梨穂子「ね、ねえ純一」 純一「どうしたんだい、梨穂子」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:32:23.47 ID:N0UyTbzT0
梨穂子「えへへ、純一とデートだぁ♪」上崎「…何なのあの女」ギリッで
引き継いでSSを書いたID:AqFoKul90です
急だったのと、あまりにもgdgdで納得がいかなかったもので、手直しリベンジさせてもらおうかとwww
需要はないだろうけど、オ●ニースレって事で- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:33:01.88 ID:+2l57/SI0
支援
- 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:33:35.48 ID:N0UyTbzT0
お昼休みA組前廊下にて
梨穂子「あ、あのね。今度カフェ行ってほしくて、その」
純一「……カフェ?」
梨穂子「季節のフェアがね、今月で終わるし割引券あるし」
純一「それって一人じゃダメなの?」
梨穂子「そ、その、2名以上だから一緒に行って欲しいなぁ……なんて」
純一「うーん、わかった。じゃあ週末にでも行こうか」
梨穂子「ほ、ほんと!?本当にいいの?じゃあ約束、今度の日曜約束だからね!」
梨穂子「そろそろ教室に戻るけど、絶対忘れちゃやだよ?」
梨穂子「えへへ、純一とデートだぁ♪」
裡沙「……何なのあの女」ギリッ
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:34:39.31 ID:N0UyTbzT0
お昼休みA組教室にて
梅原「ぜ~んぶ聞かせてもらったぜ~大将♪」
純一「な、なんだよ梅原」
梅原「わざわざ学校でデートの約束なんざ…にくいねこのこの」ガシガシ
純一「こ、こら! 梨穂子とはそんなんじゃ…」
梅原「皆まで言わなくたって、わかってるって~」ケラケラ
純一「う、梅原!」
梅原「桜井さん、かわいいって結構人気あるんだぜ? この前もC組のヤツに告白された…って話だし?」
純一「そ、そうなのか? それで…どうなったんだ?」
梅原「ふふん…見事玉砕って話だ」ニヤニヤ
純一「そ、そうか…」ホッ
梅原「大将も幼なじみって立場に甘えてると、桜井さんに愛想尽かされちまうぜ」
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪
梅原「おっと…まあ、そういうわけだから、しっかりやれよ、大将?」
純一「(梨穂子が人気者…告白されて…断ったのか…)」
- 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:35:22.37 ID:4kencFaS0
梨穂子はかわいいなぁ!!!
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:37:00.32 ID:N0UyTbzT0
同時刻B組前廊下にて
裡沙「桜井さん、ちょっといいですか?」
梨穂子「ふえ?」
裡沙「私C組の上崎っていいます」
梨穂子「C組の上崎…さん?」
裡沙「はい。あの…ズバリ聞きますけど、橘くんのことどう思ってますか?」
梨穂子「じゅ、純一のこと?!えーっと、あはは…こまったなぁ」
裡沙「………」ジィー
梨穂子「純一は、幼なじみだよ?」
裡沙「ホントにそれだけですか?」
梨穂子「…え?」
裡沙「ホントは橘くんのコト好きだったりしませんよね?」
梨穂子「う、うん…純一は幼なじみだから…」
裡沙「よかったぁ!」パァァ
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:38:26.92 ID:N0UyTbzT0
裡沙「それだったら安心です!私、実は橘くんのことが好きで」
梨穂子「…え?えぇーっ!!」
裡沙「…だから安心しました」
裡沙「桜井さんはただの幼なじみで…恋愛感情はないんですよね?」ニヤッ
梨穂子「あ、えっと…」
裡沙「桜井さんって橘くんと仲がいいから心配してたんです」
裡沙「でもよかったぁ…ただの幼なじみで恋愛感情はないのかぁ」
梨穂子「う、うん……」
裡沙「もしよかったら…私と橘くんの間を取り持ってもらえませんか?」
- 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:39:42.43 ID:N0UyTbzT0
梨穂子「えぇ?私が!?」
裡沙「別に橘くんのこと好きじゃないんだし…いいですよね?」
梨穂子「で、でも…」
裡沙「スキじゃないんですよね?」ニコッ
梨穂子「は、はい」
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪
裡沙「あ、じゃぁそういう訳で、よろしくお願いします」タッタッタッ
梨穂子「ど、どうしよう……」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:41:25.27 ID:N0UyTbzT0
放課後茶道部室にて
るっこ「どうした? 元気ないじゃないか、りほっち?」
愛歌「元気ない」
梨穂子「ふえ? そ、そんな事ないですよ~」
るっこ「昨日まで『純一をカフェに誘うんです~』って、張り切ってたじゃないか?」
愛歌「そうそう」
梨穂子「………」
るっこ「もしかして…断られたのか?」
梨穂子「じゅ、純一とは今度のお休みにカフェに行く約束はしたんですけど…」
るっこ「おお!? やったじゃないか!りほっち!!」
愛歌「けど…どうした?」
梨穂子「そ、それが……」
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:43:47.08 ID:N0UyTbzT0
るっこ「なるほど…その上崎って子と橘君の仲を取り持つ約束をしてしまった…と」
愛歌「お馬鹿」
梨穂子「は、はい…」シュン
るっこ「りほっち、アンタは橘君のこと好きじゃないのか? 本当に?」ビシッ
愛歌「嘘つきは泥棒の始まり」
梨穂子「え、え~と…」モジモジ
るっこ「この際はっきりと聞かせてもうよ! ほぼ毎日のように橘君の話をしている桜井梨穂子!!」
愛歌「耳にタコ」
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:45:48.52 ID:N0UyTbzT0
るっこ「好きじゃないなら上崎さんと橘くんの仲を取り持ってあげな! そうじゃないなら…」
梨穂子「す、好きです! 純一のことが好きです!///」
るっこ「ふう…やっと本音を言ったか、まあバレバレだったけどさ」
愛歌「バレバレ」
梨穂子「む、昔から、小さなころからずっと一緒で……」
梨穂子「ちょっとえっちだけど…優しい純一のことが好きなんです///」
るっこ「アンタの口からそれを聞きたかったんだよ。じゃあやる事は一つだな」
愛歌「一つ」
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:47:33.19 ID:N0UyTbzT0
翌日放課後校舎裏にて
るっこ「…そういう訳だから、この子はアンタと橘くんの仲を取り持つことは出来ないよ」
愛歌「無理難題」
裡沙「納得出来ません!約束と違いますよね桜井さん!!」
梨穂子「うぅ…そ、そうなんだけど」
るっこ「ほら、はっきりと自分の口で言いな!」バシッ
梨穂子「わ、私は純一のことが…好きなんです///」
愛歌「頑張れ」
梨穂子「だ、だから上崎さんと純一の仲を取り持つ事、出来ません!」
裡沙「……そう、だから何?」
梨穂子「ふえ?」
裡沙「……私と橘くんが一緒になるのは決められたことなの!」
るっこ「お、おい…」
裡沙「運命なのよ! 私とにぃにが結ばれる事は!! だから邪魔するヤツは許さない!!!」ガシッ
梨穂子「きゃあっ!?」ドサッ
- 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:49:52.98 ID:N0UyTbzT0
るっこ「こ、コイツ何を! りほっちから離れろ!」
裡沙「にぃにの人がいいことにつけこんで、にぃにを騙そうとして!!」ギリギリ
梨穂子「い、痛い! 痛いよ!」
るっこ「愛歌!!」
愛歌「了解…ぶつぶつ」
るっこ「こ、こら!りほっちを放せ!!」
ブーーーン
裡沙「アンタなんか死ねばいいのよ! たまたまにぃにの側にいるからって…な、何?痛い!!!」チクチク
梨穂子「うぅぅ…」
るっこ「来たか!」
愛歌「…やっちゃって」
ブーーーン
裡沙「な、なんで? 虫が…痛っ! キャァ!!!」チクチク ダッ!!
るっこ「はぁはぁ…愛歌、もういいよ」
愛歌「了解…ぶつぶつ」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:52:12.20 ID:N0UyTbzT0
るっこ「大丈夫か、りほっち?」
梨穂子「うぅ…だいじょう…っ」
るっこ「押し倒された時に背中をぶつけたみたいだね、保健室に行こう」
愛歌「要治療」
るっこ「ほら、肩貸しな」
梨穂子「は、はい…」
るっこ「よくやったね、りほっち」
梨穂子「ふ、ふえ?」
- 28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:54:22.82 ID:N0UyTbzT0
るっこ「あの上崎って子はしばらく学校に出てこれないだろ、愛歌がやっつけてくれたから」
愛歌「当分無理」
るっこ「本人の前でちゃんと言えるか正直不安もあったんだけど、りほっちはハッキリと断った」
愛歌「戦線布告」
るっこ「だからもう、誰に遠慮することもない。橘くんに自分の想いをぶつけていいんだ」
梨穂子「せ、先輩…」ウルウル
るっこ「あーもう泣くな! 泣くのは全部上手くいってから、それまでは泣かない」
梨穂子「は、はい!」
- 29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:55:47.08 ID:N0UyTbzT0
デート前日 梨穂子の部屋にて
香苗『もう…こんな時間なんだから、寝坊しないようにしなさいよ』
梨穂子「うん、わかってるよ~香苗ちゃん」
香苗『おやすみ、頑張ってね!』
梨穂子「ありがとう~おやすみ~♪」ピッ
梨穂子「えへへ~しゅないだーさ~ん、明日純一とデートだよ~♪」
シュナイダー「『そうなんですか、それはよかったですね~』」
梨穂子「うん♪ 楽しみで眠れそうにないよ~どうしよう♪」ギュッ
シュナイダー「『寝坊して遅刻しても知りませんよ?』」
梨穂子「そうなのよお~このまま寝ないってもありかな~って…」
シュナイダー「『目にくまなんてつくって、橘くんに嫌われちゃいますよ』」
梨穂子「そ、それはちょっと困るかなぁ~ じゃぁ頑張って寝ようか、しゅないだーさん」
シュナイダー「『そうだね、それがいいと思うよ』」
梨穂子「うん!」
- 32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:58:41.48 ID:N0UyTbzT0
デート当日 待ち合わせ場所にて
純一「遅いな~梨穂子のやつ…まさか時間を間違えたか!?」
梨穂子「純一~ハァハァ ごめ~~ん」タッタッタッ
純一「遅いじゃないか梨穂子」
梨穂子「うぅ…ごめんなさい。楽しみでなかなか寝つけなくて」
純一「うっ…(汗でブラウスが透けて…胸の形が…)」
純一「(透けるブラウス…荒い息遣い…梨穂子ってこんなに色っぽかったっけ?)」
梨穂子「どうしたの、純一?」キョトン
純一「い、いや、何でもない。それより早くカフェに行こうじゃないか」
梨穂子「あ~ん、ちょっと休ませて~」
純一「ほら、ただでさえ梨穂子が遅刻しているんだから、遅くなっちゃうぞ」
梨穂子「う~純一のいじわるぅ~」
- 33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 23:59:42.24 ID:N0UyTbzT0
同時刻 カフェにて
るっこ「りほっち達、遅くないか? もう来ていてもおかしくないんだけど」
愛歌「……」
るっこ「余計なお世話と思って来てみたんだけど…まさか上崎って子に邪魔されてるんじゃ…」
愛歌「あれを見る」
るっこ「うん?」
裡沙「こんな顔じゃ橘くんの前に出られないって思ってたけど…逆にチャンスよ裡沙!」キョロキョロ
上崎「この包帯じゃ橘くんも私の事わからないもの…あんな雌豚なんかに橘くんを誘惑させてなるものですか!」
るっこ「ちょっと」チョイチョイ
上崎「私が絶対に橘くんを守ってみせ…うん? どなたですか?」
- 34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:01:31.77 ID:GTOv5aRh0
るっこ「アンタ上崎さんだよね?」
裡沙「は、はい、そうですけど…どなたですか?」
るっこ「あぁ…変装してるからわからないか…ほら」ヌギヌギ
愛歌「じゃん」ヌギヌギ
裡沙「あ、アナタ達は…」
るっこ「二人の邪魔をしに来たのかい?」
愛歌「出歯亀」
るっこ「アタシが言うのなんだけど、りほっちと橘くんっていうのはお似合いの二人って思うんだけど」
愛歌「夫婦漫才」
るっこ「だから、出来れば邪魔しないでやってくれ…ってアンタそのスタンガンでなにをする気さ?」
- 35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:02:26.73 ID:GTOv5aRh0
裡沙「ふ、ふざけないでください! 私と橘くんの絆も知らないくせに!!」カタカタ
るっこ「別にふざけてないよ、私らはアンタの事情なんて知らないんだから」
愛歌「無知蒙昧」
るっこ「それに…私らはあの子に幸せになってもらいたいのさ。だから邪魔はさせないよ」
愛歌「徹底抗戦…ぶつぶつ」
ブーーーン
裡沙「ま、また…くっ…おぼえてなさい」ダッ
るっこ「…りほっちも前途多難だな」
愛歌「障害多数」
るっこ「私らも退散するか…」
愛歌「了解」
- 38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:03:49.06 ID:GTOv5aRh0
30分後 カフェにて
純一「なかなか良い雰囲気のカフェじゃないか」
梨穂子「でしょ~るっこ先輩達のお勧めなんだ」
純一「るっこ先輩? あぁ、茶道部の…」
梨穂子「そうそう。ここならデー…っ」
純一「で??」
ボーイ「ご注文はお決まりになりましたか?」
梨穂子「ほ、ほら、早く注文を決めちゃわないと! 純一は何にするの?」
純一「う~ん、どれがお勧めなんですか?」
ボーイ「そうですね…今でしたらこの季節のケーキセットが人気です」
- 39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:04:49.42 ID:GTOv5aRh0
純一「じゃぁ、それを一つ 梨穂子はどうする?」
梨穂子「私も同じのにする。このマロングラッセが美味しそうだよねぇ~」
純一「梨穂子…よだれ、よだれ」
梨穂子「ふえ? も~よだれなんて出てないよ~」
ボーイ「では、季節のケーキセットをお二つですね。お飲み物はどうなさいますか?」
純一「僕はホットコーヒーを」
梨穂子「私はえ~と、ミルクティーをお願いします」
ボーイ「ホットコーヒーとミルクティーですね、かしこまりました」
- 40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:05:24.67 ID:GTOv5aRh0
食後 カフェにて
梨穂子「はあ~おなかいっぱい♪ もう幸せ」
純一「梨穂子はよく食べるなぁ…食べ過ぎるとまた太るぞ」
梨穂子「えへへ、だってこんなに美味しいんだよ? 純一だって美味しいって言ってたじゃない」
純一「確かに美味しかったけど…僕のケーキ半分食べたよな?」
梨穂子「そ、それは朝ごはん食べられなかったから」
純一「それで自分のケーキも全部食べたよな? これで太らない方がおかしいぞ」
梨穂子「純一の意地悪~」
純一「意地悪じゃない、僕は梨穂子を心配して言ってるだけだよ」
梨穂子「えっ!?」
- 41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:06:24.22 ID:GTOv5aRh0
純一「このまま、ぶくぶく太っていく梨穂子を幼なじみとして見過ごせないだろう」
梨穂子「ぶ、ぶくぶく…」
純一「そう、ぶくぶく太って一人では身動きすることすら出来ず、僕と美也で梨穂子の面倒を一生見るんだ」
梨穂子「い、一生?///」
純一「そう、一生…って、どうしたんだ、顔が赤いけど?」
梨穂子「な、なんでもないよ~」
純一「そうか?」
梨穂子「う~ん、純一が面倒を一生見てくれるなら、太ってもいいかなぁって///」
純一「な、なんだって!?」
梨穂子「じょ、冗談だよ、冗談! 私だってぶくぶく太りたくないもん///」
純一「そ、そうだな、ははは」
梨穂子「えへへ~」
- 43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:07:12.66 ID:GTOv5aRh0
純一「この後はどうする? どこか行きたい所とかあるのか?」
梨穂子「え~と、そうだなぁ~海が見たいかも」
純一「もう秋だっていうのに?」
梨穂子「うん、秋の海って夏の賑わいが終わって、ちょっと寂しい感じがするでしょ?」
純一「うん、そうだね」
梨穂子「その寂しい感じが結構好きなんだ~ 純一は行きたくない?」
純一「よし、じゃあ海に行こうか。食後の運動も兼ねて」
梨穂子「そうそう、食後の運動も兼ねて~」
純一「梨穂子がこれ以上太らないように」
梨穂子「そうそう、太らないように…って純一のいじわるぅ~」
純一「あはは、梨穂子はかわいいなあ」
梨穂子「も、もう~///」
- 46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:08:14.81 ID:GTOv5aRh0
~回想~
るっこ「カフェの後は海!」
梨穂子「う、海ですかぁ?」
るっこ「そう! この季節の海はシーズンも終わって人も少ない!」
愛歌「盛者必衰」
るっこ「二人っきりになるには絶好のポイントなんだ」
梨穂子「は、はい」
るっこ「人寂しい雰囲気に加えて冷たい風…二人がくっつくには格好のシチュエーション!」
梨穂子「ふ、ふたりが…く、くっつく…」
るっこ「そう! ここがチャンス…あくまで自然に寄り添う」
愛歌「千載一遇」
梨穂子「で、でも~自分からなんて恥ずかしいですよぉ~」
るっこ「恥ずかがってばかりじゃ、今までとな~んにも変わらないよ?」
愛歌「時には積極果敢」
梨穂子「は、はい、頑張ります!///」
- 48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:09:06.17 ID:GTOv5aRh0
繁華街にて
梨穂子「あ~これ、かわいいよ~すっごくふかふかしてる」ギュッ
純一「おいおい、そんなの買ったら海に行くのに邪魔になるだろ?」
梨穂子「え~だってこんなにふかふかして気持ちいいのに~ほら、純一も抱っこしてみて?」
純一「え? ぼ、僕が抱っこするのか?」
梨穂子「うん、ほら~ぎゅ~って♪」
純一「しょ、しょうがないなあ…」ギュッ
梨穂子「ひゃっ!? ち、違う~私じゃなくてこの子を抱っこするの~~///」
純一「う~ん、ふかふかというよりはぷにぷにって感じだな」
梨穂子「純一のばかあ~~~~!///」(「・ω・)「ガオー
純一「梨穂子はかわいいなあ!」
- 49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:10:41.26 ID:GTOv5aRh0
同時刻 繁華街
響「あれ、どうしたのはるか?」
はるか「ねえねえ? あの子どっかで見たことない?」
響「あの子? ああ…あの二人? うちの生徒かもね」
はるか「違う違う~ あのワンちゃんみたいな男の子…どこかで会ってるような」
響「ワンちゃん? はるかに告白した誰かとかじゃなくて?」
はるか「う~ん、そういうんじゃないと思うんだけど…そうだ♪ 本人に直接聞けばいいじゃない♪」ダッ
響「ちょ、ちょっと、はるか! あの二人どう見てもデート中でしょ? 邪魔しちゃダメよ」ガシッ
はるか「え~~グッドアイデアだと思ったんだけど…わぉ♪ あのワンちゃんかわいい~~♪」ダッ
響「は、はるか! もう…ちょっと待ちなさい」ダッ
裡沙「橘くん…どこに行っちゃったの」キョロキョロ
- 51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:12:47.89 ID:GTOv5aRh0
夕暮れ 海にて
純一「梨穂子が遅れて来たから、こんな時間になっちゃったな」
梨穂子「も~楽しみでなかなか寝られなかったんだもん」
純一「楽しみって…僕とカフェに行くだけじゃないか」
梨穂子「そ、そうなんだけど…」
純一「ふふふ…変なやつだな」
梨穂子「きょ、今日は楽しかったね」
純一「うん、こうして梨穂子と遊ぶのも久しぶりだったし」
梨穂子「そうだよ~純一は梅原くんたちと遊んでばっかりなんだもん」
純一「うん…言われてみればそうだな」
梨穂子「………」
純一「………」
梨穂子「風が少し冷たいね…」
純一「うん…寒くないか梨穂子?」
梨穂子「だ、大丈夫だよ…」モジモジ
- 52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:14:15.77 ID:GTOv5aRh0
梨穂子「くしゅん!」
純一「お、おい? 大丈夫か、梨穂子?」
梨穂子「あはは、だ、大丈夫、だいじょ…くしゅん!」
純一「大丈夫じゃないだろ、こんなに手が冷たくなってる」ギュ
梨穂子「あっ…///」
純一「梨穂子、待ち合わせの時に走って汗かいただろ、それで風邪ひいたんじゃないか?」
梨穂子「だ、大丈夫だよ。これぐらいで風邪なんかひかないから」
純一「寒くなってきたし、そろそろ帰らないか?」
梨穂子「も、もう少しだけ、ほ、ほ、ほら、こうすれば暖かいし」ギュッ
純一「な!? いきなり抱きつくな」
- 55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:17:00.44 ID:GTOv5aRh0
梨穂子「さっきのおかえしだよ~ こ、こうしてたら暖かいでしょ///」ギュッ
純一「(ふ、ふにふにした柔らかな感触が…)」
梨穂子「ね、暖かい…(ふあ…純一の匂い…なんだか安心する)」
純一「う、うん(む、胸…胸があたって…)」ギュッ
梨穂子「あ……(じゅ、純一がギュッって///)」
純一「(梨穂子の髪…いい匂い…脳が痺れて…マズイ…かも)」
梨穂子「………」ギュ
純一「……(気持ち良さそうだし…撫でてても…いいよな)」スリスリ
梨穂子「あっ…(髪…撫でてくれてる…嬉しい)」
純一「(髪を撫でると…髪の匂いが余計に…)」ナデナデ
- 57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:18:07.77 ID:GTOv5aRh0
純一「(こ、今度は…せ、背中を…)」ススッ
梨穂子「い、痛っ…」
純一「り、梨穂子?」
梨穂子「だ、大丈夫…うぅ」
純一「だ、大丈夫って、全然大丈夫そうじゃないぞ!」アセアセ
梨穂子「だ、大丈夫だから…」
純一「ご、ごめん…僕、調子に乗って…ごめん!」
梨穂子「ち、違うの…純一のせいじゃないの」
純一「だったらどうして?…怪我…してるのか?」
梨穂子「う、うん…怪我ってほどじゃないんだよ」
純一「どうして背中に怪我なんて…」
梨穂子「実はね…」
- 58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:19:07.53 ID:GTOv5aRh0
同時刻 海にて
裡沙「くっ…橘くんはどこに…あの二人が邪魔さえしなければ…」キョロキョロ
裡沙「あっ!?」ササッ
裡沙「どうして橘君があの雌豚を抱きしめているの…」ギリギリギリ
裡沙「橘くん、騙されちゃだめ!! 私が今助けてあげ……」クイクイ
薫「へぇ~あの二人、やっぱりそういう関係だったんだ~♪」
裡沙「あ、あなたは…橘くんと同じクラスの棚町さん!」
薫「んふふ~せっかくいい雰囲気なんだから、邪魔するのは野暮ってもんでしょ♪」
裡沙「邪魔しないで! 橘君はあの雌豚に騙されているだけなんだから!!」
薫「『めすぶた? だまされる?』おだやかじゃないわね?」
- 60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:20:22.53 ID:GTOv5aRh0
薫「二人の邪魔をする気なら…アイツの親友であるこの私がだまっちゃいないよ」
裡沙「あ、あなただって橘のこと、好きなんじゃないの? どうして邪魔するのよ!」
薫「好き、好きかぁ…… うん、好きだよ…だからなに?」
裡沙「だったら!」
薫「アイツが選んだ子はアタシでもアンタでもない。だから私はアイツを応援する」
裡沙「な、なにを…」
薫「アタシは親友のアイツを全力で応援する、だから邪魔なんてさせない」ユラッ
裡沙「くっ…」
薫「アタシの事知ってるみたいだね? なら、アタシ全力を出したらどうなるか…それでもやる?」
裡沙「お、憶えてなさい!」ダッ
薫「……頑張れ、悪友」スッ
- 63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:21:59.17 ID:GTOv5aRh0
海にて
梨穂子「…というわけで、背中を打っちゃったの」
純一「そうか…まだ痛むのか?」
梨穂子「う、うん…本当にちょっとだけ。でも、大丈夫だから」
純一「…良かった」
梨穂子「ありがとう…でも、ごめんなさい」
純一「どうして梨穂子が謝るんだ?」
梨穂子「純一の事を好きって言ってくれる人がいたのに、私…その邪魔をしちゃったよね」
純一「うん……」
梨穂子「だから…ごめんなさい」
純一「それは梨穂子が謝ることじゃないだろ?」
梨穂子「…えっ?」
- 65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:23:19.54 ID:GTOv5aRh0
純一「その上崎さんが、僕のことを本当に好きなら、僕に直接言えばいいことだし」
梨穂子「う、うん」
純一「なにより、自分の思い通りにならないからって、梨穂子を傷つけるなんて許せないよ」
梨穂子「で、でも…」
純一「梨穂子には断った理由…何か理由があったんだと思う」
梨穂子「……」
純一「僕が知っている梨穂子は、理由もなく意地悪をするような女の子じゃない」
梨穂子「じゅ、純一…」
純一「それは僕が一番良く知ってるんだ。そうだろ、梨穂子?」ニコッ
梨穂子「あ///」
- 67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:25:33.31 ID:GTOv5aRh0
梨穂子「純一…ありがとう…ありがとう」ウルッ
純一「ほら~泣くやつがあるか。僕は梨穂子の泣き顔なんて見たくないぞ」ナデナデ
梨穂子「えへへ」
純一「そうそう、梨穂子は笑顔が一番だよ」
梨穂子「うん…ありがとう純一」ニコッ
純一「うん、梨穂子はかわいいなあ!」
梨穂子「え、えへへ」
純一「それで…理由…断った理由を僕に教えて欲しい」
梨穂子「う、うん…り、理由…」
純一「そう、怪我をしてまで上崎さんの頼みを断った、梨穂子の理由を教えて欲しい」
梨穂子「そ、それは…」
純一「それは?」
- 68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:26:35.57 ID:GTOv5aRh0
梨穂子「そ、それはね…」
純一「うん…」
梨穂子「わ、私が上崎さんのお願いを断った理由は……」モジモジ
純一「……梨穂子」ギュッ
梨穂子「えっ!?」
純一「梨穂子…痛くない?」ギュッ
梨穂子「えっ!? う、うん、大丈夫だよ///」
純一「意地悪しちゃったね…ごめん。理由なんて聞かなくてもわかってる」
梨穂子「え、えっ?」
純一「さっき…梨穂子の事は僕が一番知っているって言っただろ?」
梨穂子「う、うん」
純一「梨穂子が…僕の事をずっと見ていてくれたことも…もちろん知っている」
梨穂子「あ…///」
- 69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:27:20.86 ID:GTOv5aRh0
純一「だから…だから…僕から言わせて欲しい」
梨穂子「…う、うん」ドキドキ
純一「今まで、僕のことをずっと見ていてくれてありがとう」
梨穂子「あ、あぁ……」ウルウル
純一「僕は梨穂子の事が好きだ! これからも、ずっと僕のそばで僕の事を見ていて欲しい」
梨穂子「嬉しい…純一…私も純一のことが大好き! ずっと、ずっと大好きだったの!」ギュ
純一「梨穂子…ありがとう…」チュ
梨穂子「ん…」チュ
純一「涙でしょっぱいや」
梨穂子「え、えへへ///」
純一「やっぱり、梨穂子はかわいいなあ!」
- 70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:28:08.90 ID:zSdmIfjQ0
えんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
- 72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:28:37.31 ID:av4hg8QO0
いやあああああああああああああああ
- 75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:30:35.83 ID:PXR8lX+v0
梨穂子はかわいいなあ!
アマガミ知らんけど
- 76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:31:03.56 ID:GTOv5aRh0
夜 橘家にて
純一「ただいま~」
梨穂子「おじゃましま~す」
純一「美也~帰ったぞ~…って誰もいないのか?」
梨穂子「うん、誰もいないみたいだね~ あ、机の上に手紙があるよ」
純一「どれどれ」
美也『今日は皆で外食してきます♪ にぃにが帰ってこないので置いていきます』
美也『P.S.おみやげにまんま肉まん買って来るから、おとなしく留守番していてください』
純一「美也のやつ…僕を置いていくなんて」
梨穂子「あははは…でも、おみやげ買ってきてくれるって」
純一「お土産は口実で、美也が食べたいだけだよ」
梨穂子「あれ…裏にもなにか書いてあるよ?」
純一「うん…どれどれ…」
- 77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:32:07.81 ID:GTOv5aRh0
美也『梨穂ちゃんと仲良くしていてください♪ にししししっ♪ みゃー』
純一「み、美也のやつ…」グシャ
梨穂子「ねえ純一、なんて書いてあったの?」
純一「こ、こっちの事だから梨穂子は気にしなくていいよ」アセアセ
梨穂子「そ、そう?」
純一「それより梨穂子、海風に当たったし体が冷えてないか?」
梨穂子「え、えと…大丈夫、純一が手を繋いでいてくれたから///」
純一「そ、そうか! なら、良かった///」
梨穂子「そ、そうだ! 純一おなか空いてない?」
純一「う、うん…随分歩いたし、少し減ってるかな」
梨穂子「簡単なもので良かったら、私がなにか作るよ」
純一「そ、それじゃあ頼もうかな…冷蔵庫にあるものは好きに使っていいから」
梨穂子「それじゃあ、ちょっと待っててね♪」
- 79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:33:06.76 ID:GTOv5aRh0
食後 居間にて
純一「ふう…おなかいっぱいだ…やっぱり梨穂子の料理は美味しいなあ」
梨穂子「えへへ…ありがと♪」
純一「ちょっと休ませて…」ゴロン
梨穂子「もう~食べてすぐに横になったら牛さんになっちゃうよ~つんつん」チョイチョイ
純一「梨穂子に言われたくない」
梨穂子「ふえ?どういう意味??」
純一「ふふん、こういう意味だあ!」プニプニ
梨穂子「きゃっ! く、くすぐったいよ~純一」
純一「ほれほれほれ(梨穂子…やわらかいなあ…)」プニプニ
梨穂子「も、もう~やめて、くすぐったいよ~」ゴロゴロ
純一「う、うわ!?」
梨穂子「きゃっ!?」
- 80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:34:06.37 ID:GTOv5aRh0
純一「い、痛てて…っ!?(こ…この体勢は…)」
梨穂子「…あっ、純一……」ジィー
純一「(梨穂子のやわらかい体から熱が伝わってくる)」ジィー
梨穂子「んっ……」
純一「あっ…梨穂子…(目を閉じたっていうことは…OKってことだよな)」チュ
梨穂子「んっ…ちゅっ…んんっ…」
純一「んっ…ちゅっ…ちゅ…(さ、さっきも思ったけど、唇が吸いついてくるようだ)」
梨穂子「あっ…んっ…(ドキドキが止まらないよ…でも、純一夢中になって子供みたい///)」
純一「り、梨穂子…んんっ…はむっ…(だ、駄目だ…こんなにやわらかくて美味しいものがあったなんて)」
梨穂子「じゅ、じゅんいち…好き…んっっ…大好き…ちゅっ」
純一「り、くっ…ちゅっ…ぼ、僕も…好きだ…ちゅ…んっ」
梨穂子「(私…純一に…このまま…)…あっ(胸に…純一の手が…)」
純一「はぁ…はぁ…梨穂子…ちゅっ…(手が勝手に…唇と違うやわらかさ…)」ムニムニ
ジリリリン! ジリリリン!
- 82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:35:34.31 ID:GTOv5aRh0
純一・梨穂子「!?」
純一「で、電話だ……」
梨穂子「で、電話だね……」
純一「で、出た方が…いいよな?」
梨穂子「う、うん、出たほうがいいと思う」
純一「(誰だ…せっかくいいところだったのに)は、はい…橘です」ガチャ
美也『やっほ~にぃに~♪ ちゃんと留守番してる?』
純一「な、なんだ美也か」
美也『なんだってどういう意味! にぃににおみやげ買ってかないよ?』
純一「す、すまん、悪かった!」
美也『にっししし~♪ 最初からそうやって素直に…』
純一「な、なにかあったのか、電話なんてしてきて?」
美也『え? あ、うん、あと一時間くらいで帰るからね』
純一「そ、それだけ?」
美也『うん、それだけ♪ そんじゃあね~』ガチャン
- 83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:36:10.11 ID:GTOv5aRh0
純一「き、切れた…」
梨穂子「…美也ちゃん?」
純一「う、うんそう…あと一時間くらいで帰ってくるって」
純一「(考えろ…考えるんだ! あと一時間しかないということは、あと一時間はあるということだ)」
梨穂子「じゅん…いち?(どうしたんだろう…真剣な顔してる)」
純一「(一時間あれば、梨穂子とあんなことやこんなことも出来るはず)」
梨穂子「ね、ねえ、純一ってば?」
純一「(そう! この一時間を有効に使わない手はない)…梨穂子、僕の部屋に来ないか?」
梨穂子「じゅ、純一の部屋に?///」
純一「うん、僕の部屋…イヤかい?」キリッ
梨穂子「いやじゃないよ~昔はよく純一の部屋で遊んだし」
- 85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:36:50.35 ID:GTOv5aRh0
同時刻繁華街にて
裡沙「いない…あの二人…どこにいっちゃたんだろう…」
裡沙「こうなったら…橘くんの家に電話して…」ピッピッピッ
電話『プーップーップーップーッ』
裡沙「は、話し中…もう一回…」ピッピッピッ
電話『プーップーップーップーッ』
裡沙「だ、だめ…やっぱり話し中だ…」ピッ
??「あなた! こんな場所で何をやっているの!」
裡沙「ひっ!?」
高橋先生「あなた、確か上崎さん…よね? こんな時間に繁華街にいちゃダメよ」
裡沙「は、はい……」ポロポロ
高橋先生「ど、どうしたの!? なにかあったの!?」
裡沙「な、なんでも…ないんです…なんでも…うぇ…」ポロポロ
高橋先生「と、とにかく、こんなところじゃなんだから…ね?」
裡沙「うぅ…は、はい……」ポロポロ
- 86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:38:47.83 ID:GTOv5aRh0
純一の部屋にて
梨穂子「わ~なんだか久しぶりだね~純一の部屋に来るの」
純一「そ、そうだな(梅原から借りたお宝本は見つからない場所にあるから問題なし)」
梨穂子「くんくん…(わあ~純一の匂いがする)」
純一「な、なにやってるんだ、梨穂子」
梨穂子「うん、純一の匂いがするな~って」クンクン
純一「こ、こら、人の部屋で匂いなんて嗅ぐな」
梨穂子「えへへ~だって純一の匂いって、なんか安心するんだもん」クンクン
純一「そういう事言うやつは…こうだ!」ガバッ
梨穂子「きゃっ…や、やだ…くすぐったいよお~」
純一「梨穂子が先に僕の部屋の匂いを嗅いだんだろ。だから僕にも梨穂子の匂いを嗅ぐ権利がある!」クンクン
梨穂子「やっ…く、くすぐった…んんっ」
純一「くんくん…この甘い匂いが梨穂子の匂いか…くんくん」サワサワ
梨穂子「あん…もぅ…純一ったら…犬みたい…っ」
- 87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:40:21.30 ID:GTOv5aRh0
純一「くんくん…梨穂子の匂いが甘いのはわかったぞ…味はどうかな?」ペロペロ
梨穂子「ひゃん!! あっ…やっ…首…くす…ぐった…い…」
純一「ふむ~…味も甘いのか…大発見だ!」ペロペロ
梨穂子「んっ…む、むぅ…カプッ」
純一「うわっ!? な、何するんだ梨穂子」
梨穂子「わらひだけはぁへぇらるのふこうへぇぃらもん…」カプカプ
純一「こ、こらやめないか(まずい…このままだと梨穂子にペースをもっていかれる)」
梨穂子「ひゅんいひは…あまくなひね」カプカプ
純一「くっ…それっ!(よし…ベッドは…梨穂子は背中を怪我しているから…)」
梨穂子「きゃあ!」ドサッ
純一「背中…痛くないか?」
梨穂子「あ…うん、大丈夫(純一、ちゃんと庇ってくれたんだ)」
- 89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:42:54.13 ID:GTOv5aRh0
純一「梨穂子が僕を食べたいのと同じように、僕も梨穂子を食べたい」キリッ
梨穂子「ふ、ふえ? べ、別に純一のことを食べたいわけじゃないよ~///」
純一「僕は梨穂子のこと…全部食べちゃいたい。梨穂子の全てが欲しいから」
梨穂子「ええ…あ…う、うん///」ドキドキ
純一「梨穂子のこと…全部見せて欲しいな…」
梨穂子「…へ、部屋の電気…消してくれるかな…恥ずかしいよ…」
純一「うん、わかった…」カチ
純一「……(暗くてよく見えないけど、衣擦れの音がする)」ゴソゴソ
純一「……(よし! 男として僕も脱がなきゃ!!)」
- 90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:43:51.83 ID:GTOv5aRh0
梨穂子「じゅ…純一~いる~?」
純一「ちゃんと…いるよ」
梨穂子「よかった~どこかに行っちゃったんじゃないかと思った」
純一「梨穂子を置いてどこかに行ったりする訳ないだろ?」
梨穂子「う、うん…だってね…あんまり幸せだから、夢なんじゃないかな~って、あはは」
純一「夢じゃないよ…僕は梨穂子のそばにいる」ギュッ
梨穂子「あ、純一…暖かい」ギュッ
純一「(こ、これが梨穂子の体…凄いぞ!! 胸の辺りに一際やわらかい感触が…)」
梨穂子「純一…大好き…」チュ
純一「僕も梨穂子のこと、大好きだよ…」チュ
梨穂子「やっ…んっ…む、むねばっかり…あん…」
純一「だって…梨穂子の胸は犯罪的だよ…僕の手が…離れたがらないんだ」モミモミ
梨穂子「あっ…ああっ…ん…はぁはぁ…(むね…気持ちよくて痺れちゃう)」
- 91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:44:43.03 ID:zSdmIfjQ0
このスレの静けさ…
- 95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:46:20.53 ID:mGB742WN0
>>91
右手がつかえないんだよ、言わせんな
- 92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:44:45.55 ID:GTOv5aRh0
純一「…気持ちいいの…胸?」クリクリ
梨穂子「う、うん…恥ずかしいけど…純一に…あっ…触られて…んんっ…とろんてしちゃう…あん」
純一「そうか…梨穂子は胸が弱いんだね…じゃあこっちはどうかな?」
梨穂子「やっ…そ、そこは!?」
純一「凄いじゃないか…もう洪水みたいになってる…」クチュクチュ
梨穂子「あっ…やぁぁ…んんっ…」クネクネ
純一「こんなに気持ちよくなってくれて…僕も嬉しいよ…」クチュクチュ
梨穂子「やっ…あぁっ…ほ、ほんと? 嬉しいの? あっ!」
純一「うん、こんなになって…凄く嬉しい…」クチュクチュ
梨穂子「は、はずかしいよお~」
- 93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:45:26.53 ID:GTOv5aRh0
純一「はぁ…はぁ…(あ、味も確かめた方が…いいよな…)」ゴソゴソ
梨穂子「だ、だめ!! 汚いよ!」
純一「汚くなんてないよ…僕は梨穂子の全てが欲しいんだ」
梨穂子「で、でも…」
純一「梨穂子は僕のここ…汚いと思う?」
梨穂子「きやっ…(ふ、ふえ…す、すごくかたくなってるよ…)」
純一「ねえ、汚いかな?(うっ…梨穂子のすべすべした手が……我慢!我慢!)」キリッ
梨穂子「き、汚く…ない(それにすごく熱くて…ぴくぴくして…)」スリスリ
純一「うん、だから僕にとって梨穂子のここも…」ペロッ
梨穂子「ひゃん!」
- 96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:46:21.70 ID:GTOv5aRh0
純一「汚くなんて…んっ…」ペロペロ
梨穂子「あっ! あっ…やぁ!…ぁあ!」
純一「ふっ…ない…んだ…ちゅ…」クチュクチュ
梨穂子「あっあっ…やっぁあっ! んんっ!」
純一「はぁ…はぁ…ん…(ちょっと…しょっぱぃ…でも…次々あふれてくるぞ)」クチュチュ
梨穂子「や、やぁ…じゅ、じゅんいちぃ…」ギュッ
純一「こ、ここが…んっ(…梨穂子の…お宝…)」チュッ
梨穂子「はぅ!?」ビクン
純一「ここが…ここが…(す、すごい反応だ…)」チュクチュゥ
梨穂子「だ、だめ! じゅ、じゅん…ぃち!(お、おかしく…なっちゃ…う)」ギュッ
純一「はぁはぁ…(このまま…もっとしたら…どうなるんだ?)」カプ
梨穂子「や!! だ、だめ! あっあっあぁ~!!!」ビクビク
- 97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:47:06.14 ID:GTOv5aRh0
純一「はぁ…はぁ…はぁ…(こ、これは…もしや)」
梨穂子「はぁ…はぁ…はぁ…(あ、あたまがぼーっとして…)」ヒクヒク
純一「り、梨穂子…大丈夫かい?(うわ…口の周りがベトベトになってる)」フキフキ
梨穂子「う、うん…はぁはぁ…だ、大丈夫だよ…はぁはぁ」
純一「もしかして……」
梨穂子「はぁはぁ…う、うん///」
純一「そ、そうか…良かった」
梨穂子「///」
- 98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:48:04.66 ID:GTOv5aRh0
純一「もう…いいかな?」
梨穂子「うん…純一…」コクリ
純一「よし…っと…こ、ここかな…」ゴソゴソ
梨穂子「あっ…んんっ…そ、そこ…」
純一「初めては痛いっていうけど…我慢してくれよ」グッ
梨穂子「あっっ!?」ビク
純一「大丈夫?」
梨穂子「う、うん大丈夫…だと思う。頑張るから…純一の好きなようにしていいよ」
純一「り、梨穂子…(ゆっくり…ゆっくり…)」グッグッ
梨穂子「……っ!?」
純一「大丈夫…大丈夫だから…」ギュッ
梨穂子「あっ! っぅ!?」
純一「っ…く…ぜ、全部入った…(僕のお宝が梨穂子の中に…)」
梨穂子「ほ、ほんとに?」
- 99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:48:53.92 ID:GTOv5aRh0
純一「うん…痛くない?(梨穂子がしゃべると…中が動いて…)」
梨穂子「す、少し痛いけど…我慢できるよ…純一のだもん///」
純一「う、動いていいかな?(う、動きたい…なんだこれ…ぬるぬるして締めつけてきて…凄いぞ)」
梨穂子「う、うん…っ…う、動いて…純一…」
純一「じゃぁ…っ…(ゆっくり…なるべく梨穂子が痛くないように…)」
梨穂子「あぅ!…んんっ…くっ…」
純一「っ…はぁ…はぁ(梨穂子…すごく苦しそうだな…でも…気持ちいい…止まらない)」
梨穂子「やっ!…んん…あっ! 純一…ぎゅってしてぇ…んんっ!」
純一「うん、こ、こう?」ギュッ
梨穂子「あ…ありがと…っ…じゅんいちぃ…好き…大好き!」ギュッ
- 100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:50:09.38 ID:GTOv5aRh0
純一「はぁ…はぁ…(も…もう…限界かも…)」
梨穂子「あっ…っ…すき…すきなの…ああんっ」ギュッ
純一「も、もう…はぁ…はぁ…限界…っ(つ、爪が…背中に…)」
梨穂子「いいよ…純一…っ…いいよっ…んんっ!!」
純一「だ、駄目だ…はぅ…もう…(だ、駄目だ…中はだめだ…)」ガバッ
梨穂子「あっあっあっ! んっ…やっ…ぁあ!」
純一「はっ…くぅっ…!!」ピュッ
梨穂子「あぁ…はぁ…はぁはぁ…(あ、温かいのがお腹に……)」
純一「はぁ…はぁ…(ま、間に合った…外に出せた)」ピュッ
- 101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:50:55.03 ID:GTOv5aRh0
純一「梨穂子…すごく良かったよ…」フキフキ
梨穂子「うん…すごく幸せだった…純一と一つになれて…」
純一「梨穂子は痛かったんだろう?」ナデナデ
梨穂子「痛かったけど…純一と一つになれたことが嬉しかったから///」
純一「そ、そうか///」
梨穂子「ねえ、純一」
純一「な、なんだい?」
梨穂子「愛してる///」
純一「ば、馬鹿! ぼ、僕だって梨穂子のこと愛してる!///」
梨穂子「これからも…ずっと一緒にいてね?」
純一「ああ…僕の方こそよろしく…んっ」チュ
梨穂子「んんっ…」チュ
ピンポーン♪
- 102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:51:15.91 ID:4z1XpvBWO
着けずに挿入……?
とにかく梨穂子は可愛いなぁ!
- 117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:57:58.99 ID:GTOv5aRh0
>>102
紳士の橘さんとはいえ、勢いに流された若い男女がつけるとでも?www
まぁ、そこは流れを切らない為の都合ですw
- 103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:52:01.86 ID:GTOv5aRh0
美也『にぃに~~~~カワイイ妹が帰ってきたよ~♪』
美也『まんま肉まん買ってきたよ~♪』
純一「や、やばい美也が帰ってきた!!」
梨穂子「ふ、ふえ…どうしよう……」
純一「とりあえず服を着るんだ! ぼ、僕が僕が囮になるから!」
美也『にぃにぃ~~~~~梨穂ちゃ~~~~~ん、いないの~~~~~~~?』
梨穂子「お、囮って…」
- 104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:52:30.96 ID:GTOv5aRh0
純一「僕が裸のまま飛び出すから、その間に服を着るんだ!」
梨穂子「それじゃぁ純一が……」
純一「大丈夫! お風呂に行くとかなんとか言い訳する」
梨穂子「わ、わかった」
純一「よ、よし! 行くぞ!!」
梨穂子「じゅ、純一」
純一「なんだ? い、行くぞ!」
梨穂子「大好き…んっ」チュ
純一「んっ…梨穂子は僕が守る! 行くぞ!!!」ダッ
美也『いなのぉ~~~~~~にぃに…きゃああああああ!!!!』
おわり
- 113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:55:47.72 ID:GTOv5aRh0
改定版なんで…同じような内容で一度見た人もいると思うけど
ご支援、ご愛読ありがとうございました
gdgdの流れだけは解消出来て、自己満足だけど満足ですwww
- 105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:52:53.89 ID:JlqlduHi0
乙
良かったぜ
- 109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:54:28.15 ID:BFUhp8L90
- おつ
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- 111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:55:11.33 ID:zSdmIfjQ0
絶好乙である!
- 112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 00:55:24.86 ID:IDCvGgjEP
乙
梨穂子は橘さんの嫁
「SS」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (11)
-
- 2011年08月30日 11:28
- 二次創作なんだし原作の設定通りでなければならないわけじゃないだろ
原作の別設定と脳内補完すればおk
おれはアマガミよくわからないけどなwwSSはそういうもんだ
-
- 2011年08月30日 12:28
- 薫かっこよすぎw
・・・・まあ純一はさすがでした
-
- 2011年08月30日 15:31
- 終始最高だった!
別のヒロインでも書いてほしい
-
- 2011年08月30日 19:36
- 梨穂子はかわいいなあ
-
- 2011年08月31日 00:28
- 梨穂子はかわいいなぁ!!!
-
- 2011年08月31日 12:59
- ※1
梨穂子はB組、裡沙ちゃんはC組
少なくとも11.34でにぃに発言はある
アマガミが増えるのは良かったけど
・エロ無しでエロゲよりエロいのがアマガミ
・裡沙ちゃんは裏表のない素敵な人にカウンター食らっただけで逃げる
エロ描写も気に入らないが、裡沙ちゃんはそこまでのクズじゃない
これじゃ「いつか、きっと変われる」なんて思えないよ……
-
- 2011年09月01日 08:57
- 梨穂子はかわいいなあ!
-
- 2012年02月25日 16:23
- 梨穂子はかわいいなあ!!!
-
- 2013年10月11日 23:35
- やっぱり梨穂子はかわいいなあ!!
-
- 2016年02月15日 10:32
- 田中Bさんをここまでディスる必要あったのか?
手直しなんだったらいっそ登場させなかった方が良かった
ってかにぃになんて呼ばなくね?