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マコちゃん「なるほど、更に高みを目指すため藤岡と付き合えと?」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/26(月) 23:40:36.53 ID:JQ4MAZ6q0

たつのか


芸能界を目指すモデルの皆さ~ん!私がHな審査委員長です!



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/26(月) 23:50:43.67 ID:JQ4MAZ6q0

マコちゃん「なぁカナ、最近どうも俺の正体がばれそうな気がするんだ」

カナ「………」ジロジロ

マコ「な…なんだよ、ダンディーが溢れてたかな…?」

カナ「ますます女に磨きがかかってるなーと思ったわけだよ」

マコちゃん「吉野のは気づいてる気がするんだ」

カナ「どーだかなー、しかし所見さんからしたらお前は立派な女の子なのだよ」
マコちゃん「腑に落ちないけど、これもハルカさんのためなんだ、料理のお手伝いのため」



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/26(月) 23:57:24.81 ID:JQ4MAZ6q0

カナ「おーおー、いっちょまえのガキが色恋沙汰ですか?最近の子はおませさんだよ、おませさん」

マコちゃん「ち、違うよ!?ハルカさんはその…憧れというか……そ、尊敬しているんだっ!」

カナ「ふ~ん、そういうことにしておいてやろう」

マコちゃん「ほ、ホントなんだからな!っていうか俺の正体がそろそろばれそうだからって相談しにきたのに…」

カナ「だから大丈夫だっ……」

マコちゃん「もうっ!他人事みたいに言うなよ!!」
カナ(こいつ些かめんどくさいな…)



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 00:03:44.89 ID:klSeGDBg0

カナ(しかしまともに付き合っても私の大切時間が削られていく…ここは適当に…)

マコちゃん「おい!カナっ!!その顔めんどくさいって思ってるんだろ!!」

カナ「いやいや、そんなこと思ってないよー。」

マコちゃん「だったらこうなった責任はカナにあるだからいいアイディアだしてよ」

カナ(コイツ…ノリノリのくせに)

カナ「う~む…ならば恋をしてみたらどうだろうか?」

マコちゃん「え…?そ、そりゃハルカさんは素敵な人だけど、その年とか…俺は別に……」



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 00:12:09.85 ID:klSeGDBg0

カナ「よくお聞きマコちゃん、お前はね、立場上女の子なのだよ」

マコちゃん「当たり前だろ???チョコ食べ過ぎたから変なこと言っちゃったんだな」

ゴッ!

マコちゃん「あれ!すごく頭が痛いっ!!」

カナ「ゴホン、女の子であるお前に、ハルカはお前に恋愛感情を抱くのかな…?」ニヤリ

マコちゃん「そ、それは俺の身体から放たれる溢れ出すダンディズムで…」

カナ「そこでだ!私にはある秘策を思い浮かんだのだよ!」

ピンポーン

カナ「ちょいとタイムだ」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 00:19:54.60 ID:klSeGDBg0

ガチャ

藤岡「遊びに来たよ南…じゃなくてカナ」

カナ「ふむ、もう少しそのぎこちなさをどうにかしてくれたらいいのだが」

藤岡「うっ…早く慣れるように頑張るよ…?」

カナ「なにはともあれグッドタイミングだ藤岡、お前は手がかからないから好きだ」

藤岡「か、カナが呼んでくれたんじゃないか、全くあはは…って!!」

藤岡(今、好きだって言ってなかった?えっ??」

カナ「どうした顔を赤くして?秋も深まって寒くなったんだ、早く上がりなさいよ?」

藤岡「はい…おじゃまします」

藤岡(きっと気のせいだったんだ…うん)



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 00:30:47.39 ID:klSeGDBg0

藤岡「やぁ、こんにちわマコちゃん」

マコ「うん、先にくつろがせて貰ってるよ。外寒かった?」

藤岡「まだ暖かいと思うけど日が落ちると寒くなるかもしれないね」

マコちゃん「クンクン…ところで藤岡からとてもいい匂いがするぞ?」

藤岡「うん、どうせだからお土産に石焼き芋買ってきたから南…カナ達に食べさせたいなって……」チラッ

カナ(うむ、やはりこいつらはなかなか第三者目線で見るとごくごく普通の恋仲のように見えるな…なんで藤岡はこっちを見てる?)



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 00:37:48.82 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「わぁ…は、早く食べようよ!ちょっとお腹空いたと思ってたんだ!」

藤岡「そ、そうだね?うん、みんなで食べようか」

マコちゃん「藤岡はいい奴だ、うん。きっといいことあるよ」

藤岡「いい奴…そっか、いい奴止まりかもしれないね…」

カナ(よし、マコちゃんの尻尾を隠すためにもここはいろいろ一枚脱いでやろう)

カナ「マコちゃん、ちょいとおいでなさい」

マコちゃん「なんだよ?石焼き芋が俺を魅了して止まないんだ」

カナ「ほら、藤岡に聞かれたら尻尾どころか皮をひんむかれて鍋にされるかも」
マコ「………」



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 00:46:20.12 ID:klSeGDBg0

マコ「んで、なにがあるんだ?藤岡がすごく聞き耳立ててるよ?」

藤岡「………」ゴクリ

カナ「あいつは教室でも不振な動きをするからなぁ…とりあえず手短に話す」

マコちゃん「うん、さっきの作戦だろ?早く早く」ワクワク

カナ「お前、藤岡と付き合ってみろ」

マコちゃん「なっ…!!無理に決まってんだろーっ!!!何言ってんだよっ!!」

藤岡「!!!」ビックーン

カナ「ほらほら、藤岡がビックリしちゃっただろぅ?落ち着きなさいよ」

マコちゃん「だ、だってカナがおかしなことを言うから……」

カナ「ちゃんと説明もするし、いい作戦だ。な?」

マコ「………」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 00:47:37.49 ID:r4rDVhuO0

うむ、いい作戦だ



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 00:53:53.93 ID:klSeGDBg0

藤岡「………」ドキドキ

マコちゃん「わ、わかった…聞くだけ聞くよ。聞くだけだからなっ!」

カナ「なんだ、まんざらでもなさそうな…」

カナ「わかったからその握りこぶしは下げなさい、そう」

カナ「お前は言いました。そろそろ自分の女装がばれるんじゃないかと…それには理由があったのさ」

マコ「それは一体…!?」
カナ「それはマコちゃん、お前が男だからなのだよ」
マコちゃん「それはもう知っているよ」

カナ「ここは黙って聞くところだろぅ!お前は女の子に囲まれているいるからと言って自分を女の子と意識する事は無かっただろ?」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 01:04:10.54 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「それは…俺が男なんだから仕方ないじゃないか…」

カナ「そう、その意識のせいでお前はばれるかもしれないと言う脅迫概念に押し潰されているんだよっ!」

マコちゃん「な、なんだってーっ!!」

藤岡(ふふふ…よく聞こえないけどカナの顔がすごくイキイキしていて可愛いな…)

カナ「そこで私が考えた作戦だ。たぬきだって人間と思い込めば人間なんだ作戦だ」

マコちゃん「作戦内容の説明をおねがいするぞ」

カナ「うむ、異性…もとい、同性…つまり藤岡と付き合うことによりお前はさらに女を意識するだろう。」
マコちゃん「うんうん」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 01:13:25.68 ID:klSeGDBg0

カナ「お前は確かに可愛い。しかし仕草や発言が可愛くても意識を改善しなければお前はいつの日かハルカの隣には立てない日がやってくるのだろうな…」

カナ「これはいいチャンスだと思うんだよマコちゃん…私はね、お前が最高傑作だと思うよ?けど、まだまだ磨けると言うのなら妥協はしたくないんだよ!」

マコ「なるほど、さらに高みを目指すため藤岡と付合ってみろと?」

カナ「そうだ、お前はどこに出しても恥ずかしくない女にするためにも重要なことなんだよ」

マコ(確かに…女装がばれてしまってはきっと千秋は俺を家に招き入れてはくれない…それではハルカさんのお手伝いが…)



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 01:22:39.38 ID:klSeGDBg0

カナ「まっ、お前がハルカの事を気にしないなら今のままでも構わないぞ?ただし、私が助け船を出すとは限らんがな…」

マコちゃん「ちょっと…待ってよ……いきなりだからわかんなくなっちゃったよ……」

カナ「まぁある程度の混乱はあるだろうさ、それは私が藤岡を説得している内に解決しなさい。そして石焼き芋には手をつけない」

マコちゃん「これは動揺を隠せない動きだから仕方ないんだ。けど藤岡が納得するとは思えないぞ?」

カナ「大丈夫だ、私をだれだと思ってる?美少女だっ!!」

マコ「うん」

カナ「恥ずかしいので早速にでも藤岡を呼んできてほしい」

マコちゃん「俺の未来のためにも任せたぞカナ!」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 01:31:02.21 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「あの…藤岡?」

藤岡「あ、おかえり。けっこう長かったね?」

マコちゃん「あ、うん…そうだな…」

マコちゃん(う~…カナが変な事を言うから意識して…待てっ!俺は男なんだっ!!いや、そしたらハルカさんと…)

藤岡「大丈夫?まだまだ暖かいと言っても冷えるんだし、女の子なら気を付けないと?」

マコちゃん「だっ!大丈夫…だぞ……そ、それよりカナが呼んでるっ!」

藤岡「え!?南…カナが!?ごめん、ありがとう!」

マコちゃん「う…うん、行ってらっしゃい」

マコちゃん(藤岡…カナが喜んでたって言ったらなんか喜んでいた気がする。ちょっとだらしないと思う。だらしないな)



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 01:39:58.10 ID:klSeGDBg0

藤岡「か、カナ?マコちゃんに言われて来たんだけど」

カナ「よぅ番長、お前は恋をしているかい?」

藤岡「ぶふっ…え!?」

カナ「恋とは実に素晴らしい、なんて甘美な響き…」
藤岡(これは…ついに来たってことなのかな…?いや焦るな、今までの失敗から多くを学んできただろう俺…選択は間違えないっ!)
藤岡「………」

カナ(おのれ藤岡め…乗ってくるわけでもなくツッコムわけでなくとことん恥ずかし攻めを決め込むつもりか…さすが番長だ…)

カナ「ゴホン…お前、ちょっとマコちゃんをエスコートしてみろ」

藤岡「え…?なん…」

カナ「まぁ今から説明するから聞きなさいよ」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 01:48:34.38 ID:klSeGDBg0

カナ「あいつはね、仕草は可愛いんだがいかんせん、言葉遣いが乱暴だ。」

藤岡「確かに、気になる所はあったね…冬馬の影響?前にマコちゃんも男役をやりたいって言ってたんだよね?」

カナ「そんなこともあったな…まぁそれは置いといて、あいつはどうも女の子である事を自覚していないのさ。それを藤岡、お前に呼び覚まして欲しい」

藤岡「俺に?そんな事を言われても…」

カナ「なぁに、おおよその準備は私がしてあげるさ。可愛い後輩のためにも私からもお願いするよ?」

カナ「藤岡はただマコちゃんと一緒にいるだけでいいんだ。だから…な?」



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 01:56:44.90 ID:klSeGDBg0

藤岡「わかった、カナ…にそこまで言われたらね。俺にできることなら」

カナ「ほんとか!?よし、ならば今すぐ帰れっ!!」

藤岡「えっ!なんで…」

カナ「協力してくれるんじゃなかった…のか……?」

藤岡「そんなわけないじゃないか!あんまり唐突だったから…」

カナ「確かに…まぁこれも作戦なんだよ。ちょいとまだ明るいと言っても外は物騒だ。マコちゃんを送ってやってほしい」

藤岡「それは構わないけど…なんで送ってあげる事が作戦なの?」

カナ「お前は貴重な男だからな、さぞやマコちゃんもしおらしくなると」



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 02:06:07.38 ID:klSeGDBg0

カナ「さぁさ、協力してくれるなら早くおし」

カナ(そろそろハルカや千秋たちがくるかもしれん…こんな面白そう…いや、作戦の邪魔になることは避けたい)

藤岡「わ、わかったよ…マコちゃんには伝わってるの?」

カナ「そうだった…おーいマコちゃん、帰れ!」

マコちゃん「え?まだハルカさん帰って来てもないのに!?」

カナ「忘れたか?これは作戦だ。たぬきなんだ。わかったら藤岡と一緒に帰るんだ」

マコちゃん「作戦か…わかった、ハルカさんのためにがんばるよ俺」

カナ「さぁ、今日はお開きだよ。早くお帰り」

藤岡(マコちゃんを立派な女の子にしてか…カナの評価を上げるんだ)

マコちゃん(ハルカさん…俺、まだまだ未熟ですけどハルカさんの隣にたって恥ずかしくない男…女になりますっ!)



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 02:17:32.74 ID:klSeGDBg0

カナ(うむ、行ったか…最初は面倒だったとはいえ面白半分でもこうも楽しくなりそうなことになったじゃないか)

カナ(幸いにもハルカや千秋にもばれずに事が運ぶとは幸先がいい)

カナ(しかし残された私は退屈だな…なんかモヤモヤだ。よし石焼き芋を食べようではないか)

カナ(正直…よかったのだろうか…)



藤岡「………」

マコ「………」

藤岡(どうしよ、会話が思い浮かばない…あんまり話すことってなかったから二人になるとなぁ…)

マコちゃん「………」

藤岡(話した方がいいに決まってるよ、よし二呼吸置いたら焼き芋の感想を聞こう)



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 02:26:55.16 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「あのさ…」

藤岡「あ…うん、なに?」

マコちゃん「その…ありがとうって…言いたくて?」
藤岡「ううん、女の子なんだしもう少し頼ってもいいんだよ?」

マコちゃん「そっか…うん…なんか…うん…」

藤岡(あれ?急に元気が…?)

藤岡「そ、そういえばさ、石焼き芋はどうだったかな?」

マコちゃん「あ…美味しかったぞ?でも…ほとんどカナのとこに置いてきたから…」

藤岡「そういえばそだね?」


マコちゃん「カナの奴、今頃ひとりで食べてるんじゃないか?作戦とかいいながらほんとは石焼き芋を独り占めするためじゃないか!

藤岡「作戦?」

マコちゃん「あ、いやいやこっちの話しだから気にしないで!」



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 02:37:06.96 ID:klSeGDBg0

藤岡「そんなに石焼き芋おいしかった?」クスクス

マコちゃん「うんっ!甘くて、ほかほかだからなっ!!けど俺のお小遣いじゃあまり買えないから…」

藤岡「ならまた買って上げるよ?」

マコちゃん「ほ、ほんとにっ!?」

藤岡(マコちゃんを利用しようとしてるからね…せめてものの償い…)

マコちゃん「やったぁ!藤岡、ありがとう!!」ニコ

藤岡「あ…う、うん…」

藤岡(うわぁ…ちょっと可愛いかも…いかんいかん!)

藤岡「ねぇ、聞いていいかな…?」

マコちゃん「うん?なんだ?」

藤岡「どうして乱暴な言葉遣いをするのかな?」

マコ「…えっと……」



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 02:45:38.45 ID:klSeGDBg0

マコちゃん(ヤバいヤバいヤバい…どうしよう、なんでって言われてもこれが自然体なのに…)

藤岡「言いづらいの…かな?」

マコちゃん「そんなわけじゃ…」

藤岡「あ、公園…あっちのベンチでゆっくりしよ?」

マコちゃん「え?あ…うん、わかったよ…」

藤岡「んしょ、ふぅ…また話し続けてもいい?」

マコちゃん「うん…」

藤岡「やっぱり女の子が乱暴な言葉遣いってよくないと思うんだ」

藤岡「それは確かにマコちゃんの個性かもしれないけどいつまでも続けるわけにもいかないだろうし」

マコちゃん「だ、だって…ずっとそうしてきたし…いきなりは変えられないぞ?」



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 02:54:56.77 ID:klSeGDBg0

藤岡「うん、俺もマコちゃんとの付き合いは短いからわかんないからね。だから強くは言えないんだけどさ」

マコちゃん「うん…」

藤岡「っと…なんか変な空気にしたかも…飲み物買ってくるよ」

マコちゃん「………」

マコちゃん(最初は軽はずみだった。ハルカさんに会うためならと思った。けどやっぱり俺はまだ子供だからうまく隠せないよ…)

マコちゃん(なんだか逃げたくなってきたな…カナも作戦だって言うけど肝心な時はほっとくんだもんな…)

マコちゃん「秋だなぁ…」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 03:03:59.82 ID:klSeGDBg0

藤岡「ただいま」

マコちゃん「あ、おかえり…」

藤岡「ほら、これ温かくておいしいと思うよ?」

マコちゃん「あ、ココア…えへへ」

藤岡「うん、喜んでもらえてうれしいよ」

マコちゃん「………」

藤岡「………」

マコちゃん「なぁ、藤岡…俺の言葉遣いってそんなに変かな…?」

藤岡「え?う~ん…ちょっとだけ乱暴…かなぁ?」

マコちゃん「そっか…ちょっとだけか……」

藤岡「うん…」

マコちゃん「あの、俺も…さ、少しはその…女の子らしく?なりたいんだ…」

マコちゃん「それが正しいのかはまだわかんないし…できるかわかんないんだけどさ」



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 03:18:20.37 ID:klSeGDBg0

藤岡「俺もさ、女の子のことよくは知らないけど相談には乗れるよ?」

藤岡「なんていうのかな…マコちゃんには信頼感というのかな?気の知れた友達って感じがするんだよね」

マコちゃん「そうなのか?それは友情ってやつだな」

藤岡「そうだね、今育んでるのかもしれないね。」

マコちゃん「藤岡は…は、恥ずかしい事がよく言えるよなって思うぞ?」

藤岡「そうかな?俺にはわかんないよ?」

マコちゃん「だいぶ恥ずかしい…俺が思ってるぐらいだぞ?」

藤岡「そっか、なら俺も今度から気を付けるよ?それよりだいぶ遅くなったね?」

マコちゃん「ん、ほんとだ…そろそろ帰らないとだ」



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 03:27:38.69 ID:klSeGDBg0

藤岡「さ、行こっか?」ニコ

マコちゃん(藤岡はちょっとカッコいいのかもしれない。女の子だったら好きになるのかな?)

マコちゃん「うん、よろしく」

藤岡「うん、こちらこそ」

翌日

カナ「おはよう藤岡、昨日はどうだったか報告してもらおうか?」

藤岡「おはよう…か、カナ。えっと無事に途中まで送れたよ?」

カナ「むむ?途中までとはどういう意味だ?女の子の一人歩きは危ないと言ったはずだが?」

藤岡「その…家が恥ずかしくてダメなんだって言われても逃げられて…」

カナ(あのたぬきめ…怪しまれるような事を…)

藤岡「まぁ男に家が知られるのがいやだったのかもしれないね」

カナ「ふむ」



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 03:39:11.58 ID:klSeGDBg0

カナ「マコちゃんの女の子具合はどうだった?」

藤岡「さすがにそれは…けどマコちゃん自体も気になっていて治したいと思ってるみたいだったよ」

カナ「そうでしょう、そうでしょうよ。そのための藤岡なんだらなっ!」

藤岡「俺は…俺はあまり役に立たないと思うよ…」

カナ(ん?ここで藤岡のやる気が下がってしまっては作戦が…マコちゃんと一応してしまった約束のためにもここは…)

カナ「なぁ、藤岡よ…人はね、1人では生きていけないんだよ…」

藤岡「え?うん…」

カナ「きっとたぬきさんだって受けた恩は返してくれるはずさ…その時に全て悟れる!」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 03:49:22.31 ID:klSeGDBg0

藤岡(つまり、この作戦が成功したらマコちゃんは俺とカナのために協力してくれるかもしれないのか…?)

藤岡(いや、それでは俺がカナと近づくために協力すると言えるのでは?うん、俺はマコちゃんのためにやるんだ)

カナ「どうした?難しい顔をして…熱でも出たか?」

藤岡「大丈夫だよカナ、俺はマコちゃんに協力するし、助けてあげたいよ。」

藤岡「カナも心配してるし、なにより俺がお願いされたんだ。最後までやってみるよ」

カナ「そうか…なら学校終わったら付き合ってもらうよ?さぁ今日も張り切っていこー!」



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 04:07:27.19 ID:klSeGDBg0

南家

カナ「うむ、もう少ししたらマコちゃんもやってくるそうだ」

藤岡「そうなんだ?学校で待つってそのまま来たらよかったんじゃないかな?」

カナ「おいおい藤岡よ、女の子にだって準備は必要なんだよ、察してあげなさいよ?」

藤岡「はい…」

カナ「これはもしかしたら藤岡のためにもなるかもしれないな」

藤岡「どういうことかな?作戦とは別の?」

カナ「いやいや、藤岡はあまり女の子に免疫があるわけじゃないだろ?今回の作戦を通して学習するんだよ」

藤岡「え!?そ…それならカナと…」ゴニョゴニョ

カナ「なんだ藤岡?俯いてたら番長は勤まらないだろ?」

藤岡「うん…」



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 04:18:11.25 ID:klSeGDBg0

藤岡「そういえばカナ、聞きたいんだけど?マコちゃんも作戦って言ってたんだけど…」

カナ「あ…」

藤岡「それって俺が今やってる作戦なのかな?それとも別の…」

カナ「あー…それはあれだな…うん、マコちゃんには私から指令を出したんだ。藤岡とは別の。多分それの作戦じゃないかなぁ…」

藤岡「なるほど…カナはほんとに後輩思いのいい先輩だ」

カナ(あのたぬきめ…やはり中身はあほの小学生か、これはもう少し細かい指示をださなければ…)

カナ「お前にも可愛い後輩がいるでしょうよぅ、アキラ」

藤岡「そうだね…彼とはいずれ決着をつけなければならない日も遠くはないね…」

カナ(おぉ!顔が番長らしい…)



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 04:28:42.16 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「はぁ…はぁ…」

マコちゃん(いくら作戦だからと言っても千秋より早く女装済みの状態で家に集合って無茶だよ!)

マコ(けど既に手慣れてしまっていて時間もそうかからなくなっている自分が憎らしいのかもしれない)

マコ(とりあえず大丈夫だよな?うん、多分可愛い…と、思うんだ)

マコちゃん(ふぅ…ついた、今日もばれませんように…)

ピンポーン

カナ「私は恐ろしい子を育てているのかもしれないね藤岡…」

藤岡「え?なにか飼い始めたの?」

カナ「なんでもない、こっちの話しさ…ではおバカさんを迎えてこーかね」



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 04:51:40.08 ID:klSeGDBg0

ガチャ

カナ「よぅ、そこを道行くあほな小学生、ずいぶんと今日も可愛い格好じゃあないか」

マコちゃん「はぁ…はぁ…姉ちゃ…カヒュ…はぁ……借りた……はぁ……」

カナ「あぁ…今度からはお前に合わせるようにしようと思ったよ。とりあえずあがって」

マコちゃん「お邪魔……しまぁす……」

カナ「時にマコちゃん、お前は藤岡の前で作戦の内容は言ってないだろーね?」

マコちゃん「大丈…夫…」

カナ「藤岡は少し疑問に思っていたぞ?まぁ内容がばれてなければいい」

カナ「いいかい?これはお前の女を磨く作戦だ。つまりお前が藤岡と付き合うって事はお前が実に女の子らしいって証拠だ」

カナ「藤岡はこの事を知らない。奴にはお前を女の子らしくしろと伝えただけだ」



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 05:01:55.83 ID:klSeGDBg0

カナ「つまり、思う存分にお前が思う女の子らしさを藤岡にぶつけるんだよ…って聞いてるのか?」

マコちゃん「はぁ…はぁ…」コクコク

カナ「ならいいけどさ…おーい藤岡ー、ちょいとおいで」

藤岡「ん、どうしたのカナ…ってマコちゃん大丈夫!」

マコちゃん「はぁ…はぁ…」コクコク

藤岡「そんな状態で…ゆっくり来ても大丈夫なんだよ?」

カナ「それはまずいんだよ藤岡、今度からはもう少し考えるけど今はマコちゃんを許してやって欲しい!」

藤岡「あ…カナが言うならうん」

マコちゃん「理不尽だっ!」

カナ「お!元気になったようだな?それでは早速出ていきなさいよ!!」

マコちゃん「えー…」



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 05:11:58.64 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「強制的に退去させられた…」

藤岡「あはは、カナは不器用なんだよ」

マコちゃん「そうかぁ?あいつは理不尽だ。理不尽過ぎる。」

藤岡「まぁまぁ、しかし…今日はどうしようか?」

マコちゃん「たまり場だった家を出されてしまっては行き場がないな…」

藤岡「むむむ…」

イーシヤーキイーモー

藤岡「とりあえず石焼き芋屋さんがいるから買ってみる?マコちゃん好きなんだよね?」

マコ「え!?う、うん好きっ!!けど…いいのか?俺は藤岡になにもあげたことないぞ?」

藤岡「気にしないでよ?俺がしてあげたいだけだから。ちょっと待ってて?」

マコちゃん「うん、行ってらっしゃい」



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 05:22:22.48 ID:klSeGDBg0

マコちゃん(やっぱり藤岡はカッコいいのかもしれない。ハルカさんもあんな感じじゃないとダメかな?)

マコちゃん(いかん!俺は女の子になるんだ。そしてハルカさんの隣に…藤岡、悪いが俺の実験台になってもらうぞ…)

藤岡「お待たせ、焼き芋買ったけど…歩きながらゆっくりできる場所でも探そっか?」

マコちゃん「うん、わかった!クンクン…いい匂いするよ藤岡!!あつあつを食べたいよ」

藤岡「そうだね、マコちゃんは食いしん坊さんだ」クスクス

マコちゃん「違う!藤岡が…食べ物で釣るから……」

藤岡「はいはい」ナデナデ

マコちゃん「わっ!藤岡が馴れ馴れしい!馴れ馴れしい気がするっ!!」

藤岡「なんか頭撫でたくなる衝動に…この近くなら昨日の公園が近いからそこでいいかな?」

マコちゃん「うん…」



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 05:30:50.01 ID:klSeGDBg0

公園のベンチ

藤岡「さぁ、召し上がれ」ニコニコ

マコちゃん「なんか…すごく子供扱いされてるきがするぞ!」

藤岡「違うよ?なんか…イジリたくなるっていうのかな?」

マコ「まったく…いい意味じゃないじゃないか…でも焼き芋はおいしいよー」ポワン

マコちゃん(しまった…さっきから藤岡のペースに乗せられてた。そうはさせないぞ藤岡…今日の俺はとても悪いやつなのだから」

藤岡「どうしたの?急に静かに……!?」

マコちゃん「………」

藤岡(なななななんで寄り添われているののの?)

マコちゃん(ふふふ、藤岡の奴焦ってる?でいいのかな?これはさっきまでの仕返しだ)



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 05:41:04.63 ID:klSeGDBg0

藤岡「アーナンダロノドカワイター」

マコちゃん「藤岡?」

藤岡「コレハイケナイイッテクル」

マコちゃん「うん、行ってらっしゃい?」

自販機前

藤岡(動揺してしまった…後輩の子に…カナの後輩なのに…)

藤岡(仕方ないじゃないか!女の子と遊ぶことなんてなかったんだ…だからこれは仕方なかったんだ…)

藤岡(落ち着くんだ藤岡、女の子にとってはもしかしたらただのスキンシップなのかもしれない)

藤岡(すごく…ドキドキしたな…あんなに近くで女の子を見るのは千秋ちゃん以外で初めてだ…)

藤岡「マコちゃんはココア…俺は反省のためブラック無糖」キリッ

藤岡「行かなきゃ…」



54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 05:49:44.70 ID:klSeGDBg0

公園のベンチ

マコちゃん(エヘヘ…藤岡の奴動揺してたよね?ちょっと面白いかも…そうだ、俺がハルカさんにして欲しい事をしてあげればいいんじゃないかな?

マコちゃん(んじゃ次はどうしよっかな…エヘヘ)

藤岡「ただいま…」

マコちゃん「あ、おかえり!えへへ」

藤岡「なんか…ご機嫌なんだねマコちゃん?」

マコ「えー?そんな事はないと思うぞ?」ニコニコ

藤岡「はい、ココア…でよかったかな?」

マコちゃん「うん、ありがと!うわぁ…あったかいよぅ…」

藤岡「そして俺はブラック無糖」キリッ!

マコちゃん「うひゃあ…おいしいの……?」

藤岡「………」



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 07:42:16.54 ID:klSeGDBg0

藤岡「コクと渋み…かな」キリッ!

マコちゃん「はいはい、無理しないでいいよ?そんなの大人でも好きって人いないと思うよ?」

藤岡「ちょっとだけ苦かったかもしれない…」

マコちゃん「良かったら飲む?」

藤岡(これは…マコちゃんが飲んだココア…間接キス…?)

マコちゃん「なんだ?なに固まってんだ?」

藤岡「!?」

藤岡(近い近い近い近いよマコちゃん…)

マコちゃん「変な藤岡だな…ん?)

マコちゃん(あ、そういえば俺は女の子…だから藤岡はさっきから挙動不審なのか…ならば!)

マコちゃん「ほんとにだいじょぶなのかよ藤岡ー」(棒)

藤岡(手!手が俺の手の甲に被さってあぁ…)



65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 07:51:58.87 ID:klSeGDBg0

マコちゃん(かなり楽しいかもしれない。今までみんなに言いようにされてきたんだから今日ぐらい許されるのでは?)

藤岡(落ち着くんだ藤岡、マコちゃんは後輩だ。それもカナの後輩なんだ…俺はエスコートするためにここにいるんだぞ…)

マコちゃん「あははー、藤岡って細く見えるけど以外と筋肉あるんだな?二の腕カチカチだー」

マコちゃん(さぁ、もっと俺で狼狽えるんだ藤岡!そうすれば俺はハルカさんに近づけるんだ!!次はもう少し大胆に…)

マコちゃん「藤岡ってお腹も鍛えてるんだ?結構いい固さだ。こうギュッてしてあげようギュッ…って、どうした?」

藤岡「………」



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 08:04:24.82 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「藤岡ー?聞いてんのか?まったく藤岡は……!?」

マコちゃん(え?なんで俺藤岡に腕捕まれて…)

藤岡「………」

マコちゃん「ご、ごめん…悪かったから…離してくれよ、な?」

マコちゃん(な、なに…?ちょっとだけ怖いかも…)

藤岡「女の子ってさ…」

マコちゃん「………」ビクッ

藤岡「女の子は簡単に動きを封じられるんだよ…マコちゃん、少し軽率し過ぎたんじゃないかな…」

藤岡「俺だって一応は男なんだ。それを考えての行動だったんだよね…?」

マコちゃん「………」ガクガク

マコ(ど、どうしよ…怖い…こんなに怒るなんて思わなかった…酷いことされる…)



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 08:15:54.23 ID:klSeGDBg0

藤岡「マコちゃん、見てよ。俺の片手でマコちゃんの両手を押さえられてるよね?」

マコちゃん「悪かったって言ってるだろっ!もうわかったからっ…!痛いから離してよ……」

藤岡「………」バッ

マコちゃん「った…!なんでだよ!さっきまで楽しくやってたんじゃん!!なんでこんなことすんだよ!!」

藤岡「………」

マコちゃん「っ……!」

マコちゃん(意味わかんない。なんだよ、いつもならもっと優しい感じなのに…)

マコちゃん(結局これも俺のせいなのか?意味わかんないじゃん…)

藤岡「今日、君がしたことを思い出してごらん。それって正しかったのかな?」

マコちゃん「………」

藤岡「今日は先に帰らせてもらうよ…じゃあね」

マコちゃん「あ……」



68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 08:28:33.04 ID:klSeGDBg0

マコちゃん(なんだよ藤岡の奴…急に怒ってさ。ちょっとからかっただけじゃん)

マコちゃん(それに女の子だから?俺は男だ!力が無いのは…まだ子供だからだし!)

マコちゃん(俺やっぱり悪くないじゃん!藤岡の奴め~…はぁ…)

マコちゃん(そういえば藤岡とまともに話すことってあんまりなかったな)

マコちゃん(結構、この2日で仲良くなった気がする…うん、なったな。ココアと石焼き芋とかくれるし…)

マコちゃん(なんか…こういうのって嫌だなぁ…なんでこうなっちゃったんだろ…)

マコちゃん(藤岡の手って大きかった…それに力も凄かった…)

マコちゃん(やっぱ俺が悪かったのかな…)

マコちゃん「帰ろ…」



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 08:39:17.45 ID:klSeGDBg0

翌日、マコトのクラス

マコト(ヤバい…昨日あまり寝られなくて今にでも夢の世界に行けそうな…)

千秋「よぅばかやろう、いつもに増してアホな小学生だな」

マコト「むっ!千秋には関係ないだろー!俺は今、深い悲しみに包まれてるんだ!!」

千秋(元気じゃないか…と言ってやりたいが、この後の対処が面倒だ…)

千秋「ほら、話してみなさいよ?」

マコト「え?…え!?」

千秋「お前のアホ面でみんなに迷惑かけるわけにはいかないだろ?私は心が広い」ドンッ!

マコト「千秋…お前…」

千秋(これでクラスでの私の印象が上がっただろう)

マコト「自分で心が広いって言うのはどうかと思うぞ俺は」

千秋「………」



71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 08:58:05.58 ID:klSeGDBg0

マコト「というわけで千秋が口を聞いてくれないんだ」

内田「それはマコト君が悪いからじゃないかな?」

マコト「なんだとー!内田、お前は千秋の肩を持つと言うのか!!

内田「だってマコト君がいつも変なこと言ったり、変なことしちゃうからじゃん!」

マコト「なぁ内田、俺ってそんなに変なことばっかしちゃってるのか?」

内田「え?うぅ~ん…そ、そんなにはぁ…してないと思う……かなぁ…?」

マコト「そんなに…ということはたまにはしちゃうと?」

内田「どうかなぁ…まれに?」

マコト「まれに…かぁ…」

内田(逃げたいかも…)



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 09:13:52.56 ID:klSeGDBg0

内田「なにかマコト君あったの?」

マコト「ひゅ!?べ、別にないけど…?どうしてそう思ったんだ?」

内田「う~ん…なんか変だったから!」

マコト「………」ジトー

内田「う、嘘だよ?冗談だよ?なんかそんな…なんか感じたんだよ!」

マコト「内田…ちょっと相談していいか…?」

内田「え?うん…いいけど……」

マコト「いいか、これは俺の友達の話だからな!」

内田(そういうのってたいがい本人の確率が高いってテレビで言ってたなー)

マコト「そいつ…さ、友達と喧嘩したみたいなんだよ…ちょっと悪ふざけでさ、悪気はなかったんだ!」

内田(なにかしたんだねマコト君……)



75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 09:24:15.84 ID:klSeGDBg0

内田「う~ん…もうちょっと詳しく教えてくれないとこっちもわかんないよー?」

マコト「えっ!?そうか…恥ずかしいな…えっと、そいつさ、あ!この友達は女の子なんだ!友達の友達は男なんだよ!!」

内田「まってマコト君、余計わかんないよ!」

マコト「えっとちょっと待てよ…う~ん…」

吉野「Aさんは女の子、B君は男の子、そして友達。これでいいんじゃないかなマコト君?」

内田「その説明ならわかりやすいかも!」

マコト「よ、吉野か…」

吉野「あれー?私は嫌だったのかなマコト君?」

マコト君「そんなことはないですよ…?」

吉野「それで?説明続けて?」



76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 09:32:21.60 ID:klSeGDBg0

マコト「は、はい…」

マコト「えっと…Aさんはさ、よくいじられやすい奴だったんだよ。なんかちょっとしたことでB君と遊ぶ?ようになったんだけど…」

内田「なったんだけど?」

マコト「ケンカになりました…」

内田「意味がわからない…」

吉野「心当たりとかはなかったのかなマコト君?」

マコト「えっと…Bくんはさ、Aさんが触るとすごく狼狽えるみたいでさ、なんか楽しくなってついつい調子に乗っちゃって……」

内田(マコト君…もう自分が関わっているって言うかAさんってマコト君だよね?え??B君ってだれだろ…シュウイチ君?)



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 09:46:16.56 ID:klSeGDBg0

吉野「触ったりしたからB君は怒ったの?ほかになにかなかった?」

マコト「うん…多分だけど。なんか…女の子だから軽率な行動するなってあいつ言ってた……らしいぞっ!」

内田「うるさっ!急に大きい声出さないでよ!」

吉野「ふ~ん…ねぇマコト君、B君ってだれなのかな…?」

マコト「え?えと…さぁ…?友達の友達だから…その、よくわかんないというか…その…」

吉野「そっか…さすがに今のじゃちょっとわかんないよ。けど、原因はマコト君にあると思うよ?」

マコト「吉野もそう思うんだ?」

内田(う~ん…B君は誰だろ…って吉野ちゃん今!?)



79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 09:56:30.48 ID:klSeGDBg0

カナの教室

藤岡「………」

カナ「藤岡よ、いくら番長でも休み時間中机に突っ伏してるいるのは私はいささかどうかと思うんだよ」

藤岡「………」

カナ「あ~…藤岡、これは私からのお願いなんだけど、お前がその状態を続けるとなんだ、ケイコのスカートがリコによってだな…」
藤岡「………」キリッ!

カナ「ありがとう藤岡…ケイコが伝説を作る前で…そしてなにかあったのか藤岡?」

藤岡「えっと…昨日、マコちゃんを泣かした…かも……」

カナ「藤岡…お前がまさか女泣かせの男とは思わなかったよ。しかし、いつも草食だと思っていた奴もやはり心は狼だったと…」



81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 10:09:27.40 ID:klSeGDBg0

藤岡「………」

カナ「いやいや、そこは否定しろよ藤岡!まさか…よもやほんとに……?」

藤岡「な、何もしてない!ただ、あまりにも軽率なことをするものだから…」

藤岡「カナだって言ったろ?マコちゃんは女の子の自覚がないから呼び起こせって…強引だったのは謝るけど…」

カナ「もう1度聞くけどなにもしてないんだな…?」

藤岡「うん、なにも。状況を説明すると…」

カナ「待った待った、それについては藤岡に一任してある。私に話さなくて大丈夫だ。別にやましくないんだろ?」

藤岡「うん…」

カナ「まぁ…あいつを泣かせたらいくら藤岡でも許さないからね。さて、それじゃ仲直りの準備しないとだな」

藤岡「ごめん…」

カナ「気にするな、頼んだのは私だ。今日は私がマコちゃんに会うからお前はおとなしくな?」



83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 10:19:12.29 ID:klSeGDBg0

マコト(カナに呼ばれてしまった…多分昨日のことなんだろなぁ…)

マコト「逃げたい…」

マコト(久しぶりに女装しなくて済んだのに気分は晴れないよなぁ…)

マコト(逃げたいなぁ…またこの公園だし…昨日の藤岡怖かったなぁ…)

カナ「どうした、世界の不幸でもお前は背負っているのか?」

マコト「そこまで大げさじゃないけど…気分はそうかも…」

カナ「おー…今日はマコトだと言うのに心は徐々に乙女なのかもしれないな」

マコト「なに?カナは俺をからかいに来たの?だったら帰るから!」

カナ「まぁまぁ、そう怒るなって…お前、藤岡とケンカ、したんだろ?」

マコト「………」



85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 10:31:14.26 ID:klSeGDBg0

カナ「まぁ私はケンカの理由とか聞いてないから。あと聞く気もないよ?」

マコト「そ、そんなの無責任じゃないか!」

カナ「………」ギロッ!

マコト「………っ!!」

カナ「あっ…う~ん…そうだ、藤岡のやつ面白いんだ。今日はずっと机に突っ伏していてな?」

マコト「え?うん…」

カナ「多分、昨日なにかあったに違いないと私は思うんだ。それが何かはしらないけどな」

カナ「なぁ、藤岡を元気づけてやってくれないか?」

マコト「だって…俺…嫌われたもん…今さら……」

カナ「理由は?」

マコト「理由?」

カナ「お前が嫌われた理由だよ。それじゃなにか、お前は1人で考えるわけだ。多分、お前は一生わかんないだろぉねー」

マコト「………」



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 10:45:35.64 ID:klSeGDBg0

カナ「いいかい?藤岡にもう一度あって理由を聞くんだ。」

マコト「む…無理っだよぉ…グスッ…あんなっに…怒った……ヒグッ……藤岡に会うっのぉ…怖い…よぉ……」

カナ「あらら、この子は泣き虫さんとは思わなかったよ。ほら、吹いてあげるおいで?」

マコト「おっ…男だっ…ヒッグ……グスッ……」

カナ「マコト、藤岡と一緒にいて…楽しかった?」

マコト「……うん」

カナ「そうだろうな。あいつはいい奴だからな」

マコト「うん…ココアと石焼き芋も一緒に食べてくれるぞ?えへへ」

カナ「そうか、それはよかったな?またあんな風にしたいんだろ?」クスクス

マコト「そうだな…してやってもいいな…」

カナ「タイミングは任せる、そのときは私に教えてくれたらいいよ」

マコト「うん…ありがとうカナ」



89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 10:58:29.05 ID:klSeGDBg0

マコトのベッド

マコト(はぁ…カナに泣き顔見られた…いつかこれでからかわれるのかな…?カナはやりかねないな…)

マコト(今日のカナは優しかったな…なんかハルカさんみたいだったな…いっつもあーだったらいいのに…やっぱり姉妹って似るんだなぁ…)

マコト(藤岡……どうしよ…カナと約束したし…タイミングは俺に合わせてもなぁ…)

マコト(難しいな…もう藤岡が怒ってないって知ってるけど、当分あの顔はわすれられないし……なんかドキドキするな…)

マコト(くそぅ…なんなんだよ…なんか腹が立ってきたかも!なんで俺が…いや、俺が悪いのか…こんなんじゃ今日も眠れないよ…)

マコト「………zzz」



91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 11:11:03.20 ID:klSeGDBg0

公園

マコト「まぁあれだ、その…1日くらいはまって貰ってもいいんじゃないかと…」

マコト(これは言い訳じゃなくて戦略的な攻略なんだ…決して逃げなどではない)

マコト(あー…ここ最近来るからって軽はずみに来たらいけないと思うんだけど…つい足を運んでしまう俺)

マコト(う~ん俺が小さいときはもっと人気あったけどあんまりいない…これがドーナツ化現象だな。習ったもの…ってあれは!?)

藤岡「………」ホゲー

マコト(すごくアホ面だ…って、なんでこんなとこに…あ、石焼き芋とココアがある……)ウズウズ

藤岡「……グビッ」キリッ!

マコト「よし、気づかれない内に戦略的撤退しよう…」



93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 11:24:01.77 ID:klSeGDBg0

翌日の公園

マコト(さすがに今日はいないだろう…昨日は偶然だったんだ一応念のために服とかも用意して…えへへ)

マコト(よ、よぉーし、今日もあのベンチに藤岡がいたら…ちょっと着替えて藤岡の前を走り去ってやるぞ…)

藤岡「………」ホンゲー

マコト(うわぁ…今日もアホ面してる…普通にしていればカッコいいのに…もったいないなぁ…)

藤岡「………グビッ」キリッ!

マコト(またコーヒー飲んでる…嫌いな癖に。しかし一口飲んだら凛々しくなるなぁ…えへへ)

マコト(今日もココアと石焼き芋あるんだ…きょ、今日はこの辺で勘弁して帰るからな…またね)



95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 11:35:22.20 ID:klSeGDBg0

数日後の公園

マコちゃん「………」ダラダラ

マコちゃん(ヤバいよぉ…すっかり逃げ癖ついちゃって出れなくなっちゃったよぉ…)

藤岡「………」ホンゲー

マコちゃん(どうしよう…今日も逃げちゃおうか…あぁ、また石焼き芋とココアがあるよ…藤岡は優しいなぁ…えへへ)

マコ(藤岡はいい奴だよなぁ…かっこいいしな。それに比べ俺の小ささはなんてことだ…こんな俺じゃ藤岡に失礼だな、今日も撤退とさせて……)

カナ「あれ~?そこにいるのはマコちゃんじゃないかー?久しぶりだなおーい!!」

藤岡「!!!」ビクン

マコ「えっ?あっ…ぃやっ!しつれいしまふっ!!」ダダッ

カナ「追いかけろ藤岡!逃がすんじゃないよっ!!」
藤岡「あ、ありがとうカナっ!」ダダッ

カナ「青春だねぇ…ん?青春の秋…それっぽいな…うむ」テクテク



97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 11:45:42.16 ID:klSeGDBg0

マコちゃん(ひぃ~!なんで今日に限ってカナがあの公園に!!タイミングは任せるって言ったじゃないかっ!!)ダダダッ

藤岡「はっ…はっ…」シュタタタタ

マコちゃん(藤岡早すぎるよぅ…もうダメかも…)ダダダッ

藤岡「はぁ…はぁ…捕まえたっ!!」ダンッ

マコちゃん「はぁ…はぁ…はぁ…」

藤岡「はぁ…はぁ…ふぅ…」

マコちゃん(やばい…後ろは壁で正面には藤岡…サイドには藤岡の手がいつでも俺を捕まえられる状態…)

藤岡「逃げんなよっ!」

マコちゃん「………!」ビクッ

藤岡「充分だろ…」

マコ「もぅ…逃げないから大声出さないでよ…」ウルウル

藤岡「公園…さっきの公園で待ってるから。ずっと待ってるから」

マコちゃん「………」



100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 11:57:55.70 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「………」トボトボ

藤岡「………」チラッ

マコちゃん「きた…よ…?」

藤岡「………」テシテシ

マコちゃん「うん、隣…座るぞ?」

藤岡「………」

マコちゃん「………」

藤岡「………」チラッ

マコちゃん「……って言った……」

藤岡「…ん?」

マコちゃん「公園に来いって言ったの藤岡!それなのに黙秘は汚いっ!!藤岡はズルい!!」ウルウル

マコちゃん「なんだよっ!俺、すっげー今、怖いんだからなっ!!今でも藤岡の怖い顔が浮かんできてガクガクするんだからなっ!!」

マコちゃん「なんだよ!クールを装おいやがって…なんかすっごく腹が立つ!!先輩の風を吹かしてるのかよっ!!」



102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 12:09:21.31 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「なんだよっ!なんか俺が困らせてるみたいじゃん!!そうだよ!!意味わかんないんだけどっ!」

藤岡「………」ナデナデ

マコちゃん「わぁ…って、なに頭撫でてんだよっ!」バシッ

藤岡「ほら、言葉遣い、乱暴になってるよ?」

マコちゃん「えっ?あ…ごめんなさい……」

藤岡「ううん、俺の方こそごめんね…いっぱい怖い思いさせて…」

マコちゃん「は、反省しろ。藤岡はいっぱい反省しろ」

藤岡「そうだね、やり方が間違ってた。あれは男として最低だった。あれじゃ犯罪者と同列だとも思うよ…」

マコちゃん「な、なにもそこまで言ってないだろ…元の原因は俺だと思うし…」
藤岡「じゃあ痛み分けってことで原因はどっちにもあったってことで……」

マコちゃん「はぁー?」



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 12:17:05.64 ID:klSeGDBg0

藤岡「やっぱだめかぁ…こうやんわりした感じに持っていきたかったんだけど…」

マコちゃん「なんかバカらしくなってきたかも…」

藤岡「そんなものなのかもしれないよ?多くのことって…はい、冷めた石焼き芋と冷めたココア」

マコちゃん「うへぇ…汗が冷えて寒いから温かいのが良かったかも…」

藤岡「はい、寒かったら俺の上着羽織ってていいよ?」

マコちゃん「寒く…ないの?」

藤岡「俺はエスコートするためにいるからね?」

マコちゃん「そっか…ありがと」

マコちゃん(これはなかなか…温かいかも…それに藤岡の匂いも…えへへ)

藤岡「………」

マコちゃん「………」



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 12:25:18.42 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「なぁ、もっと早くこうしてたらよかったな…」

藤岡「そうかもね…」

マコちゃん「俺さ、ずっこ公園にはいたんだよ…?藤岡を見つけたときは一応は…会えるようにはしてたんだよ…」

藤岡「…うん」

マコ「結局ビビっちゃってでれなかったんだけど…」

藤岡「本当にごめん…」

マコちゃん「あ!今のはそういう意味じゃなくて…もぅ!これは置いておくっ!!それでいつしか藤岡を観察するようになってたんだ…」

マコちゃん「藤岡って1人だと間抜け面なんだぞー?けどたまに遊んでる子供たちとか見て優しく笑っていてさ…」クスクス



106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 12:35:01.88 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「藤岡は…さ、ここでなに考えてたんだ?その…嫌なら言わなくてもいいけどさ…」チラッ

藤岡「俺は…」

マコちゃん「…うん」

藤岡「サッカーのことを考えていたっ!」

マコちゃん「な、なんだよそれっ!俺だけなんか恥ずかしいこと言ったみたいじゃん!藤岡は嫌な奴だ!ひねくれものだ!!」

藤岡「ほらほら落ち着いて?」ナデナデ

マコちゃん「わぁ…って撫でんなっ!」バシッ

藤岡「お約束かもしれない…まぁ置いといて、俺はマコちゃんのこと考えてたよ?」

マコちゃん「ほんとか…?」

藤岡「もちろん全部ってわけじゃないけど…どうやったら仲直りできるんだろって考えてたり…ね?結局は無駄だった。俺はなんにも用意せずここにいたんだよ」

マコちゃん「………」



107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 12:43:53.58 ID:klSeGDBg0

藤岡「さっきも言ったように、世の中なるように案外なってるんだよ?もちろん反省とかは重々してる…」

マコ「藤岡、お前ウソついてるぞ?」

藤岡「え?そんな…俺はウソなんて…」アセアセ

マコちゃん「ほら、石焼き芋とココアだよ。俺はこれで釣られるようになってるんだよ…うん」

藤岡「………」ニヤニヤ

マコちゃん「べ、別にこれだけが全てってわけじゃないぞっ!ただ言わせて貰うとこれからの季節、寒さが厳しくなるので温かくしていろよな…冷たいのはあまりおいしくないから…」

藤岡「ふふふ…」ナデナデ

マコちゃん「わぁ…って撫でんなっ!!」バシッ



109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 12:54:31.34 ID:klSeGDBg0

藤岡「マコちゃんはいじりがいがあるな。今何時かな…時計台は……もう夕暮れか…」

マコちゃん「……藤岡」

藤岡「ん?なに………あっ」チュッ

マコちゃん「……………」ドキドキ

藤岡「…キス…された…?」

マコちゃん「藤岡にはいつもいじられっぱなし腹が立ってたんだ。まぁ仕返しってことだな」

藤岡「え……あ、はいっ!」

マコちゃん「顔赤くなってやんのー!やーい!!それじゃ俺は用事があるから…帰るよ…また明日な?」ダダダッ

藤岡「はい!さようなら!!」

マコ(うわぁぁぁぁぁ!どうしよキスしちゃった藤岡の口にしちゃったよぉぉぉぉぉぉぉ)



111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 13:08:07.21 ID:klSeGDBg0

マコちゃん(どうしよ…つい勢いとその場の空気でキスをしてしまった…その前に藤岡は男だぞ…?はるかさんはどうするのよ俺!)

マコちゃん「ぴゃーーーーーー!!」

カナ「全く近頃の子供ってのは走ると奇声を挙げる子ばかりなのかい?」

マコちゃん「カカカカカカカカナっ!!なんでここにいるんだよっ!?」ドキドキ

カナ「いやぁ…可愛い後輩の青春を見届けるのが先輩の役目。それに今は青春の秋なんだよマコちゃん…」

マコちゃん「え~…意味わかんないぞカナ?」

カナ「しょせん子供にはわかんないことなんだろうけどもなっ!」

マコちゃん「なっ!俺は子供なんかじゃ………(藤岡とのキスを思い出す)」プシュウ

カナ「おやおや、たぬきが今度はゆでだこに化けてしまったよ?」



113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 13:21:06.90 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「カナが変なこと言うからだろ…」ウルウル

カナ「あらあら、この子ったら涙目の上目遣いを覚えて…作戦の成果も出たわけだ」

マコちゃん「う…うるさい…」

カナ「ほら、ギュッてしてあげるからおいで…?」

マコちゃん「い、いいよっ!俺は子供じゃないんだし…」

カナ「私がしたいと言ってるんだ!ほら!」ギュッ

マコちゃん「ふぁっ……あ、ハルカさん…あ、ごめん、カナ…」ギュッ

カナ「気にするな…」ナデナデ

マコちゃん「わぁ…なんか頭を撫でられるのはいいな…」ナデナデ

カナ「そっか…そうかもしれないな…」ナデナデ

マコちゃん「ありがとう…カナ……」

カナ「もうギュッも、頭ナデナデもいいのか?こんな機会ないかもしれないぞ?」

マコちゃん「うん、大丈夫。甘えたら癖になるかもしれないだろ…?」プシュウ



115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 13:32:08.39 ID:klSeGDBg0

カナ「それは少し残念だったりするぞ」

マコちゃん「はいはい、それよりカナ、今日はありがとう。カナがいなかったら俺、今日こんな風に笑えなかった気がする…」

カナ「たまたまだ、気にするんじゃないよぅ」

マコちゃん「え?どう考えても藤岡に聞こえるように……」

カナ「た・ま・た・ま・だ!」

マコちゃん「がぁぁー!もうっ!!たまたまでもなんでもカナには感謝してるんだ!そんだけっ!!」

カナ「感謝ならなんとでも言えるんだよ?そんなのいいから甘いものでも持ってきなさいよほれほれ」

マコちゃん「ぐぬぬぬ…」

カナ「そう!その顔が見たかったんだよ!!」



120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 13:41:29.96 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「もう帰るっ!カナに感謝した俺がばかだった!!」

カナ「はいはい、ガキはママのお布団に入って絵本でも読んでもらいなさいよ」

マコちゃん「ふーんだっ!」テクテク

カナ「行ったか…」


カナ「化けだぬきを応援してたらアラスカ帰りのくまと仲良くなってしまった」

カナ「化けだぬきはそのアラスカ帰りのくまに淡い恋心…残されたここに1匹のクワガタ…」

カナ「クワガタは化けだぬきに勝てるのか?」

カナ「ちょっと気づくのが遅かっただけで…今さらくまは横取りできないじゃん…」

カナ「…………」


カナ「……帰ろ」



124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 14:07:11.38 ID:klSeGDBg0

カナの教室

カナ「おはよーみなのものー」

藤岡「………」ホンゲー

カナ「………」イラッ

ゴッ!

藤岡「え?痛いなんで?」

カナ「よぅ、青春少年…?」

藤岡「カ!カカカカカカカナさんおはようございますっ!」

カナ「ごくろー…さっそく昨日のことだけど…」

藤岡「も、もちろんちゃんとエスコートできたと思いますっ!」

カナ「そぅ…ところで藤岡、その話し方は遠慮しろ。リコが何事かと思ってケイコのメガネがあらぬ方向に曲がって!」

藤岡「あ、えっと…気を付けるよカナ……あ、南……」

カナ「っっ!!!」

藤岡「……あ」

カナ(昨日の…全部見てたよ)



126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 14:16:54.51 ID:klSeGDBg0

藤岡(あ…動揺して名字で呼んじゃった…怒ったかな…)

藤岡(さすがに昨日の今日じゃ気持ちの切り替えなんて……俺、カナが好きなのに…)

藤岡(キスだけでだいぶ揺れてる…俺が男だから?最低だな今の…)

カナ(昨日、まさかあのマコちゃんが藤岡にキスをするとはさすがに想定外だった)

カナ(もともとの計画でもその一線は越えないだろうと思っていただけにショックは大きい…)

カナ(違うな…私の立場が危うくなって私が焦ってるんだ…あんなに焚き付けて…年上振って…)

カナ「私って最低なのかもねー…」



128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 14:27:03.83 ID:klSeGDBg0

マコトの教室

マコト「おっはよー千秋!」

千秋「………」

マコト「なんだよ千秋!挨拶は大切なんだぞ?礼に始まり礼に終わるんだぞ?」

千秋「春はバカに拍車がかかると思うが秋にはかからないだろ?お前は年中拍車がかってるのかいばかやろう?」

マコト「な…千秋……」

千秋「………」フフン

マコト「よく噛まずに言えたな?俺なら噛んでしまうよ!!」

千秋「私の秘密を教えてやろう。私の目の瞼は全開ではないんだよ」

マコト「へぇー…よくできるなー?」

千秋「なぜそうするのかというとお前みたいな余計なものを見たくないからだ」

マコト「へぇー結構便利なんだなー?」

千秋「こいつはもうダメだ」



130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 14:35:41.98 ID:klSeGDBg0

千秋「内田よ、私はこれ以上こいつに関わるとなにか大切なものまで忘れてしまいそうだ、任せた」

内田「え?千秋ちょっと!千秋ってば!!」

マコト「おはよー内田ー!今日は暖かいな!!」

内田「そ、そうかなぁ…朝早いからまだ寒いとおもうけどなぁ…」

マコト「内田?お前も健康には気を付けないといけないな!すぐ奴らはやってくる!」

内田「マコト君、元気になったんだね?みんな心配したんだよ?」

マコト「え?そう?いつもどおりだと思うけど?」

内田「ううん、全然違うよ?だってあの千秋が心配してたんだよー?」

マコト「千秋が!?」

ヒュッ!

マコト「痛い!黒板消しだ!!」



132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 14:43:49.90 ID:klSeGDBg0

内田「えっと…ともかく元気でよかったよ」

マコト「えへへー、いつもどおりだよ?」

吉野「それにしては幸せそうな顔…あれ?一気に疑心の顔になった?」

マコト「え?気のせいじゃない…かなぁ…なっ!内田!!」

内田「えぇ!私っ!?わ、わかんないっ!!」

吉野「そっかー、ならいいんだけど…Aさん…」

マコト「………」ビックー

吉野「それからどうなったのかわかるかなマコト君…?」

マコト「えぇーと…仲直りできたみたいだよ…?えへへ…」

吉野「うん、それだけ聞ければいいかな?」

内田(そういえばB君ってだれだろ?)



134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 14:54:36.20 ID:klSeGDBg0

藤岡(さぁ放課後だ…さっそく公園に行かないと。マコちゃんは待たせたら怒っちゃうからな)ニヘラ

藤岡(昨日…俺はマコちゃんとキスしたんだよな…うん、夢じゃない…はず!思い返すとちょっと…はっ!いかんいかん!)

藤岡(石焼き芋買わないと…けっこうね、石焼き芋って高いんだよね…けどこれは俺がマコちゃん怖がらせてしまった俺が俺による戒め!)キラッ


イーシヤーキイーモー

藤岡「そこかー!逃がしはしない」タッタッタッ


カナ「………」



137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 15:04:20.49 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「あ!遅いぞ藤岡!!俺を待たせたらだめだろ!!」ドキドキ

藤岡「や、やぁマコちゃん今日は日柄もよくとても暖かく…」

マコちゃん「あぁ、今日はとてもどんよりしていて木枯らしがこれでもかと吹いてるけどとても暖かいよ…なんでだろね…?」

藤岡「え?な、なにかなー?ホッカイロかなー?」

マコちゃん「う~ん…そう成り得るものかもしれないね…えへへ」

藤岡「そ、そっかー!」

マコ「うん…」モジモジ


カナ(これはさすがの美少女の私も堪えるわ…何やってんだろ…見ても意味ないじゃん…帰ろ)



142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 15:15:52.01 ID:klSeGDBg0

カナ「ただいまー」

ハルカ「あ、おかえりカナー、外寒かったでしょー?」

カナ「そうだな…世間は厳しいなって思ったりしたよぅ」

ハルカ「もう何言ってるのよ…ん?…カナ?」

カナ「なんだ?おやつはチーズレモンカスタードシフォンパイ以外は受付ないからなー」

ハルカ「カナ…なにかあったの?」

カナ「え…ないよ……」

ハルカ「そっか…ただそう思っただけだから気にしないで」

カナ「そっか…ちょいと私に背中を向けてごらんよ…」

ハルカ「これでいいかな?」

カナ「ハルカはやっぱ私の姉なんだな…」ギュッ

ハルカ「うん、私はカナのお姉さんだよ…チアキ帰ってくるまでだからね?」

カナ「………」



143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 15:27:39.37 ID:klSeGDBg0

カナの部屋

カナ(ちょっと情緒不安定なのかもしれない。いつも当然に近くにいた奴がここ数日いなくなっただけでこんなに不安になるなんて…)

カナ(もともとマコトの女の子度を上げる目的もあったけど…冷静に考えたら藤岡を困らせて楽しみたかったんだ)

カナ(構って欲しかったんだ…藤岡はあまり私を嫌がったりしないから…まぁあいつは何度か私の乙女心を侮辱したのはこのさい無かったことにしてやろう)

カナ(でも心はまだ平静を装ってる…だってマコトは男だから。そこに私はすごく心底安堵している)

カナ「…むかつく」



144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 15:33:10.11 ID:mpyMyUQI0

カナちゃんきゃわわ



145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 15:37:57.36 ID:klSeGDBg0

カナ(マコト…すごく女の子の顔してた…悔しいけどあんなの私にはできない…)

カナ(私の作戦は成功か…さすが私。マコトにも才能があったってことだ。マコトは私の妹で弟みたいなものだからね…)

カナ(ヤバい、なんかこの空気はヤバい私らしくない気がする)

カナ(学校行きたくないなぁ…藤岡に……名字で呼ばれた。頭に血が集まって今まで感じた事ない感情になったなぁ…)

カナ(どうせハルカに起こされて行くしかないんだ。明日は明日の風が吹くのさ)

カナ(明日は藤岡に話しかけてみよう…私から…)



146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 15:39:19.80 ID:gLTMd23k0

きゅんきゅんするぅ



147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 15:47:08.93 ID:klSeGDBg0

カナの教室

カナ「おはよー」

藤岡「ふんふ~ん」

カナ(藤岡だ…うん藤岡は友達だから大丈夫…)

カナ「鼻唄とはずいぶんごきげんじゃないか青春番長?」

藤岡「わぁー!南…じゃなくてカナっ!おはよう…?」

カナ「…あ」ウルッ

藤岡「カナ?どうしたの?

カナ「な、なんでもない、藤岡のくせに…もう少しスムーズに言えるように努力しろ…」

藤岡「う、うん!がんばるよカナ!!」

カナ「うむ、わかればよし。そうだ…藤岡、今日の作戦は中止だ。」

藤岡「え?なんで?」

カナ「たまには私自らが指導するのもいいかもしれないからな…」



148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 15:57:00.62 ID:klSeGDBg0

マコちゃん(今日はけっこうおめかししたぞ!なにせ姉ちゃんの新しい服だから!これで藤岡喜ぶかな…?えへへ)

マコちゃん(しまった…これでは俺がまるで藤岡に会いたいみたいじゃないか!石焼き芋とココアのためだし……ためなんだしっ!)
マコ(そうこうしてたら公園なんだなぁ!今日も俺が先なんだろなぁ…えへへ)


マコちゃん「で?なんでここにカナがいるんだよ?」

カナ「いやぁ、久しぶりに我が後輩の頑張りをこの美少女カナ様が見に来たと言うのにお前は冷たい奴だねー」

カナ「私はね、軽い気持ちで背中を押してやったさ。そしたらどうだい?どこまでも進んで…」

マコちゃん「それ前も聞いたよ」



149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 16:04:02.05 ID:klSeGDBg0

カナ「そうか、マコトは以外に頭がいいかもしれないな」

マコちゃん「絶対にバカにしているだろ!で、今日はなにしにきたのさ?」

カナ「あーそれな、実はお前にお願いがあってな」

マコちゃん「なんだ?カナからのお願いなんで…お、お菓子はダメだよ!お小遣いのやりくりは大変なんだ!」

カナ「いやいや、そんな事じゃないから」

マコちゃん「じゃあいったいなんなんだ?」

カナ「うん、単刀直入に言う。藤岡を諦めろ」

マコちゃん「え…?」

カナ「もう1度言う、藤岡を諦めろ」

マコちゃん「……意味わかんないんだけど」



150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 16:12:33.58 ID:klSeGDBg0

カナ「いいか、マコト…お前は男なんだ。どうやってもこれは覆らない」

マコちゃん「そんなのやってみなきゃ…」

カナ「やったのか?」

マコちゃん「………」

カナ「それは答えと受けとるからね」

マコ「なんで…カナから提案したことじゃん!」

カナ「そうだね…」

マコちゃん「俺なにか気に触るとことしたの!ねぇ!!」

カナ「ううん、それはむしろ私が今してる…」

マコちゃん「そ、それに目標も達成してない!」

カナ「お前は十分に女の子だ。それでいいだろ?」

マコちゃん「違うよっ!俺…藤岡とまだ付き合ってないよっ!!」



151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 16:21:21.09 ID:klSeGDBg0

カナ「それは…諦めろ…」

マコちゃん「それが作戦だったじゃん!」

カナ「お前の最初の目的を言ってみろ…」

マコちゃん「………」

カナ「早くっ!」

マコちゃん「……ハルカさんの隣に立って恥ずかしくない女の子になる」

カナ「ほら、もう達成してるぞ?」

マコちゃん「違う…違うよ!俺は…」

カナ「藤岡が好きなんだろ?」

マコ「そ、そう!俺は藤岡が好きだ…うん、好きだ!!」

カナ「最近のガキはなまを言うよ全く…恥じらいもあるほうがいいぞ?」

マコちゃん「………」



152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 16:31:34.95 ID:klSeGDBg0

カナ「そっか…うん、そっかぁ……純粋な子供の言葉ってこんなにキツイとは思わなかったよ…」

カナ「はいはいお手上げだよお手上げ。もう後は好きにしたらいい。」

マコちゃん「いい…の…?」

カナ「知ってるか?人の恋路の邪魔する奴は馬にどうにかされるらしいぞ?私はそんなのはごめんだ」

マコちゃん「なんだか酷い目に会わされそうだね…」

カナ「まぁ今日はそんなお前の心意気を確認するためにわざわざ私が来たんだ」

マコ「そ、そんなこと確認しにくんなよ…恥ずかしいだろ…?」モジモジ

カナ「だろぅなぁ」ニヤニヤ



155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 16:41:24.56 ID:klSeGDBg0

カナ「手塩に育てた子を送り出すんだ別にいいだろ?ほら、こい。ギュッってしてやるから」

マコ「学校で友達とかに噂されると恥ずかしいし…」
カナ「いいからほら!」ギュッ

マコちゃん「わふっ!」ギュッ

カナ「ごめんな…意地悪言って…」ギュッ

マコ「うん…大丈夫」ギュッ

カナ「そっか、お前強くなったんじゃないか?」ギュッ

マコ「も、もういいよ!ほんとに恥ずかしいから!」バッ

カナ「親離れですか?」

マコちゃん「カナは子離れすべき!」

カナ「そうかも…」


マコ「え?」

カナ「早くお前も帰るんだぞ?じゃあなー」

マコちゃん「あ、またなー」



156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 16:52:16.78 ID:klSeGDBg0

数日後の教室

マコト(あー…わかんないー、1人で考えてもやっぱわかんない…)

マコト(確かに俺はすごく藤岡が好きだな。うん。ハルカさんに憧れていた…いや、今も憧れてるぞうん…)

マコト(告白かぁ…どうやるんだろなぁ…初めてだからなぁ…)

マコト「はぁ…」

内田「ほうきさん、ほうきさん?」

吉野「なんですかほうきさん?」

内田「ちりとりさんが物思いにふけて掃除が進みません」

吉野「もしかしたらなにか悩みがあるのでは?と言うわけでちりとりさん、お悩みをどうぞ?」

マコト「………」



157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 16:59:57.99 ID:klSeGDBg0

マコト「お前たちは楽そうでいいな…」

吉野「あはは、そうかもー」

内田「マコト君!それってバカにしてるー!

吉野「けど私たちまわりに迷惑かけないし、不幸な空気も出さないよ?」

マコト「………」

吉野「話したら力になれるかもしれないよ?」

内田「そーだそーだ!」

マコト「わかった…ちょっとだけな…お前たちはさ、同性の恋愛ってどう思う?」

内田「うわわわ!大胆だねマコト君!!」

マコト「お、俺じゃない…その、友達で…」

内田(デジャヴュって奴だっけ?すごく克明に覚えてる)



158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 17:09:32.67 ID:klSeGDBg0

マコト「すごく好きみたいなんだ、そのためにいろんな事がんばったりしてさ…?キスはしたみたいだけど…肝心な告白がまだみたいで…」

内田「キス!男の子と男の子のキス!!」

マコト「違うんだ…確かに性別は一緒だけど、片思いの奴が性別を偽ってる…」

吉野「つまり女の子ってことになってるってこと?」

マコト「うん…いろいろな勘違いがずっと続いて今に至る…みたいな?」

内田「………」ジーッ

マコト「なんだよこっち見て?」

内田「べっにー?なんでもないけどー?」

マコト「どうだ?なんとかなりそうか吉野?」

吉野「うん…どう考えても賭けみたいな感じにしかならないよ…」

マコト「………」



159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 17:18:47.47 ID:klSeGDBg0

マコト「はは…やっぱ同性じゃな…」

吉野「うん、それは大きい問題…けどね、マコト君が一生懸命頑張ったら伝わるかもしれないよ?」

マコト「だって…いい言葉が思い浮かばないから…」

吉野「大丈夫、その時に一生懸命伝えるのが大切なんだよ?今、ここで用意した言葉に意味なんてないよ。」

吉野「その時、どう感じてどう伝えようとするのかが大事なんじゃないかな?」

マコト「吉野…」

吉野「ほら、行っておいで?後は大丈夫だから…ね?」

マコト「うん!わかった!!やれるだけやる!!ありがとう吉野」ダダダッ

吉野「いってらっしゃーい」

内田「ねぇ吉野ちゃん?今までの事ぜんぶ知ってるよね?」

吉野「えー?しらないよー??」



160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 17:27:43.55 ID:klSeGDBg0

マコト「へーん…しーんっ!」

マコちゃん「よっ!」

マコちゃん(流れるような変身…これも父さん譲りのサービス精神の賜物)

マコちゃん(急げ俺、吉野から受け取った気持ちを刻み付けるんだ!目指すはいつもの公園だっ!)

公園

マコちゃん(いつも早く俺が着いちゃうんだよな…まぁ俺は小学生ってのが原因だけど)

マコ(けっこういろいろあった気がするな…藤岡…こうなると思わなかったけどなぁ)

マコ(藤岡を観察してたらいつの間にか好きになってたんだよなぁ…えへへ)

マコ(いつもベンチで待って犬みたいで…ちょ、ちょっとだけかわいいかも…)



164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 17:39:19.20 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「遅い…」

マコちゃん(遅すぎではないか?藤岡遅すぎではなかろうか?これは石焼き芋だけでは済まない。これは森○のコーヒーギュニュウプリンがなくては…)

藤岡「はぁ…はぁ…はぁ」シュタタタタ

マコちゃん(きたー!よかった…来てくれて…来ないかと思ったろ!)

マコちゃん「遅い!何してたんだよ!!」

藤岡「ご…ごめっ…ずはぁー……急いだけど…ゴフォ…」

マコちゃん「お、俺水買ってくるから!」

藤岡「大丈夫、すぐ整うから…はぁ…はぁ…」

マコちゃん「そっか…藤岡はスポーツしてるからな」
藤岡「ふう…これて大丈夫…あっ、今日は石焼き芋買ってないんだ…ココア、一緒に買いに行く?」

マコちゃん「ううん、今日はそこまで長居しないから…」



165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 17:47:44.30 ID:klSeGDBg0

藤岡「そうなの?」

マコちゃん「うん…藤岡にその…聞いて欲しいことがあって…」

藤岡「そうなの?実は俺もマコちゃんに聞きたいことがあってさ?」

マコ「俺に?藤岡にしては珍しい。またおちょくるのか?」

藤岡「けっこう、真面目な話しかな…」

マコ(あ、藤岡の凛々しい顔…これは本気だ…まって、今日の日に限って藤岡が真面目って期待していいのかな…?)

マコちゃん「え、えっと…藤岡から先で…いいかなーって…思ったり…?」

藤岡「そう?それじゃ聞きたいんだけど…」

マコちゃん「節操ないねまったく…」

藤岡「カナのことについてなにか知らないかな?」

マコちゃん「はい?」



166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 17:49:40.65 ID:7k3EaIFL0

あぁ…まぁそうだな



167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 17:59:41.95 ID:klSeGDBg0

藤岡「カナだよカナっ!南さん家のカナっ!」

マコ(あー…知ってたよ、俺はいつもこんなことばっかだよ…期待した自分がなんと恥ずかしい…)

マコちゃん「えっと…カナがどうしたの?」

藤岡「もう4日も学校を休んでる。先週は来てたけどほとんど誰とも口を聞かない状態で…ここ最近、どんどん元気がなくなっていって……」

マコちゃん「家に…行ったのか…?」

藤岡「うん、けどダメだって。俺は絶対にダメだって言われた…」

マコちゃん「そ、そっかぁ…」

藤岡「こんな時こそカナのそばに痛いのに…拒まれてるなら仕方ないのかな…」

マコちゃん(あ、そうなんだ…あれ?俺って恥ずかしいんじゃないか?)



168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 18:08:37.33 ID:klSeGDBg0

マコちゃん(すっかり舞い上がっちゃってた…上手く行くとか、大丈夫だってそんなことばっかり…)

マコちゃん(たぶん、俺の心意気を試すとか言ってた日…あの時カナは泣いてた…いや、俺が見て見ぬふりをした…)

マコちゃん(ってか少しは感じてたよ…カナが藤岡のこと気になってるの…たまに藤岡のことで文句言ってたらすごい睨まれたし…)

マコちゃん「最初から入れる余地なしじゃん…」

藤岡「マコちゃん…?」

マコちゃん「うん、大丈夫…俺もね、藤岡に話すよ…よく、聞いていてね?」

藤岡「うん?わかった…」



170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 18:18:06.63 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「カナはさ、きっと藤岡に助けて貰いたがってるよ?今はもうどうしていいのかわかんないんだと思う…」

マコちゃん「ちょっと白状するととある奴に遠慮…しちゃってるんだろうな…ほら?カナって意地っ張りだろ?」フフフ

マコちゃん「カナは自分を固めて、逃げ道を壊しちゃうやつでさ…それを上手く逃がしてやれるやつが今、必要だと思う」

マコちゃん「藤岡は…カナのこと好きだろ?」

藤岡「それは…えっと…」

マコちゃん「恥ずかしいのかぁ?今更な気もするけど…あ、もしかしたらキスのこと気にしてるのか?」

藤岡「お、女の子がそんなことを言っちゃ!」

マコちゃん「言ったろ?仕返しだって…」



174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 18:33:24.79 ID:klSeGDBg0

マコちゃん「ま、悪い夢だとでも思えって?いい経験だったろ?もとを返せばお前が俺を弄んだから…」

藤岡「…………」

マコちゃん「ってもう!そんな顔すんなって!大丈夫だよ藤岡なら…俺はカナの後輩で妹みたいなもんだ。信じてもいいぜ?」

藤岡「…うん」

マコちゃん「よし、おまじないをしてやる!藤岡はベンチに座ってろよ?」

藤岡「おまじないって?後ろで何してるの?」

マコちゃん「いいから…静かに…」ギュッ

藤岡「……あ」ギュッ

マコちゃん「これって安心するんじゃないかなって…思ったり?」ギュッ

藤岡「…うん」

マコちゃん「そういやよく藤岡には頭を撫でられたな…返しておこう」ナデナデ

藤岡「…うん」



175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 18:40:58.88 ID:klSeGDBg0

マコちゃん(あぁ…藤岡の背中って大きいなぁ…藤岡の匂いだなぁ…名残惜しいのかもしれない…)

藤岡「マコちゃん……俺っ!」

マコちゃん「よっし!これで大丈夫!!こんだけおまじないしたらきっと藤岡もカナも大丈夫!!」

マコ「ほら、行けって!」ドンッ!

藤岡「いつっ!」

マコちゃん「さっさと俺のもう1人のお姉ちゃんのとこ…行ってあげて…」

藤岡「うん…行ってきます…」シュタタタタ

マコちゃん「がんばれ…男の子…バイバイ、藤岡…」



179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 18:51:51.76 ID:klSeGDBg0

マコちゃん(ちょっと格好つけ過ぎたかもしれない…ちょっと前まで浮かれてデレデレしてたのに今はスッキリしてるな)

マコちゃん(大丈夫かな藤岡…カナもな…もしよくなった時は説教してやらねば…あ、泣きそう…)

内田「あの…マコト君…いや、マコちゃん?」

マコちゃん「え?内田なんで!泣きそうなのに……」

内田「えっと…えいっ!今日だけ、私の胸を貸してあげる…」ギュッ

マコちゃん「ありがとう…うん、ありがとう…」

マコちゃん(俺はその日、いっぱい泣いた。内田がオロオロしてたからだいぶ酷かったんじゃないかなーと思ったり…)

マコちゃん(あと内田はたまたまあの公園に居合わせてしまったらしい。恥ずかしいとこ見られたけどすごく感謝している)



183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 19:09:19.13 ID:klSeGDBg0

マコちゃん(その後のことを話すとまぁ、カナは藤岡の努力のおかげで前のように元気になった…まぁ藤岡の前ではしおらしくなったというかデレた)

マコちゃん(そしてもちろんカナには謝罪された…自分が嘘ついてた、俺に嫉妬してたこと…)

マコちゃん(それでもカナはあんなに優しかった。だから俺も素直にカナに自分も同じだったことを話して今は仲直り…いやぁ、あの時は泣いたね。)

マコちゃん(それよりすごいのは藤岡がまだカナに告白をしてないってことだ。ここまできたらへたれを越えてるだろう)

マコちゃん(そして俺はまだ藤岡を諦めきれないでいる。たぶん今だけの気持ちなんろうなって今はおもっている。)

マコちゃん(カナには藤岡を…俺には藤岡の初めてのキスこれでずっと大丈夫だと思う。もしダメなら…藤岡におまじないしてもらう。きっとカナなら許してくれるはずだから…)


おしまい



185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 19:11:58.29 ID:klSeGDBg0

俺は一体昨日から何をやってんだかな…あぁ、時が見える



193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 19:50:10.21 ID:CmXX6Tb20

いいモノ読んだ
>>1



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         コメント一覧 (16)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年09月27日 21:16
          • みなみけssキターーーーーーーーーーーーーーー

            盲腸うれしいよ!
          • 2. 南の焼きそば
          • 2011年09月27日 21:46
          • 幸せだ
          • 3. 名無し
          • 2011年09月27日 23:41
          • 久し振りに良いものを見たよ
          • 4. あ
          • 2011年09月28日 00:36
          • せつねぇ…
          • 5. か
          • 2011年09月28日 00:39
          • ちょっとなけた
          • 6. 名無し
          • 2011年09月28日 02:02
          • 4 マコちゃん……
          • 7. nanashi
          • 2011年09月28日 02:03
          • ギャグかと思ったら…
            いい話じゃないか
          • 8. 名梨
          • 2011年09月28日 03:57
          • 5 まさかこんな展開になるとは思わなかった
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年09月28日 16:39
          • なつかしい・・・ちょっとDVD買ってくる
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年09月28日 19:20
          • 5 マコちゃんはショタとしても男の娘としても素晴らしい
            いい話だった
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年09月28日 20:30
          • 安易に藤岡をマコちゃんに振り向かせなくてよかった
            カナ一筋じゃない藤岡なんてパチもんだからな
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年09月28日 21:22
          • 泣いた。
          • 13. 名無し
          • 2011年09月29日 14:02
          • 普通だな
          • 14. ソランザム!
          • 2011年09月30日 11:46
          • 最後投げやりだった。
            ヽ(*゚д゚)ノ < カイバー
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月31日 18:38
          • 5 マコちゃん可愛い
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月24日 12:35
          • 大変よろしいかと

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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