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唯「げぼろしゃああっ」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 17:39:46.43 ID:cFp459ElO
律「うわっきたね!」
紬「あら?唯ちゃん大丈夫?」
律「唯はいつも飲みすぎなんだよ……」
唯「えへへーごめーん」
澪「う゛……」
律「お、おい、澪?もらったのか!?もらっちゃったのか!?」
澪「ぼろろろろーー」
梓「だ、大丈夫ですか?何かふくもの……」
律「無理すんな梓、真っ青だぞ?もらわない内に避難しとけ?」
梓「なっ!?大丈夫ですよこれぐら……びしゃあああっ」
律「うわ……最悪……」



2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 17:40:40.97 ID:qJPrYHku0
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3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 17:43:24.36 ID:cFp459ElO
立ってしまった事に後悔した俺にそのAAは眩しすぎるわ……

本当にごめん
ごめんなさい……


5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 17:45:32.66 ID:d87JgjhCO
あずにゃんのゲロだけ食べたい


6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 17:46:30.77 ID:3WRuJMgC0
てめぇ、ギー太で殴るぞ!


7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 17:53:31.97 ID:wiJQrV+jO
パープルヘイズかと


8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 18:36:09.31 ID:x++Fn6ZjO
いいから続きを


9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 19:20:21.13 ID:cFp459ElO
正直凹んだけどこれぐらいなら笑い話になるな……
なんて、少なくともその時の私はそう思ってた

だけど、その時既に唯の身にはとても笑い事じゃすまない事が起こってたんだ……


10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 19:38:40.82 ID:cFp459ElO
平沢家

憂「おかえりー、お姉ちゃん大丈夫?打ち上げで潰れちゃったって律さんから電話あったけど」

唯「ただいまー、全然平気だよー、ちょっと浮かれて飲み過ぎちゃった」

憂「しょうがないなぁ、今度は気をつけてね?」

唯「はーい、それじゃあ憂、私疲れたからもう寝るねー」

憂「あれ?お姉ちゃんアイスは?」

唯「明日でいいやーおやすみー」

パタパタパタパタ……

唯「ふぅ……やっぱりアイスよりヘレンだよね~
……でも今日はちょっとやりすぎちゃったかな?
まぁいいや、気持ちいいし……~~♪」

なんで気付いてやれなかったんだ……
この時汚れた注射針が私達みんなの大好きな唯を蝕み始めていた事に



 
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 19:50:48.97 ID:LQpwaO/SO
まさかの展開
いいぞもっとやれ


13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 19:55:23.95 ID:cFp459ElO
澪「やっぱおかしい……」

律「ん~?澪、どうしたー?」

澪「ムギもそう思うだろ?」

紬「唯ちゃんの事?」

澪「うん……」

律「なー、澪もムギもどうしたんだよ~、別におかしい事なんて……」

澪「今まで唯が潰れた事なんてあったか……?」

律「この間の事かー、んー……じゃ、なんだ?もしかしてー……妊娠してるとか!?」

梓「り、律さん下品ですっ!変態ですっ!痴漢ですっ!犯罪ですセクハラです!」

律「ちょ……ひでぇ……」

澪「そんなの唯に限らずみんな相手作ってる暇もないだろ……私が心配なのは……クスリとか……副作用で吐き気とかあるって言うし……」



14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 19:57:17.42 ID:cFp459ElO
律「なっ!?そんな、大丈夫だって!唯もちょっとペース考えないで飲み過ぎただけだって!な、ムギもそう思うよな?」

紬「そうだといいけど……」

律「いいも何もそうだって!唯に限って私達が心配するような事ないって」

澪「そ、そうだな、確かに唯には似合わないよな」

律「そそ、じゃあ、唯待ってる間お茶でもしようぜ!」

この時ちゃんとみんなで話してたら……そう思うと、澪の心配を突っぱねた当時の私をぶん殴ってやりたい……
唯が苦しんだ分、私も苦しめば良かったんだ……


15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 20:15:48.44 ID:LQpwaO/SO
支援


16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 20:21:12.44 ID:cFp459ElO
>>15
あー、なんかすまん
苦し紛れになんて続け方したんだと自分が恐ろしくなるわ
気力続くまでは書くけど完走は約束出来ない、すまん


17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/28(水) 20:41:57.89 ID:cFp459ElO
律「唯はシドってタイプじゃねーよ、ロットンみたいになんかしばらく見ないと思ったら無人島で動物に屁とかかけたりしてさーwwwwww」

澪「ちょ……ロットンはそんな事しないだろ……去年来日してたし……」

梓「そうですよ!律さんじゃないんだから!するわけないですよ!」

律「え?澪も梓も知らねえの?向こうのバラエティーでやったみたいだぜ?なぁ?ムギ
それとこの梓私に対してなんかひどくね?」

紬「うふふ、残念だけどそうみたいね」

澪「ウソだろ……?ショックだ……」

梓「グスッ……そんな……ロットンが……」

律「え?梓泣くほどロットン好きなのかよ……意外だ……なんかごめん……」

私達がこんなくだらない話で盛り上がってる時も、唯はあの闇の中で苦しんでたんだよな……
今となっては悔やんでも遅いんだけど


 
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 21:29:35.11 ID:kHmFWbpqO
気力尽きるのハヤイ


20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/28(水) 21:40:14.02 ID:cFp459ElO
ごめんwwww
無職だから親にマンマたかってきたwwwwww
続き書きます


22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 21:56:30.90 ID:kHmFWbpqO
気力つきるのはやい


23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/28(水) 21:59:01.46 ID:cFp459ElO
律「唯おせーな……」
澪「まぁ、ここムギんちの倉庫だし、スタジオ代払ってるわけじゃないから」
律「澪もすっかり染まったな、まともなのは梓だけかー」
梓「zzz……グスッ……ロットン……zzz」律「うわ、泣き寝入りしてるし」
澪「かわいそうに……律のせいだな」
律「澪……何気にちょっと根に持ってるだろ……」

澪「別にーロットンとか好きじゃないしPMLのアルバムとか買ってないし、あのアルミのやつ」

律「わかったよ……謝るからもうやめて……」

ガタンッ

唯「はぁ……はぁ……お、おまたせ」
律「きた!メインボーカルきた!これで勝つる!おーい?梓も寝てないで練習するぞー?」
梓「ふゎーい……うぅぅ……ロットン……」
唯「あっ!ロットンってイギリスのテレビでお尻とか出してた人だよねー、私この間パソコンで見て笑っちゃった」
律「ちょ……唯それ地雷……」
梓「うっ……びええええええーーんっ!!!」
澪「うわあああああああんっ!!!」
律「ああ……もう……」


24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/28(水) 22:05:00.75 ID:cFp459ElO
その日はなんとか澪と梓をなだめて練習したんだけど
今思えばこの時から唯はおかしかったんだ……
走ってきたにせよ、いつもなら息を切らしながらも元気に「おまたせーっ!」て入ってくるはずなんだよ、いつもの唯なら……
それがその日は……
相変わらずギターはうまいし、歌だってもちろんかなりのもんだったけど、なんか、ちょっと唯っぽくないような
高校の時、風邪をひいて憂ちゃんが代わりに来た時みたいな
そんな違和感を感じたんだ



25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 22:08:57.29 ID:kHmFWbpqO
フロンティア


26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 22:28:07.40 ID:cFp459ElO
練習後、ムギの家でごちそうしてもらったんだけど、唯は腹減ってないとかで帰ってしまった

律「……」
梓「律さん、どうしたんですか?」
律「んー……ちょっと」
澪「やっぱり律もちょっとおかしいと思ったんだろ?」
律「ああ、一緒に音出してると……なんか……」
梓「やっぱり……澪先輩が言ったような事……あ、ありえませんよ!」
律「ムギはどう思う?」
紬「汗……」
律「え?」
紬「唯ちゃんいつも汗だくになってるけど……いつもは動けば飛んじゃうようなサラッとした感じの……でも、今日はもっとじめっとした……冷や汗みたいな……」

さすがにそこまで見てたのはムギだけだったけど、そのムギの言葉に私達は何も言えなかった
怖かったんだと思う


27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/28(水) 22:34:53.71 ID:cFp459ElO
怖かったんだ、そう、怖かった

唯に限ってそれはない

そう思ってれば、本当に何もないような気がして……
思い込みであって欲しい
私達は半分、いや、ほとんど祈るような気持ちで過ごした
もし、この悪い予感が当たってるなら早く対処しなきゃいけない、それはわかってたけど、誰一人唯に確かめる事が出来ないまま

私達の祈りは破れたんだ……


30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/28(水) 22:51:13.25 ID:cFp459ElO
最初に澪が唯の様子がおかしいと言い出してからもう2ヶ月ぐらい経っていた
その頃になるともう、少なくとも私達には唯が壊れ始めているのがわかっていた

唯「ねーねーみんな、お星様だよ、あんなに近く……」
律「ああ……ちょっと今日ライト眩しかったよな……」
梓「そうですね~私まだ目がチカチカします」
澪「……唯」
唯「澪ちゃんどうしたの?ほら、お星様……きれいだよ?」
澪「もうやめよ?唯……みんなも……知らないフリするのやめよう……」
律「な、なーに言ってんだよ澪、唯がどうしたって……」
梓「そ、そうですよ澪先ぱ……」
澪「唯、ちょっとカバン借りるぞ?」
唯「え?澪ちゃん?だ、だめだよ……それは」
澪「律、ムギ、唯押さえてて、梓は誰か来ないか見張ってて」
律「お、おい、澪、唯嫌がってるじゃんか、やめようぜ?」
紬「そ、そうよ澪ちゃん、落ち着いて……」
澪「うるさい!私の勘違いならそれでいいんだよ!」

この時の私は最低だった……
もし、唯のカバンにあってはいけない物が入ってても、それを咎める役は澪がやってくれる
そう思って少しほっとしちゃったんだ……


 
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/28(水) 23:07:29.67 ID:cFp459ElO
澪が唯のカバンの中身を一つ一つ机の上に並べていく……
その間の私の心境は判決を待つ被告みたいな感じだったと思う
もっとも、その心境に一番近いのは唯だったはずだけど

澪「これで全部……か」
律「ほ、ほら、何もなかったじゃんか……」
紬「そうみたいね……ほら澪ちゃん、唯ちゃんにカバン返してあげよ?」
澪「袖……」
律「ん?」
澪「律、ムギ、唯の袖捲ってみて……」

何も出て来なかった事に安心しかけた私の目に飛び込んだのは、小さなアザのようないくつもの跡だった……
私がそれを確認すると同時に、澪の手から何かのケースが滑り落ち、床でカシャンと音を立てた

澪「……んだよ……これ……」

涙で詰まったような澪の声はよく聞こえなかった

床に落ちたそれの中身は何かの粉末と注射器だった
ああ、やっぱり澪は泣いてるんだ
私は目の前が真っ暗になったような気がした


 
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/28(水) 23:26:34.08 ID:LQpwaO/SO
完結まで頑張れ支援


35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/28(水) 23:40:11.64 ID:cFp459ElO
涙が止まらなかった
澪も肩を震わせて、声も上げずに泣いてた
ムギはもう何もかも終わったみたいな顔してた

その時、一部始終を見ながら、胸を押さえて小刻みに息をしていた梓が倒れた

紬「いけない!過呼吸起こしてる!」

そう言うとムギは梓に駆け寄り、ビニール袋を口に当ててやり介抱した

唯「私のせいだ……ごめん、あずにゃん……みんな……ごめん……」

梓「唯……先輩……どうして……こんな……」

苦しそうに言う梓の目からは涙が零れていた

律「そうだよ……!唯……なんでだよっ!」

唯「ごめんなさい……ごめんなさい……」

泣きながら唯の肩を掴む私の目を見つめたまま、唯の目からも涙が流れていた
裏切られたと思った、怒鳴りつけてやりたかった、張り倒してやろうと思った
でも、指から伝わる唯の痩せた肩の感触が悲しくて、私は唯の痩せたというよりはやつれたという方がしっくりくる胸に頭を預けて声を上げて泣いた


36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/28(水) 23:49:49.77 ID:cFp459ElO
紬「りっちゃん……人が来るから……私も悲しいけど……ね?」
律「うっ……だってムギ……唯が……こんなに痩せて……私なんも気付いてやれなくて……」
澪「私も同じだ……本当は気付いてたのに……そんなはずないって……理由も聞かないで……友達失格だよ……」
梓「私だって、先輩達が何とかしてくれるって……ただ怖いからって……最低です……」
唯「やめてよみんな……私が悪いんだから……泣かないでよ……怒ってもいいから……泣かないで……」
律「怒ってるよ!
……でも、それ以上に悲しいんだよ……なんで、唯が……こんな……」

それっきり言葉を失ったみんなの嗚咽が部屋を埋め尽くした頃、唯がポツリポツリと話し始めた

唯「私、怖かったんだ」


37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/29(木) 00:03:26.97 ID:Gr7vK5L+O
支援


38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 00:04:41.81 ID:URJwPXkeO
唯「大学に入って、みんな違うトコだけど、ムギちゃんのおかげで一緒に集まって練習できて
の内あずにゃんの受験も終わって、色んな所でライブできて
私、本当に楽しくて……でも、楽しすぎて、怖くなっちゃって
私全然音楽の事知らなかったし、今まではなんとか一緒にできてたけど、その内置いてかれちゃうんじゃないかなって
ううん、みんな優しいからそんな事しないけど、だからこそ、みんなの邪魔するのが怖かった……
みんなで武道館行きたくても、私のせいで行けないかもって思ったら……私のままじゃだめだと思った……何かもっと別のモノにならないとって……」

律「それがこれか……」

唯「うん……本当はこんな事してもみんなは喜ばないって、わかってた……でも、みんなと一緒に武道館に行きたくて……」

澪「行かなくていい……唯にそんな思いさせてまで武道館なんか行きたくない!」

唯「澪ちゃん……」

律「そうだよ……ババアになっても体育館でいい……そんな事して唯が死んじゃったら……武道館なんか行ったって楽しくねえよ……」




39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 00:22:20.64 ID:URJwPXkeO
唯「そうだよね……みんな優しいから……こんな私の事」
梓「そんなんじゃないです!優しくなんか……!みんな唯先輩と一緒に居るのが楽しいから……だから……一緒に……勘違いしないで下さい!」
唯「あずにゃん……ごめんね……私もみんなの事大好きなのに……こんな泣かせるような……」
紬「そうよ唯ちゃん、本当に……心配したんだから」
唯「ムギちゃん……ごめんなさい……ごめんなさい……」
律「もういいよ唯、それよりこれからの事考えなきゃな……」
澪「そうだな、普通は病院だよな?でも、それじゃ唯が……」
梓「捕まっちゃいますよね……」
紬「大丈夫、手は打ってあるわ、みんながめそめそ泣いてる内にね」
律「なっ!?めそめそって、泣くだろここは……」
紬「泣きながらでも、出来る事はあるわよ?みんなは唯ちゃんの話を聞いてあげる係、私は次の手を打つ係ってところね、本当は私も唯ちゃんのお話聞いてあげてたかったから、ちょっと意地悪しちゃった」
澪「さすがムギ……」


40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 00:36:22.67 ID:URJwPXkeO
さわ子「お待たせー」
唯「え?さわちゃん先生?!」
さわ子「唯ちゃん元気ー?って元気なわけないわよね、そろそろ禁断症状で体Zuki☆Zukiってトコかしら?」
律「やめろよさわちゃん!」
澪「そうだよ!不謹慎だ!」
さわ子「うっさい!私は唯ちゃんのために会いたくもねえ野郎に頭下げてんだよ!てめーらめそめそ泣いてただけだろーが!それで友達思いの私を演出(笑)ってか?ふざけんな!」
律「相変わらずだなー……って言いたいトコだけど頭来た!表出ろよさわちゃん!」
紬「ちょ、ちょっとりっちゃん……(ヒソヒソ」
律「ええいムギ!止めるな……え?うん、あ……昔の男……?そ、そっか……なんかごめんさわちゃん……」
唯「ごめんなさい……」
さわ子「あー!!!ちくしょー!!!黒男憎い黒男憎い黒男憎い……」

黒男ってあのツギハギの先生の本名じゃなかったか?
まさかな、まさかだよな……


41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 00:51:45.65 ID:7clIugds0
読んでるよ
がんばれ


42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 00:53:18.14 ID:URJwPXkeO
私達は一旦ムギの家が持ってるビルの屋上からヘリに乗せられた
なんでも、もし途中で検問に引っかかったら面倒って事らしいけど、こっちの方が逆に目立たないか?

唯「うわー綺麗……」

唯は平気なフリして夜景を見てたけど、全身ひどい汗だ
辛いんだろうな……
唯のやってたヘロインの禁断症状は全身に激痛が走るらしい
散々心配かけた私達にこれ以上……と気を遣ったんだろうな……
声は小さかったし、顔も真っ青だったけど泣き言一つ口にしなかった

澪「下を、見なきゃ、大丈夫、下を見なきゃ怖くない……私が怖がると、唯が捕まる……」

怖がりの澪も唯のために目をつぶってなんか呪文みたいな事を言っていた
ほどなくして、ヘリが崖っぷちの小さな小屋に到着する
おい、ここってやっぱり……


44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/29(木) 01:14:05.57 ID:Gr7vK5L+O
支援


45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/29(木) 01:30:27.80 ID:mOUeCqsPO
支援


46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 01:31:44.65 ID:URJwPXkeO
黒男「ああ、君か」
さわ子「連絡したじゃない……」
黒男「それにしてもヘリで到着とは、君の生徒は何者だい?」
さわ子「私が知りたいわよ……そんな事より患者が先でしょ?」
黒男「そうだな、連れて来てくれ」

居た、ツギハギの先生!
ちっちゃな奥さんは寝てるみたいだけど間違いない、ツギハギの先生がさわちゃんの昔の彼氏だったんだ!

黒男「いつからやってる?頻度は?」
唯「二ヶ月ぐらい前から……最初は週に一回ぐらいだったけど最近じゃほとんど毎日……」
黒男「なるほど……」

ツギハギの先生は唯を一瞥して顔色を見ると、さわちゃんに私達を見ているようにと言って唯を別室に連れて行った


47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 01:54:43.97 ID:URJwPXkeO
しばらくしてツギハギの先生が戻って来た

黒男「たいした娘だよ、全く」
さわ子「唯ちゃんは大丈夫なの?」
黒男「それは今から話す」

まず先生は別室に行った途端唯が倒れた事を話した
全身の毛穴から針が突き出るような激しい痛みと悪寒の中、私達に心配をかけないように気力で持ちこたえていたんだろうという事だ
次に先生は唯の治療の事について説明した
よくわからなかったけど、メタなんとかっていう日本では手に入らない薬で禁断症状をやわらげるらしい

さわ子「でも、それって……結局その薬の中毒になっちゃうんじゃ……」
黒男「それはあの子次第だからなんとも言えないな、もちろん、私の方でも出来る限りそうならないよう加減はするがね」

ツギハギの先生も手を尽くしてくれるみたいだけど、結局は唯次第
そういう事みたいだ
唯、信じるからな!
またみんなで一緒にバンドやるんだからな!


48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 01:57:00.40 ID:URJwPXkeO
律「あ、あのっ!」
黒男「ん?」
律「私達、唯が治るまでここに見舞いに来ても……」
黒男「好きにすればいい、あの子だってツギハギの怪しい医師の顔を見てるより友達に会ってる方が気が紛れるだろう」
律「あ、ありがとうございます!」

みんなに「やったな!」と言うと早くもムギは何を差し入れるか考えはじめ
澪と梓は飛び跳ねて喜んだ
唯……毎日は来られないけど頑張れよ……
帰りもムギの家所有のヘリに乗った私達だったが、色々あって疲れたのと、ツギハギの先生に唯を預けて安心したのでいつの間にかみんな、澪まで怖いのを忘れて眠ってしまっていた


49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 01:59:29.22 ID:URJwPXkeO
※メタなんとかについてはWikipedia先生がヘロインの頁で教えてくれます
このスレで日本で認められてないヘロインの治療法について書くのはアレなので伏せました


51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/29(木) 02:20:42.87 ID:RcLowDC/O
またBJか


52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 02:24:24.85 ID:URJwPXkeO
それから、私達はしばらく唯の居る崖っぷちにあるツギハギ先生の自宅兼診療所に通った
ある日、唯からこんな話を聞いた

唯「ねーねーツギハギ先生はどうしてさわちゃん先生と別れちゃったの?」
黒男「子供は知らなくていいんだ」
唯「えー……私一応もうすぐ21だよ?」
黒男「21か、あの時のさわ子と同じぐらいか……」
唯「そうなの?それなら教えてよー」
黒男「仕方ないな、私の仕事が良くなかった、なんてことない理由さ」
唯「どうして?ツギハギ先生はすごい腕がいいって聞いたよ?」
黒男「そう聞いたならそうなんだろう、だが、私は免許を持ってないんだ」
唯「え?先生いつも車で出掛けるけど……」
黒男「そっちじゃなくて医師免許ってやつさ、医者の仕事をする時に必要になる」
唯「どうして?」
黒男「色々あってね」
唯「ええと……じゃあなんでその医師免許っていうのがないとさわちゃん先生と別れちゃうの?」
黒男「免許もないのに患者を取ってるやくざみたいな男と居たんじゃ、教師になる時に不便だろう」 唯「そっか……そうだね……それじゃ本当はツギハギ先生はさわちゃん先生の事……」
黒男「それは君の想像に任せるとして、君は大事な人と一緒に居られないような道を選んじゃいけない、わかったな?」
唯「うん……先生、私バカだったよ……あんな事しなくてもみんな私と一緒に居てくれたのに……」



53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 02:37:24.36 ID:URJwPXkeO
律「それって……つまりツギハギ先生はさわちゃんが嫌いになったわけじゃないって事?」
唯「そうなんじゃないかなあ」
澪「でも確かにツギハギ先生の言ってる事もわかる」
紬「なんか悲しいですね……」
唯「うん……でも、私みんなにそういう悲しい思いさせるとこだった、勝手に悩んで、バカだったよ……こんな私でも良かったら、またみんなとバンドやりたい……武道館じゃなくてもいいから、みんなと演奏したい」
澪「私達こそ、もっと早く気付いてあげられたのに……唯一人辛い思いさせちゃったな」
律「うん……だから、こんな私達で良かったら、また一緒にやって欲しい、こっちからお願いする」
梓「そうです唯先輩!また私達と一緒にやりましょうよ!お願いします!」
紬「そういう事だから、早く戻って来てね、唯ちゃん」

それからしばらくして、唯が崖っぷちの診療所を退院する日が来た


55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 03:02:29.87 ID:URJwPXkeO
黒男「よく頑張ったな」
唯「ツギハギ先生ありがとうございます!」
黒男「ところで治療費の件だが」
律「で、出た……」
澪「確かすごく高いんだよな……」
紬「アタッシュケース三つで足りるかしら?」
黒男「はじめに言わなかったこちらのミスだ、私とした事が久しぶりに惚れてた女の声を聞いて舞い上がっていたらしい」
唯「じゃあやっぱりツギハギ先生はさわちゃん先生の事……」
黒男「おっといけない、さわ子には黙っててくれないか?治療費はその口止め料という事でまけておこう、そういう事だから、早く行きたまえ」

私達はみんなでツギハギ先生にお礼を言って、先生の自宅兼診療所を後にした
唯はさっさと中に戻ってしまったツギハギ先生に向かって、それでも診療所が見えなくなるまで何度も振り返って手を振っていた


56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 03:31:08.29 ID:URJwPXkeO
それからまたしばらくの月日が経った
唯はあれからすぐバンドに復帰して、前以上に楽しんでるみたいだ
それは他のみんなも同じみたいで、そんなみんなと演奏するのが楽しくて、カレンダーが進むのすら早く感じた
余談だが梓は相変わらずみんなを先輩と呼ぶのに私だけ律さんだ、なんとも腑に落ちないが、とにかくそんな私達にも一つの節目がやってきた

律「なんかさーあっと言う間だったよなー」
澪「そうだな」
梓「なんか寂しいような気がします……」
紬「そうね……」
律「かと言って、そろそろだと思ってた所だし、この機会にさ……」
澪「そうだな……」
梓「この生活もあと僅かなんですね……みんな卒業して……」

唯「みんなお待たせーっ!あれ?どうしたのなんかみんなしんみりして」
律「唯は寂しくないのかよ?ほら、色々あったし、さ……」
梓「そ、そうですよ!私以外みんな卒業しちゃうし……」
唯「どうして?私は色々あったからこそ楽しみだけどなー


メジャーデビュー」


59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 03:47:48.23 ID:URJwPXkeO
梓「それはもちろんですけど!私は複雑なんです!私だけ卒業してないし!忙しくなったら卒業危ない!」
澪「卒論だけなら、ちょっときついかも知れないけど無理ではないだろ……」
梓「いえ……それが……」
紬「もしかして授業残ってるの……?」
梓「ええ……大分……」
律「大学入ってから梓が一番張り切って練習してたからなー」
梓「だって先輩達は私が受験してる間練習あまり出来なかった分単位いっぱい取れたじゃないですか!ずるいです!」
紬「梓ちゃん……人間諦めが肝心よ?」
梓「諦めたくありません!」
澪「ま、まぁ、しばらくはバンドで食べられるだろうし、な?」
梓「だといいですけど……」
唯「そうだよあずにゃん!あずにゃん可愛いからバンド売れなくても副業でアイドルとかでも……」
梓「そういうチャラチャラしたのはダメです!やるからにはバンド一筋で行かないと!」
律「まぁ私なんか卒業したところでバンドで食えなきゃ終わりだからさ、気にすんなよ梓!」
梓「それはちょっと気にして下さい!あと、律さんと一緒にしないで下さい!」

アマチュア生活も終わりか……そう思って少ししんみりしてたけど、唯が居ると寂しがってる暇もないほど楽しいんだよな
やっぱり、唯が居ると楽しいって思ったみんなの目は間違ってなかった
なんか一匹騒いでるのが居るけど、何とかなるだろ
だって私達には唯が居るから
桜高軽音部の仲間だから……


60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 03:53:52.66 ID:URJwPXkeO
和「なにこれくどい……」

おわり


61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/10/29(木) 03:58:00.98 ID:9KqfSxy80
おつかれ


 
 
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/29(木) 17:02:43.40 ID:9HU+zsvwO

よかった


73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/10/29(木) 18:27:59.62 ID:Gr7vK5L+O


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          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年02月02日 02:08
          • モチベーション低い割には細かく書き込んでるよなぁ
            なかなか

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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