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ハルヒ「キョンキョンキョンキョンキョンキョンキョンキョンキョン」【前編】

212
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:01:51.61 ID:qkpbg0QrO

ハルヒ「こらキョン!授業中に携帯弄るんじゃないの」

キョン「ん?良いだろ、バレやしないさ」

ハルヒ「そういう問題じゃないでしょうが。そもそも教壇から見たらバレバレよ」

キョン「そうなのか?ま、どっちにしろ見て見ぬフリしてるんなら良いじゃないか」

ハルヒ「アンタねぇ、教師どもは黙って平常点引いてんのよ?これ以上成績下げてどうする気?」

キョン「教師だって鬼じゃないんだ、許してくれるさ」

ハルヒ「……メール?」

キョン「うん?」

ハルヒ「誰とメールしてんのかって聞いてんの」



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:06:54.70 ID:qkpbg0QrO

キョン「メールじゃない。ちょっとネット開いてただけだ」

ハルヒ「本当?ちょっと見せなさいよ」

キョン「馬鹿を言え。俺にだってプライバシーはある」

ハルヒ「たった今あんたのプライバシーは剥奪されたわ。見せなさい」

ばっ

キョン「あっ、こら。引ったくる事ないだろうが。返せ」

ハルヒ「べ!これもアンタの為よ。それとも何?いかがわしいサイトでも見てたの?」

キョン「そんな事お前に関係ないだろう。返せ」

ハルヒ「……何よ、私はあんたの事を思って言ってんのに」

キョン「俺の事を思うなら早く返してくれ。あまり見られたくないんだ」

ハルヒ「ふんっ、ますますあやしいわね。ちょっと待ってなさい、今見てるサイトだけでも……」

パカッ

キョン「あ、この野郎。見たらすぐに返せよ」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:10:38.61 ID:qkpbg0QrO

ハルヒ「……」

キョン「見てもつまらんだろう?さぁ、返してくれ。そろそろ先生の視線が痛い」

ハルヒ「何これ?通販?」

キョン「ああそうだ。もう気が済んだか?」

ハルヒ「マフラーねぇ。もうそろそろ寒くなってきたしね。はい」

すっ

キョン「全く……。人様の携帯を勝手に見るなよな」

ハルヒ「……怒ったの?」

キョン「いや、怒ってはいないが……次やったら怒るからな」

ハルヒ「わかった。ゴメン」

キョン「やけに素直だな……?」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:17:03.85 ID:qkpbg0QrO

ハルヒ「ねぇ、マフラー」

キョン「うん?」

ハルヒ「買うの?」

キョン「そのつもりだ。ちょっと早いかも知れんが、まぁすぐ良い季節になるだろ」

ハルヒ「ふぅん」

キョン「なんだ?俺がマフラー買ったら何か気になるのか」

ハルヒ「そういう訳じゃないわよ。……そうだ、次の日曜日」

キョン「?」

ハルヒ「それまで我慢しなさい。探索は休みだから、あたしがマフラー選んであげるわ」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:17:50.78 ID:qkpbg0QrO

キョン「なんだ、ついて来るのか?」

ハルヒ「そうよ、ありがたく思いなさい。そもそも通販なんかじゃ品物の質がわからないじゃない」

キョン「それもそうだな」

ハルヒ「やっぱり実際に見て決めなきゃ!アンタは見る目なさそうだから着いてってあげるの。感謝しなさい」

キョン「……やれやれ。頼んでもいないんだがな」

ハルヒ(……お揃い……ううん、それはあからさま過ぎか。色違いくらいなら良いわよね)

ハルヒ「ふふっ」



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:22:05.25 ID:qkpbg0QrO

【日曜日】

ハルヒ「おっそいわよキョン!」

キョン「まだ待ち合わせ20分前だぞ」

ハルヒ「今日はアンタの買い物に付き合ってやるんだから、私より早く到着するのが礼儀ってもんよ!」

キョン「悪かったって。お前は一体何時から来てたんだよ」

ハルヒ「ん?えっと、4時半くらいだったかしら」

キョン「え?」

ハルヒ「それはそうと、今日も今日とてアンタの奢りよ!わかってるんでしょうね?」

キョン「わ、わかってるよ。もともとそのつもりだったしな」

ハルヒ「!」



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:23:37.56 ID:826Co19g0

四時半って夕方・・・?
何時に待ち合わせたのかわからないからヤンデルかわからんな



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:26:45.13 ID:Jb0LALAmO

探索が休みの日曜日って事は、早朝の4時じゃないか?



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:29:15.24 ID:qkpbg0QrO

ハルヒ「ね、ねぇキョン。それってどういう……」

キョン「私事に付き合って貰ってるんだ、これくらいの礼はするさ」

ハルヒ「あ、そういう事ね」

キョン「他にどういう理由があるんだ。ほら、さっさと喫茶店行こうぜ」

ハルヒ「そうね」

キョン「今は……11時前か。昼飯も兼ねてゆっくりして行くか?」

ハルヒ「アンタがそうしたいならそうしましょ。私はどっちでも」

キョン「ん?珍しいな、俺に判断を任せるなんて」

ハルヒ「別に、今日はアンタのために付き合ってるんだから、あんたが決めれば良いのよ」

きゅるるるる……

ハルヒ「っ!」

キョン「はは、なんだ腹減ってるんじゃないか。決まりだな、昼飯にしよう」



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:33:03.77 ID:qkpbg0QrO

【喫茶店】

ハルヒ「あたしは……んー……これとコレね。あ、パスタも食べたいわ」

キョン「……一人分だと油断した俺が馬鹿だった」

ハルヒ「ふふん、このためにお腹空かせてきたんだから。覚悟しときなさい」

キョン「やれやれだ。程々にしといてくれよ」

ハルヒ(せっかくキョンと二人のご飯だもんね。昨日のお昼から我慢してたんだから)

キョン「嬉しそうだな」

ハルヒ「ん、そう?気のせいよ、気のせい」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:37:42.13 ID:qkpbg0QrO





ハルヒ「ふぁ、お腹いっぱいだわ」

キョン「そりゃそれだけ食ったら満腹にもなるだろ。残高マフラー代ぎりぎりだ」

ハルヒ「ちゃんと残してあげただけありがたく思いなさい」

キョン「はいはい。よし、と。早速だが百貨店行くか」

ハルヒ「うん。欲しいのはだいたい決まってるの?」

キョン「いや、全然。というよりも、どんなのが良いのかさっぱりわからんしな」

ハルヒ「じゃあやっぱり私が着いて来てあげて正解だったって訳ね」

キョン「はは、そういう事にしとくか」

ハルヒ(キョンとお揃いのマフラー……えへへ、どうしようかしら)

ハルヒ(やっぱり不自然に思われるかしらね。さすがに全く同じのは)

ハルヒ(色違いか……うう、悩むところだわ)



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:41:58.29 ID:qkpbg0QrO

【百貨店】

キョン「うーん……やっぱりどういうのが1番良いのかわからん」

ハルヒ「そうねぇ。どれも似たようなもんじゃない?」

キョン「おい、それはないだろ。アドバイス期待してたのに」

ハルヒ(要はお揃いならなんでも良いんだからね。どれにしようかしら……)キョロキョロ

ハルヒ(値段も見た目もどうでも良いわ。色違いのがあれば……)きょろきょろ

ハルヒ「!」

ハルヒ「これなんて良いんじゃない?深緑と赤があるけど、まぁアンタには赤は似合わないわよね」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:48:51.19 ID:qkpbg0QrO

キョン「お、なかなか良いじゃないか。値段も手頃だし」

ハルヒ「でしょ?ふふん、私の目に狂いはないわ」

キョン「でもな、」

ハルヒ「私もついでに買っとこうかしら。せっかく来たついでだし、今日は持ち合わせもあるし」

ハルヒ「あ、でも私が良いと思ったやつアンタに選んじゃったんだった」

ハルヒ「キョンなんかの為に気に入ったマフラー諦めるのも癪よね。しかたないわ」

ハルヒ「アンタが深緑にするんなら私は赤にしとこうかしら。色違いになっちゃうけど勘違いしないでよ?」

ハルヒ「お揃いにしたい訳じゃなくて、たまたまだから。本当は嫌なんだけどね、アンタなんかと一緒なのは」

ハルヒ「でも選んじゃったものはしかたないわ、せっかく」

キョン「おい、ハルヒ。聞いてたか?」

ハルヒ「何よ。言っとくけど、他意はないんだからね」

キョン「いや、そうじゃなくてだな。マフラーは俺が使うんじゃないんだ」



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 02:54:12.93 ID:qkpbg0QrO

ハルヒ「えっ?」

キョン「あー、勘違いしてたのか。すまん、言ってなかったか?」

ハルヒ「?」

キョン「誕生日プレゼントなんだよ。だから俺が使うんじゃないんだ」

ハルヒ「だれ」

キョン「妹だよ。去年も貰ってるしな、お返しだ」

ハルヒ「去年もあげたの?その前は?」

キョン「だから恒例だって」

ハルヒ「私は?」

キョン「?」

ハルヒ「私は貰ってないわよ?」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:01:02.21 ID:qkpbg0QrO

キョン「あ?あー……お前誕生日いつだったっけな」

ハルヒ「覚えてないの?」

キョン「……すまん、忘れた。というか聞いた事あったか?」

ハルヒ「……」

キョン(俯いて表情が見えないが……怒ってるんだろうなぁこれは)

キョン「お、おい。そんなに怒るなよ。悪かった」

ハルヒ「……」

キョン「悪かったって。な?機嫌治してくれ」

ハルヒ「妹ちゃんにはあげたのに、私にはないの?」

キョン「だから悪かった。次からは期待しててくれ」

ハルヒ「……プレゼントくれるの?」

キョン「ああ、約束する。だから許してくれ」

ハルヒ「うん。期待してる」

キョン(ほ……機嫌は治ったみたいだな。よかったよかった)

キョン(でも誕生日忘れたくらいでなんであんなに怒ってたんだ……?)



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:04:12.90 ID:qkpbg0QrO

ハルヒ「さ、そうとなったら早くマフラー買っちゃいましょ」

キョン「あ、ああそうだな。ん?お前マフラーは?」

ハルヒ「ああ、あれ?いらない」

キョン「なんでだよ、欲しかったんじゃないのか?」

ハルヒ「気が変わったのよ。また今度、私が買う時は付き合いなさいよね」

キョン「そうだな。今回の礼もあるし」

ハルヒ「ふふんっ」ニコニコ



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:07:20.04 ID:qkpbg0QrO

【翌日・昼休み】

キーンコーンカーンコーン

キョン「やっと昼飯か……」

谷口「よっと。おいおい、シケた面してんじゃねぇよ、こっちまで気が滅入っちまう」

国木田「なんか悩み事でもあるのかい?」

キョン「いや、そういう訳でもないんだがな……まぁ良いや、さっさと弁当食おうぜ」

谷口「そうだな。もう腹ぺこだ」

国木田「あはは、それ死語だよ谷口」





ハルヒ「……」じーっ



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:09:43.54 ID:qkpbg0QrO

国木田「ねぇキョン」

キョン「うん?」

国木田「涼宮さん、なんかあったの?」

谷口「今日は学食行かないみたいだな。体調でも悪いのか」

キョン「いや、さっきまで元気だったからそんな事はないと思うが……」

国木田「そう?」

キョン「たぶん腹減ってないんだろうよ。気にしなくても良いさ」

谷口「ま、お前がそういうなら良いけどよ」




ハルヒ「……」じーっ



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:15:35.18 ID:qkpbg0QrO

谷口「親が作ってくれる弁当も美味いけどよ」

キョン「なんだ唐突に」

谷口「いやな?たまには彼女が作ってくれた弁当ってやつを食べてみたいよな」

国木田「男子の夢だね。僕も機会があれば食べてみたいな」

キョン「確かになぁ。ま、作ってくれる彼女がいないんじゃどうにもならないよな」

谷口「ははは、そりゃそーだ!」



ハルヒ「……」じーっ



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:19:42.77 ID:qkpbg0QrO

キーンコーンカーンコーン

キョン「おっと、雑談してたら昼休み終わっちまったな」

国木田「楽しかったし良いんじゃない?たまにはこんなのも」

谷口「弁当談義にしては盛り上がったよな!」

キョン「はは、まったくだ。じゃあ俺は自分の席に戻るよ」

谷口「おー」

スタスタ

スタスタ

がたっ

キョン「よっと。ハルヒ、どうした?腹でも痛いか?」

ハルヒ「別に?あんまりお腹空いてないだけよ」

キョン「そうか、それなら良いんだが」

ハルヒ「ねぇ、キョン?」

キョン「うん?」

ハルヒ「明日、お弁当持って来ちゃ駄目よ。絶対だからね。良い?」



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:22:57.02 ID:qkpbg0QrO

【夜】

キョン「なんだってんだ、ハルヒの奴……弁当持ってくるな、って」

キョン「なんのつもりだよ。まさか手作り弁当持って来るってか?」

キョン「はは、まさかな。有り得ん有り得ん」

どたどたどたどた
ガチャ!

妹「キョンくーん!ごはんだよっ!」

キョン「こら、ノックをしろっていつも言ってるだろ?」

妹「きゃはは、ごめんなさぁい!」

キョン「あ、お袋に明日の弁当いらないって言わなきゃな」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:26:51.08 ID:qkpbg0QrO

スタスタ
どたどた

妹「お母さーん、キョン君来たよー!」

母「はいはい、ありがと。キョン、お茶出しといて」

キョン「あいよ。あ、明日弁当いらないから」

母「あら、まさか彼女でもできた?」

妹「えー!?誰だれ!?みくるちゃん!?」

キョン「そうだったらありがたいんだがな……」

ガタッ

妹「ん?今何か……」

キョン「ほら、早く座りなさい。食べるぞ」

妹「あ、はぁーい!わぁ!今日はハンバーグ!ハンバーグ~、ハンバーグ~、ウッ!」



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:32:22.96 ID:qkpbg0QrO

【翌日・昼休み】

キーンコーンカーンコーン

キョン「昼休みか……弁当ないし、どうしたもんか」

キョン「ハルヒの命令通り、弁当持って来てないが……しょうがない、学食行くか」

ちょんちょん

キョン「ん?」

ハルヒ「ん」すっ

キョン「……ん?」

ハルヒ「んっ!」ぐいっ

キョン「あ、あのー、これは?」

ハルヒ「お弁当よ。見てわかんない?」

キョン「そのお弁当をなぜハルヒが俺に渡すんだ?」

ハルヒ「作って来てやったんじゃない!!バカ!」かぁぁ

キョン「す、すまん!いただきます!!」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:33:57.37 ID:6/BU9tgkO

じゃぁ、俺は長門の手作り弁当で///



54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:41:48.89 ID:XfRymAQ60

>>47

      ,'     /  /            l    \  ヽ
      !     /  /     /  ,'    |  l   ハ  ヘ、ヽ、_,
.     | !   l   l     /  /   ,イ !   i   ! l ヽ ',` ̄
.     l |   l   l  ,/  〃 ,/   /│ l  j   l│  ! l
    ノ | ! │   | /_// //  / ,' ∧ / |  / j   l│
     ノ l ァ|   |尢/‐=乞t/ / /∠ニ「厂! / ,/  / リ
     イ 八{´l  !レくf{矛:下 '    イ孑テフ イ } /
.        Vハ  |  r';;z j       r';;zリ /}, '//
        ヽ ',  |    ̄      ,   ̄  チ' /   …
         `ヘ lヽ       _      厶 ./
             ', {.代ト、         , イ | /
           \_'i| > 、 _ , イ/ V l./
            / ヽj       {`ヽ   ′
.        _ /  「´        ヽ} \
    _, -‐ ´     l‐--‐、 _ -‐ |   ` ー- 、
. r<\\        ヽ '´ ̄ ___ `ヽl|     / /ヽ
 y⌒ヽ \\      V  ̄ _ `ヽl|     / / ∧
./    ヽ. \\     ∨ ̄  `ヽ |     / / /  l
{      ヽ \\    ヽ     /    / / /  │



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:36:39.18 ID:qkpbg0QrO

ハルヒ「要らないなら私が食べるわよ!?」

キョン「いや、いるいる!ありがたくいただきます!」

ハルヒ「ふんっ、さっさと食べなさいよ。言っとくけど、ついでだからね、つ!い!で!」

キョン「……お前、目の下に隈出来てるのって、まさかこれの為に……」

ハルヒ「そうよ。大変だったんだから!腐らないようにとか、昨日の晩御飯と被らないようにとか」

キョン「そっか。……ありがとな、ハルヒ」

ハルヒ「ふんっ」



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:38:45.09 ID:+jDli6x6i

晩御飯と被らないようにって…
正にヤンデレ



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/07(水) 03:43:26.34 ID:qkpbg0QrO





谷口「で?言い訳は?」

国木田「ひがみは良くないよ谷口。キョンの言うままの通りなんだよね?」

谷口「要するに、涼宮が昨日弁当持ってくるなっつって、今日手作り弁当持って来たと」

キョン「ま、そんなところだな」

谷口「平等なんて嘘なんだな……」

国木田「はは、きっと谷口にもいつかそんな彼女が出来るよ」

谷口「くっそぉ……それにしても、だ」

キョン「ん?」

谷口「さっきの弁当の渡し方といい、この中身と言い、理想の弁当とはなーんか違うんだよなぁ……」




ハルヒ「……」じーっ



199: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 02:02:42.57 ID:sbmVW8za0

国木田「なにが違うの?せっかく作ってくれたお弁当にケチはつけないほうがいいよ」

谷口「いやな?涼宮の性格ならしょうがないかも知れんが、あの渡し方はないだろ」

キョン「そうか?あんなもんだろ」

谷口「女の子に弁当作ってもらってんだぞ?もっとこう、照れながらというか、恥ずかしそうにだな」

キョン「ハルヒがそんな事しても気味が悪いだけだ」

国木田「あはは、確かにそうだね。で、中身は何が不満なの?」

谷口「それなんだけどよ……」






ハルヒ「……」じーっ



203: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 02:08:20.71 ID:sbmVW8za0

谷口「国木田、お前も見てみろよ」

国木田「うん。いたって普通のお弁当だね。美味しそうじゃないか」

キョン「俺も国木田に同意だな。きんぴらにしょうが焼きに……卵焼きに、健康的なメニューじゃないか」

谷口「ちげぇんだよなぁ。これじゃ普通のお袋弁当じゃねえか」

国木田「それが良いんじゃないの?家庭的って感じで」

谷口「いやいや、せっかく同世代の女の子が作ってくれるんだぞ?もっとこう、美味しいものばかりを」

キョン「たとえば?」

谷口「ソーセージとか、焼肉とかさ」

国木田「栄養偏りすぎだけどね。まぁ確かに言いたいことはわかるかな」

キョン「ん、確かにな。ウィンナーは俺も好きだし」




ハルヒ「………」じーっ



205: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 02:12:18.93 ID:sbmVW8za0

谷口「だろ?それからな、やっぱりこう、女の子が作ってくれたんなら指に怪我とかして」

国木田「それはゲームのやりすぎじゃない……?」

谷口「それから、指に絆創膏巻いてるのを隠して照れながら渡すんだよ。これが女の子が作ってくれる弁当の醍醐味だろ」

国木田「そんなだから谷口は作ってくれる彼女が出来ないんだよ。ねぇキョン?」

キョン「はは、そうだな。まぁ男があこがれるシチュエーションではあるけどな」

谷口「だろ?お前もそう思うかキョン!ロマンのわかる奴だな!」

キョン「いちいち大げさなんだよお前は。それに、この弁当に不満なんてない。大満足だ」

谷口「けっ、なんだよ。結局惚気か……」





ハルヒ「……」じーっ



206: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 02:19:32.63 ID:sbmVW8za0

国木田「そうそう。大事なのは見た目とか渡し方よりも愛情だよ」

谷口「まぁそうなんだけどよ……」

キョン「そうだぞ谷口。せっかく作ってくれた弁当に文句つけるんじゃない」

谷口「あーあ、いいよな作ってくれる女が居る奴はよ」

キョン「おい、誤解を招くような言い方はよせ。別に俺とハルヒはなんでもない」

国木田「ふふ、それはどうかなぁ?」

キョン「お、おい。お前までなに言ってんだ国木田」

国木田「涼宮さんもキョンの為に一生懸命作ってくれたんだから。いつまでもそんなこと言ってちゃ彼女がかわいそうだよ」

キョン「……」





ハルヒ「……」



207: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 02:23:07.97 ID:sbmVW8za0

【その夜】
ハルヒ「そうかぁ、失敗したわね。キョンはソーセージが好きだったかぁ……」

ハルヒ「きんぴらなんか入れちゃったのは失敗だったわ。確かにあれじゃ色気も可愛げもないじゃない」

ハルヒ「渡し方も……あの谷口が言ってたのは癪だけど、キョンも同意してたし……。指に怪我、ね」

すーっ

ハルヒ「ふふん、これでアイツも満足するでしょ。団長が身を挺して作った弁当なんだから」

ズキ……ズキ……

ハルヒ「これでまだ文句言うようなら死刑なんだから……」

ドクン……ドクン……

ぽた……ぽた……

ハルヒ「あとは、愛情……だっけ?ふん、あんな奴の為に注ぐ愛情なんてもったいないわ。少しくらいは注いでやったけど」

ハルヒ「……あれじゃ、愛情足りなかったかぁ」

ハルヒ「……」

ハルヒ「……ソーセージが好きだったわよね。ソーセージね。愛情愛情」


ぐりっ



208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 02:24:27.01 ID:QgHRdRgCO

かわいいよはるにゃん



212: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 02:29:27.72 ID:sbmVW8za0

【翌日・昼休み】

キョン「おいハルヒ。お前今日体調悪いのか?ずっと顔色悪いぞ」

ハルヒ「べ、別に?それより、ほら……お弁当」

キョン「お、おう。ありがとう」

ハルヒ「……」

キョン「おい、本当に大丈夫か?なんだ、腹なんか押さえて。痛むのか?」

ハルヒ「大丈夫よ。大丈夫。ほら、お弁当。受け取りなさいよ」

キョン「ありがとう……ん?」

ハルヒ「っ」

キョン「お前、指怪我したのか?絆創膏、赤くなってるじゃないか」

ハルヒ「アンタには関係ないでしょ。ほっときなさいよ」

キョン「まさかとは思うが、俺の弁当作ってるときに……?」

ハルヒ「そ、そうよ。文句ある?」かぁぁ



215: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 02:35:26.75 ID:sbmVW8za0

キョン「珍しいな、料理上手なお前が怪我するなんて」

ハルヒ「たまたまよ、たまたま。ソーセージ切ってる時に包丁持ってる手が滑ったの」

キョン「怪我してまで、俺の弁当作ってくれたのか。そんなに一生懸命に」

ハルヒ「か!勘違いしないでよね!こんなのたまたまなんだから。たまたまミスっただけで……うっ」

ズキン……ズキン……

キョン「お、おいハルヒ?大丈夫かよ」

ハルヒ「大丈夫だって言ってるでしょ。でもちょっと体調悪いのは確かね。早退しようかしら」

キョン「悪いことは言わん、そうしとけ。顔色が尋常じゃないぞ。なんなら病院まで送ってってやろうか?」

ハルヒ「い、良いわよそんなの。一人で行けるわ。じゃあアンタ、岡部に伝えといてくれる?」

キョン「ああ。皆にも伝えとく。今日は団活休みでいいな?」

ハルヒ「そうね。じゃあ、よろしくね。あたし帰る……帰るから……」



217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 02:37:27.56 ID:ufA+ibQn0

これは・・・



220: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 02:41:10.75 ID:sbmVW8za0

【放課後】

キョン「って訳だ。今日は部活休みな」

古泉「……ふむ?」

キョン「なんだ。なんかまた問題でもあるのかよ」

古泉「いえ、少し気になる事がありましてね。それよりも、涼宮さんの体調はそんなによろしくなかったのですか?」

キョン「ああ。朝からずっと顔面蒼白だったな、ずっと腹押さえてたし」

古泉「気になりますね。大事に至らなければ良いのですが」

キョン「ま、一応見舞いには行っとくよ」

古泉「よろしくお願いします。なにか変わったことがあれば連絡をください」

キョン「何を大げさになってんだよ。たかが腹痛で早退しただけだ、そう気にするもんでもないさ」

古泉「だと良いのですがね。やはり少しばかり気にかかります。嫌な予感とでも言いましょうか」

キョン「お前はいちいち何でも大げさに捕らえすぎなんだよ。例のバイトも今のところないんだろ?」

古泉「いえ、それが最近は少し変わった閉鎖空間が出現しています」

キョン「なに?」



224: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 02:45:51.91 ID:sbmVW8za0

キョン「変わったって、どんな風に変わってるんだ」

古泉「実に不気味です。神人が現れるには現れるのですが……」

キョン「なんだ。いつもみたいに暴れるだけじゃないのかよ」

古泉「いえ、言葉では説明しにくいですね。とにかく、不気味な動きを繰り返すんです」

キョン「……なんだよ、それ」

古泉「原因はまったくわかりません。彼女のストレスによるものなのか、それとも内面を反映しているものなのか」

キョン「……まぁ、たまにはそんな事もあるだろうよ。気にするな」

古泉「ですね。気にしたところでどうしようもありませんし、僕の思い過ごしかも知れません」

キョン「だろうよ。何か変わったことがあったらまた連絡するから」

古泉「そうですね。よろしくお願いします」



225: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 02:49:48.41 ID:sbmVW8za0

【放課後・病院】

キョン「入院!?」

受付「涼宮ハルヒ様ですね。はい、確かに入院されております」

キョン「そんなに重い病気だったんですか……?」

受付「いえ、それほどではないようですよ。一般病棟ですし、じきに退院できます」

キョン「面会したいんですが、できますか?」

受付「はい、できますよ。四階の403号室です」

キョン「ありがとうございます……!」



227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 02:53:46.57 ID:sbmVW8za0

【一般病棟・403号室】

キョン「ハルヒ!」

ハルヒ「キョン……?お見舞い?」

キョン「入院だって?おい、一体なにしたんだよ?大丈夫なのか?」

ハルヒ「うん、大丈夫。塞がったらすぐに退院できるわ」

キョン「塞がったらって、手術したのかよ?」

ハルヒ「うん。って言っても、内蔵とか洗浄して傷ついたところを塞いだだけよ」

キョン「……そうか。なんでまたそんな急に悪くなったんだろうな」

ハルヒ「さぁ?ま、あたしも詳しくは聞いてないけど、たいしたことないわ」

キョン「だったら良いんだけどな……」

ハルヒ「そんな事どうでもいいのよ。それより、キョン」

キョン「うん?」

ハルヒ「お弁当。美味しかったでしょ?」



230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 02:54:55.61 ID:S5ML7zZ/0

え…え?



234: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 03:00:40.58 ID:sbmVW8za0

キョン「ああ。美味しかったよ。最高の昼飯だった」

ハルヒ「ふふん。当然よ。団長自ら作ったお弁当なんだから」

キョン「そうだな。手作り感があって良かったよ」

ハルヒ「でしょ?感謝しなさいよね。で、あんた他に好きな食べ物とかないの?」

キョン「ん?また作ってくれるのか?」

ハルヒ「アンタがいつも探索の時に奢りになってるんだから、食事代くらい浮かせてやろうって言ってんのよ」

キョン「そう言うなら奢り制度をなくして欲しいんだがなぁ」

ハルヒ「なによ、文句あるなら作らないわよ?」

キョン「いや、すまん。ありがたく頂くよ」

ハルヒ「それでいいのよ。で、何が好きなの?」

キョン「まぁ、色々だ。また考えとくよ。どの道お前が入院中じゃ作ってもらえないしな」

ハルヒ「それもそうね。あたしが退院するまでに考えときなさいよ」

キョン「まぁ、なんだ。お前が作ってくれるものはなんでも美味いしな」

ハルヒ「な……!」かぁぁ



239: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 03:05:52.57 ID:sbmVW8za0

ハルヒ「な、なに気色悪いこと言ってんのよ」

キョン「すまん、妄言だ。忘れてくれ」

ハルヒ「……ふん」

キョン「じゃあ俺はそろそろ帰るよ。お大事にな」

ハルヒ「ちょっと、待ちなさいよ!」

キョン「ん?」

ハルヒ「その……病院って退屈なのよね。だからアンタ、私が退屈しないようになんとかしなさい」

キョン「そう言われてもだな……」

ハルヒ「命令よ!なんとかしなさい!」

キョン「そうだなぁ。病院って携帯電話禁止だったか?」

ハルヒ「知ったこっちゃないわ!他にこの部屋には入院患者も居ないし、別にいいでしょ」

キョン「じゃあ夜になったらメールくらい送るよ。それで良いか?」

ハルヒ「まぁそれくらいで許しといてあげるわ。くだらないメール送ったら承知しないからね」

キョン「善処するよ。じゃあな」

ハルヒ「……」



242: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 03:09:06.05 ID:sbmVW8za0

【午後10時・403号室】
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』



244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 03:10:58.50 ID:jqB15BxjO

KOEEEEEE!!



246: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 03:13:17.11 ID:sbmVW8za0

ハルヒ「……いつになったらメールしてくるのよ。ずっと待ってんのに」

ハルヒ「団長を5時間も待たせるなんて、厳罰ものだわ……」

prrrr

ハルヒ「!!」

パカッ

『元気にしてるか?退屈してないか?早く良くなって、また弁当作ってくれよな』

ハルヒ「ふふ、もっと気の利いたメール送ってきなさいよね。しょうがないわね、返信してあげようかな」

ハルヒ「うーん……。まぁまぁね、っと。作ってあげるからちゃんと感謝しなさいよ……送信っ」

『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』



251: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 03:20:57.36 ID:sbmVW8za0






『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』
『メール問い合わせ中・・・・・・新着なし』

ハルヒ「なんっでっ……返信来ないのよ……!もう10分にもなるじゃない……」

ハルヒ「なによ、こんな時間にどこか出かけたっての?誰の所によ?こんな時間に」

ハルヒ「何?誰かに会ってんの?団長の許可もなしに?」

ハルヒ「駄目ね、許されざる行為だわ。これはSOS団に対する背信行為よ」

ハルヒ「確かめに行かなきゃ、確かめに……団の規律を乱すわけにはいかないもんね」

すっ

ガチャ

スタスタ……



253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 03:23:08.52 ID:+GGmHxq4O

なにそれこわい



254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 03:25:07.32 ID:jqB15BxjO

たかが10分…

されど10分なんだな…



255: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 03:26:16.57 ID:sbmVW8za0

スタスタ……

ハルヒ「どういうつもりかしら。団員としての自覚がまるでないわ」

スタスタ……

ハルヒ「誰かしら?こんな時間に会う人なんて、普通いないわよね」

ハルヒ「女の子?私の知らない女の子と会ってたりしたら……」

ハルヒ「……罰金じゃ済まさないわよ。許さないから」

ハルヒ「SOS団の雑用係りに手を出すなんて、こんな時間に会ってる奴も良い度胸だわ」

ハルヒ「私の団が所有するものは、たとえ湯のみ一つでも絶対に奪わせないんだから」

ハルヒ「ましてや、キョンをたぶらかそうなんて……!!」

がりがりがりがり
ガシガシガシガシ

ハルヒ「許せないわ」

スタスタ……

ぽた……ぽた……



262: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 03:32:20.72 ID:sbmVW8za0

【午後11時半・キョン宅】

ガチャ

ハルヒ「……靴は置いてあるわね。居るのかしら?それとも他の靴で出かけたの……?」

ハルヒ「相手がこの家に来てるって可能性もあるわね」

ハルヒ「これが妹ちゃんの靴、これは……たぶんおばさんの、これがおじさんの……」

ハルヒ「……これは?」

ハルヒ「誰の靴よ?ねぇキョン、これ誰の靴なのよ……?女物じゃない?誰か来てるのね?」

ハルヒ「どうしてくれようかしら」

ハルヒ「キョンを誑かそうなんて、どこのどいつがそんなバカな事をしてるのかしら」

ハルヒ「相当なバカね。救いようがないわ。私がどうにかしなくちゃ」

スタ……スタ……

ハルヒ「キョンの部屋……二階だったっけ……?まってなさいよ……」

ぽた……ぽた……



269: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 03:35:50.52 ID:sbmVW8za0

妹「キョーンくーん!お風呂の前にパンツ置いとくねー。裸で出てきちゃだめだよー」

キョン『おー、ありがと。そういやミヨキチが来てるんだっけか』

妹「うんっ。今日は私と一緒に寝るのー」

キョン『そうかそうか。わかったから向こうに行ってなさい。俺もうすぐ出るから』

妹「はーいっ!」

キョン『やれやれ……。さっさと出てハルヒにメール返してやるか。退屈してるだろうしな』

ざぱっ……



274: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 03:40:55.96 ID:sbmVW8za0

【キョンの部屋】

ハルヒ「ふっ……ふっ……ふっ……」

ハルヒ「この部屋の中に……相手が……」

ガチャッ!!

ハルヒ「ころっ……って、あれ?誰もいないじゃない……」

ハルヒ「……誰も居ない……電気はついてんのに」

ハルヒ「どこ?キョン?どこに居るのよ?」

ハルヒ「あ。携帯置きっぱなしじゃない。じゃあどこかに出かけてるって訳じゃなさそうね」

ハルヒ「お風呂にでも入ってんのかしら?……あはは、私としたことが、とんだ勘違いだったわ」

ハルヒ「……キョンの部屋……キョンのベッド……」



279: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 03:46:32.38 ID:sbmVW8za0

ハルヒ「へぇ。意外に綺麗にしてるのね。ここまで入るのは初めてだし、なんだか新鮮だわ」

ハルヒ「私服も制服も……下着まで置いてる」

ハルヒ「ご、ゴミ箱……キョンの部屋のゴミ箱……」

ハルヒ「……」

ハルヒ「すぅ…………はぁ…………」

ハルヒ「すぅ……はぁ……」

ハルヒ「ティッシュのゴミがいっぱい……アイツ、こんなに……」

ハルヒ「キョンの使ったゴミ……えへへ、ゴミ……」




スタスタ…

スタスタ…

キョン『んー?俺の部屋で遊んでるのかー?』

ハルヒ「!」



284: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 03:52:18.10 ID:sbmVW8za0

キョン『早く寝なさい。ミヨキチも。明日も学校だろ』

スタ…

スタ…

ハルヒ「ミヨキチ……?」

ハルヒ「って、あのキョンの恋愛小説に出てきた、妹ちゃんの同級生の……?」

ハルヒ「あの靴はそいつのかぁ……なんでこんな時間にこんな場所にいるのかしら?」

ハルヒ「小学生が遊びに来て良い時間じゃないでしょ?」

ハルヒ「へぇ、そうかぁ。キョンを誑かそうとしてたのはそいつだったとはね、盲点だったわ」

ハルヒ「てっきり私達の同級生かと思ってたわ」



キョン『おーい、早く出てきなさい。人の部屋に勝手に入るなって何度言ったら……』

ガチャ

キョン「あれ?……誰もいない」



286: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 03:55:52.89 ID:sbmVW8za0

キョン「ん?おかしいな、誰か部屋に居るかと思ったんだが」

キョン「気のせいだったかな?まぁ良いか。早いとこハルヒにメール返信しなきゃな」

キョン「アイツのことだ、ちょっとでも待たせたら直接文句言いに来るかもしれんしな」

キョン「なんてな、いくらなんでもそれはないか。さて、と」

キョン「……よし、内容はこれでよし。送信、と」




ブゥゥゥン……ブゥゥゥン……

キョン「ん?」



287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 03:57:32.28 ID:epAgzLVYO

ひいいいいいい



292: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 04:02:23.85 ID:sbmVW8za0

キョン「なんだ?どっかで携帯のバイブみたいな音が……」

ブゥゥゥン……ブゥゥゥン……ブゥゥ

キョン「止まった?気のせいだったかな」

キョン「まぁ良いか。あとはのんびり寝転がりながらメールを楽しむとするかな」

ぽふっ

キョン「……ハルヒの奴も、いきなり入院なんてかわいそうにな。あんな騒がしい奴でも、居ないとなると寂しいもんだ」

チ…

キョン「また何か音が……なんだ、この音……?」

チ…カチカチ…カチカチ……

キョン「何の音だよ?雨でも降ってるのか……?」

カチカチ……カチカチ……

カチッ

キョン「おっ。また止んだ」

prrrrrrr

キョン「!返信来たか。良かった、まだ起きてたんだな」



303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 04:14:47.19 ID:6nn8YbZX0

こわいよー



304: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 04:15:22.95 ID:sbmVW8za0

『退屈はしてないわよ。アンタはもう寝るの?』

カチカチ……

キョン「へぇ、病院に居るのに退屈してないか。なんか暇つぶしでも見つけたかな」

カチカチ……

キョン「俺はもうちょっと起きとくつもりだったが……アイツが暇してないなら寝るとするか」

カチカチ……

キョン「もう寝るつもりだ。お前も早く寝て元気になれよっと」

カチカチ……

キョン「よし、電気消すかな。妹達ももうそろそろ寝る頃だろ」

カチカチ……

キョン「……」

カチカチ……

カチカチ……

カチカチ……

キョン「……何の音だよ……さっきから……」



307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 04:19:36.26 ID:WCnmtT53O

どこだ、どこにいるんだ



308: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 04:20:18.66 ID:sbmVW8za0

キョン「……なんか怖いな。ミヨキチ達が下で遊んでるのか……?」

キョン「それとも雨の音か……」

カチカチ……

カチカチ……

キョン「うう、いかん。怖い夢見そうだ。さっさと寝よう」

カチカチ……

カチカチ……

prrrrrr

キョン「おわっ!?び、びっくりした……返信か。いやに早いな……」

『おやすみ』

キョン「……音が止んだな。なんだったんだ?」

キョン「……まぁ良いか。寝れば忘れるだろ」

キョン「……」



312: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 04:24:07.87 ID:sbmVW8za0

【30分後】

キョン「ぐがー……ぐー……」

ハルヒ「……」

ハルヒ「寝たかしら」

ハルヒ「……意外に寝相いいのね、キョン」

ハルヒ「退屈はしてないわよ。だってアンタの下に居るんだから」

ハルヒ「よいしょ…っと」もぞもぞ

ハルヒ「ふふん、結構可愛い寝顔してるじゃない」

ハルヒ「間抜け面。いくら見てても飽きなさそうね、この寝顔」

ハルヒ「……」

ハルヒ「……」じーっ



318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 04:32:05.19 ID:j3qqZsX7O

おれ布団でよかった………



320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 04:33:33.30 ID:QuNqKH9hO

>>318
掛け布団のカバーの中に



325: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 04:39:22.96 ID:sbmVW8za0

【翌日・午前7時】

ガチャ!

妹「キョーン君っ!!朝ー!起きてー!……うわっ!?」

妹「な、なにこれ……?血……?」

妹「キョン君の部屋に血の跡がいっぱい……ねぇキョンく……」

キョン「んー……?なんだ……?」

妹「キョ、きょんくん……どっか怪我したの?痛い?ねぇ痛い?」

キョン「怪我?どこにも怪我なんか……ってうわ!?」

妹「じゃあなんで、なんでキョン君のお布団血まみれなの!?」

キョン「な、なんだよこれ……」



391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 16:29:31.47 ID:uXrbb1Gg0

ハルヒが泣きながら腸引きずり出して千切ってるとこ想像したらなんか勃起してきた
おれおかしくないよね、ね



393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 16:37:08.70 ID:z4F8ca4U0

::::::::::::::::::::::   ____,;' ,;- i
::::::::::::::::::   ,;;'"  i i ・i;
:::::::::::::::  ,;'":;;,,,,,, ;!, `'''i;
:::::::::::  ,/'"   '''',,,,''''--i
:::::::::  ;/  .,,,,,,,,,,,,,,,,,   ;i'"`i;      
:::::::  i;"     ___,,,,,,,  `i"      
::::::: i;    ,,;'""" `';,,,  "`i     
::::::: |  ''''''i ,,,,,,,,,,  `'--''''"    >>391
::::::: |.    i'"   ";|         
::::::: |;    `-、.,;''" |    wwwwwwwwwwwwwwwww       
::::::::  i;     `'-----j 



394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 16:38:48.12 ID:yX3dlEpQ0

>>393
       _, ._
     ( ・ω・)んも~
     ○={=}〇,
      |:::::::::\, ', ´
   、、、、し 、、、(((.@)wwwwwwwwwww



463: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 22:44:52.08 ID:sbmVW8za0

キョン「……なんなんだ一体」

妹「ホントにどっこも痛くないの?だいじょうぶ?」

キョン「ああ、大丈夫大丈夫。心配するな」

妹「でもでも……お布団に血が……」

キョン「まぁこれくらい洗濯すりゃどうにでもなるよ。鼻血でも出たんだろ」

妹「……うん」

キョン(……とは言え、これは……またなにか面倒ごとに巻き込まれたかな)

妹「キョンくん……」

キョン「ほら、ミヨキチも起きてるんだろ?一緒に朝ごはん食べてきなさい」

妹「ミヨちゃん、まだ寝てるよ?起こしたんだけど……」

キョン「そうなのか?まぁまだ早いしな、もうちょっと寝かしてやっても良いんじゃないか」

妹「ミヨちゃんいっつも朝早いんだけどなぁ……」



464:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 22:45:24.31 ID:knsiGlih0

まさか…



469: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 22:49:20.39 ID:sbmVW8za0





キョン「たまには早く行くか。いつも遅刻ぎりぎりだとハルヒにどやされるしな」

妹「あれー?キョンくん、もう行くの?ごはんは?」

キョン「ああ、パン食べたよ。お前達も遅刻せずに学校行くんだぞ?」

妹「あははー、キョン君に遅れちゃ駄目って言われたー」

キョン「俺が言ったらおかしいか」

妹「だぁってぇ、キョン君いっつも寝坊してるのに!」

キョン「ぐ、まぁそれはいい。ミヨキチは?」

妹「まだ起きてないー」

キョン「そうか。昨日散々遊びに付き合わせたんだろ?早めに起こしてやれよ?」

妹「はぁい。いってらっしゃーい」フリフリ

キョン「おう。じゃあな」



473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 22:57:57.74 ID:sbmVW8za0

【学校】

キョン「まだ8時前か。さすがにまだ来てる奴も少ないな」

キョン「朝練に精を出してる運動部くらいか、いま学校にいるのは」

キョン「……SOS団の誰かなら誰か来てるだろ」

キョン「長門……いや、この際古泉でも良い。誰かに説明しなきゃな」

キョン「昨日の不可解な音といい、血のついたベッドと言い……」

キョン「とりあえず連絡とってみるかな。まず長門にでも」

キョン「ん?そういや今日はまだ携帯開いてなかったな」

ぱかっ

『着信あり:262件』
『新着メールあり:1件』



478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 23:05:27.94 ID:5cYD5nJji

((((;゚Д゚))))



480: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 23:10:37.74 ID:sbmVW8za0

キョン「なっ……」

キョン「着信誰だよ……。こんなにガンガン携帯鳴らされてたのに気づかなかったのか」

キョン「げっ。……着歴に残ってるの全部非通知か。まったく、手の込んだいたずらだな」

キョン「いや……昨日の事も考えると、ただのいたずらって訳でもなさそうだな」

キョン「いかん、なんか怖くなってきたぞ」

キョン「……メールの方は」カチッ
――――――――――――――――――――――――
from:涼宮ハルヒ
Sub:無題
本文:おはよう。よく眠れたみたいね。アンタってば全然起きないんだから。
こっちは退屈よ。病院食はまずいし、やることもないし。
あ、そうそう。傷口開いちゃったからちょっと退院延びちゃうみたいなのよ。
だから今日もお見舞い期待してるわよ!来なかったらわかってるんでしょうね?
アンタが学校で惰眠貪ってる間私は病院でぼーっとしてなきゃいけないんだから。
もし来なかったらあれくらいじゃ済まさないわよ!
そうだ、アンタねぇ、ちょっと寝るの早すぎない?小学生じゃあるまいし。
それから、団員の皆には私が退院するまで部活は自由参加だって言っておいて。
団長が居なくちゃなかなか活動も出来ないしね。あ、アンタは別よキョン。
あたしが居ない間にしっかりとSOS団員としての自覚と資質の育成に努めること!いいわね?



それでね、病院の事なんだけど、私は別に一人とか気にしないんだけど、なんだかんだ退屈なのよね。
だから、退院するまであん
――――――――――――――――――――――――



487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 23:18:26.86 ID:QgHRdRgCO

ハルヒ可愛いよ



488:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 23:18:59.01 ID:sbmVW8za0

キョン「うわ……なんだこりゃ……」

キョン「なんでこんな中途半端なところで切れてるんだ」

キョン「……容量不足か。容量足りないメールなんて初めて見た」

キョン「それにしてもよっぽど退屈だったんだな。こんな長いメール打つとは」

キョン「起きないんだからって、どういう意味だよ。まるで寝てるとこ見てたような言い方だな」

キョン「ん?あ、なるほどな。朝からあんなに電話かけてきてたのはコイツか。それでも起きなかったってことか」

キョン「あれくらいで済まさないってなんだよ……。こっちの方がわけがわからん」

キョン「アレってなんだ?心当たりがありすぎてわからんぞ。……まぁ良い、とりあえず長門に連絡してみるか」

カチカチ

prrrrr

長門『……』

キョン「おう、長門」



491: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 23:23:55.28 ID:sbmVW8za0

長門『……』

キョン「おう、長門。朝早くにすまんな。今どこだ?」

長門『部室』

キョン「そうか、良かった。ちょっと相談したいことがあるんだ。行って良いか?」

長門『いい』

キョン「サンキューな。じゃあ今から行くよ」

長門『……』

プツッ
ツーツーツー

キョン「……今のは肯定ととって良いんだよな。よし、いくか」



493: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 23:26:50.71 ID:sbmVW8za0

ガラガラ

スタスタ
スタスタ

古泉「おや、おはようございます」

キョン「おう、ちょうどよかった。お前もちょっと部室まで付き合ってくれないか」

古泉「部室に?わかりました。またなにか問題でも?」

キョン「ああ、ちょっとな」
古泉「それは涼宮さん絡みのことで?」

キョン「いや、それはわからんのだが……まぁ詳しくは部室についてから話す。長門も居るからな」

古泉「そうですか。僕で力になれることがあれば良いのですが」

キョン「昨日からちょっとした恐怖体験をしててな。頼りにしてるぞ」

古泉「おや、これは珍しい。どうやら本当に怖い体験をされたようですね。幽霊でも見ましたか?」

キョン「うーん、なんとも言えん。似たようなもんだ」



496: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 23:33:54.93 ID:sbmVW8za0

【部室】

ガチャ……

キョン「よう。おはよう長門」

古泉「おはようございます、長門さん」

長門「……」こくっ

古泉「では長門さんも居ることですし、説明をしていただいてもよろしいですか?」

キョン「そうだな。まず一番気になることなんだが、今朝起きたら俺のベッドとその周りが血まみれになってた」

古泉「え……?」

長門「……」

キョン「俺も起きるまで気づかなかったんだが、布団の中までびちゃびちゃだったんだ。生臭くて大変だった」

古泉「それは……なんとも不可解な……」

キョン「どこか怪我でもしてるかと思ったんだが、別段変わったところもない。これ、お前らはどう思う?」



498:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 23:38:32.81 ID:sbmVW8za0

古泉「……僕にはなんとも……」

キョン「だよな。なんだったんだあれは。もしかして俺の家に幽霊とか居るのか?」

長門「居ない」

キョン「お、そうなのか。でもそうなると……」

長門「生身の人間」

キョン「そのほうが怖いよな……。一体誰の血だ」

長門「不明。あなたの身体に付着していた血液を調べた結果、それはヒトの血である可能性が高い」

古泉「という事は、あなた以外の誰かの血液、ということになりますね」

キョン「そうなんだよな。なんとかして誰の血かわからないか?」

長門「わからない。サンプルの摂取量が微量であるのと、照合サンプルがない」

古泉(ふむ……?)



501: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 23:46:04.57 ID:sbmVW8za0

キョン「そうか……。他にもだな、夜寝てると変な音が聞こえてきたり、誰かの視線を感じたり」

古泉「丸きり霊体験ですね。本当に貴方の家は曰くつきとかじゃありませんよね?」

キョン「俺の知る範囲ではな。これと言って不気味な事が起こることも今までなかったし」

長門「そう」

キョン「それで今日お前達に相談したんだ。朝比奈さんに言ったら怖がるだろうしな」

長門「賢明」

古泉「そうですね。しかしどうも不可解ですね。一体誰の血なんでしょうか」

キョン「それがわかったら苦労しねぇよ。ったく、なんでこう毎度毎度面倒ごとに巻き込まれるかね……」

古泉「ふふ、それもまた良いではありませんか。今のところこれといった実害もないのですし」

キョン「それもそうなんだがな……。やれやれ、お前らにもわからないんじゃお手上げだ」



502: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 23:47:20.69 ID:sbmVW8za0

キョン「このままじゃいつ実害が出るかわかったもんじゃない」

長門「大丈夫。私がさせない」

キョン「……長門、ありがとな。頼りにしてるよ」

古泉「では、そろそろ戻りましょうか。もうすぐ始業ですし」

キョン「それもそうだな。ありがとな、二人とも。またなんかあったら話聞いてくれ」

古泉「ええ、もちろんです。お力になれなくて申し訳ありません」

長門「……」

キョン「あ、そうだ。今日からは部活自主参加だそうだ。たまにはゆっくりしろよ」

古泉「ふふ、お心遣い痛み入ります。では後ほど」

キョン「ああ、またな」

ガチャ

バタン



505: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/08(木) 23:53:13.19 ID:sbmVW8za0

古泉「さて」

長門「涼宮ハルヒ」

古泉「やはり……ですが、一体なぜ?昨日の入院の原因と言い……」

長門「動機は私にもわからない。わかるのは事実だけ」

古泉「ふむ。それで、昨日の彼女の行動は?」

長門「まず彼の家に向かった。涼宮ハルヒは家族に気づかれることなく彼の家に侵入し、部屋に到達した」

古泉「……なるほど。ですが、一体なぜ……」

長門「彼が入浴を終え部屋に入ってくるのに気づき、ベッドの下に隠れた」

古泉「それはいつまでです?」

長門「さっき」

古泉「え?」



507:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 23:54:07.17 ID:kNy8zlmc0

え?



508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 23:54:10.31 ID:xJpWLNQB0

さっき…



517:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 00:07:17.93 ID:YTJkCmpe0

長門「彼が家を出た直後、涼宮ハルヒもそれを追う形で家を出ている」

古泉「では、今は……」

長門「自分の教室に居る。彼を先回りして掃除箱の中に隠れている」

古泉「……」ぞくっ

長門「……」

古泉「なぜそんな行動に……。では、彼のベッドの血と言うのは」

長門「彼女が術後の傷跡を自ら引き裂いて出た血液と思われる。彼の家に向かう際、喉や髪、傷跡を掻き毟っている」

古泉「ベッドの中にも血があったと言うのは?」

長門「彼が寝ている間にベッドに潜り込んだ。彼の妹が起こしに来る直前まで」

古泉「そう……ですか……」



525: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 00:13:13.48 ID:YTJkCmpe0

古泉「なるほど、ありがとうございます。彼女の健康状態はどうなんでしょう」

長門「命に別状はない」

古泉「腹部の傷の出血は?」

長門「収まりつつある。出血多量による嘔吐感などは現れる可能性がある程度」

古泉「そうですか……ではそのように病院には伝えます」

長門「そう」

古泉「さっき、彼の前で出血の正体を言わなかったのは……」

長門「ドアの前に涼宮ハルヒが居たから」



528: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 00:14:30.12 ID:YTJkCmpe0

古泉「わかりました。彼も幸いまだ涼宮さんが犯人だとは気づいていないようですしね」

長門「そう。しかし、解決策は早めに出した方がいい」

古泉「……彼女を無理やり病院に引っ張っていくわけにもいきませんしね」

長門「……」

古泉「今のところ、現状を放置するしかありません。彼に被害が及ばない事を祈るばかりです」

長門「私がさせない」

古泉「……長門さんがそう言ってくれるなら安心ですね。僕達も早急に解決策を出しましょう」

長門「……」こくっ



529:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 00:15:51.29 ID:S+s0bZ6G0

こいつら・・・心強い



533: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 00:18:45.86 ID:YTJkCmpe0

【放課後・文芸部室】

キョン「俺はハルヒの見舞いに行くけど、お前はどうする?」

古泉「ぼ、僕は少し用事がありますので今回は見送ります」

キョン「そうか。行ったらアイツも喜ぶと思うけどな」

古泉「申し訳ありません。彼女にはよろしくお伝えください」

キョン「ああ、わかったよ。お前もどうせ機関絡みだろ?ご苦労さん」

古泉「え、ええ」

キョン「じゃあ俺は行くよ。後戸締りとかよろしくな」

古泉「了解しました」

古泉(こうしている間にも……涼宮さんはどこかで……)

キョン「おい、どうした?顔色悪いぞ?」

古泉「そ、そうですか?いや、最近寝不足気味でして。ご心配をおかけして申し訳ありません」

キョン「そうなのか。ま、無理はしないようにな」

古泉「はい。ありがとうございます。お気をつけて」

キョン「おう、じゃあな」



547: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 00:26:04.46 ID:YTJkCmpe0

【校門前】

みくる「あ、キョンくぅん」

キョン「朝比奈さん。朝比奈さんも今帰りですか?」

みくる「うん。キョン君も?」

キョン「いや、俺はハルヒの見舞いに行こうかと思って」

みくる「あ、そうなんですかぁ。私もそうしようかなって思ったんです」

キョン「そうなんですか。じゃあ一緒に行きます?」

みくる「そうですねっ。古泉君たちも誘おうかなって思ったんですけど……忙しいかな?」

キョン「あいつはなんか機関の仕事があるみたいで行けないみたいなんですよ」

みくる「そっかぁ。しょうがないですね。長門さんも?」

キョン「アイツは聞いてないですけど、来るんじゃないでしょうか?」

みくる「じゃあ呼びに戻りましょうか?」

キョン「うーん。あんまり遅くなるとハルヒがヘソ曲げそうだし、一応電話だけ入れて行きましょう」

みくる「うふ、それもそうですね。キョン君が来るの、楽しみにしてるでしょうし」



548:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 00:27:08.05 ID:Tp0kvi6W0

みくる終わったな…



558:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 00:33:03.28 ID:YTJkCmpe0

スタスタ

トテトテ

キョン「……」

みくる「キョンくん?どうかした?」

キョン「いや、長門からの返信が来ないのが気になりまして。アイツがこんなに返信遅いなんて珍しい」

みくる「ふぇ?」

キョン「まぁ、アイツだって忙しいこともあるでしょうしね。たまの休みに誰かと遊んでるのかも知れないし」

みくる「そうなのかなぁ?うーん……」

キョン「長門はどうやらクラスにも友達がいるみたいですからね」

みくる「そうですね。ふふ、なんだか長門さんが普通の女の子と遊ぶのなんて想像できないなぁ」

キョン「ですね。でもああ見えて意外とうまくやってたりするのかも知れませんよ」

みくる「そうかもしれませんね。あ、もう着きますね。あれが病院でしょ?」

キョン「ええ。ハルヒの奴退屈してるだろうなぁ」



561:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 00:35:23.22 ID:7ZVCUePUO

え?まさか長門………



563:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 00:37:19.46 ID:Ke+870qfO

みくるもヤバいな…



566: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 00:39:35.04 ID:YTJkCmpe0

【病院・受付】

キョン「なんだか騒然としてますね」

みくる「ホントだ。救急車から患者さんが運ばれてきてますよ」

キョン「みたいですね。……うっ」

ガラガラガラ

救急隊員「そこどいてっ!!道を開けてください!!!」

ガラガラガラ……

みくる「う……うあ……」

キョン「今の……男?女か?……だいじょうぶですか、朝比奈さん」

みくる「うっ……顔、顔が……!キョン君、は、はやく涼宮さんの部屋にいきましょう……はやく……」

キョン「朝比奈さん、しっかりしてください。気分が悪いならトイレに……」

みくる「ううん、だいじょうぶ。だいじょうぶだから……」

キョン「ホントに大丈夫ですか……?」



577:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 00:44:29.26 ID:S+s0bZ6G0

男か女かわからないってことは、ショートカット?



582:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 00:48:56.63 ID:YTJkCmpe0

【403号室】

ハルヒ「遅い!!!」

キョン「うわっ」

みくる「ひゃああああ!?」

ハルヒ「アンタねぇ、昨日のメール覚えてないの?退屈で退屈で死にそうだったんだから!!」

キョン「は、入るなりいきなり怒鳴るなよ。びっくりするだろ」ドキドキ

みくる「でも元気そうで良かったですぅ……体調はどうですか、涼宮さん」

ハルヒ「うん、もうだいぶ楽よ。傷口は開いちゃったけど、これ塞がっちゃえば退院できるらしいわ」

キョン「そうか、そりゃ良かった。でもあんまり無理して長引かせるなよ」

ハルヒ「当然よ。あたしが居なかったらSOS団が成り立たないじゃない!」

キョン「それだけ怒鳴れたら上等だな」

みくる「ふふっ……よかったぁ、いつも通りの涼宮さんで」



591: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 01:00:02.10 ID:YTJkCmpe0




キョン「ああそうだ、古泉もお前によろしくってさ」

ハルヒ「そう。皆に心配かけちゃったわね」

キョン「そりゃそうだ、誰だって心配するさ。さて、と。そろそろ帰るかな」

みくる「あ、もうこんな時間かぁ。そうですね、そろそろお暇しなくちゃ」

ハルヒ「えっ、もう帰るの?」

キョン「もうこんな時間だしな。あんまり長く居ても迷惑だろ?」

みくる「そうだ、キョン君。今日は急ぎの用事ありますか?」

キョン「はい?いや、特にないですけど」

みくる「じゃあキョン君は残ってあげてください。私、今日は鶴屋さんとご飯食べに行くから」

ハルヒ「そうなの?じゃあ仕方ないわね。キョン、アンタはもうちょっと私の退屈しのぎに付き合いなさいよ」

キョン「やれやれ……しょうがないな」

みくる「じゃあ、あたしはお先に失礼しますね。涼宮さん、早くよくなってくださいね?」

ハルヒ「ありがと!私もついでにトイレ行って来ようかしら」

キョン「そうか、じゃあ俺はここで待ってるよ」



597:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 01:02:24.41 ID:Cc9xl7s7O

>>591
みくるバイバイ



603:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 01:06:48.40 ID:YTJkCmpe0





ハルヒ「ただいま」

キョン「おう、遅かったな。大丈夫か?」

ハルヒ「平気よこれくらい。みくるちゃんは帰ったわよ。あんたによろしくだって」

キョン「そうか……ん?お前、服に血ついてるぞ。どうした?」

ハルヒ「え?あ、やだ。またちょっと傷口開いちゃったかしら」

キョン「おいおい、またか?大丈夫なのかよそんなんで。ナースコールするか?」

ハルヒ「平気よ、出血自体はよくするもの。どうせ呼んでも消毒とかされるだけだし」

キョン「そうなのか?」

ハルヒ「そうよ。そんな小さい事いちいち気にしないの!アンタだって指切ったくらいで救急車呼ばないでしょ?」

キョン「まぁそりゃそうだけどな」

ハルヒ「でしょ?わかったらさっさと私の退屈しのぎになんか話しなさい!」



604:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 01:07:41.92 ID:K4S+KFzH0

ああああああああああああああああああああああああああああああああ



625: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 01:18:23.35 ID:YTJkCmpe0

ハルヒ「最近学校はどう?私が居なくて寂しいんじゃないの?」

キョン「ん?そうだなぁ……そういえば今日、昼休みの時に谷口にそんな事言われたな」

ハルヒ「ふぅん?どんな風に?」

キョン「たしか、いつも騒がしい奴でも居なくなるとかえって寂しいんじゃないのか?とかなんとか」

ハルヒ「ふふん、そうだったわね確か。アンタも図星つかれてうろたえてたんじゃないの?」

キョン「バカを言え」

ハルヒ「なによ、私が居なくてもたいして変わらないっての?」

キョン「そういうわけじゃない。そうは言ってないだろ」

ハルヒ「じゃあなによ。はっきり言ってみなさいよ?寂しいの?寂しくないの?」

キョン「な……卑怯だぞ、そういう聞き方は」

ハルヒ「いいから答えなさい。寂しいか、寂しくないか!」

キョン「……さ、寂しい……かな。まぁちょっとくらいはな」

ハルヒ「そ、そんなに照れる事ないでしょ。中学生じゃないんだから……」かぁぁ

prrrr

キョン「?」ハルヒ「?」



630: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 01:26:38.73 ID:YTJkCmpe0

ハルヒ「なによ、電話?誰からよ?」

prrrrr

キョン「お、電話みたいだな。佐々木からだ」

prrrrr

ハルヒ「……ふぅん?出ないの?」

キョン「一応病院だしなぁ……。まぁいいか、お前も使ってるんだし」

ハルヒ「……」ぎりぎりぎり……

ピッ

キョン「おう、どうした?」

佐々木『くつくつ、いきなりご挨拶だな。久しぶりの会話だというのに』



631: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 01:27:46.01 ID:YTJkCmpe0

キョン「悪いな、今病院なんだ。長くなるなら後でかけ直す」

佐々木『そうだったのか、済まない事をしたね。では用件だけで済ませてしまおう』

キョン「なんだ?」

佐々木『明日の放課後に少し時間をいただけないだろうか?』

キョン「明日か?別にいいけど、どうした?」


ハルヒ「……」ぎりぎりぎり
ハルヒ「……」ぶちっぶちぶちっ



633:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 01:29:30.91 ID:un5iIrqFO

200件以上電話したハルヒの前で1回のコールで出てもらった佐々木さん…さよなら



649: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 01:42:50.46 ID:YTJkCmpe0

佐々木『なに。ちょっとした世間話さ』

キョン「そうなのか。別に構わないんだけどな」

佐々木『くくっ、そうか。それはありがたい。では明日放課後に駅前の喫茶店でいいかな』

キョン「ああ、構わないんだが、5時くらいになっても良いか?」

佐々木『ああ、僕は一向に構わないよ。ちょうどそっちでする用事もあるしね。もしかして都合が悪いのかな?』

キョン「いや、ちょっとな。まぁ良いならそれで良いんだ。じゃあ明日な」

佐々木『ああ。それでは久しぶりの再会を楽しみにしているよ、キョン』

キョン「おう。じゃあな」

ピッ

ハルヒ「あ、電話終わったの?」

キョン「ああ、まぁな。明日話がしたいんだと。ん?何持ってんだ?」

ハルヒ「ん?ふふ、なんだと思う?」

キョン「いや、さっぱりだ。何だよ、なんで隠すんだ?」

ハルヒ「んふふ、内緒」



655: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 01:56:12.80 ID:YTJkCmpe0

ハルヒ「で、明日はなんで5時なの?もっと早く行こうと思えば行けるでしょ?」

キョン「お前の見舞いが最優先だろ。……わかってるくせに言わせるな」

ハルヒ「……アンタ、よくそんなこっ恥ずかしい台詞堂々といえるわね」

キョン「……じゃあ今日はここらで帰るよ。お大事にな」

ハルヒ「……うん。アンタも、あたしが居ないからって学校生活蔑ろにしてたら承知しないからね」

キョン「わかってるよ。今日も遅刻してないしな」

ハルヒ「明日からもそうとは限らないでしょ?なんなら私がおはようコールくらいしてあげるわよ?」

キョン「目覚ましは間に合ってるから遠慮しとくよ」

ハルヒ「なによ、親切心でいってあげてんのに。で、今日の夜もわかってるんでしょうね?」

キョン「退屈だからメールして来い、ってか」

ハルヒ「わかってんなら良いのよ。別にメールじゃなくて電話でも良いけどね」



656: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 01:57:11.37 ID:YTJkCmpe0

キョン「はいはい、わかったよ。じゃあまた明日な」

ハルヒ「ん。今日は……その、ありがとね」

キョン「おう、団長の見舞いも雑用の仕事なんでな。じゃあな」

ハルヒ「うん。ばいばい」

ガチャ

バタン!

カチャ……

パタン……



659: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 02:02:24.91 ID:YTJkCmpe0

【その夜】

キョン「さぁて、風呂も入ったし飯も食った。そろそろハルヒに連絡するか」

キョン「今日は電話でも良いって言ってたよな。それってつまり、電話して来いってことか……」

キョン「やれやれ。電話代もバカにならないんだけどなぁ……」

キョン「ハルヒの番号は、っと」

カチカチ

カチカチ

ピッ

キョン「よし、発信。もう寝てるかも知れんな」

キョン「……ん?」

キョン「コール音が鳴らない……?なんでだ?」

『なんでだ?』



664: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 02:08:01.86 ID:YTJkCmpe0

キョン「なんだ?音が反射して聞こえる……」

『なんだ?音が反射して聞こえる……』

キョン「故障か?」

『故障か?』

キョン「自分の声を二回聞くってのも変な感じだな」

『自分の声を二回聞くってのも変な感じだな』

キョン「どうしようかね。もう一回かけ直そうか」

『どうしようかね。もう一回かけ直そうか』

ハルヒ「繋がってるわよ」

『繋がってるわよ』

キョン「ん?」

『ん?』



665:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 02:08:29.61 ID:jIL43MJe0

どんだけ近いんだよw



676: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 02:19:24.36 ID:YTJkCmpe0

キョン「……なんか気味が悪いな。一回切るか」

ピッ

『……かい切るか』

プツッ

キョン「なんで切ってからも反響が聞こえるんだよ……」

キョン「長門でもわからない怪奇現象か。こりゃまるで本当に幽霊の一人や二人居ても不思議じゃないな」

キョン「ったく。ループ現象に異世界に時間遡行に、次は怪奇現象か」

キョン「……やれやれ。いったいどれだけ面倒事を引き起こせば満足するのかね、あの団長さんは」

prrrrrrrrr

キョン「!」ビクゥッ

キョン「メ、メールか……」ドキドキ



775: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 16:13:00.90 ID:YTJkCmpe0

>>676の続きから

――――――――――――――――――――――――
あんたなんで電話切ったのよ?
今日退屈だから電話してくるって言ったわよね?言ったわよね?
仕方ないわねぇ、アンタって奴は本当に。
照れくさいの?何?話す内容で悩んでたの?別になんだって良いのに。
留守電だと思ったの?なんか一人でしゃべってたけど。それとも電話出来ない理由でもあるっての?
私ちゃんと出てたのに。まぁ良いわ、電話できないならメールで許してあげる。
今日はお見舞いありがとね。アンタみたいのでも居ないよりはマシだわ。
用もないけど、本当に退屈だったしね。古泉君も有希も忙しいんならしょうがないわよね
んで、明日もちゃん来なさいよ?で、明日佐々木さんと会うんだっけ?どこで会うの?喫茶店?
言っとくけどね、アンタ高校生らしい健全な話しなさいよ!
まぁ、話だけよね?その後ご飯食べに行ったりするの?
簡単にアンタの誘いに乗ってくるとも思えないけど…。佐々木さんだって暇じゃないんだろうか
ら。無理やり引き止めるような事しちゃだめだからね?わかってる?
佐々木さんも佐々木さんだわ、なんでアンタなんかをわざわざ呼び出したのかしら?許せないわ。
さっきも言ったけど、高校生らしい、健全な、よ?本当にわかってんのかしらね?
きっとアンタの事だから鼻の下伸ばしてデレデレしながら行くんだろうけど、みっともない事しないように。
高校生らしく!わかってんのかしらホントに。アンタはどうせ下心見え見えなんだ
ろうけどね。心配だわ。なんなら私がついてってあげようかしら?
すすんで行く訳じゃないけどね。アンタが……じゃなくて、佐々木さんが心配だからよ。
忘れてた、掃除しなきゃなんないのよね、病室。なんか異様に汚いのよね、この部屋。
用事なかったら、明日雑巾とか持ってきてくれない?



――――――――――――――――――――――――
キョン「おい、電話切ったのついさっきだぞ。なんでこんなに長いメール打てるんだよ……」



776: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 16:19:19.31 ID:YTJkCmpe0

キョン「内容から見るに前もって打っておいた訳でもなさそうだし……」

ハルヒ「……」

キョン「……なんだ、最近のハルヒは。どうにもおかしいぞ。会ってるときは普通なんだが」

ハルヒ「……」

キョン「メールの内容と言い、電話の着信と言い……。まぁ着信はハルヒだったのかはわからないけど」

ハルヒ「……」

キョン「……正直、ちょっと怖いぞ。いくら退屈してるからって」

ハルヒ「……」

キョン「ここ最近の怪奇現象と言い、長門と古泉の反応と言い……そろそろ危ないんじゃないのか」

ハルヒ「……」

キョン「今もなんか視線を感じるし……誰か居たりするんじゃないだろうな」

ハルヒ「……」

キョン「ちょっと探してみるか」



780: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 16:23:34.99 ID:YTJkCmpe0

キョン「……隠れるところって言ったら、ベッドの下か」

ハルヒ「……」

キョン「はは、まさかな。どこぞの都市伝説じゃあるまいし。いくらなんでもベッドの下に居たら気づくだろ」

ハルヒ「……」

キョン「……まさか、な」

ハルヒ「……」

キョン「……」ゴクリ

ハルヒ「……」

キョン「一応覗いてみるか……よっと」

ハルヒ「……」じーっ

キョン「……」

ハルヒ「……」じーっ

キョン「……誰も居ない、よな。はは、やっぱりな。考えすぎだ」



785: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 16:29:19.30 ID:YTJkCmpe0

キョン「後はどこだ?この部屋に隠れるところなんてそうない筈だけどな……」

キョン「!」

キョン「クローゼットか」

キョン「これで開けてほんとに誰か居たら、それこそ安っぽいホラー映画だ」

キョン「……ええい、ままよ」

ガラッ

ハルヒ「……」

キョン「居ないよな。よし、とりあえずは安心か」

ハルヒ「……」

バタン






ぽた……

ぽた……



802: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 16:38:54.95 ID:YTJkCmpe0

【翌日・放課後】

コンコン

キョン「……」

キョン「……?長門だけか……」

ガチャ

キィィィ……

キョン「あれ?長門まで居ないとは。古泉も連絡が繋がらないし、いったいどうなってんだよ」

キョン「学校休んだのか?あいつらに限ってそれはないと思うんだがな」

キョン「……まぁ、諸々の問題もあるだろうしな。こんな時くらいしかゆっくりできないだろうし」

キョン「しょうがない、一人で行くか。あんまり待たせるとハルヒもうるさい」

キョン「そういえば部屋の掃除したいとかなんとか言ってたな。なんか持ってってやらないとな……」

バタン!



823: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 16:48:57.35 ID:YTJkCmpe0

【一般病棟・403号室】

キョン「よう、遅くなってすまんな。掃除道具やらなにやら買ってたらこんな時間になっちまった」

ハルヒ「良いのよ、あたしが頼んだんだしね。ちゃんと買ってきてくれるなんて意外だわ」

キョン「失礼な、俺だっておつかいくらいできるさ」

ハルヒ「ふん、どうだかね。ま、一応お礼は言っとくわ。ありがと」

キョン「素直に礼が言えるようになっただけ可愛くなったもんだ」

ハルヒ「なによそれ、どういう意味?」

キョン「そのままの意味だ。昔のお前だったら礼も言わずに取り上げてただろうさ」

ハルヒ「そんな事ないわよ。ちゃんとお礼言ってから掃除させるわ!」

キョン「なんで俺がやる前提なんだよ。前言撤回だ。やっぱりお前は可愛くない」

ハルヒ「ふんだ、アンタにどう思われようと関係ないもの」

キョン「ああそうかい。掃除してやるつもりで来たけど、もう行くとするかな」

ハルヒ「えっ、嘘……」



844: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 17:05:44.79 ID:YTJkCmpe0

ハルヒ「嘘うそ!ウソだから!!」

キョン「な、なんだいきなり」

ハルヒ「冗談に決まってるじゃない!なんでそういう事言うの!?せっかく来てくれたのに、ねぇ!?」

キョン「落ち着けハルヒ。な?」

ハルヒ「なんで帰るのよ?掃除、そうだ掃除……ねぇキョン。掃除しなくていいから」

ハルヒ「ここにもうちょっと居るだけで良いから、お願いキョン。命令じゃないから」

ハルヒ「嫌だ……嫌よそんなの……」がりがり……

キョン「おいハルヒ!何やってんだ!」

ハルヒ「そうか、佐々木さんね。そうだった、約束してるもんね。遅刻したくないもんね?」ガリガリ

ボリボリ

ぶちっぶちぶちっ

キョン「おい、やめろハルヒ!!」ガッ

ハルヒ「…!!ふぅ……ふぅ……」



846: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 17:08:15.78 ID:YTJkCmpe0

キョン「落ち着いたか?……どうしたんだよハルヒ、いきなり……」

ハルヒ「ふふ……。ねぇ、キョン?」

キョン「な、なんだ」

ハルヒ「……ふふっ」

キョン「なんだよ……」

ハルヒ「……ねぇ」ぎろっ

キョン「うっ……」





ハルヒ「そんなに早く佐々木さんに会いたいの?」



853: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 17:20:17.43 ID:YTJkCmpe0

キョン「い、いや……そういう訳ではないんだが……」

ハルヒ「良いのよ、隠さなくても」

キョン「おい……」

ハルヒ「わかったわ。それならそれでも良いわよ」

キョン「落ち着けハルヒ。な?俺はお前の見舞いを蔑ろにして誰かに会いに行くなんて事は絶対しない」

ハルヒ「本当に?」

キョン「ああ、本当だ。俺がウソ吐いたことなんかないだろ」

ハルヒ「……あるわよ」

キョン「まぁちょっとくらいはあるかも知れんが、今回は本当だ。信じてくれ」

ハルヒ「……うん、わかった。信じるわよ」

キョン「よし、わかったら落ち着け。ほら、また掻き毟って……そんな事してたらいつまで経っても退院できんぞ」

ハルヒ「良いわよ別に。アンタがこうしてお見舞いもきてくれるしね」

キョン「なんだそりゃ。ほら、掃除するからな。雑巾しぼってくるよ」

ハルヒ「ん、お願いね」



856: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 17:26:59.41 ID:YTJkCmpe0

キョン「ただいま。ん?なにしてんだ?」

ハルヒ「ちょっとさっきの血の始末をね。ほら、結構汚れちゃったから……シーツも変えないといけないし」

キョン「そうだな。うわ、こりゃ酷いな」

ハルヒ「そうなのよ。ごめん、ちょっと汚いから避けててくれる?」

キョン「良いよ、俺が替えてやるから。ほら、一回降りてくれ」

ハルヒ「そう?悪いわね」すっ

キョン「……よっと」ばさっ

ハルヒ「……」

キョン「おお……これ洗濯して取れるかな。あ、ちょっと袖についちまった」

ハルヒ「……」

キョン「ん?何笑ってんだ?」

ハルヒ「うん?手間が省けたなと思ってね」

キョン「?」



861: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 17:33:08.72 ID:YTJkCmpe0

キョン「手間?手間ってなんだよ」

ハルヒ「別になんでもないのよ。じゃ、それはそこのカゴに入れといてくれる?」

キョン「おう。しかしちょっと血生臭いな……匂いついてないか?」

ハルヒ「どうかしら?ちょっとこっち来なさい」

キョン「この袖のとこなんだが……」

ハルヒ「良いからちょっと貸しなさいよ。よいしょっ」ぐいっ

キョン「おわっ!ちょ、ハルヒ!なにやってんだ!」

ハルヒ「すぅ……はぁ……すぅ……」

キョン「おいおい、そんなに嗅がなくても良いだろ……」

ハルヒ「……えへへ」

キョン「なんでそんな恍惚とした表情を浮かべるんだ……。で、匂いは大丈夫か?」

ハルヒ「え?あ、うん。まぁこれくらいなら大丈夫でしょ。悪かったわね、血つけちゃって」

キョン「別に良いさ、これくらいなら洗えばわからんだろ。匂いも大丈夫みたいだし」

ハルヒ「そうね。洗ってきてあげるわ。貸しなさい」



864: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 17:37:21.98 ID:YTJkCmpe0

キョン「良いよそのくらい。自分でやる」

ハルヒ「アンタはその間に部屋の掃除しとくの!やってくれるんでしょ?」

キョン「はぁ……結局俺がやることになるのか」

ハルヒ「嫌なの……?」

キョン「嫌じゃないさ。まだもうちょっとだけ時間あるしな。それじゃ悪いけど制服頼む」

ハルヒ「しょうがないわね。じゃあ部屋の掃除頼むわね。簡単にで良いから」

キョン「ああ」

ガチャ

バタン……

ハルヒ「……ふふん」

ぽた……

ぽた……



871: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 17:40:34.56 ID:YTJkCmpe0

【手洗い場】

ボタボタボタッ……

ボチャッ……

ハルヒ「……はぁ……はぁ……」

ジャー……

ハルヒ「……はぁ……はぁ……」フラ…

ごしごし

ごしごし





ごしごし



875: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 17:46:02.14 ID:YTJkCmpe0

【403号室】

キョン「なんだ、ほとんど汚れてないじゃないか。綺麗なもんだ」

キョン「こりゃ本当に軽く拭くだけで終わるな」

ごしごし

ごしごし

キョン「よし、っと。しかし本当になにもない部屋だな。あるのは冷蔵庫くらいか」

キョン「ハルヒも退屈するわけだ……。もともと活発なアイツが耐えられるはずもないな」

ごしごし

ごしごし

キョン「こんなもんかな?物も少ないし、本当にすぐ終わったな」


ガチャ……

ハルヒ「ただいま」

キョン「おう、おかえり……って、ハルヒ!お前どうしたその顔!?」

ハルヒ「へ?べ、別になんにも?」

キョン「ウソつけ。顔真っ青じゃないか。目も虚ろだし……気分わるいのか?」



876: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 17:50:22.59 ID:YTJkCmpe0

ハルヒ「だいじょ、ぶよ。これくらいね」

キョン「本当か?ナースコールを」

ハルヒ「良いから。それよりほら、制服。洗ったから。洗ったから」

キョン「お、おう。ありがとう。助かるよ……?」

ハルヒ「ん?どうかした?」

キョン「いや……なんでもない」

ハルヒ「ああ、途中でちょっとまた血を落としちゃってね。少し汚くなっちゃったけど、ちゃんと洗ったから」

キョン「そ、そうか。ありがとうな」

ハルヒ「へへ、いいのよこれくらい……」ニコ

キョン「……ほら、もう寝てろ。看護士さん呼んでくるから」

ハルヒ「良いの。ホントにだいじょうぶだから。それよりほら、アンタもう時間じゃないの?」



880: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 17:56:35.20 ID:YTJkCmpe0

キョン「バカ、お前がこんな状態なのに放っておいていけるわけないだろ」

ハルヒ「大丈夫よ。アンタが行ったらちゃんと見てもらうから。消毒してもらうから……うっ……」ズキズキ

キョン(こうなったらもう何言っても聞かなさそうだな。帰り際に俺が看護士に伝えてくか)

キョン「……わかった。じゃあ俺はもう行くけど、無理するなよ?大人しく寝てるんだぞ」

ハルヒ「うん。アンタも昨日の、メール……忘れるんじゃないわよ」

キョン「わかってるよ。お前が心配してるようなことは起きないからしろ」

ハルヒ「ふふ……うん、知ってる」

キョン「じゃあ、また明日な。夜にはまたメールするから。しっかり休んで早く治すんだぞ」

ハルヒ「ありがと。じゃ、アンタも気をつけてね」

キョン「おう、またな」

ガチャ

バタン



881: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 17:57:24.36 ID:YTJkCmpe0

おっとミス。
起きないからしろ→起きないから安心しろ



882:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 18:02:55.36 ID:YTJkCmpe0

【ナースステーション】

キョン「すんません。403号室の涼宮が気分悪そうだったんで診てやってもらえますか?」

看護士「あ、わかりましたぁ。ありがとうございます」

キョン「よろしくお願いします」ペコリ

看護士「はい」

スタスタ

スタスタ

看護士「えっと、403号室……涼宮さんの部屋ね」

看護士「珍しく病室に居るのね。上からは彼女にストレスを与えるような過剰な干渉はするなって言われてるけど」

看護士「……入院してからの精神状態は非常に不安定。閉鎖空間も多発。どうしたもんかしらね」

看護士「さて、ここか」

コンコン

看護士「涼宮さーん。大丈夫ですか?入りますよ?」

ガチャ……

看護士「え?居ない……」



888: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 18:08:00.12 ID:YTJkCmpe0

【駅前・喫茶店】

キョン「もう5時過ぎか……佐々木も怒ってるかもな」

キョン「それにしても、気のせいか……?すれ違う人皆が俺の方を見てるような気がするぞ」

キョン「なぜか血まみれで返ってきた制服の上着も脱いでるのにな。なんでだ?」

キョン「……やっぱりちょっと血の匂いついてんのか?しっかり手も洗ったんだけどなぁ」

キョン「……」

キョン「佐々木が遅刻とは珍しいな。もう5時過ぎてんのに」

キョン「あ、もしかしてもう喫茶店に入ってるのかも知れないな」

キョン「行ってみるか。怒ってないといいんだが……」



891: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 18:11:52.57 ID:YTJkCmpe0

【喫茶店】

カランカラン

店員「い、いらっしゃいませ……」ビクビク

キョン「あ、どうも。待ち合わせてるんですけど」

キョン(なんでこの人こんなに怯えたような目で俺を見るんだよ)

店員「そうですか……あ、あの……」

キョン「はい?」

店員「2名様で……よろしいでしょうか?」

キョン「は?今は1人ですけど……、ああ、もう来てるかも知れない奴と合わせたら二人です」

店員「え?あ、いや……そうではなくて」

キョン「?」

店員「あ……1名様ですね。かしこまりました」

キョン「なんだ?」くるっ

キョン「……?」

キョン「どう見ても一人だよな。どこをどう二人と見間違えたんだ」



896:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 18:16:42.60 ID:IL24tE3A0

ああ…そういうことか…



898: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 18:22:55.20 ID:YTJkCmpe0

キョン「さて、と。佐々木は」きょろきょろ

キョン「お、居た居た。なんだ、先に入って待っててくれたのか」

キョン「連絡のひとつでもくれれば良いのに。遅刻した俺が言えた義理じゃないが」

スタスタ

スタスタ

キョン「よう。待たせてすまんな」

佐々木「良いさ。待つ時間にこそ至福の本質があると思うんだ」

キョン「なんだそりゃ」

佐々木「それも度を過ぎなければの話だがね。あまり待たされすぎると期待が不安に変わってしまう」

キョン「悪かった。ちょっと見舞いの方で時間かかっちまってな」

佐々木「今でちょうど15分。ぎりぎりと言ったところだね。ところで、見舞い?誰か入院しているのかい?」

キョン「あれ、言ってなかったか?ハルヒが入院しちまったんだよ」

佐々木「そうだったのか。それなのにこんな所に来て大丈夫なのかい?容態の方は?」



906: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 18:29:19.23 ID:YTJkCmpe0

キョン「ああ、腹痛が原因でなんかちょっとした手術をしたみたいだけどな、たいしたことはないそうだ」

佐々木「そうか。それは何よりだね」

キョン「まぁアイツらしいと言えばそれまでだが、散々暴れまわって傷口開いて退院が延びてるくらいだな」

佐々木「くつくつ。そうか。やはり彼女のような人物には入院生活は耐えられないようだね」

キョン「まったくだ。退屈すぎてちょっと情緒不安定になっちまってるけどな」

佐々木「それは大変だ。君も出来る限り彼女の退屈を紛わしてあげなければね」

キョン「もうやってるさ。毎日連絡を取ってる。他愛もない話ばっかりだけど」

佐々木「妬いてしまうね。案外そのようなきっかけが原因で交際が始まったり」

キョン「はは、そりゃない。あいつも俺の事をそういう目で見てないさ」

佐々木「それはどうかな?あくまで主観的な判断だが、君は十分に彼女から異性として意識されているように見えるけどね」

キョン「うーん。ないと思うけどな」

佐々木「相変わらず、か。変わらないというのは素晴らしいことだ。ところでキョン」

キョン「うん?」

佐々木「君が来てからずっと思っていたんだが、血のような匂いがするのだが」



907:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 18:30:39.32 ID:fWIuYFdM0

.|ヽ       _
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910: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 18:34:27.18 ID:YTJkCmpe0

キョン「ん?やっぱり気になるか?」

佐々木「やっぱり?血でも浴びてきたかのような物言いだね」

キョン「あながち間違いでもないんだなこれが」

佐々木「君の奇天烈な体験談には度々興味をそそられる。今日はどんな体験をしてきたんだい?」

キョン「どうってことないさ。ハルヒの血がついたシーツを取り替えた時にちょっと付いちまったんだ」

佐々木「それくらいでこんなに匂いはしないと思うのだが……。こう言ってはなんだが、結構きついよ」

キョン「そんなにか?悪い。実は制服に血を浴びちまったみたいでな」

佐々木「え?」

キョン「そんなに驚くな。ちょっとした事故みたいなもんだ。ハルヒが制服洗ってくれてる時に付いちゃったんだと」

佐々木「……その制服は?」

キョン「一応洗って袋に入れて、鞄にしまってる。気になるか?」

佐々木「いや……それならば良いんだ。気になるのは匂いよりも動機だ」



915: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 18:40:51.14 ID:YTJkCmpe0

キョン「動機?」

佐々木「腹部からの出血なのだろう?それなら故意だと考えるのが自然だと思うよ」

キョン「そうか?アイツの事だ、事故だと思うけどな」

佐々木「……まぁ、君が気にしないなら構わないが。考えられるのは……」

キョン「考えられるのは?」

佐々木「くくっ。マーキング、だったりしてね。あるいは……」

キョン「おいおい。アイツは動物じゃないし、俺はアイツの所有物でもないぞ」

佐々木「これは失礼した。ちょっとした冗談さ。あるいは、カモフラージュか」

キョン「カモフラージュ?何に対してだよ」

佐々木「さぁ。それは僕の知り及ぶところではないよ。例をあげるなら、血の匂いのする何か」

キョン「血の匂いのする何かが俺の近くにあるのを紛わせるためってか?それじゃまるっきりホラー映画じゃないか」

佐々木「君は本当に優秀な聞き手だね。推理を交えた冗談というのは聞き手が愚か者では成り立たない」

キョン「そいつは光栄だな。でもダークな話はやめようぜ。お茶がまずくなる」



918: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 18:46:05.56 ID:YTJkCmpe0

佐々木「それもそうだね。そう言えば注文がまだだったな」

キョン「俺はホットにするよ。お前は?」

佐々木「僕はカフェモカにしようかな。一緒に注文してくれるかい」

キョン「あいよ。すんませーん、注文いいですか?」

店員「はい、お伺いします」

キョン「炭火コーヒーのホットとカフェモカを。カフェモカはホットでいいのか?」

佐々木「うん。ホットでお願いします」

店員「かしこまりました。それではおしぼりをどうぞ」

キョン「ありがとうございます」

佐々木「ありがとうございます」ペコッ

佐々木「さて、キョン。本題に入ろうか」

キョン「本題?今日は世間話をしにきたんじゃなかったのか?」

佐々木「その通りさ。だから世間話を始めようと言っているんだよ」



921: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 18:56:49.46 ID:YTJkCmpe0

佐々木「僕は君を羨ましいと思っている。君の非日常が、僕にはとても眩しく思えるんだよ」

キョン「そうは言ってもなぁ、色々と事件に巻き込まれるのも苦労するぞ?うちの古泉ほどじゃないが……」

佐々木「そう、だから僕は傍観者でありたいと思っているんだよ。主役どころか、脇役も僕には荷が重い」

キョン「……わからんでもないけどな」

佐々木「だから僕はね、傍観者になりたいんだ。君から話を聞ければそれで良いんだ」

キョン「で、俺に話を聞かせろって?」

佐々木「そうなんだ。出来ればお聞かせ願いたい」

キョン「俺は構わんけどなぁ」

佐々木「これが一番手っ取り早く、適切な立ち位置で君の日常に関与できる方法だと思うんだよ」

キョン「お前も何やら主役に引っ張り込まれそうみたいなのに、余裕だな」

佐々木「くくっ、それを抜きにすれば、彼女達は良い友人だよ」



924: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 19:04:08.32 ID:YTJkCmpe0

佐々木「そして、君が語り部になってもらいたいのだよ。僕の一番の友人である、君にね」

キョン「お前の期待してるような話ができるかはわからんけどな」

佐々木「……それでも、君と話したいんだよ。ここまで言えばわかるかな?」

キョン「俺はそんなに話上手じゃないんだけどなぁ。まぁそれでも良いなら」

佐々木「くつくつ。そうか。ありがとう。君がいつも通りで安心しているよ」

キョン「そうか?」

佐々木「例えばの話だが、君に愛の告白をする女性はなんと言って交際を申し込むのだろうね」

キョン「?」

佐々木「気にしないで良いよ。時々僕がこんな事を言っていたと思い出してくれればそれで」

キョン「すまん、話が見えてこないが、そうするよ」



ペキン!パキ……ポキ……

佐々木「?」



931: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 19:13:48.97 ID:YTJkCmpe0





キョン「そうだなぁ……。じゃあまず、最近経験した奇妙な話でもしようか」

佐々木「ほう、興味深いね」

キョン「最近な、夜になると変な音が聞こえるんだよ」

佐々木「……まさか霊体験かい?」

キョン「あれ、お前怖いの苦手だったか」

佐々木「いや、そういう訳ではないんだ。そもそも霊的なものに対する恐怖感というものはだね、人間の本能に直接……」

キョン「苦手ならやめとくぞ?」

佐々木「……やめ……いや、続けてくれ」

キョン「それでだな、なんだか視線を感じるんだよな。寝てる時も起きてるときも、すぐ近くで誰かに見られてるような」

佐々木「……へ、へぇ……気のせいではないのかい?」



932: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 19:14:31.68 ID:YTJkCmpe0





キョン「そうだなぁ……。じゃあまず、最近経験した奇妙な話でもしようか」

佐々木「ほう、興味深いね」

キョン「最近な、夜になると変な音が聞こえるんだよ」

佐々木「……まさか霊体験かい?」

キョン「あれ、お前怖いの苦手だったか」

佐々木「いや、そういう訳ではないんだ。そもそも霊的なものに対する恐怖感というものはだね、人間の本能に直接……」

キョン「苦手ならやめとくぞ?」

佐々木「……やめ……いや、続けてくれ」

キョン「それでだな、なんだか視線を感じるんだよな。寝てる時も起きてるときも、すぐ近くで誰かに見られてるような」

佐々木「……へ、へぇ……気のせいではないのかい?」



937:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 19:25:21.25 ID:YTJkCmpe0

キョン「それから起きたら着信が非通知で何百件も入ってたりな。まぁこれはだいたい予想はついてるんだが」

佐々木「犯人がわかっているなら注意はしたのかい?」

キョン「いや、そのまま放置してるよ。別に実害もないしな」

佐々木「……僕に言わせれば十分に精神を蝕まれる実害だと思うよ」

キョン「こんなの序の口だ。これは怖いぞ。やめとくか?」

佐々木「さっきも言ったよね?問題ないよ、つづけて」

キョン「起きたらな、ベッドの周りと布団の中が血まみれになってた」

佐々木「……」

キョン「……おい。大丈夫か?顔色わるいぞ?」

佐々木「うん。大丈夫。問題ないよ」

キョン「ホントか?お前まで体調悪いんじゃないんだろうな?ちょっと前髪あげてくれ」

佐々木「えっ……良いよ、そこまでしてくれなくても……」

ぴとっ

キョン「ふん……?熱はないみたいだな」



948: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 19:38:30.58 ID:YTJkCmpe0

佐々木「こんな事を人前で……君は鈍感であるが故の大胆さを持っているね、相変わらずだ」

キョン「は?そういえばお前が前髪かきあげてる顔って珍しいな」

佐々木「そろそろ離してくれるとありがたい。赤面症を患ってしまいそうだ」

キョン「ああ、すまん。ちょっと無遠慮だったな。悪かった」

佐々木「……いや、良いよ。でも、少し気になるんだが」

キョン「うん?」

佐々木「さっきの血のついた制服の話と今の話から察するに……いや、流石にそれはないと思うが」

キョン「なんだよ?何が言いたいんだ」

佐々木「その数々の怪奇現象は、犯人はある程度予測されると思うのだが……」

キョン「ん?おい、なんかキッチンの方が騒がしくないか?」

佐々木「え?」



960: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 19:49:48.18 ID:YTJkCmpe0

佐々木「本当だね。なにかトラブルでもあったのかな?」

キョン「……せっかく喫茶店でゆっくり話してるのに、勘弁してくれよな」

佐々木「血の匂いをぷんぷんさせて来る君が言えた台詞ではないね」

キョン「それを言われるとぐうの音も出ないな」

スタ……

スタ……

キョン「おいおい、まだ騒がしくなってるぞ。一体何があったんだよ。強盗でも入ったか?」

ぽた……

ぽた……

佐々木「ねぇ、キョン。キョン……!涼宮さんは入院中じゃ……!!」

スタスタ……



971: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 20:00:29.66 ID:YTJkCmpe0

ハルヒ「昨日のメール忘れるなって、あれほど言ったじゃない」

ハルヒ「あんだけ注意したのにね。まったく、アンタって奴は本当に馬鹿でどうしようもないわ」

ハルヒ「失敗だったなぁ。昨日のうちにしとけば良かった」

ハルヒ「まったく、自覚のない団員には躾が必要よね」

ハルヒ「うちの団員にちょっかい出す馬鹿には躾なんて必要ないわ」

ハルヒ「誰のものかを教えてあげなきゃ。これは罰よ、うん、罰」

ハルヒ「しょうがないわねぇ、ほんとに。私が居なきゃすぐにふらふらどこにでも尻尾振るんだから」

ハルヒ「鎖とか必要かしら?まぁそれはあとで良いわ。それより今は、しなきゃね」

ハルヒ「ああ、またキョンの手に触ろうとしてる。腰抜けたフリ?醜いのよ」

ハルヒ「……ブツブツ」

ハルヒ「……ブツブツブツブツ」

ハルヒ「…………してやる」



974: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 20:01:53.55 ID:YTJkCmpe0

スタスタ……

キョン「え?ああそうだが……」

スタスタ

佐々木「なんでっ……キョン、逃げっ」

キョン「えっ!?」

たったったったった

佐々木「す、すずみ…………!!包丁、包丁もって……!!!」

たったったったったったったったったったったった

キョン「なっ……おい佐々木、こっちだ!!逃げるぞ!!!」

佐々木「う……こ、腰が……うごけな……」

キョン「行くぞ!!しっかりしろ!!!」






ハルヒ「触るなっっ!!!!!!!!」



977: ◆r3yksmPHg2 :2009/10/09(金) 20:03:32.80 ID:YTJkCmpe0

がばっ!




佐々木「いや……キョン……たすけ……たすけてっ!!いやぁああああ!!!!」




ドスッ




「あ゛っ」



978:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/09(金) 20:03:41.82 ID:B0H1MLeY0

おわっt・・・・・。



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        コメント一覧

          • 1. 名無し
          • 2011年01月17日 21:00
          • キョンみ~キョンに~
          • 2. 名無し
          • 2011年01月17日 21:04
          • どうでもいいがカテゴリがけいおんになってる
          • 3. あ
          • 2011年01月17日 21:07
          • 世界で1番かわいいよ!
          • 4. 名無し
          • 2011年01月17日 21:08
          • 細かいところへのツッコミは抜きにして読ませる文章構成だと思う
            いまから後半読んできます
          • 5. 名無し
          • 2011年01月17日 22:25
          • 読解力がない俺にはわからないところがいろいろあった
          • 6. 以下、VIPにかわりましてショタコンの座標移動がお送りします。
          • 2011年01月17日 22:28
          • ハルにゃんかわいい
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年01月17日 23:05
          • >>775






















            あいしてるわきょん いまからささきころすわよ


            そして>>525の
            >長門「ドアの前に涼宮ハルヒが居たから」

            これが一番ゾクッときた
          • 8. フルメタルバナナ
          • 2011年01月18日 00:57
          • 怖すぎだろ・・・・・・トイレ行けなくなっちった・・・・・・
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年01月18日 01:52
          • ※7
            KOEEEEEE
            まさかの縦読みか
          • 10. あ
          • 2011年01月18日 04:32
          • 5 ハルヒこわっ……
          • 11.  
          • 2011年01月18日 16:40
          • 描写が不足してて分かりづらいとこもあるけど引き込まれるな
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年01月20日 01:16
          • キョンが佐々木をかばって刺されるに30マソ
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年06月22日 21:51
          • >>7
            ひぐらしに似たものを感じる
            アニメから入ったから分からんが、原作を何も知らずにやるとこんな気分になるんだろうな
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年07月03日 23:04
          • 4 ヤンデレ初心者の俺にはちときつかった




            佐々木を知らない俺はどうすれば・・・・
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年01月17日 14:55
          • 4
            ※7
            >>長門「ドアの前に涼宮ハルヒが居たから」
            >これが一番ゾクッときた
            うn・・・
            つうかあの辺のくだりが怖すぎる

            ミヨちゃんの寝坊のやつは伏線だったのかな?
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年12月15日 14:37
          • 3 >>15
            ミヨちゃんはミスリードではないかと予想
            それでも怖い
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月01日 05:34
          • 5 素晴らしい
            こういうSSを待ってたんだよ。
          • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年05月12日 20:10
          • 5 幽霊も怖いが生きてる人間も怖いな。特にヤンデレは…
          • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年06月18日 22:21
          • 5 すごい、いいものを読ませてもらいましたありがとう
          • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年02月04日 04:32
          • こんな時間にヨムベキじゃ無かった
          • 21. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年12月14日 03:04
          • たて読み気づかんかった…ただのヤンデレ長文メールじゃなかったんだな
            よくできてる
          • 22. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年01月20日 02:28
          • 凄い…引き込みが凄い…恐怖が身にしみて来る…
          • 23. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年02月16日 23:08
          • 2009年か、大分古いな。
            なんつーか、怖さも展開もテンポもいまひとつ。描写が薄いというか…
            時代の違い?
          • 24. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年03月31日 23:45
          • ハルヒを敵に回すと世界一怖いな。
          • 25. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2016年02月17日 13:47

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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