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朋也「汐がオッサンの事をおじいちゃんと呼ぶようになった」

1: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 00:51:36.21 ID:wQ57WD3b0

 それは、9月の後半の事。

 シルバーウィークと言う事で久々に連休を取った俺は、娘の汐と古河の実家に顔を出す事にした。


ガラッ

朋也「ちーっす」
汐「こんにちわ~」

秋生「よう、我が愛する娘の娘よ、よく帰ってきたな」
早苗「おかえりなさい。 朋也さん、汐♪」


オッサンになる人、ならない人



4: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 00:53:31.39 ID:wQ57WD3b0

朋也「すんません、最近ロクに顔出してなくて…」

秋生「なーに気にすんな、男手一人で娘育ててんだ、そりゃそうそう都合だって取れねえもんさ」

早苗「今日は、ゆっくりしてってくださいね♪」

朋也「ええ、ありがとうございます。 じゃあ汐、上がろうか?」

汐「うんっ♪」


 汐の手を引き、俺は店の奥に上がる。

朋也「ただいま、渚」

汐「ママ、ただいまー」

 居間に飾られている渚の写真に微笑み、俺と汐は挨拶を交わす。

 写真の中の渚はいつまでも色褪せずに微笑んでいた。
 それはまるで、俺だけが歳を取ったような気にさせてくれる。

 あいつがいなくなってからもう5年…時は嫌に早く過ぎるものだ……。



7: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 00:55:01.06 ID:wQ57WD3b0

秋生「汐、お前また背ぇ伸びたんじゃねーかぁ?」

早苗「まぁ本当! 前に来た時よりも大きくなってますね?」

朋也「もう、クラスじゃ後ろから数えた方が早いもんな」

汐「うん、まいにち牛乳のんでおおきくなったの♪」

秋生「こりゃ、次会った時には2メートルぐらい行ってっかもな、はははっ」

朋也「ウチの娘は何者だ」

早苗「まぁ……それは大変だわ、汐の着れる服がなくなっちゃう。今度新しいお洋服を買っておかないと…」

朋也「いやあの、いくらなんでもそんなに急に伸びないっすよ…」



8: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 00:56:01.90 ID:wQ57WD3b0

 そして、ここ最近の近況報告を兼ねてオッサンと早苗さんとあれこれと話をしてた時。

汐「パパー、たいくつー」

朋也「っと……ああ、悪かった、つい話が長くなっちゃったな」

秋生「よーし汐! 天気も良いし、今日はたくさん遊んでやるぞー! 何がしたい? 野球か? やっぱ野球だよな??」

 やたらと元気に野球をプッシュしている人だった。

 ってか、この人にとって遊び=野球しかないんだろうか。



10: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 00:57:33.01 ID:wQ57WD3b0

汐「うん、やきゅうやりたい♪」

早苗「いいですね、天気も良いし、ここはみんなでお外で遊びましょう♪」

秋生「よーし、じゃあ行っくぞー!」

秋生「もちろんお前も付き合うよな?」

 バットとグローブを手に、オッサンは俺に向かい声をかける。


朋也「ああ、別にいいけど」

秋生「フフフ…今日の俺は以前の俺とは違うって事を教えてやんぜ」

秋生「オメーに打たれたあの日……忘れもしねえ、あの雨の日から、俺は何度も自分のフォームを研究し、自分のこれまでの野球を見直した……」

秋生「そして、長年の月日をかけて遂に俺は極めた……オメーを確実に倒せる魔球をな……!」

秋生「覚悟しとけよ、俺はもうあの時の古河秋生じゃねえ、今の俺は『古河・ウサイン・秋生』だ!」

 それはもはや野球とは関係の無い名前になっていた。

 その情熱、もうちょっと他の事に向けられなかったんだろうか……。



11: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:01:35.79 ID:wQ57WD3b0

早苗「秋生さんっ、頑張ってください♪」

秋生「おうよ、汐、お前の父親が俺の魔球の前に崩れ去る姿をとくと見ておくが良いっ」

朋也「……ぜーってぇ負けねえ……」

 そして、俺は放り投げられたバットをキャッチし、公園に向かう。


秋生「いい砂だ……まさに、漢の戦いの場に相応しいな」

朋也「ただの公園だけどな」

秋生「いいんだよ、こーゆーのはフィーリングだフィーリング」

朋也「ま、いっか」

早苗「お二人ともー、頑張ってくださーい♪」

汐「がんばってーっ」


秋生「……………うっし」

朋也「来るか……………」



12: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:03:26.43 ID:wQ57WD3b0

 俺、オッサンと両者ともに既に気合は十分。

 びゅううっとマウンドに吹きすさぶ秋の風が、両者の緊張をより強める感じがした……。


秋生「行くぜ……!!」

 そして、オッサンが大きく足を振り上げる。

 これまでにオッサンとも何回か野球をやってはいるが、このフォームは俺も見た事がない……どうやら、野球に心血を注いだのは本当らしいな……。


 ―――だが、俺も娘の前で無様な姿を晒すわけには行かない…!



13: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:05:04.83 ID:wQ57WD3b0

早苗「汐、大きな声で応援してあげましょうねっ」

汐「うん、パパ! おじーちゃん! がんばれーっ!」

秋生「…………んなっ!!」

 ――ビュンッ!

 ボールは相応のスピードを持ってこちらに向かってくる…が、俺に捉えられないスピードじゃない!

朋也「……見えた!! そこだあああっっ!!!」


 こちらに飛んで来る白球目掛け、俺は思いっきりバットを振るう。



14: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:06:22.16 ID:wQ57WD3b0

――カキーン……!!

 ……小気味の良い音を立てたボールはオッサンの頭上を越え、遠くの家の庭先に吸い込まれていった……。


朋也「っしゃ! 見たか!」

秋生「ちょっと待て今のは無効だ! 無しだ!」

朋也「へっ、言い訳なんてあんたらしくないぜ?」

秋生「い……いいからちょっと待ってろ!」


 そう言いながら、動揺の顔色を浮かべまくったオッサンは汐の元に向かう。



16: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:07:24.38 ID:wQ57WD3b0

早苗「秋生さん、どうかなさったんですか?」

秋生「う……汐………今、なんつった………?」

 そして、汐に向かい、自分を指差して聞き返していた。

汐「………?…おじーちゃんっ!」

秋生「いやいや………おじーちゃんじゃないだろ? 俺の事はアッキーって…」

汐「でも、おじーちゃん」

秋生「…………………」

秋生「じゃあ、コイツは?」

 オッサンは俺を指差して聞く。

汐「パパ」

秋生「じゃあ、今汐の隣にいるのは?」

汐「さなえさん」

秋生「オイコラ朋也ァァァ!!!」



17: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:09:06.62 ID:wQ57WD3b0

朋也「なんだよ?」

秋生「テメェ……汐に余計な事吹き込むたぁ良い度胸してんじゃねえか……」

朋也「はぁ…? 意味が分かんねーよ」

秋生「汐は俺の事を『アッキー』って言うんだよ……それをてめぇ……汐に何吹き込んでんだ、3枚に下ろすぞコラ?」

朋也「ああ、その事か」

汐「……??」



18: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:11:04.86 ID:wQ57WD3b0

 最近汐の担任の杏から聞いて驚いた話なのだが、汐はどうやら世間一般で『祖父』と呼ばれる人の事を、これまでずっと『アッキー』と呼んでいたらしい。

 例えば、友達のおじいちゃんなら『○○ちゃんのアッキー』と、こんな感じだ。


 正直、小さい内からそう教え込ませて、自分をおじいちゃん呼ばわりさせないと言うやり方は実にオッサンらしい。

 だが、人の子になんつーねじ曲がった教え方をしていたんだあの人は……。


 ……ちなみにだが、早苗さんはそこら辺をしっかり言い聞かせていたようで、汐自身も『おばーちゃん』と言う言葉の意味は知ってても、それを早苗さんに向けて使う事は決して無いようだった。

 そこも早苗さんらしいと言うか……底の見えないあの人の一面が伺えるようだった……。


汐「せんせいが言ってた、ママとパパのパパのことは、『アッキー』じゃなくて、『おじーちゃん』って言うんだって」



23: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:17:25.84 ID:wQ57WD3b0

秋生「いやおかしいだろ、それじゃあ早苗だっておば……」

早苗「……? 秋生さん??」

秋生「いや……なんでもない……」

秋生(俺が早苗に向かってそんな事、言えるワケねえだろ……)



秋生「と…とにかくだ! 汐、おじーちゃん禁止!!」

朋也「汐、日本語はきちんと使わないと良い子になれないぞ?」

汐「うんっ、パパのいうとおりにするー♪」

秋生「お前なああああ!!!」



26: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:26:55.48 ID:wQ57WD3b0

早苗「秋生さん、大丈夫ですよ♪」

秋生「早苗ぇぇ……」

 オッサンは涙目になりながら早苗さんに助けを乞うていた。

 孫におじーちゃん呼ばわりされて泣いている男。 これが、俺の義父の姿だった……。


早苗「秋生さんなら、きっと立派なおじいちゃんになれますよっ♪」

秋生「お……俺は………」

秋生「俺は………古河家の……おじいちゃんだったのかあああああぁぁぁ!!!!」

汐「………??」


 そして、すごく当たり前のことを叫んで全力ダッシュしてどこかへ行ってしまった。

 普段はオッサンの無神経な言動に早苗さんが泣いて飛び出していくが、今回はそれとは真逆の光景。

 だが、その姿を追う者は誰もおらず、オッサン…いや、おじーちゃんの虚しい叫び声だけが、近所にこだましていた。


朋也「ああ、渚に見せてやりてえ……」



31: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:38:18.99 ID:wQ57WD3b0

 そして、数分後……。

秋生「ぜぇ……ぜぇ……」

朋也「あ、帰って来た」

秋生「な……なんで誰も追いかけて来ねえんだ……少しばかり寂しかったじゃねえかコンチクショウ」

朋也「良い歳して何女々しい事言ってんだよ……」

汐「……………」

朋也「……汐?」

 呆れる俺の脇を抜け、汐がオッサンに近付いて行く。

汐「……だいじょーぶ?」

秋生「ああ、汐……お前だけは俺の味方だ……」

 汐の身体を抱き、ひたすらに頬を摺り寄せるおじーちゃんだった。

 てか、このオッサンマジ泣きしてないか?



32: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:39:35.93 ID:wQ57WD3b0

汐「うんっ、わたし、おじいちゃんだいすき♪」

秋生「ぅうおおおおぉぉぉぉぉ!!!!」

 そんなおじーちゃんに、更に追撃を加える我が娘。

 一方おじーちゃんの方は、そんな純粋無垢な孫の言葉にひたすらもがき、悶絶していた。


朋也「……汐」

汐「……?」

朋也「グッジョブ!!」

秋生「てめえやっぱり殺す!!!!!」



34: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:44:33.62 ID:wQ57WD3b0

 そして…

汐「おじーちゃん、あそぼー♪」

秋生「だから俺は……いや、いいか……はぁ……」

 お馬さんごっこで汐をその背に乗せ、オッサンは深くため息を吐いていた。

 なかなか見れないその姿はどこか新鮮で、また、面白くもあった……。


早苗「秋生さん、すっかり落ち込んでますねぇ」

朋也「これでちっとは年相応になってくれれば良いんですけどね……」

早苗「あら、秋生さんは十分に年相応ですよ? ただ、少しだけ子供心が抜けてないだけですよ」

朋也「あははは……」

 ……まさに、聖母と言うべきだろう。

 女神様と呼ばれる存在がこの世にいるのなら、それは早苗さん以外にはいないと思った。



35: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:45:53.54 ID:wQ57WD3b0

秋生「てめーら言ってくれんじゃねえか……」

朋也「よう、おじいちゃん」

秋生「オメーまでそう言うんじゃねえっ……てか、今度会った時覚えとけよ…?」

早苗「秋生さん!」

秋生「早苗……」

早苗「秋生さんがどんなおじいちゃんになっても、私はずっと愛してますよ♪」

秋生「早苗ぇぇぇぇ!!!」

早苗「秋生さん♪」

朋也「おーおー……ごちそうさま……」

 世界一幸せなバカップルは相も変わらず健在だった。

 …たぶん、何十年経っても変わらないんだろうな。この二人は……。



37: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:47:37.53 ID:wQ57WD3b0

秋生「てかな、お前も他人事じゃねえんだよ、いつかはお前だっておじーちゃんて言われる日が来るんだよ」

朋也「何ィ!? それは本当か!?」

秋生「あったりめーだ! ……いつか汐に旦那が出来るようになれば、そうなるのは分かんだろ?」

朋也「いや、それはないな」

秋生「ああ??」

朋也「汐に近付くような男は俺が許さん」

秋生「馬鹿かてめーは! 渚が生まれた時は俺だってそう思ってたわ!」

朋也「嫌だ! 汐は誰にも渡さねえっ!」

秋生「俺だって渡さねえよ! そんな奴いたらぶっ飛ばしてやんよ!」

早苗「お二人とも本当に仲良しですねぇ、ね、汐」

汐「パパとおじーちゃん、なかよし、うれしい♪」

秋生「朋也……汐は俺たちで守るぞ……いいな?」

朋也「聞くまでもない、そんなの当然だ……!」



38: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:49:11.29 ID:wQ57WD3b0

 そして、いつの間にか俺とオッサンは固い握手を交わしていた。


 ――しかし……汐の旦那か……。

 いつの日か、俺にもやって来るのだろうか。

 あの日、俺が渚との同棲を認めてもらった日のように……俺がこの人と野球で勝負をした日の様に……。

 俺が、汐の心に決めた男を、この人のように試す日が……いつか――――。

―――――――――――――――――――

 そして日も暮れ、俺達の家に帰ろうとした時。

秋生「ほれ、売れ残りのパンだ、ありがたく持ってけ」

朋也「悪い、いつも助かるよ」

早苗「また、いつでも来て下さいね?」

朋也「もちろん、また余裕が出来たら遊びに来ます」

汐「おじーちゃん、さなえさん、ばいばーい♪」



40: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:52:18.60 ID:wQ57WD3b0

秋生「けっ、すっかりじーちゃん呼ばわりかよ」

早苗「汐、また来てくださいねっ。 私達、いつでも待ってますから」

汐「うん、またくるー♪」


早苗「朋也さん、今日は、素敵な敬老をありがとうございます」

朋也「早苗さんも身体に気を付けて下さい、最近暑くなったり寒くなったりしやすいですから」

早苗「ええ、ありがとうございます」

秋生「……今度は打たせねえからな?」

朋也「こっちこそ、あんまし遊びすぎて腰痛めんなよ、おじいちゃん」

秋生「へっ、こんな若くてダンディなおじいちゃんがどこにいるってんだ」

朋也「ま、確かにそうかもな」

朋也「……タバコ、少しは減らせよ?」

秋生「お前に心配されるほど弱ってもいねえ……けどま、一応忠告は聞いといてやるよ」

朋也「……ああ」



42: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 01:58:54.86 ID:wQ57WD3b0

 そうこうして、古河家を出た俺と汐は家路を歩く。

 残暑は残っているとはいえ、秋の夜風は日中に比べると涼しく、すごく気持ちが良かった……。


朋也「汐、今日は楽しかったか?」
汐「うん、すっごく楽しかった♪」

朋也「そっか……汐が嬉しいと、パパも嬉しいぞ」

汐「パパとおじーちゃん、すっごくなかよし♪」

朋也「ああ、パパとおじいちゃんは、大の仲良しだ」

汐「うん、わたしとおじーちゃんもなかよし♪ えへへ……おじーちゃん、おじーちゃん♪」

 よほど気に入った響きなのか、汐は道中、嬉しそうにおじーちゃんって単語を繰り返していた……。

 当の本人がここにいたら、さぞジタバタしながらもがき苦しんでいた事だろう。


朋也(おじーちゃん……か)



43: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:00:36.73 ID:wQ57WD3b0

 そして、帰って着替えを済ませた俺は、実家に電話を掛けた。

 実家……俺の親父がいる、あの実家に……。


直幸『もしもし…?』

朋也「ああ父さん? 俺だ、朋也だ」

直幸『おお……朋也、久しぶりだね、元気にしてたかい?』

 電話の向こうの父は、変わらず優しい声をしていた。


朋也「ああ、こっちは変わらずさ」

直幸『そうか、それは何より……それで、どうかしたのかい?』

朋也「汐に代わるよ、今日、敬老の日だったろ?」

直幸『ああ……そういえば、そうだったね……ありがとう、覚えていてくれたんだね』

朋也「ま、一応……な」



45: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:02:37.31 ID:wQ57WD3b0

朋也「汐、おじいちゃんだ、パパのパパに、挨拶してごらん」

汐「うんっ……もしもし?」

直幸『もしもし、汐ちゃんかい?』

汐「おじーちゃん、こんばんわー」

直幸『こんばんわ……元気そうで何よりだよ、パパと楽しくやってるかい?』

汐「うん、パパ、いつもやさしい♪ きょうもあそびにつれてってくれた♪」

直幸『そうか…それは良かった……』

朋也「………………」


 それから数分程度、汐と親父は話していた。

 電話をしながら時折見える汐の笑顔はとても楽しそうで、嬉しそうで……。

 それを見て、俺自身もあの人に電話を掛けて良かったと、素直にそう思えていた。



48: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:05:11.60 ID:wQ57WD3b0

汐「パパ、おじーちゃんが」

朋也「ああ、……はい、もしもし?」

直幸『すっかり、大きくなったね……』

朋也「ああ、大きくなったよ。 もう、クラスじゃ後ろから……」

直幸『違う、朋也の事だよ……』

朋也「……俺?」

直幸『そう、汐ちゃんと話して、なんとなくだが分かったよ……朋也は、私が思った以上に立派になったと……まぁ、こんな出来そこないの父親が言うべき台詞ではないのだろうけどね……』

朋也「……そんな事、ない」

朋也「父さんは、母さんが死んでからも俺の手を離さずに握ってくれていた……でも、俺は違った……」


 そうだ……俺は渚を失ってから全てに絶望し、本来なら絶対に手を離すべきではなかった娘の手すら離し……一人殻に閉じ籠り……自分勝手な現実逃避を繰り返していた。


 ―――そうして、汐が生まれてからずっと……大勢の人に迷惑をかけ続けた……それが俺だ………。



51: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:08:10.15 ID:wQ57WD3b0

朋也「俺は……父さんのように立派には……」

直幸『………………』

直幸『それは違うよ、朋也』

朋也「父さん……」

直幸『過程はどうあれ、大事なのは『今』だ……』

直幸『『今』があるからこそ、未来がある。 それに…過ちは償う事が出来る、私の様に……ね』

朋也「………………ああ、そう……だよな……」


 ――それはきっと、この人が言うからこそ、真実だと思えるのだろう。

 全てを失い、絶望の淵に立たされ……罪を犯し、その償いを終えた今のこの人だからこそ、そのありふれた言葉の真意が汲み取れるのだろう。

 その一つ一つを取れば尚の事、この人はすごいと、俺は素直に思えるのだった……。



54: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:11:48.48 ID:wQ57WD3b0

朋也「……そうだ、史乃さんいるかな?」
直幸『ああ、少し待っててくれ』

 そして電話が途切れて数秒後。

 優しく透き通った声が受話器から響く。


史乃『もしもし…?』

朋也「史乃さん、お久しぶりです、朋也です」
史乃『ええ……お久しぶりです朋也さん、お元気そうで何よりです』

朋也「すみません、遅い時間に……」
史乃『いえいえ、こうして貴方の声が聞けた事、私も大変嬉しく思いますよ』

朋也「父さん……大丈夫ですか? そっちで、ちゃんとやれてるか……」

史乃『ええ、ご心配なく、決して豊かとは言い切れませんが……今は親子で、幸せに暮らしてますよ』

朋也「それは良かった……」

史乃『直幸も、貴方と再会して肩の荷が降りたのでしょう……以前に比べ、どこか吹っ切れたような感じがするんですよ……』

朋也「……………………」



55: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:13:22.24 ID:wQ57WD3b0

 それから史乃さんはいろんな事を話してくれた。

 親父の近況、自分の事。 そして、俺や汐の事も心配してくれていた……。


朋也「すみません……はい、それでは父さんの事……」

史乃『はい、朋也さん……』

朋也「……はい?」

史乃『また、余裕があった時で良いので、是非こちらへいらして下さい。 私にとっては、朋也さん、貴方も汐ちゃんも……掛け替えの無い『孫』なんですから……』

朋也「はい……ありがとう……ございます」

史乃『それでは……また……』

朋也「ええ、おやすみなさい」

史乃『おやすみなさい……』



57: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:15:12.48 ID:wQ57WD3b0

――ピッ…


 電話を切り、押し入れから出した布団に汐と一緒に入り込む。

 娘の身体はとても暖かく、眠気も限界と言うのが十分に感じられた。


朋也「……汐」

汐「……なーに?」

朋也「また……旅行、行きたいか?」

汐「……うん、また……いきたい」

朋也「そっか、じゃあパパ、また旅行に行けれるように、たくさん頑張るからな?」

汐「うん、こんどは……おじーちゃんと……さなえさんも……いっしょ」

朋也「ああ……今度は、おじいちゃんと早苗さんも一緒だ」



58: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:16:58.99 ID:wQ57WD3b0

汐「あとね……」

朋也「……あと?」

汐「―――ママも……いっ…しょ………」


朋也「……ああ…………」

汐「すぅ……すぅ……」

朋也「おやすみ……汐……」


朋也(……ママも一緒……か……)



64: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:21:01.61 ID:wQ57WD3b0

―――その日、俺は珍しく夢を見た。


(と――く―――とも―――くん―――)

 遠くから、俺の名前を呼ぶ声が聞こえる――。

 その声は、とても暖かく……また、どこか懐かしい声をしていた……。

朋也「この……声は……」

(とも――くん――――ともや――くん)

 声の主は、わざわざ確認するまでもなかった。


(朋也くん……朋也くん)


朋也「渚……」


(朋也くん――いつもお疲れ様です)



65: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:23:06.64 ID:wQ57WD3b0

 そこにいたのは、渚だった。

 俺の……世界で一番大事な人が、そこにいた……。

朋也「ああ……っても、最近は言うほど疲れてもいないけどな……」


(でも、いつもしおちゃんのこと、守ってくれてます……私、すっごく嬉しいです……)


朋也「それが、父親として、お前の夫としての務め……いや、俺の生きる目的だからさ……」


(お身体に気を付けて、あまり、無理なさらないで下さい……)


朋也「安心しろって、俺はいつも平気だから……」


(でも朋也くん、ちょっと頑張り過ぎな所、あります)


朋也「……そうか?」



67: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:25:29.44 ID:wQ57WD3b0

(ええ、でも朋也くん、もう一人じゃないです)


(しおちゃんにお母さんにお父さん……芳野さん、風子ちゃん、杏ちゃん、涼ちゃん、ことみちゃん、春原さん……たくさんの大事な人が、朋也くんの傍にいてくれてます)


(それに、私も……傍にいますから……)


朋也「渚………」


(ごめんなさい、私、もう行かなくちゃ……)


朋也「もう、行ってしまうのか…?」

朋也「せっかく会えたんだ……もう少し、もう少しでいい……傍に……いないか……?」


(大丈夫ですよ……でも、朋也くんにはいつでも会えますから……私、ちっとも寂しくなんかないです……)



69: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:30:07.92 ID:wQ57WD3b0

(朋也くん、大好きです……)


朋也「………俺もだ…渚」

朋也「………俺も、お前が……………!!」


(また、会いましょう……朋也くん………)


(しおちゃんのこと……よろしく、おねがいします……)


朋也「ああ……ああ!! 汐の事は任せとけ……! 強くて立派な子に……渚以上の美人にしてやる……!」

朋也「渚……また……会えるよな……絶対……会えるよな………!」



71: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:33:58.80 ID:wQ57WD3b0

(…ぁ………………す………)

 最後に渚が言おうとしたこと……俺は結局聞き取れなかった。

 でも、『ありがとうございます』と言ったような……そんな気がした……。

 渚なら、きっとそう言うだろうと……そう、思えたから……。


 そして、渚は小さな光になり、俺の中へ溶けて行く。


 その光は、いつか見た光…。


 いつか、宮沢に聞いた伝説の光……。


 ―――この街に伝わる伝説の……願いを叶える光……。



72: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:36:19.58 ID:wQ57WD3b0

―――――――――――――――

朋也「んん………」

 朝日が目に刺さる……。

 俺は泣いていたのか、目元には、うっすらと瞼が腫れる感じがした。


朋也「な…ぎ…さ……」

 目を閉じ、胸を抑え、渚を全身に感じてみる。

 いる……それは感覚じゃなく、確信……。 渚は確かにここに『居る』……。


 渚はいつも、俺達を見守ってくれている。

 渚は常に、俺達の傍にいてくれる……。

 だからもう、俺は立ち止まらない。何処へだって…前を向いて歩いて行ける……。


 ―――そうだろ、渚……。



74: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:37:19.23 ID:wQ57WD3b0

汐「せんせい、おはようございますっ」

杏「うん、汐ちゃんおはようっ♪」

朋也「じゃあ、今日もよろしく頼むな」

杏「っと、朋也!」

朋也「ん…どうしたよ?」

杏「あんた眼ぇ腫れてない? ……何かあったの?」

朋也「…ああ、ま、ちょっとな」

杏「何かあったんなら相談乗るわよ……本当に大丈夫なの??」

朋也「気にすんなって、それに、あんま他の女と一緒にいると、アイツ妬くからさ」

 言いながら、俺は自分の胸をトントンと叩いて見せる。

杏「…へ??」

朋也「じゃあ、行ってきます! 汐、いい子にしてるんだぞー?」

汐「うん、パパ、いってらっしゃーい♪」

杏「いったい……何が何やら………」



77: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:42:12.58 ID:wQ57WD3b0

―――今日が始まる。 慌ただしくも平穏で、とても幸せな日々が始まる。

 それは、掛け替えの無い大切な日々―――。


 それは、小さな幸せを積み重ね、大きな幸せを紡ぐ日々―――。


 それは、この街でしか出会えない、奇跡に満ちた日々―――。


 ―――俺と汐と渚で歩む、果てしない未来へ続く……最高の日々……。



朋也「さて、今日も頑張るかっ!!」


(――はいっ!)



 fin...



80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 02:42:51.45 ID:U2cZ9KVm0

   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|
   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ



89: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 02:49:10.43 ID:wQ57WD3b0

これでおしまいです。読んでくれた方ありがとうございました。


基本的にはけいおん系のSSが多めで、CLANNADのSSはこれが初めてでしたが、いかがだったでしょうか(汗

書き溜めをちょこちょこ訂正し、なるべく原作に近い感じにしてみたつもりでしたが…それで原作の空気が多少でも出ていれば幸いだと思います。

本来なれば2日遅れましたが「敬老の日」と言う事で、もうちっとアッキーをいじくり回して置きたかったんですが…
書いてく内に後半の内容がポンポン浮かんでしまったので、いっそ感動路線で行こうと思い、勢い任せに書いてみちゃいました。



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 02:51:25.11 ID:2UAYGDZq0

短いのにうるっときた。乙



93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 02:58:31.51 ID:voZM1Pk+0


素晴らしい作品だった

誰か汐ルートで智代と再婚する話書かないか?
杏と再婚する話は結構見るんだが…



94: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/09/21(水) 03:00:22.40 ID:wQ57WD3b0

世界線を渚死亡ルートにしたのは、生存ルートだと後半の話がまとまらなかったってのが主な理由だったりします。

故にこの後の事を考えると、確かに汐は……て事になりますけど、
原作にも渚死亡後の古河夫妻のハッピーエンドもあったので、ifの世界と思ってくれればよろしいかと。

風子や他キャラに関してはあれ以上多く出す予定はありませんでした、でも、機会とネタがあれば別の物語も書いてみようと思います。



95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 03:12:49.26 ID:nnTk36LVO

乙です
やっぱりCLANNADは良いわ



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 03:31:50.46 ID:fgcNlGsjO

よきかな



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         コメント一覧 (16)

          • 1. 以下、名無しにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年09月21日 09:26
          • え?渚って死ぬの???
            アニメで渚がボールにぶつかって倒れて、それから朋也が、全員のフラグぶっ壊すところまでしか見てないんだけど
          • 2.
          • 2011年09月21日 10:16
          • 死んで生き返る
            意味がわからない
            死んだままのほうが個人的には良かった
            鍵の無理やり全員ハッピーエンドは萎えるな〜
            取り合えず生き返るからな
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年09月21日 10:19
          • うむ、いい話だった
            あと※1は消えろ
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年09月21日 10:31
          • ※2は何を言ってるんだ
            誰も生き返ってないじゃん
            最初から死ななかったルートがあるだけだ
          • 5. 名無し
          • 2011年09月21日 11:31
          • ※1※2
            そのコメントは恥ずかしい
          • 6. 名無し
          • 2011年09月21日 12:03
          • なかなかよかった。原作のノリをうまく再現してるな。

            しかし実際、40そこらで孫ができる人はいるんだよな。自分では若いつもりでもおじいちゃん呼ばわりされるのはさぞ切なかろう。
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年09月21日 20:01
          • 馬鹿は黙っときゃバレないのに憐れだな
            かわいそうになるわ
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年09月22日 01:43
          • ※2
            それ見て思ったんだけど、何気に生き返るって今までやってないんだよな
            AIRはループ。KANONは植物人間。クラナドは平行世界。リトバスは妄想。新作は知らん。
          • 9. 名無し
          • 2011年09月22日 03:17
          • 感動したわ(T_T)
          • 10. それと便座カバー
          • 2011年09月22日 19:46
          • 5 かなりよかった。

            関係ないけど、誰か芽衣ちゃんルート書いてくれないかな(・_・;)
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年09月22日 20:36
          • 悪くはない。ただCLANNADだから出せる空気にそのままあやかってしまった感じで、良くもないと思う。
            読み続ければ段々感覚が麻痺して良い思い出ではなくなってしまう、そういった危うさがある。

            個人的にはアフターが最後だったからか一番思入れがあるのは渚で、
            だからそこは少し嬉しかった。あー、うーも出来れば見たかったけどなww
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年09月23日 17:29
          • 渚は生き返るわけじゃない。
            いわば時間を巻き戻してやり直したわけだ。全てのキャラのルートを解決したご褒美に。
            今流行りのタイムリープと似たようなもんだ。
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年09月25日 00:16
          • 5 すばらしかった





            1,2は消えろ
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします、それと便座カバー
          • 2011年11月26日 16:33
          • 5 よかった。泣いた。
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年08月06日 21:41
          • 5 すばらしかった
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年10月01日 06:41
          • 5 渚は智也達のすぐそばにずっと一緒にいたんだな

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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