ハルヒ「あら、アンタ犬飼い始めたの?」
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/05/13(木) 21:23:10.26 ID:wAyN4YXI0
- キョン「あぁ、これがもう可愛くてな」
ハルヒ「ふぅん。オス?メス?」
キョン「メスだな。とびっきり可愛い名前をつけてやったぜ」
ハルヒ「へぇ。なんて名前よ?」
キョン「『ハルヒ』っていうんだ」
ハルヒ「えっ」
- キョン「あぁ、これがもう可愛くてな」
キョン「ん?だから名前は『ハルヒ』だ。可愛いだろ」
ハルヒ「か、かわい…あ、アンタふざけてんの!?人様の名前を犬なんかにつけないでよね!」
キョン「む…。すまん、俺もそうは思ったんだがな。他に可愛い名前が浮かばなかったんだ」
ハルヒ「い、いや、だからその…」
ハルヒ「ま、まぁいいわ。それよりシャミセンはどうしたのよ」
キョン「あいつもちゃんと世話してるぞ」
ハルヒ「ならいいけど、喧嘩なんてしてないでしょうね?その、は、ハルヒと…」
キョン「あぁ、大丈夫だ。むしろ仲が良すぎるくらいだぜ。それでちょっと相談があるんだけどな」
ハルヒ「? なによ?」
キョン「シャミセンの名前を変えたいんだが…」
ハルヒ「はぁ?ダメに決まってるじゃない!私が決めた名前にケチつけるっての!?」
キョン「やっぱだめか…。『キョン』にしようとしてたんだがな」
ハルヒ「えっ」
ハルヒ「え、あ、いや、その…」
キョン「まぁ、名前ってもんはそんな簡単に変えていいもんじゃないしな」
ハルヒ「えっと…べ、別にアンタがどうしてもっていうんなら…」
キョン「おっ、いいのか?」
ハルヒ「わたしは、別に…」
キョン「おぉ、そうか!」
ハルヒ「たしかに、アンタの冴えない顔眺めてるよりよっぽど和むしね」
キョン「酷い言いぐさだな…。昨日もキョンの腹を枕にしてハルヒが寝ててな…」
ハルヒ「!? え、ちょ、え?」
キョン「あれは見てて優しい気持ちになれたな。ハルヒがすごく気持ちよさそうに寝てて…」
ハルヒ「わ、わたしが、アンタの…いや、あの、あれ、えと…」
キョン「? どうした、ハルヒ?」
ハルヒ「や、やっぱダメ。名前シャミセンにもどして…」
キョン「む…そうか…名付け親に言われちゃ仕方ないな」
古泉「どうも」
ハルヒ「あら古泉君、遅かったわね」
古泉「すいません、掃除当番でして。なにやら盛り上がっていたようですね」
キョン「あぁ、ペットの話でな。最近犬を飼い始めたんだ」
古泉「ほう、それは興味深いですね」
キョン「そうだろう。『ハルヒ』って名前なんだ」
ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン!」
古泉「んっふ」
ハルヒ「…」
古泉「(犬…そして名前…そういうことですか、んっふ)実は僕も犬を飼っているんです」
キョン「ほう、そうだったのか。おまえもペット好きだったのか」
古泉「えぇ。好きというか、愛しているというか…とにかく美しいですね」
キョン「(美しい?高級種か?)名前はなんていうんだ?」
古泉「『森園生』と言います」
キョン「これまた可愛い名前をつけてるな」
古泉「えぇ。しかしあなたも同じ趣味をお持ちだったとは、嬉しいですね」
キョン「趣味というのかね、これは」
古泉「あなたも夜に首輪をつけて散歩させたりしているんですか?」
キョン「散歩は夕方だな」
古泉「夕方とは…。さすがの僕もそれは人目が気になってできません。すごいですね」
キョン「そうか?」
古泉「…妹さんも、こちら側なのですか?」
キョン「こちら側?あぁ、ペット愛好家としては俺以上かもしれんな」
古泉「ほう…。ぜひお話したいところですね」
キョン「まぁ、もちろん俺も散歩には行ってるぞ。糞の世話はまだ慣れないがな」
古泉「もうそこまでいっておられるとは、すごいですね。僕は外でさせるまで2カ月ほどかかりましたよ」
キョン「ん? フンは外でさせるもんだろう。というより散歩はそれも兼ねて行くんじゃないのか?」
古泉「これはこれは、意識を高くもっていますね。見習いたいところです」
キョン「おかしなやつだ」
ハルヒ(なんか変な会話ね)
みくる「すいません、遅れました~」
キョン「朝比奈さん、こんにちわ」
古泉「どうも」
ハルヒ「遅かったわね、なにかあったの?」
みくる「すいません、クラスの係の仕事で…。すぐにお茶入れますね!」
キョン「いつもすみませ…あれ?」
古泉「ありがとうございます」
みくる「はい、キョン君」
キョン「あぁ、どうも…。あの、朝比奈さん?」
みくる「はい?」
キョン「首になにかアザが出来てませんか? なにかあったんじゃ」
みくる「!! あ、いえ、これは…」
古泉「んっふ」
キョン「そうでしたか。まるで首輪の痕みたいでビックリしましたよ」
みくる「や、やだキョンくん!首輪なんてそんなわけ…」
古泉「そういえば朝比奈さん。彼は『犬』を飼いはじめたらしいですよ」
みくる「ひぇっ!?」
キョン「あぁ、そうなんですよ。『ハルヒ』っていうんです」
みくる「えっ? あ、え?涼…宮さん?」
みくる「え、えーと…そうですか…」
キョン「あれ、朝比奈さん、もしかして犬苦手でした?」
みくる「い、いえ!そんなことないです!すごく嬉しいです!!」
キョン「嬉しい?」
みくる「あ、いえ、その…」
古泉「これはこれは…」
みくる「え、えーと…飼ってるというか…飼われてるというか…」
キョン「え?」
みくる「あ、えーとその…」
キョン「あぁ、たしかに朝比奈さんは犬に飼われてそうですね。こけそうになって助けられてたり」
みくる「は、はは…」
古泉「朝比奈さん。その犬、もしかして飼い主は別にいるんじゃありませんか?」
みくる「えっと…。は、はい、そうです。そうなんです!」
古泉「あなたもどうして、鈍いですねぇ」
キョン「いや、これはわからんだろ。よくわかったなぁお前。で、本当の飼い主は誰なんです?」
みくる「え、えっと…。(チラッ)」
キョン「?(チラッ)」
キョン「長門、お前なのか?」
長門「……(ペラペラ)」
キョン「ん、どうしたんだ、何か不機嫌だな。朝比奈さん、飼い主は長門なんですか?」
みくる「え、えーと…」
長門「…(パタン)」
みくる「ひっ」
みくる「は、は、はい…」
ガチャ、バタン
キョン「なんか長門の様子がおかしいな。朝比奈さんも脅えてたし、大丈夫だろうか」
古泉「ここは二人きりにさせてあげましょう。お二人の間柄は本人たちが一番わかっています」
キョン「? なんかよくわからんが、そういうことならまぁ…」
みくる「は、はい…」
長門「返事はちゃんとして」
みくる「はい!」
長門「どうしてばらそうとした?」
みくる「わ、わたしは別に…」
長門「しつけが足りなかった(ペチン)」
みくる「ひゃっ」
長門「…(ペチ、ペチッ)」
みくる「い、いたっ、痛いっですっ」
長門「誰にも言うなと言ったはず」
みくる「す、すいません…(ペチン)ひゃぁっ」
こいつらはなにがしたいんだ
長門「様(ペチン)」
みくる「ひゃっ! あ、あう…えっと、長門様、キョンくんも涼宮さんをペットにしてるらしいし、わかってくれるんじゃ…」
長門「……同族嫌悪を抱く可能性もある。油断禁物」
みくる「きょ、キョンくんはそんなことないと思います。きっと大丈夫だと…」
長門「……そう」
長門「……」
キョン「おぉ長門。なんだったんだ?」
長門「なんでもない」
みくる「……」
キョン「あ、朝比奈さん。なんだか疲れてませんか…?」
みくる「ふぇっ? いや、これがまたいいんです。後からじんわりと…」
キョン「え?」
みくる「い、いえ!なんでもないです!」
長門「……(ペラペラ)」
みくる「え?そうなんですか?」
古泉「はい。『森園生』といいます」
みくる「えっ、それって」
古泉「そうです」
長門「…(古泉一樹もペットを…)」
長門「…(チラッ)」
キョン「え? あぁ、はい。ハルヒですか」
みくる「えーと…ペットって、その…どうですか?」
キョン「え?あー、えっと、可愛いですよ。見てて和みますしね、ハルヒは」
ハルヒ「(ドキッ)」
キョン「ペット好きに悪い奴はいないと思います」
みくる「そ、そうですか!そうですよね!!」
キョン「は、はい。なんか怖いです、朝比奈さん」
長門「……(大丈夫かもしれない)」
みくる「ふぇっ」
キョン「お、いいな」
長門「……」
みくる「こ、古泉君、それはちょっと…」
長門「私はかまわない」
みくる「ふぇっ!?な、長門さん!?」
長門「朝比奈みくる。さっきはあなたも大丈夫といったはず」
みくる「そ、そうですけど、見られるのは、その、恥ずかし…」
キョン「いいじゃないですか朝比奈さん。みんなで行きましょうよ」
みくる「きょ、キョンくん…」
キョン「そこまで考え込まなくても…。えーと、それじゃ明日の放課後にでもどうでしょう?」
みくる「ほ、放課…!?それってまだ外も明るいんじゃ…」
キョン「? えぇ、そのほうが安全ですしいいかなと…」
みくる「だ、だって人に見られ…」
長門「了解した」
みくる「!?」
古泉「うちの園生も、ここで一段階レベルアップですかね」
キョン「?」
みくる「か、か、帰りはどうすれば!」
長門「大丈夫。その頃には日も暮れる」
みくる「で、でも…」
キョン「なんだ長門、服なんか着せてるのか? ずいぶん可愛がってるんだな」
長門「そう。可愛い」
みくる「な、長門さん…(ドキッ)」
古泉「我々はどうしましょうかね?」
キョン「うちは服なんかないぞ」
古泉「おやおや…さすがです。感服しますよ」
キョン「なんだ、お前も服を着せてるのか。やれやれ、俺ももっとハルヒを可愛がらないとなぁ」
ハルヒ「な、なな…」
ハルヒ「なによ、私だけ仲間はずれみたいに」
古泉「まぁ、朝比奈さんは我々とは違う側みたいですがね」
キョン「ん? 違う側?」
みくる「こ、古泉くん!」
古泉「んっふ」
キョン「気持ち悪い奴だ」
古泉「えぇ、心の底から同感しますね」
長門「(コクッ)」
キョン「俺なんか携帯に写真を入れてるぜ。休み時間の体力補給源だ」
古泉「おや、奇遇ですね。僕もですよ」
長門「私も」
みくる「え、そ、そうなんですか…?」
長門「そう」
キョン「うーん、ペット愛好家同士の会話ってやつだな。いいもんだ」
みくる「ふぇっ!?」
古泉「いいですね」
長門「(コクッ)」
みくる「そ、それはっ!」
ハルヒ「あら、いいじゃないみくるちゃん。私も見てみたいわ!」
みくる「で、でもでもっ!」
長門「朝比奈みくる。飼い主は私(ギロッ)」
みくる「ひっ(ゾクッ)」
キョン「ま、まぁまぁ長門。えー、まぁなんだ。朝比奈さん、そんな恥ずかしがらなくても。みんな同じようなもんですよ」
みくる「え、えー…と…」
長門「(ギロッ)」
みくる「は、はい…」
古泉「すずみ…いや、ハルヒですか。いつもと違う姿を見るのは楽しみですね」
キョン「ん?見せたことあったか? まぁいいや、これだ」
古泉「失礼します」
長門「…(チラッ)」
みくる「えーと…」
ハルヒ「どれどれ?」
古泉長門みくる「え?」
ハルヒ「へぇー、可愛いじゃない」
キョン「ん?だからハルヒだ。うちのペットのな」
みくる「こ、これって…」
長門「…犬」
キョン「え? あぁ、犬だが…?犬を飼ってると言ったろう?」
古泉「え、えぇ。か、可愛いらしいですね、本当に」
みくる「か、かわいいですー」
長門「……犬」
キョン「な、なんなんだ…?」
ハルヒ「キョン、今度この子連れてきなさい!いっぱい遊んであげるわ!」
古泉「え、えぇ…(まずいですね)」
みくる「は、はい(ふえぇ)」
長門「……(犬)」
ハルヒ「キョン、後で写真送っときなさいよ!」
キョン「やれやれ」
みくる「(ビクッ)」
古泉「え、えーと…はは…(サッ)」
キョン「ん? 古泉、なぜポケットから出しかけた携帯を元にもどすんだ」
古泉「いえ、それはですね」
キョン「あれか?うちのハルヒが可愛すぎて出しにくくなったとか」
古泉「じ、実はそうなんですよ。これはもう、うちの犬はみなくても良いかと…」
キョン「そんなわけにはいかん。飼い主が自信をもってやらんとペットがかわいそうだろうが。見せてみろよ」
古泉「え、えーと…」
古泉「! お、おや。今日はこれで団活はおわりみたいですね」
キョン「お、もうそんな時間か。まぁ写真くらいいいだろ、見せて…」
みくる「た、大変!今日は用事があったんでした!長門様…じゃなかった、長門さん、帰りましょう!」
長門「(コクリ)」
ガチャ、バタン!
キョン「あ、朝比奈さん、長門! あんなに急いでどうしたんだろうな。さて古泉、おまえだけでも…」
古泉「ど、どうせならまとめて見たほうがよろしいのではないでしょうか?楽しみはとっておくものですよ、そうですよ」
キョン「むぅ、それはたしかに一理あるが…。俺だけ見せるってのもなんだかなぁ」
古泉「まぁ、明日のお楽しみということにしましょうよ。お願いします」
キョン「そこまでいわれちゃ仕方ないな。そのかわり、今日とびっきりの写真を撮ってこいよ?」
古泉「は、はは…。まかせてください…」
ハルヒ「また明日ね、古泉くん!」
古泉「えぇ、それでは」
古泉「(ピッピッ プルルルル…ガチャ)もしもし、すみませんが集まりませんか、お話が…」
古泉「……お待たせしました」
長門「……」
みくる「……」
古泉「困りましたね、本当に……」
楽しみにしてるぜ
なんでこんなことに…
これおかずに2~3年抜くつもりなんで
何でと言われても
俺だってかわいいハルヒが見たかった
だけだぜw
みくる「でも…が…なら…」
長門「…そう…で…だから…」
古泉「決まり、ですね」
長門「そう」
みくる「……」
古泉長門みくる「開き直る……!!」
キョン「うーっす」
ハルヒ「おっはろー」
みくる「あ、こんにちわぁ」
古泉「どうも」
長門「…(ペラペラ)」
古泉「そのことですが」
キョン「ん?」
古泉「実は、あのあと3人で話し合いましてね。今日はみんなで散歩に行くと言っていたでしょう?」
キョン「あぁ、そういえばそうだったな」
古泉「なら、写真ではなく実物でいいだろうと」
キョン「んー、それもそうだな。そうするか」
古泉「えぇ」
長門「……」
みくる「……」
キョン「よし、それじゃあこの後公園に集合だな」
古泉「えぇ。そうしましょう」
長門「わかった」
みくる「……」
キョン「朝比奈さん?顔色が悪いですが大丈夫ですか?」
みくる「…はい。覚悟はできてます」
キョン「?」
キョン「さて、俺が一番か…」
ハルヒ(犬)「ワンッ!」
キョン「うむ、元気でいいことだ。よーしよし(ナデナデ)」
ハルヒ(犬)「クゥ~ン」
キョン「ふふふ、可愛い奴め。お、あれは…」
ハルヒ「あら、早いのね」
キョン「あぁ、家が一番近いしな。って、お前の家一番遠くなかったか?」
ハルヒ「な、なによ。偶然よ偶然!」
キョン「ふぅん」
キョン「あぁそうだ。ほらハルヒ、挨拶」
ハルヒ(犬)「ワンッ!」
ハルヒ「…か、可愛い…」
キョン「ハルヒ。顔ゆるんでるぞ」
ハルヒ「っ!! う、うるさい!」
キョン「ふぅ、やれやれ…。同じ名前でも大違いだ。なぁハルヒ(ナデナデ)」
ハルヒ(犬)「クゥン」
ハルヒ「…(いいなぁ…)」
ハルヒ「え!べ、別に、そんなんじゃないわよ!」
キョン「…ほら、紐かしてやるから。ちょっとハルヒ(犬)を連れてってやってくれ」
ハルヒ「え、でも…」
キョン「あいつらは俺は待ってるさ。ほら」
ハルヒ「あ…。…し、仕方ないわね!ほら、いくわよハルヒ!」
ハルヒ(犬)「ワンッワンッ!」
キョン「まったく、あいつも可愛いとこあるじゃないか…。お、だれか来たな。あれは…」
キョン「古泉か。なにしてんだあいつ? 紐を引っ張ってるのか?」
古泉「もりさ…くごをきめて…さひなさんも…」
キョン「何か言ってるな…。犬が壁に隠れて見えないぞ。引っ張られてるのか。あいつのしつけも大したことないんだな」
キョン「にしても埒があかん。俺から行ってやるか」
古泉「!!(ビクッ)」
??「こ、古泉、いまの声は…?」
古泉「え、えーと…ははは」
キョン「ペットが言うこと聞いてくれないってか? おまえもまだまだだな。どれ、俺に見せてみろ(チラッ)」
園生「あ…」
キョン「…………」
キョン「…………は?」
古泉「森さん。覚悟を決めましょう」
園生「きょ、今日は夕方にチャレンジとしか…!な、なんでその…!!」
古泉「森さん、覚悟を決めましょう」
園生「な、なんで彼が!?」
古泉「森さん、覚悟を決めましょう(グイッ)」
園生「キャンッ」
キョン「」
キョン「……」
園生「きょ、キョン君あのね」
古泉「(グイッ)」
園生「キャウンッ」
古泉「すいませんね、しつけ不足でして」
キョン「……まってくれ、状況を整理したい」
>>1「……まってくれ、状況を整理したい」
キョン「いや、そりゃ服は着ているが…」
古泉「あなたも見たことがありましたね。別荘のときのメイド服です」
園生「……」
古泉「ほら、挨拶ですよ」
園生「ワ、ワン…」
古泉「元気よく(グイッ)」
園生「ワンッ!」
キョン「……」
キョン「え?(チラッ)」
長門「……」
キョン「長門!ちょっときてくれ、古泉がおかし…く…」
みくる「……」
キョン「」
長門「ありがとう」
みくる「……」
長門「挨拶」
みくる「わんっ!」
古泉「これはこれは。しつけが行き届いてますね。さすがは長門さん」
長門「それほどでもない」
キョン「……」
古泉「はい?」
キョン「なんだこれは」
古泉「ペットですよ」
長門「犬」
キョン「いや、どうみても人だろう!」
古泉「可愛いでしょう」
キョン「いや、そりゃたしかに可愛いが…」
園生「わんわん」
みくる「くぅん」
キョン「……(…なんだろう、この感覚は…)」
古泉「おや、トイレにいきたいようですね」
キョン「は?」
古泉「すいません、ちょっとそこらの茂みで…」
キョン「お、おい!いくらなんでも…!!」
園生「クゥン…(モジモジ)」
キョン「うっ…」
古泉「失礼します」
長門「なにが」
キョン「人間を犬だとかペットだとか!あれか、またハルヒが何か…」
長門「違う」
キョン「え…?」
長門「私たちは望んでこうしている」
みくる「クゥン」
キョン「……」
キョン「いや、しかし……」
長門「あなただってそう」
キョン「え?」
長門「あなたもハルヒ(犬)を家族として見ている。同じように大切におもっているはず」
キョン「……」
長門「私もそう。朝比奈みくるを大切に思っている。だから服選びにも時間を使う。体調管理もしっかりしている」
みくる「……」
長門「一緒にいると楽しい。いないと淋しい。なんでもしてあげられる」
長門「犬も、人間も、同じように大切な存在。いっしょ」
キョン「え?」
長門「あなたはハルヒをどう思っている?」
キョン「俺は…」
みくる「くぅん…(モジモジ)」
長門「尿意。失礼する」
キョン「あ、長門!」
キョン「俺は…ハルヒを…。どう、思って…」
古泉「遅くなりました」
長門「遅れた」
キョン「……あぁ」
みくる「ワンッ!」
園生「ワンワンッ!」
古泉「すっかり仲良くなったようですね」
長門「良いこと」
キョン「……」
古泉「そういえば、あなたのハルヒはどこですか?」
キョン「あぁ、ハルヒなら…あぁ、帰ってきたな」
ハルヒ「おーい、みんなおま…た…」
長門「……」
ハルヒ「あぁ、うん…え?何、コレ」
みくる「クゥン」
園生「ワン」
ハルヒ(犬)「ワンッ!」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「は、はひゃいっ!?な、何よキョン」
キョン「俺は…お前を、とても大切に思っている」
ハルヒ「えっ(ドキッ)」
キョン「お前がいると楽しい。お前が休んだ日は物足りない。いつの間にか、お前は俺の生活の一部になっていたんだ」
ハルヒ「きょ、キョン…」
キョン「ハルヒ…俺、目が覚めたんだ。こいつらのおかげで」
ハルヒ「キョン…え?」
古泉「んっふ」
長門「……」
キョン「ハルヒ、どうか俺の……」
キョン「……お、きたな」
古泉「どうも、遅くなりました」
園生「ワンッ!」
キョン「おう。はは、森さんは今日も元気だなぁ(ナデナデ)」
園生「クゥン」
長門「おまたせ」
キョン「おぉ、長門」
みくる「わんわんっ」
キョン「朝比奈さん、今日も可愛らしいですね」
みくる「くぅん…」
古泉「さて、それではいきましょうか」
長門「散歩」
キョン「あぁ、そうだな」
ハルヒ(犬)「ワンッ!」
ハルヒ「ワンっ!!」
俺の初SSこんなのかよ
古泉の顔が浮かんだ瞬間に何かが崩れた
最後はなんかもうありきたりすぎる
なんかごめんなさい
まだ終わんなきゃいいんじゃね?
こっから海水浴編入れば?
もう無理だろ…どうしろってんだよ…
わんわん鳴いてるハルヒしか浮かばねぇよ…可愛いよくそ…
ここまでは第一章だろ?
読ませてくれ>>1よ
ほのぼの系でも許す
完全に思いつきで書いてたんだぞ、いまは思いつきがゼロだ
誰か頼んだぜ、このスレは自由に使ってくれ
キョン「あぁ…なんだ夢か」
強引だなおいw
谷口「はぁ?キョン、お前何言ってんだ?誰にも首輪をつけさせなかった涼宮をついにペットにしたのはお前だろう?
東中の連中の間でも「あの涼宮が」って話題になってるぜ」
キョン「谷口、お前なんで俺がハルヒをペットにしたことを・・・」
谷口「知らねぇわけないだろ。あんだけ楽しそうに、散歩しながら下校してるの見せびらかしてたらよ」
キョン「(おかしいぞ、あれは極秘中の極秘。あんなもん学校の連中に知られたら、普通の神経じゃいられんはずだ・・・。)」
谷口「キョン?なんかお前今日おかしいぞ?飼い犬に手でも噛まれたか?」
キョン「い、いやなんでもない。ちょっと急用を思い出してな、少し先に行くぞ」
谷口「おう、体調悪いなら無理すんなよ!」
キョン「(長門に聞いてみるしかないが・・・、おそらくハルヒの力が働いていると考えて間違いないだろう。
普通、奴隷関係なんてこっそりやるのが楽しいもんじゃないのか?ハルヒ!)」
ガチャ
キョン「長門・・・、いてくれたか・・・!」
長門「・・・あなたが来るのを待っていた、状況は把握している。」
キョン「そうか、やっぱりおかしなことになってるんだな?」
長門「涼宮ハルヒは主従関係を一つの愛の形として選択した。これはわれわれの責任であり、あなたの責任でもある。」
キョン「それはわかってる。俺は一生あいつを面倒見ると決めたんだ。」
長門「そう・・・、じゃあ話はそれで終わり・・・」
キョン「・・・長門?」
長門「あなたが望んだ関係を、涼宮ハルヒは社会的、倫理的に良しとする改変を行ったに過ぎない。
あなたが望む限り、この改変を受け入れるべき。情報統合思念体もこの変化を喜んでいる。」
キョン「それはそうかもしれないが・・・、なぁ、こういうのは背徳感を味わいながら楽しむもんじゃないのか?」
長門「あなたはマニアックすぎる」
キョン「お前に言われたくない」
長門「・・・・・・ユニーク」
長門「あなたと私、そして古泉一樹。飼い主はすべてを知っている必要があるらしい。」
キョン「すべてを知る飼い主と、何も知らないペットか・・・」
長門「涼宮ハルヒが望んだこと」
キョン「マニアックだな」
長門「・・・お似合い」
キョン「うるさい」
谷口「おっすキョン、保健室にはいったのか?」
キョン「ああ、何とか大丈夫そうだ」
国木田「おはようキョン、今日も眠たそうだね」
キョン「眠いには眠いんだが・・・、そういえば国木田は首輪つけてないな」
国木田「何言ってるんだよキョン、僕は「飼い主」だからね」
キョン「そういえば…、そうだったな・・・ハハハすまん」
谷口「キョンのやつ朝からなんかおかしいんだよな~」
国木田「体調悪かったら休んでなきゃだめだよ、ペットだって悲しむんだからさ」
キョン「そうだな、心配かけてすまん、大丈夫だ」
谷口「ところで、涼宮とはどうなんだ?」
キョン「どうって?」
谷口「おいおい、これ以上言わせる気かよ?アレのことだよ。お前やっぱり「飼い主」だな、とぼけやがって」
キョン「何のことかさっぱりわからないんだが」
谷口「アレって言ったら決まってるだろ、「し・つ・け」だよ」
谷口「わかってるよそんなこたぁ、まぁその話は昼飯でも食いながらゆっくり聞かせてもらうぜ、っと、お前のペットのおでましだぞ、キョン」
キョン「ハルヒ・・・(やっぱり首輪つけてるな、「KYON」のネーム入り・・・、間違いなく俺が買ったやつだ)」
ハルヒ「あんたねぇ、朝から間抜け面晒してんじゃないわよ、そんなのだから犬に噛まれちゃうの!」
谷口「やっぱ噛まれちゃってるんだねぇ~、キョン!」
ハルヒ「う、うるさい!////」
谷口「す、すまん・・・お、おい席戻るぞ!」
国木田「谷口がごめんね、じゃあ、また休み時間に」
キョン「ハルヒ、お前首輪・・・」
ハルヒ「何とぼけたこと言ってんの?あんたがくれたんでしょ、「お前は一生俺のものだ、この首輪が証拠だ」なんて
柄にもなくキザなこと言っちゃってさ・・・」
キョン「(キザかなぁ、言った記憶もないが・・・)」
ハルヒ「とにかく、あたしに首輪つけたのはあんたなんだから、しっかり飼い主らしく振舞ってればいいの、
じゃないとまた噛み付いちゃうから・・・///」
キョン「(かわい・・・っていかんいかん、こんな状態を良しとしちゃいかん。長門は受け入れろと言っていたが、
俺はこっそりやりたいんだよっ!そっちのほうが、いいに、決まってる・・・はず)」
ハルヒ「ほら、授業始まっちゃうわよ。ただでさえアホ飼い主なんだから授業くらい聞いときなさい」
キョン「あ、ああ」
キョン「(授業は始まってから落ち着いてあたりを見回すと、意外と首輪をつけてるやつは少ない。
飼い主ってことなのか、それとも年齢的にまだ早いのか・・・、はたまた相手がいないだけなのか。まったく見当もつかん。
ただ、谷口の話を聞く限り、中学生でもこの関係は結ばれることもあるようだ・・・、ああ、どうなってるんだこりゃ・・・。
昼休みに改めて古泉と長門と話をしてみないとな)」
昼休み
谷口「キョン、飯にしようぜ~」
キョン「ああすまん、昼休みは部室のほうに顔を出さないといけなくてな」
谷口「何だよ、せっかく涼宮の話でも聞こうと思ってたのにな」
国木田「涼宮さんのエサはいいの?それとも、なんか悪いことでもしたからご飯抜きとか?」
キョン「い、いやハルヒはちょっとダイエット中なんだよ・・・」
国木田「へぇ、そんなふうには見えないけどなぁ。まぁ、キョンの趣味に口出しする気はないけどさ」
キョン「ま、まぁハルヒもひとりで出ちまってるみたいだし、ちょっと行って来る(国木田もすっかり飼い主なんだな・・・)」
ガチャ
キョン「おいなが・・・朝比奈さん!?」
朝比奈「くぅーん、くぅーん」
長門「エサの時間。涼宮ハルヒはいつもの場所でエサを待っている。あなたからの「待て」は出ていないはず」
キョン「いや、俺はそんなこと知らんぞ・・・」
長門「かわいそう、行ってあげて。早く」
キョン「わ、わかった。話はまた放課後にしよう。(長門があんなに睨んでくるとはな・・・。しかし、朝比奈さんが
床においてあるサンドイッチを犬食いしてる姿・・・、正直たまりません!)」 バタッ
長門「彼はドS、彼にこの世界を拒めるはずがない・・・」
朝比奈「わん?」
長門「こっちの話、あなたはエサを食べることに集中するべき。」
朝比奈「くぅん・・・、わふわふわふわふ・・・」
長門「おいしい?」
朝比奈「わん!」
長門「そう」
キョン「ハルヒ!」
ハルヒ「ワン!グルルルルル」
キョン「(何だこりゃ、野良犬みたいだぞ、もしかして腹へって怒ってる?)」
タッタッタッタッタッ
ハルヒ「ワン!」 ガブッ
キョン「痛てぇええ!!首を噛むな!!」
ハルヒ「(ガブガブ)わふわふ!」
キョン「俺が悪かった!腹減ってるんだよな、購買で買ってきたパンがあるから、離してくれ!」
ハルヒ「(パッ)グゥゥゥ、ワン!」
キョン「早くしろってことか?手のかかるやつだな・・・・・・。わ、わかった!歯を見せるな!飼い主を脅すんじゃない!」
パサッ
キョン「ほら、パン二つと牛乳だ。牛乳は皿がないからパックの蓋開けとくぞ。飲みにくかったら言えよ」
ハルヒ「わふわふ♪」ペチャペチャ
キョン「(二人きりになるとこうなるんだな・・・、でも・・・かーわいーなー、これ・・・。あれ?俺馴染んできてる?)」
古泉「長門さんに朝比奈さん、こんにちわ」ナデナデ
朝比奈「わん!」
長門「古泉一樹、彼にはもう会った?」
古泉「いえ、まだ今日はお会いしていませんね。この状況についていくつかお話したいこともあるのですが。」
長門「朝、そして先程、彼はここに来た。」
古泉「賢明な判断ですね」
長門「あなたはこの状況に戸惑っていない?」
古泉「戸惑う必要が僕にはありません。彼と結ばれたことによって、涼宮さんの精神は安定。機関内でも、「飼う」という行為が非道徳的なものだったことを覚えている者はいません。
もっとも、覚えている者の方が極めて少ないんでしょうが。」
長門「私とあなた、そして彼だけ。」
古泉「んふっ、これは彼にもこの世界を受け入れてもらう必要がありそうです。」
長門「古泉一樹、あなたはわかっている。」
古泉「ぼくはこの世界を、前の世界より殊の外気にいってるんですよ。」
長門「彼もすでに馴染み始めている、問題ない。」
しえん
ハルヒ「ちょっとキョン、今日は今週末のお散歩会の計画立てるんだから、ちゃんと部室で待ってなさいよ!」
キョン「お前はどうするんだ?(しかし昼休みとはえらい違いだな)」
ハルヒ「私はちょっと用事で遅れていくけど、サボるんじゃないわよ!」
キョン「へいへい、っと」
ハルヒ「じゃ、また後でね」
キョン「(行っちまった・・・、本当に落ち着きのない犬みたいなやつだ。それにしてもお散歩会ねぇ、不思議探索とは違うのか。
まぁ都合がいい、ハルヒ抜きで少し話をしておくか。)」
文芸部室
ガチャ
キョン「長門と古泉か。示し合わせたような組み合わせだな」
古泉「お待ちしておりました、お話したいことはたくさん持ち合わせてますよ」
長門「朝比奈みくるはと涼宮ハルヒはしばらく顔を出さない。私が涼宮ハルヒを連れ出すよう朝比奈みくるに命令しておいた。」
キョン「なるほどね、それでか・・・。じゃあ、早速だがこの状況のついて話をするかね」
しかも改変前の世界を記憶しているのは我々三名のみ。」
キョン「間違いないな? 長門」
長門「古泉一樹の認識に間違いはない」
古泉「僕は今回の改変について、何らかの対策を講じるつもりはありません。この世界を受け入れる、それだけです」
キョン「それじゃあお前は、この「飼い主と犬」が成立した世界を選ぶってことだな?」
古泉「はい、その通りです」
長門「私もその意見に同意する。あなたは嫌?」
キョン「嫌…と言われればそうなのかもしれない。ただ、お前らの気持ちはわからんでもない」
古泉「(ニヤニヤ)」
長門「(ニヤニヤ)」
長門「やっぱり」
古泉「いつもは普通がいいとおっしゃっているあなたらしくない発言ですね」
キョン「ああ、確かに俺らしくはないな。改変された世界を認めてもいいなんて」
長門「あなたは変態、まずそれを認めるべき」
たのむもっと言ってくれ
キョン「そういえば、森さんの記憶もないのか?」
古泉「もちろんです。しかもSOS団がかつて不思議探索と呼んでいたもの、今ではお散歩会と呼ばれていますが、これに森さんも参加していることになっています、
僕のペットとしてね」
キョン「なぁ古泉、俺は正直言って悩んでいる。自分が今までいた世界が、目を覚ましたら違うものになっていた。こんなこと認めるわけにはいかないとも思っている。
ただ、今日一日だけで、俺がかつて抱かなかった感覚が芽生え始めているんだ。」
古泉「お悩みのところ申し訳ございませんが、あなたが何を気にする必要があるのか、理解しかねます。」
長門「今回の改変は今までとちがう、全ての人間に不利益などない。特にあなたにとっては、すべてが有益。
既に涼宮ハルヒを手に入れている状態が、社会的に肯定されている。」
キョン「だからと言って…、はいそうですかで受け入れられるもんかよ」
古泉「わかりました、今週末のお散歩会まで待って下さい。その後に改めて話し合いましょう。もしあなたがその時に、「元の世界に戻したい」とおっしゃるのであれば、
我々はあなたに手を貸そうではありませんか。いかがです?」
長門「(コク・・・)」
キョン「そうだな、様子を見て見ないことには何もわからないからな。」
古泉「(なんだかんだで彼も楽しそうではないですか)」
長門「(今週は古泉一樹に負けない、絶対に)」
朝比奈「少し遅くなっちゃったけど、おかげで良いお茶が手に入りました~」
ハルヒ「さっそくだけど今週末のお散歩会についての会議を始めます。
キョン、早速だけど何時もみたいにプランの発表よろしく♪」
キョン「はぁ?何時もお前が全部決めてたじゃないか。俺はそれに従うだけだ。」
ハルヒ「あんた何言ってんの?私たちをどうするかは、あんた達飼い主が決めることでしょ。ね~、みくるちゃん?」
朝比奈「涼宮さんはキョンくんみたいな優しいご主人様でうらやましいですぅ~・・・。
長門様にはそんな口のきき方できない・・・。あの、いや長門様が優しくないわけじゃ」
長門「朝比奈みくる」
朝比奈「はぃぃ・・・!」
長門「その無駄に育った乳から母乳が出るようにする?」
朝比奈「ひぃぃぃぃ・・・」
長門「ブリーダーに預かってもらう?」
朝比奈「いやですぅ!そういうのはちゃんとした、そのぅ・・・」
長門「次はない。即ブリーダー」
朝比奈「はぃぃ」
キョン「(計画ったってなぁ、そんなものしたことは無いぞ。でもこの世界では、少し前から俺とハルヒはそういう関係なわけで)」
ハルヒ「何悩んでんのよ?!何も考えてきてないわけ?」
キョン「(仕方ない、ここは適当に)よし、今週はみんなでピクニックでもするか、公園で飯でもゆっくりと食おうじゃ無いか?」
ハルヒ「公園ねぇ、ま、あんたらしく普通でいいんじゃない?で服は?」
古長「(ニヤニヤ)」
キョン「服だぁ?そんなもん好きにすればいいだろ」
ハルヒ「そうじゃないでしょ、着るか着ないか聞いてるの!あんた今日変よ?いつもなら「剃ってこい」ぐらい言うじゃない。
「ハルヒのは俺が剃るからな」とか言っちゃってさ・・・///」
キョン「(お前の記憶の中の俺は、何言ってやがんだ!)そ、そうだな今週は取りあえず着よう」
ハルヒ「へぇ、犬に服着せるのは好きじゃないって言ってるあんたがねぇ・・・。それで他には?」
キョン「他?他って何のことだ?」
ハルヒ「オプションよ!もしかしてオプションのためにあえて着させるとか?」
キョン「(オプションって何だよ!どうすりゃいい?)」
朝比奈「ひぃぃ~」
ハルヒ「さすが有希ね、じゃあそれでいきましょう。服着てるから駅前集合でもいいわね。」
キョン「そ、そうだな(長門、助かったがその注文は何だ?)」
古泉「では、今週末の予定はおおよそ決定したということでよろしいですね。森さんもそのルールで連れてくることにしましょう。」
ハルヒ「じゃあとりあえず今日は解散!各自帰るなりなんなり好きにしていいわ。キョンは私と一緒に帰るのよね?」
キョン「お、おう、そうだな。」
ハルヒ「じゃあ私たちは明後日の相談しながら帰るから、戸締りよろしくねっ!」
キョン「おい、待てって!じゃ、とりあえずお先に!」
古泉「アレはカバンの中に入ってますからね~」
キョン「(アレ?何のことだ?)わ、わかった。おい、ハルヒ!」
バタッ
長門「朝比奈みくる」
朝比奈「はぃ!」
長門「今日は用事がある、先に帰っておいて」
朝比奈「わかりました!」
古泉「おや、いいんですかそんなことで?僕と園生の激しいプレイに勝てるとでもお思いですか」
長門「いまはそれよりも、彼にこの世界を否定させないことの方が重要。彼は鍵であり、涼宮ハルヒをコントロールできる唯一の人物。
だからこそ、彼にはこの世界を守る能力がある。それに私と朝比奈みくるが、あなたたちに負けることなどありえない」
古泉「んふっ、期待していますよ長門さん(ニヤ」
ハルヒ「キョン、早くここに鎖つないで!」
キョン「(自分から首輪のジョイント差し出してるのか。しかし鎖なぁ…、アレか!)ちょっと待ってろ。これだな、ここに繋いでっと。よしっ」
ハルヒ「キャウン!」
キョン「(なるほど、そういうシステムか…)」
ハルヒ「キョン…?どうしたの?」
キョン「いや、何でもないんだ。今日は少し話しながら帰りたい気分だから、犬でなくても構わんぞ」
ハルヒ「……あっそ」
キョン「(ん?にテンションが下がった。そうか、改変前に長門が言ってたっけな「犬も人間も一緒、同じように大切な存在」と。
その言葉で俺は目覚めたんだった。ハルヒを大切なペットとして扱ってやらんとな・・・)」
ハルヒ「いつもなら、ちゃんと私の話聞かないで、いろいろ命令してくれるのに……、話したいだなんて。この首輪はもう要らないの…?」
キョン「(やばい!ハルヒが泣きそうだ)いや、そういうわけじゃないんだが、まぁ、そのなんだ、やっぱり話さなくていいぞ、うん。
よしハルヒ、このまま俺の家行くぞ!」 グイッ
ハルヒ「キャウンキャウン!」
キョン「(取りあえず、引っ張って連れて帰っても問題なさそうだな。しかしこの改変、飼い主初心者の俺にはハードルが高いかもしれん。
というか、もっとこっそりやるのが気持ちいいんろうが!)」
私はそれを望んでいない。しかし、彼はお散歩会まで待つといった。これは大きなチャンス」
キョン宅
キョン妹「お帰りキョンくん!あ、ハルにゃんもいっしょだねぇ~」
ハルヒ「こんにちは妹ちゃん!」
キョン「おう、ただいまー(帰り道始終ワンワン言いながらじゃれ付き回ってたのに、どっかにスイッチがあるんだろうなぁ)」
ハルヒ「ちょっとお邪魔させてもらうわね。行くわよっ、キョン!」
キョン「おいおい、そう焦るなって・・・」
バタッ
ハルヒ「くぅーん、くぅーん・・・」
キョン「(部屋に入ったとたんコレか。)よし、ハルヒ。今鎖はずしてやるからな~、ちょっと待ってろ」
ハルヒ「わふわふ!」
キョン「よし外れたぞ。さてハルヒ、一旦明後日の相談といくか」
ハルヒ「うん、わかった・・・」
キョン「(ツンデレならぬ犬デレってところだな)」
ハルヒ「いつも着させてじゃないの・・・」
キョン「着ていくとしてだ、長門の言ってたクリピアスってのは・・・」
ハルヒ「あんた、まさか忘れたんじゃないでしょうね?」
キョン「いや、忘れてない!あれだろ、その、な、アソコのピアスだ」
ハルヒ「あんたが着けたんだからね、最初すっごい痛かったんだからっ!」
キョン「そ、そうだったな。よく覚えてる。頑張ったよな(まったく記憶にない!改変されてるんだから当たり前だが・・・)」 ナデナデ
ハルヒ「確認してみる?ちゃんと着けてるよ」
キョン「(確認ってことは・・・・・・、おい!まずいだろそれは!心の準備ができていない・・・。何とかしてごまかさんといかんな)
あ~、大丈夫だ。その代わりお前が何か悪いことをしたときにはしつけとして・・・な」
ハルヒ「う、うん・・・、わふぅん・・・///」
キョン「(あ~だめだ俺、受け入れそうだわ、この世界)」
ハルヒ「と、とにかくピアスに紐つけていくからねっ!有希の命令なんだから」
キョン「あ、そ、そうだな」
ハルヒ「もう、あんたがそんな調子じゃ、また古泉くんの所に負けちゃうわよ?」
キョン「負ける?何がだ?」
キョン「(そんなものに勝ち負けがあるのか?)」
ハルヒ「前はあんたが「ローターを使用して60デシベル以上の声が出たらおしっこ一回」とかむちゃくちゃ言ったでしょ?
あたしだって頑張ったけど、4回が限度よ。それなのに、スイッチ入れたり切ったり。あんた勝負より自分が楽しむことしか考えてなかったでしょ!?」
キョン「(何だそれ、楽しそうじゃねぇか!オプションってそういうことか・・・)いや、まぁ、な・・・」
ハルヒ「あんたが喜んでくれれば別にいいんだけど・・・、でも勝負は勝負でしょ!?」
キョン「(ペットになってもハルヒはハルヒだ、俺の好きなハルヒそのものだな)」
ハルヒ「しかも、あたしがフラフラなのに、そっから4回戦よ!忘れてるわけないわよね?」
キョン「・・・!あ、ああ、もちろん覚えてる(覚えていない・・・。ってか、俺まだ童貞だったよな?なおさらこの世界を受け入れたくなってきたぞ!)」
ハルヒ「別に、あんたが気持ちよければ、それはいいんだけどさ///」
キョン「(今いただいちゃってもいい感じなのか?!)」
長門「やはり彼は変態、股間の隆起を確認した。サイズは・・・・・・24cm!自立進化の可能性として情報統合思念体に報告・・・。思念体も驚いている」
園生「古泉様?」
古泉「なんですか園生?」
園生「あの、クリピアスの穴・・・、空けていただけますでしょうか?///」
古泉「(なるほど、森さんはまだ空いていなかったんですね・・・。長門さん、ずるいですよ!)
そうでしたね、園生にはまだ空いていなかったんですね。いつか空けようとは思っていたのですが、僕の勘違いでした」
園生「キョンくんにも、それはまた後日とおっしゃっていただければ良かったのに・・・」
古泉「いえ、今回の提案は長門さんなんですよ」
園生「え?キョンくんじゃない・・・、あの乳女の飼い主、長門有希。園生負けられません、あのブリッコ乳女にだけは!
古泉様、ブスッといってしまってください!!」 ガバッ
古泉「(なんと美しい光景。改変されても森さんは森さんですね・・・)では、いきますよ・・・」
長門「森園生・・・、朝比奈みくるを口撃できるのは私だけ。許せない。正々堂々と葬ってくれる」
ハルヒ「キョン、遅い、罰金!」
キョン「(相変わらずだな、コイツは。よし、服は着てる。オレンジのTシャツと、それにしても短いスカートだな…、
ひざ上25cmはあるんじゃないか?)ああ、すまんすまん、準備に手間取ってな」
ハルヒ「もうみんな待ちくたびれたわよっ!」
キョン「(古泉に森さん、長門に朝比奈さん。もうすでに、首輪に鎖がつながれている。二人ともやけに体調が悪そうだ)」
ハルヒ「さ、キョン早く!いつもみたいにつなげてちょうだい」
キョン「お、おう」 カチャ
ハルヒ「わん!わふわふ♪」
キョン「よし、じゃあ公園の周りをぐるっと散歩だな」
キョン「ん、どうした長門?鎖はもうつないであるぞ」
長門「そっちじゃない、涼宮ハルヒのスカートから出ている方」
キョン「あ、ああこの紐だな・・・(これは、ハルヒのクリピアスに繋がってる…、よく見ると、長門も古泉も鎖と紐を束ねて持ってるんだな)」
グィ
ハルヒ「わふわふわふぅ~ん・・・///」
キョン「おいハルヒ!大丈夫か?!」
長門「あなたは焦りすぎ、いつも無理をする。変態」
古泉「んっふ・・・」グイ
園生「わんっ!///」
長門「・・・古泉一樹を敵性と判断」
古泉「さて、今回の勝負は何でつけましょうか?」
キョン「(異様な光景だ、美少女三人が首輪をつけられて、飼い主にじゃれ付いている。)」
長門「今日は敏感な部分につなげられた紐がある。これを生かさない手はない」
古泉「なるほど・・・、ではこうしましょう。今からわれわれは鎖を外して、紐だけでペットをコントロールします」
キョン「なんだと?」
古泉「この時点で、ペットには相当な快感が与えられることになりますが、それだけでは勝負になりません。
そこで「だるまさんが転んだ」を飼い主とペットが協力して行うというのはどうでしょうか?」
長門「わかった、古泉一樹、森園生。あなたたちだけには負けない」
朝比奈「わうん!」
園生「うぅぅぅぅ・・・わん!」
古泉「はい、鬼の間はちょっとしたブレイクタイムではありますが、タッチされては勝負に大きく影響しますよ」
長門「私と朝比奈みくるは負けない・・・」
ハルヒ「わふ・・・?」
キョン「ハルヒ・・・、大丈夫だ俺とお前が一番分かり合えている」ナデナデ
ハルヒ「わん!わおぅん・・・///」
一回戦 鬼 古泉・森
古泉「だるまさんが~ころんだ!」
ササササッ
長門・朝比奈「(ピタ)」
キョン・ハルヒ「(ピタ)」
古泉「だるま~さんが、ころ~んだ!」
ササササササッ
長門・朝比奈「(ピタ)」
キョン・ハルヒ「(ピタ)」
サササササ
ピーンッ
朝比奈「わっふぅ!!///」 パタ
長門「うかつ・・・、朝比奈みくるの運動神経を甘く見ていた、予測以上にとろい・・・」
古泉「長門さん、残念ですよ。ペットの能力を見誤るとは、飼い主失格ですよ?」
長門「うるさい」
古泉「もっふ・・・」
キョン「おい、早くしてくれないか?この体勢はだいぶきついぞ」
古泉「おや、これは失礼。あなたが少しでもバランスを崩せば、涼宮さんの紐はハイテンションでしょうね(ニヤ」
キョン「いいから、早くしろ!」
古泉「では・・・、だーるまさんが・・・・ころんだ!」
キョン・ハルヒ「(ポニョン)」
キョン「(だああああ、右ひじがハルヒの胸の左胸に・・・。しかし、この手を動かせば俺たちの負けだ。
しかし何だこりゃ、神か?まぁ、いろんな意味で神だったな・・・うん)」
ハルヒ「・・・・・・///」
古泉「今の変則的な攻撃によく耐えましたね。さあ、ここからが本当の勝負です。」
古泉「だーるまさんがころんだ!」
ササ
古泉「だるまさんがころんだ!」
ササ
キョン・ハルヒ「(ピタ)」
古泉「だるまさんがころんだ!」
サ
サ
ピーンッ
キョン「(しまったぁぁ!ハイテンション状態で止まっちまった)」
ハルヒ「(ピタ)」
キョン「(ハルヒは、しっかりと止まってるな、さすが勝負事には強い!)」
古泉「だるまさんが・・ころんだ!」
・・・
キョン「ハルヒ?」
パタ
ハルヒ「くぅぅぅぅん・・・///」
古泉「止まるのが精一杯だったようですね、次の一歩はもう踏み出せなかったということでしょう」
キョン「ハルヒの仇は俺が討つ!」
古泉「(あなたが引っ張ったんでしょうが・・・)」
長門「ここでタッチしておかなければ、古泉一樹に勝てない・・・」
朝比奈「わ・・・わん」
古泉「さて園生、閉鎖空間で鍛えたわれわれの身体能力とコンビネーションを見せ付けてあげましょう」
園生「うぅぅ・・・わふ!」
キョン「だーるまさんがこ・・・、ろんだ!」
サササササササササササ
古泉・園生「(ピタ)」
キョン「(一気に距離をつめられたな・・・)」
長門・朝比奈「(ピタ)」
長門「(身体能力が高い・・・、朝比奈みくるにペースをあわせていたのでは敵わない)」
サササササ
古泉・園生「(ピタ)」
長門・朝比奈「(ピタ)」
キョン「(む、後2ターンでタッチされちまうぞ。何か作戦を考えなければ・・・。ハルヒ・・・、そうかハルヒだ。
鬼のときにコンビネーションプレイをしちゃいけないってルールはなかったもんな、ちょっとやってみるか)」
キョン「だーるまさんが、ころんだ」グィ
ハルヒ「くっ!ううぅーん!!///」
ササササ ビクッ! ピーンッ
園生・朝比奈「わっふ・・・!!//」
古泉「なんてことを・・・、緊迫感のある場面でペットを休ませることなく、鳴き声で驚かせるなんて・・・」
長門「鬼畜・・・(やはり彼には、この世界が、合っている)」
ハルヒ「ウゥゥゥゥゥ・・・」ガブッ
キョン「痛てぇ!悪かったって!だから首筋を噛むな!くそっ!」グイ
ピンッ! パタッ
ハルヒ「フゥフゥ・・・///」
古泉「(彼はもう一回戦あるのを忘れているんでしょうか?)」
長門「(やはり、彼は涼宮ハルヒにとっての鍵)」
三回戦 鬼 長門・朝比奈
キョン「ここでタッチすれば俺らの勝ちだな、ハルヒ!」
ハルヒ「わんっ!」
古泉「むふっ、それは我々にも言えることですよ」
園生「わふっ!」
長門「ここでタッチされたら私たちは明確に敗者。せめて引きわけたい」
古泉「(ああ、なんて生き生きとした彼の表情。改変前の世界では、クリピアスにつけた紐をもって「だるまさんがころんだ」など
狂気の沙汰。きっと彼はこの世界を選択するに違いありませんね)」
長門「では・・・、だるまさんが・・・ころんだ」
サササササ
キョン・ハルヒ「(ピタ)」
古泉・園生「(ピタ)」
長門「(やはり三回戦、どちらのペアも動きにキレがない。今日は引き分け)」
長門「だるまさんが、ころん、だ・・・」
サササッ
キョン・ハルヒ「(ピタ)」
古泉「ふもっ!」バタッ ピーン
キョン「(古泉!・・・森さんの後ろ足が股間に直撃。・・・無念だ)」
園生「わぉ~んっ!///」 パタッ
長門「(集中力が切れたが故のアクシデント。起こるべくして起こった)」
ササ
キョン・ハルヒ「(ピタ)」
長門「(ここにきてコンビネーションが研ぎ澄まされている。この二人の絆は一体どこから?)」
長門「だるまさんがころん、だ」
ササササッ
キョン・ハルヒ「(ピタ)」
キョン「(後2ターンあれば長門の肩をたたける。これで俺たちの勝ちだな)」
長門「だるまさんがころんだ・・・」
ササ
キョン・ハルヒ「(ピタ)」
長門「(いけない、朝比奈みくるの前で負けは許されない。許して)」
長門「だるまさんがころんだ」グィ ピンッ!
朝比奈「わふわふわふ~ん!///」ジョー
長門「(おしっこの処理は、飼い主の責任。後で水で流しておこう)」
キョン「長門、お前にしては珍しい判断ミスだ。もう1ターン早くやられてたら負けてたかもな」
長門「私はあなたのように、鬼畜になりきれなかった」
キョン「いや、それはお前の優しさだよ」
長門「優しさ?」
キョン「何も厳しくするだけがペットへの接し方じゃない。お前はそれを理解したんだよ」
長門「勝負には負けてしまった」
キョン「いいか長門、これは「お散歩会」なんだろう?ペットとの絆が確認できれば、それでいいじゃないか」
長門「あなたがそういうなら、それでいいのかもしれない」
キョン「ああ、それでいいんだ、だろハルヒ?」
ハルヒ「くぅ~ん」スリスリ
キョン「こら、そんなところをすり寄せてくるなって。くすぐったいぞ~、なんだ発情してるのか?」
ハルヒ「わふん、わふんっ♪」
ハルヒ「わん?」
キョン「ああ・・・。10年後、またこうして・・・、みんなでクリピアスに紐つけて・・・、そうだなツイスターゲームなんかいいな」
長門「何?」
キョン「いや、なんでもない」
長門「?」
キョン「俺はとりあえず、この発情した犬をしつけなきゃならん。先に帰らせてもらうぞ」
長門「わかった。または図書館に・・・」
キョン「ああ、約束する。今度は、とびっ子だ。よし、いくぞハルヒ!」
ハルヒ「わんわん!」
長門「ついに、鍵が扉を開ける時が来た」
古泉「土曜日は非常に楽しませていただきました。どうやら先に帰ってしまわれたようですが?」
キョン「しつけをする必要が出てきてな・・・」
古泉「なるほど、これ以上聞くのは野暮というものでしょう」
キョン「結局俺はこの世界を選んでしまった。改変された世界をだ」
古泉「いえ、僕はあなたがこの世界を選んでくれるとわかっていました」
キョン「なぜだ?」
古泉「お散歩会でのあなたの、満ち足りた、そして穏やかな笑顔。そんな人間が今生きている世界を否定できるはずがありません」
キョン「なるほどな・・・」
ハルヒ「やっほー!あれ、キョンと古泉君だけ?有希がいないなんて珍しいわね」
キョン「長門はコンピ研だ。たまには会長もかまってやらんといかんらしい。多頭飼いのやつは気を使わんといかんようだな」
ハルヒ「ま、そもそもキョンには、何匹も飼えるような甲斐性なんてないんでしょうけど」
キョン「俺は、お前さえいれば十分だ。何匹も飼うやつもいれば、一匹にすべての愛を注ぐやつもいる。俺は・・・、後者なだけだ」
ハルヒ「な、なな、なに急に恥ずかしいこと言ってんのよっ!!もう、ほんとアホ飼い主なんだからっ!///
古泉君も笑ってないで、こいつを何とかしなさい!」
古泉「いやぁ、相変わらずいい関係だと思います。主従関係はあれど、それはお互いの欲求に正直であるということ。
しかもそこに強大な信頼がある。強く求め合っている証拠、ということでしょう」
キョン「ま、そういうこった」
ハルヒ「もう・・・///」
ハルヒ「そう、もうすぐ夏よ!」
キョン「まだ5月だ」
ハルヒ「い~から、聞きなさい。夏のイベントは地道な準備から始まるの!まずは七夕ね・・・」
キョン「(そうか、あの日ジョン・スミスと名乗ってから、もうこいつの飼い主になる運命は決まってたのかもしれないな。
改変前にあった後ろめたさは雲散霧消して、今はただ、こいつといることが心地よい。)」
ハルヒ「キョン?どうしたの、ぼーっとして」
ハルヒ「海に行く前には彫りに行くわよっ!」
キョン「いや、ちょっと待ってくれないか?」
ハルヒ「なんで?!あんなに昨日乗り気だったのに?」
キョン「いや、いずれ入れてもらいたいとは思っているんだが・・・ちょっとな(「KYON」だけじゃだめなんだ。
いつかハルヒが「KYON & JOHN」のタトゥーを入れられる時まで)」
ハルヒ「はっきりしないわね・・・、まぁいいわ、あんたの命令ならしょうがないしねっ!」
キョン「その代わりと言っちゃなんだが、これ、もらってくれないか?」
ポイッ
ハルヒ「なによ投げてよこすなんて・・・、ってこれ・・・、いいの?」
キョン「ああ、俺の心からのプレゼントだ」
ハルヒ「キョン・・・ありがとう・・・、早速着けてみるねっ!」
ハルヒは俺のプレゼントした首輪とおそろいのクリピアスとニップルピアスを見つめながら、スカートを下ろし始めた
おしまい
最高に乙
この設定で良い話っぽくするとは・・・
おつ!
キレイに落としたなGJ
>>1の作ったほのぼのとした雰囲気を
踏襲しながら書きました。
私は寝ますが、このほのぼのとした世界を
楽しんでくれた皆さんに感謝します