翠星石「まーたあのチビ人間は真紅や雛苺ばかり相手にして・・・」

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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 21:26:57.50 ID:G+kki6KV0

雛「JUM遊んでー!」

JUM「今勉強してるんだから後にしてくれよ」

雛「イヤなのイヤなのー!今遊ぶのー!!JUM登りー♪」

JUM「お、おい登るなって!・・・あーもう、分かった分かった。しょうがないなぁ・・・ちょっとだけだぞ」

雛「やったなのー!」

翠(またですぅ、あのチビ人間・・・・・翠星石にはちっともかまってくれないくせに・・・)



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 21:28:36.59 ID:G+kki6KV0

JUM「ほら、もういいだろ?僕は勉強しないと」

雛「うん!ありがとなのー!」

JUM「ふぅ、これでやっと・・・」

真紅「JUM。」

JUM「・・・今度は真紅か。なんだ?」

真紅「窓の外を見たいの。抱っこしてちょうだい」

JUM「は、はぁ?後にしてくれよ・・・」

真紅「下僕が主人に逆らうつもり?いいから抱いてちょうだい」

JUM「あーはいはい・・・わかったよ、まったく・・・」

真紅「いい子ね、JUM」

翠(JUMのヤロー今度は真紅と・・・!翠星石のことは全然抱っこしてくれないくせに・・・
  うぅ・・・ムカつくです!こうなったら翠星石も・・・)



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 21:31:29.45 ID:G+kki6KV0

JUM「ふぅ、やっとひと段落ついたな。ちょっと便所行って来るか」

翠「ま、待つですぅ!」

JUM「ん?なんだよ、性悪人形」

ピタッ

JUM「お、おい、なんだよいきなりくっついてきて」

翠「す、翠星石はリビングに行きたいんですぅ・・・」

JUM「ん?ならいけばいいじゃないか。」

翠「で、ですからその・・・」

JUM「あー、もう駄目だ漏れる。あとにしてくれ翠星石」

翠「あ・・!ちょ、ちょっと・・・」

翠「うぅー・・・なんで分かってくれないですか?JUMのバカ・・・」



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 21:32:23.98 ID:Q6CPHU/L0

翠星石 かわいい



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 21:33:52.23 ID:G+kki6KV0

JUM「ふぅ、今日はここまでにしてネットでもするか・・・」

翠「や、やい!チビ人間!!」

JUM「ん?なんだ、性悪にn

ピュッ!

JUM「う、うわ!何だこれ!?」

翠「水鉄砲です!くらいやがれですぅ!(・・・もうこうなったら雛苺戦法です!無理矢理にでも相手してもらうです!)」

ピュッピュー!

JUM「お、おい・・・やめ・・・!」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 21:36:02.86 ID:G+kki6KV0

翠「えい!えい!」

ドピュドピュ!

JUM「・・・おいやめろよ!なんなんだいったい!なんでいつもこんな嫌がらせばっかりしてくるんだよ!いい加減にしろよ!!」

翠「・・・・わかったです。もういいです!!こんな家出てってやるです!!このチビ!アホ!バーカ!アホ!!スケベェ!メガネ小僧!オタク!メガネオタク!!アホーーーー!!」

ガチャッ!ダダダダ・・・

JUM「あ・・・おい!まったく・・・何なんだ一体?」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 21:40:02.45 ID:G+kki6KV0

ガチャッ

真紅「ちょっとJUM、翠星石が今あわただしい様子で出ていったけど何かあったの?」」

JUM「いや、あいつが嫌がらせしてくるもんだからちょっと怒ったんだけど・・・
    そしたらこんな家出てってやるー!って逆ギレしてきてさ・・・まったく、わけわかんないよ」

真紅「はぁ・・・呆れたわね」

JUM「まったくだよ・・・何考えてんだあいつ・・・」

真紅「・・・JUM、私は翠星石にじゃなくてあなたに呆れてるのよ」

JUM「え!?な、なんでだよ!」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 21:44:42.79 ID:G+kki6KV0

真紅「はぁ・・・ホントに鈍感な下僕ね。いい?翠星石はね、あなたと遊びたかっただけなのよ」

JUM「は、はぁ・・・?」

真紅「あなた、最近全然あの子に構ってあげてなかったでしょう?」

JUM「・・・まぁ、そうだけど・・・でもあいつそんなこと全然言ってこないじゃないか。」

真紅「あの子はああいう性格だから遊んでほしいとか抱っこしてほしいとかそういうことが素直にいえないのよ。
   あなたによく嫌がらせしたりするのもホントは遊んでほしいっていうあの子なりの表現なのよ」

JUM「は、はぁ・・・そうだったの・・・か?」

真紅「そうよ、あなたはもうちょっとそういうことに気付けるようになるべきだわ。」

JUM「うぅ~ん・・・」

真紅「翠星石が帰ってきたら今度からはあの子のこともよく見てあげるのよ。まああの子のことだし明日にでも帰ってくるでしょ」

JUM「あぁ、わかったよ」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 21:48:02.04 ID:G+kki6KV0

トボトボ・・・

翠「はぁ・・・勢いに任せて出てきちまったですけどこれからどうしましょう・・・
  あんまり早く戻るのもアレですし・・・こんなことで蒼星石に頼るのも嫌ですし・・・
  金糸雀の所はマスターが異常ですし・・・はぁ・・」

銀「あらぁ?翠星石じゃなぁい」

翠「水銀燈!?」

銀「なんでこんなところを一人で歩いてるのぉ?」

翠「うっせーです。おめーにゃかんけーねーです!」

銀「なによ、つれないわねぇ。・・・あ、もしかして皆に仲間外れにされたのぉ?ププーッw」

翠「スィドリーム!!!」

ドゴッ!!

銀「ぎゃふっ!?・・・い、いきなりなにするのよぉ!?」

翠「うるせーんですよ!あーイライラするですぅ!!」



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 21:51:08.39 ID:G+kki6KV0

銀「くっ、なんなのよぉ・・・!ちょっとからかっただけなのに・・・もういいわぁ、帰るわぁ」

翠「あ、そうだ・・・ちょっとまちやがれですぅ!」

ガシッ

銀「ヒイィ!?な、なによぉ!離して!離してぇ!私はもう帰るのよぉ!!」

翠「翠星石も一緒に連れてけですぅ!」

銀「は、はぁ!?何言ってるの!?い、いやよぉ!」

翠「翠星石は家出してきたからいくところがねぇんです!いいというまでは・な・さ・な・いぃ~!!ですよ!」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 21:54:00.71 ID:G+kki6KV0

銀「くっ!なんて馬鹿力よぉ・・・このままじゃ服が破けるわ!」

翠「さぁ、どうするですか!?」

ミチッ・・・ギチギチ・・!

銀「わ、わかったわぁ!わかったから・・・離してちょうだい!服が・・・!」

翠「じゃあ泊めてくれるですね?」

銀「チッ、しょうがないわね・・・まったく・・・なんでこんなことに・・・ブツブツ」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 21:57:26.68 ID:G+kki6KV0

銀「・・・ここが私の住処よぉ」

翠「うっわ!ボロっちい教会ですぅ・・・まるで野良犬の住処ですね。今度からノラ銀燈と呼んでいいですか?」

銀「いいわけないじゃない!!あなたあんまり調子に乗ってるとジャンクにするわよぉ!!」

翠「ちょ、ちょっとした冗談ですよ・・・」

銀「まったく・・・まぁいいわ。ほら中に入りなさい」

翠「お邪魔するです・・・中は案外きれいですね」

銀「当たり前よ。誰の家だと思ってるのぉ?」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:00:28.15 ID:G+kki6KV0

ぐうぅ・・・

翠「あ・・・///」

銀「なに?あなたお腹空いてるの?」

翠「そういえばご飯食べてなかったです・・・」

銀「しょうがないわねぇ、じゃあとりに行くわよ」

翠「え?」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:02:30.60 ID:G+kki6KV0

翠「ど、どこにいくですぅ?」

銀「着いたわ、ここよ」

翠「川・・・?」

銀「そうよ、ここで魚を捕るのよぉ」

翠「・・・・ずいぶんとサバイバルな生活してるですね」

銀「う、うるさいわね・・・!さっさと捕まえて帰るわよ!」



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:05:49.08 ID:G+kki6KV0

翠「でも釣竿も何もないですよ?」

銀「そんなまどろっこしいもの必要ないわぁ。私にはこの羽根があれば充分なの。いい?よくみてなさぁい。
  ・・・・はっ!!!」

シュバッ!!

魚「ギョギョーッ!」

ぷかー・・・

銀「ま、ざっとこんなもんよぉ」

翠「す、すっげーですぅ・・・ほぇー・・・」

銀「ほら、あなたもやってみなさい。自分の分は自分で捕るのよ」

翠「は、はいです」



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:09:52.77 ID:G+kki6KV0

翠「ええいコンチクショウ!まったく当たらないですぅ!」

銀「へったくそねぇ・・・w」

翠「う、うるせーですっ!初めてなんだからしょうがないです!もっと羽根をよこしやがれですぅ!」

ブチブチッ!

銀「いたっ!痛い!!やめなさいよ!」

翠「当たれ!当たれ!当たらない!!ムギー!悔しいですぅー!」

銀「はぁ・・・まったく・・・あなたは構えがなってないのよ。こうよ、こう」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:11:21.51 ID:lnEuGkz+0

銀の羽でwwwwwwwwwwwひでぇwwwwwwwwww



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:13:54.85 ID:G+kki6KV0

翠「こ、こうですか?」

銀「そうよ。いい感じよ、そして狙いを定めて・・・今よ!」

翠「とぉりゃぁ!!!ですぅ」

バスッ!

魚「ナン…ダト…?」

ぷかー・・・

翠「あ・・・当たったですぅ!やったですぅ♪」

銀「ふん・・・やればできるじゃないのよ」

翠「なんだか燃えてきたですぅ!もっと羽根よこせです!」

ブッチチチ!!

銀「ぎゃああ!!」



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:14:49.39 ID:VO42fmqx0

銀様涙目wwwwwwww



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:17:55.59 ID:G+kki6KV0

パチパチパチ・・・

翠「いいにおいですぅ・・・ジュルリ」

銀「・・・もうそろそろよさそうね」

翠「いただきますですぅー!」

銀「がっつくんじゃないわよ、はしたないわねぇ」

翠「ムシャムシャ」

銀「ところでなんで家出なんかしてきたのよぉ」

翠「・・・JUMのバカヤローのせいですぅ!」

銀「JUM?・・・あぁ、確か真紅のマスターだったわね」



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:18:25.20 ID:YY5ssVa20

銀様は本当に愛すべき女性



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:20:51.50 ID:G+kki6KV0

翠「そうです!あのチビ人間ときたら・・・雛苺や真紅にばっかりかまって翠星石のことなんてちっとも見てくれないんですぅ!
  翠星石だってドールなんですから・・・もっと遊んだり抱っこしたりしてほしいのに・・・」

銀「はぁ・・・それで家出してきたの?・・・まったく、くだらないわね」

翠「く、くだらなくなんかねーですぅ!」

銀「くだらないわよぉ・・・だいたいねぇ、抱っこなんかしてもらって何が嬉しいのよ。あんなの暑苦しいだけじゃない」

翠「は!?馬鹿いうなです!お前だってドールの端くれなら抱っこくらいしてほしいと思うはずですぅ!」

銀「思わないわよそんなの」

翠「嘘ですぅ!本音を言えです!」

銀「だから思わないってば・・・!そんなことより早く食べないと魚が冷めるわよ!」

翠「ホントだ、やべぇーですぅ!ムシャムシャ・・・」

銀「単純ね」



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:24:17.25 ID:G+kki6KV0

翠「・・・でですねぇ、チビ苺のやつがあんまりにもしつこいもんだから翠星石が釘バットを持ってペチャクチャペチャクチャ・・・」

銀「よく喋る子ねぇ・・・」

翠「・・・で、結局真紅が・・・ちょっと!ちゃんときいてるですか?」」

銀「はいはい、聞いてるわよぉ・・・それよりもう9時よ?」

翠「え?あ、ホントですぅ。もうこんな時間ですぅ」

銀「そろそろ寝るわよ」

翠「そうですね、おやすみなさいですぅ」

銀「おやすみぃ・・・」

バタンッバタンッ



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:28:02.54 ID:G+kki6KV0

ワオーン・・・・ガサッガサガサ!ガサ!

ガパッ!

翠「ちょ、ちょっと水銀燈!!」

ガパッ

銀「なによぉ・・・どうしたの?」

翠「どうしたの?じゃねーです!外から鳴き声とか物音がいっぱいするですよ!?」

銀「この辺は野生の動物が多いからね・・・大丈夫よ、この建物の中に入ってくることはないわぁ」

翠「そ、そーゆー問題じゃないです!不気味なんですよ・・・!」

銀「そんなこと言ったってどうしようもないわよぉ・・・慣れるしかないわ、嫌なら出ていくことね」

バタンッ

翠「あ・・・そ、そんなぁ!・・・うぅ~、もう我慢して寝るしかないみたいですね・・・」

バタンッ



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:31:20.17 ID:G+kki6KV0

翠「・・・・・・」

ギャーギャー!グワッ!・・・ガサガサッ!・・・ファー!ファー!ブリッ!

翠「あぁー!やっぱり無理ですぅ!怖いですぅ・・・」

翠「・・・水銀燈?もう寝ちゃったですか・・・?」

パカッ・・・

銀「すぅ・・・すぅ・・・」

翠「寝てるですね・・・もうこうなったら・・・んしょっ・・・・かなり窮屈ですね・・・」

ゴソゴソ・・・



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:34:45.38 ID:G+kki6KV0

チュンチュン・・・・

銀「ふわぁ・・・もう朝ね・・・ん?・・・・え!?な、なんで翠星石が私の鞄に!?」

翠「ん~・・・おはようですぅ・・・」

銀「お、おはようじゃないわよ!なんであなたが私の鞄に入ってるのよぉ!?」

翠「だ、だって・・・怖かったから・・・」

銀「・・・・まったく、びっくりしたじゃないの」

翠「すまんですぅ・・・」



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:36:57.82 ID:G+kki6KV0

銀「まあいいわ。それよりあなたいつまでここにいる気なの?」

翠「も、もう少しお世話になっても・・・ダメですか?」

銀「・・・・・・勝手にしなさい」

翠「あ、ありがとですぅ!」

銀「・・・ふん」



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:41:09.88 ID:G+kki6KV0

銀「ゴソゴソ・・・よし、これで・・・気付かれないうちに・・・」

翠「あれ?そんな袋持ってどこいくですか水銀燈?」

銀「ギックーン!・・・ちょ、ちょっとその辺よぉ・・・」

翠「・・・怪しいですねぇ。翠星石も連れてってくださいです」

銀「く・・・!この様子じゃダメといってもこっそり付けてきそうね・・・・わかったわ、本当はあんまり連れて行きたくないんだけど・・・ついてきなさい」

翠「はいですぅ!」



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:44:12.62 ID:G+kki6KV0

銀「ついたわよ」

翠「ここは・・・自販機があるだけで何もないですよ?」

銀「この自販機に用があるのよ」

ガサゴソ・・・

翠「な、なにしてるですか!?」

銀「みてのとおり、釣銭を漁ってるのよ。この辺りは酔っ払いが多くてよく釣銭を忘れてくのよ・・・ん?・・・この感触は!
  やったわぁ♪880円もあったわぁ♪きっと1000円札でジュースを買ってお釣りを忘れてったお馬鹿さんがいたのねぇ♪今日はついてるわぁ♪」

翠「・・・・・」

銀「・・・ハッ!?・・・・こ、これだから連れてきたくなかったのよ!・・・///」



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:45:31.75 ID:VO42fmqx0

つり銭wwwwwwwwwwwwwww



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:47:11.16 ID:JxhOz6YkO

銀様の方がかわいそうになってきたww



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:47:20.76 ID:MaZ81i/GO

銀ちゃん…・゚・(つД`)・゚・



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:49:19.64 ID:G+kki6KV0

翠「・・・なんかみちゃいけないものをみちゃったみてーですぅ・・・」

銀「とっ!とにかく!!ついてきた以上はあなたにも手伝ってもらうわよ!」

翠「わかったです。翠星石はどうすればいいですか?」

銀「あなたはあっちのほうのガラクタの山から何か使えそうなものを探してきてちょうだい」

翠「りょーかいですぅ」

銀「あぁそういえば最近ここら辺で変質者が出るらしいから気をつけなさい」

翠「変質者?」

銀「えぇ、小さい子ばかりに声をかけて体を触ってきたり謎の白濁液をかけたりするおじさんが出るらしいわぁ・・・
  まぁもしそれらしいのがいたら逃げなさい」

翠「わかったですぅ」



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:53:40.09 ID:G+kki6KV0

ゴソゴソ・・・

翠「はうー!この置き物・・・かぁいいですぅ・・・」

おじさん「や、やぁ・・!こんなところでなにしてるのかな?お、お嬢ちゃん?」

翠「ひっ!?・・・だ、誰ですか!?」

おじさん「ハァハァ・・・・だ、大丈夫だよ、別に怪しいもんじゃないよ」

翠「ど、どーみても怪しいですぅ・・・!」

おじさん「まぁまぁ・・・そういわずに・・・ね?ほら・・・こっちおいで・・・」

翠「いやああああ!いやあああああ!あっちいけですぅぅ!!」

おじさん「あ、こら!騒ぐな!」



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:56:25.47 ID:G+kki6KV0

翠「ひいいいいい!?こっちくんなです!いやああああああ!」

ダダダダッ!

おじさん「あ・・・まて!逃がさないぞ~うへへへ・・・」

翠「ひぃ・・・ひぃ・・・怖くて・・・うまく走れない・・・」

おじさん「はぁはぁ・・・ほら、追いついたよ?」

ガシッ

翠「いやああああ!さ、さわんな!さわんなですぅ!」

おじさん「この・・・暴れるな!おじさんの言うことちょっと聞いてくれるだけでいいから・・・ね?」



79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 22:59:59.37 ID:G+kki6KV0

銀「ちょっとそこの人間、いったい何してるのぉ?」

翠「す、水銀燈!」

おじさん「ん?君は誰だい・・・?もしかしてこの子のトモダ

チーン!

おじさん「ひんぎゃあああああ!?」

銀「ふん、股間を蹴っ飛ばしたくらいでそんな情けない声出すなんてホントに人間のオスは貧弱ねぇ。・・・大丈夫?翠星石」

翠「な、なんとか・・・大丈夫ですぅ・・・」



84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:03:08.02 ID:G+kki6KV0

おじさん「こ、このォ!よくも・・・!」

銀「黙りなさい!!」

チンチーン!グチャッ!

おじさん「wrlk;あfん;---!?・・・・ヒュッ・・・ヒュッ・・・」

銀「ふん、もう終わり?つまんなぁい。有り金はすべてもらっていくわよ・・・ひぃ、ふぅ、みぃ・・・あらぁ5万もあるじゃない!今日は本当にツいて・・・」

翠「水銀燈ぉーーーーー!!」

ガバッ!

銀「す、翠星石!?・・・ちょ、ちょっとぉ・・・・!離して・・・」



86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:06:23.46 ID:G+kki6KV0

翠「怖かったです・・・怖かったですぅ!うわああああああああああああん!!」

銀「ちょ!なんで泣くのよぉ・・・!こ、こういうときはどうすればいいのかしら・・・」

翠「びえええええ!うええええ・・・ひっぐすっ・・・」

銀「え、えーと・・・よしよし・・・怖かったわねぇ、もう大丈夫よぉ・・・ほら泣き止みなさい」

ナデナデ

翠「・・ひっく・・・ぐすっ・・・はいですぅ」

銀「・・・まったく・・・なんで私がこんなこと・・・」



91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:08:23.21 ID:G+kki6KV0

銀「・・・そろそろ落ち着いた?」

翠「はいですぅ・・・でももうここにはいたくないです・・・帰りたいですぅ」

銀「そうねぇ・・・もう十分お金も集まったし・・・でも帰る前にちょっと寄って行きたいところがあるのよ。いい?」

翠「別に構わないですけど・・・」



93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:12:28.78 ID:G+kki6KV0

病院

銀「はぁい、めぐ。」

めぐ「あ、水銀燈!今日も来てくれたんだ!!」

銀「ふん、あなたが毎日来いってうるさいから仕方なくきてやってんのよ」

めぐ「ふふ、ありがとう。・・・あれ?その後ろにいる子は?」

翠(ビクッ!)

銀「この子は・・・ローゼンメイデン第3ドール翠星石よぉ。いろいろあって今行動をともにしてるのよ」

めぐ「へぇー・・・翠星石っていうんだ!ねぇ、こっちにおいでよ」



97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:15:58.78 ID:G+kki6KV0

翠(ビクッ!)ササッ!

銀「・・・あぁそういえばあなたは人見知りが激しいんだったわね」

めぐ「大丈夫よ。怖くないから。ほら、リンゴ!食べる?」

翠「・・・・」

ササッ!パクッ

めぐ「キャー!カワイイー♪」

銀「まったく・・・リンゴくらいでギャーギャーうるさいわねぇ・・・ほら、あなたも一応お礼くらい言っときなさい」

翠「・・・・あ、ありがとですぅ・・・病気人間」

めぐ「うふふ・・・どういたしまして♪」



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:21:15.87 ID:G+kki6KV0

一時間後・・・

翠「それでですねぇペチャクチャ」

めぐ「あら、そうなのペチャクチャ」

銀「いつの間にかすっかり仲良くなってる・・・意外と気が合うみたいねぇあの二人」

翠「それにしてもこのリンゴ美味しいですねぇ♪パクパク・・・」

めぐ「ふふ、まだいっぱいあるから遠慮しないで食べてね」

銀「ちょっと翠星石。あなた口元にリンゴのカケラがついてるわよ」

翠「あ、ホントですぅ」

銀「まったく・・・あなたも薔薇乙女ならもうちょっとお行儀よく食べなさい」

めぐ「ふふ♪」

銀「な、なに笑ってるのよ!めぐ!」



106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:24:32.63 ID:G+kki6KV0

めぐ「だって・・・さっきから見てると水銀燈、お姉さんみたいなんだもん♪」

銀「な!?バ、バカなこと言わないでちょうだい!///私は別にそんなんじゃ・・・!!」

めぐ「照れてる水銀燈・・・可愛い♪」

銀「ちょ、ちょっとめぐ!いい加減にしなさい!だいたいあなたはいつもいつも・・・・・・グチグチグチグチ」

めぐ「うふふ・・・本当に水銀燈は面白いわね」

翠「・・・あの水銀燈が遊ばれてるですぅ・・・なかなかやるですねこの人間・・・」



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:27:45.24 ID:G+kki6KV0

銀「まったく!もういいわ!帰るわよ翠星石!」

翠「あ、はいですぅ」

めぐ「またきてね、水銀燈。翠星石も♪」

翠「今度は他の姉妹達も連れてきてやるですよ!それまで死ぬんじゃねーですよ!」

銀「ふん、ほら行くわよ」

翠「あばよーです」

めぐ「うふふ、バイバイ」

ヒューン!

めぐ「・・・・死ぬな・・・か」

めぐ「私も・・・もう少し頑張ってみようかな・・・」



110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:30:46.81 ID:G+kki6KV0

教会

翠「はふ~・・・今日は疲れたですぅ~・・・」

銀「まぁ、あんなことがあったからねぇ・・・」

翠「うぅー、もう思い出したくねーですぅ・・・そんなことより腹減ったです」

銀「そういえばすっかり忘れてたわぁ・・・実は何も用意してないのよ。二日連続で魚もアレよねぇ・・・」

翠「なら今日は翠星石が作ってやるですよ!」



113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:33:37.13 ID:G+kki6KV0

銀「え?あなた料理なんてできたのぉ?」

翠「のりに教えてもらったですぅ!」

銀「でも材料も何もないわよぉ?」

翠「大丈夫ですぅ!実は家を出てくるとき色々持ってきたんですよ」

銀「ふぅん・・・まぁそこまで言うんなら今日はあなたに任せるわぁ・・・」

翠「任せろですぅ!」



115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:37:25.34 ID:G+kki6KV0

翠「出来たですぅ!」

銀「これは・・・ふぅん、見た目はまぁまぁですぅ」

翠「のりから教えてもらった花丸ハンバーグですよ!召し上がれですぅ!」

銀「いただきまぁす・・・パク、モグモグ・・・」

翠「ど、どうですか・・・?」

銀「・・・・なかなかおいしいじゃない・・・パクパク」

翠「ホントですか!?はぁ、良かったですぅ・・・実はその肉、常温で鞄に入れっぱなしにしといたからちょっと腐りかけてたみたいなんですよ!」

銀「ポヒェッ!・・・ちょっと!なんてもの食べさせるのよ!!」

翠「まぁ大丈夫ですよ、肉は腐りかけが一番おいしいって言いますし・・・それに翠星石たちはドールなんですからそんなのかんけーねーですぅ。味さえ良けりゃいーんです
  パクパクモグモグ・・・」

銀「まぁ考えてみればそれもそうよねぇ・・・パクパク」



118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:40:35.24 ID:G+kki6KV0

スマン>>115訂正

×→銀「これは・・・ふぅん、見た目はまぁまぁですぅ」

○→銀「これは・・・ふぅん、見た目はまぁまぁね」



116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:38:29.66 ID:MaZ81i/GO

ポヒェッwwwww



120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:41:50.90 ID:G+kki6KV0

翠「ふわぁ・・・もう9時ですね」

銀「そろそろ寝るわよ。・・・一応言っておくけど昨日みたいに私の鞄に入ってこないでよ」

翠「わ、わかってるですよ・・・」

銀「・・・ふん、まぁでも・・・・鞄を隣にくっつけて寝るくらいなら・・・構わないわよ」

翠「ホ、ホントですか?ありがとですぅ!」

銀「・・・ふん」



122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:43:49.54 ID:G+kki6KV0

JUMの家

JUM「翠星石のやつ・・・帰ってこなかったな」

真紅「そうね・・・てっきりすぐ戻ってくるものだと思っていたんだけど・・・」

JUM「クソ・・・!なにやってるんだよアイツ、心配かけさせやがって・・・」

真紅「明日、蒼星石たちに協力してもらって探しましょう。」

雛「ヒナもヒナもー!」

真紅「えぇ雛苺も。みんなで探せばきっとすぐ見つかるわ。大丈夫よJUM」

JUM「あぁ・・・」



125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:46:41.27 ID:G+kki6KV0

翌日

翠「おはよーですぅ!」

銀「おはよぉ・・・私はちょっと出かけて来るわ」

翠「そうですか。翠星石は昨日ので懲りたから今日はじっとしてるです」

銀「そう。・・・部屋とかあんまり荒らさないでよぉ」

翠「大丈夫ですぅ、任せとけですぅ!」

銀「じゃあいってくるわぁ」

翠「いってらっしゃいですぅ」

翠「さてと・・・・部屋でも荒らすですか」



128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:50:08.55 ID:G+kki6KV0

ゴソゴソガサゴソ

翠「なんか面白いものないですかね~・・・ん?これは!」

翠「水銀燈の日記発見ですぅ!・・・どれどれ」

○月×日 晴れ

暇だから今日から日記でもつけてみることにしたわぁ。でも日記って何を書けばいいのかしら。
今日の出来事を書けばいいのよねぇ・・・えーと今日は朝7時に起きて朝食を食べたわぁ。それから
7時30分に後片付けをして8時に野良猫に餌をやって8時30分に出掛けて~・・・・グダグダグダ~・・・・

翠「細かっ!この調子で5ページまで埋まってるですよ・・・まだ一日目なのに・・・え~次のページは・・・」



131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:51:54.64 ID:G+kki6KV0

ペラッ

○月△日

今日は朝起きて
出掛けて
夜帰ってきたわぁ

翠「え?こ、これだけ・・・?典型的な3日坊主ですねこりゃ・・・えーと次のページは・・・」



134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:54:11.74 ID:G+kki6KV0

ペラッ

なんかムカつくから真紅の悪口でもかいてやろうかしら
真紅のバカ、アホ、短足、怪人赤マント、ムック、ケチャップ、大量出血、グチグチグチグチ・・・・

翠「もうこりゃ日記と呼べる代物ではないですね・・・えーと次のページは・・・もう何も書いてないですね・・・なんかひどいもん見ちまったです」



136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 23:57:34.22 ID:G+kki6KV0

翠「他に何かないですかねー・・・」

ゴソゴソ

翠「ん?これは!・・・ゲームボーイ?」

翠「ははーん、いつも一人でどんなことをしてるのかと思ったら・・・こんなことして暇つぶしてたんですね
  え~ソフトは・・・カービィにクレヨンしんちゃん・・・ドラクエモンスターズにドクターマリオ・・・けっこう色々あるですね・・・
  えー、今ささってるソフトは・・・ポケモンですね」

翠「あ!そういえば翠星石も確かJUMから奪ったやつが鞄の中に・・・ゴソゴソ・・・あったですぅ!」

銀「ただいまぁ~・・・」

翠「あ・・・ちょうどいいところに・・・やい水銀燈!!」

銀「な、なによ」

翠「勝負しやがれですぅ!」

銀「え!?」



137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:00:18.88 ID:oPO2lZFG0

その頃、JUMたち

金「どこにもいないかしら~・・・」

蒼「ボクのほうも・・・翠星石が行きそうなところはだいたい行ってみたんだけど・・・」

雛「ヒナもダメなのー・・・」

真紅「どこにいるのかしら翠星石・・・JUM、体力は大丈夫?」

JUM「あぁ、最近は図書館へよく行くようになったからこれくらいは・・・」

真紅「そう、じゃあもうちょっと範囲を広げて・・・」

蒼「ちょっと待って!今・・・少しあっちのほうから翠星石の匂いがした・・・!」



143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:03:43.78 ID:oPO2lZFG0

JUM「ホントか!?ってなんでそんなのわかるんだよ。僕は何にも匂いなんて感じないぞ」

蒼「ボクはローゼンメイデン一鼻が利くからね」

JUM「へぇ~、そんなの初めて聞いたぞ」

蒼「まぁ普段は使わないから言う必要もないかと思って」

金「ちなみにカナはローゼンメイデン一耳がいいかしらー!」

JUM「ふーん。ローゼンメイデンってそんな能力もあるのか。雛苺もなにかあるのか?」

雛「ヒナはねー!ローゼンメイデン一握力が強いのー!」



150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:06:27.51 ID:oPO2lZFG0

JUM「はぁ?ホントかよ。信じられないな。どうせ苺大福を潰せるくらいだろ」

雛「あー!JUMったら雛のことバカにしたのー!そこまでいうなら見せてあげるのー!よーく見てるのよー!」

ガシッ!

JUM「おいおい、そんな鉄柱潰せるわけ・・・」

雛「ムムムムムム・・・」

ゴッキ!メキメキメキ・・・!

JUM「え・・・?」

雛「フンハッ!!」

バッキャム!!

JUM「は・・・はは・・・マジかよ」

雛「どうなのー?これでわかってくれたー?」

JUM「充分わかったよ・・・」



160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:09:58.89 ID:oPO2lZFG0

真紅「そんなくだらないことしてないで早く行くわよ」

JUM「・・・なぁ真紅はどんなことができるんだ?」

真紅「え!?べ、別に私のはいいじゃない・・・!」

JUM「そんな言い方されると気になるだろ」

真紅「気にしないで!ほら早く行かないと・・・」

金「オッホン!カナが教えてあげるかしら!真紅はねー、ローゼンメイデン一立ち幅跳びの距離がすごいのかしr

バッチコーン!

金「ぎゃふん!」

真紅「余計なことは言わなくてよろしい!」



166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:13:16.44 ID:oPO2lZFG0

JUM「立ち幅跳び・・・他のと比べると地味でかっこ悪いな」

真紅「くっ!・・・これだから知られたくなかったのよ!」

雛「真紅はすごいのよー!足がグググッ!と膨らんでねー・・・」

真紅「ちょっと雛苺!黙りなさい!」

蒼「ねぇ早く行こうよ」



169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:14:26.07 ID:/1e3nJIjO

俺ローゼン見た事ないんだが、面白さを産業で



171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:15:35.36 ID:oPO2lZFG0

蒼「すんすん・・・だんだん近くなってきたよ」

JUM「本当か?」

蒼「うん。多分もうそろそろ・・・・!?・・・これは!?」

真紅「どうしたの蒼星石?」

蒼「かすかにだけど・・・水銀燈の匂いも一緒にする!」

真紅「何ですって!?」

JUM「おいおい、まずいんじゃないのか・・・」

金「とにかく急ぐかしらー!」



174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:18:02.31 ID:oPO2lZFG0

教会

蒼「間違いない・・・!ここから二人の匂いがするよ・・・雰囲気から察するにここは水銀燈の住処だね」

真紅「ずいぶんボロッちいわね。まるで野良犬の住処じゃない。今度から水銀燈のことはノラ銀燈と呼びましょう」

金「シッ!・・・なにか聞こえるかしら・・・!」

蒼「ホント?」

金「どうやら会話してるみたいなのかしら・・・!」


・・・ここまでよく粘ったけど・・・もう終わりよぉ・・・
ひぃぃー・・・・やめてくださいですぅ・・・・


金「た、大変かしらー!翠星石が襲われてるかしらー!」

JUM「なんだって!?」

真紅「みんな突撃よ!!」



180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:23:05.43 ID:oPO2lZFG0

教会内

翠「いやあああ!翠星石のオドシシが!」

銀「ふふ、私のパウワウは最強よ!これで私の10連勝ねぇ♪」

翠「チクショー!今のは絶対いけると思いましたのにぃー!」

銀「まだまだ甘いわn

ドッカーン!!

銀「な、なに!?」

翠「な、なにごとですか!?

真紅「水銀燈!覚悟しなさい!」

銀「し、真紅たち!?なぜここに・・・!」



185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:25:12.67 ID:oPO2lZFG0

真紅「うるさいのだわ!問答無用よ!雛苺!水銀燈を捕まえなさい!」

雛「りょーかいなのー!」

真紅「金糸雀と蒼星石は今の内に翠星石を助けて!」

蒼「了解!」

金「かしらー!」

銀「え!?なに!?なんなのよいったい!?」



189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:28:05.33 ID:oPO2lZFG0

ガシッ

雛「捕まえたのよー!」

銀「はっ!離しなさい・・!いた、いたたたたた!!」

雛「ヒナは掴んだ獲物は絶対離さないのよー!」

ギリギリ・・・!

銀「くっ!なんて握力・・・!」

真紅「でかしたわ、雛苺!」



194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:31:10.50 ID:oPO2lZFG0

蒼「真紅!翠星石はどうやら大丈夫みたいだよ!」

金「頭ー!」

真紅「わかったわ!・・・雛苺、そのまま水銀燈をおさえてるのよ!」

雛「はいなの!」

真紅「覚悟しなさい水銀燈!絆の力を味わうがいいわ」

グッ!グググググ・・・

銀「な、なにするつもりよ!?」

真紅「喰らいなさい!これが絆立ち幅跳びよ!!」

ピョイ~ン!ズドンッ!

銀「ぎゃああああああ!!」



195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:31:36.71 ID:iRRm7U460

おいw



197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:32:25.13 ID:mXoMtoAQO

真紅www



203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:35:03.34 ID:oPO2lZFG0

燈・・・銀燈・・・水銀燈!

銀「ん・・・私はいったい何をして・・・」

蒼「あ、良かった!気がついたみたいだよ」

銀「ハッ!・・・あ、あなたたち!さっきはよくも・・!」

蒼「ごめんね水銀燈・・・僕たちてっきり君が翠星石を襲ってるものだと思って・・・」

銀「それにしてもやりすぎよぉ!」

真紅「ごめんなさい。ホントに悪かったと思ってるわ」

銀「ふん!いくら謝っても絶対許さないわ!」



204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:37:24.98 ID:oPO2lZFG0

真紅「えぇ。言葉だけで許してもらえるとは思ってないわ。だからあなたが気絶してる間にお詫びの品を持ってきたのだわ。はい」

銀「ふん!どんなものをもらったってこの怒りは・・・え!?・・・こ、これは!くんくんDVDBOX!?」

真紅「初回限定版よ」

銀「な、なんですって!?」

真紅「どう?これで許してもらえないかしら」

銀「・・・・ふ・・・ふん!今回だけよ!特別よ!」

真紅「許してくれるのね。ありがとう。(実はそれの中身はホモビデオなんだけどね)」

蒼「良かった。なんとか丸く収まったね」



205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:38:28.48 ID:QkNtoTyY0

ひでぇええええええええええ



209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:38:56.56 ID:XfT94z0uO

真紅外道wwwwwww



213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:39:52.74 ID:oPO2lZFG0

真紅「それにしても水銀燈・・・」

銀「・・・なによ」

真紅「まさかあなたが翠星石の面倒を見てあげてるなんて思ってもみなかったわ」

銀「こ・・・これは!口の軽そうな翠星石を利用してあなたたちの情報を探ろうとしてただけよ・・・!」

真紅「ふふ、まあそういうことにしとくわ・・・とにかくありがとう、水銀燈」

銀「べ、別にあなたにお礼を言われる筋合いは・・・そ、そんなことよりその翠星石はどこ行ったのよ」

蒼「それが・・・JUM君の顔を見たとたんあっちの部屋に閉じこもっちゃって・・・」



215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:40:45.00 ID:SqajzMpv0

ところで、立ち幅跳びってなに



217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:41:33.02 ID:iRRm7U460

>>215
ググれカス



221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:43:20.44 ID:oPO2lZFG0

JUM「おい翠星石。そろそろ開けてくれよ。一緒に帰るぞ」

翠「・・・」

JUM「おい・・・」

翠「・・・勝手に一人で帰りやがれですぅ」

JUM「なに言ってるんだよ。お前をおいてったら意味がないだろ?」

翠「・・・うるせーです!お前には真紅や雛苺がいるじゃねーですか・・・どーせ翠星石なんていなくても・・・」

JUM「バカ!」

翠「な・・!?」

JUM「このバカ!いなくていいわけないだろ!?だったらこんな所まで探しに来ないよ!」

翠「J・・JUM・・・・・・だったらなぜいつも雛苺や真紅にばっかり・・・」



223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:45:31.87 ID:oPO2lZFG0

JUM「それは・・・僕、鈍感だからお前の気持ちなんて全然知らなかったんだよ・・・ごめんな・・・これからはちゃんと
    お前のことも相手してやるから・・・な?出てこいよ」

翠「・・・」

ガチャッ

JUM「翠星石・・・!」

翠「・・・・抱っこ」

JUM「え?」

翠「・・・翠星石のことバカって言った罰ですぅ・・・抱っこして家まで連れて帰れです」

JUM「・・・あぁ、わかったよ。ほら」



229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:48:00.67 ID:oPO2lZFG0

翠「JUM・・・・・あったかいですぅ・・・」

雛「あー!翠星石ズルいのー!!ヒナもヒナm

ガシ!

雛「モガッ!?」

蒼「空気読めよクソ苺が」

雛「ご、ごめんなさいなの・・・」

真紅「どうやら一件落着みたいね」

金「かしらー!」



234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:50:06.89 ID:oPO2lZFG0

JUM「じゃあそろそろ帰るか」

翠「あ・・・水銀燈!」

銀「・・・なによ」

翠「その・・・いろいろとありがとです!この恩は一生忘れないです」

銀「ふん、おおげさね・・・」

翠「また遊びにきたりしても・・・いいですか?」

銀「・・・勝手にしなさい」

翠「わかったですぅ!じゃあまた近いうちにくるですよ!あばよですぅ!」

真紅「じゃあね、水銀燈」

蒼「僕たちも時々遊びにくるね」

雛「バイバーイなのー!」

金「かしらー!」



240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:53:52.40 ID:oPO2lZFG0

銀「ふぅ・・・やっと帰ったわね」

銀「なんだかずいぶん静かになっちゃったわね・・・・」

銀「・・・・・めぐのところにでも行こうかしら」

病院

めぐ「あれ?こんなにはやくに来てくれるなんて珍しいわね水銀燈」

銀「ふん・・・ちょっとした気まぐれよ」

めぐ「ふぅん・・・ところで翠星石は?」

銀「あの子ならもう元の家に戻ったわよ」

めぐ「あー、水銀燈一人になって寂しくなっちゃったからいつもよりはやくきたんだ♪」

銀「ち、違うわよ!何言ってるのよ!ジャンクにするわよぉ!」



241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:56:05.16 ID:FVnaqSn6O

銀ちゃん‥‥‥



242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:57:17.14 ID:oPO2lZFG0

めぐ「うふふ、冗談よ♪ごめんね。リンゴ食べる?」

銀「別にいらないわ・・・それよりちょっとお願いがあるんだけど・・・」

めぐ「お願い?いったいなに?」

銀「その・・・ちょっと・・・・・っこ・・・・してほしいんだけど・・・」

めぐ「え?ごめんなさい・・・よく聞こえなかったわ」

銀「だ、だから・・・!抱っこよ、抱っこ!///」

めぐ「だ、抱っこ?抱っこって・・・あの抱っこ・・・?」

銀「そ、そうよ!悪い!?」

めぐ「・・・うふふ、全然そんなことないわよ。ほらこっち来て」

銀「・・・」

ソソソッ



243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:57:54.95 ID:+gvq4gER0

この銀様かわいいな・・・



245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 00:58:59.19 ID:oPO2lZFG0

めぐ「はい抱っこ♪」

ぎゅっ

めぐ「どう?」

銀「・・・まぁまぁね・・・」

めぐ「・・・そう♪」

銀(めぐ・・・あったかい・・・まぁ、たまにはこういうのも悪くないかもね・・・)



248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 01:01:26.37 ID:oPO2lZFG0

めぐ「うふ、うふふふふふふふふふふ」

銀「めぐ・・・・?」

めぐ「うふ、うふふ、うふあははは!あはははははははは!」

銀「ちょ・・・ちょっとめぐ!なんで笑ってるのよ!?

めぐ「だって・・・水銀燈がとうとう私に体を許してくれたんだもん!うれしくて自然と笑いが出てくるわ!」

銀「な、なに言ってるの!?私は全然そんなつもりは・・・」

めぐ「えい♪」

プニ!

銀「ひぃ!?ど、どこ触って・・!?」

めぐ「それそれ♪」

さわさわ

銀「んぅっ・・・!・・・くふっ!や、やめて!」

めぐ「水銀燈ったらずいぶん敏感なのね♪うふふ!今夜は寝かさないわよぉー!!」

銀「い、いやああああああああああああ!!」

終わり



249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 01:01:55.91 ID:iRRm7U460

え?



250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 01:02:09.31 ID:NR6bJz5j0

ちょwwww



251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 01:02:15.41 ID:VmpVRE3L0

        |            `ヽ、      _ .. -―===‐-  .._     、ミ川川川彡
        |              \  , ≠-―――- .._    \  -ミ       彡
       , -┴==――-  .. _        〉'´       、   `ヽ     ヽ三   ギ  そ  三
.    //´             、 、 /   、 \     \    ヽ.  三.  ャ  れ  三
    { /   , -‐ァ===‐- .._   ヽ ∨  / 、\ \    \    ヽ 三   グ  は  三
    \/  /   /, {     `ヽ  !   /  }ヽ. ヽ、 ヽ、__ ..二、    三.   で       三
     , '   , '    // ハ   |  ト、 |l   {  /二ヽ `¨¬x=-ミ_‐┐  三   言  ひ  三
   /   /_, / //∠=ヽ、 }   lハlハ   イィ::f_} \  ´ vイ} ´ /}   三    っ  ょ  三
    l / { ,ィf´ ノノ 7f_j`ゞV   } |__ハ  {` ゙ー'   `   ̄  ノ,′ /三.   て   っ  三
   j∧ 「{kツ     ゙ー'  /   ,′厂´ \ ヽ、  `      u   /   イ 三   る  と  三
      ヽ{   `    u. ノ   / /    {{爪    -:‐   ー=彡イ /  三  の   し  三
       八   ´`     ー=イ  fl /      {  \      ..:::::::::〈 /   三   か  て  三
      ハ\     ...::::::|  jハ{     { + \__..:::::::::::::::::∨ ┼ 三  !?    三
        \{` ー‐、.:::::::::::| /         { + } / ∧:::::,. -‐/    〃彡      ミ
           `    」::::::/j /\       /{ + } ≠x 〉´  / + 〃r 彡川川川ミ
          /x=く  ´ _f~、      / /Y´‐}  〃}}、 /´ ̄ Y 〃 ノ ハ \ \
         f^ア 〃ノハ ヽ  ノメ~ヽ   / / { ニ} {{ 〃}} {二  | 〃f´ /  }  ヽ



253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 01:02:55.22 ID:MaweK6/N0

これは乙



254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 01:02:56.67 ID:FVnaqSn6O

かわいいなwww



259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 01:05:53.88 ID:oPO2lZFG0

終わらせ方全然考えてなかったからすげー適当になったw
読んでくれた人ありがとう。おやすみー



260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 01:05:54.32 ID:NR6bJz5j0

なにはともあれ乙



266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 01:31:02.24 ID:DIBrsNCJO

ふぅ……



268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 01:34:17.39 ID:wkV6oKcq0





276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/22(水) 05:32:22.60 ID:ZItShg7oO





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         コメント一覧 (8)

          • 1.  
          • 2011年01月18日 17:13
          • 病気人間ワロタ
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年01月18日 18:58
          • いいね
          • 3. 酸化
          • 2011年01月18日 19:37
          • 銀さまかわいい
          • 4. 港区
          • 2011年01月18日 20:51
          • 銀ちゃんはローゼン一可愛いよ
          • 5. あ
          • 2011年01月18日 22:36
          • たまご焼きの扱いwww
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2011年05月05日 01:31
          • 翠の「…抱っこ」で5回ぐらい悶え死んだ
          • 7. た
          • 2011年10月29日 10:45
          • ええのう
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2012年11月24日 14:23
          • いい銀様

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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