アスベル「ソフィのおねしょが治らない」 他
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 10:00:42.86 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「ごめんね、アスベル」
アスベル「はあ、まあいいけど。でも、もう一週間もおねしょをしているな」
ソフィ「うん。照れるね」
アスベル「恥ずかしいと思ってくれ」
ソフィ「そうなの?」
アスベル「まあ、とにかく布団は干しておくから。ソフィは自分のパンツを洗濯しろ」
ソフィ「うん」
アスベル「……はぁ……くんくん……あ、ソフィのおしっこ、クロソフィの香りがする……」
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 10:04:05.62 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「ごしごし……」
シェリア「あれ、ソフィ。洗濯?」
ソフィ「うん。またおもらししちゃったの」
シェリア「そう、なの……」
ソフィ「どうしてかな?」
シェリア「え?」
ソフィ「どうして、私おねしょしちゃうのかな?」
シェリア「それは……」
ソフィ「教官は【ピー】がゆるいからだって」
シェリア「……うん。良い情報、ありがとうね。ソフィ?」
ソフィ「うん」
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 10:09:20.85 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「ごしごし……逆からいうとシコシコ……」
パスカル「やっほー!ソフィー!!」
ソフィ「あ、パスカル。やっほー」
パスカル「んん?どったの?洗濯なんかしちゃって」
ソフィ「おねしょしたから」
パスカル「ええ?また?」
ソフィ「うん」
パスカル「そっか~。でも悲観することはないよ?」
ソフィ「え?」
パスカル「おねしょぐらいしたっていいんだよ」
ソフィ「そうなの?」
パスカル「だって、ソフィのおしっこは良い匂いだからね」
ソフィ「……パスカル、なんでおしっこが良い匂いだってしってるの?」
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 10:14:27.64 ID:DZBbXxci0
-
パスカル「え?」
ソフィ「私のおしっこの匂い、なんで知ってるの?」
パスカル「えーと、それは、ほら、アスベルが良い匂いだって言ってたから……」
ソフィ「……(ジー」
パスカル「……」
ソフィ「そっか、それなら納得」
パスカル「……ほ」
ソフィ「じゃあ、私洗濯の続きするから」
パスカル「あいあ~い。じゃあ、また後でね」
ソフィ「うん」
パスカル「こ」
ソフィ「?」
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 10:18:09.86 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「ごしごし……くんくん……うん、おしっこ臭くなくなった」
ヒューバート「ソフィ、洗濯ですか?」
ソフィ「うん」
ヒューバート「また、ですか?」
ソフィ「そう。またおねしょ」
ヒューバート「全く、ソフィはまだまだ子供ですね」
ソフィ「そう?この前、教官に「ここは立派な女性だな」って言われたよ?」
ヒューバート「……ソフィ、あの人に何をされたのですか?」
ソフィ「え?えっと……【ピー】とか【ピー】かな?」
ヒューバート「なんと卑劣な……」
ソフィ「どうしたの?」
ヒューバート「わかりました。マリクさんには今後ソフィに近づかないように言っておきます」
ソフィ「どうして?」
ヒューバート「どうしてもです!!」
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7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 10:23:03.06 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「……よし。これで大丈夫。干そう」
マリク「……」
ソフィ「……?」
マリク「……」
ソフィ「あ、教官?どうしたの、顔が面白いくらいに腫れてるけど」
マリク「よくわからんがシェリアに殴られた」
ソフィ「そうなんだ」
マリク「それとヒューバートに強く言われた。もうソフィには近づくなと」
ソフィ「どうして?」
マリク「俺はソフィのおねしょを治してヤリたかっただけなんだがな」
ソフィ「うん」
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8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 10:28:47.01 ID:DZBbXxci0
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マリク「やはりソフィを開発したのがまずかったのだろうか」
ソフィ「そうなの?」
マリク「ところでソフィ、まだおねしょは治らないのか?」
ソフィ「うん。全然」
マリク「ふむ。となるとやはり体の問題ではなく心の問題かもしれないな」
ソフィ「心?」
マリク「ああ、オネショをしてしまうときは強いストレスを感じている場合もある」
ソフィ「心……」
マリク「ソフィ、最近とても嫌なことはなかった?」
ソフィ「………教官に【ピー】を【ピー】に【ピー】が【ピー】して【ピー】したことかな?」
マリク「……すまん」
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10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 10:37:02.30 ID:DZBbXxci0
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夜
アスベル「ソフィ、ちゃんとトイレには行ったのか?」
ソフィ「うん」
アスベル「そうか。じゃあ、寝ようか」
ソフィ「アスベル、今日は一緒のベッドで寝てもいい?」
アスベル「……いや、それは……」
ソフィ「そっか。おねしょしちゃうかもしれないもんね」
アスベル「……ソフィ」
ソフィ「ごめんね、アスベル」
アスベル「いや、いい。一緒に寝よう」
ソフィ「アスベル……!」
アスベル「ソフィのおねしょなんて気にしないから」
ソフィ「アスベル……大好きだよ?」
アスベル「そうか」
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11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 10:40:11.67 ID:DZBbXxci0
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就寝
アスベル「すー……すー……」
ソフィ「……ううん……」
アスベル「すー……すー……」
ソフィ「……トイレ……行きたい……」
アスベル「すー……すー……」
ソフィ「ねえ、アスベル……」
ソフィ(ううん、今日こそ一人でトイレに行かなきゃ……!!)
ソフィ「……」
アスベル「すー……すー……」
ソフィ「……(ぶるるっ」
ソフィ「……ふう」
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14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 10:47:06.91 ID:DZBbXxci0
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翌朝
アスベル「はあ……」
ソフィ「……ごめんね」
アスベル「ソフィ、オムツをするということも考えておいてくれないか?」
ソフィ「オムツ……」
アスベル「いいな?」
ソフィ「うん」
アスベル「俺の服までクロソフィの香りがする……」
アスベル「不快な臭いじゃないだけマシだけど……しかし、このままにしてはおけない」
ソフィ「オムツってなんだろう。シェリアに訊いてみよう」
ソフィ「シェリアー」
-
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 10:54:45.23 ID:DZBbXxci0
-
シェリア「どうしたの?」
ソフィ「シェリアはオムツしてる?」
シェリア「い、いや、そんなのしてないけど?」
ソフィ「そうなの?」
シェリア「ええ」
ソフィ「じゃあ、このまえゴミ箱に捨ててたこれなに?」
シェリア「きゃぁあぁああ!!!ちょっと、なんで私の捨てたナプキンをもってるのよぉぉ?!!」
ソフィ「教官に見せたら「シェリアは重いのか、フヒヒ」って言ってた」
シェリア「なんでみせるの!?」
ソフィ「なにかなって思って」
シェリア「……うう」
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17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 10:59:16.34 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「これはオムツじゃないの?」
シェリア「違うわ。生理用品よ」
ソフィ「ふーん」
シェリア「で、どうしてそんなことを訊くの?」
ソフィ「アスベルがね、オムツ穿いてほしいって」
シェリア「アスベルが?もしかしておねしょ対策で?」
ソフィ「うん」
シェリア「そう……ソフィ、最近嫌なこととかなかった?」
ソフィ「えっと……教官に【ピー】を【ピー】されて【ピー】から【ピー】が出てきたときは嫌だったかな?」
シェリア「…………もうあの人を殺さなきゃ……」
ソフィ「シェリア?」
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18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 11:03:48.27 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「結局、オムツのこと訊けなかった」
パスカル「ソフィー!!あいしてるよー!」
ソフィ「私はそうでもないよ?」
パスカル「ショック!?」
ソフィ「おはよう、パスカル」
パスカル「おっはよ。今日もおねしょしたの?」
ソフィ「うん、それでね、アスベルがオムツをはこうかって」
パスカル「ええ??オムツって……赤ちゃんプレイでもするの?」
ソフィ「赤ちゃんプレイ?」
パスカル「でも、普通は男が赤ちゃんになりきるんだけどなぁ……」
ソフィ「赤ちゃんプレイってなに?」
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19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 11:07:55.87 ID:DZBbXxci0
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パスカル「んー、赤ちゃんプレイっていうのはね、片方が赤ちゃんになりきって甘えまくる遊びのこと」
ソフィ「へえ……じゃあ、オムツってそのためにあるの?」
パスカル「まあ、9割方はそうじゃないかな?」
ソフィ「すごいね」
パスカル「でも、そうなると意外と買い揃える物があるよ」
ソフィ「え、そうなの?」
パスカル「だっておしゃぶりとか、ガラガラとか、あとはオマルとか」
ソフィ「じゃあ、買いに行こう」
パスカル「そうだねえ、そうしよっか」
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20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 11:12:21.77 ID:DZBbXxci0
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ショップ
パスカル「えーと、オムツはこれがいいかな。肌触り的に」
ソフィ「うん。さらさらしててキモチイイ」
パスカル「あとはおしゃぶりだけど……おや?おーい、弟くーん!!」
ヒューバート「……!?!?!」
ソフィ「ヒューバート、奇遇だね」
パスカル「どったの?こんなところで?」
ヒューバート「パスカルさんこそ、ど、どうしてこのような場所に?」
パスカル「私はソフィの付き添いだけど?」
ヒューバート「ソフィの……?」
ソフィ「うん。オムツ買いに来たの」
ヒューバート「なるほど、そういうことですか」
パスカル「で、弟くんはどうしているのかなー?」
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22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 11:19:33.79 ID:DZBbXxci0
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ヒューバート「ぼ、僕はですね……」
ソフィ「ヒューバートもオムツ買いに来たの?」
ヒューバート「な、なにを言っているのですか?!!」
パスカル「あやしいなぁ……ねえねえ、どうしてこんなところにいるのー?」
ヒューバート「べ、別にどうだっていいでしょう!」
パスカル「良くはないよ。だって、散歩コースにしてはちょっと趣味が偏り過ぎてるもん」
ヒューバート「うぐ……」
ソフィ「ねえ、ヒューバートもおしゃぶりとか買うの?」
ヒューバート「買いませんよ!?」
パスカル「あ、これなーんだ?」
ヒューバート「しまっ……!!」
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26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 11:27:47.91 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「おしゃぶり」
パスカル「おしゃぶりだねぇ」
ヒューバート「……僕はおしゃぶりコレクターなんです!!返してください!!!」
パスカル「わぉ。随分と良い趣味をお持ちで」
ソフィ「お持ちで」
ヒューバート「好きなんですよ。その、おしゃぶりの形が……」
パスカル「へえ……確かになんというか見ていて癒される形ではあるよね」
ヒューバート「……え?」
ソフィ「うん、私もそう思う」
ヒューバート「……笑わないのですか?」
パスカル「なんで?」
ヒューバート「だって、おしゃぶりコレクターですよ?普通は白い目を……」
ソフィ「パスカル、白目剥くの?」
パスカル「うんや、剥かない」
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27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 11:27:58.35 ID:cPTetfY00
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ヒューバートはミニスカニーソの絶対領域を理解できる数少ない良識人だもんな
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28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 11:29:30.73 ID:co4Ocd6A0
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>>27
そういえばそうだな
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30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 11:34:03.48 ID:DZBbXxci0
-
ヒューバート「……全く貴方という人は……」
パスカル「あ、じゃあ弟くんはおしゃぶりに詳しいってこと?」
ヒューバート「え、ええ。まあ、多少は」
パスカル「じゃあ、ソフィにぴったりのおしゃぶり選んでよ」
ヒューバート「ソフィにですか?」
パスカル「うん、お願い」
ヒューバート「まあ、いいでしょう」
ソフィ「かわいいのがいいな。あとカニ玉の味がするような奴」
パスカル「お、それいいねー。じゃあ、私もバナナの味がするおしゃぶりがあったら買っちゃう!」
ヒューバート「……カニ玉はありませんが、バナナ味のおしゃぶりはありますよ?」
パスカル「マジ!?」
ソフィ「パスカル、ずるーい」
-
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 11:41:10.21 ID:DZBbXxci0
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ヒューバート「これです。バナーナオシャブッリクスという商品です」
パスカル「おお!なんかそれっぽい!」
ヒューバート「ソフィにはこれなんていいんじゃないですか?」
ソフィ「これは?」
ヒューバート「しゃぶると口の中がクロソフィの香りになるおしゃぶりです」
パスカル「おお!いいねー!それにしなよ、ソフィ!」
ソフィ「うん。じゃあこれにする」
ヒューバート「代金は全部僕が出しますよ」
パスカル「ホントに!?」
ヒューバート「その代り、このことは内密お願いしますよ。僕にも威厳がありますから」
パスカル「りょーかい!!」
ソフィ「りょうかい」
ヒューバート「……では、行きますか」
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32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 11:48:16.03 ID:DZBbXxci0
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パスカル「いやー、弟くんのおかげで良い買い物ができたよぉ」
ソフィ「ありがとう、ヒューバート」
ヒューバート「いえ、これぐらいでしたら」
マリク「……ぁ……」
パスカル「じゃあ、弟くんの家には大量のおしゃぶりが並んでるの?」
ヒューバート「流石に並べてはいません。専用の金庫に保管しています」
ソフィ「そうなんだ」
マリク「……た、たすけ……」
パスカル「今度、それみせてよー」
ヒューバート「……あまり見せたくはありません」
シェリア「みーつけた♪」
マリク「……!!?!?」
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33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 11:56:08.29 ID:DZBbXxci0
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アスベル「あ、ソフィ。おかえり」
ソフィ「ただいま、アスベル」
パスカル「アスベル、オムツとか買ってきたよー」
アスベル「え。買ってきたのか?」
ソフィ「うん」
アスベル「そう、なのか」
ヒューバート「兄さん、ソフィのオネショは治っていないのですね」
アスベル「ああ」
ヒューバート「何が原因なのでしょうか……」
アスベル「それがわかればな」
パスカル「ソフィ、じゃあこれね」
ソフィ「ありがとう、パスカル」
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34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 11:59:50.50 ID:DZBbXxci0
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夜
アスベル「じゃあ、寝ようか」
ソフィ「うん、完全装備」
ソフィ「ばぶばぶ」
アスベル「そのおしゃぶりはどうしたんだ?」
ソフィ「あぶぶぶ」
アスベル「おしゃぶりを取ってくれ」
ソフィ「パスカルがオムツを買うなら必要だろうって」
アスベル「……」
ソフィ「あ、おしっこしなきゃ……よいしょ」
アスベル「ソフィ!?そのオマルはなんだ!?」
ソフィ「パスカルが必要だからって。さてと……」
ジョロロロロ……
アスベル「……」
ソフィ「……ふう」
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35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:04:59.45 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「アスベル、おやすみなさい」
アスベル「う、うん。おやすみ……」
アスベル(すごいものを見てしまった気がする)
ソフィ「……」
アスベル「……」
ソフィ「……」
アスベル「……(うとうと」
ソフィ「……おぎゃーおぎゃー」
アスベル「!?」
ソフィ「おぎゃーおぎゃー」
アスベル「ソフィ??」
ソフィ「おぎゃー……ほらほら、アスベル。夜泣きだよ?おぎゃー」
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36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:10:14.54 ID:DZBbXxci0
-
アスベル「ソフィは俺にどうして欲しいんだ?」
ソフィ「あやしてほしい」
アスベル「どうやって?」
ソフィ「えーと……どうしよう……?」
アスベル「はあ……わかった。一緒に寝ればいいか?」
ソフィ「うん」
アスベル「ソフィ……一体、今日はどうしたんだ?」
ソフィ「……ばぶばぶ」
アスベル「はいはい」
ソフィ「あ、そうだ。ミルクもらわないと」
アスベル「ミルク?」
ソフィ「パスカルがね、アスベルからミルクをもらったほうがいいって」
アスベル「また、パスカルは……」
ソフィ「アスベル、ミルクくれる?」
-
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:14:51.79 ID:DZBbXxci0
-
アスベル「明日の朝じゃ駄目か?今からはちょっとな」
ソフィ「でも、教官は【ピー】からミルク出してたよ。すごい気持ち良さそうに」
アスベル「……それいつの話だ?」
ソフィ「一昨日かな?」
アスベル「……」
ソフィ「男はこうしてミルクを出すって言ってたよ?アスベルは出せないの?」
アスベル「……あのさ、ソフィ」
ソフィ「ん?」
アスベル「そういうことはあまり言わない方がいい」
ソフィ「そう?」
アスベル「ああ」
ソフィ「あぶぶぶ」
アスベル「それ便利だな」
-
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:21:41.72 ID:DZBbXxci0
-
翌日
アスベル「おねしょはしなかったのか?」
ソフィ「うん」
アスベル「そうか……」
ソフィ「寝る直前のおしっこが良かったのかな?」
アスベル「今までだってそうしていただろ?」
ソフィ「そっか」
パスカル「ばぶばぶー!」
アスベル「パスカル!?そのおしゃぶりはなんだ?」
ソフィ「あ、パスカル……ばぶばぶー」
アスベル「ソフィもおしゃぶりつけて挨拶するな!」
-
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:26:56.70 ID:DZBbXxci0
-
パスカル「いやー、このおしゃぶりが気に入っちゃってさぁ」
アスベル「どうしたんだよ、それ」
パスカル「これ、なんとバナナの味が楽しめるおしゃぶりなんだよ!」
アスベル「そう、なのか」
ソフィ「アスベル、あのね。私のおしゃぶりもクロソフィの口臭になるんだよ」
アスベル「へえ……ってそうじゃなくて、どうしてパスカルもソフィもおしゃぶりを買って、しかも使用しているんだ?」
パスカル「だって、赤ちゃんプレイには欠かせないでしょ?」
アスベル「赤ちゃんプレイ?」
ソフィ「昨日、アスベルが私にしてくれたことだよ?」
アスベル「えええ???!!」
パスカル「お、早速実践したの?やるねー、アスベル」
アスベル「し、してない!!赤ちゃんプレイなんて、してない!!」
パスカル「そーなの?」
-
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:31:50.62 ID:DZBbXxci0
-
ソフィ「でも、オマルでおしっこしたし」
パスカル「うわぁ……いきなりレベル高いなー」
アスベル「あれはソフィが自発的にやったことだろ?!」
ソフィ「そうなの?」
パスカル「さぁ?」
アスベル「……はぁ」
シェリア「おはよう、アスベル、ソフィ。あ、パスカルも来てたのね」
ソフィ「おはよう、シェリア」
パスカル「おはよー」
シェリア「ところで、今変な単語が飛び交っていたけど、何かしら?」
アスベル「え?いや、なんでもない……」
ソフィ「赤ちゃんプレイだよ」
シェリア「赤ちゃんプレイ?」
パスカル「アスベルがソフィにオマルでおしっこするように強要したんだって」
-
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:35:16.12 ID:DZBbXxci0
-
シェリア「……え?」
アスベル「パスカル!!」
パスカル「え?あれ?違うの?」
アスベル「全然、そんな話はしてなかっただろ!?」
シェリア「……ソフィ、本当なの?」
ソフィ「……うん」
アスベル「ソフィ?!」
シェリア「……アスベル……ちょっと来て」
アスベル「……ち、ちがうぞ!誤解だ!誤解だ、シェリアぁぁぁぁ……」
パスカル「あーあ、連れて行かれちゃった」
ソフィ「どうしてかな?」
パスカル「シェリアも赤ちゃんプレイをしたいんじゃない?」
ソフィ「そっか。シェリアもアスベルに甘えたいんだ」
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45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:40:07.02 ID:DZBbXxci0
-
ヒューバート「ソフィ、パスカルさん」
ソフィ「あ、ヒューバート」
パスカル「どうかしたの?」
ヒューバート「それがマリクさんを探しているのですが、知りませんか?」
パスカル「んー、見てないな~」
ソフィ「私も」
ヒューバート「そうですか……一体、どこへ……」
パスカル「ところでさ、弟くん。このおしゃぶり、すごいねぇ」
ヒューバート「そ、それはそうでしょう。この僕が選んだのですから」
ソフィ「うん。そうだね」
ヒューバート「ま、まあ気に入って頂けたようでなによりです」
パスカル「あ、そーだ。弟くんも赤ちゃんプレイに興味あったりするの?」
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46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:43:51.59 ID:DZBbXxci0
-
ヒューバート「あ、赤ちゃんプレイですか……?」
パスカル「興味があるんだったら、私がしてあげてもいーよ?」
ヒューバート「な、なにをいっているのです!?ぼ、ぼぼぼくがそそそそんなの……!!!」
パスカル「どうなのかにゃ~?」
ヒューバート「……関係ありませんが、向こうに人のこない小屋があります」
パスカル「おっけー」
ソフィ「いってらっしゃい」
ソフィ「さてと、私は……」
マリク「……」
-
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:46:18.25 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「……?」
マリク「……」
ソフィ「あ、教官?どうしたの、腕と足が有り得ない方向に曲がってるけど?」
マリク「……すま、ない……ソフィ……た、たすけて、くれ……」
ソフィ「うん。アストラルベルト!!」
マリク「ぐぁ……!?なぜ、とどめ……を……?」
ソフィ「楽にしてあげようと思って」
マリク「……ふ……成長した、な……」
ガクッ
ソフィ「……帰ろう」
-
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:49:25.18 ID:DZBbXxci0
-
ソフィ「アスベルー、ただいま」
ソフィ「アスベル?」
ソフィ「こっちかな?」
アスベル「ばぶばぶ……ちゅぱちゅぱ」
シェリア「んふ……アスベルは本当におっぱいが好きね……」
アスベル「ちゅぱちゅぱ」
シェリア「もっと吸っていいよ?」
ソフィ「……アスベルもオムツするんだ。今日からはアスベルもオムツして寝るのかな?」
アスベル「マンマ、おちっこ」
シェリア「オムツしてるでしょ?そのまましなさい」
アスベル「うん……ん……」
ジョロロロ……
-
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:52:29.11 ID:DZBbXxci0
-
夜
ソフィ「あぶぶぶ」
アスベル「ばぶばぶ」
シェリア「うふふ。二人とも必死におっぱい吸っちゃって……」
ソフィ「ちゅぱちゅぱ」
アスベル「ちゅぱちゅぱ」
シェリア「もう……ソフィまで……ん……」
ソフィ「シェリアママ、おしっこ」
シェリア「そのオマルでしなさい」
ソフィ「うん」
アスベル「まんま、うんち」
シェリア「オムツにしなさい」
アスベル「うん」
ぶりゅうぶりぶちゅぶばっ……
-
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:54:09.59 ID:UV3m8IDI0
-
これは酷い…
-
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 12:57:53.09 ID:DZBbXxci0
-
小屋
パスカル「さあ、弟くん?」
ヒューバート「ばぶ?」
パスカル「げっぶしないとね。叩いてあげるから」
バシッ!
ヒューバート「おぶっ!!」
パスカル「はいはい!!はやくげっぷする!!」
バシバシバシバシッ!!
ヒューバート「ちょ、パス、ぐふっ、カル、けはっ!」
パスカル「どうどう?でそう?」
バシバシバシバシッ!!
ヒューバート「も、やめ、げっふ!!」
-
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 13:02:11.10 ID:DZBbXxci0
-
翌日
アスベル「今日もおねしょはしなかったな」
ソフィ「うん」
シェリア「……思ったんだけど、ソフィは誰かに甘えたくてしかたがないんじゃない?」
アスベル「え?」
シェリア「おねしょって心的ストレスが原因になっているから、それさえ解消できれば治るの」
アスベル「じゃあ……」
シェリア「アスベル、今日からソフィをたっぷり甘えさせてあげて」
ソフィ「……いいの?」
アスベル「……それがソフィのためになるなら」
ソフィ「アスベル……」
シェリア「うん。ソフィもちゃんと甘えるのよ?遠慮なんてしないでね?」
ソフィ「うん。分かった。アスベル、大好き」
アスベル「おいおい、今から抱きついてどうするんだよ」
シェリア「ふふ……」
ほのぼのEND
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59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 13:09:38.11 ID:LBIdTtbC0
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最後いい話で締めるなw
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60:【グレイセスSS】ソフィ「……アスベルなんて、嫌い……」【第二幕】:2011/07/03(日) 13:10:20.22 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「……」
アスベル「ソフィ?」
ソフィ「あ、アスベル」
アスベル「どうしたんだ、こんな夜中に庭を眺めて」
ソフィ「……ちょっと怖い夢を見たの」
アスベル「夢?」
ソフィ「うん」
アスベル(ソフィも夢を見るのか)
ソフィ「あのね、アスベル?」
アスベル「なんだ?」
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62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 13:14:29.15 ID:KX0Iqbyh0
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第二部に続くんだな?期待してるぞ
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65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 13:21:08.35 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「いつか、アスベルは私を置いて死んじゃうんでしょ?」
アスベル「……ああ」
ソフィ「そのとき、私はやっぱり一人ぼっちなのかな?」
アスベル「ソフィ……」
ソフィ「そのことは分かっているし、覚悟もしていたの。でもね、夢に見ると怖くなる」
アスベル「……」
ソフィ「世界に私だけが置いていかれるような気がして……」
アスベル「……ソフィ、外は冷える。中に入ろう」
ソフィ「うん」
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68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 13:31:26.55 ID:DZBbXxci0
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翌日
アスベル「ふう……やはり、色々と書類が溜まってるな」
トントン
アスベル「はい?」
ソフィ「アスベル、ちょっと外に行ってくるね」
アスベル「ああ。気をつけてな」
ソフィ「うん」
アスベル「……ソフィ……」
アスベル「俺は、ソフィの気持ちを何も分かっていないんじゃないか?」
アスベル「一緒に旅をして、ソフィの親のように振る舞ってきたけど、ソフィの不安を少しでも理解できただろうか……」
アスベル「……先の話だと、俺が逃げているだけなのか……」
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69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 13:38:18.09 ID:DZBbXxci0
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花畑
ソフィ「……」
ソフィ「ここで私は目を覚ました……そして、もう眠ることはない」
ソフィ「ずっとここで私は生きていく。生きていかなきゃならない」
ソフィ「アスベルたちのことを伝えていくために……」
ソフィ「……でも、やっぱり怖いな」
ソフィ「私の話を誰も聞かなくなるかもしれない。私のことを誰も知らなくなるかもしれない」
ソフィ「それでも私はずっと伝えていくことができるの……?」
ソフィ「そんなこと、できない……」
ソフィ「怖いよ……アスベル……私、怖い……」
ソフィ「……どうしたらいいの……誰か、教えて……」
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70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 13:44:09.25 ID:DZBbXxci0
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夜 花畑
アスベル「ソフィ!」
ソフィ「……あ、アスベル?」
アスベル「何時だと思っているんだ。心配するだろう?」
ソフィ「ごめん」
アスベル「さあ、帰ろう」
ソフィ「……ねえ、アスベル?」
アスベル「ん?」
ソフィ「アスベルが死んだら、私はどうしたらいいの?」
アスベル「ソフィ……」
ソフィ「やっぱりね、私、怖い」
アスベル「……」
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72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 13:51:19.49 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「一度はみんなが居なくなっても大丈夫だって思った。生きていくって決心もした」
ソフィ「でもね、時間が過ぎていくとやっぱり怖くなるの。アスベルが優しくしてくれるから、シェリアが慰めてくれるから」
アスベル「……」
ソフィ「ヒューバートも、教官も、パスカルも、リチャードもみんな優しいの。だから、嫌なの。みんなが死ぬなんて嫌なの」
アスベル「ソフィ、帰ろう」
ソフィ「ねえ、アスベル……教えて。みんなが死んだらきっとどうしていいか分からなくなる」
ソフィ「今、それを受け入れても目の前でみんなが死んだら途方に暮れるの」
ソフィ「アスベル、どうしたらいいの?」
アスベル「……ソフィ、帰ろう」
ソフィ「……ごめんね、アスベル」
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73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 13:53:02.12 ID:fDdLXERD0
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前半はなんだったんだよw
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75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 13:59:19.49 ID:DZBbXxci0
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ソフィの部屋
ソフィ「……アスベル?」
アスベル「どうした?眠れないのか?」
ソフィ「ううん、寝たくないだけ」
アスベル「どうして?」
ソフィ「こうやってアスベルの温もりを感じていたいから……寝たくない」
アスベル「そうか」
ソフィ「アスベルと一緒に寝るなんて久しぶりだね」
アスベル「そうだな」
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76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 14:05:41.84 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「……あったかい……アスベル……」
アスベル「……ソフィ」
ソフィ「……死なないで」
アスベル「……!」
ソフィ「死んじゃやだよ……アスベル……」
アスベル「……」
ギュッ……
ソフィ「いやだ……いやだ……アスベル、ずっといっしょに生きて……」
アスベル「……」
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77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 14:14:17.97 ID:DZBbXxci0
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翌日
アスベル「ソフィ」
ソフィ「アスベル、どうしたの?」
アスベル「ちょっと、出かけないか?」
ソフィ「うん」
アスベル「よし、じゃあ支度しよう」
ソフィ「どこに行くの?」
アスベル「誓いの場所だ」
ソフィ「うん。分かった。ちょっと待ってて」
アスベル「……」
アスベル「俺に出来ることなんて、何もないかもしれない」
アスベル「出来るだけソフィとの時間を大事にすることしか……」
アスベル「……」
アスベル「俺は一番大事なものを守れないのか……」
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78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 14:19:20.10 ID:DZBbXxci0
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花畑
ソフィ「風が気持ちいいね」
アスベル「昨日もソフィはここにいたんだよな?」
ソフィ「うん。ずっといたよ」
アスベル「どうしてだ?」
ソフィ「どうしてかな?自分でも分からない」
アスベル「そうか」
ソフィ「でもね、ここに来れば見つけられるような気がしたの」
アスベル「何を?」
ソフィ「どうしたら、いいのか」
アスベル「……」
ソフィ「でもなにも分からなかった。ずっとずっとアスベルのことを伝えることができるのかどうか分からなくなった」
アスベル「ソフィ……そんなことをしなくても……」
ソフィ「私が出来ることはそれしかないでしょ?アスベルが守ったこの世界を見届ける、それしか私にはできない」
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80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 14:23:17.69 ID:DZBbXxci0
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アスベル「……俺は何も守れていない」
ソフィ「え?」
アスベル「こうしてソフィの不安を聞くことができても、助ける方法が思いつかない」
アスベル「どうすればソフィがそんな悲しい顔をしなくて済むのか、俺には分からない」
ソフィ「アスベルも分からないんだ。じゃあ、一緒だね?」
アスベル「ソフィ?」
ソフィ「今はどっちも不安で怖い。だから一緒。私とアスベルは一緒だね」
アスベル「……ソフィ……」
ソフィ「……それだけで私は嬉しいよ?」
アスベル「……っ!」
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81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 14:27:21.59 ID:DZBbXxci0
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夜 アスベルの部屋
アスベル(……はあ)
アスベル(こうするしかないというのも、情けないな)
メイド「アスベル様」
アスベル「どうした?」
メイド「お手紙です」
アスベル「ありがとう。誰からだ?」
メイド「シェリア様です」
アスベル「そうか……」
メイド「それでは」
アスベル「このタイミングか」
シェリア『元気にしていますか。私は今、紛争地域で活動しています。ここでの仕事が終われば一度ラントへ戻ろうと思います』
シェリア『そのときには色々とお話したいことがあるので、時間をもらえますか?』
アスベル「……そうか……」
アスベル「……シェリア……」
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82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 14:33:03.18 ID:DZBbXxci0
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一週間後
パスカル「ひっさしぶり!!」
ソフィ「パスカル!どうしたの?」
パスカル「んー?ソフィの顔が急に見たくなっちゃってさぁ」
ソフィ「そうなの?」
パスカル「じゃあ、久しぶりに頬ずりを……!」
ソフィ「……!」
スカッ
パスカル「ありゃ?」
ソフィ「アスベルを呼んでくるね」
パスカル「相変わらずガードが堅いな~」
ヒューバート「全く、相変わらずですね」
パスカル「おろ?弟くんじゃない!どしたの?」
ヒューバート「……パスカルさんも手紙を貰ったのでしょう?」
パスカル「え?なんのこと?」
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83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 14:38:32.24 ID:DZBbXxci0
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ヒューバート「隠す必要がないでしょうに」
パスカル「こういうのは内緒にするのが定番じゃないの?」
ヒューバート「まあ、そうですが、僕にはいいでしょう」
パスカル「敵を欺くにはまず味方からってね」
ヒューバート「欺けていませんがね」
ソフィ「あ、増えてる」
アスベル「二人ともよく来てくれた」
パスカル「まあねー」
ヒューバート「こちらも色々あってろくに会えませんでしたからね」
アスベル「とにかく上がってくれ」
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85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 14:44:50.35 ID:DZBbXxci0
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応接室
アスベル「ヒューバートもパスカルも忙しい中、悪いな」
ヒューバート「いえ、復興も進んでいますし、僕の国はもう元の生活を取り戻しつつあります」
パスカル「こっちは新エネルギーの開発、運用でてんやわんやだねぇ。ま、それもあと五年ぐらいでなんとかなるけど」
アスベル「そうか」
ソフィ「ねえねえ、シェリアと教官とリチャードは来ないの?」
アスベル「三人は時間がないみたいだな」
ソフィ「そうなんだ」
パスカル「まあまあ、いいじゃないソフィ。私が来たんだしさぁ」
ソフィ「みんな一緒がいい」
ヒューバート「ところで、今から何をするんですか?」
アスベル「ああ。そのことだけど。ソフィ、三日後は何の日か知ってるか?」
ソフィ「……?」
アスベル「実はソフィと出逢った日なんだ」
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86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 14:50:18.92 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「そうなの?」
アスベル「だから、その日にパーティをしようと思う」
ソフィ「どうして?」
アスベル「かけがえのない家族と出逢えた日だ」
ヒューバート「一般的にはそういう日は誕生日として祝うものですね」
パスカル「なーる。じゃあ、三日後にソフィのお誕生日会をするってこと?」
アスベル「ああ。……ソフィは嫌か?」
ソフィ「……ううん。嬉しい。嬉しいよ、アスベル」
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87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 14:56:03.54 ID:DZBbXxci0
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アスベル「すまないな、二人とも」
ヒューバート「ま、ソフィの誕生日会なら参加しないわけにはいきませんからね」
パスカル「ソフィのためだもん。いつでも駆け付けるよー」
ヒューバート「そうですか。多少、にぎやかになりそうですね」
アスベル「そうだな。シェリアや教官、リチャードにも参加してほしいが……」
ヒューバート「まあ、無理でしょう」
パスカル「そうだねえ。みんな何かと忙しそうだし」
アスベル「まあ、俺たちだけでも盛大に祝ってやりたいと思う」
ヒューバート「ええ」
パスカル「私、ソフィのためにすごいのつくっちゃおうかなぁ~」
ヒューバート「ほどほどにしてくださいよ」
パスカル「わかってますってぇ~」
アスベル「不安だ」
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88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 15:01:05.47 ID:DZBbXxci0
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翌日
アスベル「まあ、段取りはこんな感じで……」
ヒューバート「そうですね。……ところでソフィは?」
アスベル「ああ、パスカルに連れて行かれた」
ヒューバート「何をしているんでしょうか、全く」
アスベル「パスカルはきっとすごく嬉しいんだろ?」
ヒューバート「まあ、体全体でそれを表現していましたが」
アスベル「それにパスカルは人の気持ちに敏感だ」
ヒューバート「冗談でしょう?」
アスベル「そうか?ヒューバートは気づいていると思ったが?」
ヒューバート「あの人は何も考えてませんよ」
アスベル「そうかな?」
ヒューバート「ええ、そうです」
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89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 15:05:58.97 ID:DZBbXxci0
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ソフィの部屋
パスカル「ねえねえ、ソフィこれとかどう?」
ソフィ「それは?」
パスカル「パスカル特製『誕生花火バズーカ』!!」
ソフィ「ふーん」
パスカル「反応うす!!よーし、この威力を目の当たりにしたら、ソフィも目ん玉飛び出るよぉ?」
ソフィ「え?それは嫌だ。やめて」
パスカル「あ、いや、本当に飛び出るわけじゃないけど」
ソフィ「え、嘘なの?」
パスカル「うん」
ソフィ「パスカルが嘘付いた。パスカル、嫌い」
パスカル「なんで?!」
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90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 15:11:42.63 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「……ふふ」
パスカル「……よかった」
ソフィ「……え?」
パスカル「ソフィ、ずっと悲しそうにしてたんだもん。笑ってくれて安心したよ」
ソフィ「そ、そうかな?」
パスカル「この私に隠し事なんてできないよ~。いつでもソフィは丸裸だよ?」
ソフィ「エッチ」
パスカル「……それどこで覚えたの?」
ソフィ「教官が教えてくれた」
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91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 15:13:20.98 ID:WwwfpbQQi
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どうしてこうなった…
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92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 15:15:32.70 ID:DZBbXxci0
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執務室
メイド「失礼します。マリク様がお見えになられました」
アスベル「教官が!?」
ヒューバート「これはこれは」
マリク「すまんな。もう上がらせてもらった」
アスベル「教官、お忙しいのでは?」
マリク「一日や二日抜けたところで支障はない。それよりソフィの誕生日を祝えない方が心にしこりを残す」
アスベル「教官……ありがとうござます!」
マリク「よせ。堅苦しい礼は不要だ。招かれたことに感謝したいのは俺の方だからな」
ヒューバート「あとはシェリアだけですね」
アスベル「シェリアは多分無理だろうな……」
マリク「そうなのか?」
アスベル「ええ。今はどうやら紛争地域で活動しているようで、すぐに帰ってこれる状況ではないようです」
マリク「そうか」
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93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 15:19:56.81 ID:DZBbXxci0
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ヒューバート「ともかく、準備を進めましょう」
アスベル「そうだな。教官も御助力をお願いできますか?」
マリク「当然だ。手伝うなと言われても手伝うつもりだったがな」
アスベル「……すいません、教官」
マリク「何故、謝る?」
アスベル「俺が、弱いからです」
マリク「……」
ヒューバート「兄さん……」
アスベル「いつもこうして誰かを頼らなければいけない自分が情けなくて」
マリク「……それは恥ずべきことではない」
アスベル「……しかし」
マリク「アスベルはいつも最善を尽くしてきた。結果として皆が手を差し伸べているにすぎん」
アスベル「教官……」
マリク「さあ、無駄口を叩く前に準備に取り掛かろう」
アスベル「はい」
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94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 15:22:38.19 ID:DZBbXxci0
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翌日
パスカル「アスベルー、これはここに飾っていいのー?」
アスベル「ああ、あとそっちも頼む」
パスカル「おっけー」
ソフィ「ねえねえ、アスベル。私は何をしたらいい?」
アスベル「え?ソフィは何もしなくていいから」
ソフィ「そうなの?」
マリク「どこの世界でもお姫様は下々の民をにこやかに見ていればいい」
ソフィ「にこやかに……」
ヒューバート「まあ、退屈でしょうね。パスカルさんが遊んであげれば……」
シェリア「……ソフィ。あっちで遊びましょ?」
アスベル「え?」
ソフィ「シェリア!」
シェリア「ソフィ、元気だった?」
アスベル「シェリア……どうして……?」
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96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 15:28:05.62 ID:DZBbXxci0
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シェリア「ごあいさつね。もしかして帰ってきてほしくなかったの?」
アスベル「そ、そんなこと……!!」
シェリア「……ふふ。じゃあ、帰ってきてほしかった?」
アスベル「そ、それは勿論……」
シェリア「そっか。……ただいま」
アスベル「……おかえり」
ソフィ「シェリア、おかえり」
マリク「大変だったか?」
シェリア「ええ。でも、紛争自体は三日前に落ち着きました。負傷者の手当ても一段落ついたので」
ヒューバート「そうですか。それはよかったです」
シェリア「……でも、流石に全員集合とは行かないのね」
アスベル「リチャードか……」
マリク「……アスベル、一つ提案があるんだが」
アスベル「なんですか?」
マリク「まあ、時間がないから無理かもしれんが……」
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97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 15:37:01.16 ID:DZBbXxci0
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翌日 ラント邸 庭
パスカル「えー、この晴天に恵まれてーあーえーと……まあいいや、かんぱーい!!」
ヒューバート「ちょっと、パスカルさん!ちゃんとやってください!!」
パスカル「えー、だって弟くんが用意した台詞長いんだもん」
ヒューバート「こういう祝いの席ではそれぐらい当然で……!」
マリク「まあまあ。俺達らしくていいじゃないか」
シェリア「そうね」
ソフィ「かんぱーい」
アスベル「うん、乾杯」
ヒューバート「あぁ……折角真剣に考えたのにぃ……」
パスカル「元気だしなよ」
ヒューバート「あなたが言わないでください!!」
ソフィ「これ美味しいね」
シェリア「あ、それ私が作ったの」
パスカル「ねえねえ、ソフィ。このチョコバナナは私がつくったんだよー?」
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102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 15:46:07.65 ID:DZBbXxci0
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マリク「お前、それはバナナにチョコを塗っただけだろう」
パスカル「でも美味しいよ?ほらほらソフィ、たべてよぉ」
ソフィ「……いらない」
パスカル「がびーん!!」
アスベル「ソフィ、本当のことを言っちゃダメだろ?」
パスカル「さりげなく酷い……」
マリク「さてと、メインといこうか」
ヒューバート「これは力作ですよ」
シェリア「流石にやり過ぎだと思うけど……」
ソフィ「なになに?」
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104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 15:50:43.62 ID:DZBbXxci0
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パスカル「ソフィのために作りました。およそ10人前の特大カニ玉!!!」
ソフィ「うわぁ……」
アスベル「すごい。今までにないくらい目が輝いてる」
ソフィ「カニ玉……これ、一生分くらいある」
アスベル「いや、ないない」
パスカル「どう?惚れた?」
ソフィ「うん!ありがとう、教官、ヒューバート」
ヒューバート「いえいえ」
マリク「ふん。これくらい造作もない」
パスカル「あれ~?私への感謝は?私、ずっと卵割ってたんだよ~?!」
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107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 15:55:37.16 ID:DZBbXxci0
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ソフィ「はむはむはむ……」
シェリア「ソフィ、そんなにがっつかないの。はしたないから」
パスカル「まあまあ。こんなの食べてる時点で淑女とは無縁だしー」
ソフィ「はむはむはむはむ……」
アスベル「……」
マリク「どうした、アスベル?」
アスベル「え?いや、何もないですよ?」
マリク「……ソフィは繊細だ。すぐに動揺が伝わる。あまりそんな顔でいるな」
アスベル「すいません」
マリク「手紙にあったな。ソフィのことか」
アスベル「はい。俺、ソフィとの時間を大事にしたいって思っています」
アスベル「でも、今が幸せであればあるほど、ソフィを苦しめているんじゃないかって思ってしまって」
マリク「それは当然だ」
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110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 16:02:12.63 ID:DZBbXxci0
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アスベル「……」
マリク「この先、ソフィは必ずお前の死を受け止めなければならない。そのときの悲哀は今の幸福に比例してしまう」
アスベル「でも……俺は……」
マリク「だから幸せを与えないというのもおかしな話だがな。アスベル、せめてお前は真直ぐでいるんだ」
アスベル「教官……」
マリク「まあ、真直ぐ生きてこなかった俺が言えたことではないがな」
アスベル「いえ、そんなことは……」
メイド「アスベル様、あのリチャード殿下の使者と名乗る方が……」
アスベル「え?」
マリク「どうやら良い返事が期待できるな」
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111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 16:08:38.47 ID:DZBbXxci0
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使者「アスベル・ラント様。リチャード殿下からのお返事をお伝えしに参りました」
シェリア「え、なになに?」
パスカル「んー?」
ヒューバート「一体、何をしたのですか?」
マリク「ま、特別にな」
使者「是非。と」
アスベル「リチャード……ありがとう」
使者「いえ。ではお待ちしています」
アスベル「ソフィ。夜になったらリチャードに会えるぞ」
ソフィ「ホント?」
アスベル「ああ」
ソフィ「あ、じゃあリチャードにもカニ玉を持っていかなきゃだめかな?」
パスカル「ソフィの食べかけなんてレアアイテムを?!羨ましい~!!」
ヒューバート「何をいってるんですか、全く」
マリク「とにかく用意をするか」
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112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 16:14:17.19 ID:DZBbXxci0
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夜 バロニア城
リチャード「アスベル!」
アスベル「えと、殿下……」
リチャード「そんな言い方は止せ」
アスベル「そうだな……リチャード、無理なお願いを聞いてくれてありがとう」
リチャード「いや。むしろ嬉しかったよ。僕はここから出ることができなかったからね」
ソフィ「ねえ、アスベル、何をするの?」
リチャード「なんだ、言ってなかったのかい?今日だけバロニア国に王妃が誕生するんだよ」
ソフィ「?」
パスカル「おー、これもしかしてソフィの衣装?」
シェリア「こっちはアスベルのかしら?」
ヒューバート「どちらも豪華ですね」
アスベル「リチャード、ここまでしなくても……」
リチャード「何をいう。ソフィ姫をうまくエスコートするんだろ?」
ソフィ「え?」
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115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 16:20:07.58 ID:DZBbXxci0
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謁見の間
ソフィ「……どうかな?」
パスカル「すごーい!かわいいい!!!」
シェリア「うん。絵本から出てきたみたいね」
マリク「アスベルも中々いいぞ」
ヒューバート「ええ。悪くはありません」
アスベル「そうかな?」
リチャード「本来は王族し着ることが出来ない特別な礼装だからね」
アスベル「そんなものを良かったのか?」
リチャード「構わない。ここには友人しかいないしね」
シェリア「ほら、アスベル」
アスベル「あ、ああ」
ソフィ「アスベル……」
アスベル「えっと、どうすればいいのかな?」
マリク「今は王と王妃だ。とりあえず手をとって、手の平にキスだな」
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119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 16:31:34.57 ID:DZBbXxci0
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パスカル「おぉー」
ヒューバート「それはそれは」
シェリア「……むー」
アスベル「そ、そんなこと……!!」
リチャード「では、手を繋いで向かい合い、互いに伝えたい言葉を言えばいい」
アスベル「伝えたい言葉……」
ソフィ「アスベル……」
アスベル「……ソフィ、お前をずっと守ると約束したい」
ソフィ「アスベル……」
アスベル「でも、それは出来ないんだ」
ソフィ「……うん」
アスベル「それどころか、きっとソフィを大きく傷つけてしまうと思う」
ソフィ「……」
アスベル「ソフィ、俺たちの未来を頼む……」
ソフィ「え?」
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120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 16:36:38.23 ID:DZBbXxci0
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アスベル「俺に子供が生まれて、その子供からまた新しい命が生まれるとき、ソフィが守ってほしいんだ」
ソフィ「私が……守る……」
アスベル「ああ。いつか、俺を守ってくれたようにソフィがこれからの命を守ってほしい。勿論、命がけで守る必要はない」
ソフィ「うん」
アスベル「何か道を間違えそうになったら、そっと元の道に導いてくれればいい」
ソフィ「できるかな?」
アスベル「出来る。ソフィなら出来る」
ソフィ「……でもね、やっぱりアスベルやみんなとずっと居たいよ。みんなとお別れはしたくない」
アスベル「……」
ソフィ「それだけなの、それだけが怖いから……」
シェリア「……」
パスカル「ソフィ……」
ソフィ「ごめんね。困らせるつもりはないんだけど……」
アスベル「分かっている。分かってるさ、ソフィ」
ソフィ「ごめんね、アスベル……」
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122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 16:41:53.88 ID:DZBbXxci0
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バロニア城 門前
アスベル「ありがとう、リチャード」
ソフィ「楽しかったよ」
リチャード「またいつでも来てくれ。アスベルやソフィなら大歓迎だ」
シェリア「それじゃあ帰りましょうか」
マリク「俺はこのまま国に戻る」
アスベル「教官、本当にありがとうございました」
パスカル「んじゃ、私もお姉ちゃんが待ってるし、帰ろうかなぁ」
ソフィ「ばいばい、パスカル」
パスカル「ひきとめてよぉ~」
ヒューバート「僕もこのまま国に戻ります」
アスベル「そうか、ありがとう、ヒューバート」
ヒューバート「いえ、来年も呼んでください」
アスベル「もちろんだ」
ソフィ「じゃあね、みんな……」
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124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 16:46:52.31 ID:DZBbXxci0
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ラント領
ソフィ「アスベル、シェリア、ちょっとだけ寄り道してもいい?」
アスベル「え?どこに?」
ソフィ「またあそこに行きたい」
シェリア「……ソフィと出逢った場所ね」
アスベル「ああ、構わない。行こう」
ソフィ「ありがとう。アスベル」
アスベル「……」
シェリア「アスベル……」
アスベル「あ、ごめん。こんなことじゃいけないのにな……」
ソフィ「……」
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125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 16:51:18.17 ID:DZBbXxci0
-
花畑
ソフィ「……」
アスベル「ソフィ……あの……」
ソフィ「決めたよ」
アスベル「え?」
ソフィ「もう、アスベルが悲しそうにするの、見たくないから」
シェリア「ソフィ?」
ソフィ「私、決めたの……」
アスベル「何を……?」
ソフィ「笑うから。アスベルが死んでも、シェリアが死んでも、ヒューバートや教官、パスカル、リチャードが死んでも微笑んでいく」
アスベル「ソフィ……」
ソフィ「そうすればアスベルも悲しくないでしょ?」
アスベル「……違う……」
ソフィ「私は泣くことができないし……」
アスベル「違う!!」
-
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 16:57:53.94 ID:DZBbXxci0
-
シェリア「アスベル!?」
ソフィ「……!?」
アスベル「そうじゃない!ソフィ、俺は……!!」
ソフィ「アスベル……?」
アスベル「そんな悲しい笑顔を見て死にたくない!!」
ソフィ「え……」
アスベル「ソフィにとって俺は大切な人か?」
ソフィ「うん」
アスベル「じゃあ、大切な人が逝くときは泣いてほしい。心から悲しんでほしい。本当に大切だと思っているなら」
ソフィ「それは……だって………できない……」
アスベル「ソフィ、きっとそのときは泣くこともできる。だから、今笑って生きよう」
ソフィ「……でもそれは……」
アスベル「今はまだ一緒に居られる。だから……」
ソフィ「それが怖いの!嫌なの!!」
-
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 17:03:39.80 ID:DZBbXxci0
-
シェリア「ソフィ……」
ソフィ「今一緒にいることが怖いの。いつかアスベルに会えなくなるのが、嫌なの……」
アスベル「じゃあ、どうしてほしい?」
ソフィ「……」
アスベル「俺はソフィをいつか守れなくなる。でも、それまでは時間がある」
シェリア「ソフィ、私たちは……」
ソフィ「……アスベル、死なないで」
アスベル「……ソフィ」
ソフィ「嫌!嫌!アスベル、絶対に死なないで!!」
アスベル「……」
-
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 17:06:56.26 ID:DZBbXxci0
-
ラント邸
シェリア「ソフィは寝たわ」
アスベル「ありがとう、シェリア」
シェリア「ソフィのこと、どうするの?」
アスベル「……どうすればいい?」
シェリア「訊いてるのは私よ?」
アスベル「分からない。俺にはソフィの不安を取り除くことなんてできない……」
シェリア「自惚れないで」
アスベル「え?」
シェリア「孤独の中にいるソフィの不安なんて誰にも払うことはできない。アスベルでも無理よ」
アスベル「そうか……いや、そうだな……」
シェリア「アスベル、ソフィは待ってるよ?」
アスベル「え?」
シェリア「ソフィはただ甘えたいだけよ。でも、甘えるのが怖いのね」
-
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 17:12:06.45 ID:DZBbXxci0
-
アスベル「……」
シェリア「きっとこのままだとソフィはどんどん距離を置こうとするわ。アスベル、これは解決なんてしない問題だから」
アスベル「ああ」
シェリア「でも、絶対に目をそらしちゃ駄目。逸らしたらきっとソフィはもう心を開かなくなる」
アスベル「……」
シェリア「アスベル、行ってあげて」
アスベル「ああ……何が出来るか分からないけど、けど……俺はソフィを守りたいから」
シェリア「うん。いってらっしゃい」
アスベル「いってくる」
-
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 17:14:54.23 ID:DZBbXxci0
-
ソフィの部屋
ソフィ「……」
アスベル「ソフィ、起きてるか?」
ソフィ「……寝てる」
アスベル「そうか。じゃあ、俺は勝手にソフィの隣で寝かせてもらう」
ソフィ「……」
アスベル「……ソフィ。悪かった」
ソフィ「……何が?」
アスベル「俺が優しくするたびにソフィが傷ついていたんだろ?」
ソフィ「……」
アスベル「だから、これからも優しくさせてくれ」
ソフィ「……酷いよ、アスベル」
アスベル「別れのときが来たとき、優しくて酷い人だったって思ってもらいたいなぁって思った」
ソフィ「……アスベル、嫌い」
-
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 17:17:40.83 ID:DZBbXxci0
-
アスベル「残念だけど俺は好きだ。だから、俺は死ぬときまでソフィに優しくするって決めた」
ソフィ「……」
アスベル「ソフィに嫌われてもいい。でも、このままソフィを腫れものみたいに扱っていくのも違うと思う」
アスベル「だから、俺はソフィに優しくするって決めたんだ」
ソフィ「……アスベル?」
アスベル「なんだ?」
ソフィ「じゃあ、抱きついてもいい?」
アスベル「ああ」
ソフィ「……アスベルなんて、嫌い……」
ギュ……
アスベル「俺は大好きだぞ、ソフィ?」
ソフィ「……そんなアスベルが、嫌い……」
-
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 17:23:13.90 ID:DZBbXxci0
-
翌日
シェリア「おはよう、ソフィ」
ソフィ「うん、おはようシェリア」
アスベル「ソフィ、花壇の水やり一緒にやるか?」
ソフィ「やだ」
アスベル「いーや、俺は一緒にやる」
ソフィ「アスベル、嫌い」
シェリア「ふふ、何があったの?随分嫌われたみたいだけど?」
アスベル「ああ、そうなんだ。優しくすればするほど嫌われていくんだ」
シェリア「そうなの……ふふ」
-
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 17:29:25.98 ID:DZBbXxci0
-
アスベル「ほらほら、こっちは俺がやるから」
ソフィ「やめて。アスベルはどっかいって」
アスベル「まあ、勝手にやるけど」
ソフィ「もう……知らない」
シェリア「しばらくは大丈夫そうね……そういえば、話したいことまだ話せてなかったなぁ……。けど、まだいいかな?」
アスベル「ソフィ?」
ソフィ「……」
アスベル「まだこうしていられる。だから、今は幸せでいよう」
ソフィ「……うん、幸せでいたい。できるだけ長く……アスベルと居たい……」
アスベル「ああ、居よう。もっと、ずっと……」
END
-
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 17:30:28.77 ID:5BY8Il/j0
-
乙!
前半後半の差が酷すぎるwww
-
140:【テイルズSS第三幕】メル「いつも裸を覗かれて困ってます」【なりきりX】:2011/07/03(日) 17:31:39.71 ID:DZBbXxci0
-
メル「よーし、次の衣装はこれにしよっと」
ぬぎぬぎ
アルベルト「メルメル~かわいいおっぱいだーよ」
メル「……ひっ!!」
アルベルト「さあ、早く着替えるだーよ」
メル「あの、見られてたら着替えにくいんだけど……」
アルベルト「気にしなくていいだ。おらが見張っててやる」
メル「出来れば、外を見張ってて……」
ディオ「このやろう!!またメルの着替えを覗きやがったな!!」
アルベルト「へへーん、これはおらの役得だーよ!!」
メル「はあ……」
-
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 17:33:19.67 ID:5BY8Il/j0
-
と思ったらなんか始まったでござる
-
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 17:36:37.05 ID:DZBbXxci0
-
メル「やっぱりいつも裸を見られてると思うんだ」
ロディ「別にいいじゃん?」
メル「よくないよ!」
ロディ「ごめんごめん、冗談。でもアルベルトがいないと衣装が出せないんでしょ?」
メル「うん」
ロディ「となると難しいね。メルちゃんが着替えるときは必ずアルベルトの協力がいるわけだから」
メル「はあ……そうなんだよねぇ」
ロディ「じゃあ、見られてもいい下着を着けとくってどう?」
メル「例えば?」
ロディ「そうだね、スポーツブラをして、パンティーのかわりにアンダースコート、とか?」
メル「……(ぺたぺた」
ロディ「どうしたの?胸を触って」
メル「……ブラをするほど胸ないよ!!」
ロディ「それは御愁傷様」
-
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 17:42:37.93 ID:DZBbXxci0
-
メル「はぁ……」
メル「お手洗いに行こう」
ガチャ
メル「ふう……やっぱりロディの言った通り、見せてもいい下着をするべきなのかなぁ……」
メル「……ん」
アルベルト「メルメルのおしっこする姿もキュートだぁ~」
メル「きゃぁぁぁあぁああああ!!!!!」
アスベルト「そんなに動いたら、おしっこ飛び散るだーよ」
メル「ななななんああああああ!!!?!!?!?」
ディオ「このエロタンス!!!なにやってんだ!!!」
アスベルト「これはおらの役得だーよーへへん」
ディオ「全く関係ねえだろ!!!」
メル「……もうお嫁にいけない」
-
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 17:58:24.26 ID:IzlpOGVXO
-
メル「うぅ……」
アーチェ「お?どうかした?なーんか思い悩んでそうだけど」
メル「アーチェさん……私、もうお嫁にいけまぜん……」
アーチェ「えぇぇ?!何泣いてんのよ?!」
メル「う……うえーん……!!」
アーチェ「あちゃー、こりゃマジの泣きかたじゃん。メル、よしよし」
ナデナデ
メル「うっく……アーヂェ、ざん……ひっく、だすげてぇ……」
アーチェ「ほらほら落ち着いて。話してみ?」
メル「ひっく……はい……実は……」
-
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 18:02:12.22 ID:IzlpOGVXO
-
アーチェ「なるほどね~。あのタンスが」
メル「はい……」
アーチェ「すずちゃん」
ッス
すず「はい」
メル「うわ!!どこから出てきたんです?!」
すず「忍者ですから秘密です」
アーチェ「これからしばらくメルを守ってやってくんない?」
すず「具体的には?」
アーチェ「今度、メルの恥ずかしいところを覗いたら燃やしていいから」
すず「わかりました。全身全霊を持って燃やします」
メル「怖い……」
-
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 18:06:20.68 ID:IzlpOGVXO
-
夕食
メル「今日は私が作りますね」
ミント「ではお手伝いします」
メル「ありがとうございます」
ミント「いえ。ではこれとこれを使いましょう」
メル「はい」
ミント「えーと、まずは塩を入れます」
メル「塩をいれて……」
ミント「あ、メルさん?それ砂糖ですよ」
メル「あ、え、あ、本当だ……恥ずかしい……」
アルベルト「うほー、塩と砂糖を間違えるメルメルもかわいいだぁ!」
すず「……お覚悟!曼珠沙華!!」
アルベルト「あつ!!あついだぁぁぁぁ!!もえてる!!!もえてるだーよ!!!!」
すず「諸行無常……」
-
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 18:10:00.73 ID:IzlpOGVXO
-
ミント「メルの作ったカレーはおいしいですね」
メル「えへへ、そーかな?」
ディオ「マシュマロが入ってないだけマシだな」
メル「なによ。じゃあ、ディオは食べなくていいよーだ」
ディオ「何も怒ることないだろ?」
メル「べー」
クレス「まあまあ、二人とも」
ロディ「ほらほら、メル。ほっぺにご飯粒がついてるよ?」
メル「え?ホント?」
ディオ「ったく、恥ずかしいやつだな」
メル「むー……」
アルベルト「ご飯粒つけたメルメルもかわいいだーよ」
すず「曼珠沙華!!」
アルベルト「あづぅ!!!また!!またもえてるだーよ!!!!!」
すず「……明鏡止水」
-
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 18:13:15.09 ID:IzlpOGVXO
-
アーチェ「すずちゃん、容赦ないね」
すず「忍者は非情でなければなりません」
クラース「何をしているんだ、お前たちは」
すず「アルベルトさんがメルさんの恥ずかしいところを見たら燃やすという約束ですので」
クラース「……」
チェスター「またお前のアホな考えか」
アーチェ「なんだとぉ!?」
ディオ「ま、いい気味だけどな」
メル「……」
-
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 18:16:50.32 ID:IzlpOGVXO
-
クレス「じゃあ、おやすみ。メルちゃん」
メル「はい。おやすみなさい」
メル(あ、そのまえにお手洗いにいこっと)
こそこそ……
メル「んしょっと」
すず(じー)
メル「……」
すず(じー)
メル「う……」
すず(じー)
メル「あのぉ」
すず「気にせず全てを出してきってください」
メル「無理ですよ!!」
-
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 18:20:15.32 ID:IzlpOGVXO
-
メル「結局、出なかった……はあ……」
ロディ「なんか一気に老け込んでない?」
メル「そうかも……」
ロディ「というか、要は見られなきゃいいわけだよね?」
メル「はい。それはそうですけど」
ロディ「じゃあ、アルベルトの目を塞いじゃえば?」
メル「でも、どうやって?」
ロディ「こうやって……はあ、少し体が火照ったなぁ~だれから私の体を疼かせる熱を冷ましてくれないかなぁ~?」
アルベルト「うほほーい!!おらがその大役を引き受けただーよ!!」
ロディ「ほーら、捕まえ、た!!」
アルベルト「あららー捕まっちゃっただーよ」
メル「なんか喜んでるけど」
-
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 18:23:02.23 ID:IzlpOGVXO
-
ロディ「で、なんでメルの裸を毎回拝んでるわけ?」
アルベルト「誤解だぁ。おらはメルメルに悪い虫がつかないように……」
ロディ「あんたが一番害虫っぽいけど?」
アルベルト「うーん、辛辣なのもええだぁ」
ロディ「こいつ、手ごわい」
メル「あの、もう着替えとかおトイレとか覗かないで!」
アルベルト「それは無理な相談なんだーよ。おらはメルメルのボディガードだど?」
メル「そ、そんなの頼んでないもん!」
アルベルト「頼まれなくてもやる。それが男ってもんだメルメル」
メル「意味わかんないよぉ」
-
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 18:26:34.70 ID:IzlpOGVXO
-
ロディ「ほらほら、すっかり怯えちゃってるよ?どうすんの?」
アルベルト「メルメル~かわいいな~(ぺろぺろ」
メル「きゃぁあ!!」
ロディ「ちょっと、なにしてんの!?」
アルベルト「何って顔を舐めただけだーよ」
メル「……」
ロディ「メル、大丈夫?」
アルベルト「なんだーよ。別におしっこを直に飲んだわけでもないのに、この仕打ちはないだ」
メル「……うぅ……」
すず「曼珠沙華!!」
アルベルト「うぎゃぁぁぁ!!!この展開はもうあきただぁぁぁぁ!!!」
すず「忍者ですから天丼もあります」
-
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 18:31:02.85 ID:IzlpOGVXO
-
ディオ「クレスさん、あのタンス野郎、どうにかできないですか?」
クレス「アルベルトのことかい?確かに少し言動が行き過ぎている気はするね」
ディオ「そんなレベルじゃないって。もうあれは生まれたことが罪なんだと思う」
クレス「……そこまでは、流石に」
ディオ「でも、ミントさんだっていつ覗かれているかわからないですよ?」
クレス「……!?」
ディオ「あいつ、体の大きさを変えられるから」
クレス「そ、そうか……」
ディオ「というか既にトイレとか風呂とか覗いてるんじゃあ……」
クレス「チェスター!!」
チェスター「ん?なんだ?」
-
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 18:38:13.01 ID:IzlpOGVXO
-
クレス「チェスター、今すぐアルベルトを狩るぞ」
チェスター「おいおい、クレスにしては穏やかじゃねえな」
クレス「こうしている間にもミントが……ミントが……!!!」
チェスター「お、落ち着けよ、クレス」
クレス「チェスター、他人事じゃないぞ?」
チェスター「な、なにがだよ……」
クレス「アーチェの裸だって覗かれているかもしれない」
チェスター「……な、なんであいつの名前が出てくるんだよ!」
クレス「……いいのかい?」
チェスター「よ、よかねーよ!!」
クレス「じゃあ、行こう」
-
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 18:47:33.87 ID:DZBbXxci0
-
クラース「おいおい、なに扇動しているんだ」
ディオ「でも、これでアルベルトもおしまいです」
クラース「しかし、アルベルトを倒してしまったら衣装はどうなるんだ?」
ディオ「それは……」
クラース「多少のことには目を瞑らなくては世の中では上手く生きていけないぞ?」
ディオ「……ミラルドさんもあいつ狙ってましたよ……」
クラース「……」
ディオ「いいんですか?」
クラース「……その手には乗らんぞ?」
ディオ「駆逐したほうが安心ですよ?」
クラース「……イフリートでどうにかしてみるか」
ディオ「そうこなくっちゃ!」
-
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 18:53:52.19 ID:DZBbXxci0
-
メル「くすんくすん……」
ロディ「ほらほら、飴あげるからさぁ」
ミント「どうしたのですか?」
アーチェ「まあ、あのどスケベタンスのことだろうけど」
ロディ「あたりー。ま、メルちゃんは精神的な深手を負ってしまったわ」
アーチェ「一回、マジで消し炭にしたほうがいいかもね」
ミント「しかし、それではあまりにも……」
ロディ「更なるメルちゃんを生み出さないためにも、ここは本気になったほうがいいと思うよ、わたし」
ミント「でも……」
アーチェ「ミント、もし自分がメルの立場だったらどうすんのさ?」
ミント「それは……その……」
-
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 19:02:38.11 ID:DZBbXxci0
-
ロディ「もうこれはやるしかないって!」
アーチェ「おー!!」
すず「おー」
ミント「あ、え?」
アーチェ「ほらほら、ミントも」
ミント「は、はい」
メル「タンスを解体するぞぉぉぉ!!!」
一同「おぉぉぉぉ!!!!」
ミント「あの……・」
-
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 19:11:13.06 ID:DZBbXxci0
-
アルベルト「まずいだーよ。なんかみんなおらを殺す気だど!」
クレス「鳳凰天駆!!!」
アルベルト「ひぃぃぃぃ!!!!!」
チェスター「紅蓮!!!」
アルベルト「あつい!!あづいぃぃぃ!!!!」
クラース「イフリート!!」
アルベルト「おらがなにしたっていうだぁぁぁ!!」
ディオ「それが分かってないからこうして襲ってるんだろ!!」
アルベルト「ええのか!?おらが燃えれば衣装だって……!!」
ディオ「メルを守れるなら、なりきり士も捨ててやる!!」
アルベルト「お、漢だーよ……」
-
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 19:20:10.25 ID:DZBbXxci0
-
アルベルト「んでも、おらだって死にたくないだーよ!!」
ディオ「逃がすか!!」
アーチェ「任せて!ファイヤーボール!!」
アルベルト「うひょお!!!」
アーチェ「くそ、はずしたか」
すず「任せてください。忍法写し身!!そしてお約束の曼珠沙華!!」
アルベルト「その技はもう見切っただ!!」
ひらり……
すず「む。家具のくせにやりますね」
メル「えーと、アルコール。アルコール」
ロディ「点火!」
ボオォォォォ!!!
アルベルト「一面が火の海になっただ?!!」
メル「もう逃げられないよ?」
ディオ「覚悟しろ。エロタンス」
-
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 19:30:05.26 ID:DZBbXxci0
-
アルベルト「ひぃぃぃぃ……」
ミント「やめてください!!」
クレス「ミント?」
ミント「皆さん、やっぱりこういうことはいけません」
アーチェ「でもさ、ミント」
ミント「確かに行動に問題があるかもしれません。ですが、それでこんな風に追いやるのはおかしいです」
アルベルト「おぉぉ。ミントさまぁぁ」
ミント「もう大丈夫ですよ?」
アルベルト「おら、おらこわかっただぁぁぁ!!」
ミント「よしよし」
ディオ「……」
メル「ミントさん」
アルベルト(うへへへ、ミントたんの胸はやわらかいだーよ、ぐへへへ)
チェスター「あのやろう、やましい顔しやがって……」
-
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 19:37:13.03 ID:DZBbXxci0
-
クレス「ミント……」
ミント「クレスさんもひどいです。アルベルトさんはこんなに怯えているのに……」
アルベルト「おーいおいおいおいおーいおいおいおい……!!」
ロディ「ミント、騙されてるから」
ミント「……私が守ってあげますからね、アルベルトさん」
アルベルト「はい。ミントさまについていくだぁ」
クラース「これはまずいな」
すず「はい。一気に手を出しにくくなりました」
ディオ「くそ!!」
メル「……」
アルベルト「ミントさまぁ、おらこわくて震えがとまらないだ。よしよししてほしいだーよ」
ミント「はい。よしよし……」
アルベルト「うへへへへへ」
メル「ミントさん!」
ミント「メルさん?」
-
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 19:43:50.38 ID:DZBbXxci0
-
メル「見てください」
ガバッ
ミント「な、なにをいきなり服を脱ぐのですか?!
アルベルト「うひょー!!!メルメルのちっちゃな蕾が露になったただ!!ペロペロするしかないだーよ!!」
ペロペロ
メル「……あん!……ミント、さん。見ましたね?」
アルベルト「は!!」
ミント「……はい。しかとこの目に焼きつきました」
アルベルト「しまっただーよ……」
ミント「味方をしてクレスさんの好感度を上げようとしたのに、これでは私が馬鹿みたいでした」
アルベルト「意外と腹黒いだーよ」
メル「さあ、今度こそ覚悟してね?」
アルベルト「そうは問屋がおろさないだ!!」
ミント「逃がしません!!タイムストップ!!!」
アルベルト「 」
-
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 19:49:56.64 ID:DZBbXxci0
-
メル「さあ、お手を拝借!」
メル「アルコール♪アルコール♪」
ミント「アルコール♪アルコール♪」
クレス「アルコール♪アルコール♪」
すず「アルコール♪アルコール♪」
チェスター「アルコール♪アルコール♪」
アーチェ「アルコール♪アルコール♪」
ディオ「アルコール♪アルコール♪」
エトス「アルコール♪アルコール♪」
クルール「アルコール♪アルコール♪」
ロディ「アルコール♪アルコール♪」
ダオス「アルコール♪アルコール♪」
ノルン「アルコール♪アルコール♪」
クラース「イフリート!!!」
ゴォォォォォ!!!!
-
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 19:53:26.00 ID:DZBbXxci0
-
メル「衣装が燃えちゃったけど、良かったの?」
ディオ「メルが無事ならそれでいいさ」
クレス「一件落着だね」
チェスター「ああ」
すず「平和は守られました」
クラース「なりきり士の力は惜しかったが、まあ、あんな妖怪を野に放つよりはいいか」
アーチェ「はあ、もうねよねよ」
ミント「そうですね」
アルベルト「っふっふっふ。おらは何度でも甦るだーよ……」
アルベルト「そこにおっぱいがある限り……」
すず「曼珠沙華!!」
アルベルト「あんぎゃあぁぁぁ!!!」
END
-
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 19:54:38.42 ID:ssW2PJMc0
-
あ、おわりましたか。おつ
-
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 19:56:16.07 ID:DZBbXxci0
-
半日も何やってんだろうね、俺
次回スレタイ
【TOE】セルシウス「下着ってなに?」【SS】
でお会いしましょう
ここまで見てくれた方々には最大限のありがとう
-
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 20:26:50.06 ID:5BY8Il/j0
-
ユーりとエステルがひたすらいちゃつく話はないのか?
ないなら書くまでだができるなら読みたい
-
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 20:30:18.45 ID:DZBbXxci0
-
>>204
エステル「ユーリぃ……おしっこぉ……」
自分の中ではこれぐらいかと
でも是非、テイルズSS書いてくださいね
見ますし、参考にさせてください
-
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/03(日) 20:31:57.47 ID:5BY8Il/j0
-
>>205
あれは読んだww面白かったww
まあ把握、書くかあ
アスベル「ソフィのおねしょが治らない」
【グレイセスSS】ソフィ「……アスベルなんて、嫌い……」【第二幕】
【テイルズSS第三幕】メル「いつも裸を覗かれて困ってます」【なりきりX】
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コメント一覧 (13)
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- 2011年10月24日 04:08
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- 2012年03月05日 01:39
- 2幕目は冗談抜きで泣きました・・・!
どんな物語にもいつか終わりが来る。
自分達は、はまっていたゲームやアニメがエンディングを迎えてしまうと、筆舌し難い寂寥感に襲われます。
その孤独を癒すために、ネットで二次創作を漁ります。
そんな中で思うのは、自分の力で二次創作を作れればいいなと思います。
ソフィにも、孤独と戦ってくれる家族をいつか自分で作ることができますように願っています。
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- 2013年03月10日 16:51
- アスベル「……はぁ……くんくん……あ、ソフィのおしっこ、クロソフィの香りがする……」
で爆笑した
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- 2016年11月26日 04:46
- エメロードさん式に機械に成れないだろうか
タンスは燃えろ