純「友情ボンバー!」
-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:04:22.62 ID:bYBzBr5p0
-
憂「おはよー、梓ちゃん」
梓「憂おはよ」
憂「月曜日の朝って眠いねー」
梓「ねー」
憂「純ちゃんはまだ?」
梓「まだ。純の奴、自分から朝練しようって言っといて」
憂「あはは。じゃあ先に練習始めちゃおうか」
梓「そうだね、時間もったいないし」
ジャカジャカジャカジャン
梓「♪ふわふわたーぁぃむ」
憂「♪ふわふわたーぁぃむ」
ジャジャッ ジャジャッ ジャ-ン
-
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:07:39.98 ID:bYBzBr5p0
-
憂「ふぅ」
梓「憂、演奏すごく安定してきたね」
憂「そうかな?」テレテレ
梓「うん、合わせててすごく楽しいよ!」
憂「貯めてたお年玉で思い切ってキーボード買ってよかったよ」
梓「……ほんとに、ありがとね」リョウテ ギュッ
憂「ううん、私も楽しいから」オカエシニ ギュッ
梓「そろそろ教室行かなきゃ。結局純は来なかったね」
憂「うん……純ちゃん、寝坊かなあ」
梓「まったくもう、新歓ライブは明日だっていうのに」
-
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:10:53.42 ID:bYBzBr5p0
-
~~~
憂「純ちゃん、今日はお休みだったんだね……」
梓「先生は風邪って言ってたけど、電話にも出ないし」
憂「メールにも返事ないね」
梓「そんなに体調悪いのかなあ……大丈夫かな、純」
憂「お見舞い行ってみる?」
梓「そうだね。途中で何か買って行こうか。ゼリーとか」
憂「うん、そうだね」
-
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:14:25.48 ID:bYBzBr5p0
-
~~~
ピンポーン
憂梓「……」
憂「出ないね」
梓「うん……あっ!」
憂「え?」
梓「今、純の部屋の窓に人影見えたよ」
憂「えっ」
梓「私が見たら、なんか隠れた」
憂「純ちゃん……かな」
梓「多分」
憂「電話してみるね」
-
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:17:40.60 ID:bYBzBr5p0
-
プルル プルル
純『……もしもし』
憂「あっ、純ちゃん!やっと出てくれた」ホッ
純『……』
憂「梓ちゃんとお見舞いに来たよ。……いま部屋にいるんだよね?」
純『……』
憂「体調そんなに悪いの? ゼリー、玄関前に置いておくから……」
ガチャッ
梓「あ、玄関から音がしたよ?」
憂「えっ、純ちゃん?もしもし?」
純『……鍵開けといたから、勝手に上がって部屋まできて』プツッ
憂「あっ、切れちゃった」
-
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:20:53.11 ID:bYBzBr5p0
-
梓「純の様子どうだった?」
憂「うーん、声は普通だったけど、なんか暗かったよ」
梓「そっか……。とにかく上がらせてもらおうか」
憂「そうだね」
トコトコ ガチャ
梓「おじゃましまーす」
憂「おじゃまします……」
梓「部屋まで上がっちゃっていいんだよね?」クツヌギ
憂「うん、純ちゃんがそう言ってた」クツヌギ
トントントン……
梓「純?入るよ?」コンコン
-
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:24:47.58 ID:bYBzBr5p0
-
ガチャ
純「……」
憂「純ちゃん、具合どう?」
純「……」
梓「純?大丈夫?」
純「……」
憂「頭まですっぽり布団かぶってるから」ヒソヒソ
梓「様子が分からないね」ヒソヒソ
-
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:28:20.70 ID:bYBzBr5p0
-
純「……ふたりとも」ボソ
梓「うん?」
憂「なあに?」
純「ふたりとも、私の親友だよね?」
梓「えっ?」
憂「純ちゃん?どうしたの?」
純「……違うの?」
梓「いや、親友だよ。なんでそんな当たり前のこと聞くの?」
純「じゃあ約束して。絶対笑わないって」
梓「え?」
-
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:31:30.23 ID:bYBzBr5p0
-
憂「笑わないって、何が?」
純「いいから!約束して!」
梓「あっ、うん約束する」
憂「約束するよ」
純「……」
梓「……」
憂「……」
純「……」パサッ
梓「?!!!!!!」
憂「Oh……」
-
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:34:51.13 ID:bYBzBr5p0
-
純「……」
梓「……っ」フルフル
憂「ど、どうしたの?純ちゃん、それ」
純「新歓ライブあるし、思い切って美容院でストパーかけてもらおうと思ったら」
梓「……」フルフル
純「美容院、すごく混んでて、店員さんがテンパってて」
梓「……」フルフル
純「私の隣にいた人とオーダー間違えたらしくて」
憂「……それで、その、えっと」
-
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:38:01.97 ID:bYBzBr5p0
-
純「アフロにされました」
梓「アフッ」ブフォッ
純「……」
憂「……」
梓「……ゴメン、ちょっとトイレ借りる」イソイソ
-
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:40:54.47 ID:9313vt3+O
-
スレタイの時点で覚悟は出来ていた
-
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:41:26.30 ID:bYBzBr5p0
-
~~~
梓「……ただいま」ガチャ
純「存分に笑ってきましたか」
梓「ごめんなさい」
純「いいよ、梓がアフロになってたら私だって口から大腸出るくらい笑うし」
梓「じゃあお互い様だね」
憂「梓ちゃん」
梓「ほんとごめん」
純「……」
-
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:44:35.28 ID:bYBzBr5p0
-
憂「あっ、でもほら、純ちゃんが気にしてる癖毛は目立たないよ!」
純「それ以上の何かを失ったけどね」
梓「むしろ癖毛ツインテよりアフッ……今の純のほうが可愛いかも」
純「本気なら私の目を見てもっかい言ってみて?」
梓「当然目を見て言えますん」
純「どっちよ」
-
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:47:59.33 ID:bYBzBr5p0
-
梓「でも、やってる途中で気付かなかったの?」
純「前の晩にゲームしすぎて寝不足で、椅子に座ってすぐ寝ちゃったから」
梓「ふぅん」
憂「その場ですぐストパーかけ直して貰えばよかったんじゃない?」
純「パニック起こして走って帰ってきた」
憂「そうなんだ……」
梓「じゃあ、今からは?美容院が悪いならやってくれるんじゃ」
純「今日定休日」
梓「あー」
-
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:51:11.50 ID:bYBzBr5p0
-
憂「えっと、そのアフ……髪型を誤摩化す方法があればいいんだよね」
純「いいよアフロってはっきり言ってくれても」
梓「……」
憂「ぼ、帽子かぶるとかどうかな、先生に事情話して」
純「さっき試した。でも横と後ろからアフロがはみ出した」
梓「……っ」フルフル
純「ニットキャップに押し込んだらキノコみたいにモコッてなった」
憂「頑固なアフロだね」
梓「っ!」ブフォッ
純「……」
憂「梓ちゃん」
梓「申し訳ございません」
-
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:54:23.57 ID:bYBzBr5p0
-
純「もう嫌、髪型戻るまで学校行かない」
梓「えっ……えっと、でも、それじゃ明日の新歓ライブが」
純「……梓はさぁ」
梓「え?」
純「梓は私のことより新歓ライブのほうが大切なんだね」
梓「えっ、いや、」
純「梓の気持ちはよーくわかった」
憂「やめなよ純ちゃん、梓ちゃんは何もそんなつもりで」
梓「確かに新歓ライブのほうが大切だけど、純だって大切だよ」
憂「梓ちゃん、気持ちは分かるけど今そういうこと言うのはメッだよ」メッ!
梓「憂ごめん、気をつける」
純「……」
-
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 00:57:30.74 ID:bYBzBr5p0
-
憂「あ、純ちゃん、これお見舞いのゼリー」ニコッ
梓「奮発して純の大好きなお徳用フルーツミックスにしたよ」ニコッ
純「わあ、ありがとう嬉しい!」ニコッ
純「とでも言うと思ったか」
憂梓「ごめんなさい」
純「ああもう、ほんとに泣きそう」グスン
-
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:00:44.08 ID:bYBzBr5p0
-
憂「……あっ、そうだ」
純「何?」
憂「その、いっそのこと、アフロを純ちゃんの個性にしたらどうかな」
純「えっ」
梓「それいいかも。……何かこう、ニックネームを付けるとかさ」
純「……例えば?」
憂梓「パパイヤ」スズキ
純「帰れ」
憂梓「ごめんなさい」
-
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:03:48.36 ID:bYBzBr5p0
-
純「もう誰も信じられない」
梓「ほんとにごめんってば」
純「……あのさ」
梓「何?」
純「ふたりとも、私の親友だよね?」
憂「そうだよ」
梓「疑う余地なんてないでしょ」
純「余地だらけだよ」
梓「そんなことないって。親友だよ私たち」
純「……じゃあ、ふたりが私の親友だって証拠を見せてよ」
憂梓「証拠?」
-
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:07:03.15 ID:bYBzBr5p0
-
純「そう、証拠」
憂「どうやって?」
純「アフロ」
憂梓「え?」
純「アフロになって。ふたりも」
憂梓「……」
純「友達ならやってくれるよね?」
梓「……」
純「梓の髪の長さなら、でっかいアフロができるよ」
梓「……」
純「わあい楽しみだなぁ梓の特大アフロ!わくわく!」
梓「……」
純「憂のこぢんまりアフロもきっと可愛いだろうな!きゅんきゅんするよ!」
憂「……」
-
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:10:14.70 ID:bYBzBr5p0
-
憂「……あのね純ちゃん、すごく言いづらいんだけど」
純「何?」
憂「美容院、定休日だよ」
純「そうでした。ちくしょう!!」ガンガン!!
梓「やめなよ純!ベース弾く大事な手なんだよ!」ガシッ
純「梓……」
梓「うっかり痛めたら、明日新歓ライブできないじゃん!」
純「ちくしょう!ちくしょう!!」ガンガン!!
憂「梓ちゃん」メッ!!
梓「ごめんなさい」
-
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:13:17.17 ID:bYBzBr5p0
-
純「はぁ……手も痛いだけだった」ズキズキ
梓「……純、私決めた」
純「何をさ」
梓「明日の新歓ライブ、アフロのヅラかぶる」キリッ
純「えっ」
憂「梓ちゃん?」
梓「だって純は、私のために軽音部に入ってくれたんだもん」
純「……」
-
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:16:25.66 ID:bYBzBr5p0
-
梓「ジャズ研だって、受験だってあるのに」
憂「……」
梓「今までだって、純には何度も助けられて、背中押してもらって」グスッ
純「……」
梓「笑ったりしてごめんね純。私、純に恩返ししたい!」リョウテギュッ
純「梓……」
-
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:19:28.52 ID:bYBzBr5p0
-
憂「私も、私もアフロのヅラかぶるよ純ちゃん!」ソノウエカラギュッ
純「憂……」
梓「憂も、ありがとう」ウルウル
憂「ううん、だって私、ふたりの親友だもん!」ニコッ
純「……ありがとう、あんたたちはやっぱり私の親友だよ!」オカエシニギュッ
梓憂純「明日のライブ、がんばろうね!!」
-
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:22:34.31 ID:9313vt3+O
-
これが友情パワーか……
-
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:22:46.99 ID:bYBzBr5p0
-
~~~
To:お姉ちゃん
もう授業終わった頃かな?
昨日あれから純ちゃんの家を出たあと、
梓ちゃんと一緒に駅前のバラエティショップに行って
純ちゃんの純粋アフロが霞むくらいの特大カラーアフロを買いました。
-
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:26:01.99 ID:bYBzBr5p0
-
今朝、アフロになった私たち3人を見たさわ子先生が
鶴の恩返しで例えれば、充分に恩を返されたうえに
豪華ハワイ旅行までつけられちゃいました、くらいの勢いで
3人のアフロに合わせたサイケな衣装を作ってくれたんだ。
今度、美味しいケーキを作って
ティータイムでおもてなししようと思います。
-
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:29:18.02 ID:bYBzBr5p0
-
そうそう、肝心の新歓ライブは大盛り上がりだったんだよ!
純ちゃんがアドリブでHey Yo Yoとか言い始めた時には
正直どうしようかと思ったけど
梓ちゃんが、和ちゃん直伝のチェケラッチョイを披露した時が
オーディエンスの盛り上がりもピークだったYo。
見た目がサイケになったからっていっても
演奏したのはふわふわ時間なんだけどね。えへへ。
友達が携帯で動画を撮っててくれたので、送るね。
-
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:32:34.43 ID:bYBzBr5p0
-
お菓子ばっかり食べてないで、ちゃんとお野菜も食べるんだよ?
律さん、澪さん、紬さんにもよろしく伝えてください。
またメールします。
P.S.
私たちのトリオ名は、「放課後ボンバーズ」に決まりました。
-
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:35:35.87 ID:bYBzBr5p0
-
ヘイヨ-! ヨ-! ヨ-! ヨ-! ヘイヨ-! ヨ-! ヨ-! ヨ-!
チェチェッ チェチェッ チェッ チェケラッチョイ!! キャーッ
フワフワタ-ァィムッ フワフワタ-ァィムッ ジャジャッ ジャジャッ ジャーン
唯「……」ピッ
律「……」
澪「……」
紬「……」アラアラ フフッ
-
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:38:40.59 ID:bYBzBr5p0
-
唯「……なんか可愛い妹と後輩が一気に遠くへ行った気がする」
律「どうしてこうなった」
唯「もう、憂とどんな顔して会えばいいかわかんないよ……」
律「梓に部長を任せたのは、間違いだったのか……?」
澪「私たちの手を離れて飛び立った、ってことなのかな……」トオイメ
唯「そうでも思わないとやってられないよ」ナミダメ
紬「学園祭ライブを見に行くのが楽しみね♪」ウフフ
おしまい
-
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:42:47.07 ID:bYBzBr5p0
-
最後までおつきあいくださった皆さんにお礼を言いますん
おやすみなさいノシ
-
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:43:20.63 ID:/U4luZVz0
-
乙うい
-
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:43:43.89 ID:nGz6P1jy0
-
乙ノシ
-
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:43:47.67 ID:9EAMydeO0
-
お疲れ様でした
-
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:57:27.66 ID:fhpB4b6n0
-
乙
三人組いいよな
-
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:07:19.19 ID:nGz6P1jy0
-
純ちゃんってこれ?
かっけぇぇえぇえええ!!!
-
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:08:45.31 ID:4ybXv8bn0
-
>>43
それはジョンフルシアンテです
-
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:16:16.32 ID:nGz6P1jy0
-
>>44
えっ
-
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/24(木) 01:17:33.38 ID:4ybXv8bn0
-
>>48 ウソです こんなに派手じゃなかったね
◆おまけ
◆フルシアンテじゃないなら誰なのか~
ブーツィー・コリンズ
ブーツィー・コリンズ:本名 ウィリアム コリンズ(1951年10月26日)アメリカ合衆国のミュージシャンでベーシスト、ボーカリスト。オハイオ州シンシナティー生まれ。ジェームス・ブラウンのバックバンドを経てPファンク主要メンバーの一人として活躍し、最も重要なファンクベーシストの一人である。スヌープ・ドッグのおじにあたる。
転載元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BA
ジョン・フルシアンテ
ジョン・フルシアンテ(John Anthony Frusciante 1970年3月5日-)は、アメリカ合衆国のギタリスト、ボーカリスト。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのメンバーだったことで知られる。現在は、ソロ・アーティストとして活動しており、2010年時点でソロアルバムを10枚発表している。
ニューヨークのクイーンズ生まれ。12歳の頃にカリフォルニア州に引っ越している。両親は共にミュージシャンであった。母のゲイルはレッド・ホット・チリ・ペッパーズの曲「アンダー・ザ・ブリッジ」で歌声を披露している。
15歳の時に観たチリ・ペッパーズのライブに魅了され、ギターとベース・歌詞をすべて暗記するほどのめり込む。1989年12月、オリジナル・メンバーのギタリスト、ヒレル・スロヴァクが死去し、代役ギタリストも早々にバンドを去っていたチリ・ペッパーズに加入する。当時18歳のジョンにとって、これが実質的に初のバンド活動であった。加入後は『母乳』、『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』、『ホワッツ・ヒッツ!?』(キャピトル時代のベストアルバム)の各作品に参加している。
1992年の来日公演中に脱退。一時期は半ば隠遁生活を送り、ヘロイン中毒とうつ病に苦しんだ。
1999年、病と薬物中毒を克服してチリ・ペッパーズに復帰。以後は、バンドサウンドの核として活躍。『カリフォルニケイション』、『バイ・ザ・ウェイ』、『グレイティスト・ヒッツ』(ワーナー音源のベストアルバム)、『ライブ・イン・ハイド・パーク』(2004年6月19・20・25日にロンドンにあるハイド・パークで行われたライブの音源化)、『ステイディアム・アーケイディアム』で演奏している。
この間にギタリストとしての評価が高まり、2004年6月から2005年2月までのソロ・アルバム6作品の連続リリースという実績、薬物中毒から復帰後のアルバムで見せた「枯れたギター」と呼ばれる独特で才能溢れるサウンドにより、「白いジミヘン」と称されるまでになった。 そして、ローリング・ストーン誌の2007年2月号(7日発売)では、ジョン・メイヤー、デレク・トラックスと共に「現代の三大ギタリスト」(The New Guitar Gods)に選出され、名実共に世界最高のギタリストとなった。
2009年12月16日、自身のオフィシャルサイトで「自身の音楽を探求したい」との理由で、チリ・ペッパーズからの脱退を表明。最初の脱退時とは異なり、他のメンバーもジョンの意思を尊重しており、円満な脱退となった。
転載元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86
◆おまけのおまけ~Around the worldに似てる?~
◆この曲のオマージュ!
◆せっかくなので紹介!
人間椅子
人間椅子(にんげんいす)は、1987年に結成された三人構成のロックバンドである。ドラムは幾度か替わっているものの、現在もコンスタントな活動を続けている。
中学生の頃から交流があり、同じ高校(青森県立弘前高等学校)の同級生になったことで、より親交を強めた和嶋慎治と鈴木研一が1987年に結成したバンド「死ね死ね団」がそもそもの始まり。
高校卒業後二人は別々の大学へと進学したが(和嶋慎治は駒澤大学仏教学部、鈴木研一は上智大学外国語学部ロシア語学科に進学)親交が途絶えることはなかった。
大学卒業が間近となっても就職先が見つかっていなかった和嶋がレコード店でブルースのレコードを物色していると、就職活動帰りの鈴木と偶然出くわし、彼から「和嶋ァ、わ、やっぱり就職やめで、バンドやるごとにしたじゃあ」と言われ、本格的な音楽活動に誘われたという。[1] ちなみにこのとき鈴木は日立建機に就職が内定していた[2]にもかかわらず、それを蹴った。
1989年、TBS系列で放送されていた深夜番組「三宅裕司のいかすバンド天国」に出演。鈴木の奇抜な衣装(ジェネシス時代のピーター・ガブリエルを意識した物だが、ねずみ男にしか見えない格好)の所以で色物バンドと思われたが、それとは裏腹に非常に卓越した演奏技術を見せつけ、審査員たちから“青ランプ連発”で絶賛された(この番組では、審査員たちは出場したバンドに対し、手元にある赤ランプを点灯することで演奏を中断させることができ、また逆に青ランプを点灯して演奏を続行させることもできた。青ランプ点灯という評価を受けたバンドは数少ない)。
なおこのとき審査員たちが彼らの音楽に対して「文芸ロック」という呼び名をつけたため、以後高評価を受けたバンドに審査員から「○○ロック」と肩書きを与えることが慣例となってしまった。これは審査員側、バンド側の双方にとって大変迷惑なことであったという。
概して人間椅子の音楽は、ハードロック・ヘヴィメタルを基調としながらも津軽三味線由来の旋律を絡めたドゥーミーなサウンド、それにのせた津軽弁の歌詞や歌い方といった独特の特徴があり、郷土の影響が色濃いものである。
サウンド面では、和嶋・鈴木両人が熱心なファンだというブラック・サバスを髣髴とさせるハードロックが基調である。技術的には一音半下げのチューニングを多用したヘヴィでドゥーミーかつ緻密なリフ、スリーピースのサウンドを埋めるように重くうねるベースライン、70年代のハードロックバンドを想起させる起伏に富んだ楽曲展開、ハードロックよりもドゥームメタル寄りのスロー・テンポの多用などが特徴として挙げられる。 その他にもハードロックでは、楽曲「Breadfan」を和嶋のオリジナル歌詞に差し替えて「針の山」としてカバーしたバッジーや、ライブで度々カヴァーを演奏しているレッド・ツェッペリンやレインボーなどがある。 プログレッシブ・ロックでは、重鎮キング・クリムゾンのような楽曲構成、そのリーダーであるロバート・フリップ独特のスケール(和嶋自身、影響を受けたと公言)が直接的な影響といえる。 以上のように人間椅子のサウンドは様々な要素を独特の解釈でミックスしたものとなっており、いくつものアプローチを使い分けての音楽性は規範的でありながら個性豊かである。近年では和嶋のソングライティングやナカジマの歌唱によって、ストレートかつポップなロックンロールの要素も取り込み始めている。
詞に関して言えば、大別して和嶋作か鈴木作かによるが、共通するのは津軽弁などによって醸しだされる土着性、グロテスクな表現、とぼけたユーモアが挙げられる。 和嶋の詞はほとんどが文学、特に明治から大正期の日本文学に傾倒したもので、私小説や無頼派、探偵小説などに造詣が深い。その趣味の主な対象、しかもタイトル・歌詞に取り上げられたことのある作家は、谷崎潤一郎や芥川龍之介、太宰治、坂口安吾、稲垣足穂、横溝正史、小栗虫太郎、果ては国外のフリードリヒ・ニーチェやフリードリヒ・ヘルダーリン、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトなど多岐に渡る。わけても江戸川乱歩に対する敬意には並々ならぬものがあり、人間椅子の多くの作品は乱歩作品を題材としている。さらにこの文学の素地に宗教、主に彼が大学で学んだ仏教の概念や用語が加わる。その表現は概して古色蒼然な文語調で、堅い言い回しの漢語や難解な言葉も交えて文学性の一翼を担っている。歌詞の傾向としては叙事詩的なもの、変態性欲的な頽廃美、自虐的な観念世界、土俗的なナンセンスなど幅広い。 一方、鈴木の詞は和嶋とは対照的に軽妙でストレートなものが多いが、妖怪や霊威などの超常的恐怖、蟲といった不気味なモチーフ、さらに淫靡な言葉などが加わって、柔らかくユーモラスなだけにとどまらない独特な言い回しとなっている。 特筆すべきは彼の趣味であるギャンブル(特に「一日一度は台に座らないと気がすまない」と公言するパチンコ)、ナンセンスなブラックジョーク(和嶋いわく「プラクティカル・ジョーク」)である。
作詞・作曲は主に和嶋と鈴木の二人が中心で、ヴォーカルは基本的に作曲者が取っている。よく和嶋と鈴木の合作も行なわれ、その場合には鈴木が歌うことが多かったが、最近のインタビューによると、そのようなこだわりは特になくなって来たと言い、和嶋が作詞・作曲した楽曲「孤立無援の思想」や「赤と黒」を和嶋ではなくドラムスのナカジマノブが歌っている。ちなみにドラムスがヴォーカルを取るスタイルは土屋の時代に端を発しているが(「三十歳」は作詞こそバンド全員だが作曲は鈴木と若干変則的である)、後藤の時代にも自身の作曲によるナンバーを後藤自らが歌っている。
ドラムスについては、土屋巌はアルバム「踊る一寸法師」収録の「三十歳」で歌詞の一部を、後藤マスヒロはアルバム「二十世紀葬送曲」収録の「不眠症ブルース」の歌詞を書いている。第一期ドラムの上館徳芳が作詞した曲はなく、2010年現在ナカジマノブが作詞した曲もない。
転載元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93%E6%A4%85%E5%AD%90_(%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89)
バッジー
バッジー(Budgie)は、ウェールズのサウス・グラモーガン、カーディフ出身のハードロックバンドである。「Budgie」とはセキセイインコを意味する「budgerigar(バジュリガー)」の口語。そのため、オリジナルアルバムのジャケットのほとんどにセキセイインコが描かれている。
1968年に結成され、結成時のメンバーは、バーク・シェリー(ベース、ヴォーカル。John Burke Shelley: 1947年4月10日、カーディフのタイガー・ベイ生)、トニー・ボージ(ギター、ヴォーカル。Anthony James Bourge: 1948年11月23日、カーディフのタイガー・ベイ生)、レイ・フィリップス(ドラムス。Raymond John Phillips: 1945年3月1日、カーディフのタイガー・ベイ生)の3人だった。現在のメンバーは、クレイグ・ゴールディ(ギター)、バーク・シェリー(ベース、ヴォーカル)、スティーヴ・ウィリアムズ(ドラムス)の3人である。
ファースト・アルバム「バッジー」は、ブラック・サバスのプロデューサーであるロジャー・ベインのプロデュースにより、ロックフィールド・スタジオで録音され、1971年にリリースされた。1972年に発表されたセカンド・アルバム「スクォーク」の後、1973年、ロック史上重要なサード・アルバム「ネバー・ターン・ユア・バック・オン・ア・フレンド」が発表された。このアルバムには、バッジーにとっておそらく最も有名な曲である「ブレッドファン」が収められている。4枚目のアルバム「イン・フォー・ザ・キル」が録音される前に、レイ・フィリップスが脱退し、ピート・ブート(Peter Charles Boot: 1950年9月30日、スタフォードシャーウェスト・ブロミッジ生)が加入した。
1975年、5枚目のアルバム「バンドリア」では、ドラマーがスティーヴ・ウィリアムズに交替し、1978年12月には、ボージがバンドを去り、ジョン・トーマスが加入した。1978年の7枚目のアルバム「インペッカブル」からの曲は、カルト的な名作映画「ジェイ・メン・フォーエバー」(USAネットワークの1980年代のテレビシリーズである「ナイト・フライト」でしばしば放映された。)に使用された。1982年まで、ブリティッシュ・ヘヴィー・メタル・ニュー・ウェーヴ(New Wave of British Heavy Metal: NWOBHM)で脚光を浴び、レディング・フェスティバルでトリを務めるなど、人気を集めた。1982年、鉄のカーテンを越えた初のヘヴィーメタルのバンドとして、ポーランドで有名になった。また、1984年のオジー・オズボーンのツアーサポートとしても人気を得た。
1988年、バンドは演奏活動を休止し、バンドのメンバーは、他のミュージシャンのレコーディングにゲスト出演するなどスタジオでの活動に入った。ジョン・トーマスは、ブラック・サバス・スタジオから飛び出し、グレン・ヒューズとともにCD「フェノメナ」に参加するなどしたが、野外のロック・フェスティヴァル「ウェールズ・レジェンズ・オブ・ロック」に参加した後、2001年にバンドを脱退した。
1995年、1996年、2000年には、テキサスの人気者であり、1970年代のKMAC/KISSラジオで「ゴッドファーザー」「ミスター・ピザ」と呼ばれた伝説的なDJ兼レストラン経営者ジョー・アンソニーのおかげで、テキサス州サンアントニオの野外のロック・フェスティヴァル「La Semana Alegre」で再結成を果たした。2002年から2006年には、主にイギリス、ニュージャージー州ニューヨーク近辺、ダラスでツアーを行い、また、ヨーロッパにおいてもスウェーデン・ロック・フェスティバルでの出演、共産主義後のポーランドでの凱旋公演などを行っている。
現在、2006年12月まで35日間のイギリスツアーを行っており、2006年11月7日、イギリスでニュー・アルバム「オール・リヴィング・イン・クックーランド」がリリースされた。
2007年7月4日、サイモン・リーズの脱退が発表された。これを受けてディオのギタリストであるクレイグ・ゴールディが、ロニー・ジェイムス・ディオがヘヴン・アンド・ヘルのツアーに参加している間のみという条件で、参加を申し出た。
決して爆発的なセールスを得たわけではないが、1970年代のハードロックには珍しいブルース色の薄さ(例外的にマディ・ウォーターズの『Baby Please Don't Go』をカバーしたことはある)、独特の重さとおどろおどろしさをたたえたサウンド、革新的なリフを持った楽曲群が、NWOBHMのムーブメントを経たヘヴィメタルのバンドたちに多大な影響を与えた。
バッジーのファンとして最もよく知られているのはメタリカである。『ブレッドファン』『クラッシュ・コース・イン・ブレイン・サージェリー(脳手術の失敗)』をカバーしたほか、メタリカのウェールズ公演にバッジーのメンバーが訪れて交流を持ったこともある。
ほかにもアイアン・メイデン、ヴァン・ヘイレン、サウンドガーデンがバッジーの曲をカバーしている。
日本でのバッジー・ファンとして有名なのは人間椅子である。『ブレッドファン』を『針の山』と改題し、独自の日本語詞をつけてカバーしている。
転載元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%BC
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◆ Budgie
◆ The Best of Budgie
コメント一覧 (8)
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- 2011年03月25日 16:52
- ssがかすむほどのおまけに噴いた
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- 2011年03月25日 17:26
- エレ速さんお得意のアフロから広がるミュージックシーン紹介来たな・・・
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- 2011年03月25日 17:30
- 管理人、おまけ書きたかっただけだろwww
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- 2011年03月25日 17:31
- どうしたらこうなった
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- 2011年03月25日 17:32
- ごめん後半興味無いから読み飛ばした
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- 2011年03月25日 17:52
- ※5
普通に面白かったから時間あったら見たほうがいいと思う
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- 2011年03月25日 21:19
- ジョンフルやっぱりかっけーなぁ・・・
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- 2011年03月26日 02:29
- こういうオマケは大歓迎。本編も結構好き。なんかマサルさんのアフロくんみたいになった純を想像して吹いた