アニス「フローリアン、綺麗だね?」/ルーク「世界の未来が懸かってるのは確かだ」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:09:32.44 ID:PFe55apF0
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アニス「ほらほら、ちゃんとお風呂に入ってね」
フローリアン「うん、アニスが洗ってくれる?」
アニス「え?うーん、まあいいけどぉ」
フローリアン「ありがとう!」
アニス「はいはいっておおぉ??!こんなとこで裸になるなぁぁ!!」
フローリアン「でも服を着たままだとお風呂に入れないよ?」
アニス「ちゃんと脱衣所で脱いで!」
フローリアン「うん。わかった」
アニス「はあ……」
-
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:13:54.49 ID:PFe55apF0
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アニス「ちゃんと頭を洗ってね」
フローリアン「うぅ……」
アニス(こうしてイオン様とお風呂なんて入ったことなかったなぁ……)
フローリアン「アニス?」
アニス「え?なに?」
フローリアン「アニスのおっぱい、小さいね」
アニス「……どこみてんのよぉぉ!!!」
フローリアン「え?見ちゃ駄目なの?」
アニス「乙女の柔肌をタダで見るなんて、そんなの普通はできないんだからね!!」
フローリアン「そうなの?」
アニス「そうです!」
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:17:33.10 ID:PFe55apF0
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寝室
アニス「もう寝るよー?」
フローリアン「アニス、一緒に寝てくれる?」
アニス「う、うん、別にいいけどぉ……」
フローリアン「ぼくね、アニスのことが大好きなんだ」
アニス「……そう」
フローリアン「アニスは、ぼくのこと好き?」
アニス「……うん。好きだよ」
フローリアン「ふふ、嬉しいな」
アニス「……」
フローリアン「アニス……大好き……」
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:20:38.52 ID:PFe55apF0
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翌日
フローリアン「アニス、行っちゃうの?」
アニス「ごめんね。まだやることがあるから」
ルーク「悪いな」
ティア「また遊びに来るわ」
ミュウ「ですの!」
フローリアン「やくそく、やくそくだよ、アニス」
アニス「うん」
ガイ「じゃあ、行くか」
ナタリア「そうですわね」
ジェイド「ほら、アニス。行きますよ」
アニス「はーい。……イオンさま……」
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7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:23:51.61 ID:PFe55apF0
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アニス「……はぁ……」
ルーク「アニス、元気ねえな」
ガイ「フローリアンに会うたびに落ち込んでるな」
ティア「心配だわ」
ミュウ「ですの……」
ジェイド「……ふむ。アニスが気を落とすのも無理はないでしょう」
ナタリア「何か知っていますの?」
ジェイド「……いえ。これは言うべきではないでしょう」
ルーク「なんだよ、気になんだろ」
ティア「……」
ガイ「ま、無理に詮索することもないだろ」
ナタリア「そうですわね」
アニス「……」
-
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:26:57.67 ID:PFe55apF0
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夜 街のベンチ
アニス「……」
ルーク「アニス」
アニス「あ、ルーク」
ルーク「隣、いいか?」
アニス「うん」
ルーク「アニス、どうしたんだ?」
アニス「にゃにが?」
ルーク「だってお前、フローリアンに会うたびにそうやって暗くなってるだろ?」
アニス「そうかにぇ?アニスちゃんはいつでも元気だよー?」
ルーク「アニス……」
アニス「……ごめん、ルーク。やっぱり、一人にして」
ルーク「……分かった」
-
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:29:10.66 ID:PFe55apF0
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アニス「イオン様は死んだ。なのに……どうして……」
ジェイド「いっそのことフローリアンなんていないほうがいい、そう思っているんですね?」
アニス「……大佐」
ジェイド「無理もありませんね。アニスとって導師イオンという存在の大きさは測り知れません」
アニス「……」
ジェイド「そんな彼が死んでしまい、今この世にいるのは外見が同じだけの別人です」
アニス「……」
ジェイド「会うたびに思い出さずにはいられない。導師との日々を……」
アニス「大佐、やめてもらいますか?他人の心を覗くのは」
ジェイド「私はただ推測を述べたに過ぎません」
アニス「……大佐なんて嫌いです」
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11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:32:48.46 ID:PFe55apF0
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ジェイド「……アニス。貴方は気づいているのですか?」
アニス「……何にです?」
ジェイド「フローリアンのことです」
アニス「……薄々は」
ジェイド「そうですか。どうでしょう、ここは一つアニスはダアトに残ってフローリアンと遊び倒すというのは?」
アニス「なんでそんなことをしなきゃいけないんですか。私たちには目的が……」
ジェイド「迷惑なのですよ」
アニス「……!?」
ジェイド「アニスのような浮ついた状態で同行されても私たちが危険に晒されるだけですからね」
アニス「はっきり言いますね」
ジェイド「でないと、大佐は務まりませんからね」
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14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:36:10.76 ID:PFe55apF0
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アニス「わかりました。じゃあ、一週間だけ時間をください」
ジェイド「……それが限界ですか?」
アニス「はい」
ジェイド「そうですか。意外と短いですねぇ」
アニス「まあしょうがないですよぉ」
ジェイド「そうですねぇ。では、一週間後に迎えに来ますから」
アニス「は~い、ちゃんと来てくださいよ?た、い、さ~」
ジェイド「はっはっはっ、そうお願いされては来たくありませんねぇ」
アニス「あ、ひっど~い」
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16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:39:22.64 ID:PFe55apF0
-
翌日
ルーク「じゃあ、アニス」
アニス「うん。お土産、期待してるからね~」
ルーク「分かったよ」
ガイ「じゃあ、行ってくる」
ナタリア「それでは」
ティア「またね、アニス」
ジェイド「……それではアニス、フローリアンによろしく」
アニス「はーい、わかってますよぉ」
ルーク「よし、行くか」
ジェイド「はい」
ティア「……」
-
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:42:46.36 ID:PFe55apF0
-
イオンの自室
フローリアン「あ。アニス!」
アニス「やっほ」
フローリアン「どうしたの?また遊びに来てくれたの?!」
アニス「うん、しかもしばらく一緒に居てあげる」
フローリアン「ホントに!?やった、アニスとずっと一緒にいられる……」
アニス「ずっとは無理だけどねぇ」
フローリアン「そうなの?」
アニス「うん」
フローリアン「……でも。今は居てくれる。ぼくはそれだけでいいよ、アニス?」
アニス「……そっか」
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19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:46:56.28 ID:PFe55apF0
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フローリアン「アニス、何して遊ぶ?」
アニス「何がいい?私は何でもいいけど?」
フローリアン「じゃあね、かくれんぼ」
アニス「それは駄目だって。この前、怒られたばかりでしょ?」
フローリアン「あ、そっか」
アニス「もう。じゃあ、絵本読んであげる」
フローリアン「やったぁ!」
アニス「どんな本がいい?」
フローリアン「アニスの声が聞けるなら、なんでもいいよ?」
アニス「……え?う、うん」
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22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:50:26.69 ID:PFe55apF0
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アニス「じゃあ、読むね?」
フローリアン「アニス、手を握って?」
アニス「いいけど」
フローリアン「ふふ、暖かい」
アニス「もう……読むよ?」
フローリアン「うん」
アニス「……昔、昔あるところに一人の不幸な男がいました」
アニス「その男は一日で全てを失ってしまいました」
アニス「お金も家も友人も恋人も家族も全てです」
アニス「その男の全てを奪ったのは全く同じ姿をした男でした……」
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 12:58:20.25 ID:PFe55apF0
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アニス「……めでたし、めでたし」
フローリアン「……すー……」
アニス「あ、寝てる。せっかく読んであげたのに……」
アニス「……イオン様……」
フローリアン「アニス……大好き……すー……すー……」
アニス「……はあ……私、こんなときにこんなところで何をやっているんだろ……」
アニス「……さてと、ご飯の準備でもしますか」
フローリアン「すー……」
アニス「そういえば好きな食べ物とか聞いたことなったけど、何でも食べるのかな?」
-
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:04:06.84 ID:PFe55apF0
-
夕食
フローリアン「美味しい!」
アニス「ホント?」
フローリアン「うん!アニスは何でもできるんだね!」
アニス「ま、まあね」
フローリアン「これも美味しいよ!はむはむ……」
アニス「ちょっと、慌てて食べたら……!」
フローリアン「う……!?んーんー……!!」
アニス「ほら言わんこっちゃない!お水飲んで!」
フローリアン「……(ごくごく」
アニス「大丈夫?」
フローリアン「ぷはっ……ごめんね、アニス」
アニス「いいから良く噛んで食べてよ」
フローリアン「うん」
-
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:07:57.01 ID:PFe55apF0
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フローリアン「……あ」
……カチャン……
アニス「あ、フォーク落とした?」
フローリアン「ごめんね」
アニス「もう、はいこれ。私のだけど」
フローリアン「ありがとう!」
アニス「もう」
フローリアン「はむはむ」
アニス(……イオン様じゃない。イオン様じゃないんだ……)
フローリアン「……アニス?」
アニス「……ほら、早く食べて。洗い物しなきゃいけないんだから」
-
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:12:15.94 ID:PFe55apF0
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風呂
アニス「じゃあ、30まで数えたら出るよ?」
フローリアン「うん……」
アニス「どうしたの?」
フローリアン「初めはなんていうんだっけ?」
アニス「はぇ?『いち』だけど?」
フローリアン「あ、そっか。いーち……次は?」
アニス「……私が数えたげる」
フローリアン「ありがとう、アニス」
アニス(数も数えられないのかぁ……)
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28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:16:47.57 ID:PFe55apF0
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寝室
フローリアン「おやすみ、アニス」
アニス「ちょっと、あんまりくっつくと熱いから」
フローリアン「アニスは嫌なの?」
アニス「嫌っていうか、そのあついからね……」
フローリアン「……ぐす、わかった……」
アニス「ちょっと、泣かないでよ!!」
フローリアン「じゃあ、このままでもいい?」
アニス「はあ、この顔には敵わないなぁ……いいよ」
フローリアン「アニス大好き!!」
アニス「……」
-
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:19:27.43 ID:PFe55apF0
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昼食
フローリアン「今日のごはんは?」
アニス「はーい、アニスちゃん特製のカレーライスですよぉ!」
フローリアン「わーい!」
アニス「おかわりもあるからね。でも、一気に食べないで、良く噛んで食べること。いい?」
フローリアン「うん!いただきまーす。はむはむ……」
アニス「はい、いただきます」
フローリアン「…………?」
アニス「ん?どうしたの?」
フローリアン「ううん。何でもないよ」
アニス「そう?」
フローリアン「アニスのカレー、おいしいね」
アニス「ありがと」
-
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:23:43.21 ID:PFe55apF0
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翌日
アニス「ほら、フローリアン。起きて!!」
フローリアン「すー……」
アニス「駄目だ、ぜんっぜん起きない。昨日もいっぱい寝てたのに……」
アニス「まあ、いいか。先に掃除と洗濯しちゃおっと」
フローリアン「すー……すー……」
アニス「……それともこれって……」
アニス「気にしてもしょうがないよねぇ。さ、掃除掃除!」
フローリアン「……あにすぅ……」
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31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:27:33.25 ID:PFe55apF0
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正午
アニス「今日は散歩でもしましょうか」
フローリアン「うん!」
アニス「買い物もあるしねぇ。じゃあ、行くよ」
フローリアン「何買うの?」
アニス「乙女には色々と必要な物があるの」
フローリアン「ぼくもアニスに何か買ってあげたいな」
アニス「お金、持ってないでしょ?」
フローリアン「おかね?おかねってなに?」
アニス「もう……」
-
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:30:56.50 ID:PFe55apF0
-
街
フローリアン「へえ、この丸いので買うんだ」
アニス「とりあえず500ガルドあげるから、それで交換できるものを選ぶんだよ?」
フローリアン「うん、わかった」
アニス「さーてと、まずは薬局に行かなきゃ……」
フローリアン「~♪」
アニス「どうしたの?硬貨をずっとみてるけど」
フローリアン「だって、初めてアニスにもらったものだから嬉しくて」
アニス「あ、そう……」
-
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:34:17.63 ID:PFe55apF0
-
アニス「さてと、もうこれで全部かな?」
フローリアン「……」
アニス「どうしたの?」
フローリアン「え?ごめん、アニス。やっぱりアニスから貰ったものを別のものに交換するなんてできないよ」
アニス「フローリアン……」
フローリアン「ごめんね、アニス?」
アニス「もうーいーよ。じゃあお金はもっとくの?」
フローリアン「いい?」
アニス「ま、いいけど」
フローリアン「ありがとう」
-
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:39:00.93 ID:PFe55apF0
-
イオンの部屋
アニス「疲れたー」
フローリアン「そうだね。でも、ぼくはアニスとお出かけできて嬉しかったよ?」
アニス「……うん、私も」
フローリアン「ねえ、アニス。今度はすこしだけ遠くに行きたいな」
アニス「どこ?」
フローリアン「近くに花がいっぱい咲いてるところがあるんだ」
アニス「へえ」
フローリアン「でね、そこの花は一年に一度だけ花びらが飛んで行くんだよ。それがすごくきれいなんだって」
アニス「ふーん。ま、いいけど。それいつなの?」
フローリアン「え?」
アニス「いつになるか分からないと、行っても見れないよ?」
フローリアン「あ、そっか」
アニス「ほんとにもう……」
-
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:43:25.70 ID:PFe55apF0
-
図書館
アニス「花……花……」
神官「アニス、どうかしたのか?」
アニス「あ、なんかこの辺で一年に一度だけ花びらを飛ばす花が咲いているところがあるって聞いたんですけど、知りません?」
神官「ああ、クロソフィか」
アニス「クロソフィ?」
神官「ここから少し北にいったところに花畑があるよ。そこに独りで栽培している娘さんがいるんだ」
アニス「へえ。その現象っていつ見れるんですか?」
神官「時期的にいえば、半年後ぐらいじゃないかな?
アニス「今すぐにはみれないんですねぇ」
神官「そうだな」
アニス「そっか。ざーんねん」
-
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:51:15.26 ID:PFe55apF0
-
イオンの部屋
フローリアン「アニスー、このお皿はどうするー?」
アニス「とりあえずテーブルにならべてー」
フローリアン「うん……あ」
ガシャン!!
アニス「あ!!」
フローリアン「あ、あ、ご、ごめんなさい……」
アニス「触れちゃ駄目!!」
フローリアン「え?」
アニス「怪我しちゃうから。ほら、ここは私がするから、フローリアンは座ってて」
フローリアン「う、うん……ごめんね、アニス」
アニス「いーから」
-
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:56:58.50 ID:PFe55apF0
-
夕食
フローリアン「……」
アニス「フローリアン?おいしくない?」
フローリアン「え?ううん、そんなことないよ!アニスのごはんはおいしいよ」
アニス「そ、そう?」
フローリアン「……ごめんね、アニス?」
アニス「何が?」
フローリアン「だって、アニスにずっと迷惑ばかりかけてるから……」
アニス「もう、そんなの気にしなくてーの」
フローリアン「でも……」
アニス「フローリアン、私はね、少しだけ貴方が憎い」
フローリアン「え?」
アニス「だって、私の大好きだった人と同じ顔なんだもん」
フローリアン「それって、イオンって人?」
-
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 13:59:38.57 ID:PFe55apF0
-
アニス「でもね、そんな自分はもっと嫌いなんだ」
フローリアン「?」
アニス「フローリアンをイオン様として見ちゃう自分が死ぬほど嫌い」
フローリアン「アニス……」
アニス「好きだっていってくれるのはもうフローリアンだけなのにね」
フローリアン「アニス、そんなことないよ」
アニス「あるよ。もう、私にはフローリアンしかいない。なのに、そんな貴方が憎いだなんて、笑っちゃうよね?」
フローリアン「それでもぼくは、アニスが大好きだから」
アニス「……ありがと」
-
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 14:03:26.29 ID:PFe55apF0
-
フローリアン「ごちそうさま」
アニス「おそまつさまでした。じゃあ、洗い物したらお風呂にいくよ」
フローリアン「うん」
アニス「あ、そーだ。フローリアン」
フローリアン「なに?」
アニス「フローリアンが言ってた花のことなんだけど、すぐには見れないって」
フローリアン「そうなの?」
アニス「うん」
フローリアン「そっか。でも、アニスと見に行きたいな」
アニス「そうだね。今度、見に行こうか」
フローリアン「わーい」
-
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 14:07:27.23 ID:PFe55apF0
-
アニス「じゃあ、お風呂に行くよ?」
フローリアン「うん……」
アニス「ほらほら、一緒に行こう」
フローリアン「アニス、手を握ってくれない?」
アニス「え?いいけど?」
フローリアン「ごめんね?」
アニス「いちいち謝らない。フローリアンが甘えん坊なのは知ってるから」
フローリアン「そっか」
アニス「はい、じゃあ手を握っていこ」
ギュ……
アニス「……!?」
フローリアン「どうしたの?」
アニス「え?ううん、なんでもない……」
-
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 14:11:47.93 ID:PFe55apF0
-
アニス「はい。じゃあ数を数えるよ?」
フローリアン「うん。今度はぼくが数えるから」
アニス「お?勉強した?」
フローリアン「うん!」
アニス「じゃあ、一緒にかぞえよっか」
フローリアン「うん」
アニス「いーち、にー、さーん……」
フローリアン「いーち、にー、さーん……」
アニス(さっきのあれは……やっぱり……)
アニス(どうしよう……)
フローリアン「あれ、じゅうの次ってなんだっけ?」
アニス「じゅういち」
フローリアン「あ、そうだ。じゅーいち、じゅーに、じゅーさん……」
アニス「……」
-
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 14:19:59.09 ID:PFe55apF0
-
寝室
フローリアン「アニス、手を握って」
アニス「また?」
フローリアン「ごめんね?」
アニス「だから、別に謝らなくてもいいから」
フローリアン「アニスは優しいね」
アニス「……。ま、別にこれぐらいで怒ったりはしないけど」
フローリアン「ありがとう、アニス……」
アニス「うん」
フローリアン「……」
アニス「じゃ、電気消すよ」
フローリアン「え?あ、うん」
アニス「おやすみ」
-
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 14:22:23.36 ID:PFe55apF0
-
翌日
アニス「フローリアン、起きて。朝だよー」
フローリアン「すー……すー……」
アニス「また起きない……」
アニス「まあ、静かでいいけど」
アニス「今日はなにしようかなぁ……」
アニス「あ、そーだ、手紙でも書いとこうかな?」
アニス「えーと、紙、紙っと……」
フローリアン「ん……あれ……アニス?」
フローリアン「アニスが隣にいない……」
フローリアン「アニス?アニス?」
-
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 14:27:15.12 ID:PFe55apF0
-
イオンの部屋
アニス「あ、あった。ペンはこれで……」
バタン!!
アニス「え?なに、今の音……?」
アニス「寝室からだよね……?フローリアン?!」
アニス「フローリアン、どうしたの?!」
フローリアン「いたたた……」
アニス「もう、なにがあったの?」
フローリアン「ご、ごめんね。ベッドから落ちたみたい……」
アニス「みたいって……」
フローリアン「えへへ……」
アニス「ほら、手に掴まって」
フローリアン「う、うん……」
スッ……
アニス「え?」
-
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 14:32:56.18 ID:PFe55apF0
-
フローリアン「あ、あれ?」
スッ……
アニス「……フローリアン?」
フローリアン「おかしいね、アニスはここにいるはずなのに……」
アニス「フローリアン、これ、なにか分かる?」
フローリアン「え?えーと……トクナガ?」
アニス「……タンスだよ……」
フローリアン「あ、そっか。ごめんね、アニ……」
アニス「いつから?」
フローリアン「え?」
アニス「いつから、目が見えなくなったの?起きたとき?それとも……」
フローリアン「ごめんね……」
アニス「謝らなくていいから、いつから?」
フローリアン「昨日のごはんからぼんやりとしてきて、おふろにいくときにはアニスのりんかくしか見えなくて……」
アニス「……」
-
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 14:38:16.39 ID:PFe55apF0
-
フローリアン「寝るときにはもう、真っ暗で……」
アニス「ねえ、フローリアン、私の手、ここにあるよ?握って?」
フローリアン「うん……」
ギュ……
アニス「……」
フローリアン「あったかいね、アニスの手……」
アニス「それ、トクナガの手なんだけど」
フローリアン「……!?」
アニス「そっか。薄々感じてたけど、感覚も無くなってるでしょ?」
フローリアン「……」
アニス「昨日、握り返されたときすごい力だったし、握ってる感触がないから加減ができないんでしょ?」
フローリアン「……うん」
アニス「味も分からなくなってるんじゃない?」
フローリアン「ごめんね、アニス……でも、アニスのごはんは美味しいから。それは覚えてるから……」
アニス「……フローリアン」
-
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 14:42:38.48 ID:PFe55apF0
-
船内
ジェイド「導師イオンのレプリカは悉く失敗作でした。何かしらの欠陥があったようです」
ルーク「じゃあ、フローリアンもか?」
ジェイド「フローリアンは失敗作の中でも一際酷かったようです。その生命機能すらも著しく劣化しています」
ティア「じゃあ、フローリアンは……もう……」
ジェイド「まあ、音素を引きつけることには長けていたようですが、それでは何の役にも立ちませんからね」
ナタリア「じゃあ、アニスはそのことを……」
ガイ「そういうことか……」
ジェイド「ま、いいじゃないですか。アニスもフローリアンも最後の一週間を満喫するでしょうし」
ルーク「なんで、黙ってた……」
ジェイド「……言ったところで、私たちは立ち止まるわけにはいきませんからね」
ルーク「なんだよ、それ……」
ティア「ルーク……」
ジェイド「ルーク、どうしたのですか?」
ルーク「アニスはきっと辛いはずだ。戻るぞ」
-
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 14:47:14.41 ID:PFe55apF0
-
ナタリア「ルーク……」
ジェイド「何を甘いことを言っているのですか?」
ルーク「あいつは今一人で自分の過去と現実に向き合ってる。せめて俺たちが傍に居てやらないとダメだろ?!」
ミュウ「ご主人様……」
ジェイド「貴方は何を言い出すのです。私たちは世界の命運を背負っていることをお忘れですか?」
ルーク「それでも……!!」
ジェイド「これだから温室育ちはいけませんねぇ。いいですか。たかが出来そこないのレプリカを看取る暇があれば、すこしでもヴァンの野望をですね……」
ルーク「……てめえ!!!」
ガイ「ルーク!!」
-
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 14:51:50.69 ID:PFe55apF0
-
ジェイド「……痛いですねぇ。正論を並べられたら暴力ですか。貴方はやはり何も変わっていませんね」
ルーク「取り消せよ!!!この世に生まれて、出来そこないの奴なんていない!!!」
ティア「ルーク……」
ルーク「レプリカでもこの世界に生まれたんだぞ?!それをお前は出来そこないだからって見捨てるっていうのかよ!!」
ジェイド「……その通りです。全人類とたった一人の劣化レプリカ。天秤で量るまでもないでしょう」
ルーク「この野郎!!!」
ナタリア「落ち着きなさい、ルーク!!」
ガイ「ジェイド、それ以上は言うな。ルークだって分かってる」
ジェイド「……」
ルーク「くそ!!なんだよ!!出来そこないなんているか!!生まれたらみんな平等だろうが!!」
ティア「ルーク、落ち着いて!」
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56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 14:56:47.16 ID:PFe55apF0
-
ジェイド「……」
ガイ「どうしてあんなことを言った?」
ジェイド「さあ、なんででしょうね?」
ガイ「あんな言い方したらルークじゃなくても怒るぞ」
ジェイド「ガイも怒りました?」
ガイ「少しだけな。でも、ルークよりは怒れなかったよ」
ジェイド「……我々には看取る暇さえないのです」
ガイ「ジェイド……」
ジェイド「そんな暇を与えてくる相手ではありませんからね」
ガイ「……悪いな。憎まれ役はお前の十八番だろうけど」
ジェイド「左頬が痛くて敵いませんよ、全く。でも、ルークにあんな怒り方もできると知ることができて良かったです」
ガイ「そうか」
-
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 15:01:20.31 ID:PFe55apF0
-
翌日 寝室
アニス「フローリアン、何か食べる?」
フローリアン「ううん。それより、アニス。ずっとそばに居て」
アニス「うん」
フローリアン「もうアニスの温かさも分からなくなってきちゃったよ」
アニス「フローリアン……」
フローリアン「おかしいね。でも、アニスが傍にいるだけで心は温かくなるよ?」
アニス「……私も……」
フローリアン「うれしいなぁ……」
アニス「……」
-
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 15:05:37.43 ID:PFe55apF0
-
夜
アニス「フローリアン、寒くない?」
フローリアン「……アニス?」
アニス「なに?」
フローリアン「ねえ、アニス……傍にいる?」
アニス「いるよ」
フローリアン「アニス?どこ?」
アニス「……フローリアン、もう耳まで……?」
フローリアン「アニス……いるよね?傍にいるよね?」
アニス「……ん」
フローリアン「……っ」
アニス「……いるよ」
フローリアン「……アニスが近くにいる……うれしい……」
アニス「……あーあ、ファーストキスはフローリアンとかぁ……まあ、いいけど」
-
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 15:10:43.22 ID:PFe55apF0
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翌日
アニス「……よし」
フローリアン「アニス?」
アニス「聞こえる?」
フローリアン「……うん。聞こえるよ、アニス!」
アニス「知り合いに頼んで骨伝導補聴機ってやつを作ってもらったから」
フローリアン「すごい!すごいよ、アニス!」
アニス「うんうん。あ、そうだ。明日は行くからね」
フローリアン「どこに?」
アニス「花畑」
フローリアン「ホント?」
アニス「ホントだよ」
フローリアン「やったぁ。たのしみだなぁ……」
アニス(ありがと、ディスト……)
-
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 15:18:03.98 ID:PFe55apF0
-
ルーク「アニスのところに戻るぞ」
ティア「ルーク、その話は……」
ジェイド「まだいいますか」
ルーク「一日だけでいい。頼む!」
ナタリア「ルーク……!」
ジェイド「おやおや。土下座なんて処世術をどこで学んだんですか?」
ルーク「アニスはきっと怯えてると思う。だから……!!」
ガイ「いいんじゃないか?」
ジェイド「……」
ガイ「一日ぐらいならよ」
ジェイド「……あ、そういえばダアトでの買い物がありましたね~。しかたありません、戻りましょうか」
ルーク「ジェイド……!!」
ナタリア「ふふ、素直じゃありませんのね」
-
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 15:23:10.15 ID:PFe55apF0
-
翌日
アニス「大丈夫ですか?」
フローリアン「うん。大丈夫だよ、霞んでるけどちゃんと見えてるから」
アニス(ディストの奴、無理して視力装置まで……)
アニス「でも、車椅子には座ってもらいますよ」
フローリアン「ごめんね、アニス」
アニス「もういいですから。じゃあ、いきますよ」
フローリアン「……うん」
アニス「しゅっぱーつ!!」
-
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 15:26:58.12 ID:PFe55apF0
-
アニス「でも、たのしみだよね。結構有名な花畑みたいだったから」
フローリアン「そう……なん、だ……」
アニス「どうしたの?眠いの?」
フローリアン「う、ん……ごめんね……」
アニス「まあ、少し時間がかかるし、いーけどぉ」
フローリアン「すー……すー……」
アニス「ありゃ、もうねちゃった」
アニス「ま、いいか。起こさないようにゆっくりいきますかぁ」
フローリアン「……すー…………」
-
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 15:33:49.61 ID:PFe55apF0
-
クロソフィの花畑
アニス「あ、こんにちはー」
女性「はい?」
アニス「あの、事前に連絡してたんですけどぉ」
女性「ああ、うん、聞いてるよ?クロソフィ、みたいんだよね?」
アニス「はい」
女性「そっちの人は?」
アニス「え、ああ、ちょっと寝ちゃってて」
女性「……そうなんだ。じゃあ、こっちだよ」
アニス「どーも、すいませんねー」
フローリアン「…………」
-
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 15:38:31.73 ID:PFe55apF0
-
アニス「わぁ、これ全部クロソフィってやつですかぁ?」
女性「うん。頑張って育てたんだ」
アニス「でも、どうして一人で?」
女性「私の名前だから……」
アニス「名前?」
女性「遠い昔に大切な人がつけてくれたの、ソフィって」
アニス「へえ、ロマンチックですねぇ」
女性「うん。じゃあ、ゆっくりしていってね?」
アニス「はーい。ほらほら、起きてよぉ、フローリア……ねえ、フローリアン、起きっててば……」
フローリアン「………」
アニス「……・フローリアン、ほら、景色が全部花だよ?」
アニス「フローリアン、綺麗だね?」
-
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 15:41:06.10 ID:PFe55apF0
-
ルーク「おーい、アニ……」
ガイ「ルーク……よせ」
ルーク「え?」
ジェイド「予定よりも早かったですね」
ナタリア「……」
ティア「アニス……」
アニス「ほらぁ……おきてよぉ……」
アニス「こんなにぃ……きれい、なのにぃ……」
アニス「……なんでよ……なんで……おきない……のぉ……」
フローリアン「……アニス?」
アニス「……!?フローリアン!?」
フローリアン「どうやら、少しアニスを悲しませてしまったようですね?」
アニス「……え?」
-
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 15:45:06.90 ID:PFe55apF0
-
フローリアン「いつもいつも、僕のために本当にありがとう……」
アニス「イ、オンさま……?」
フローリアン「フローリアンが僕の音素を引きよせたみたいです。彼が最後に時間をくれました」
アニス「イオン様!!わたし……わたしぃ……」
フローリアン「泣かないで、アニス。アニスにはずっと笑っていてほしいから。でも、それも無責任ですね」
アニス「いおん、さまぁ……」
フローリアン「アニス、僕のことを忘れてなんていいません。でも、少しだけ前を見てください」
アニス「……あ」
ルーク「……」
ティア「……」
ジェイド「……」
ガイ「……」
ナタリア「……」
ミュウ「みゅう……」
-
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 15:47:53.50 ID:PFe55apF0
-
フローリアン「ああして、貴方を見守り支えてくれる仲間がいます。だから、一人だなんて思わないでください。そして、泣きたいときは彼らに涙を預ければいいんです」
アニス「イオンさま……」
フローリアン「アニス、きっとあんたならやれます。すいません、こんなことしか言えなくて」
アニス「ううん……いいです……いいですよぉ……」
フローリアン「うん……やっぱり……アニスには……え、が…お………に…あ……い…ます……」
アニス「……イオンさま?……イオンさまぁぁぁぁ!!」
-
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 15:51:13.82 ID:PFe55apF0
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翌日 フローリアンの墓
ジェイド「アニス、もういいのですか?」
アニス「はい!もう大丈夫ですよぉ!さっさとヴァンのやろうをぶったおしにいきましょう!!」
ガイ「……そうか」
ティア「じゃあ、出発の準備をしてくるわ」
ナタリア「私も手伝いますわ」
ルーク「アニス……」
アニス「もう!何しけた顔してんの、ルーク!!元気ださなきゃ!!」
ルーク「ああ、そうだな」
アニス「うん!」
アニス「……イオン様……この硬貨は置いておきます……さよなら……」
END
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73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 15:57:52.30 ID:PFe55apF0
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誤字はおおいし陳腐なストーリーですいません
アビスSSもう一つ書きためてるのでこのスレが一時間後に残っていれば書きます
次回
ルーク「世界の未来が懸かってるのは確かだ」
をお楽しみに
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75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 16:31:02.75 ID:xPCzmMNRO
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ほ
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76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 16:36:25.78 ID:xrJ/Vx3A0
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も
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77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 16:42:52.62 ID:B+TbMUxo0
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祭
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78:【第二話】ルーク「世界の未来が懸かってるのは確かだ」【ジアビスSS】:2011/06/27(月) 17:00:51.83 ID:PFe55apF0
-
ジェイド「やはり、こういう場所はいいですねー」
ガイ「そうか?うるさくて俺はあまり……」
アニス「とかいいながら、その両手いっぱいのコインはなにかなぁ~?」
ティア「たまにはこういう息抜きもいいわね」
ナタリア「俗物ですわ」
ルーク「うわぁぁぁ!!なんでそこで7にとまるんだよぉ!!?」
ジェイド「おやおや、素人王子がルーレットで奇声をあげてますねぇ」
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79:【第二話】ルーク「世界の未来が懸かってるのは確かだ」【ジアビスSS】:2011/06/27(月) 17:04:54.18 ID:PFe55apF0
-
ルーク「くそ!もう一回だ!」
ミュウ「ご主人様、ふぁいとですの!」
ガイ「おいおい。ルーク、ルーレットは数字に頼らない方がいい」
ルーク「なんでだよ?」
ジェイド「当たる確率が低いからに決まっているじゃないですか。いいですか、まずは赤か黒かにですね」
ルーク「そんなチマチマやってられないだろ?」
ナタリア「まあ、ルークはそういう人ですわね」
ティア「ルーク、それだとコインがいくつあっても足りないわ」
ルーク「あああ!!うっせえな!!じゃあ、どうすりゃいいんだよ?!」
ガイ「まずはポーカーからやってみるのもいいんじゃないか?」
ジェイド「そうですねぇ。とりあえず役さえ覚えればなんとかなりますし」
ティア「そ、そうかしら……」
-
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 17:07:51.40 ID:PFe55apF0
-
カノンノ「いらっしゃいませ」
ジェイド「では、カードを」
カノンノ「はい」
ルーク「で、どうすりゃいいんだ?」
ジェイド「これが役の一覧表です」
ルーク「なんか難しいな」
ジェイド「覚えれば簡単ですよ?」
カノンノ「ルー……いえ、お客様はポーカー初めてですか?」
ルーク「ああ」
カノンノ「ポーカーは少し難しいですよ?」
ジェイド「……おやおや?いいカモが来たのにそんなことを言うのですか?」
ルーク「俺、カモなのかよ!?」
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82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 17:10:37.22 ID:PFe55apF0
-
アニス「そうですよねぇ。ディーラー側がそんなこと言っていいんですかぁ?」
カノンノ「え?まあ、私は出来るだけフェアなギャンブルを楽しんでもらいたいので」
ティア「ふーん。じゃあ、貴方のおススメって何かしら?」
カノンノ「トランプじゃんけんですかね?」
ルーク「なんだそりゃ?知ってるか、ナタリア?」
ナタリア「聞いたことがありませんわ」
ジェイド「私も知りませんねえ。どんなルールなんですか?」
カノンノ「簡単です。トランプでじゃんけんするだけですから」
ガイ「どうやって?絵柄でじゃんけんするのか?」
カノンノ「はい。あと数字も関係してますよ」
ルーク「へえ、じゃあそれやる」
カノンノ「……ふふ、わかりました」
-
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 17:12:54.88 ID:PFe55apF0
-
ざわ……ざわ……
「おいおい、あいつカノンノちゃんにトランプじゃんけん申し込んだぞ……」
「あーあーあいつ、もう次の子供にまで借金背負わせることになるな」
「かわいそうにな。そういえば先月もカノンノちゃんに負けた奴が自殺したんだっけ?」
ざわ……ざわ……
ミュウ「みゅう?」
ジェイド(なるほど……そういうことですか……)
アニス(大佐、これやばくないですかぁ?)
ジェイド(ほどほどで止めれば問題ないでしょう。それにカジノの掟としては一度座れば逃げることは許されませんからね)
ナタリア(そ、そうだったんですの……?!)
ガイ(嘘だよ嘘)
カノンノ「じゃあ、ルールを説明するね?」
ルーク「おう、頼む」
-
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 17:15:55.13 ID:PFe55apF0
-
カノンノ「トランプには二色、四種のマーク、1~13までの数字、3種12枚の絵柄とジョーカーがあるよね?」
ルーク「赤と黒、スペード、クローバー、ダイヤ、ハート、ジャックにクイーンにキングだろ?」
カノンノ「そうそう。それらを使ってじゃんけんをするの。場に一枚、こうやってお互いに出してね」
ルーク「ふーん」
カノンノ「まず鉄則として数字が多い方が勝ちになるの」
ルーク「まあ、それはなんとなくわかるけど」
カノンノ「で、数字が同じだった場合、四種のマークで勝敗が決まるの」
ガイ「へえ」
カノンノ「といっても複雑じゃないよ。スペードがハートとダイヤに勝って、クローバーはスペード以外に負ける」
アニス「ふんふん」
カノンノ「ハートはクローバーとダイヤに勝つ。ダイヤはクローバーに勝てるだけだから」
ジェイド「つまり、スペードとハートが二種類に勝て、後は一種類だけというわけですか」
-
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 17:18:40.55 ID:PFe55apF0
-
カノンノ「はい。そして3種12枚の図柄、つまりJQKも数字の鉄則が当てはまります」
ルーク「うんうん」
カノンノ「でも、お互いにJQKを場に出した場合は少し違ってくるの」
ティア「なにかしら?」
カノンノ「ここでもじゃんけんになります。JはQに勝ってKに負ける。QはKに勝ち、Jに負ける。Kは……」
ルーク「ああ、よくわかんねえなぁ。ようするにJをチョキだとするとどうなるんだ?」
カノンノ「なるほど。そっちのほうが説明しやすいね。じゃあ、J(グー)Q(チョキ)K(パー)だと思って」
ルーク「それなら分かりやすいな」
カノンノ「で、最後のジョーカーなんだけど。これはお約束の最強カードね」
アニス「ですよね~」
カノンノ「でも、スペードの1には負ける。これがルールね」
ジェイド「まあ、なんとなく分かりました」
カノンノ「もう一度、説明を聞く?」
-
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 17:22:08.19 ID:PFe55apF0
-
ルーク「まあ、いいや。とにかくやってるうちに覚えるだろ」
ガイ「おいおい、大丈夫か?」
カノンノ「流石はルークね」
ジェイド「……!」
カノンノ「その大胆不敵さ。それは無知からくるの?それとも……」
ルーク「なんだ、お前?」
カノンノ「……ディゼンダーの名のもとに、彼の者を悠久の地に封じたまえ!」
ティア「………!!?」
ざわ……ざわ……
「でたぞ、あの結界はどちらかが負けるまで抜け出せない、死のフィールドだ」
「ああ、カノンノちゃん、初めから本気で行く気だ……」
ざわ……ざわ……
ジェイド「笑えませんねぇ。これはなんの真似ですか?」
カノンノ「ふふ……」
-
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 17:25:04.99 ID:PFe55apF0
-
カノンノ「ルーク、ここに座ったからにはコインじゃなくて別の物を賭けてもらうわね」
ルーク「なんだと?」
カノンノ「この世界……すなわち貴方の力を……」
アニス「ちょっと、ちょっと!なにいってんのよぉ!!」
カノンノ「逃げることは許さない。戦わずに逃げれば、貴方の力を無理やり奪えるようにしてあるし」
ティア「この人、一体……」
ルーク「やるしか、ないっていうのか?」
カノンノ「はい」
ジェイド「……アニス」
アニス「はう?」
ジェイド「彼女のデータが軍に無いか調べてみます」
アニス「はーい、わかりましたぁ」
-
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 17:27:25.83 ID:PFe55apF0
-
カノンノ「勝負は五回。手札はそれぞれ十枚。場に出したカードはもう使えないからね。では配ります」
ルーク「わ、わかった……」
ナタリア「ルーク、負けるんじゃありませんことよ!!」
ミュウ「ご主人さまーふぁいとですのー!!」
ティア「……あ、そうだ」
アニス「ルーク、がんばってー」
ガイ「……さて……」
カノンノ「じゃあ、一枚目を伏せて場に出してね。制限時間はないからゆっくりでいいよ?」
ガイ「待て。先にお前が出せ」
カノンノ「え?」
ガイ「ディーラーはイカサマをしているときがあるからな」
-
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 17:30:48.46 ID:PFe55apF0
-
カノンノ「信用がないんですね」
ガイ「初対面だしな」
カノンノ「分かりました。では私はこのカードを出しましょう。ルークはゆっくり考えてね?」
ルーク「……うーん」
アニス「ルークの手札は……」
ガイ(スペード1、クローバー4、スペード8、ハート7、ダイヤ9、クローバー10、ハートJ、ダイヤK、スペードK、ダイヤQ……バランスはいいか)
ルーク「よし!まずはこれだ!!」
カノンノ「……では、勝負」
ぺら
カノンノ「私がハート6、ルークがハート7……私の負けね」
アニス「やったぁ!」
ガイ「ふう」
ルーク「よし!」
ナレーション(ゲスト:クラトス)『一戦目を勝利したルーク、安堵の顔を見せる仲間たち。しかし、カノンノの表情は不吉にも微笑んでいた……!!』
-
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 17:36:03.96 ID:PFe55apF0
-
カノンノ「では二戦目、私はこれを」
ルーク「んじゃ、これ」
カノンノ「では、勝負」
ぺら
ざわ……
カノンノ「……私がダイヤ10、ルークがハートJ。私の負けね」
ルーク「へ、なーんだ余裕じゃねえか」
アニス「きゃールーク様、さいこー!!」
カノンノ「……ふふ」
ガイ「……なんだ、あの余裕は」
ティア「でね、それから……」
ナレーション『簡単な勝利。それはルークの心に油断という悪魔が育つ結果になる。しかし、それに気が付いているのは鉄の女帝カノンノだけだった……!!』
-
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 17:39:34.92 ID:PFe55apF0
-
ナレーション『勝負が喫する第三戦!!ルークは余裕の表情で場にダイヤKを提示する』
ナレーション『それもそのはず!もはや、ルークは一勝すればいい。数字が多ければ勝つ。この鉄則がある限り、ルークに負けは訪れない!!』
カノンノ「では、勝負……」
ぺら
ルーク「……!?」
ざわ……ざわ……
カノンノ「ルークはK、私はQ。私の勝ちね」
ガイ「そうか。図柄のじゃんけんか……」
アニス「はうわ!!」
ナレーション『まさかの図柄じゃんけんでの敗北。カノンノの表情が邪悪に、そして不敵に歪む。場の流れは停滞を通り越し、一気にカノンノへと流れ込む……!!』
ナレーション『ルークは第四戦も迷わずスペードKを叩きつける。もはや小さな数字を場に出すメリットなどなくなっている』
カノンノ「では、いきます」
ざわ……
ナレーション『カノンノがカードをめくるとき、電流が走る……!!』
-
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 17:44:48.70 ID:PFe55apF0
-
ざわ……ざわ……
ルーク「な、なんだと……!!!」
カノンノ「ふふ……」
ナレーション『ルーク、渾身のKはまたもやカノンノのQによって崩壊!!』
ナレーション『これで二戦二勝!!五分のはずなのに圧倒的敗北感がルークの心をのみ込んでいく……!!』
ガイ「なんだ、ここにきてあの流れは……」
アニス「やばいですよ、やばいですよ……」
ティア「……がんばってね」
ミュウ「はいですの!」
カノンノ「さあ、次で決まりますよ?」
ルーク「く……」
ナレーション『カノンノが放つ女帝の威圧がルークの委縮した精神を更に泥沼へと引き摺りこんでいく……!!』
ルーク(くそ!くそ!!何を出しても勝てる気がしない……!!)
ナレーション『敗北の足音が確実にルークの背中を捉える……!!逃げられない、これは運命なのか!!ルーク完全に混乱の極み!!』
ぐにゃ~
-
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 17:51:18.34 ID:PFe55apF0
-
カノンノ「さあ次のカードを選んでください。私はこれを出します」
ルーク「っく!!」
ナレーション『現在、ルークの手札は、スペード1、クローバー4、スペード8、ダイヤ9、クローバー10、ダイヤQ』
ルーク(くそ。ここはQか?でも、俺は図柄で連敗している。もしJを持ってこられたら……)
ナレーション『既にルークの手札で勝てる要素が残されているのはQのみ。しかし、カノンノが場に出したカードはルークを根底から弄ぶ悪魔のカード……!!』
カノンノ「……さあ、ごゆっくりどうぞ……」
ナレーション『ジョーカー!!!そう、カノンノが場に提示したカードは全てを焦がすジョーカーであった……!!』
ナレーション『しかし、ルークにはスペード1がある。それを出せば勝てる!この嵐のような逆風を跳ね除ける唯一無二の手札……!!』
ルーク(でもQ以外に手は……)
ナレーション『だが!!弱り切ったルークの眼中にその手札はなかった。たったひとつのカードにしか勝てない札を選ぶ度胸など求めるのは不可能!!』
ルーク(くそ……!!)
ルーク「こ、これ……」
ティア「まって!!ルーク!!」
-
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 19:01:05.96 ID:PFe55apF0
-
ルーク「え?」
ティア「こっちを出して」
ルーク「何をいって、こんなカードじゃあ……」
ティア「ルーク、信じて……」
ルーク「分かった……」
カノンノ「……いいですか?」
ルーク「ああ」
カノンノ「では、行きます」
ぺら
カノンノ「……!!」
ざわ……ざわ……
ナレーション『ついに女帝の鉄面皮が瓦解する!!それもそのはず、場に出されたカードはあり得ないものだった……!!』
ナレーション『勝敗を決めた組み合わせはなんと、ジョーカーとスペード1!!!この番狂わせにカノンノの思考は完全停止……!!』
ぐにゃ~
-
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 19:08:27.06 ID:PFe55apF0
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カノンノ「そ、そんな……ここでルークにこのカードを出せるはずは……」
ルーク「やった……!!」
ティア「ほら、言ったでしょ?」
ルーク「でもどうしてアイツの出したカードが?」
ティア「ふふ、ミュウ、ありがと」
ミュウ「ですの!!」
ルーク「あ、ミュウがアイツのカードを盗み見したのか?!」
ティア「まあ、ね。ほら、ミュウって浮けるし」
ミュウ「ご主人様のお役に立てたですの?」
ルーク「ああ!よくやったな、ミュウ!!」
ミュウ「ご主人様に撫でてもらえて嬉しいですの……///」
ガイ「じゃあ、聞かせてもらうか。お前さんの目的をな」
カノンノ「……そうですね」
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110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 19:15:38.75 ID:PFe55apF0
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カノンノ「実はルークの力を試させてもらいました」
ルーク「どういうことだ?」
カノンノ「私の世界が今、危機に瀕しているのです」
ティア「その言い方だと、こことは別の世界ってこと?」
カノンノ「はい。そこで各世界から特別な能力を持つ人、あるいは特殊な運命を持つ人を探していました」
ガイ「で、ルークがお眼鏡にかなったと?」
カノンノ「すいません」
ルーク「でも、俺はこの世界で……」
カノンノ「分かっています。借りたいのは貴方のデータなんです」
アニス「データ?」
-
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 19:19:56.94 ID:PFe55apF0
-
カノンノ「はい。ルークそのものを作り出す装置がこっちにはありますので。あ、でもそれはレプリカじゃないですよ?」
ガイ「なんだそりゃ?」
カノンノ「新しいルークが此方の世界で生まれる。そう思ってください」
アニス「はえ?ぜんぜんわかりましぇん」
カノンノ「まあ、パラレルワールドみたいな感じですね」
ルーク「ふーん。じゃあ、俺がそっちに行く必要はないんだな?」
カノンノ「はい。ルークの戦闘力は見せてもらいましたし、そしてこれで心の強さも見てみようと思ったんですけど」
ガイ「やっぱりイカサマしてたのか」
カノンノ「ルークの手札を操作しました。あの状況でスペードの1を出せるかどうかを見たかったんです」
ティア「ごめんなさい。そんなことだとは……」
カノンノ「いえ。ティアさんのデータも欲しくなりました。軍師としてルークさんのお傍に居てほしいです」
ティア「え?」
ルーク「な、なんか恥ずかしいな」
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112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 19:23:41.01 ID:PFe55apF0
-
カノンノ「すいません。ご協力感謝します」
ルーク「いいよ、別に」
ティア「ええ」
カノンノ「では、私はこれで……つぎはユーリですね……」
ガイ「不思議な子とは思ったが」
アニス「まさか、別世界の人だなんてねぇ」
ルーク「でも髪の毛一本で済んでよかったじぇねえか」
ティア「そうね、第七音素と比べればどうってことないわ」
ジェイド「おや、どうやら乗り遅れてしまいましたね」
アニス「あ、大佐~」
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113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 19:28:48.33 ID:PFe55apF0
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ジェイド「軍の中にデータはありませんでしたが、まあ、別世界の人間なら無くて当然ですね」
アニス「でも、別世界のルークもみてみたいな~」
ガイ「まあ、興味はあるよな」
ナタリア「ぜひ私も」
ルーク「そうかぁ?」
ティア「そうね、ちょっと恥ずかしいかも……」
ジェイド「さて、息抜きもこの辺にして出発しましょうか」
アニス「はーい」
ルーク「そうだな……それに……」
ルーク「世界の未来が懸かってるのは確かだ」
END
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114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 19:33:11.27 ID:PFe55apF0
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なんか結構マジキチSSって需要あるんですね
次回スレタイ
エステル「ユーリ……おしっこぉ……もれちゃう……」
にご期待ください
ではでは
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119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/27(月) 20:39:22.35 ID:fwvMYE6IO
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乙乙
アニス「フローリアン、綺麗だね?」
ルーク「世界の未来が懸かってるのは確かだ」
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コメント一覧 (17)
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- 2011年06月27日 21:42
- そういやアニスはGでアスベルに求婚してたな
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- 2011年06月27日 21:53
- 脳内再生余裕でした
次SSに少しだけ期待ってか。
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- 2011年06月27日 21:58
- 原作でもフローリアン死んだっけ?
しっかし画面が滲んで後半のが読めぬ
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- 2011年06月27日 22:01
- クラトスがナレーさんとかマジカイジwww
ところでこのカノンノはオリジナルカノンノと言う事で良いのかな?
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- 2011年06月27日 22:52
- ※4
ディセンダーの力だから1のパスカの方じゃね?
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- 2011年06月27日 23:17
- アニスはやっぱり可愛いな
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- 2011年06月27日 23:17
- アニスはやっぱり可愛いな
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- 2011年06月28日 00:00
- マジキチはいらないけどね
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- 2011年06月28日 00:38
- アニスまじアニス
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- 2011年06月28日 08:54
- この人おとなしく普通のを書いてればいいのにwww
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- 2011年06月28日 18:47
- Kraftwerkスレじゃないのかよ
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- 2011年06月28日 23:44
- テイルズ一通りやったがアビスパーティほど酷い面子は見たことがないような気がする
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- 2011年06月30日 06:12
- ルークのデータとる片手間に無関係の一般人自殺に追い込むなwwwww
次回作マジ期待
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- 2011年06月30日 13:49
- ジアビスしたくなってきた
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- 2012年08月18日 19:55
- まさかのソフィ登場にビックリ
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- 2013年07月24日 03:51
- ジェイドのゲスと優しさのバランスが原作そっくりでびっくりした
クラトスのナレーション脳内再生余裕ww
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- 2014年02月26日 00:34
- 前半の話は結構感動した