ルルーシュ「闇の帝王だと?」その1
- 2010年09月15日 19:10
- SS、コードギアス 反逆のルルーシュ
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 19:37:56.27 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「スザク、ここはどこだ」
スザク「わからない、どこか外国みたいだけど…」
ルルーシュ「ダモクレスはどこに行ったんだ。なぜ俺達は駅にいる」
スザク「わからないよ。ちょっと聞いてみよう」
ルルーシュ「待てスザク!これはシュナイゼルの罠かもしれん…っておいスザク!」
スザク「すみません、これ皆さんどこへ向かうんですか?」
???「えっホグワーツだけど…君は違うの?」
スザク「ホグワーツ?」
???「ホグワーツ」
スザク「…?」
???「僕達の学校だよ!あ、君もしかして新入生?」
ルルーシュ「おいスザク、勝手にいなくなるな!」
スザク「あ、ルルーシュ」
???「とにかくもうそろそろ汽車が出発するから乗った方がいいよ」
???「ハリー!早く来いよ!」
ハリー「あ、うん今行くよ!あれ友達のロンっていうんだ。じゃ、学校でね!」
スザク「あ…どうするルルーシュ」
ルルーシュ「どうするもこうするも、一体何を話してたんだ」
スザク「この汽車はホグワーツっていう学校に向かうらしい」
ルルーシュ「ほう」
スザク「ここにいる人達はみんなホグワーツってところに行くみたいだ」
ルルーシュ「で、つまり俺達も行こうってことか」
スザク「ああ、こんな駅でぐずぐずしてるよりは何か行動した方がいいだろう」
ルルーシュ「ふむ…しかしだからといって知らない場所から知らない場所へ知らない奴らと共に行くのか?」
スザク「じゃあここでじっとしてるの?」
ルルーシュ「そうは言っていない、少し考えてから行動s」
スザク「あっ出発しちゃうよほら早く!」
ルルーシュ「あ、おい!…はあ」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:00:06.60 ID:dH4itbr10
スザク「ルルーシュ早く!」
ルルーシュ「待てこの体力馬鹿…!」
スザク「ふーぎりぎりセーフだね!」
ルルーシュ「はぁ、はぁ、」
スザク「とりあえず座ろうか」
ルルーシュ「ああ…」
スザク「んーどこもいっぱいだな…あ、あったあった」
ルルーシュ「ふう…なんだこの列車、乗客全員がそのホグワーツとかいう学校の生徒なのか」
スザク「そうなんじゃない?」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:01:12.15 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「大人数が一斉に列車に乗り込み学校という名の施設へ移動…」
スザク「どうしたのルルーシュ」
ルルーシュ「もしもこれがシュナイゼルの罠で、これらのことがダモクレス内で起きているとしたら…」
スザク「ルルーシュ」
ルルーシュ「だとしたら俺達は奴らの手の内に…!おいスザク!ランスロットはどうした!」
スザク「ルルーシュ落ち着いて」
ルルーシュ「落ち着いていられるか!武器も何も持っていない状態で攻撃されたら一たまりもないぞ!」
???「どうしたの?」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:24:34.48 ID:dH4itbr10
スザク・ルルーシュ「「誰だ!」」
ルーナ「クィブラーいる?」
ルルーシュ「何…!?」
ルーナ「クィブラー。お父さんが作ってるんだ」
スザク「それは何の雑誌なんだい?」
ルーナ「今はひたすらしわしわ角スノーカックを追いかけてるよ」
スザク「そうなんだ」
ルルーシュ「…?それは何だ、どこの軍事組織だ!」
スザク「だからルルーシュ落ち着いて」
ルーナ「次の休暇には私も連れて行ってもらうんだ」
スザク「そうなんだ、じゃあ1冊もらえるかな?」
ルーナ「はい」
スザク「ありがとう」
ルーナ「じゃあ」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:28:13.56 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「おい貴様待て!」
スザク「ルルーシュ!普通の女の子だよ」
ルルーシュ「なぜわかる…!」
スザク「なぜって…ん、なんだこれ」
ルルーシュ「どうした」
スザク「この雑誌…」
ルルーシュ「…!見せろ」
スザク「あ」
ルルーシュ「な、なんだこれは…」
スザク「ははは、なんか凄くファンタジックな子なんだね」
ルルーシュ「おのれシュナイゼル…馬鹿にするのも大概にしろ…!!!」
スザク「落ち着いて」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:35:07.23 ID:kDT9N63h0
マルフォイ「ドラコ・マルフォイが命じる・・・ポッターは黙るフォイ!!!」
387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/13(月) 02:25:13.81 ID:73u0bGLR0
>>11
387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/13(月) 02:25:13.81 ID:73u0bGLR0
>>11
387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/13(月) 02:25:13.81 ID:73u0bGLR0
>>11
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:35:52.06 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「おいスザク」
スザク「なに?」
ルルーシュ「この列車に乗り込んでからどのくらい時間が経つと思う」
スザク「うーん…2時間くらいかな」
ルルーシュ「3時間だ」
スザク「そっか」
ルルーシュ「この列車は一体どこに向かってるんだ…!」
スザク「ホグワーツ」
ルルーシュ「ホグワーツとはなんなんだ」
スザク「学校だよ」
ルルーシュ「何の学校だ」
スザク「わからないよ」
ルルーシュ「ではこの列車は一体どこに向かっt」
スザク「わかった、わかったよ。ちょっと聞いてみよう」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:39:16.99 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「誰に聞くというんだ」
スザク「次に通路を通った人に聞いてみよう」
ルルーシュ「シュナイゼルの手駒だぞ」
スザク「まだわからないじゃないか」
ルルーシュ「あ、きたぞ」
スザク「よし…あの、すみm」
ルルーシュ「おい貴様、何を企んでいる」
スザク「えー…」
マルフォイ「なんだと?」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:48:09.59 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「貴様らは誰の命令で動いているのかと聞いているんだ、言え」
スザク「ちょ、ルルーシュ!」
マルフォイ「誰に向かって口を聞いてるんだ?貴様」
ルルーシュ「貴様こそ誰に向かって口を聞いているのかわかってるのか?」
マルフォイ「な、なんだお前、僕の父上が黙ってないぞ」
ルルーシュ「父上…そうか貴様の父親は権力者なのか」
マルフォイ「知らないのか?」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:51:02.47 ID:GYex+7kO0
大抵はスザクが空回りしてるからルルが空回りで暴走してるのは珍しくていいな
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:58:48.68 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「なるほど、それでは貴様の父親はどこにいる」
マルフォイ「それが貴様に何の関係がある?」
ルルーシュ「質問しているのはこっちだ」
マルフォイ「お前何様のつもりだ?」
ルルーシュ「お前こそ何様のつもりだ?」
マルフォイ「あまり舐めた口をきくな、自分の父親を社会の除け者にされたくなければな」
ルルーシュ「父親など既にこの手で消した」
マルフォイ「えっ」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:08:01.67 ID:dH4itbr10
スザク「二人とも落ち着いて」
ルルーシュ「スザク、やはり何かがおかしいぞ!」
マルフォイ「おかしいのはお前の頭だろう」
ルルーシュ「なんだと?父親に頼ることしかできないような出来損ないに言われたくはない」
マルフォイ「貴様…!」スッ
スザク「ルルーシュ、よけて!」
バキッ
マルフォイ「うわああッ」
スザク「動くな」
マルフォイ「ひぃ…!」
ルルーシュ「…っこいつやはり…!」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:14:48.38 ID:dH4itbr10
スザク「…ん?」
ルルーシュ「木の棒?」
スザク「木の棒……ご、ごめん君大丈夫!?」
マルフォイ「ひぃぃ…!」
スザク「ごめん、本当にごめんなさい!てっきり銃かと…ごめん!」
ルルーシュ「もういい、お前の相手をしている暇はない。失せろ」
マルフォイ「うあ…あ…お、覚えてろ!!」ダッ
スザク「うわー悪いことしちゃったな…後でもう一回ちゃんと謝りに行こう」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:18:39.85 ID:4m9Y4psm0
ルルーシュ「スリザリンは駄目スリザリンは駄目」
組分け帽子「スリz」
スザク「スリザリン!」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:22:32.41 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「何の役にも立たないクズだったな」
スザク「でも彼の父親が上層部の人間だってことはわかったじゃない」
ルルーシュ「おい貴様」
女子「はい?」
スザク「あ、ちょ、ルルーシュ…」
ルルーシュ「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!全力で俺の質問に答えろ!」
スザク「あーあ…」
ルルーシュ「貴様らの上にいるのはシュナイゼルか?」
女子「いいえ」
ルルーシュ「お前の父親は何をやっている」
女子「魔法省に務めてます」
ルルーシュ「それはなんだ、シュナイゼルの新たな機関か」
女子「いいえ」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:30:41.19 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「…シュナイゼルとホグワーツの関係性は何だ」
女子「わかりません」
ルルーシュ「この地域はシュナイゼルが統治しているのではないのか?」
女子「わかりませんが、この魔法界を統治しているのは魔法大臣です」
ルルーシュ「魔法界…?」
スザク「魔法?」
ルルーシュ「おい、魔法界とはなんだ」
女子「マグルとは逆の、魔法使いが住んでいる世界のことです」
ルルーシュ「どういうことだ、頭が痛くなってきた…」
スザク「魔法使いって…魔法使い?」
ルルーシュ「おい、魔法使いは魔法を使うのか?」
女子「はい」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:35:13.14 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「さっき言っていたマグルとはなんだ」
女子「魔法使いではない普通の人間のことです」
スザク「つまり…どういうことだいルルーシュ」
ルルーシュ「俺が聞きたい。おい、ホグワーツとはなんだ」
女子「学校です」
ルルーシュ「それは知っている!何を学ぶ学校なんだ!」
スザク「落ち着いて」
女子「魔法を学ぶ学校です」
ルルーシュ「皆で魔法を学ぶというのか」
女子「はい」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:38:05.32 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「兵器はどのくらい所持している」
女子「兵器はありません」
ルルーシュ「お前も魔法を使えるのか」
女子「はい」
ルルーシュ「なぜだ」
女子「」
スザク「ルルーシュ落ち着いて」
ルルーシュ「では今ここで魔法を使え」
女子「はい」スッ
スザク「あっ」
ルルーシュ「さっきのクズが持っていた…なるほど、あれは杖という設定だったのか」
女子「ウィンガーディアム・レヴィオーサ」
ルウr-シュ・スザク「「えっ」」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:47:08.64 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「なん…だと…!」
スザク「すご…!」
ルルーシュ「お、おい貴様、これは手品か」
女子「いいえ」
ルルーシュ「わかった、止めろ」
女子「はい」
ルルーシュ「にわかには信じがたい…もう一つ何かやってみろ」
女子「はい」
ルルーシュ「では先ほどのクズがぶつかって曲がったこのドアの取っ手を直せ。魔法でな」
女子「はい。オキュラス・レパロ」
ルルーシュ「…!」
スザク「うわあ…!」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:50:07.26 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「…おい、これはシュナイゼル側の軍事機密か何かか?」
女子「おしゃっている意味がわかりません」
ルルーシュ「本当に、魔法使いが存在するというのか…」
女子「はい」
ルルーシュ「俺が誰だかわかるか」
女子「存じ上げません」
ルルーシュ「…ブリタニア軍やシュナイゼルの名を耳にしたことは」
女子「ありません」
スザク「ルルーシュ…」
ルルーシュ「わかった、下がっていい」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:57:49.39 ID:dH4itbr10
スザク「ルルーシュ、これって…」
ルルーシュ「…ここは俺達がいた世界とは少し違っているらしい」
スザク「でもそんなことって…ってかどうしてだろう、ダモクレスに突っ込んだところまでしか思い出せない」
ルルーシュ「俺もだ。それから何が起こったというんだ」
スザク「ダモクレスの新機能?」
ルルーシュ「こんな面倒くさい機能があってたまるか!」
スザク「おおお怒らないでよルルーシュ!」
ロン「ハリー、この人達?」
ハリー「そうだ、この人達だ」
コンコン
ルルーシュ「なんだ!」
ロン「やあ!」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 22:05:04.71 ID:dH4itbr10
スザク「あ!」
ハリー「やあ、さっき会ったよね!」
スザク「さっきは教えてくれてありがとう」
ロン「それよりさっきの見てたぜ!何したんだ?」
スザク「…!さ、さっきのって…?」
ロン「マルフォイだよ!あいつ腕とか色々なとこ押さえながら泣きそうになってたぞ!」
ルルーシュ「ああなんだ、あのクズの方か」
スザク「えっそんなに!?どうしよう、やっぱりもう一回謝ってくる!」
ジョージ「何言ってんだよ!スカッとしたぜ」
フレッド「ああ、新学期早々爽やかな気分になれたよ」
ロン「あいつめちゃくちゃ嫌なやつなんだ」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 22:11:02.20 ID:dH4itbr10
スザク「でも」
フレッド「あいつ呪いをかけようとしてたんだぞ、正当防衛だよ」
ジョージ「足りないくらいだけどな」
ハーマイオニー「まったく。ハリー、この人達が新入生?」
ハリー「うん、さっき駅で会ったんだ」
ハーマイオニー「そう、私はハーマイオニーよ。よろしく」
スザク「あ、俺はスザク」
ルルーシュ「ルルーシュだ」
ハリー「僕はハリー」
ロン「ロン」
フレッド「ジョージだ」
ジョージ「フレッドだ。冗談、俺がジョージだ」
フレッド「仲良くやろうぜ兄弟!」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 22:22:11.31 ID:dH4itbr10
スザク「ははは、面白い人達ばかりだね!」
ハーマイオニー「私達はみんなグリフィンドール生なの」
ルルーシュ「グリフィンドール?」
ハーマイオニー「ええ、ホグワーツには4つの寮があって、入学時に組み分け帽子によって振り分けられるのよ」
スザク「そうなんだ!」
ハーマイオニー「グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、そしてスリザリン」
ロン「さっきのマルフォイはスリザリンだ」
スザク「へえ」
ロン「スリザリンは闇の魔法使いを多く輩出してる」
ルルーシュ「ほう」
フレッド「グリフィンドールに来いよ!」
ジョージ「さっきのお前ら最高だったぜ!」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 22:28:21.77 ID:dH4itbr10
ロン「そういえばお腹空かないか?僕まだ何も食べてなくて」
スザク「言われてみれば…」
ハリー「あ、ちょうどワゴンが来たよ!」
・
・
食事タイム
・
・
ハーマイオニー「ああ、そろそろ着替えなくちゃ」
スザク「何に?」
ハーマイオニー「制服によ」
スザク「制服があるんだ」
ロン「制服持ってないの?」
スザク「うん、実は今日初めてここに来て…」
ハーマイオニー「えっ?」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 22:36:56.20 ID:dH4itbr10
スザク「なんていうか、なんか色々急だったから制服とか用意できてないんだ!」
ハーマイオニー「ああ、そうだったの。それなら心配ないわ、ダンブルドア先生がなんとかしてくれるわよ」
ルルーシュ「ダンブルドア?」
ハーマイオニー「ちょっと、ホグワーツの校長よ?それでなくても魔法界で知らない人はいないわ」
スザク「そんなに権威のある人なんだ」
ハーマイオニー「ええ、下手したら魔法大臣よりもね」
ルルーシュ「なんだと」
ハーマイオニー「新入生は湖を渡って行くのよ。私達はあっちだから」
スザク「馬車だ!」
ハーマイオニー「そうよ。じゃああとでね!」
ロン「大広間でな!」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 22:40:59.36 ID:dH4itbr10
スザク「…」
ルルーシュ「…」
スザク「…ルルーシュ、どうする」
ルルーシュ「とりあえず、ダンブルドアというやつに会う」
スザク「ああ」
ルルーシュ「そして俺達はこの世界を出る」
スザク「そうだね」
ルルーシュ「新入生として学校内に入り込むぞ」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 22:48:37.15 ID:dH4itbr10
~船の上~
スザク「ルルーシュ、俺達すごく浮いてるね」ヒソヒソ
ルルーシュ「ああ、しかしなぜかアッシュフォードの制服を着ていたことに感謝だな」
スザク「よかったね、白い衣装じゃなくて」
ルルーシュ「だまれ」
スザク「あ、あれ学校だよね?うわあ…!」
ルルーシュ「ダモクレス…!?」
スザク「もう突っ込まなくていいかい?ルルーシュ」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 22:55:26.40 ID:dH4itbr10
スザク「いつもの宮殿とか城も綺麗だけどさ、こういう古城ってやっぱ雰囲気あるなあ」
ルルーシュ「いかにもって感じだな」
スザク「ね」
ルルーシュ「で、どうする。おそらく先程の話だと、生徒全員大広間に集まるらしい」
スザク「今以上に目立つね」
ルルーシュ「式が始まる前にダンブルドアと接触する」
スザク「ああ」
ルルーシュ「まず船を下りたら城の裏へ行こう。城内の地理が把握できていないうちに歩き回るのは愚かだ」
スザク「わかった」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 23:04:23.97 ID:dH4itbr10
~着岸~
ルルーシュ「行くぞ」
スザク「ああ」
スッ
スザク「ここまでくれば大丈夫かな」
ルルーシュ「はぁ、はぁ、は…ぁ」
スザク「あはっルルーシュって本当に体力ないね!」
ルルーシュ「黙れ…!」
スザク「それで、どうやって探し出すんだい?」
ダンブルドア「誰を探しておるんじゃ?」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 23:14:17.66 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「誰だッ!」
スザク「く…ッ!」
ダンブルドア「これこれ、そう慌てるでない」
スザク「何者だ」
ダンブルドア「はて、ここにはホグワーツの生徒と教師しかいないはずなんじゃが…」
ルルーシュ「もしや貴様…ダンブルドアか…?」
ダンブルドア「いかにもそうじゃが、お主らは見たところここの生徒ではないようじゃの」
ルルーシュ「当たり前だ。俺達は貴様に話があってここに来た」
ダンブルドア「ほう、ほう」
ルルーシュ「単刀直入に聞く、俺達はなぜここに来た」
スザク「えっ」
ルルーシュ「いや違う、言い方を変えよう。この世界は一体なんだ」
ダンブルドア「少々混乱しているようじゃの」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 23:25:03.90 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「貴様がこの世界の最高権力者だと聞いた。だから質問している。この世界は何なんだ」
ダンブルドア「この世界…お主らは違う世界から来たというのか」
ルルーシュ「俺も最初は信じていなかったが、どうやらそうらしい」
スザク「この世界は魔法界とマグル界に分かれているって聞きました」
ダンブルドア「いかにも、いかにも」
ルルーシュ「まどろっこしいのはのううんざりだ。俺達は元の世界に帰りたい。方法を教えろ」
ダンブルドア「ふむ、ではお主らの元の世界というのはどういうところなんじゃ?」
ルルーシュ「戦争中だ。戦いの最中こちら側に飛ばされてきた。気付いたら駅にいた」
ダンブルドア「ほう、ほう、なるほど」
スザク「あの、なんとかできないでしょうか」
ダンブルドア「ふむ、わしも長年生きとるが…これは例に見ない出来事じゃの」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 23:34:34.38 ID:dH4itbr10
ルルーシュ「つまり?」
ダンブルドア「元の世界に帰してやりたいのは山々なんじゃが、わしではどうすることもできぬ」
ルルーシュ「なんだと」
ダンブルドア「これも何かの縁じゃろう、わしもお主らに尽力しよう」
スザク「本当ですか!」
ダンブルドア「もちろんじゃ。しかし何事も焦りは禁物、少々時間はかかるかもしれんが何か解決策が見つかるじゃろう」
ルルーシュ「どのくらいかかるんだ」
ダンブルドア「それはわしにもわからぬ。なんといっても初めて直面する出来事じゃからのう」
ルルーシュ「少なく見積もってどのくらいになる」
ダンブルドア「短くて1日、長くて何年か」
ルルーシュ「そんなに待っていられるわけがないだろう!その間にブリタニアが…!」
ダンブルドア「気持ちはわかる。じゃがとり急いだからといってなんとかなるものでもあるまい」
ルルーシュ「…っ!」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 23:44:11.41 ID:dH4itbr10
ダンブルドア「ところで、その元の世界にも学校はあるかな?」
スザク「はい、ありますけど…」
ダンブルドア「見たところお主らもちょうど学生の年頃じゃろう」
スザク「はい、一応は」
ダンブルドア「帰る方法が見つかるまで、ホグワーツの生徒として生活してみてはいかがかな」
スザク「えっ!?でも…」
ダンブルドア「我が校は魔h」
ルルーシュ「知っている…」
ダンブルドア「では話が早いの」
スザク「あ、でも魔法なんて使えないですし」
ダンブルドア「心配せんでも大丈夫じゃ、わしがいる」
スザク「はあ」
ダンブルドア「学用品などはこちらで揃えておこう」
スザク「あ、えっと」
ダンブルドア「おっと、まずは制服じゃの」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 23:46:34.48 ID:h6LXVzQN0
流石ダンブルドアは人格者だ
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 23:50:54.46 ID:dH4itbr10
スザク「え…うわ!いつの間に!」
ルルーシュ「これは…」
ダンブルドア「よし、よし、どこから見てもホグワーツの生徒じゃ」
ルルーシュ「おい」
ダンブルドア「そうそう、ホグワーツには4つの寮があるんじゃが」
スザク「あ、えっとグリフィンドールがいいです」
ルルーシュ「おいスザク」
ダンブルドア「ほう」
スザク「ここに来る汽車の中で、グリフィンドールの人達に良くしてもらったんです」
ルルーシュ「はぁ…」
スザク「とても優しくて面白い人達でした」
ダンブルドア「なるほど、なるほど。それは良かったの、では2人ともグリフィンドールに所属しなさい」
スザク「ありがとうございます」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 23:56:15.57 ID:dH4itbr10
ダンブルドア「さて、それでは大広間へ向かおう。今夜はご馳走じゃ」
ルルーシュ「おい、大丈夫なのかこんなに簡単に…」ヒソヒソ
スザク「大丈夫だよ、ここは元の世界と本当に何も関係ないみたいだし」
ルルーシュ「その根拠と自信はどこからくるんだ」
スザク「えーっと…」
ダンブルドア「そうじゃ、お主らは一応編入生という扱いにしておくからの」
スザク「わかりました!」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 00:06:12.69 ID:GICcleQv0
~大広間~
ダンブルドア「グリフィンドールはこの列じゃ」
スザク「はい」
ダンブルドア「では、良い夜を」
スザク「いい人だね、ダンブルドア先生!」
ルルーシュ「お前のその順応性の高さはなんなんだ」
ロン「あっおーい!ルルーシュ!スザクー!」
スザク「あっロンだ!ルルーシュ、あっち座ろうあっち」
ハーマイオニー「ちょっと、新入生はまだ入場しちゃいけないのよ!」ヒソッ
スザク「あはは、ごめん実は俺達新入生じゃないんだ」
ハーマイオニー「あら、そうなの?」
スザク「正確に言うと、編入生なんだ」
フレッド「なんだそうだったのかよ!」
ジョージ「まあよく考えりゃそうだな!新入生っつったらほら、あんな豆粒だぜ」
ハーマイオニー「ジョージったら!さあ、新入生が入ってきたわ、静かに!」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 00:13:37.54 ID:GICcleQv0
~組み分け終了~
スザク「すごいよルルーシュ、帽子が喋ってた」
ルルーシュ「あ、ああ…そうだな…」
ハリー「ルルーシュ大丈夫?なんだかぐったりしてるけど。ほら、これ飲みなよ」
ルルーシュ「これは?」
ハリー「かぼちゃジュース、おいしいよ!」
ハーマイオニー「ロンったら、口の中に食べ物を詰めすぎよ!」
ロン「ふぃーふぁお、ふぉああえっふぅうんふぁあら(いいだろ、お腹減ってるんだから)」
スザク「うわーおいしそう」
ロン「んぐっ…ふう、おいスザク、これも美味いぞどんどん食え!」
スザク「いただきます!」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 00:26:14.82 ID:GICcleQv0
~グリフィンドール談話室~
スザク「ルルーシュ見た?肖像画が生きてたよ」
ルルーシュ「ああ、あれは素晴らしい。あの技術をどうにかしてあっちで再現できないだろうか…」
スザク「…」
ルルーシュ「な、なんだ」
スザク「よかった、久しぶりにまともに反応してくれた」
ルルーシュ「なんだそれは、俺がまともじゃなかったときがあるか」
スザク「よし、ルルーシュだ」
ルルーシュ「おい」
ハリー「今日は遅いから、明日学校の中と外を案内してあげるよ!」
スザク「楽しみだなあ」
ハーマイオニー「その前に時間割を受け取って授業の確認を行うのが先でしょ」
ロン「あーはいはい、思い出させるなよ!」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 00:29:01.03 ID:GICcleQv0
スザク「授業、か」
ルルーシュ「明日校長室に行ってみよう」
スザク「ああ」
ハー子「案内するわ」
ルルーシュ「ありがとう」
ロン「ふあ…ぁ今日はもう寝ようか」
ハリー「うん、じゃあハーマイオニー、また明日」
ハー子「ええ、おやすみ」
ロン「男子寮はこっちだよ」
スザク「ありがとう」
ロン「よし、じゃあみんなまた明日。おやすみ」
スザク「おやすみ」
ルルーシュ「ああ」
ハリー「おやすみ」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 01:37:34.21 ID:GICcleQv0
~朝~
ルルーシュ「スザク、おいスザク」
スザク「ん~…」
ルルーシュ「スザク」
スザク「っくぁ~…っおはようルルーシュ」
ルルーシュ「おそよう」
スザク「眠い…」
ルル-シュ「おいこら」
ハリー「あ、二人ともおはよう。おいロン!起きろロン」
ロン「ん~…ぐう」
ハリー「ロンってば」
ロン「もう少し~…」
ハリー「…」
ルルーシュ「…」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 01:40:19.75 ID:GICcleQv0
~談話室~
ハリー「おはようハーマイオニー」
ハー子「おはよう、なんだか遅かったわね」
ハリー「ふふ、うん、ちょっとね」
スザク「おはよう!」
ハー子「おはようスザク!よく眠れた?」
スザク「うん、ばっちりだよ」
ハー子「それはよかったわ。ルルーシュは?」
ルルーシュ「ああ、よく眠れた」
ハー子「あー…目の下に隈があるみたいだけど大丈夫?」
ルルーシュ「大丈夫、いつものことなんだ。すぐ戻るよ」
ハー子「そう?ならいいけど…それじゃ、朝食に行きましょうか」
スザク「お腹空いたなぁ」
ロン「僕もお腹ペコペコだよ」
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 01:43:35.37 ID:GICcleQv0
~大広間~
ハー子「ロン、もっとゆっくり食べたらどうなの」
ロン「別にいいだろ、お腹空いてるんだから」
ハー子「あなたがお腹を空かせてないときなんてあるのかしら?」
ロン「なんだよ怒りんぼ」
ハリー「まあまあ」
スザク「ははは、仲が良いんだね」
ハー子・ロン「「良くない!」」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 01:49:08.09 ID:GICcleQv0
~朝食後~
ハー子「時間割が配られるわ。ほら、あれがうちの寮監のマクゴナガル先生よ」
スザク「へー」
ロン「厳しいなんてもんじゃないぜ、あいつ」
ハー子「あら、でもいい先生よ」
スザク「あ、ルルーシュどうしよう時間割」
ルルーシュ「ああ、そうだったな」
マクゴナガル「Mr.クルルギとMr.ランペルージ」
スザク「は、はい!」
ルルーシュ「はい」
マクゴナガル「初めまして、私がグリフィンドール寮監のマクゴナガルです」
スザク「クルルギです」
ルルーシュ「ランペルージです」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 01:52:47.73 ID:GICcleQv0
マクゴナガル「あなた達の時間割は私が校長から預かっています」
スザク「ありがとうございます」
ルルーシュ「ありがとうございます、これが僕達のこれからの時間割ということですか?」
マクゴナガル「そうです。わからないことがあれば私か、周囲の友人に聞きなさい」
ルルーシュ「わかりました」
マクゴナガル「では」
スザク「ルルーシュ、これってダンブルドア先生が考えてくれたのかな」
ルルーシュ「おそらくそうだろう」
スザク「ってことは魔法が使えなくても平気な授業ってことだよね」
ルルーシュ「だろうな」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 01:55:06.64 ID:GICcleQv0
ハー子「まあ!魔法史とルーン文字をとったの?あ、マグル学と天文学と薬草学も一緒だわ」
ロン「うえー、君達正気?魔法史とかルーン文字とかマグル学とか…僕絶対無理」
ハー子「あら。誰かさんは授業を1回も真面目に聞いたことがないからわからないでしょうけど、m」
ロン「あーえっと、君達呪文学とか闇の魔術に対する防衛術とかはとらなかったの?」
スザク「うん、とらなかったんだ。でもそれ面白そうだね、どんなことするの?」
ロン「知らないの?スザク、お前絶対損してるぞ。少なくとも延々とゴブリンの反乱の話を聞き続けるよりは楽s」
ハー子「ゴブリンの反乱って結構奥が深いのよ。聞いてないからわからないでしょうけど、ゴb」
ロン「あーもう、わかったって!」
スザク「やっぱり魔法を使う授業の方が楽しそうだね」
ルルーシュ「ああ、でも使えないんだからしょうがないな」
スザク「ちょっと残念だな」
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 13:06:26.88 ID:b9jyryhI0
ハー子「さあ、じゃあ早速ルーン文字の教室に行きましょう!」
スザク「そっか、1時間目はルーン文字か」
フレッド「おい2人ともこれやるよ」
ジョージ「ゲーゲートローチ。授業が暇で死にそうになったら使えよ」
ルルーシュ「どう使うんだ?」
フレッド「食べるんだ」
ルルーシュ「そうすると?」
ジョージ「吐く」
ルルーシュ「…」
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 13:10:11.24 ID:b9jyryhI0
フレッド「鼻血ヌルヌルヌガーもあるぜ、これも結構人気だな」
スザク「あ、ありがとう」
ハー子「生憎だけど、こんなもの使う機会はないと思うわ。だってルーン文字の授業ってとても」
ロン「ま、じゃあ2人とも頑張れよ。昼に大広間で会おうぜ!」
スザク「うん!じゃああとで」
ルルーシュ「ルーン文字の授業とは何をするんだ?」
スザク「ルーン文字じゃない?」
ルルーシュ「それはわかる」
ハー子「ルーン文字知らない?ずっと昔、ラテン文字よりも前に北イタリアで発祥した文と言われてる文字なのよ」
ルルーシュ「何かの文献で少しは読んだことあるが、詳しくはわからない」
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 13:13:31.65 ID:b9jyryhI0
ハー子「まあ!ルルーシュあなた本が好きなの?」
ルルーシュ「ああ、まあ」
ハー子「わあ、じゃあきっとこの授業も気に入ると思うわ!」
ルルーシュ「そうか」
スザク「じゃあ俺向いてないかも…」
ハー子「大丈夫よ、私とルルーシュで何とかしてあげるわ」
スザク「ありがとうハーマイオニー!ルルーシュ!」
ルルーシュ「いや俺は何も…」
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 13:14:52.58 ID:b9jyryhI0
~授業後~
ハー子「まさか1回目の授業でレポートを出すなんて思わなかったわ。頑張らなきゃ!」
ルルーシュ「そうだな」
ロン「おーい、3人とも!」
スザク「あ、みんな!」
ハリー「初めての授業はどうだった?」
スザク「あ、あはは…俺にはあんまり向いてないみたい」
ロン「あんなのに向いてる奴は変人だよ」
ハー子「なんですって?」
ロン「いや、なんでもないなんでもない!それよりほら、早く食べようぜ。お腹空いた」
ハー子「今日の午後は何もないから、お城を案内してあげるわ」
ロン「あとハグリットのところにも行こうよ!」
ハリー「いいね」
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 13:21:39.20 ID:b9jyryhI0
ハー子「もう気付いてると思うけど、この階段は突然動いたりするから気をつけてね」
ルルーシュ「ああ」
ロン「あ、あとここの一段は踏むなよ。沈むから」
スザク「沈む?」
ハリー「この一段だけ底なし沼みたいになってるんだよ。足がはまって抜けなくなる」
スザク「うわあ、そうなんだ。気を付けろよルルーシュ」
ルルーシュ「うるさい、なんで俺なんだ」
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 13:31:08.26 ID:b9jyryhI0
~2時間後~
ロン「ふう、城の中は結構案内したよな。あ、そこから地下に行くとスリザリンの寮があるからあまり近寄るな」
スザク「わかった」
ハー子「さあ、それじゃ外へ行きましょうか」
ロン「天気がいいから湖の畔でお菓子でも食べようよ、僕厨房行って持ってくる!」
ハー子「ロンったら、屋敷しもべ妖精だって暇じゃないのよ!」
ロン「でもあいつら、僕達が行くと喜んで食べ物持って来るぜ。じゃ、先に行ってて!ハリー行くぞ!」
ハリー「うん」
ハー子「まったく…さ、行きましょう」
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 13:48:59.81 ID:b9jyryhI0
~湖の畔~
スザク「ん~!気持ちいいね!」ゴロン
ルルーシュ「ああ…こんな平和な気持ちになれたのは久しぶりだ」
ハー子「…」
スザク「あっ見て!魚が跳ねたよ!」
ハー子「わあ!」
ルルーシュ「本当だ」
ハー子「あなた達って、ホグワーツに来る前は何をしていたの?」
スザク「えっ?えっと、そうだな、うーん…」
ルルーシュ「普通の学校に通っていたよ。でもダンブルドア先生直々に俺達に編入を薦めてくれて、それで」
ハー子「そうだったの。なんだか珍しいわね」
ルルーシュ「ああ、ダンブルドア先生にも言われたよ」
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 14:00:49.09 ID:b9jyryhI0
ロン「おーい!」
ハリー「おまたせ!」
スザク「あ、うわあ美味しそう!」
ハー子「こんなに持ってきたの?」
ロン「なんだよその顔、食べないのか?」
ハー子「誰もそんなことは言ってないわ」
スザク「おいしい!」
ロン「あっおいスザクそれ僕が狙ってたやつだぞ!」
ルルーシュ「ああ本当だ、美味しい」
ロン「あ!ルルーシュまで!」
ハリー「美味しいね。何してるんだ?ロン、早くしないとなくなるよ」
ハー子「そうよ」
ロン「な、なんだよみんなして!もう僕のないじゃないか!」
ハー子「ふふふ」
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 14:08:34.09 ID:b9jyryhI0
ハー子「もうすっかり夕暮れね」
ロン「もうちょっとで夕食だ!」
ハー子「ロンったら食べることばっかり」
ハリー「じゃ、ハグリットはまた明日だね」
スザク「ハグリットって?」
ハリー「僕達の友達だよ。禁じられた森の番人で、森の入り口にある小屋で暮らしてるんだ」
スザク「へーそうなんだ、会ってみたいな」
ハリー「うん、僕も君達を紹介したい。明日行こう」
スザク「うん!」
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 14:13:00.00 ID:b9jyryhI0
~大広間へと戻る道~
ハー子「明日はお昼前に魔法史よ。その後薬草学があるわ、みんな一緒ね」
ロン「お昼前に魔法史って拷問だな」
ハリー「あ」
マルフォイ「あ」
スザク「あ」
ルルーシュ「あ」
ロン「あ」
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 14:23:03.91 ID:b9jyryhI0
スザク「あ、えっと」
マルフォイ「!」ビクッ
スザク「あの、この前はごめん!」
マルフォイ「ふ、ふん、謝って済むとでも思ってるのか?」
ルルーシュ「そうだぞスザク、こんなクズに頭を下げる必要はない」
スザク「でも、もう一度ちゃんと謝っておきたくて」
ロン「謝るも何も、あれはあいつが悪いんだぞ」
マルフォイ「黙れウィーズリー」
ロン「なんだと!」
マルフォイ「おいお前、今度僕達と一緒に食事でもしないか?」
スザク「えっ」
マルフォイ「先日の非礼は許してやろう」
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 14:38:38.19 ID:b9jyryhI0
スザク「ありがとう。でも…」
マルフォイ「聞いたところお前らは編入生らしいな」
スザク「うん」
マルフォイ「編入早々そんな貧乏人や穢れた血なんかとつるむより、もっと広い世界に目を向けてみてはどうだ」
ロン「おい!」
マルフォイ「僕の父上にも紹介してやろう」
ルルーシュ「また父親か」
マルフォイ「黙れ」
スザク「あーあ…」
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 14:48:53.48 ID:b9jyryhI0
マルフォイ「貴様のことを調べさせてもらったぞ」
ルルーシュ「ほう、それで」
マルフォイ「ランペルージなんて名前、どの上層部にもないじゃないか。偉そうにしてるから何かと思えばなんだお前は」
ルルーシュ「あるわけないだろう、馬鹿か貴様」
マルフォイ「なに…!下層階級のくせに誰に向かって口を聞いてるんだ」
ルルーシュ「下層階級を探しても俺の名はないと思うが」
マルフォイ「わけのわからないことばかり言うな」
ルルーシュ「それはこちらの台詞だ。第一、偉いのは父親ではなく俺だ」
マルフォイ「な…」
ルルーシュ「ただの父親頼りのクズと全ての頂点にいる者では圧倒的に後者の方が上だろう。馬鹿なのか貴様は」
マルフォイ「ち、父上を馬鹿にするな!」
ルルーシュ「貴様の父君を馬鹿にしているのではない、俺が馬鹿にしているのは貴様だ。馬鹿か」
マルフォイ「く…!父上に報告しておくからな…!」
ハリー「馬鹿な父親に泣きついてろ」
マルフォイ「黙れポッター!」
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 15:00:58.31 ID:b9jyryhI0
スザク「ル、ルルーシュ何してんの…」
ルルルーシュ「すまん、なんだかこいつを見てると腹が立つ」
マルフォイ「それは僕の台詞だ!」
スザク「で、マルフォイ君だっけ。ごめん、誘いは嬉しいんだけどちょっと遠慮しておくよ」
マルフォイ「ふん、どうせお前の父親も下層階級のカスなんだろ。そうやって永遠に出来損ない同士集まってればいい!」
ザッ ザッ ザッ
スザク「父親、か…」
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 15:14:29.06 ID:b9jyryhI0
ロン「見たかあいつの顔!」
ハー子「いい気味よ」
ハリー「クラッブとゴイルがいないと何もできないからな」
ハー子「あと親愛なるお父様とね」
ロン「言えてる!いやーでもまたスッキリしたよルルーシュ!」
スザク「ルルーシュ言い過ぎだよ、ただの学生だよ」
ルルーシュ「すまん、気を付けるよ」
スザク「まったく」
ロン「で、…ルルーシュって何者なんだ?」ヒソッ
ハリー「わからない、でもあの自信とオーラは普通じゃないよな」ヒソヒソ
スザク「お腹空いたあ」
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 15:23:15.80 ID:b9jyryhI0
~週末~
ルルーシュ「レポートでもやるか」
スザク「あー忘れてた…」
ルルーシュ「そうだと思った。今から図書室に行くんだが」
スザク「俺も行く!」
ルルーシュ「では行こう」
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 15:30:14.63 ID:b9jyryhI0
~図書室~
ハー子「あ、二人とも!」
スザク「ハーマイオニー!」
ルルーシュ「いつからここに?」
ハー子「朝からよ。早く終わらせて、あなた達に参考資料を持っていってあげようと思ってたの」
スザク「わあ本当?ありがとう」
ルルーシュ「では俺たちも早速やろうか」
~3時間後~
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 15:31:11.42 ID:b9jyryhI0
~3時間後~
スザク「ぐう」
ルルーシュ「おいスザク起きろ」
スザク「んー…ルルーシュ?」
ルルーシュ「終わったぞ」
スザク「俺まだ3行しか書いてない」
ルルーシュ「寝てたからな。ほら、俺のを文体変えて写せ」
スザク「ありがとうルルーシュ」
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 16:02:54.63 ID:b9jyryhI0
ルルーシュ「ハーマイオニー、俺達はあまり魔法界に詳しくないのでちょっと聞きたいんだが」
ハー子「なに?」
ルルーシュ「例のあの人っていうのは誰のことなんだ?」
ハー子「例のあの人を知らないの?」
ルルーシュ「ああ、度々耳にする上に今朝の新聞にも書いてあった」
ハー子「例のあの人は、闇の魔法使いの頂点に君臨しているの。名前は、…ヴォルデモート」
スザク「ヴォルデモート?」
ハー子「みんな恐れて名前を口にしないわ。だから例のあの人、名前を言ってはいけない人って呼ばれているの」
ルルーシュ「そいつは大臣よりも強いのか?」
ハー子「もちろんよ。例のあの人に立ち向かえるのはダンブルドアしかいないって言われているわ」
スザク「ダンブルドア先生って凄いんだね」
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 16:05:56.35 ID:b9jyryhI0
ハー子「ええ。ダンブルドアの側にいるからハリーは安全なのよ」
スザク「ハリーが?」
ハー子「例のあの人を知らなかったってことはハリー・ポッターも知らないわよね」
スザク「ハリーは知ってるよ」
ハー子「ええ、そのハリーは魔法界で知らない人がいないほど有名なのよ」
スザク「えっ」
ハー子「例のあの人に狙われて、唯一生き残った男の子なの。それと同時に例のあの人に致命傷も負わせた」
ルル-シュ「ほう」
ハー子「その事件から例のあの人は姿を消していたんだけど、最近…復活したの」
ルルーシュ「それで新聞のどこを見てもそいつを目にするのか」
ハー子「あの人が消えて部下達の暴虐な振る舞いも治まり、やっと魔法界は平和になったのよ」
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 16:09:08.54 ID:b9jyryhI0
ハー子「それなのに復活してきた。魔法界は大パニックよ」
スザク「そいつはそんなに悪い奴なの?」
ハー子「悪い奴なんてものではないわ。とにかく恐ろしいのよ。今までに何人殺したかも覚えてないでしょう」
スザク「…」
ハー子「例のあの人は暴力と死で魔法界を支配しようとしたわ」
ルルーシュ「…」
ハー子「当時はみんなあの人を恐れて従っていたけど、理不尽に殺される人もたくさんいたわ」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 16:18:24.64 ID:b9jyryhI0
スザク「そ、そっか…」
ルルーシュ「それは、災難だったな…」
ハー子「ええ」
ルルーシュ「そいつがいなくなったことでこの世界は平和になった」
ハー子「そうよ。あいつが現れる前と同じように平和な生活が戻ってきたの」
ルルーシュ「そいつを倒すために全員で力を合わせることはなかったのか」
ハー子「そういう団体もいくつかあったわ。でもそのほとんどが全滅よ」
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 16:30:37.92 ID:b9jyryhI0
ルルーシュ「そうか」
ハー子「ええ」
~廊下~
スザク「ルルーシュ、何考えてるの」
ルルーシュ「俺はヴォルデモートとかいうやつと同じだな」
スザク「ルルーシュ…」
ルルーシュ「一刻も早くゼロレクイエムを決行しなければならない。ナナリーのためにも…!」
スザク「…」
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 16:37:23.06 ID:b9jyryhI0
ルルーシュ「そのためには早く元の世界へ帰らねば!こうしている間にもナナリーが…!」
スザク「ルルーシュ、落ち着いて。取り乱しても何も解決しない」
ルルーシュ「…っ」
スザク「ルルーシュ、あのさ」
ルルーシュ「なんだ!」
スザク「…なんでもない。とりあえず落ち着こう。ダンブルドアのところに行ってみよう」
ルルーシュ「…ああ」
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 16:45:10.94 ID:b9jyryhI0
~校長室前~
スザク「ここだよね?」
ルルーシュ「ああ」
スザク「えーっと、合言葉はなんだっけ。ハリーに教えてもらったんだけど」
ルルーシュ「…り…ぁ…」
スザク「え?」
ルルーシュ「ゴ、ゴキブリ…ごそごそ豆板」
スザク「ああそうだったそうだった!真顔で言うと面白いね!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ルルーシュ「お、お前わざとだろう!」
スザク「うんうん、笑顔は大事だよ笑顔」
ルルーシュ「はぁ…」
コン コン
ダンブルドア「お入り」
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 17:01:54.54 ID:YPV2KjlX0
ナナリーのフレイアをパトローナス
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 17:29:54.37 ID:b9jyryhI0
ルルーシュ「失礼します」
スザク「失礼します」
ダンブルドア「学校生活の方はどうかね」
スザク「はい、毎日がとても充実していて楽しいです」
ダンブルドア「それはなによりじゃ。ハリー達と一緒にいるようじゃの?」
スザク「はい、仲良くしてもらっています」
ダンブルドア「それは結構、結構」
スザク「はい」
ダンブルドア「さて、お主らがここに来た理由はわかっておるが、悲しいことに良い知らせを伝えられそうにない」
ルルーシュ「…」
ダンブルドア「何件か似た出来事はあったんで本人に会いに行ってみたんじゃがの」
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 17:32:32.80 ID:b9jyryhI0
スザク「そ、それで…?」
ダンブルドア「一人はもともと精神疾患を患っている者で、まともな話しができそうになかった」
ルルーシュ「残りはどうでした」
ダンブルドア「別な世界で自分は魚になっていて、クジラと友達になったという女性じゃ」
ルルーシュ「なんだそれは…」
ダンブルドア「いまだまともな情報が得られなんだ。もう少し調べてみる、何かあったらわしから伝えよう」
スザク「わかりました、ありがとうございます」
ルルーシュ「ありがとうございます」
ダンブルドア「ああ、それともう一つ」
ルルーシュ「なんでしょう」
ダンブルドア「そろそろ合言葉を『ペロペロ酸飴』に変更しようと思うんじゃがどうかの」
ルルーシュ「…い、いいんじゃないでしょうか」
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 17:36:53.54 ID:b9jyryhI0
ダンブルドア「よし、じゃあ決まりじゃ」
ルルーシュ「では失礼します」
スザク「失礼します」
ルルーシュ「ふう」
スザク「結局なんの成果もなしだね」
ルルーシュ「次はあっちから呼ばれるまで待っていなければならないのか…」
スザク「でも先生も頑張って探してくれてるみたいだし」
ルルーシュ「それはそうだが」
スザク「ペロペロ」
ルルーシュ「うるさい」
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 17:41:12.29 ID:i8CdSeRdO
ナイトオブペロ…
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 17:41:41.18 ID:jVFioMvB0
ペロの騎士団結成か・・・胸が熱くなるな
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 17:41:58.45 ID:b9jyryhI0
~大広間~
ロン「スザク!ルルーシュ!」
スザク「やあ!」
ロン「どこに行ってたんだ?夕飯なくなるぜ」
スザク「ちょっと校長室にいたんだ。うわー美味しそう!いただきます!」
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 17:43:03.10 ID:b9jyryhI0
ルルーシュ「おい、皿に盛りすぎだろ」
スザク「ふぁっふぇふぉああふいふぁふぁあ」
ルルーシュ「わかった」
ハー子「ロンも口に詰めすぎよ」
ロン「ふぁっふぇふぉああふいふぁふぁあ」
ハー子「もう!」
ハリー「あははは」
ルルーシュ「ふっ」
ハー子「ふふふ」
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 17:48:02.94 ID:b9jyryhI0
ジニー「あ、そういえば談話室の掲示板に次のホグズミート行きが貼り出されてたわよ」
ハリー「いつ?」
ジニー「来週の土曜日」
ロン「みんなで行こうよ」
ハー子「もちろんよ」
スザク「ホグズミート?」
ハリー「ここの近くにある村だよ。お菓子屋とか悪戯専門店とか色々あってすごく楽しいよ!」
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 17:51:12.94 ID:b9jyryhI0
ロン「ハニーデュークスに連れてってやるよ!お菓子がいっぱいだぜ!」
スザク「わあ行きたい行きたい!」
ハー子「三本の箒でバタービールも飲みましょう」
ジニー「私も一緒に行っていい?」
ハー子「あらもちろんよ」
ロン「お前はあの女たらしと行くんじゃないのか?」
ジニー「もう別れたわ」
ハリー「早く次の週末にならないかなあ」
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 17:53:29.07 ID:b9jyryhI0
~談話室~
スザク「そういえばルルーシュ」
ルルーシュ「どうした」
スザク「こっちの世界のお金って持ってないよね」
ルルーシュ「そうだな」
スザク「どうしよう」
ルルーシュ「カードじゃダメかな」
スザク「ダメでしょう」
ルルーシュ「冗談だ」
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 17:59:29.70 ID:b9jyryhI0
~次の週~
マクゴナガル「おはようございます」
スザク「あ、おはようございます」
ルルーシュ「おはようございます」
マクゴナガル「今週末にホグズミート行きがあるのですが、申請書は出しましたか?」
スザク「あ、まだです」
マクゴナガル「行くのであれば明日までに出しなさい」
スザク「あと、これは校長先生からです」
ルルーシュ「なんですか?」
マクゴナガル「プレゼントだそうです」
スザク「なんだろう」
マクゴナガル「では、申請書のことはあなたの友人達にも言っておきなさい」
スザク「なんだと思う?」
ルルーシュ「新しい情報かもしれん、開けてみるぞ」
198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 18:11:07.90 ID:b9jyryhI0
スザク「あ、これお金じゃない?」
ルルーシュ「手紙が入っている」
『魔法界のお金は持っておるかな?ホグズミートは楽しいぞ。余ったらペロペロ酸飴を200g買ってきておくれ』
スザク「ペロペロ」
ルルーシュ「黙れ」
スザク「つまりこれはお小遣いってところか」
ルルーシュ「仮にも皇帝とナイトオブゼロがお小遣いをもらうなんてな…」
スザク「なんか変な気分だね」
ルルーシュ「すごく」
スザク「でもせっかくくれたんだから、感謝して遣おうよ。飴も買って」
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 18:20:19.55 ID:b9jyryhI0
~週末~
ロン「ホグズミートだ!」
ハー子「晴れてよかったわね」
ハリー「ハニーデュークス行こうよ」
ロン「来いよ、こっちこっち!」
スザク「待ってよロン!」
ロン「ほら、すごいだろお菓子がこんなにたくさん!」
スザク「うわあ…!えっこの動いてるやつとかもお菓子?」
ロン「もちろんだよ、捕まえるのがちょっと大変だけど」
スザク「凄いな…あ、ペロペロ酸飴買わなきゃ」
ロン「うえっ僕あれ食べて舌に穴開いたぞ」
スザク「えっ」
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 18:29:11.34 ID:b9jyryhI0
ロン「そうなんだよ、フレッドとジョージに騙されてさぁ」
ルルーシュ「そ、そんな危険なものを200gも何に使う気だあの校長…!」
スザク「ダンブルドア先生ってすごいね」
~三本の箒~
ハー子「バタービール6つ。私とジニーのにはジンジャーを入れて」
店員「はい」
ハリー「あ、マルフォイ達だ」
ロン「ぷっあいつらこっち見て逃げてったぞ!」
ハー子「バタービール飲んだことある?」
スザク「ないよ」
ハー子「すごく美味しいのよ。あ、きたわ」
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 18:30:51.86 ID:b9jyryhI0
ゴクゴクゴク
スザク「おいしい!」
ルルーシュ「ああ、おいしい」
ハー子「でしょ?よかった」
ハリー「僕もこれ初めて飲んだときビックリしたんだ。美味しすぎて」
ロン「あ、ぼ、僕ちょっとおかわりしてくる」
ハー子「マダム・ロスメルタと喋りたいだけでしょ」
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 18:39:55.37 ID:b9jyryhI0
ハー子「晴れてるし、村を散歩して帰りましょうよ」
ハリー「いいね」
ジニー「ロン、いつまでマダム・ロスメルタを見てるつもり?」
ロン「…えっ?」
ハー子「おいてくわよ」
ロン「あ、ちょっと待ってよ!」
スザク「綺麗な人だね!」
ロン「だろ?声も仕草も全てが魅力的なんだ」
ハー子「じゃあずっとあそこにいれば?」
ロン「何怒ってるんだよ」
ハー子「別に」
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 18:47:32.62 ID:b9jyryhI0
ハリー「あっそういえばこの前スネイプがくしゃみしてたよ」
ロン「あいつでもくしゃみするんだな」
ハー子「それはそうでしょう」
ジニー「あ、ウサギよ!」
ハー子「あら!野うさぎだわ、かわいい!」
スザク「うわあほんとだ!かわいい!!」
ルルーシュ「ウサギなんて久しぶりに見うわっ!」ドンッ
スザク「ルルーシュ?」
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 19:01:24.82 ID:b9jyryhI0
男1「あんだてめえどこ見て歩いてんだよ」
男2「土下座して謝れこのやろう!ヒック」
ロン「酒くさ…」
男3「それが嫌なら全員金出せ金!持ってんだろ金」
スザク「謝りますから落ち着いてください」
男4「いいから金を出せ!」
ハー子「犯罪です、通報しますよ」
男2「うるせえ!あんま調子こいてっとどうなるかわかってんのか」
ルルーシュ「貴様らがな」
男3「ああ!?」
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 19:02:08.39 ID:b9jyryhI0
ごめんやっぱ会話文だけだと書きにくいから少しだけ文章も入れる
216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 19:35:19.85 ID:b9jyryhI0
男3がルルーシュの胸倉に掴みかかる。
男3「なんだてめえこら」
ルルーシュ「昼間から酔っ払っているような奴が俺に触れるな。貴様はずっと腕立て伏せでもしていろ」
キュイーン
男3「!」
ルルーシュ「貴様は地面とキスでもしてろ」
キュイーン
男2「!」
217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 19:36:13.49 ID:b9jyryhI0
ハリー「えっ…!」
突然奇妙な行動をし出した2人を見て動揺した男1は、ルルーシュに杖を向けた。
男1「す、ステューピファイ!」
スザク「ルルーシュ!!」
赤い閃光よりも速く、スザクはルルーシュ抱き込むとそのまま男1の杖を蹴り落とした。
男1「う、うわあぁぁ!が…っ!」
すかさずもう一撃を加えて気絶させる。
男4「て、てめえ!」
スザク「銃より遅い!!」
男4の杖から発せられる閃光をかいくぐり、最後の一人も地面にねじ伏せた。
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 19:43:09.83 ID:+jS2fGkE0
そういや
ルルーシュギアスあるんだったな
忘れてたぜ
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 19:53:54.97 ID:/VDNwoYL0
スザクつええええええwwwwwwwwwwwww
224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 19:59:09.98 ID:b9jyryhI0
ハー子「…!」
ジニー「えっと、ルルーシュ大丈夫?」
ロン「えっ、スザクえっスザクつよっ!なんだお前!!」
ハリー「うわ、魔法使ってないよね今!」
彼らの目の前には地面で伸びている2人と、その地面にキスをし続けている男、そして腕立て伏せをしている光景が広がっている。
ルルーシュ「人が来る。行こう」
ロン「うん」
ハリー「面倒ごとに巻き込まれるのは嫌だしね」
ハー子「この人たちはどうするの?」
ロン「あっちから来る人が見つけてくれるよ」
ジニー「早く行きましょう」
229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 20:20:17.86 ID:b9jyryhI0
ルルーシュ「すまん、助かった」
スザク「どこの世界にもああいう人達っているんだね」
ルルーシュ「ああ」
スザク「魔法に当たるとどうなるんだろう」
ルルーシュ「わからない」
ジニー「さっきのは失神呪文よ」
ロン「当たると失神するんだ」
スザク「他にも攻撃用の魔法ってあるの?」
ハリー「うん、たくさんあるよ」
ロン「でもあんなに綺麗に避ける人なんて見たことないよ!普通は魔法で跳ね返すんだけど…」
スザク「あ、えっと咄嗟だったから魔法って思いつかなくて…」
ロン「すげえよスザク!」
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 20:23:27.82 ID:ROR811kJ0
スザクなら肉弾戦でヴォルデモート倒せそうだな
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 20:36:14.28 ID:b9jyryhI0
ハー子「ルルーシュ、さっきのって何をしたの?」
ルルーシュ「さっきの?」
ハー子「2人のことよ」
ルルーシュ「ああ」
ハー子「あれってまさか…」
ルルーシュ「なんだ?」
ハー子「許されざる呪文じゃないでしょうね…?」
ルルーシュ「それはなんだ?」
ハー子「知らないの?今あなた使ってたじゃない」
ルルーシュ「俺は魔法など使っていないんだが…」
ハー子「え、でも…」
ルルーシュ「あの2人が素直だっただけじゃないか」
246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 21:00:15.66 ID:b9jyryhI0
ハー子「そうかしら…」
ロン「見てなかったのか?杖も何も持ってなかっただろ」
ハー子「たしかにそうだけど」
ジニー「でもルルーシュとスザクがいなかったらちょっと危なかったじゃない」
ハリー「そうだよ」
ハー子「ええ、まあそうだけれど…」
スザク「ま、最初にぶつかって絡まれたのはルルーシュだったけどね!」
ルルーシュ「な、黙れ」
ロン「ははは!」
ハー子「そうよね、まさか服従の呪文を使うわけないものね」
ハリー「そうだよ」
続きます。 ルルーシュ「闇の帝王だと?」その2
project BM! コードギアス ゼロ R2 Ver. project BM! -18
コメント一覧 (7)
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- 2010年09月15日 22:21
- 新しいなコレは
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- 2010年09月16日 00:24
- 記事違い申し訳ないが、一個次の南部のSSってコメント受け入れてないの?携帯からだが書き込み欄が表示されてない気がする。
もしかして俺だけ禁止されてんのかwwww
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- 2010年09月16日 14:59
- 悪いルルーシュ略してワルルーシュ
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- 2010年09月16日 15:18
- 流石は波平…じゃなくてダンブルドア。人格者だな。
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- 2010年09月16日 17:30
- 格闘のできるハリー…あれ?それってネギじゃね?
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- 2011年06月30日 15:39
- 普通に面白かったwwww
一年次のあの子らはかわいかったよな。
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