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唯「桜高軽音部にうんたん♪の嵐!」 【中篇】

251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 09:42:07.96 ID:ZB7iSwyD0
──ライブ会場

澪「ついにこの日が来たな…」

律「私達の信者を増やすぞー!」

梓「信者って…山中先生みたいになったらどうするんですか!」

紬「みんながんばりましょ♪」

唯「ドキドキ…」

スタッフ「どうぞ」

 ワーワー! カワイイ!

唯(みんな私達を見てる!!)

唯(それにステージとお客さんが近いっ!?)

澪(おい!唯。バンド紹介!)

唯(はっ!?そうだ!)


252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 09:53:23.59 ID:ZB7iSwyD0
唯「どうも~放課後ティータイムで~す」

唯「今まで学校の講堂でしか演奏したことなかったんですけど
  今日は張り切っちゃいます!」

    ヒューヒュー!

唯「じゃあ1曲目…」

律「ワンツースリーフォー」

  ジャ…ジャジャ…

唯「…あ、あれ?」

澪(唯!?どうした!?)

唯(も、もっとしっかりしなきゃ!!)

梓(先輩!むちゃくちゃです!)

紬(唯ちゃん…)


253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 10:00:51.41 ID:ZB7iSwyD0
唯(はわわわわわわ…)

澪(梓!なんとかフォローできるか?)

梓(さすがに無理っぽいです…)

紬(一旦演奏を止めましょ!)

律(その方がよさそうだな…)

    …ピタッ シ~ン

客「どうしたんだ…?」…ざわざわ

唯「み、澪ちゃん…どうしよう…」

澪「落ち着け唯、もう一度最初から…」

唯「う、うん…」


254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 10:10:08.76 ID:ZB7iSwyD0
律「(唯…)ワンツースリーフォー」

唯「ギー太の弦が!?」プチン!

梓「先輩!?」

客「おいおい…また演奏ストップかよ…」

客「なんだ…所詮は女子高生のお遊びバンドか…」

唯「あ…あ…」

客「はぁ~期待して損したよ…」

客「帰ろう帰ろう」ゾロゾロ…

唯「そ…そんな…」


255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 10:18:00.29 ID:ZB7iSwyD0

──

唯「…ううぅ」

「・・・・・」

「お……ちゃ…」

唯「みんな…ごめんなさい…」

憂「お姉ちゃん!!」

唯「はっ!?」ガバッ!

憂「お姉ちゃん大丈夫?すごいうなされてたよ」

唯「うっ…憂~!」ビエ~ン

憂「ちょっと///お姉ちゃん朝っぱらから抱きつくなんて」

憂(怖い夢でも見たのかな…)

唯「私、怖いよ~!」

憂「よしよし」ナデナデ


256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 10:26:16.22 ID:ZB7iSwyD0

──

律「よっ!唯おはよ~」

澪「憂ちゃんもおはよう」

憂「はい、おはようございます」

唯「・・・・・」

澪「おい唯、どうしたんだ?」

唯「あ、りっちゃんに澪ちゃん…おい~っす…」

律「!? またえらく酷い顔してるな~」

澪「夜更かしでもしたのか?」

憂「なんだか怖い夢を見たらしくって…」


257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 10:36:32.98 ID:ZB7iSwyD0
──放課後

梓「…で、今日の唯先輩はなんだか暗いんですね」

紬「唯ちゃんどんな夢を見たのかも教えてくれないの…」

律「どうせ昨日見たホラー映画とかの影響ってとこだろ」

澪「ひっ…ホラー映画…!?」ガクガク…

律「あ…やべっ…」

唯「ね、ねぇみんな。早く練習しない?」

「!?」

梓「唯先輩が…率先して練習を始めようとするなんて!?」

澪「見えない聞こえない」ガクガク…

律「それは今の唯の発言に怯えてるのか?それともさっきの続きか?」

紬「月が赤い…」


258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 10:44:38.98 ID:ZB7iSwyD0
唯「だ、だってさ、もうすぐライブだし!」

律「そうだな。よっしゃ~!じゃあ練習すっか!」

梓「唯先輩なんだかいつもよりカッコイイです!」

紬「なんと言ってもこの軽音部の存続にかかわるものね」

律「良いこと言ったムギ!梓に軽音部を残してやるためにっ!!」

梓「先輩達…///」ジ~ン

唯「・・・・・」

澪「…はっ!?私はいったい!?」

律「やっと戻ってきたか…」

梓「ところで大神先生は来ないんですか?」

律「なんか今度のライブでつかう会場の下見だってさ」


259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 11:00:00.58 ID:ZB7iSwyD0

──

大神「ここ…か」

大神「小帝国劇場…えらくモダンな造りだな」

男「失礼…あなたが桜高軽音部の?」

大神「はい、顧問の大神一郎と申します」

大神「今回は私達のためにそちらの時間を割いていただいて感謝してます」

男「いやいや、いいんだよ」

男「ところで加山君はどうしたんだい?最近顔を見ないが…」

大神「…さぁ?…自分も最近会っていないので………うっ!?」

大神「ううっ…頭が…!?」

男「だ、大丈夫かね!?」

大神「…はぁはぁ。はい大丈夫です」


260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 11:10:45.46 ID:ZB7iSwyD0
大神「なんだかつい最近のことを思いだそうとすると頭痛がして…」

男「一度病院に行った方がよいのではないかい?」

大神「ええ。そうしてみます…」

男「ところで折り入って君に頼みたいことがあるのだが…」

大神「なんでしょう?」

男「君たちを舞台に上げる代わりと言っちゃなんだが手伝ってもらいたいんだ」

男「なんせライブ運営のスタッフの数が少なくてね」

大神「おやすいごようです。で自分は何をすれば…」

男「ああ、色々とやってもらいたいんだが…」

男「最終的には客入れまで手伝ってもらう事になると思う。モギリ係とでも言うのかな」

大神「モギリ…」ドクン


261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 11:19:59.94 ID:ZB7iSwyD0
男「どうしたんだい?やっぱり具合が…」

大神「いえ…今、俺の中で何かが弾けた気がして」

男「??」

大神「大神一郎!その任務よろこんで引き受けます!!」

男「そ、そうか!やってくれるか!」

大神「はい!」

大神「ところで、すみません…まだそちらのお名前を…」

男「ああ、すまない。私は中野と申します」

大神「中野さんですね?(ん?)」

梓パパ「娘がいつもお世話になってます」


262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 11:26:20.41 ID:0f+4XRCe0
サクラ大戦×けいおんとか最高じゃないか
しえんた


263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 11:30:55.71 ID:yhwCuRzCO
授業中支援


264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 11:31:57.98 ID:ZB7iSwyD0

──

唯「あれっ…!?」

澪「どうしたんだ唯。前より酷くなってるじゃないか…」

律「おいおい…そんなんじゃライブで恥かくぞ…」

唯「うん…ごめんね」

紬「一度休憩挟まない?唯ちゃんなんだか調子悪そう…」

梓「大丈夫ですか?唯先輩」

唯「ううん。全ッ然大丈夫だよ!」

唯「もっと練習しなきゃ。あずにゃんに軽音部を残すために!」キリッ

梓「///」


265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 11:40:10.60 ID:ZB7iSwyD0
  ジャカジャカジャカ…♪ プツン

唯「いてっ!?」

澪「唯!?」

紬「大変!」

律「ギー太の弦が切れたのか!?」

梓「ちょっと見せてください!」

梓「…ほっ。よかった怪我はなさそうですね」

唯(夢と…同じ…)ワナワナ…

梓「唯先輩?」

唯「あ…う…」

澪「おい唯大丈夫か?」


266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 11:50:54.21 ID:ZB7iSwyD0
唯「私の…私のせいで…ライブ失敗しちゃうよ…」

律「おい…何言ってるんだよ唯」

紬「大丈夫よ。一生懸命練習したじゃない」

梓「そうです。それに弦なんて滅多に切れないですよ」

澪「そうそう。今切れといて逆によかったんだよ」

唯「ううっ…軽音部なくなっちゃうよ…」

澪「唯…」

律「…今日はもうやめにするか」

紬「そうね。こんな日もあるわよ」

律「唯もきっと疲れが溜まってるんだよ」

唯「…うん」


267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 11:57:23.00 ID:ZB7iSwyD0
唯「あ…でもギターどうしよう」

梓「自分で張替え…はできないですよね…」

唯「…うん」

律「こういう時のための一郎ちゃんじゃないのさ!!」

澪「おいおい…まぁでも先生に任せれば大丈夫だろ」

紬(別にうちの店でやってあげてもいいけど…
   さすがに店員さんがかわいそうかしらね)

梓「じゃあ今日はギター、部室に置いておきましょうか」

律「そうだ久しぶりに和も誘ってお茶しに行こうか」

澪(ふふっ。律ったら唯に対して気を使ってるんだな)

紬(さすが部長さんですね)


268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 12:07:42.11 ID:ZB7iSwyD0
──喫茶店

律「私このデラックスパフェ!!」

澪「私はコーヒーだけで…」

律「おや~?またしてもダイエットですかな?」

澪「う、うるさい…」

和「私このおかきと日本茶セットで」

律「渋ッ!?っていうかそんなもん本当にあるのか?」

和「私いつも大体これよ?」

梓「唯先輩は何頼みますか?」

唯「私…今お金ないからいいよ…」

紬「じ、じゃあ私のお新香セット分けっこしましょ」

澪(取り揃え過ぎだろこの喫茶店…)

和「・・・・・唯」


269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/30(金) 12:09:35.47 ID:cmtfJCJT0
和ちゃんきた


270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 12:19:24.58 ID:ZB7iSwyD0
──帰り道

澪「唯。今日はゆっくり休むんだぞ」

紬「もしよかったらウチにあるアロマキャンドル試してみる?」

梓「それいいですね。きっとリラックスできますよ」

唯「うん、ありがとう。でも明日になったらきっと元通りだよ」

律「…そっか。そんじゃまた明日な~」

澪(和…唯の事…)

和(分かってるわよ。任せて)

和「ほら、唯早く帰らないと憂ちゃん待ってるわよ」

唯「…うん」


271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 12:21:36.65 ID:ZB7iSwyD0

──

和「あんた達、今度学校外でライブやるんですってね」

唯「そうなの。軽音部のアピールにもなるってイッチーが言ってたし…」

和「で、柄にもなくプレッシャーに感じているのね…」

唯「あう…でもでも、いっぱい練習したからきっと大丈夫だよ」

和(…大丈夫そうには見えないのよ)

唯「でも、今日の練習中にギターの弦が切れちゃったし」

唯「もし本番中にそんなことが起きたら…」

和「切れないわよ」

唯「えっ?」

和「私が保証するわ」


272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 12:29:58.16 ID:ZB7iSwyD0
唯「和ちゃん…」

和「私が嘘ついたことある?」

唯「ううん…和ちゃんの言ったことはいっつもその通りだった」

和「これは私からのおまじない。だから大丈夫よ」

唯「うん。そだね」

唯「そうだ!和ちゃんも見に来てよ!」

和「元よりそのつもりよ」

唯「わーい!じゃあタダ券あげちゃうね」

和「ふふっ。楽しみにしてるわ」

和(あの子達にも唯のトラウマの件、話しておいた方がよさそうね)


273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 12:38:53.32 ID:ZB7iSwyD0
──
───

澪「唯のトラウマ?」

和「そう、あの子ああ見えて結構繊細なのよ」

和「それに責任感が強いし」

和「唯ったら遅刻寸前はあっても遅刻したことはないでしょ?」

紬「そう言われてみれば…そうね…」

和「小学校の頃からそうなのよ(まぁ憂ちゃんがしっかりしてるのもあるだろうけど…)」

律「ほえ~~」


274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 12:40:13.20 ID:ZB7iSwyD0
澪「で、そのトラウマっていうのは…」

和「幼稚園のお遊戯発表会の時にあの子、カスタネットのソロを任されたのよ」

律「カスタネットにソロもなにもないと思うけど…」

和「で、いざ唯の番ってなった時カスタネットを繋いでる紐が切れちゃって
   結局何も出来ず仕舞い」

和「唯ったら自分の声で演技してたのよ…泣きながらね」

紬「それは…確かに思い出したくないわね…」

和「それで、小学校の時の文化祭の劇で主役に選ばれた事があってね」

和「あの子ガチガチに緊張しちゃってセリフは忘れるわバランス崩してセット破壊するわで…」

和「クラスのみんなから、えらく顰蹙を買っちゃってね」

和「味方は私くらいのもんだったわ(あと憂ちゃんの働きがすごかったけど…)」

澪「な、なるほど…」


275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 12:48:52.43 ID:ZB7iSwyD0
和「普段はそんなこと全然気にしないような感じなのに
  そんな失敗を繰り返してきてたもんだから大きな舞台では
  プレッシャーに押しつぶされちゃうのよ」

紬「だったら私達はどうすれば…」

和「あの子集中力は凄いから余計な心配がなければ普段以上の実力を発揮すると思うわ」

和「今は本番中にギターの弦が切れることを恐れてるようだから」

澪「それを忘れさせてやったらいい…ってことか」

律「さすが幼馴染だな♪」

澪「じゃあ唯の前では『切れる』とか禁止だ」

紬「あとで梓ちゃんにも教えてあげないとね」

唯「あ、みんな~どうしたの?集まって」

律「唯ッ!? いや…そうそう!今日のお菓子は何かって話してたんだよ」

唯「今日は確かムギちゃんの日だったよね」

紬「ええ。昨日はお客様から美味しいケーキを頂いたから楽しみにね」

唯「あは♪やった~」

澪(本当にプレッシャーに感じているんだろうか?)


276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 13:02:42.47 ID:ZB7iSwyD0
──放課後

梓(なるほど…じゃあ、あのギター隠しといた方がよくないですか?)

澪(そうだな…あとでこっそり大神先生に頼んどくか…)

   ガチャ

大神「みんな。やってるかい?」

律「一郎ちゃん昨日ライブ会場の下見どうだった?」

大神「ああ、なかなかしっかりした所っぽいよ」

大神「それよりも、対バンを組んでくれる人の事なんだが…」

大神「実は梓くんのお父さんだったんだ」

梓「!?」

紬「本当ですか!?」

律「なんだよ~梓。黙ってたなんて水臭いぞ~」

梓「いえ…私も今初めて知りました」


277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 13:11:24.53 ID:ZB7iSwyD0
梓「でもお父さんは私の実力がもっと付いてからって、中々一緒の
  ステージに上げてくれなかったのに…」

大神「事情はよく分からないけど、これはお父さんなりの
    梓くんに対する試験なのかもしれないね」

澪「そうか…じゃあ梓がお父さんに認められるようにがんばらないとな」

律(バカ! また唯によけいなプレッシャーかかっちまうだろ)

澪(あ!?しまっ…)

唯「よし!じゃあ私もあずにゃんに負けないようにがんばるよ!」

紬(大丈夫…そうね…)

大神「そういえばあそこにある唯くんのギター、弦が切れちゃったのかい?」

澪(!?)

唯「ふぇ?そうなの。イッチー直してくれる?」


278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 13:20:24.56 ID:ZB7iSwyD0
梓(こっちも大丈夫そうですが…)

唯「でも滅多に切れないから本番中は大丈夫だよね~♪」

澪「ゆ、唯!?もう怖くないのか?」

唯「え?だってみんなが言ったんだよそんな滅多に切れないって」

唯「それに和ちゃんのおまじないもあるし♪」

律「あ、ああ!そうだよ。そんなにバシバシ切れたらロックミュージシャンなんて
  みみず腫れだらけになっちまうもんな!」

大神「いや…用心に越した事はないぞ。唯くん」

唯「えっ…」

大神「俺もそう高をくくっていたおかげでライブ中に酷い目にあったことがあって…」

律「わーわー!」

澪「唯!絶対大丈夫だからな!」

大神「いや澪くん。こういうことは絶対なんて事はないんだ。
    だから常に心の準備をして、ギターのメンテナンスも万全にしなければ…」

梓「先生は黙っていてください!!」

大神「いいっ!?」



 
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 13:31:27.08 ID:ZB7iSwyD0
唯「私…あんまり、っていうか全然ギターのメンテナンスなんて自分でしたことない…」

唯「だからギー太が怒って…」

唯「カスタネットもいつもぞんざいに扱ってた…」

唯「イッチーですらもライブで失敗したことがある…」

唯「あずにゃんのため…みんなのためにも…失敗はできない……!?」

唯「うぅ…うわ~ん…みんな…私のせいで、ごめんなさ~い!!」

紬「唯ちゃん落ち着いて!」

律「一郎ちゃんのバカ!!」

大神「い、いや…何がどうなってるんだか…」


281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 13:37:56.82 ID:ZB7iSwyD0
憂「お姉ちゃん!!」

澪「うわっ!?びっくりした!!」

梓「憂のセンサーが反応したんだ!」

唯「うわ~ん!憂~!私舞台に上がりたくないよ~!」

唯「みんなに迷惑かけちゃう!また失敗しちゃう~!」

憂「お姉ちゃん大丈夫だよ!私が付いてるよ!」

憂「さぁ帰ろ?今日はお姉ちゃんの好きなハンバーグにするから…ね」

唯「うん。…ひっぐ…ひっぐ」

梓(唯先輩が幼児退行している!?)


282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/30(金) 13:43:29.58 ID:mprukcMtO
羽田空港から支援


283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 13:44:58.12 ID:ZB7iSwyD0
憂「みなさん酷いです!!」

律「いや…憂ちゃん」

憂「合宿の時からお姉ちゃんなんだか元気なかったと思ったらこういう事だったんですね」

憂「お姉ちゃんは人一倍繊細で傷つきやすいんです!!」

憂「小学校の劇の時も責任感が強すぎてパンクしちゃったんですよ!!」

紬「憂ちゃん落ち着いて。私達何も唯ちゃんを苛めてたわけじゃないのよ」

憂「これが落ち着いてられますか!」

憂「お姉ちゃんは私が責任を持って連れて帰ります」

憂「よろしいですね…大神先生!!」ギロッ

大神「・・・・・・ふぁい」ガクガク…

梓(蛇に睨まれた蛙だ~…)


284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 13:56:43.51 ID:ZB7iSwyD0
律「…行っちゃった」

澪「ど…どうしよう」

梓「大神先生なんてことを!!」

大神「そんな…俺はただ心得として言っただけで…」

紬「最悪のタイミングです…」

大神「ううぅ…」

律「そんな事よりライブまであと2日しかないんだぞ!?」

澪「あの憂ちゃんを説得となると…かなり骨が折れるぞ…」

梓「もしそれが叶ったとしても今の唯先輩じゃ…」

大神「今は唯くんを信じるしかない…」

紬「先生は黙っててもらえませんか?」

大神「は、はいぃっ!!」



286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/30(金) 14:02:17.76 ID:mprukcMtO
チクショー

読みたいのに飛行機の時間だ


287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 14:04:24.80 ID:ZB7iSwyD0
──平沢家 唯自室

唯「迷惑かけるくらいなら出ない方がいいよね…」

唯「失敗しちゃったらあずにゃんがお父さんに怒られるかもしれないし…」

唯「なによりも軽音部がなくなっちゃう…」

唯「だから私は必要ないんだ…」

唯「憂は妹なのに私よりしっかりしてるし」

唯「お父さんお母さんもそんな私が嫌でよく旅行に行ってるんだ」

唯「ううぅ…辛いよ~…助けてイッチー…」


288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 14:12:21.88 ID:ZB7iSwyD0
憂「お姉ちゃん?」

唯「…なに?憂」

憂「あのねもし辛かったらもう軽音部に行かなくてもいいからね」

唯「・・・・・」

憂「絶対私が守ってあげるよ」

唯「…ありがとう、憂」

憂(お姉ちゃんかわいそう…)

唯「ねぇ憂?」

憂「なに?お姉ちゃん」

唯「あまり軽音部の事悪く思わないでね」

憂「!?」

唯「今は無理だけど…やっぱり私みんなのこと好きだから…」

憂「…お姉ちゃん」


289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 14:20:17.29 ID:ZB7iSwyD0
──ライブ前日の土曜日

律「とりあえず唯んちまできたけど…」

紬「憂ちゃん入れてくれるかしら…」

梓「こういうのは当たって砕けろです!」

梓「たのも~!!」ドンドン

澪「いや、インターホンを鳴らそうよ梓」

憂「…なんですか?」

梓「憂!唯先輩と話をさせて!」

憂「…帰って」

澪「憂ちゃん!ちょっとだけでいいから!お願い」

憂「嫌です!!」



291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 14:27:35.16 ID:ZB7iSwyD0
律「憂ちゃん!!」

憂「お姉ちゃんは昨日もずっと泣いてたんですよ!!」

紬「一郎先生も何か言ってください!!」

大神「…いや~、憂さん本日はお日柄もよく…ははは…」

梓(この役立たず!)

澪(情けなさすぎる…)

律(連れて来ない方がましだったな…)

紬(やっぱり男は必要ないわ…)

一同 ポロロロロロロロロン↓↓↓↓↓


292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 14:33:20.73 ID:ZB7iSwyD0
律「どうしてもダメなのか?」

憂「何度聞かれても答えは同じです…」

澪「仕方ない…出直すか…」

紬「ギターの弦も張り替えないといけないし…ね」

梓「唯先輩…」

律「・・・・」

律「おーい唯!聞こえてるんだろ?」

澪「り、律!?」

律「返事は別にしなくてもいい。でも聞いてくれ」

律「私達は5人揃って放課後ティータイムだ」

律「一人でも欠けたら美味しいお菓子が無いティータイムになってしまう」

律「だから明日ライブハウスで待ってるからな~」

憂「・・・・・」


293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 14:41:09.55 ID:ZB7iSwyD0
律「憂ちゃん、コレ」

憂「…なんですか?」

律「ライブハウスの地図、それと憂ちゃんの分の招待券」

憂「・・・・・」

律「唯に渡しといてくれるかな…?」

憂「…わかりました」

憂「でも、絶対にお姉ちゃんは行かないと思います」

律「…うん」

憂「・・・・・」

律「唯!それでも私達は待ってるから!」


294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 14:49:54.55 ID:ZB7iSwyD0
唯(私…やっぱり行けないよ…)

唯(ギー太もここに無いし…)

唯(もしあったとしても…やっぱり怖い……!)

唯(…ごめんね、りっちゃん)

唯(…ごめんね、みんな)

唯(ごめんね…ごめんね…イッチー)


295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 14:51:05.82 ID:ZB7iSwyD0
──ライブ当日

澪「…唯、来ないな」

律「・・・・・」

梓パパ「君たちそろそろリハーサルをするよ」

梓「お父さん…実は…」

梓パパ「お前の言っていた平沢さん?だったか。来てないのかい?」

紬「…すみません」

梓パパ「ふぅむ…しかし時間は待ってくれない。音合わせもしないとろくなライブにならないぞ」

梓「でも…先輩も含めての放課後ティータイムなの…」

梓パパ「厳しい事を言うようだが来ない者はしかたがない」

梓パパ「なんとか4人編成でいけるようにしておくんだよ」


296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 14:58:44.78 ID:ZB7iSwyD0
スタッス1「おい大神!こっち手伝え!」

大神「はいはい!ただ今!」

スタッフ2「大神さん!アレどこにやりましたか!?」

大神「ああ。アレはあそこに置いておきました!」

スタッフ1「おい!もたもたしてるともう客入れはじまるぞ!!」

大神(くぅっ!?唯くんどころじゃないぞ!!)


297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 15:00:18.57 ID:ZB7iSwyD0
澪「とりあえずもうギターは梓一人で行くしかないな…」

梓「・・・・はい」

律「やっぱり…ダメなのか」

紬「唯ちゃん…」

梓パパ「どうだい君たち、出来そうかい?」

梓「……お父さん!お願い!」

梓パパ「?」

梓「私達の出番をもっと後にできない?」

梓パパ「…本当は君たちにオープニングアクトを…と思ったんだが…」

律「私からもお願いします!!」

澪「律…」


298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 15:01:42.71 ID:ZB7iSwyD0
梓パパ「…解かった、じゃあ君たちの後で演奏予定だったバンドに先に出てもらおう」

梓「お父さん」パァ~

梓パパ「かわいい娘のためだこれくらいは許してくれるだろう」

律澪紬「ありがとうございます!」

梓「しかしこれ以上は待てないよ。出演キャンセルもなしだ」

律「解かってます!!」

梓パパ「じゃあね梓…良い先輩を持ったね」

梓「うん!」


299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 15:10:50.51 ID:ZB7iSwyD0
大神「チケットはこちらに提示してください!」ササッ

大神「あ、手荷物の中身も良く見えるようにしていただきますか?」パパッ

大神「当ライブハウスは1ドリンク制となっておりますので
    入場の際はドリンクチケット代の500円玉の用意をお願いします!」テキパキ

スタッフ1「おい…あいつ本当に未経験者なのか…?」

スタッフ2「いや…私にも解かりかねます…」

スタッフ1「しかも格好だってこの大正モダン風の建物に合わせた服だぞ」

スタッフ2「ええ…モギリ服…とでもいうんでしょうか…」

大神(俺、もしかしたら人生で今が一番輝いているかもしれない!!)


300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 15:18:37.65 ID:ZB7iSwyD0
さわ子「ちょっと大神くん!!」

大神「あ、さわ子先生」

さわ子「あ。じゃないわよ!!」

大神「いいっ!?な、なんですか?」

さわ子「あんたこんなところでモギリやってる暇があるなら唯ちゃん迎えに行きなさいよ!!」

大神「しかし…唯くんは…(それよりも守護神の存在が…)」

さわ子「あんた本当に4人だけでライブさせるつもりなの?」

大神「・・・・・」

さわ子「あの子達の演奏見た時、5人揃って初めていいものができるって思わなかった?」

大神「それは…」

さわ子「今4人でライブさせたら後悔するのは大神くん。あなたじゃなくって?」

大神「・・・・・」

さわ子「何よりもきっと、一番苦しんでいるのは唯ちゃんなのよ!!」

大神「!?」


301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 15:25:45.41 ID:ZB7iSwyD0
大神「俺…目が覚めました」

さわ子「♪」

大神「例えこの命に代えても、唯くんをここへ連れてきます!!」

さわ子「いや…そこまでのことなのかしら…?」

加山「よく言ったぞ!大神ぃ~」

大神「加山!今までどこ行ってたんだ?」

加山「いや~俺も詳しいことは覚えてないんだが…」

加山「気が付いたときは綺麗な海の見える病院のベットの上だったんだ」

加山「最近退院したんだぞ~」

さわ子「ほらほら無駄話はそこまでにして!」

さわ子「加山君頼んだわよ!」

加山「よし来た!ほれ乗れ大神!」


 
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 15:34:51.79 ID:ZB7iSwyD0
スタッフ1「ちょっとその人にはまだ仕事が…」

さわ子「ガルルルルルルル…」

スタッフ1「ひっ!?」

大神「すみません!でも俺は行かなきゃいけないんです!」

さわ子「大神くん忘れ物よ!」

大神「これは唯くんのレスポール」

さわ子「みんなの想いがこもっているのよ」

大神「・・・・はいっ!」

加山「よし大神。飛ばすぞ!!」

    ブロロロロン…

さわ子「頼んだわよ、大神くん」


304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 15:41:27.27 ID:ZB7iSwyD0
──平沢家

憂「お姉ちゃん…ご飯食べないの…?」

唯「…食べたくない」

憂「もう昨日から何も食べてないよ…」

唯「・・・・・」

憂「私…どうしたらいいの?お姉ちゃん」

   ピンポーン

憂(…まさか!?)

憂(お姉ちゃんは何も心配いらないよ)

唯(・・・・・みんな…イッチー…)


305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 15:49:47.24 ID:ZB7iSwyD0
大神「開けてくれ!頼む!!」

  ガチャ

憂「やっぱりあなたでしたか…」

憂「お姉ちゃんはあなたには会いたくないようです。帰ってください」

大神「うっ…」ガクガク…

大神(こんな所で立ち止まってどうする!?大神一郎!!)

大神「憂くん!おじゃまするよ!!」ダッ

憂「ち、ちょっと…きゃ…!?」

加山「おいおい大神レディーをそんな乱暴に扱うようでは…」

憂「あ!あなたはいつぞやの…」

加山「うひゃ~」バタン


306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 15:56:32.15 ID:ZB7iSwyD0
大神「唯くんどこにいるんだ!!」

憂「大神先生!大声出さないで下さい!!警察呼びますよ」

憂(呼ぶまでもないけど…ね)

大神「お願いだ憂くん!唯くんの部屋を教えてくれ!!」

憂(くっ?!この私が気迫で押されてる!?)

唯「・・・・・イッチー?」

大神「唯くん!!」

憂「お姉ちゃん部屋から出たらダメじゃない!」

唯「だって…イッチーの声が聞こえたから…」

大神「唯くん!行こう!みんなが待ってる!!」


307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 16:03:34.22 ID:ZB7iSwyD0
唯「でも…私…絶対失敗しちゃう」

大神「失敗がなんだ、そんな事でみんなが唯くんを責めると思ってるのかい?」

唯「そうじゃないの…みんなはきっと笑って許してくれると思う」

唯「でも、このライブを成功させなきゃ軽音部がなくなっちゃうかもしれないんでしょ?」

唯「それが…怖いの…」

大神「そんなことは俺が絶対にさせない!!」

唯「!!」

大神「どんな状況になっても俺が君たちを…軽音部を必ず守ってやる!!」

憂(この人…本気だわ……!!)

大神「唯くん、俺を信じてくれっ!!」


308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 16:07:52.13 ID:ZB7iSwyD0
憂「・・・・・」

憂「ねぇ…お姉ちゃん…私も、お姉ちゃんのギター弾く姿が好きだよ」

唯「憂………!!」

憂「だから…行ってあげて!みなさんの所へ!」

憂(この軽音部なら…この大神先生だったら、昔みたいなことにはならないはずだよお姉ちゃん!)

唯「・・・・・」

唯「でも…ギー太が…」

大神「きみのギターなら…ほらこの通り!」

唯「!? 直っ…てる」

大神「ああ。弦は全て張り替えた。メンテも完璧だ。だからもう何も心配はいらない」

唯「…でも…また切れたら、私」

大神「大丈夫だ!この弦は決して切れない!」

唯「イッチー絶対はないって…言ってたじゃん!!」

大神「唯くん、よく聞いてくれ…」


309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 16:11:21.32 ID:ZB7iSwyD0
大神「このギターの弦は6弦全てに軽音部のみんなの気持ちがこもっている」

大神「律くん、澪くん、ムギくん、梓くん、さわ子先生、そして俺も…」

大神「みんなで1本1本切れないようにと願いを込めて丁寧に張替えたんだ」

唯「…みんなが?」

大神「そう。だからこの弦はみんなの唯くんに対する信頼の証…」

大神「絶対に切れない『絆』という原料を使った弦なんだ!!」

唯「・・・・・・!!」

大神「だから…絶対に切れない!!!」

憂(か、かっこいいかも///)


310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 16:15:22.94 ID:ZB7iSwyD0
唯「…憂、私行くよ!!!」

大神「唯くん!!」

憂「お姉ちゃん!」

唯「みんなが弦を張り替えてくれた私のギー太…」

唯「今度は私がみんなの信頼に応える番だよね!イッチー!」

大神「ああ!そうだとも!!」

唯「待っててすぐ用意するから!」

憂「…あの、大神先生」

大神「なんだい?憂くん?」

憂「私生活でのお姉ちゃんは渡しません…渡しません…が」

憂「でも軽音部でのお姉ちゃんは………よろしくお願いします!!」ペコッ

大神「ああ。任せてくれ!」

大神(あのライブハウスは飲食店も兼ねているから客入れから開演の時間まではたっぷり取ってある)

大神(だから、必ず間に合うはずッ!)


311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 16:24:45.55 ID:ZB7iSwyD0

──

唯「おまったせ~!」

大神「よし急ごう!!」

憂「お姉ちゃん!!」

唯「なに?憂」

憂「おにぎり作ったから車の中で食べて!」

唯「おおぅ!そういえば腹ペコだったよ…」

大神「憂くんも一緒に来るんだ!お姉さんの演奏見たいんだろ?」

憂「は、はい!」

大神「おい加山!何でこんな所で寝ているんだ!?」

加山「黒い影が…いや…やめて…」

大神「クソッ!!俺が運転する!」


312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 16:33:32.36 ID:ZB7iSwyD0
和「唯!?」

唯「あ!和ちゃん」

和「あなた、大丈夫なの?」

唯「和ちゃんこそもうライブ始まっちゃうのになんでまだここに?」

和「ちょっと…それ私のセリフじゃない?」

唯「???」

和「まぁいいわ。こう言っちゃ悪いけどあんたの出ないライブ見たって面白くないもの」

唯「私出るよ!!」

和「ふふっ。そうみたいね」

大神「和くんも乗るんだ!」

和「大神先生!はい。お願いします」

大神「よし!それじゃあ行くぞ!!」


 
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 16:47:57.09 ID:ZB7iSwyD0
──ライブハウス 舞台袖

律「おいおい…もう始まっちゃうぞ…」

澪「梓…リードする自信あるか…?」

梓「…練習はしました…でも、きっと唯先輩とは別物になると思います」

紬「唯ちゃんのギター結構癖あるもんね…」

さわ子「仕方ないわね。もし唯ちゃんが来なかったら私が出てあげるわ」

律「ちょっと!?出しゃばってくるなよさわちゃん!」

さわ子「あなた達の楽曲はツインギター用にアレンジされた物が殆どでしょう?」

さわ子「4人編成で完璧に出来るの?」

澪「それは…」

紬「ある程度でしたら、私がフォローします!!」

さわ子「他人のライブでぶっつけ本番。失敗してはいすみません。じゃ、すまないわよ」

律「ううぅ…そりゃそうだけど…」


315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 16:52:12.65 ID:ZB7iSwyD0
梓「…唯先輩は必ず来ます」

さわ子「来なかったら?」

梓「絶対来るんです!!!」

澪「・・・・・」

澪「…お願いします」

紬「澪ちゃん!?」

梓「澪先輩!!あんまりです!」

澪「先生の言う通りだ…」

律(澪…すまん。それは部長の私の仕事だった…)

紬「確かに…私達のエゴですものね…」

さわ子(…大神くん何してるの!?)


316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 17:00:36.23 ID:ZB7iSwyD0
「・・・・・・・ミンナ~」

律「……!?」

紬「唯ちゃんの…声?」

梓「間違いありません!!唯先輩です!!」

唯「はぁはぁ…ごめんね?みんな…」

澪「唯ッ!!」ダキッ!

唯「うわぁ~!びっくりした!……澪ちゃん?」

澪「ひっぐ…よかったよ~」ギュ~

唯「く、苦しいよ…澪ちゃん」

律「澪ったらさっきまでさわちゃんに頼もうとして…」

律(いや…ここで茶化すのも野暮ってもんだな)


317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 17:02:15.02 ID:ZB7iSwyD0
紬「唯ちゃん、大丈夫なの?」

唯「うん!もう平気だよ!」

唯「このみんなの想いがこもったニューギー太は伊達じゃないっ!!」

梓「当たり前です!!」

梓パパ「おや?来たようだね」

梓「あ、お父さん」

唯「はじめまして、あずにゃんのお父さんですか?」

梓パパ「そうだが…(あずにゃん?)」

唯「ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした」ペコッ

律「唯がしっかりしてる!?」

梓パパ「ははっ。ではそのお返しは君達の演奏で返してくれるかい?」

「はいっ!!」


318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 17:09:32.30 ID:ZB7iSwyD0
大神「はぁはぁ…唯くんは走るのが早いね…」

唯「イッチー!!」

さわ子「ふふっ。大神くんお疲れ様」

スタッフ「放課後ティータイム用のセットチェンジもうすぐ完了します」

律「よっしゃ~!行くよ~!みんな!!」

澪「大神先生一言お願いします」

大神「よし!放課後ティータイム、出撃せよ!!」

「了解!!」


319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 17:14:18.14 ID:ZB7iSwyD0

──

大神「みんな、素晴らしいぞ!」

さわ子「ほんと…まさかあの子達がここまでになるとはね…」

さわ子(全てあなたのおかげよ。大神くん)

大神「ところでそのフライングVはいったい?」

さわ子「いいのよ」

大神「???」

さわ子(あの子達に紛れて演奏するなんてとても無粋なことだわ)


320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 17:16:51.90 ID:ZB7iSwyD0

──

律「うおぉぉぉぉぉ!!」

澪「おい律、もう終わったんだから落ち着け…」

律「興奮冷めやらぬとはこの事だーーー!!」

紬「でも本当に楽しかったわ♪」

唯「あずにゃんのパパの演奏も素敵だね」

梓「はい、なんだかお父さんもとても嬉そうです♪」

大神「そろそろ終わりみたいだね…」


321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 17:21:33.37 ID:ZB7iSwyD0

──

梓「お父さんお疲れ様。すごく良かったよ!」

梓パパ「ありがとう。君達もとてもすばらしかったよ。梓、良いバンドメンバーに恵まれたね」

梓「えへへ…///」

梓パパ「大神先生もこの子達をここまで成長させてくれたことを感謝するよ」

大神「いえ…自分はなにも」

梓パパ「いやいや…実は梓に内緒で去年の学園祭に行ってたんだよ」

梓「ええっ!?そうだったんだ…」

梓パパ「その時も平沢さんは遅れてきていたようだったけどね」

唯「えへへ…お恥ずかしい///」


322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 17:26:22.94 ID:ZB7iSwyD0
梓パパ「その時の演奏もよかった…だが今日の演奏はもっと心に響いたよ」

梓パパ「この短期間にここまでこの子達が伸びたのは大神先生のご指導の賜物だろうな」

大神「そんな…たまたまですよ。俺だって彼女達と一緒だったからこそ、だと思います」

梓パパ「うん、なかなかの好青年だ。大神先生、娘をよろしく頼みますよ」

律「梓と一郎ちゃんが親も公認の仲になっちまったぞ!?」

唯「ずるいぞあずにゃん!私達の仲はどうなっちゃうの!?」

梓「ちょ、先輩達からかわないでください!!」

紬「うふふ」

澪「ん?なんだかステージ側が騒がしいぞ?」


323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 17:30:55.15 ID:ZB7iSwyD0
客「HTT!HTT!HTT!」

澪「!?」

律「あれってもしかして私達のこと?」

紬「そうみたい…ね」

唯「なに?やっぱりお客さん怒ってるの!?」

梓「ち、違いますよ唯先輩。あれはアンコールですよ!」

唯「!?」

唯「でも…私達まだ未成年…」

律「はいはい…お決まりのボケご苦労さん」

唯「?」


324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 17:34:42.84 ID:ZB7iSwyD0
澪「いいの…かな…」

大神「みんなが呼んでくれているんだ。焦らすのもいいが、早く応えてあげないと」

梓パパ「ああ。行っておいで」

紬「みんなっ!行こっ!!」

梓パパ「ところで大神先生」

大神「?」

梓パパ「娘は頼みます…とは言ったが…」

梓パパ「くれぐれも勘違いしないように…ね!」

大神「いいっ!?と、当然です!!」


325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 17:47:15.72 ID:ZB7iSwyD0

──

澪(夢のようだった…)フワフワ~

律「澪のやつ…よっぽど嬉しかったんだろうな」

唯「まさにふわふわ時間だね」

紬「うまい!唯ちゃん♪」

律(さぶい…)

憂「お姉ちゃ~ん」

唯「あ!う~い~」ダキッ!

憂「お姉ちゃん凄かったよ!あのね…うんとね…えっとね…」

梓「憂、落ち着いて…」

和「ホント、あんた達凄かったわよ。柄にもなくアンコールの時に感動してしまったわ」


326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 18:01:18.15 ID:ZB7iSwyD0
女の子1「あの~…放課後ティータイムの方達ですか?」

梓「はい、そうですけど?」

女の子2「さっきのライブとっても感動しました!」

律「ありがとう。サインあげようか~?」

紬「りっちゃんったら…そんなものないでしょ」

澪(実は練習してたなんて言えない…)

女の子1「桜高の軽音楽部なんですよね!」

唯「そだよ~」


327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 18:02:56.40 ID:ZB7iSwyD0
女の子2「実は私達何度かみなさんのライブを桜高の学祭で見たんです」

女の子1「でもその時は少しカッコイイなって思うくらいだったんですけど
       今日のライブは本当に素晴らしかったです!」

女の子2「私達今度高校に上がるんですけど絶対桜高に合格して軽音部に入ります!」

梓「!?  うん!待ってるよ!」

唯「やった~あずにゃん!」

澪「よかったな梓!」

紬「本当に…よかったわ」ウルウル…

律「え~…おっほん。その凄い軽音部の部長の田井中律です。どうぞよろしく」

澪「興をそぐな!」ゴチン!

律「いでっ!」

大神(あの女の子達は昔の俺だ…こうやって想いは伝えられていくのかもな)


 
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 18:11:25.16 ID:ZB7iSwyD0
平沢ママ「唯、憂ここにいたのね」

唯「お父さん!お母さん!」

憂「いつ帰ってたの!?」

平沢パパ「実は山中先生から連絡をいただいてね」

唯「さわちゃん先生に!?」

さわ子(ふふっ。この気遣いで私の人気もうなぎのぼりよ!)

平沢ママ「唯の晴れ舞台だからぜひ見に来てほしいって言われて」

唯「…で、どうだった?」ドキドキ

平沢パパ「僕はバンドのことはよくわからないがとても楽しかったよ」

平沢ママ「お父さんったらこんなに控えめに言ってるけどあなた達が
       2回目に出てきた時なんて周りと一緒に飛び跳ねてたのよ」

憂「本当!お父さん!?」

平沢パパ「///」

平沢ママ「あれはウチの娘だー!って何度も言いふらしてたんだから…」

唯「お父さんったら~///」


330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 18:13:48.00 ID:ZB7iSwyD0
平沢パパ「普段あんまりかまってやれてないからね、なんだか唯の成長がうれしくって」

唯「じゃあ頭なでなでしてくれる?」

平沢パパ「ああ」ナデナデ

唯「///」

憂「よかったねお姉ちゃん♪」

平沢ママ「あなたが大神先生ですね」

大神「はい、大神一郎と申します」

平沢ママ「ホント、唯が話してた通り男前ね」


331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 18:15:27.61 ID:ZB7iSwyD0
唯「でしょ~。イッチーは男前なんだから」

大神「て、照れるよ。唯くん…///」

平沢パパ「不出来な娘ですがどうかよろしくしてやってください」

唯「ふつつつかものですが…」ペコッ

憂「お姉ちゃん『つ』が多いよ……じゃなくて、ダメなんだから!お姉ちゃんはずっと私と一緒にいるの!」

平沢ママ「あなた達も相変わらずね…」

律「なんと!?梓に続いて唯まで一郎ちゃんのお嫁さん候補にっ!?」

梓「わ、私は違います!!」

「あははははは・・・」

憂(やはり早めに始末してしまった方が…)ユラッ

大神「!?」ブルッ


332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/30(金) 18:19:32.10 ID:ZB7iSwyD0
──次回予告!

唯「なんか私達学園祭でライブできないんだって」

紬「どうしてなのかしら?」

澪「けど学祭じゃなくてもライブはできるけどな」

梓「でも先輩達の高校生活最後の学園祭ですよ!」

律「ここはまた我等が一郎ちゃんにがんばってもらうか!」

唯「次回けいおん!in 大神 最終話!さよなら大神先生」

さくら「太正桜に浪漫の嵐!」

大神「いいっ!?さくらくん!?」

さくら「ほら~そろそろ帰りますよ。大神さん」

軽音部一同「???」


333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/30(金) 18:21:46.41 ID:ZB7iSwyD0
とりあえずここまでまた書きためて投下する
明日の夜までにはなんとかしたい
ちなみに展開的にはジパング少年みたいなノリになる予定

あと本編にさくらくんは出ません



334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/30(金) 18:24:27.38 ID:cmtfJCJT0
把握 期待して待ってます


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