美羽「どうでもいいけど頭かゆい」
-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 05:34:57.27 ID:xv0WKbXdP
-
千佳「宿題やれよ」
美羽「何であたしが宿題などという何たらに縛られなくちゃならないの!?」
千佳「知るか」
美羽「そもそもだな!義務教育があること自体間違っているのではないか?…否!人間たちはどうして…」
アナ「少し黙れよ」
-
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 05:43:17.32 ID:xv0WKbXdP
-
千佳「あ、茉莉ちゃん、アナちゃん。お菓子作ったんだけど食べる?」
アナ「おう、持ってこい」
茉莉「にゃあ」
千佳「じゃあ持ってくるね。ちょっと待っててー」
美羽「ちょっと待てー!」
千佳「何だよ」
美羽(私は?私は?)
千佳「宿題やれよ」
-
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 05:49:58.94 ID:xv0WKbXdP
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美羽「何だよ、いつもあたしばっかり…」
信恵「Zzz...」
美羽「お姉ちゃん」
信恵「すぴー」
美羽「お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん」
信恵「……」
信恵「お姉ちゃん…?死んじゃったの?さっきまであんなに元気に部屋の中駆けずり回ってたのに…。お姉ちゃんお姉ちゃん」
信恵「うるせえよ」
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12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 05:55:22.10 ID:xv0WKbXdP
-
アナ「おう、茉莉!ジャンプって英語で何ていうんだ?」
茉莉「…にゃあ?」
アナ「あっ、ジャンプはもう既に英語か!じゃあ、飛ぶって英語で何ていうんだ?」
茉莉「にゃ?」
アナ「flyだよ、バーカ」
茉莉「…にゃああ」
-
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 05:59:08.73 ID:xv0WKbXdP
-
千佳「持って来たよー、和風仕立てのモンブランケーキ」
アナ「美味そうだな、いただきまーす」
美羽「わーい、いただきまー」スッ
千佳「お前は食べるな」
美羽「……」
千佳「はい、お姉ちゃん、茉莉ちゃん」
伸恵「お、ありがと」
美羽(何だよ…何だよぉ…!)
アナ「うんめーっ、これ!」
-
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 06:04:00.43 ID:xv0WKbXdP
-
美羽「ちぃちゃん」
千佳「何?みっちゃん」
美羽「ケーキ」
千佳「……」
美羽「和風仕立てのモンブランケーキ」
千佳「もう皆宿題終わってるよ?終わってないのみっちゃんだけだよ?」
美羽「見せて?」
千佳「だーめ」
美羽「お願いだよぉー」
千佳「だめ!」
美羽「そこを何とか!」
千佳「やだ」
美羽「…ケチ」
-
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 06:09:34.06 ID:xv0WKbXdP
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伸恵「ちょっとタバコ吸ってくる」
アナ「お、私も行くぜ」
伸恵「茉莉ちゃんは?」
茉莉「にゃあ!」
伸恵「そうか」
アナ「今日はどんなテクを見せてくれるんだ?あ?」
伸恵「今日はなー…」
千佳「私が…ケチ?」
美羽「ケチだね!宿題の一つや二つ、見せた所で何かが減るって言うの!?」
千佳「宿題は自分でやるものだよ」
美羽「ちぃちゃん、何で私が宿題やらないか分かる?」
千佳「めんどくさいからでしょ?」
美羽「分からないから出来ないの!」
千佳「授業中寝てるから分からないんでしょ!」
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21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 06:17:00.49 ID:xv0WKbXdP
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美羽「だってさぁー」
千佳「言い訳聞き飽きた見苦しい反吐が出る」
美羽「うぅー」
千佳「じゃ、私は本読むから頑張って」
美羽「ケチぃー」
千佳「……」♪♪
美羽「茉莉ちゃん」
茉莉「にゃ」
美羽「どうやったら宿題出来ると思う?」
茉莉「にゃ…、にゃあにゃにゃにゃーにゃにゃ、にゃあにゃあにゃー!にゃんにゃにゃんにゃにゃんにゃにゃん、にゃーにゃにゃんにゃにゃ。にゃんっにゃにゃーにゃにゃーにゃ」
美羽「そっか」
茉莉「にゃーにゃ、にゃにゃあ」
美羽「茉莉ちゃんってさ」
茉莉「…みゃあ?」
-
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 06:19:28.72 ID:xv0WKbXdP
-
アナ「あ、飛行機雲」
伸恵「あれは入道雲」
アナ「じゃああれは?」
伸恵「あれも入道雲」
アナ「私は?」
伸恵「アナちゃん」
アナ「お姉様っ」
伸恵「アナちゃんっ」
-
23: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:2009/04/20(月) 06:22:05.29 ID:xv0WKbXdP
-
/: :,,,.=`" "'=-,: :ヽ
/: : :/ _,,.- -ー ., '|: : ::ヽ.,,_
/: :!: ;./=' `'!:i; :i,::`i `ヽ、
/7: :i: /! _ __,,,,_, !|'|: |::| ,r<
/ |:ミ|:i' ! _,,c::''ヽ` r:゚::::~ヽ、 '|:|: '-t": : 'i
<_ |: i ! /i::::::::::ノ `:,__,ノ. ヽ !: ミ : |: : : ::|
|: : :'''T: : ! / ~'''''" ' ' ミ: : :|: : : . !,
| . : : :|: : :I, ::::::.. ::::::::. .!-,:/|: : : : :|
| . : : : :|>ー''i:::::::::: :::::::::: |r .| |: : : : : |
.|. : : : : :|.|. `| '''' ''' | ,i .|: :: : : :| と、言う夢を見た!
.|: : : : : :| ヽ、i, rヽ i-" |:.:::: : : |
|: : : : :::| ~ヽ / |:::i:: : : |
|: : : ::::.:| `丶、 ,.-" !::|::: : ;!
.|: : : :::::| `' t-ー―--T'" |::||:: : |'
|: : : ::i:| ノ .! |:! |:: :/
.|: : :::|::| ,-,/ 丶、 |! .|::/
|: : :|::| ,..r | 、 _,. 'i'7、 .!! |/
!; :||:! ./ | '!, !.! ヽ .!
'V!| / !, i _,,!/ ヽ
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 06:24:25.23 ID:xv0WKbXdP
-
アナ「私はタバコなんか吸いませんわ、あんな口調じゃありませんし」
美羽「そうだね」
茉莉「何で猫だっ」
美羽「そうだね」
千佳「分かったから宿題やれよ」
美羽「もう終わってる」
千佳「!?」
-
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 06:29:46.41 ID:xv0WKbXdP
-
美羽「どうでもいいけど頭かゆい」poripori
千佳「フケ落ちてますが」
美羽「痒いよう、頭が痒いよう」グシャグシャ
千佳「ちょっと、みっちゃん…?」
美羽「………」バリバリ
千佳「みっちゃん?大丈夫…?」
美羽「あぁぁぁあぁぁあぁぁぁ!!」
-
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 06:36:51.82 ID:xv0WKbXdP
-
その後、私が止めてもみっちゃんは頭を掻き毟り続け、
髪の毛が抜けても頭をかくことをやめようとはしませんでした。
私たちは救急車を呼び、救急車が来るまで待機をしてましたが、みっちゃんはなおも頭をかきむしり続けました。
千佳「みっちゃん!もうやめて…、血が出てるから…」
美羽「ぅぅうううぅぅ…」
千佳「みっちゃん…、頭かいちゃダメだよ…」
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28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 06:41:10.42 ID:xv0WKbXdP
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べしょ、くちゃ
千佳「…え?」
それは真っ赤なお肉でした。
みっちゃんの、頭のお肉。
美羽「うぁぁあぁ…、痛いよぉ、痒いよぉ…」
千佳「みっちゃんもうやめてー」
みっちゃんはその後も頭を掻き続け、骨が剥き出しになり、気絶するまで頭を掻いていましたとさ。
fin
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31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 06:48:57.54 ID:KMVShf210
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>>1に何が起こったんだ
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32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 06:50:55.08 ID:xv0WKbXdP
-
千佳「みっちゃん…、お見舞いに来たよ」
美羽「う…ぁ…、ちぃ…ちゃん…?」
千佳「今日は覚えててくれたんだね」
美羽「えへへ…偉いでしょ」
千佳「…うん、偉いよ」
みっちゃんは、たまに記憶を無くすようになってしまった。
-
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 06:57:32.13 ID:xv0WKbXdP
-
記憶を無くすと言っても、全てを忘れるわけじゃない。
私のことが全然思い出せないときもあれば、なんとなく覚えてるだけって時もある。
みっちゃんの頭は、自分の手によって掻き毟られ、今は髪の毛が無く傷だらけの頭皮が剥き出しになっているだけだった。
千佳「お菓子、今日も作ってきたよ。ここに置いておくね」
美羽「うん、ありがとう。…ちぃちゃんは毎日ここに来てくれてるの?」
千佳「……。そうだよ。みっちゃんが入院してから毎日来てるよ」
美羽「そっかぁ。…覚えてないけどありがとう」
-
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 07:03:38.06 ID:xv0WKbXdP
-
千佳「次は、いつ忘れちゃうの?」
美羽「ごめんね、分からないよ」
千佳「…話してる途中に「誰?」何て聞かれるの…もう嫌だからね?」
美羽「あはは…、ちぃちゃんの事忘れないようにがんばるよ」
伸恵「よう、美羽。覚えてるかー?」
美羽「あ、お姉ちゃん…?」
伸恵「よしよし、よく覚えてたな」
美羽「えへへ、偉いでしょ」
-
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 07:10:36.74 ID:xv0WKbXdP
-
千佳「アナちゃんと茉莉ちゃんは?」
伸恵「一度帰ってから来るってさ」
千佳「そっか」
美羽「ちぃちゃんちいちゃん、アナちゃんと茉莉ちゃんって誰?」
千佳「…忘れちゃったの?」
美羽「あたしの友達?」
千佳「そうだよ、友達だよ」
美羽「あんまり思い出せないや」
-
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 07:15:27.64 ID:xv0WKbXdP
-
アナ「美羽さん、元気ですか?」
美羽「…?」
アナ「…また忘れてしまいましたのね」
美羽「なんとなく覚えてるんだけど…名前が」
アナ「いいんですのよ。もう慣れましたし」
茉莉「うぅぅ…美羽ちゃぁぁーん」
美羽「な、泣かないでよ…。あたしだって忘れたくて忘れてるんじゃないんだから」
茉莉「うぅ…ごめんね、美羽ちゃん…」
-
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 07:29:27.57 ID:xv0WKbXdP
-
千佳「みっちゃん、おきてる?」
美羽「…?こ、こんにちは」
千佳「はぁ、忘れちゃったか」
美羽「ごめんなさい。あたし忘れっぽくって」
千佳「いいよ。私の名前は千佳」
美羽「ちか…。じゃああだ名はちぃちゃんだね!」
千佳「……うん、そうだよ」
美羽「よろしくね、ちぃちゃん!」
-
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 07:41:39.63 ID:xv0WKbXdP
-
みっちゃんの病室に、私以外の人は来ることは無くなった。
3人は口を揃えて言う。
「忘れられているのが嫌だから」と。
どうせ忘れてるんだからお見舞いに行ったって行かなくたって一緒だ。
確かに忘れられてしまえば、行くのも行かないのも一緒だ。
でも私は毎日みっちゃんの病室に通った。
どんなに忘れられても。
美羽「ちぃちゃんって毎日来てくれてるよね」
千佳「そうだよ」
美羽「あたしにはちぃちゃん以外の友達っていなかったの?」
千佳「…いたよ。だけど忘れられちゃうのが辛いからって言って来てないだけ」
美羽「そうなんだ。今の私ならずっと覚えてられる気がするから来ればいいのになーっ」
-
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 07:53:24.98 ID:xv0WKbXdP
-
美羽「ちぃちゃんちぃちゃん」
千佳「何?」
美羽「あたし、5分後に忘れちゃう!」
千佳「え」
美羽「ちぃちゃん、またね!」
5分後
美羽「忘れなかった!ちぃちゃん」
千佳「心配させんなよ」
-
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 08:03:37.13 ID:xv0WKbXdP
-
美羽「あ、ちぃちゃん。制服かわいーねー」
千佳「それ昨日も聞いたから」
美羽「そうだっけ?」
千佳「みっちゃんも学校来れればいいのに…」
美羽「あたしはしょうがないよ。行っても意味ないもん」
千佳「…そう、だね」
-
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 08:08:36.18 ID:xv0WKbXdP
-
伸恵「おかえりー」
千佳「ただいま」
伸恵「…今日はどうだった?」
千佳「心配してるなら自分で行けばいいじゃん」
伸恵「嫌だよ。誰?って言われるの辛いもん」
千佳「……」
-
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 08:20:28.99 ID:xv0WKbXdP
-
最近は記憶を無くさないようになった、みっちゃん。
だけど、先生の話だとまだまだ完治には時間が掛かるみたい。
千佳「みっちゃん、髪伸びてきたね」
美羽「えへへ、たまに痒くなるけど頑張って我慢してるよ」
千佳「そっか」
美羽「いつになったら退院できるのかなー」
-
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 08:27:20.26 ID:xv0WKbXdP
-
伸恵「ちぃ、煙草吸っちゃダメだろ。まだ未成年なんだから」
千佳「お姉ちゃんだって吸ってたでしょー」
伸恵「うるせえ」
千佳「バイク、借りるね」
伸恵「どこ行くんだ?」
千佳「病院」
伸恵「ん、あぁ。そうか」
千佳「行ってきます」
千佳(お姉ちゃん、絶対みっちゃんの事忘れてたな…)
-
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 08:36:26.10 ID:xv0WKbXdP
-
美羽「あ、ちぃちゃん。おはよー」
千佳(よかった、今日も忘れてなかった)
千佳「おはよ、今起きたの?」
美羽「うん、ちぃちゃんに起こされちゃった」
千佳「ごめんね」
美羽「看護師さんに起こされるよかマシだよ」
千佳「……ねぇ、みっちゃん」
美羽「何だいちぃちゃん」
千佳「いつまでも病院にいて、嫌じゃない?」
美羽「…仕方ないよ。まだ治らないんだから」
千佳「でも、体は健康なんでしょ?」
美羽「うん、この前廊下走ったら叱られたよ」
千佳「…私と一緒にどこかに行こう」
-
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 08:43:43.31 ID:xv0WKbXdP
-
伸恵「で、来ちゃったわけか」
美羽「何か懐かしい気がする、この部屋」
伸恵「…覚えてるか?伸恵お姉ちゃんだぞー」
美羽「覚えてないよ」
伸恵「まぁ仕方ないか」
美羽「外って広いんだね。あたしびっくりしちゃったよ」
-
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 09:02:07.73 ID:xv0WKbXdP
-
千佳「今日は覚えてる?今日はどこか行きたいところある?」
美羽「平気だよ、ちぃちゃん。あたしはちぃちゃんがいるだけで幸せだからさ」
千佳「みっちゃん…」
美羽「ちぃちゃん、ずっと友達でいてね?」
千佳「…当たり前じゃん!」
-
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 09:08:42.73 ID:xv0WKbXdP
-
ネタ切れ( ^ω^)
-
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 09:17:30.10 ID:yoBQb0LMO
-
えええええ
-
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 09:51:57.39 ID:xv0WKbXdP
-
千佳「おはよう、みっちゃん」
美羽「み…?」
千佳「…私のこと、覚えてる?」
美羽「だぁれ?」
千佳「そっか、…また忘れちゃったか」
美羽「ごめんね?だから泣かないで?」
-
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 10:18:15.57 ID:xv0WKbXdP
-
美羽「ちぃちゃん…」
千佳「どうしたの?みっちゃん」
美羽「もうちぃちゃんのこと忘れるのやだよぅ」
千佳「……」
美羽「昨日まで覚えてたのにいきなり忘れられてるなんて辛いよね…」
千佳「……そうだね」
美羽「あたしなんていなくなっちゃえばいいのになぁ」
-
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 10:35:23.27 ID:xv0WKbXdP
-
ちぃちゃんへ
この手紙を読んでくれてるってことは、今日も来てくれたんだね。ありがとう。
忘れるほうの私は忘れちゃえばまた思い出していくだけだから平気だったけど、ちぃちゃんは辛かったよね。
でも、もう私はちぃちゃんのことを忘れません。伸恵お姉ちゃんも、茉莉ちゃんも、アナちゃんも。
毎日毎日私のところに通ってくれたちぃちゃんが、私は大好きです。とても支えになりました。
いつもいつも迷惑をかけて、ごめんなさい。
ちぃちゃん、ありがとう。さようなら。
美羽より
-
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 10:44:23.10 ID:xv0WKbXdP
-
私は走った。
まだみっちゃんは生きているからだ。
千佳「すいません!みっ…松岡さんを見ませんでしたか!?オレンジ色の髪の…」
看護師「さっき見たけど、どこ行ったかは分からないな。あっちだよ」
千佳「どっ、どうも!」
美羽「あっ…」
千佳「はぁっ…はぁっ…」
美羽「ちぃちゃん…どうして来ちゃったの…?」
-
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 10:58:22.74 ID:xv0WKbXdP
-
みっちゃんは病院の屋上にいた。
柵の外側に立っており、今にも飛び降りてしまいそうだ。
千佳「……何するつもりなの?」
美羽「見ての通りだよ」
千佳「……どうして」
美羽「いつまでもちぃちゃんを傷つけたくないからだよ」
千佳「みっちゃんがいなくなったら皆悲しむんだよ!?そんな事も分からないの…」
美羽「その傷もいずれ癒えるでしょ」
千佳「そんなこと…」
美羽「またいつ忘れるか分からないから…いくね?ちぃちゃんの顔が最後に見れて良かったよ」
-
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 11:02:17.97 ID:xv0WKbXdP
-
千佳「みっちゃ…」
美羽「ばいばい、ちぃちゃん」
それが、最後に見たみっちゃんの最後だった。
-
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 11:07:48.16 ID:xv0WKbXdP
-
美羽「どう?どう?」
千佳「なにこのバッドエンド…」
美羽「面白かったでしょー?」
千佳「いや、微妙どころか最悪」
美羽「酷いよ!せっかく書いたのに!」
千佳「書くならもっとまともなもの書きなさいよ」
美羽「頭とか?」ポリポリ
千佳「やめぃ!」
-
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 11:10:28.15 ID:ZwrGMjva0
-
よかった・・・
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74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 11:13:15.53 ID:xv0WKbXdP
-
千佳「で、この話は一体なんなの?」
美羽「意味は無いが?」
千佳「無いのかよ!!」
美羽「あ、劇中のあたしは実は演技で忘れたりしてるって言う設定なんだけどね?」
千佳「それじゃあ意味無いじゃんかよ!」
美羽「意味は無いと言ったろう!」
-
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 11:36:06.52 ID:xv0WKbXdP
-
伸恵「おい、起きろ!今日はちぃの12歳の誕生日だろ?」
千佳「え?何~、お姉ちゃん」
伸恵「いいから旅に出るんだ!さぁ早く!」
千佳「な、なによー!?」
王様「うんたらかんたら」
王様「伸恵の酒場に行って仲間を探すと良い」
千佳「はぁ、そうですか」
伸恵の酒場
伸恵「おう、来たな」
千佳「何なの?」
伸恵「そうだな…、僧侶と魔法使いと遊び人がいるぞ」
千佳「はぁ?」
-
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 11:37:42.88 ID:xv0WKbXdP
-
アナ「僧侶のアナです♪よろしくですわ、千佳さん」
茉莉「魔法使いの茉莉です、よろしくね?」
美羽「遊び人の美羽ちゃんだよー♪よろしくぅ」
千佳「メンバー変えていい?」
伸恵「さぁ勇者千佳!魔王を倒してくるんだ!」
-
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 11:41:09.11 ID:xv0WKbXdP
-
茉莉「あー、もうMPないよぉー」
千佳「え?もう?」
アナ「回復…するほどダメージ受けてませんわね」
美羽「あははー」
千佳「何このアンバランスパーティー…」
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80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 12:01:17.28 ID:xv0WKbXdP
-
美羽「ちぃちゃんちぃちゃん!」
千佳「なによー」
美羽「新しい遊び覚えたよ!」
千佳「分かった分かった。あっちで遊んでてね」
アナ「あ、間違えましたわ…」
茉莉「MP無いとただの足手まといだよぉ…」
千佳「雑魚も精一杯だぁー!!」
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82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 12:10:12.12 ID:xv0WKbXdP
-
千佳「はぁ、やっと倒した…」
美羽はレベルが上がった!
美羽「やったー」
千佳「…遊んでたくせに」
アナ「私は回復とかしてましたよ?」
茉莉「MP無くてごめんなさい…」
千佳「茉莉ちゃんいつもMPないよね」
-
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 12:20:18.79 ID:xv0WKbXdP
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千佳「すごろく城かぁ…」
美羽「やるやるやるやるー!」
千佳「誰かやる?私は運が無いから…」
美羽「やるやるやる!やるー!やる!やるやるやるやるやるやる」
千佳「行って落ちて来い」
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84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 12:25:10.12 ID:xv0WKbXdP
-
美羽「落ちた!あはは、落ちたよー」
千佳「草むらは足元確認しちゃだめって言ったでしょー!」
美羽「売れない変化の杖が見つかるかもじゃん!」
千佳「いやまだまだ先だし」
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85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 12:30:02.17 ID:xv0WKbXdP
-
茉莉「千佳ちゃーん!新しい魔法使えるようになったよぉ」
千佳「へぇーどれどれ、見せてみせてー」
茉莉「えいっ!」スカッ
千佳「出ないね」
茉莉「練習しすぎてMPが…」
千佳「魔法使ってるところ見た事ないんだけど」
茉莉「み、見てないときに使ってるもん…」
-
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 12:34:27.40 ID:xv0WKbXdP
-
裸マントが現れた!
千佳「ボスだよ!気を引き締めて…アナちゃんは補助!」
アナ「お任せ下さいっ」
千佳「茉莉ちゃんは出来れば魔法!」
茉莉「う、うん」
千佳「みっちゃんはそこらへんで遊んでて!」
美羽「サーイエッサー!」
-
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 12:41:17.68 ID:xv0WKbXdP
-
裸「頼む!もう悪いことはしないから許してくれよ!なっ?なっ?」
美羽「いいえ」
裸「お願いだよ!許してくれよ!なっ?なっ?」
美羽「いいえ」
裸「お願いだよ!許してくれよ!なっ?なっ?」
美羽「いいえ」
-
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 12:52:00.38 ID:xv0WKbXdP
-
美羽「この王冠ずっと持ってられるよね」
千佳「いらないからさっさと返しに行くよ」
美羽「ピラミッド行くよね?」
千佳「地下は行かないよ」
美羽「千佳…地下」
-
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 12:57:41.97 ID:xv0WKbXdP
-
美羽「転職したい!」
千佳「してもいいけど賢者ね」
美羽「商人で」テッテレー
千佳「おい!」
アナ「あの…私は…」
千佳「あーもー、悟りの書取りに行くからアナちゃん賢者やって」
アナ「分かりましたわ」
茉莉「千佳ちゃん…」
千佳「茉莉ちゃんはそのままでいいよ。魔法使えるようになってきたし」
茉莉「よかったぁー」
美羽「商人になっちゃった」
千佳「役立たず!」
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91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 13:08:17.53 ID:xv0WKbXdP
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千佳「とりあえず消え去り草かって壺回収して鍵手に入れてたから回収かな…」
美羽「もう寝ようよー」
千佳「勝手に寝てろ!」
アナ「茉莉さんの覚えてる魔法をどんどん覚えていきますわ」
茉莉「ふえぇ…私役立たずになっちゃうの…?」
アナ「大丈夫ですわよ」
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92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 13:22:15.55 ID:xv0WKbXdP
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千佳「お姉ちゃーん」
伸恵「お、久しぶりだな。旅ははかどってるか?」
千佳「武道家ちょうだい」
伸恵「美羽は?」
千佳「イエローオーブになった」
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93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 13:51:00.18 ID:xv0WKbXdP
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王様「よくぞ魔王を打ち倒したうんたら」
アナ「疲れましたわ」
茉莉「そうだねー」
千佳「下の魔王は倒す気にならないや」
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94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 13:56:51.42 ID:xv0WKbXdP
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美羽「だってさ」
千佳「端折りすぎだろ!」
美羽「えー不必要な事は書かないの!」
千佳「この物語自体が不必要」
美羽「そんなこと言っちゃダメです!」
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95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 14:02:45.15 ID:xv0WKbXdP
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そんな感じで普通に過ごしていた日々。
だけど、その日常ももうすぐ終わる…。
配達人「ここか」
ピンポーン
美羽「はーい?」
配達人「松岡美羽さんですか?」
美羽「そうだが」
配達人「これ、どうぞ。では」
美羽「こ、これは…イキガミ…」
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96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 14:05:31.96 ID:xv0WKbXdP
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美羽「ちぃちゃんちぃちゃん」
千佳「何ー?こんな朝っぱらから…」
美羽「イキガミ貰っちゃった!」
千佳「はぁ?」
美羽「ほら!あたし後24時間で死んじゃう!」
千佳「マジか」
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98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 14:11:02.34 ID:xv0WKbXdP
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千佳「ど、どうするの!?後24時間しかないんだよ?」
美羽「なんかしたい」
千佳「え、何かって?」
美羽「>>100辺りでいいかな」
千佳「生死にかかわるのにえらく投げやりだな」
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101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 14:21:21.84 ID:xv0WKbXdP
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美羽「輪姦されたい」
千佳「りんかーん?」
美羽「ってことで、お姉ちゃんと茉莉ちゃんとコッポラちゃん呼んできて!」
千佳「は、はぁ…」
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103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 14:24:02.22 ID:xv0WKbXdP
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美羽「私はイキガミを貰いました!」
美羽「後18時間の命です!」
伸恵「お前…」
アナ「美羽さん…」
茉莉「美羽ちゃん…死んじゃあやだよぉ…」
美羽「っつーことで輪姦して!」
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104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 14:28:00.25 ID:xv0WKbXdP
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アナ「輪姦…?何ですの、それ」
美羽「本能のままに私を襲えー!お前らーっ!」
伸恵「いや、断る」
アナ「頭おかしいんじゃ…」
茉莉「が、がおー?」
千佳「殴るぞ」
美羽「輪姦されなかったよ!」
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105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 14:32:00.66 ID:xv0WKbXdP
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千佳「緊張感無さ過ぎでしょ…」
美羽「美羽ちゃんは散り逝くときも同じテンションなのだー!」
伸恵「こんな奴が死ぬとは思えんな」
美羽「そうだ!イキガミ使ってお買い物しようよ!ショッピング!リピートアフタミー?」
アナ「うっ…、しょ、しょっぴんぐ…」
千佳「後17時間30分だよ」
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106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 14:42:13.83 ID:xv0WKbXdP
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千佳「こんなに洋服とか食べ物買ってどうするの」
美羽「あたしがいなくなったら着たりしてよ!」
伸恵「美羽…悲しい事言えるのな…」
美羽「皆と旅行とか行きたかったなー」
千佳「流石に時間が無いだろ」
アナ「茉莉ちゃんいつまで泣いてるのよ」
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107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 14:59:57.12 ID:BFCuh/86O
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泣いた
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108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 15:18:57.01 ID:xv0WKbXdP
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美羽「ちぃちゃん、あたし本当に死ぬのかな…」
千佳「…うん、だってイキガミ貰ったんでしょ?」
美羽「……やっぱり死にたくないなぁ」
千佳「みっちゃん…」
美羽「…死ぬのは怖いよぉ…」
千佳「……」
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110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 15:49:07.04 ID:xv0WKbXdP
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美羽ちゃんは死にたくないよう、死にたくないようと夜まで泣き続けました。
その日の眠りはとてもいい感じに寝れて、朝のその時までの体力を十分に回復したのであった。
そして、朝になり、美羽ちゃんはいつも通りちぃちゃんの所へ行きました。
ちぃちゃんに膝枕をしてもらい、そのまま目を閉じ、一生開く事はなかったのでしたー。
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111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 15:51:54.58 ID:xv0WKbXdP
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美羽「ね?」
千佳「自分がいなくなる話好きだな」
美羽「感想は?」
千佳「とても悲しかったでーす」
美羽「何だよー!つまんない」
千佳「つまんない事につき合わされてる私のほうがつまんないよ」
美羽「次はどうしよっかなー」
千佳「途中で飽きるんだからやめとけ」
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112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 15:58:12.56 ID:xv0WKbXdP
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朝起きたら、みっちゃんが死んでいた。
寝ぼけて屋根の上を渡ったのだろう、家と家の間で絶命していたのだ。
ああ、何てドジなみっちゃん。哀れなみっちゃん。
こんな事なら屋根の間に板でも敷いとけば良かったと今更ながら後悔。
みっちゃんさよなら、みっちゃんありがとう、みっちゃん忘れないよ、みっちゃんバイバイ。
美羽「ほらね!」
千佳「数行かよ!」
美羽「えへっ」
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113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 16:09:20.42 ID:xv0WKbXdP
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ヽ二,,''__ ─---─''`_,, )
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ヽ , -''´:::::::::::::::::::::::::`ヽ、
お .| /:::::::::::,゙、;;;::::::::::::::::::::::''‐\,,_
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わ .l //:::::i:::/ ゙、::::|、::::||`ミ::::::ノ|::::l
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り ! |ヽ|/ ̄,二 デ''=-、 j::::::::::|::l:|
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115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 16:15:10.22 ID:xv0WKbXdP
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何なのこのスレ
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116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 16:19:43.75 ID:qoc4KRU80
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よくわからんが面白かった乙
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119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 16:58:54.05 ID:KMVShf210
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何だったんだこのスレw
ともあれ乙
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コメント一覧 (4)
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- 2011年01月31日 17:15
- 何とも言えませんな
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- 2011年01月31日 18:38
- 美羽っぽくて面白かった
新刊はいつだろうか…
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- 2011年01月31日 19:24
- 伸恵は俺の嫁
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- 2011年01月31日 23:28
- 美羽「
とタイトルを見て、ケンイチSSかと思った。