここで、倒す!!」
魔王「ならば貴様も幼女にしてくれるわ!!!!―――でええい!!!!」
勇者「くっ……!!」
商人「ゆうしゃー、みてみてー、ラーの鏡ー」
勇者「商人、あぶな―――」
- 376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:01:19.53 ID:wSX3PA0F0
魔王「な、呪文が鏡に反射して―――」
商人「きゃ!?」
魔王「あががっがががががっががががが!!!!!!!」
勇者「な?!!」
戦士「あ……!?」
魔法使い「これは……!!」
魔王(8)「―――あれ?」
勇者「魔王が……幼女に……!?」
魔王「うわー!!!なんじゃこりゃー!!」
盗賊「うわぁ……どうするの?」
勇者「……」
魔王「な、なんだー、やるかー?」
武道家「勇者……倒すの?」
勇者「……無理だろ。こんな姿の魔王を倒すなんて……」
武道家「……じゃあ……もしかして……このまま……?」
- 377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:04:06.34 ID:I+26nz540
しっかし平和な世界だな
- 380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:05:06.66 ID:wSX3PA0F0
―――数日後 王城 謁見の間―――
王「おお!!勇者よ、よくぞ戻ってきたな!!」
勇者「は……」
王「辛い旅だったであろう」
勇者「ええ……はい」
王「魔王も消えたことだし、うむ。あっぱれじゃ!!」
勇者「……そうですね」
王「浮かない顔だな?どうかしたのか?」
勇者「いえ……なんでもありません」
王「では、十分な褒美を取らせる」
勇者「は……」
勇者(これから……また新しい旅が始まるな……)
勇者(次はいつ終わるか分からない)
勇者(ゆっくりと準備しよう)
- 382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:09:27.47 ID:wSX3PA0F0
―――ルイーダの酒場―――
戦士「あー、結局このままかぁ」
僧侶「もう元の体がどんなのだったか分からなくなってきましたね」
魔法使い「うん」
盗賊「早くナイスバディになりたいのに……」
遊び人「当分は無理でしょうね」
武道家「お前の所為だぞ」
魔王「私は悪くない!!そこの小娘がしゃしゃり出てくるからだ!!」
商人「……(ウトウト」
勇者「みんな、そろってるな」
武道家「勇者!!」
魔王「これから、どうするつもりだ!!?」
勇者「旅に出よう。魔王を殺さずに呪いを解く方法を探す旅に」
魔王「そんなのあるのか……?」
勇者「だから探すんだろ?ほら、外に馬車を用意した。みんな乗れ」
- 385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:14:42.57 ID:wSX3PA0F0
―――街道―――
戦士「では、私がリーダーです」
魔王「まて、実年齢なら800歳以上の私だ!!」
遊び人「下らない……」
商人「ぐぅ……ぐぅ……」
勇者「―――中は騒がしいみたいだな」
武道家「うん」
勇者「……悪いな付き合ってもらって」
武道家「ううん。いいよ。俺は勇者と一緒に居たかったし」
勇者「そうか」
武道家「もし……呪いが解けなくても……一緒に居てくれるよな?」
勇者「勿論だ」
武道家「ふふ……嬉しい……」
勇者(ああ。このままでずっと……一緒にいよう)
勇者(呪いなんて……解けなくても……いいから……ずっと……ずっと……)
END
- 389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:15:45.68 ID:893lnEDm0
乙カレー
- 390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:15:51.32 ID:9QrwmYqh0
おっつ
- 394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:16:43.10 ID:rYPEAIgy0
いい話だった
おつ
- 401: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/10/25(火) 19:19:11.68 ID:V7ZWRDRK0
乙カレー
良かったんだぜ
- 409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:26:08.33 ID:IYDdkXZY0
おつ!
- 410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:26:14.79 ID:5CVSUdEs0
乙。武闘家が前面に出されたSSって初めて見た気がする
- 412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:28:43.07 ID:e/CVrVrC0
乙んこー
- 307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:51:17.83 ID:1FIxKGbxO
俺も幼女化したい
- 309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:52:52.85 ID:QEFWTUZO0
>>307
おーよちよち
いいこでちゅねー
- 310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:53:38.63 ID:YTmZEPcb0
>>307
(^ω^)ペロペロ
- 313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 17:55:28.98 ID:1FIxKGbxO
>>309>>310
待て!俺はまだおっさんだぞ!
- 317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:01:25.78 ID:dDb5W+z20
>>313
先行投資だペロペロ
◆以下、おまけ(小ネタ)になります。
俺も幼女化したい
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「勇者・魔王」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (55)
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- 2011年10月26日 00:30
- 安定の勇者SS
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- 2011年10月26日 00:45
- 魔王についていってれば…ゴクリ
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- 2011年10月26日 01:24
- 勇者きもい
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- 2011年10月26日 02:00
- 画期的すぎるが、自分がおっさんだった記憶を持ったまま勇者に孕まされたら死にたくなるだろうなw
精神構造と記憶まで調整するならそれはそれで平和なのかもしれないが……
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- 2011年10月26日 02:22
- ここまで心がぐら付いてしまう魔王の勧誘は初めてだ…!
-
- 2011年10月26日 02:28
- これは悪堕ちルートが見たすぎる
-
- 2011年10月26日 03:14
- いくら外見が幼女でも元おっさんとかにチソチソ突っ込みたくないわw
-
- 2011年10月26日 04:30
- ダークトロルさん神や
それにしても武道家推しとか誰得
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- 2011年10月26日 05:01
- ダークトロルのような真のロリコンが増えれば少しは世界が平和になるな
彼の主張には感動した!
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- 2011年10月26日 05:02
- おもしろかった!こんなの即興で作るとかすげーなss職人
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- 2011年10月26日 05:07
- テイルズとかでありがちだな
普通に聞けば敵の方が正論みたいな
-
- 2011年10月26日 06:13
- ダークトロルは言ってることかっけえけど
少女にオチンチ見せつけてるぞ
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- 2011年10月26日 10:04
- ※12
それどころかおなぬーも…
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- 2011年10月26日 17:33
- 発想は面白かった。中身は……
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- 2011年10月26日 17:35
- 何故スレタイを女僧侶にしたのか?
-
- 2011年10月27日 02:27
- スレタイ…
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- 2011年10月27日 03:13
- 勇者はいずれ老いるだろ
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- 2011年10月27日 12:06
-
先行投資わろた
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- 2011年10月27日 13:00
- ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~
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- 2012年05月04日 23:02
- 俺、この勇者になりたい
勇者うらやましすぎるw
-
- 2012年07月24日 17:17
- さすがに増やしすぎだろ
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- 2013年02月09日 10:37
- 腰抜けとか言われても置いてくべきだったな
そして遊び人と盗賊がさらわれたとき魔王が悪いとかほざいたが悪いのはついてきた奴らだろ
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- 2013年02月10日 14:25
- 勇者だけは老いていくんだよな
みんなが幼女のままでも勇者は死ぬ
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- 2013年06月21日 20:21
- てか幼女は妊娠できないだろうに
いや、そうは言っても幼女まみれとか最高の話だったんだけどね
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- 2013年06月30日 17:28
- 魔王を倒す
↓
愛した武道家はハッサンでした。
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- 2014年01月01日 23:58
- つまんね、駄作
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- 2014年01月20日 06:37
- このラーの鏡は叩き割るべきものだ
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- 2014年02月23日 16:42
- おい、スレタイ…
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- 2014年03月01日 22:26
- この中で一番いいやつはダークトロル
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- 2014年04月30日 13:16
- この変態が
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- 2014年05月05日 22:36
- 斬新で面白かった。
しかし幼児化ではなく、幼女化かぁ。
少なくとも元の性別が分からんとか、いろんな意味でロシアンルーレットだな。
武道家ちゃんの容姿が合法ロリだったから勇者は戻ってきたが、そうじゃなければ……裏山けしからんwww
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- 2014年06月30日 18:05
- 子種が一つな時点で既に死亡フラグじゃないですかーやだー
ショタもちゃんと用意せんと
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- 2014年07月04日 11:53
- 幼女は虹しか無理でしょ…さすがに
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- 2014年07月26日 20:31
- いったいこの魔王にどれだけの勇者が立ち向かえるだろうか・・・
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- 2014年08月23日 01:09
- 先行投資ペロペロとか…
わけがわからないよ
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- 2014年09月09日 20:22
- 幼女に萌えるのと抱くのには天と地程の険しい山があるからな。
普通の人からみたら同じだけど、幼女が嫌がるとか痛がる以前に、幼女を抱くってのは抵抗があるだろ。
普通は。
普通はね。
せめて二次元で我慢してくれ、頼む。
先行投資prprとかそういうレベルだけで頼むよ。
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- 2014年09月27日 19:56
- 先行投資wwww
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- 2014年12月13日 21:45
- 幼子が純粋で綺麗→わからんでもない
その中でもメスが良い→ただのロリコンキモ豚じゃねーか、○ね
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- 2015年05月21日 00:51
- (9)って年齢の事だったのかw
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- 2015年06月06日 11:37
- おお、これが約束の地(エルサレム)……
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- 2015年07月14日 17:48
- おまけにすべてもっていかれたwww
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- 2015年09月04日 17:02
- 面白かった!
俺、ダークトロル様に一生ついていきます!
それはそうと、元に戻ったら即座にドンパチ開始ってことだよね?爆弾抱えながらの旅とか流石勇者。もしかして魔王だけまんまにしとくとかかね?
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- 2015年10月11日 22:22
- 性的対象が幼女wwwwwwwwwww
リア充や、スポーツ等趣味で身体動かしてる、精神が健全なタイプにロリコンはみあたらん。
①精神年齢が低い
②コミュ障で非現実的で現実逃避タイプ
③孤独な時間が多い。又は他人と共感できないので、孤独を好む。オタに多く、ネット上では多数に存在。多数決の法則でネト上で連勝し勘違い。リアルで負ける。
④童貞である(素人童貞含む)。
⑤何かしら病んでいる
⑥このSSは最高だ
まぁ俺は4つほど該当タイプ。
日本は、己が老害で、己の年齢や醜悪さを省みず、高校生がネタ対象なら、精神的にグレーの病んだ風潮もあり、実行犯高校生愛好家は、硬い職業に多数の存在確認あり。
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- 2015年12月04日 03:26
- 熱いロリ愛
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- 2016年07月17日 09:19
- ※43
ロリコン≠性的対象が幼女だと思うんだ
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- 2017年03月09日 21:29
- 9に勇者は居ないし馬車もないんだが
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- 2017年08月06日 14:49
- ラーの鏡!?
ちょっと待ってそれってドラクエネタだよね?
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- 2017年09月18日 18:23
- >>47 それ言ったら魔物が王に化けてんのだってそうだぞ。まぁ、ダークトロル様じゃなくてボストロールだが。
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- 2018年02月28日 12:22
- よかったわ
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- 2019年03月06日 16:54
- 誰も※11に突っ込んでない…
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- 2020年07月02日 23:28
- 戦士→イケメン(25)
武道家→15女美形
商人→爺(80)痴呆初期
魔法使い→三十路女(39)童顔
遊び人→中年ニート男(40)ネラー
盗賊→13女フツメン
僧侶→太ったおばさん(54)
こんな感じか
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- 2020年07月30日 22:25
- なぜ普通の幼女にしなかった
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- 2021年12月19日 20:24
- もう少しでサンデーサイレンスになったのかな…
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- 2022年03月28日 12:38
- 何年か置きにチャレンジするがどうしても半分以上読めない
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- 2022年07月07日 20:59
- お……もしろかったぁ……。落ちもちゃんと、こう、すごい納得のできる落ちだった!ぶっちゃけ魔王派でもあったからホント綺麗で納得あるオチだったわ。
書いた主は創作してる人か?マジで面白かった