唯「なかのけ!」
澪「ムギ、のっけからとばし過ぎだ」
唯「なか“のけ”だけに“のっけ”からって?澪ちゃん寒い……」
澪「ち、ちが……!」
唯「それに私は 中野家 って言ったんだよ?」
律「で、梓んちがなんだって?」
唯「私も中野家の一員になりたいの」
律「へぇ~澪はお金のために養子になれるんだ~」
澪「仮の話だバカ律!」バスッ
律「あうっ、みぞおちクリーンヒット……」
澪「なんだまだ喋れるのか」ガスッゴスッ
律「がっ……くはっ……」
紬「私は今りっちゃんになりたい」
澪「で、なんで唯は中野家の養子になりたいんだ?」
唯「え?私そんなこと言ってないよ?」
澪「でもさっき中野家の一員になりたいって……」
唯「つまりね、私、あずにゃんと結婚したいの!」
紬「結婚初夜について詳しく聞かせて!」ハァハァ
澪「ムギ!」
澪「ス、ストップ!具体的に絵が思い浮かぶようなこと言わないでくれ!」///
律「なんだ澪照れてんのか?昨夜と一緒でかわいいなぁおい」
澪「バカ律!」ドスッボスッ
律「ちょ……やめ……」
紬「これは『りつみお!』……なるほど、売上高もかなりイきそうね」
唯「ムギちゃんなら自費出版できるよ!」
澪「冷静に分析しないでくれムギ!」
唯「えー、りっちゃんが髪下ろしたら私とよくマッチするよー?」
紬「それはまた違う意味よ。まぁ唯ちゃんが言いたいのは『ゆいりつ!』ってとこかしら……これもなかなかアリね」
唯「えへへー、褒められちゃったー」
律「澪が嫉妬するからやめてやれ」
澪「うるさいっ!このこのっ!」ゲスッザスッ
紬「私がりっちゃんに嫉妬してる件」ハァハァ
澪「断固拒否する!私は律じゃないといやだ!」
紬「このタイミングで告白!?」キュン
唯「自分で言っといてなんだけど、ネオむぎ茶を連想させるから私はヤだなー」
澪「てことは『りつみお!』を認めてくれるんだな!?」
紬「むしろ推奨するわ!」
唯「うん!あずにゃん大好き!」
澪「結婚式には是非呼んでくれよ?」
律「その前に私達の結婚式に呼んでやろうぜ」
澪「いや……結婚するとなると難しい問題が色々……」
紬「心配しなくてもりっちゃんも澪ちゃんのカラダ目当てだと思うわよ」
唯「私のあずにゃんへの想いは本物だよ?」
律「ギー太と二股かけてるのに?」
紬「むしろ股がってるのはギー太なのに?」
澪「エリザベスかわいいよエリザベス」
律「ドラマーは勝ち組だ!」
澪「カラダは感じてるくせにな」
紬「6本の弦がからみついて私の体の自由を奪う。初めこそ抵抗していたが、すぐ彼の力には敵わないと悟った」
律「私が諦めたのが伝わったのか、彼は弦の一端をふとももにすべらせてきた。ひやりとした感触が気持ちよくもある」
澪「ちょっとトイレ行ってくる」
紬「トイレ行くのにベースはいらないでしょ?」
梓「遅くなってすみません!」
唯「だからフレディ・マーキュリーが亡くなったのは音楽シーンに多大な影響を……あっあずにゃんだー!」
律「うぃっす。それと、ジョン・レノンが殺された事実も音楽シーンへの影響を考えるうえでは外せないな」
梓「今日の議題は亡くなった音楽人ですか?」
澪「音楽シーンに大きな影響を与えた人、だ。私が思うに、日本に限った話になるがレベッカも相当なものだろう」
紬「レベッカが挙がるんなら当然ジュディアンドマリーも挙がるわね、でも、世界の話をしましょ?」
梓(みなさんみたいに高尚な先輩達に囲まれて、私は幸せです!)
梓「私はやっぱり、エルヴィス・プレスリーが世界の音楽シーンを変えたと思いますね」
唯「おぉ~、私もそう思ってたのー」
梓「あとギタリストの意見としては、ジミ・ヘンドリクスも欠かせないです」
澪「ジミヘンなぁ……私はどうも楽器を壊すパフォーマンスが苦手だ」
唯「あ~……それちょっとわかるかも」
紬(そりゃそうでしょうね)ニヤニヤ
梓「あれ?憂からメールだ……」
唯「憂?憂なんだって?」
梓「ちょっと教室に来てほしいって……なんだろう」
紬「とりあえず行ってあげたら?」
梓「そうですね……すみません、行ってきます」ガチャッ バタン
唯「あずにゃんかわいいよあずにゃん」
紬「戻って来るなゴキブリ」
澪「憂ちゃんファインプレイ」
律「泥棒猫が去ってスッキリ」
律「あ、いや、その……」
紬「もしかしてりっちゃん、唯ちゃんのことが好きなの?」
唯「ほぇ!?りっちゃんそうなの!?」
律「バ、バババババカ言え!」
澪「律!私は遊びだったのか!?」
律「それはそうだけど?」
澪「やっぱり?」
澪「私達の関係もな」
律「今夜は寝かさないぞ?」
澪「あ、今日はエリザベスと約束があるから」
唯「じゃありっちゃん、今日は私の家に来る?」
澪「よく考えたらエリザベスとの約束は今日じゃなかった、だから律!」
紬「単純ね」
唯「なんで?」
律「だって、梓に本性を知られたらどう考えても結婚とか無理だろあれ」
紬「そもそも日本の法律が許さないわ」
唯「じじつこんで充分だよ」
澪「中野家の一員になりたいんじゃなかったのか?」
唯「じじつこんって何?」
紬「でも同性婚は日本じゃまだまだ認められてないわよ?」
澪「夫婦としての権利が全く認められてないわけでもないけどな」
紬「なんにせよ、日本より理解が得られてる国はいくつもあるわ」
唯「みんななんでそんなに詳しいの……?」
律「一番知っとくべきは唯なんだぞー」
澪「そんなんでよく結婚とか言ったもんだ」
唯「ひっひどい!知識がなくったっていいじゃん!」
梓「お待たs」
唯「とにかく、私はあずにゃんと結婚するの!」
紬「」
澪「」
律「」
梓「」
バタン
唯「みんな黙っちゃってどうしたの?」
律「唯、諦めて私と一緒になろう」
律「ちょっ、泣くなよ!」
唯「あずにゃんを諦められるわけないよ!なんで急にそんなこと言うのさ!」
紬「そういうところこそが唯ちゃんって感じね」
律(梓が一瞬来たことに気付いてないところもな)
澪「律ぅ……戻ってきてくれぇ……」グスン
律「あーもぉうるさい!」ペシッ
律「へ?あ、あぁ……すまん……」
澪「ふざけるなぁっ!!召使が主人に手をあげるとはどういうことだっ!!」ボカッ
律「がはっ……も、申し訳ありませんご主人様!」
澪「それで済むと思ってるのか?あ?」ドカッバカッ
律「あん……あぁっ……」
唯「いつもそんなプレイをしてるんだね」
紬「羨ましいわりっちゃん」ハァハァ
紬「そんな褒められると照れるわね……唯ちゃんはSとMどっちなの?」
唯「私?ん~……と……」
唯「えっと……そうだなぁ……うーん……」
唯「あぁっと……そしたら……だから……うへへ」ニタァ
紬(あの笑い方、何を考えてるのかしら)ドキドキ
唯「ムギちゃん!私Lがいい!」
紬「マックのポテトじゃないのよ?」
紬「なんだわざとだったの……で、どうなの?」
唯「それはねー……」チラッ
澪「四つん這いになってお尻を蹴られる気分はどうだ?」ズカッザカッ
律「はぅ……いっ……」
唯「こっちの声なんて聞こえてないだろうけど……。ムギちゃんお耳貸して?」
紬「なぁに?私だけに教えてくれるのかしら」
紬(唯ちゃんの吐息が!)ハァハァ
唯「ムギちゃんのこと、りっちゃん以上にめちゃめちゃにしてあげようか?」ボソッ
紬「!?」ゾクゾクッ
唯「あずにゃん以外には遠慮しないよ?」ボソボソ
紬「あ、あぁ……」ゾワゾワ
唯「忘れられない夜にしてア・ゲ・ル♪」ボソリ
紬「今は昼間よ?」
紬「詰めが甘いわね」
澪「さて、次はムギの番だ」ボソッ
紬「!!」ビクンビクン
唯「おぉ~さすが澪ちゃん」
澪「ちょろいもんよ」
律「CV.若本規夫@酎」
澪「」ゴカッ
律「あふっ……」
紬「G」
澪「KY」
律「KKK」
唯「えっと……SかM……」
紬「G」
澪「O」
律「K」
唯「I」
律「おいムギ、このお茶美味しいなぁ!」
澪「このクッキーとよく合うよ!」
紬「ふふ、ありがとう」
律「よっし、おかわりちょーだい!」
紬「はいはい。唯ちゃんもいる?」
唯「うん!おかわり欲しい!」
澪「ん~今のところはないな。けどプレベに興味が湧いたら欲しくなるかも」
律「予想外に真面目な回答だったな」
澪「」バキャッ
律「んっ……」
紬「唯ちゃんは新しいギター欲しいの?」
唯「ストラトのほうが尖ってるなぁって思って……」
紬「あの尖りを……」ハァハァ
唯「さっきも言ったけどギー太に愛は感じてないし、きっと新しいギターにも感じないよ」
紬「ふとももの内側を伝う彼の弦先は少しずつ、しかし着実に私の私たるべき箇所へ近付いてくる」
律「もはやあらがう気は毛頭ない、そう考えると弦先の遅さがもどかしくもあった」
澪「あぁんエリザベスうううぅぅぅ!」
唯「澪ちゃん……ヒいちゃうなぁ」
唯「してないもん、私がやってるのはあんなことだけだもん」
紬「二人ともいんなことやへんなことやってるんでしょ?」
澪「びんなことやかんなことならまぁ」
唯「なんなこととかしないの?」
律「だぁーっ!何やってんのかさっぱりわからんわ!」
律「へっ?い、いや別に」
紬「それより私はりっちゃんのほうが気になるわ」
澪「ドラマーは勝ち組とか言ってたよな」
唯「ドラムセットは持って帰れないから……」
律「わーわー聞こえなーい!」
澪「スティック!」ドキャッ
律「はぁんっ……」
律(あーそういや一瞬来たのに気付いてないんだっけ)
唯「憂と何の話してるんだろ」
律「何か糞真面目な話じゃねーの?梓のことだし」
紬「あるいは……」ハァハァ
澪「ムギ、それはないと思うぞ」
唯「え?なんで?」
律「まぁ来ないだろうなぁ」
唯「りっちゃんまで!ねぇなんで?」
澪「お、女の勘ってやつだ、なぁ律とムギ?」
唯「三人分の勘かぁ、じゃあきっと正しいんだろうね」
律「そこで納得できる唯はさすがとしか」
澪「いや練習はするぞ、というかそろそろ始めないか?」
律「えー今日はもう疲れちったよ」
澪「まだなんもしてないだろ!」グキャッ
律「ひゃっ……」
紬「りっちゃんが疲れてるのも当たり前よね」
唯「おー」
律「腕上がんね……」
紬「ねぇ澪ちゃん」
澪「ん?ムギはまだ準備に時間がかかるのか?」
紬「いえ……澪ちゃんこそ早く演奏する体勢に……」
澪「私は準備万端だ!」
紬「ベースに股がってるけど何の準備なのかしら」
唯「」ミミレッレ#ドッ#ドッラッミソラシレミミレッレ#ドッ#ドッラッソー-
澪「」ミミレッレ#ドッ#ドッラッミソラシレミミレッレ#ドッ#ドッラッソー-
紬「」ミー#ファソラシレッミーレシラソーッミー#ファソラシレッレーー
紬「」ミー#ファソラシレッミーレシラソーッ#ファーミ#ファミ#ファソーラーー
澪「多分本当の未来なんて知りたくないとアナタは言う
曰く曖昧な世間なんて無情の愛ばかり
笑う人生にビジョンなんておよしなさいとアナタは言う
ミルクいっぱいの種を蒔いて褥に狂うばかり
切ない男と女がチョイト行きずりの雨降らし
Ah-woo浮世は舞台メケメケの世界
あれは!」
紬「あとちょっとでサビだったのに……」
唯「ねーりっちゃん、これって誰の何て歌?」
律「言わせようったってそうはいくか!なぁ澪?」
澪「サ、サザンオールスターズの歌だよな」
紬「なんだかんだでみんな知ってるんじゃない。ノリピーのシャブスポットだっけ澪ちゃん?」
澪「マンピーのG★スポット だろ?」
紬「」ハァハァハァハァハァハァハァハァ
唯「そうそれ!思い出した!」
律「澪、なんてやらしい言葉を使ってんだ」
澪「違う!今のは……バカ律!」ベキャッ
律「うへっ……」
唯「萬田久子とピーター・ガブリエルのGreatスポット の略らしいね」
紬「唯ちゃん、今更純粋を装わないで」
澪「ココロは梓、カラダはギー太、か」
紬「ついに私へと辿り着いた弦先は、私を弄ぶかのようにすぐには中へ入ろうとしなかった」
律「周辺から徐々に与えられる刺激。今でも充分な快楽だというのに、この先が大きな期待と微かな不安で満ちた」
澪「もう今日は練習やめて解散にしないか?」
唯「なんでベースを抱きしめながら言うの?」
ガチャッ
澪「じゃあなみんなまた明日」
バタン
紬「は、早い……」
唯「ベースアンプに繋いでたはずだよね……いつの間に片付けたんだろ」
律「愛は光速を超えたらしい」
紬(愛は拘束を超えた!?)ハァハァ
紬「さようなら」
唯「うん、ばいばーい」フリフリ
唯「……あずにゃんいったいどうしちゃったんだろ」
唯「とりあえず、家に帰ったら憂に話を聞かないと」
アンッ、リッチャンダメー
唯「?何か遠くから聞こえたような……ま、いっか」
憂「」ヒックヒック
唯「どうしたの憂!?なんで泣いてるの!?」
憂「お姉ちゃぁん……私、フラれちゃったよぉ」グスン
唯「フラ……もしかして相手は……」
憂「梓ちゃん……だよ……」エグッエグッ
唯「」
憂「うぅっ……お姉ちゃんありがと……」
唯「たとえ憂があずにゃんに嫌われても私は憂を離さない」ギュウッ
憂「う、うん……ありが……お姉ちゃん苦し……」
唯「憂を泣かせるあずにゃんなんて嫌いだっ、憂は私が守ってあげる」ギュウゥーッ
憂「~~!」バンバン
唯「てへへ、ごめんごめん」
憂「でも、お姉ちゃんの言葉、嬉しかったな」///
唯「ねぇ、憂……」ジーッ
憂「お、お姉ちゃん?」ドキドキ
唯「……お腹空いた」
憂「今日はハンバーグだよ!」
唯「中野家なんて滅んじゃえばいいのに!」
澪「昨日と打って変わっていったいどうしたんだ?」
紬「中野家が潰れたら梓ちゃんが平沢家に来るって考えかしら」
唯「やめてよムギちゃん!私と憂の平沢家にゴキにゃんが入れるわけないでしょ!」
律「おいおい、昨日さよならしてから何があったんだよ」
唯「りっちゃんとムギちゃんこそ何してたのさ」
律「な、なんもないって!ホントにマジで!唯は何を言いだすんだ!」
唯「だって昨日ムギちゃんのなまめかしい声が……」
紬「あぁ、あれなら別にりっちゃんに何かされたわけじゃなくて、一人で叫んでただけよ?」
唯「なぁんだ」
律「ほ、ほらみろ澪!私は無実だ!」
澪「何やってんだムギ……」
律「もしかして私の想いに応えてくれるのか?」
唯「あずにゃんがね、憂のことを泣かせたんだ」
澪「それはひどい」
紬「憂ちゃんかわいそう」
律「無視された私もかわいそう」
律「私のことは泣かせても平気なのか?」
紬「まだ泣いてないじゃない」
律「え……エーン、エーン」ボウヨミ
澪「うるさいっ」ボゴッ
律「エンッ……」
唯「とにかく!」
梓「遅くなr」
唯「あずにゃんなんて大っ嫌い!」
紬「」
澪「」
律「」
梓「」
バタン
唯「またみんな黙っちゃった」
澪「梓はわけがわからんだろうな」
に見えた
和「なんかこの子が音楽室の前で固まってたんだけど」
梓「は、離してください!」
紬(梓ちゃんが後ろ手に拘束されている!)
紬(そして部室で待ち受けるは、生意気な後輩をよく思わない先輩集団!)
紬(ここから導き出される展開は……)ハァハァ
和「安心して、そうなる前に私は拘束解いて帰るから」
梓「……昨日唯先輩が、私と結婚したいって叫んでました。今日唯先輩が、私が大嫌いだって叫んでました」
澪「なんてシンプルな」
唯「あずにゃん盗み聞きしてたの?」
紬「梓ちゃんがドアを開けたことに唯ちゃんが気付いてなかっただけよ」
唯「ドアを開けた って、くぱぁ?」
律「違う、ガチャッ」
唯「どういうと言われてもそのままだよ~、昨日までは結婚したかったけど今日は嫌い」
律「なんの説明にもなっちゃいねぇ」
梓「ま、まず結婚って話がおかしいです!私と唯先輩は女同士ですから!」
唯「あれ?澪ちゃんが同性婚も一部権利が認められてるって」
澪「わ、私だけ引き合いに出すなよ、律やムギだって同じようなこと言ったはずだぞ?」
梓「とりあえず、先輩達の会話が少し狂ったところにあることはわかりました」
唯「そうだ!あずにゃん憂を泣かせたでしょ!許さない!」
梓「え、だってあれは……女同士だし……」
唯「和ちゃん、あずにゃんのこと離さないでね!」ベシッ
梓「あいっ……」
和「目の前でビンタを見せられる側の気持ちも考えて」
梓「いたっ……」
唯「」ビシッ
梓「うぅっ……」
唯「」ゲシッ
梓「はぁっ……」
律「み、澪ぉ……」ウズウズ
紬「澪ちゃん……」ソワソワ
澪「二人して私にビンタを求めるな」
唯「」ピシッ
梓「うんっ……」
和「ちょっと唯……」
唯「」パシッ
梓「あはっ……」
和「唯っ!」
唯「」ビクッ
梓「らめっ……」
律「最後叩いてなくね?」
和「どうしたのって……見なさいよこの子、こんなに頬腫らしちゃってるじゃない」
唯「でも憂を泣かせたんだよ?当然のむいくだよ!」
澪「むくい な?」
唯「当然のむいくだよ!」
律「訂正できてないぞ」
唯「当然の仕打ちだよ!」
紬「言い換えちゃったわね」
澪「そういえば私達も聞いてなかったっけ」
唯「えっと……なんでだっけ……」
律「忘れるほどどうでもいいことなのか?」
紬「憂ちゃんのことになると他のことは考えられなくなるものね」
澪「いやこれも憂ちゃんのことだろう?」
唯「ねーあずにゃん、なんでだっけ?」
律「聞くんかい」
紬「今更だけど三角関係だったのね、燃えるわ」
梓「女の子同士でそれはおかしいって諭したら、泣きながら帰っちゃって……」
律「えっ?何がおかしいんだ?」
澪「ちょっと梓の言ってることがわからない」
紬「女の子同士じゃ突き合えないってことじゃないの?」
梓「そういえばみなさんもおかしいんでしたね」
澪「そうだぞ、唯だって好きでもなんでもない子から告白されたら断るだろ?」
唯「うーん、そうかなぁ……そうかも……」
律「実際私が断られてる件」
唯「りっちゃんはなんていうか……ごめんね?」
律「なんでだよぉぉぉ!」
澪「少し静かにしような?」ドゴッ
律「むふっ……」
澪「和のセリフに矛盾があるんだが」
紬「今までどおりにすればいいのか、仲良くすればいいのか、難しいわね」
律「今までどおり表面上仲良くしたらいいんじゃないか?」
澪「なるほど、んじゃそういうことでよろしくな梓」
梓「どうしよう、すごく悲しいです」
梓「あの……」
和「ん?どうしたの?」
梓「……私が何を言いたいかわかりませんか?」
和「あぁ、お礼なんていいわよ、気にしないで」
梓「いえ、後ろ手に縛った紐を解いてから行ってください」
和「そう?じゃあお願い」ガチャッ バタン
唯「ごめんねあずにゃん」
梓「私も、憂を泣かせてごめんなさい。もっと言葉を選んでたら……」
唯「いやいやごめんね?私はやっぱりSみたい」
梓「……え?まさか」
唯「うん!解いてあげない!」
梓「蹴りますよ?」
梓「いいえあの目は本気でした」
紬「ね、ねぇ唯ちゃん、その紐解いたあとどうするの?なんなら私の腕に……」ハァハァ
律「ムギがついに梓の前で本性を出したか」
澪「まぁ今更感もあるが」
唯「あれ?おっかしーなー」シュルシュル
梓「なんかどんどん絞められてる気がするんですけど」
梓「……あのぅ、唯先輩?」クネクネ
唯「ホントに解こうとしたんだけどなぁ」
律「その言葉、果たして信じていいのやら」
梓「ゆ、唯先輩ってばー」ウネウネ
唯「はいはいどうしたの?」
梓「……またビンタしてください」///
紬「目覚めちゃったわね」
梓「あぅん……」
唯「でもビンタされるだけでいいの?」ベチーン
梓「ぅえっ……え?」
唯「ほら、こんなとこ揉んでほしいとかはないの?」ムニュモニュ
梓「あ……やぁっ……」
紬「二の腕揉んでどうするの?」
唯「私は元々りっちゃんのものじゃないもん」
澪「よしよし、私が慰めてやろう」
律「みーおーっ!」タタタッ
澪「」ガゴッ
律「ひぎっ……」
紬「りっちゃんが走ってきた勢いを活かして……痛そう」ハァハァ
梓「くふっ……」
澪「」バゴッ
律「はふん……」
紬「……えーっと」
唯「」ペチーン
梓「あっいっ……」
澪「」ズゴッ
律「イっ……」
紬「……乗り遅れたわ」ゴソゴソ
紬「とりあえずっと」●REC
~終わり~
一応書き溜めだけど、溜めてるときに一気に書いてたがゆえに実質即興みたいなもんだから、色々変なとこもあるかもしれません
でもまぁそもそもみんなが変だから気にしないでください
あらためて、ありがとうございました
>>82
えっ?
乙
お昼ご飯食べてから、グダグダ即興でよければ続けて挑戦しようか?
巣に帰れ
皆既にあぼーんにしてるぞ
俺は面倒くさいからしないけど
和「肝心の用事を忘れt」
唯「」パーン
梓「くぅっ……」
澪「」ベゴッ
律「っ……」
紬「」ハァハァハァハァ●REC
和「そこの部長さん、ちょっといいかしら」
和「いつからここはプロレス部になったのかしら」
澪「いや軽音楽部だ」
和「……文化祭参加の必要書類がでてなくても?」
澪「また忘れてたのかバカ律」ゾゴッ
律「あーそうだったな和!まだ間に合うか!?」
澪「効いてない!?」
戦国スレかと…
律「おう!用紙がどこに行ったかすらわかんないぜ!」
和「はぁ、生徒会室まで取りに来てその場で書いて」
律「うぃっす。私だけじゃわかんないこととかあるし、澪も来てくれよ」
澪「部長のくせに……まぁいいよ行くよ」
和「じゃあ行きましょうか」ガチャッ
バタン
梓「え?いや、あの、あれ……」
紬「」●REC
唯「あれはただのカメラだよ?それ以上でも以下でもなくて」
梓「えぇー……」
唯「さぁこれからあずにゃんに何をしようかなー♪」
梓「はぁ、ありがとうございます」
唯「ふんふふっふふーん♪」チョキチョキ
ヂョキン
梓「わ、わわわわ私の制服……!」
唯「あずにゃんを締め付けてるものは切っちゃわないとねー」
梓「ム、ムギせんぱ……助け……」
紬「」●REC
梓「あ、あう……」///
唯「一糸纏わぬあずにゃんもかわいいー」ダキッ
梓「あっ!」ビクンッ
唯「どうしたのあずにゃん?」ギュッ
梓「さ、先が……当たって擦れて……」ビクッ
唯「何の先かなー、これかなー」チョン
唯「あずにゃんのここって敏感なんだね、そーれタッピングしちゃうぞー♪」ピンッ ピンッ
梓「え?」
唯「ほぇ?」
梓「あ……ああんやめてー」ボウヨミ
唯「タ、タッピングしちゃうぞー」ピンッ
紬(ここはカットね)●REC
唯「くしゃみするあずにゃんもかわいいゃ」
梓「あの、寒いんですけど……」
唯「じゃあ私があっためてあげるね」クチュ
梓「!?」ビクッ
唯「まだ入れないよ?ムギちゃんとりっちゃんのギー太作文と一緒でまずはじらすの」
梓「何ですかそれ……あぁっ……へっくち」
梓「そ、そんなとこ触りながら喋……らないでくださいっ……」
唯「でも服は切っちゃったし……あ、そうだ!ちょっと待ってて!」
梓「はい?」
唯「はい制服!着衣プレイも嫌いじゃないし、寒いなら着ていいよ!」
梓「えと……はい……」
紬「くしゅん」●REC
梓「ひゃっ!き、汚いですよ!?」
唯「へっへっへ、中野梓の中の味はどんなかなぁ~、なんちてー」
梓「……」
唯「な、中野梓の……」
梓「まだ寒いんですけどなんとかなりませんか?」
梓「あうぅ……だからって無言で舐めないでくださいよぉ」
唯「変な味ぃー」ベー
梓「そ、そういうことは思っても口に出さないでください!」
唯「もぉっ!じゃあどうすればいいのさ!」プンプン
梓「そんなこと言われたら、もうこんなことやめましょう、としか」
梓「何が悲しくて音楽室で女の先輩にしょ……初めてを奪われなくちゃいけないんですか」
唯「しょ?」
梓「く、食いつかないでください」
唯「じょ?」
梓「言っちゃってるし……」
梓「唯先……輩……?」
唯「私、ホントはあずにゃんとこうしてるだけで充分なんだ」ギュウ
梓「えぇと……」
唯「もう無理矢理したりしないから、二人で幸せになろうね?」
梓「結婚も交際もしませんよ?」
唯「私、あずにゃんが目覚めるまで待ってるから!」
梓「ハチ公並の待ちぼうけをくらうと思いますよ?」
律「たっだいまー」
唯「おっかえりー」
梓「はぁ助かった……ぜ、全員揃いましたし、練習しましょう!」
澪「そうだな、よしやるか!」
律「……で、なんでムギは下着姿なんだ?」
澪「おいムギ、練習するぞー」
紬(私はカメラ私はカメラ)ブルブル●REC
~終わり~
素直に>>81で終わればよかったと思っても後の祭り、そもそもスレ立て依頼しなかったらと思っても余計に後の祭り
後悔の波にさいなまれてるけど、ありがとうございました